JP4146094B2 - 自動車用ドアロックの操作装置 - Google Patents

自動車用ドアロックの操作装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4146094B2
JP4146094B2 JP2001004127A JP2001004127A JP4146094B2 JP 4146094 B2 JP4146094 B2 JP 4146094B2 JP 2001004127 A JP2001004127 A JP 2001004127A JP 2001004127 A JP2001004127 A JP 2001004127A JP 4146094 B2 JP4146094 B2 JP 4146094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unlocking
locking
vehicle
state
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001004127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002205545A (ja
Inventor
響 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2001004127A priority Critical patent/JP4146094B2/ja
Publication of JP2002205545A publication Critical patent/JP2002205545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4146094B2 publication Critical patent/JP4146094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア開扉操作手段の操作を有効または無効に制御する施解錠制御手段を備えた自動車用ドアロックの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような装置としては、例えば、特許第2630896号公報に記載されているようなものがある。すなわち、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、該ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態と、施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態とを記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置である。
【0003】
この自動車用ドアロックの操作装置は、施解錠制御手段が解錠を記憶している時、車両の走行状態を検知する停車確認手段である車速センサーが走行状態を検出するとドア開扉操作手段を無効にし、停車状態ではドア開扉操作手段を有効としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の自動車用ドアロックの操作装置にあっては、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時は、車速センサーが停車状態を検出していても施錠状態の記憶を維持するので、開扉時には、いちいち施解錠ノブを解錠操作する必要があり、開扉操作が煩わしいものとなっている。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に着目したもので、安全性を確保しながら操作性を向上した自動車用ドアロックの操作装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、運転席以外のドアの停車確認手段は、エンジンが停止状態の時オンとなり且つ稼動状態の時オフとなるエンジンスイッチと、シフトレバーがパーキングポジションの時オンとなり且つパーキングポジション以外のポジションの時にオフとなるパーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキが作動状態の時オンとなり且つ不作動状態の時オフとなるパーキングブレーキスイッチと、フットブレーキが作動状態の時オンとなり且つ不作動状態の時オフとなるフットブレーキスイッチとからなり、前記制御回路は、エンジンスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチと、フットブレーキスイッチとの全てがオフで、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記スイッチの何れかがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、運転席以外のドアの車内側のドア開扉操作手段の操作時の停車確認手段を、エンジンスイッチ、パーキングポジションスイッチ、パーキングブレーキスイッチ、フットブレーキスイッチとし、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度ドア開扉操作手段の操作が検出される時は、降車の意思が確実と判断し、その時にエンジンスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチと、フットブレーキスイッチとの全てが検知されるので、エンジンスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチと、フットブレーキスイッチとの全てが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。前記スイッチの何れかがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる
【0010】
請求項2記載の発明は、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、前記停車確認手段は、走行状態の時オフとなり且つ停車状態の時オンとなる車速センサーであり、前記制御回路は、車速センサーがオフを検出して車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記車速センサーがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、前記停車確認手段が車速センサーであるので、自動車の停車状態を速度で確認することが出来、確実な停車確認が出来る。更に、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に、再度車内側のドア開扉操作手段が操作された時は、降車の意思が確実と判断し、その時に車速センサーが検知されるので、車速センサーが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。この車速センサーがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる。
【0012】
請求項3記載の発明は、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、前記停車確認手段は、エンジンが停止状態の時オンとなり且つ稼動状態の時オフとなるエンジンスイッチであり、前記制御回路は、エンジンスイッチがオフを検出して車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記エンジンスイッチがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、前記停車確認手段がエンジンスイッチであるので、自動車の停車状態をエンジンの稼動状態で確認することが出来、確実な停車確認が出来る。更に、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作が検出される時は、降車の意思が確実と判断し、その時にエンジンスイッチが検知されるので、エンジンスイッチが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。このエンジンスイッチがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる。
【0014】
請求項4記載の発明は、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、運転席ドアの停車確認手段は、イグニッションキーがイグニッションキーシリンダーに挿入されていない時にオンとなり且つ挿入されるとオフとなるイグニッションスイッチ、パーキングブレーキが作動状態である時にオンとなり且つ不作動状態の時オフとなるパーキングブレーキスイッチ及びシフトレバーがパーキングポジションの時にオンとなり且つパーキングポジション以外のポジションの時にオフとなるパーキングポジションスイッチとからなり、前記制御回路は、イグニッションスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチとの全てがオフで、運転席ドアの車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記スイッチの少なくとも一つがオフ或いは全てがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、運転席ドアの車内側のドア開扉操作手段の操作時における停車確認手段を、イグニッションスイッチ、パーキングブレーキスイッチ、パーキングポジションスイッチとし、前記スイッチの全てがオフの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効としたので、確実に停車確認ができ信頼性が向上する。更に、運転席ドアの車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作が検出される時は、降車の意思が確実と判断し、その時にイグニッションスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチとの全てが検知されるので、イグニッションスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチとの全てが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。前記スイッチの少なくとも一つがオフ或いは全てがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用ドアロックの操作装置であって、前記制御回路には、ウインドウパネルが全閉状態にある時オンとなり且つ全閉状態以外の状態の時オフとなるウインドウスイッチと、サンルーフが全閉状態にある時オンとなり且つ全閉状態以外の状態の時オフとなるサンルーフスイッチと、照明用のライト類が消灯状態である時オンとなり且つ消灯状態以外の状態の時オフとなするライトスイッチと、ドアが閉状態の時オンとなり且つ閉状態以外の状態の時オフとなるドアスイッチとからなるチェック手段を備え、前記チェック手段の各スイッチの少なくとも一つがオフの時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効とすることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、停車確認手段に加えてウインドウスイッチ、サンルーフスイッチ、ライトスイッチ、ドアスイッチからなるチェック手段を備え、車内側のドア開扉操作手段の操作を検出した時でも、前記チェック手段の各スイッチの少なくとも一つがオフの時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効とするので、ウインドウやサンルーフの閉め忘れ及び半ドアを防止でき防盗性が向上するとともに、ランプの消し忘れによるバッテリーの無駄な消費を防止できる。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用ドアロックの操作装置であって、前記制御回路には、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効となった時、無効信号を出力した前記停車確認手段またはチェック手段の各スイッチに対応する警告を行う警告手段を有することを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効となった時、無効信号を出力した前記停車確認手段または各スイッチに対応する警告を行うので、無効原因を容易に認識して対応することが可能となり、安全性を向上する。
【0020】
請求項7記載の発明は、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、前記停車確認手段は、シフトレバーが、リバースポジションの時にオンとなり且つリバースポジション以外のポジションの時にオフとなるリバースポジションスイッチと、走行状態の時オフとなり且つ停車状態の時オンとなる車速センサーとからなり、前記車速センサーがオフであっても、速度が所定値以下であり、かつ前記リバースポジションスイッチがオンである時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、走行状態、つまり、前記車速センサーがオフであっても、速度が所定値以下であり且つ前記リバースポジションスイッチがオンである、例えば車庫入れ作業の時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、ドアを開扉して後方を確認しながら車庫入れ作業が行え、利便性が向上する。
【0022】
請求項8記載の発明は、ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、前記停車確認手段は、シフトレバーがリバースポジションの時オンとなり且つリバースポジション以外のポジションの時にオフとなるリバースポジションスイッチと、パーキングブレーキが作動状態の時オンとなり且つ不作動状態の時オフとなるパーキングブレーキスイッチと、エンジンが停止状態の時オンとなり且つ稼動状態の時オフとなるエンジンスイッチとを備え、前記リバースポジションスイッチがオンであり、かつパーキングブレーキスイッチがオフであっても、前記エンジンスイッチがオフの時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、エンジンが稼動状態であっても、パーキングブレーキが解除され且つリバースポジションスイッチがオンである、例えば車庫入れ作業の時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、ドアを開扉して後方を確認しながら車庫入れ作業が行え、利便性が向上する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図1乃至図8の図面に基づいて説明する。自動車の車体には、図5に示すように、ドアAが前端をドアヒンジ(図示略)によって開閉可能に枢着されている。ドアAの後端には、図7及び図8に示すように、ドアロック1が固着され、箱状のボディ本体1aの内部には、車体側に固着されたストライカ(図示略)と係脱可能なラッチ(図示略)及びラッチと係脱可能なロッキングプレート(図示略)から構成される噛合機構が収納されている。
【0033】
噛合機構の一部をなすロッキングプレートの解除端部1bは、ボディ本体1aに穿設されたスリット1cに摺動可能に挿通して、ボディ本体1aに一体的に固設された駆動手段をなすアクチュエータ2の解除レバー2aに当接可能に突出している。アクチュエータ2は、モータ及び減速機構を収納して構成され、モータの回転を減速して解除レバー2aを図8において矢示方向に移動させることにより、ロッキングプレートを解除方向に移動させて、ラッチとストライカとの係合を外して、ドアAの開扉を行うことができる。
【0034】
図5及び図6に示すように、ドアAのアウターパネルA1に設けられた「ドア開扉操作手段」をなすアウトサイドハンドル3は、エスカッション4に所定の範囲回動可能に枢着され、その端部3aは、アウトサイドハンドル3の図6において矢示方向に回動操作されたことを検出するアウトサイドスイッチ(開扉スイッチ)5の検知レバー5aに連結されている。図7に示すように、ドアAの車内側のパネルA2には、「車内側のドア開扉操作手段をなすインサイドハンドル6が所定量回動可能に枢着され、その端部6aは、インサイドハンドル6の操作を検出する図1に示すインサイドスイッチ(開扉スイッチ)7に連結されている。
【0035】
ドアAの車内側に設けられた施解錠操作スイッチ(施解錠操作手段)8は、タッチ操作で施錠操作及び解錠操作が可能であり、施錠操作により施解錠操作スイッチ8の施錠スイッチ8a(図1)がオンすると、その施錠信号はメイン制御部14(図1)の入力ポートに入力され、また、解錠操作により解錠スイッチ8b(図1)がオンすると、解錠信号はメイン制御部14の入力ポートに入力される。
【0036】
次に図1に基づいて、各ドアに設置される制御回路B(図7)の説明を行う。制御回路Bのメイン制御部14には、施解錠操作スイッチ8の施錠スイッチ8aがオンすると、その操作を記憶して施錠状態を記憶するとともに、施錠状態の時、解錠スイッチ8bがオンすると、施錠状態をリセットして解錠状態を記憶する施解錠記憶回路(施解錠制御手段)18を有している。施解錠記憶回路18には、施解錠操作スイッチ8の施錠スイッチ8aと解錠スイッチ8bとが、メイン制御部14の入力ポートを介し接続されている。さらに、メイン制御部14には、インサイドスイッチ7が接続されるタイマー20を有し、後述するチェック手段Yを有効とするか無効とするかの選択を行う機能選択部21を有する。
【0037】
インサイドスイッチ7とアウトサイドスイッチ5とがメイン制御部14の入力ポートに接続されている。インサイドスイッチ7は、さらに1回目の開扉操作と2回目の開扉操作の間隔を計時するタイマー20に接続されている。
【0038】
図1に示すように、エンジンが停止状態の時にオンするエンジンスイッチ22と、フットブレーキが踏まれている時オン信号を出力するフットブレーキスイッチ23と、イグニッションキーシリンダーにキープレートが挿入されていない時オン信号を出力するイグニッションスイッチ24と、パーキングブレーキが作動している時にオン信号を出力するパーキングブレーキスイッチ25とが、メイン制御部14の入力ポートにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように接続されている。
【0039】
また、シフトレバーのシフトポジションがパーキング位置にある時オン信号を出力するパーキングポジションスイッチ26と、同じくシフトレバーのシフトポジションがリバース位置にある時オン信号を出力するリバースポジションスイッチ27とがメイン制御部14の入力ポートにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように接続されている。
【0040】
また、自動車の走行状態を検出するとオフ信号を出力し同時に速度データを出力すると共に、停車状態を検出するとオン信号を出力する車速センサー28がメイン制御部14の入力ポートにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように接続されている。
【0041】
以上のエンジンスイッチ22、フットブレーキスイッチ23、イグニッションスイッチ24、パーキングブレーキスイッチ25、パーキングポジションスイッチ26、リバースポジションスイッチ27,車速センサー28により停車確認手段Xが構成されている。
【0042】
また、各ドアAに昇降自在に支持されたウインドウパネルの全閉状態でオン信号を出力するウインドウスイッチ29がメイン制御部14の入力ポートにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように接続されている。ウインドウスイッチ29は、ウインドウパネルを昇降自在に支持するウインドウレギュレータ(図示省略)に取り付けられている。
【0043】
各ドアAの全閉状態でオン信号を出力するドアスイッチ30がメイン制御部14の入力ポートに状態に応じた信号を入力するように接続されている。各ドアAの全閉状態でオン信号を出力するドアスイッチ30がメイン制御部14の入力ポートに状態に応じた信号を入力するように接続されている。
【0044】
ルーフパネルを開閉自在に支持するサンルーフ装置(図示省略)のルーフパネルの全閉位置でオン信号を出力するサンルーフスイッチ31がメイン制御部14の入力ポートにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように接続されている。
【0045】
ランプ類が消灯状態の時オン信号を出力するライトスイッチ32がメイン制御部14の入力ポートに状態に応じた信号を入力するように接続されている。
【0046】
以上のウインドウスイッチ29、ドアスイッチ30、サンルーフスイッチ31、ライトスイッチ32によりチェック手段Yが構成され、降車の際のライトの消し忘れ、ウインドウパネルやサンルーフの閉じ忘れ、ドアの不完全閉扉状態である半ドアを防止することが出来る。
【0047】
また、チェック手段Yを作動または停止に選択可能な機能選択スイッチ19がメイン制御部14の機能選択部21に接続されている。この機能選択スイッチ19がオン信号を出力することにより、機能選択部21はチェック手段Yを有効とし、機能選択スイッチ19がオフ信号を出力することにより、チェック手段Yを無効とするようになっている。
【0048】
リレー等により構成される負荷制御部17に接続されるアクチュエータ2のモータ13は、メイン制御部14の出力ポートからハイレベルの信号が出力されることにより、負荷制御部17がオン状態になって、電源15からの電源が供給されて回転して、アクチュエータ2の解除レバー2aを矢示方向に回動させる。電圧変換部16は、メイン制御部14に所定の電圧の電源を供給する。
【0049】
メイン制御部14の出力ポートには、警告手段Zであるエンジン稼動警告ランプ33、イグニッション警告ランプ34、パーキングブレーキ警告ランプ35、パーキングポジション警告ランプ36、車速警告ランプ37、ウインドウ警告ランプ38、ドア警告ランプ39、サンルーフ警告ランプ40、ライト警告ランプ41の各警告ランプが接続されている。これらの警告ランプは、停車確認手段Xやチェック手段Yからの信号でインサイドハンドル6の開扉操作が無効になった時、その無効原因に対応する警告ランプが点灯するよう設定されている。
【0050】
次に、図2〜図4に示すフローチャートを参照して作用について説明する。
【0051】
フローチャートの中で、警告を行うステップS21とステップS39は、1ステップとして示したが、実際はインサイドハンドル6の開扉操作を無効と判断した複数のステップからの無効原因に対応してエンジン稼動警告ランプ33、イグニッション警告ランプ34、パーキングブレーキ警告ランプ35、パーキングポジション警告ランプ36、車速警告ランプ37、ウインドウ警告ランプ38、ドア警告ランプ39、サンルーフ警告ランプ40、ライト警告ランプ41を点灯させるようになっている。
【0052】
ステップS1において、施解錠操作スイッチ8の解錠スイッチ8bが解錠操作されて解錠状態(図2で「解錠状態か?」と略して表示してある)であれば、YESであるから、施解錠記憶回路18が解錠状態を記憶(ステップS2)している。ステップS3で、施錠操作をしたかの確認で、NOであれば、解錠状態にあって、ステップS4に進む。ステップS4で、アウトサイドハンドル3またはインサイドハンドル6を開扉操作(図2で「開扉操作したか?」と略して表示してある)して、アウトサイドスイッチ5またはインサイドスイッチ7がオンした時はYESであるからステップS5に進む。ステップS5で、車速センサー28が車両の停車状態を検出(図2で「車速センサーONか?」と略して表示してある)していれば、NOの信号を出すので、ステップS6に進み、アクチュエータ2のモータ13がロック解除作動して、解除レバー2aがドアロック1のロッキングプレートを解除方向に移動させ、ドアロック1の噛合機構を解除して、ドアAが開扉される。
【0053】
再び、ステップS1において、施錠状態であると、NOであるから、ステップS8に進む。また、再びステップS3において、施錠操作をしたかの確認で、YESであれば、施錠状態にあって、ステップS8に進む。更に、ステップS5において、車速センサー28が車両の走行状態を検出すると、NOの信号を出すので、ステップS7にて施錠作動し、ステップ8に進む。
【0054】
ステップS8では、施解錠記憶回路18が施錠状態を記憶しているので、ステップS9において、対象となっているドアAが運転席ドアか運転席以外のドアか確認(図2において「運転席ドアか?」と略して表示してある)し、運転席ドアの場合は、YESであるから、図3のフローチャートの▲1▼に進み、運転席以外のドアの場合は、NOであるから、図4のフローチャートの▲2▼に進む。
【0055】
(運転席ドアの場合)
ステップS10において、インサイドハンドル6が開扉操作されたか確認(図3では「インサイドハンドル開扉操作したか?」と表示してある)して、インサイドハンドル6を操作してインサイドスイッチ7がオンとなった時には、YESであるからステップS11に進み、操作していなければNOであるから、何度も繰り返し確認をすることになる。
【0056】
ステップS11において、車速センサー28がオンであるか否かを確認(図3では「車速センサーONか?」と略して表示してある)する。オンであれば、停車状態を検出したことになるので、YES信号となって、ステップS12に進む。
【0057】
ステップS12において、エンジンスイッチ22によりエンジン稼動中か否かを確認(図3では「エンジン稼動中か?」と略して表示してある)する。エンジンスイッチ22がオンで、エンジンが停止している状態を検出していれば、NO信号となって、ステップS13に進む。
【0058】
ステップS13において、パーキングブレーキスイッチ25がオン(図3では「P brake ON」と略して表示してある)でかつパーキングポジションスイッチ26がオン(図3では「シフトはP pos か?」と略して表示してある)であるか確認する。パーキングブレーキスイッチ25がオンでかつパーキングポジションスイッチ26がオンの時は、YESの信号となって、ステップS14に進む。
【0059】
ステップS14において、イグニッションスイッチ24がオンで、キープレートがイグニッションキーシリンダーに挿入されているかを確認(図3では「IGN有りか?」と略して表示してある)する。このステップS13及びステップS14は、自動車が停車状態か否かを確認する停車確認手段Xを構成するものであり、イグニッションスイッチ24がオンでキープレートがイグニッションキーシリンダーに挿入されていない場合は、NO信号を出し、ステップS15に進む。
【0060】
ステップS15において、チェック手段Yであって、ウインドウスイッチ29、ドアスイッチ30、サンルーフスイッチ31、ライトスイッチ32の状況を確認(図3では「Window、Light 等の忘れ有りか?」と略して表示してある)する。チェック手段Yの全てのスイッチがオンの場合、NO信号を出し、異常なしと判断してステップS16に進み、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0061】
再びステップS11で、車速センサー28がオフで、車両の走行状態を検出していれば、NO信号により、ステップS17に進み、リバースポジションスイッチ27がオンで車速が所定値以下か確認(図3では「バック&低速か?」と略して表示してある)する。これは、車庫入れ作業中など低速で後退している最中か否かの確認を行うものである。
【0062】
ステップS17において、車速が所定値以上かリバースポジションスイッチ27がオフの場合は、NO信号により解錠はされず、インサイドハンドル6の操作を無効にして、ドアAの開扉を不能にする。一方、ステップS17において、車速が所定値以下及びリバースポジションスイッチ27がオンの場合は、車庫入れ作業中など低速で後退している最中と判断して、ステップS18に進み、解錠してインサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることを可能とする。
【0063】
再び、ステップS12において、エンジンスイッチ22がオフで、エンジンが稼動している状態を検出していれば、YES信号となって、ステップS19に進む。
【0064】
ステップS19において、リバースポジションスイッチ27がオンでパーキングブレーキスイッチ25がオフか確認(図3で「バック&P brake OFFか?」と略して表示してある)する。これは車庫入れ作業中か否かの確認を行うものである。パーキングブレーキスイッチ25がオフかつリバースポジションスイッチ27がオンの場合は、YES信号を出し、車庫入れ作業中と判断し、ステップS20に進み、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開け後方を確認することができる。
【0065】
一方、ステップS19において、パーキングブレーキスイッチ25がオンかリバースポジションスイッチ27がオフの場合は、NO信号を出し、解錠はされず、インサイドハンドル6の操作を無効にして、ステップS21に進み、警告ランプ35を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。
【0066】
再び、ステップS13において、パーキングブレーキスイッチ25がオフかパーキングポジションスイッチ26がオフの場合は、NO信号を出し、ステップS21に進み、対応する警告ランプ35、36を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。
【0067】
また、再びステップS14において、イグニッションスイッチ24がオンでキープレートがイグニッションキーシリンダーに挿入されている場合は、YES信号を出し、ステップS21に進み、警告ランプ34を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。
【0068】
また、再びステップS15において、ウインドウスイッチ29、ドアスイッチ30、サンルーフスイッチ31、ライトスイッチ32のうち、いずれか一つでもオフであれば、YES信号を出し、ウインドウまたはサンルーフの閉め忘れ、ライトの消し忘れ、ドアの不完全閉扉状態かのいずれかと判断し、ステップS22に進み、ステップS22で、機能選択スイッチ19を確認(図3で「機能選択スイッチONか?」と略して表示してある)し、機能選択スイッチ19がオンの場合は、YES信号を出し、チェック手段Yの判断はそのまま有効とされて、ステップS21に進み、対応する警告ランプ38、39、40、41を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。ステップS22で、機能選択スイッチ19がオフの場合は、チェック手段Yの判断は無効とされてNO信号を出し、全てのスイッチがオンの状態と同じ状態となり、ステップS16に進んで、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0069】
次に、インサイドハンドル6の開扉操作が一度無効と判断された後、2回目のインサイドハンドル6の開扉操作で、解錠しインサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることが可能な動作について説明する。
【0070】
ステップS21で、インサイドハンドル6の開扉操作が一度無効と判断されて警告が行われた後には、ステップS23で2回目のインサイドハンドル6の開扉操作が行われるか否かを確認(図3では「2度目のインサイド検出か?」と略して表示してある)する状態になっている。ステップS23がNO信号を出す状態であると、ステップS24に進む。ステップS24では、警告が発せられてからの経過時間が、所定時間内であるか否かを確認(図3で「待ち時間経過か?」と略して表示してある)し、所定時間内であればNO信号を出し、ステップS23,24を繰り返して、所定の待ち時間以内に限り、2回目のインサイドハンドル6の開扉操作が許容される。ステップS24において、タイマー20により設定された待ち時間が経過すると、YES信号を発して、それ以後のインサイドハンドル6の開扉操作は無効となる。
【0071】
ステップS23で、2回目のインサイドハンドル6の開扉操作が行われると、YES信号が発せられて、ステップS25に進む。ステップS25では、パーキングブレーキスイッチ25の状況を確認(図3で「P brake ONか?」と略して表示してある)する。ステップS25において、パーキングブレーキスイッチ25がオンの場合、YES信号を出し、ステップS26に進む。
【0072】
ステップS26において、イグニッションスイッチ24がオフか確認(図3で「IGNキー有りか?」と略して表示してある)する。イグニッションスイッチ24がオンでキープレートがイグニッションキーシリンダーに挿入されていない場合は、NO信号を出して、ステップS27に進み、チェック手段Yを確認する。
【0073】
ステップS27は、チェック手段Yであって、ウインドウスイッチ29、ドアスイッチ30、サンルーフスイッチ31、ライトスイッチ32の状況を確認する。チェック手段Yの全てのスイッチがオンの場合、異常なしと判断してNO信号を発し、ステップS16に進んで、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0074】
再び、ステップ25において、パーキングブレーキスイッチ25がオフの場合、NO信号を発し、ステップS30に進んで、警告ランプ35を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。
【0075】
ステップS26において、イグニッションスイッチ24がオフでキープレートがイグニッションキーシリンダーに挿入されている場合は、YES信号を発して、ステップS29に進み、パーキングポジションスイッチ26がオンか確認(図3で「シフトはP posか?」と略して表示してある)する。
【0076】
ステップS27において、チェック手段Yであるウインドウスイッチ29、ドアスイッチ30、サンルーフスイッチ31、ライトスイッチ32のいずれかのスイッチがオフであれば、ウインドウまたはサンルーフの閉め忘れ、ライトの消し忘れ、ドアの不完全閉扉状態かのいずれかと判断し、YES信号を発してステップS28に進み、機能選択スイッチ19を確認し、機能選択スイッチ19がオンの場合、即ちYES信号を発すると、ステップS21に進み、対応する警告ランプ38、39、40、41を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。機能選択スイッチ19がオフの場合、即ちNO信号を発すると、チェック手段Yの判断は無効とされて、全てのスイッチがオンの場合と同じ状態となり、ステップS16に進んで、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0077】
再びステップS29において、パーキングポジションスイッチ26がオンの場合は、YES信号を発して、ステップS27に進み、チェック手段Yを確認する。一方パーキングポジションスイッチ26がオフの場合は、NO信号を発して、ドアAの開扉を不能にする。
【0078】
(運転席以外のドアの場合)
ステップS31において、インサイドハンドル6が開扉操作されたか確認(図4では「インサイドハンドル開扉操作したか?」と表示してある)して、インサイドハンドル6を操作してインサイドスイッチ7がオンとなった時には、YESであるからステップS32に進み、操作していなければNOであるから、何度も繰り返し確認をすることになる。
【0079】
ステップS32において、車速センサー28で自動車の走行状態を確認(図3では「車速センサーONか?」と略して表示してある)する。車速センサー28がオンであれば、停車状態を検出したことになるので、YES信号となって、ステップS33に進む。
【0080】
ステップS33において、エンジンスイッチ22によりエンジン稼動中か否かを確認(図4では「エンジン稼動中か?」と略して表示してある)する。エンジンスイッチ22がオンで、エンジンが停止している状態を検出していれば、NO信号となって、ステップS34に進む。
【0081】
ステップS34において、フットブレーキスイッチ23がオン(図4では「フットブレーキ作動中か?」と略して表示してある)であれば、踏み込まれているので、YES信号を発し、ステップS35に進み、ステップS35において、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0082】
ステップS34において、フットブレーキスイッチ23がオフの場合は、NO信号を発し、ステップS36に進む。
【0083】
ステップS36において、パーキングポジションスイッチ26によりシフト位置がパーキングポジションかを確認(図4で「シフトはP posか?」と略して表示してある)する。パーキングポジションスイッチ26がオンの場合は、YES信号を発し、ステップS35に進み、ステップS35において、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0084】
ステップS36において、パーキングポジションスイッチ26がオフの場合は、NO信号を発し、ステップS37に進む。
【0085】
ステップS37において、パーキングブレーキスイッチ25によりパーキングブレーキが作動しているか確認(図4で「P brake ONか?」と略して表示してある)する。パーキングブレーキスイッチ25がオンの場合は、YES信号を発し、ステップS35に進み、ステップS35において、解錠し、インサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。
【0086】
ステップS37において、パーキングブレーキスイッチ25がオフの場合は、NO信号を発し、ステップS39に進み、警告ランプ35、36を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。なお、フットブレーキに対応する警告ランプは、フットブレーキスイッチ23の状況を見る条件が他の条件と並列に見る補助的なものであるので省略されている。
【0087】
すなわちステップS34、ステップS36、ステップS37においては、フットブレーキスイッチ23、パーキングポジションスイッチ26、パーキングブレーキスイッチ25のいずれか一つがオンであれば、解錠し、開扉操作を有効とし、全てがオフの時だけ警告を行い、ドアAの開扉を不能にする。
【0088】
ステップS32で、車速センサー28がオフで車両の走行状態を検出した場合は、NO信号を発して、ステップS38に進み、警告ランプ37を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。
【0089】
ステップS33で、エンジンスイッチ22がオンの場合は、YES信号を発して、ステップS39に進み、警告ランプ33を点灯し、ドアAの開扉を不能にする。
【0090】
次に一度インサイドハンドル6の開扉操作が無効と判断された後、2回目のインサイドハンドル6の操作で、解錠しインサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることが可能な動作について説明する。
【0091】
一度インサイドハンドル6の開扉操作が無効と判断され警告が行われ(ステップS39)た後でも、待ち時間以内に限り(ステップS41)2回目のインサイドハンドル6の開扉操作が許容される(ステップS40)。ステップS41において待ち時間が経過すると、それ以後のインサイドハンドル6の開扉操作は無効となる。
【0092】
ステップS40において、タイマー20により設定される待ち時間以内に2回目のインサイドハンドル6の開扉操作が検出された場合、車速センサー28で自動車の走行状態を確認(ステップS42)する。
【0093】
ステップS42において、車速センサー28がオンで停車状態を検出していれば、解錠しインサイドハンドル6の操作を有効にして、ドアAを開けることができる。一方車速センサー28がオフで車両の走行状態を検出した場合、ドアAの開扉を不能にする。
【0094】
本実施形態にあっては、チェック手段としてウインドウスイッチ29、サンルーフスイッチ31、ドアスイッチ30、ライトスイッチ32を確認しているが本発明はこれに限定されることなく、他の車載機器の状況を確認しても良いことは勿論である。
【0095】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、運転席以外のドアの車内側のドア開扉操作手段の操作時の停車確認手段を、エンジンスイッチ、パーキングポジションスイッチ、パーキングブレーキスイッチ、フットブレーキスイッチとし、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度ドア開扉操作手段の操作が検出される時は、降車の意思が確実と判断し、その時にエンジンスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチと、フットブレーキスイッチとの全てが検知されるので、エンジンスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチと、フットブレーキスイッチとの全てが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。前記スイッチの何れかがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる
【0097】
請求項2記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、前記停車確認手段が車速センサーであるので、自動車の停車状態を速度で確認することが出来、確実な停車確認が出来る。更に、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に、再度車内側のドア開扉操作手段が操作された時は、降車の意思が確実と判断し、その時に車速センサーが検知されるので、車速センサーが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。この車速センサーがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる。
【0098】
請求項3記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、前記停車確認手段がエンジンスイッチであるので、自動車の停車状態をエンジンの稼動状態で確認することが出来、確実な停車確認が出来る。更に、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作が検出される時は、降車の意思が確実と判断し、その時にエンジンスイッチが検知されるので、エンジンスイッチが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。このエンジンスイッチがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる。
【0099】
請求項4記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、運転席ドアの車内側のドア開扉操作手段の操作時における停車確認手段を、イグニッションスイッチ、パーキングブレーキスイッチ、パーキングポジションスイッチとし、前記スイッチの全てがオフの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効としたので、確実に停車確認ができ信頼性が向上する。更に、運転席ドアの車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作が検出される時は、降車の意思が確実と判断し、その時にイグニッションスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチとの全てが検知されるので、イグニッションスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチとの全てが常に検知可能状態でなくても良く、システム自体が簡素化でき、その分原価低減が図れる。前記スイッチの少なくとも一つがオフ或いは全てがオンと検知すれば、かって操作無効とされていても、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、安全性が確保されると共に操作が簡単となる。
【0100】
請求項5記載の発明によれば、停車確認手段に加えてウインドウスイッチ、サンルーフスイッチ、ライトスイッチ、ドアスイッチからなるチェック手段を備え、車内側のドア開扉操作手段の操作を検出した時でも、前記チェック手段の各スイッチの少なくとも一つがオフの時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効とするので、ウインドウやサンルーフの閉め忘れ及び半ドアを防止でき防盗性が向上するとともに、ランプの消し忘れによるバッテリーの無駄な消費を防止できる。
【0101】
請求項6記載の発明によれば、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効となった時、無効信号を出力した前記停車確認手段または各スイッチに対応する警告を行うので、無効原因を容易に認識して対応することが可能となり、安全性を向上する。
【0102】
請求項7記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、走行状態、つまり、前記車速センサーがオフであっても、速度が所定値以下であり且つ前記リバースポジションスイッチがオンである、例えば車庫入れ作業の時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、ドアを開扉して後方を確認しながら車庫入れ作業が行え、利便性が向上する。
【0103】
請求項8記載の発明によれば、施解錠制御手段が施錠状態を記憶している時でも、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にするので、安全性が確保され、かつ、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にするので、操作性が向上する。また、エンジンが稼動状態であっても、パーキングブレーキが解除され且つリバースポジションスイッチがオンである、例えば車庫入れ作業の時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とするので、ドアを開扉して後方を確認しながら車庫入れ作業が行え、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御回路図である。
【図2】メインの作動状態を示すフローチャートである。
【図3】運転席ドアにおける作動状態を示すフローチャートである。
【図4】運転席以外のドアにおける作動状態を示すフローチャートである。
【図5】上記実施例を備えたドアを車外から視た概略側面図である。
【図6】図5のVI-VI線断面図である。
【図7】上記実施例を備えたドアを車内から視た概略側面図である。
【図8】上記実施例を用いられたドアロックの概略図である。
【符号の説明】
1 ドアロック
2 アクチュエータ(駆動手段)
3 アウトサイドハンドル(ドア開扉操作手段)
5 アウトサイドスイッチ(開扉スイッチ)
6 インサイドハンドル(ドア開扉操作手段)
7 インサイドスイッチ(開扉スイッチ)
8 施解錠操作スイッチ(施解錠操作手段)
13 モータ
14 メイン制御部
20 タイマー
18 施解錠記憶回路(施解錠制御手段)
22 エンジンスイッチ(停車確認手段)
23 フットブレーキスイッチ(停車確認手段)
24 イグニッションスイッチ(停車確認手段)
25 パーキングブレーキスイッチ(停車確認手段)
26 パーキングポジションスイッチ(停車確認手段)
27 リバースポジションスイッチ(停車確認手段)
28 車速センサー(停車確認手段)
29 ウインドウスイッチ(チェック手段)
30 サンルーフスイッチ(チェック手段)
31 ドアスイッチ(チェック手段)
32 ライトスイッチ(チェック手段)
33〜41 警告ランプ(警告手段)
A ドア
B 制御回路
X 停車確認手段
Y チェック手段
Z 警告手段

Claims (8)

  1. ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、
    施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、
    運転席以外のドアの停車確認手段は、エンジンが停止状態の時オンとなり且つ稼動状態の時オフとなるエンジンスイッチと、シフトレバーがパーキングポジションの時オンとなり且つパーキングポジション以外のポジションの時にオフとなるパーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキが作動状態の時オンとなり且つ不作動状態の時オフとなるパーキングブレーキスイッチと、フットブレーキが作動状態の時オンとなり且つ不作動状態の時オフとなるフットブレーキスイッチとからなり、
    前記制御回路は、前記停車確認手段のエンジンスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチと、フットブレーキスイッチとの全てがオフで、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記スイッチの何れかがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  2. ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、
    施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、
    前記停車確認手段は、走行状態の時オフとなり且つ停車状態の時オンとなる車速センサーであり、
    前記制御回路は、車速センサーがオフを検出して車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記車速センサーがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  3. ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、
    施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、
    前記停車確認手段は、エンジンが停止状態の時オンとなり且つ稼動状態の時オフとなるエンジンスイッチであり、
    前記制御回路は、エンジンスイッチがオフを検出して車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記エンジンスイッチがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  4. ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、
    施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、
    運転席ドアの停車確認手段は、イグニッションキーがイグニッションキーシリンダーに挿入されていない時にオンとなり且つ挿入されるとオフとなるイグニッションスイッチ、パーキングブレーキが作動状態である時にオンとなり且つ不作動状態の時オフとなるパーキングブレーキスイッチ及びシフトレバーがパーキングポジションの時にオンとなり且つパーキングポジション以外のポジションの時にオフとなるパーキングポジションスイッチとからなり、
    前記制御回路は、イグニッションスイッチと、パーキングポジションスイッチと、パーキングブレーキスイッチとの全てがオフで、運転席ドアの車内側のドア開扉操作手段の操作が無効になった後、一定時間以内に再度車内側のドア開扉操作手段の操作を検出する時、前記スイッチの少なくとも一つがオフ或いは全てがオンの場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用ドアロックの操作装置であって、
    前記制御回路には、ウインドウパネルが全閉状態にある時オンとなり且つ全閉状態以外の状態の時オフとなるウインドウスイッチと、サンルーフが全閉状態にある時オンとなり且つ全閉状態以外の状態の時オフとなるサンルーフスイッチと、照明用のライト類が消灯状態である時オンとなり且つ消灯状態以外の状態の時オフとなするライトスイッチと、ドアが閉状態の時オンとなり且つ閉状態以外の状態の時オフとなるドアスイッチとからなるチェック手段を備え、
    前記チェック手段の各スイッチの少なくとも一つがオフの時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用ドアロックの操作装置であって、
    前記制御回路には、車内側のドア開扉操作手段の操作が無効となった時、無効信号を出力した前記停車確認手段またはチェック手段の各スイッチに対応する警告を行う警告手段を有することを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  7. ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、
    施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、
    前記停車確認手段は、シフトレバーが、リバースポジションの時にオンとなり且つリバースポジション以外のポジションの時にオフとなるリバースポジションスイッチと、走行状態の時オフとなり且つ停車状態の時オンとなる車速センサーとからなり、
    前記車速センサーがオフであっても、速度が所定値以下であり、かつ前記リバースポジションスイッチがオンである時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
  8. ストライカと係脱可能な噛合機構を備えるドアロックと、ドアロックの噛合機構を解除作動させる駆動手段と、該駆動手段を操作する車内側及び車外側に配設されたドア開扉操作手段と、施錠操作または解錠操作可能な施解錠操作手段と、該施解錠操作手段の施錠操作を記憶する施錠記憶状態及び施解錠操作手段の解錠操作を記憶する解錠記憶状態を記憶可能な施解錠制御手段と、停車状態を検知する停車確認手段を有する制御回路とを備えた自動車用ドアロックの操作装置において、
    施解錠制御手段が施錠記憶状態の時、停車確認手段が停車状態を検知していない場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を無効にすると共に、停車確認手段が停車状態を検知している場合は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効にし、
    前記停車確認手段は、シフトレバーがリバースポジションの時オンとなり且つリバースポジション以外のポジションの時にオフとなるリバースポジションスイッチと、パーキングブレーキが作動状態の時オンとなり且つ不作動状態の時オフとなるパーキングブレーキスイッチと、エンジンが停止状態の時オンとなり且つ稼動状態の時オフとなるエンジンスイッチとを備え、
    前記リバースポジションスイッチがオンであり、かつパーキングブレーキスイッチがオフであっても、前記エンジンスイッチがオフの時は、車内側のドア開扉操作手段の操作を有効とすることを特徴とする自動車用ドアロックの操作装置。
JP2001004127A 2001-01-11 2001-01-11 自動車用ドアロックの操作装置 Expired - Fee Related JP4146094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004127A JP4146094B2 (ja) 2001-01-11 2001-01-11 自動車用ドアロックの操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004127A JP4146094B2 (ja) 2001-01-11 2001-01-11 自動車用ドアロックの操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002205545A JP2002205545A (ja) 2002-07-23
JP4146094B2 true JP4146094B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=18872358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001004127A Expired - Fee Related JP4146094B2 (ja) 2001-01-11 2001-01-11 自動車用ドアロックの操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4146094B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210309235A1 (en) * 2020-04-03 2021-10-07 Ford Global Technologies, Llc Control of vehicle functions
US11738766B2 (en) 2020-04-03 2023-08-29 Ford Global Technologies, Llc Control of vehicle functions

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101988135B1 (ko) * 2017-12-07 2019-06-11 대구가톨릭대학교산학협력단 자동차 출입문 개방시 파손 방지를 위한 측면 보호장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210309235A1 (en) * 2020-04-03 2021-10-07 Ford Global Technologies, Llc Control of vehicle functions
US11618398B2 (en) * 2020-04-03 2023-04-04 Ford Global Technologies, Llc Control of vehicle functions
US11738766B2 (en) 2020-04-03 2023-08-29 Ford Global Technologies, Llc Control of vehicle functions

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002205545A (ja) 2002-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06167156A (ja) 自動車用ドアロックの制御装置
JP4269618B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP2707036B2 (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JP2000064685A (ja) ドアロック操作装置
US7397146B2 (en) Child lock apparatus
JP4474740B2 (ja) 車両用ドアラッチ操作制御装置
US7781906B2 (en) Burglarproof device of vehicle
JP4146094B2 (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JP4119108B2 (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JP2657874B2 (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JPH04136385A (ja) 自動車のドアロック構造
JP4858392B2 (ja) 車両の盗難防止装置
KR100534312B1 (ko) 자동차의 도어 언래치 장치
JPH06129149A (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JP4285189B2 (ja) 車両の扉開閉装置
JP3911762B2 (ja) 車両用非常ドアのロック解除制御装置
JPH0722454Y2 (ja) 車両用盗難防止装置
KR960005576Y1 (ko) 차량용 도어록 자동 제어장치
JPS62286859A (ja) 自動車用盗難防止装置
JP2002004677A (ja) 車両用ドアロック自動解除装置
JP2005225443A (ja) 車両のリヤゲート駆動制御装置
KR19990026436U (ko) 자동차에서의 자동 도어 잠금 장치
JP2509696Y2 (ja) 自動車用ドアロックのデッドロック操作装置
JPH02292479A (ja) 自動車のドアロック制御装置
JP2011001701A (ja) キー動作状態検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees