JP4285189B2 - 車両の扉開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動開閉作動を必要に応じて禁止する機能を有する車両の扉開閉装置に関する。
自動車(車両)では、アクチュエータ式の扉ロック装置や扉アンロック装置を用いて、フロントドアやリヤドアだけでなく、大形で重量のあるテールゲードでも、軽い操作力で、扉体のロックやアンロック操作が行えるようになった。特にテールゲートの扉アンロック装置では、フロントドアやリヤドアとは異なり、アウトサイドハンドル(O/Sハンドル;車外側のハンドル)に応動するアウタハンドルスイッチを用いて、同アウタハンドルスイッチからの信号で、アクチュエータを作動させてアンロックを行わせる構造が用いられている。
こうした扉ロック・アンロック装置をもつ自動車では、重量のあるテールゲートの開閉操作も容易に行えるよう、テールゲートを自動で開閉させる構造を装備することが行われている(例えば特許文献1を参照)。多くは、自動開閉装置が用いられ、インストルメントパネルやリモコン装置に設けた自動開閉操作部を操作すると、同自動開閉操作部からの信号で自動開閉装置のアクチュエータを作動させて、自動でテールゲートを開閉作動、すなわち閉状態にあるテールゲートを開放させたり、開放状態にあるテールゲートを閉じさせたりするようにしてある。
ところが、自動開閉は、自動開閉操作部からの信号を受けて行われるために、テールゲートを開く必要でないときや、開いたテールゲートを閉じる必要でないときでも、車両を管理する人以外の人によって自動開閉操作部が操作されると、管理する人の意志とは関係なく自動開閉が実行されてしまうおそれがある。
そこで、安全性の確保のために自動開閉装置が付いた自動車では、自動開閉作動を禁止するためのスイッチを設けることが行われている。通常は、車両を管理する人である運転者が管理しやすい場所となるインストルメントパネルに、別途、禁止操作を行うスイッチとして、自動開閉装置専用の電源スイッチを設けて、同スイッチのOFF操作で、自動開閉装置の自動開閉作動を禁止させている。
なお、自動車の各部の操作に際し、携帯具に設けてある車体扉開閉用のアンロックスイッチを長押しすると、同スイッチに設定されているアンロック機能以外にも、他の機器の動作を実行させる技術がある(例えば特許文献2を参照)。
特開2001−10345号公報 特開平11−81768号公報
ところが、インストルメントパネルは、フォグランプのスイッチや、ドアミラーの操作スイッチなど多くのスイッチ類が設けられるために、スペース的な余裕がなく、禁止や復帰を行う電源スイッチを設けるには、他のスイッチのレイアウトを変更したり、インストルメントパネルのデザインを変更したりするなど負担が強いられる。
そこで、制約の多いインストルメントパネルでなく、他の場所に禁止のスイッチを設けることが考えられるが、操作する機会が少ないスイッチなので、あまりに関係ない場所だと、スイッチそのものの存在感がなくなり、操作性が損なわれてしまう。
そのため、上記のような携帯具を活用して、扉に関係あるアンロックスイッチを長押し操作することで、自動開閉動作を制御するスイッチとして用いることが考えられる。しかし、携帯具は、運転者のポケットに入れて携帯することが多いために、不用意にアンロックスイッチが長押しされて、テールゲートの自動開閉を禁止する意志がないにも関わらず、思わぬ時期に自動開閉を禁止させてしまうという誤動作が生じやすいといった問題がある。
そこで、本発明の目的は、誤動作の発生を抑えつつ、別途、専用のスイッチを必要とせずに、自動開閉装置の自動開閉作動の禁止を行える車両の扉開閉装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、ハンドルに応動するハンドルスイッチによりアクチュエータを作動させて扉体のアンロックを行う扉アンロック装置と、自動開閉操作部からの信号により扉体を自動で開閉させる自動開閉装置とを有する車両の扉開閉装置において、ハンドルスイッチからハンドル操作が所定時間以上継続することによる長押し信号が出力されると、自動開閉装置の自動開閉作動を禁止させる構成を採用した。
請求項2に記載の発明は、上記目的に加え、禁止のときと同じ構成のまま自動開閉作動の復帰が行えるよう、自動開閉作動の禁止後、ハンドルスイッチからハンドル操作が所定時間以上継続することによる長押し信号が出力されると、自動開閉作動が復帰する構成を採用した。
請求項3に記載の発明は、上記目的に加え、さらに意図しない作動の可能性を抑えるために、扉体がロックされたときから所定時間以内に、ハンドルスイッチから長押し信号が出力されたときだけ、自動開閉装置の自動開閉作動の禁止が行われる構成を採用した。
請求項4に記載の発明は、同じく扉体がロックされたときから所定時間以内に、ハンドルスイッチから長押し信号が出力されたときだけ、自動開閉装置の自動開閉作動の復帰が行われる構成を採用した。
請求項5に記載の発明は、上記目的に加え、さらに禁止状態や復帰状態に操作したことが認識されるよう、自動開閉作動の制御が行われたとき、その旨を報知する第1報知手段を設ける構成を採用した。
請求項6に記載の発明は、上記目的に加え、さらに自動開閉作動が禁止状態となっている状況が認識されるよう、自動開閉作動の禁止状態のとき、自動開閉操作部が操作されると、既に禁止状態である旨を報知する第2報知手段を設ける構成を採用した。
請求項1に記載の発明によれば、扉体のロック解除操作を行うハンドルを、長押しするという、通常では行われない操作を行う場合にだけ、自動開閉作動の禁止が行われるので、誤動作の発生は抑えられる。しかも、ロック解除を行うハンドルやハンドルスイッチは、自動開閉作動の禁止を行う機器としてそのまま利用されるから、別途、専用のスイッチ等は不要であり、誤動作の防止、さらには構成の簡素化を図りつつ、自動開閉作動の禁止を行うことができる。
そのうえ、自動開閉作動の禁止操作は、扉体のハンドル操作で行うという関連性があるので、操作を行う機会が少なくとも、覚えやすく、操作がし易いといった利点がある。
請求項2に記載の発明によれば、禁止解除も同じ構成なので、同様な効果をもたらしつつ、自動開閉作動の復帰(禁止解除)ができるといった効果を奏する。
請求項3、請求項4に記載の発明によれば、扉体ロックが行われた直後の限られた時間内で長押し操作が行われたときだけ、自動開閉作動の禁止や復帰(禁止解除)を受け付けるといった制限が加わるので、一層、誤作動、すなわち意図しない作動の可能性を抑えることができるといった効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、さらに、第1報知手段での報知により、自動開閉作動の禁止や復帰(禁止解除)の操作が行われたことを確認できるといった効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、さらに、第2報知手段での報知により、自動開閉作動が禁止状態となっている状況が確認できるといった効果を奏する。
[一実施形態]
以下、本発明を図1〜図4に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、本発明の扉開閉装置が装備された自動車(車両)の外観および扉開閉装置の制御系が示されていて、図1中1は客室および荷室(図示しない)が内部に形成された車体、2は同車体1の前部左右両側(運転席、助手席)に開閉可能に設けられたフロントドア(片側しか図示せず)、3は同車体1の後部左右両側に開閉可能に設けられたリヤドア(片側しか図示せず)、4は車体1の後部端の荷室開口1a(図2だけに図示)を開閉する例えば下開き式のテールゲート(本願の扉体に相当)を示す。
これらのうちフロントドア2、リヤドア3には、それぞれ扉ロック・アンロック装置6が設けられている。これら扉ロック・アンロック装置6には、例えばドアアウタハンドル7、ドアインナハンドル(図示しない)からの変位をラッチ(図示しない)へ伝えるロッド(図示しない)に、アクチュエータとしてソレノイド6aを組付けた構造が用いられている。このソレノイド6aにより、ストライカ(図示しない)と係合するラッチ(図示しない)の動きを規制して、閉じたフロントドア2やリヤドア3をロックしたり、反対にラッチの規制解除からアンロックしたりするようにしてある。なお、図示はしないがフロントドア2のドアアウタハンドル7だけに、メカニカルキー操作でフロントドア2のロック・アンロックを行うキーシリンダ(図示しない)が設けてある。
またテールゲート4には、電動ラッチ装置10、扉ロック装置11(本願の扉ロック装置に相当)、扉アンロック装置12(本願の扉アンロック装置に相当)が設けられている。
電動ラッチ装置10は、周知のように例えば駆動源として電動モータ13により、ラッチ(図示しない)をフルラッチ位置からリリース位置までの範囲で駆動させる構造と、ラッチの各位置(フルラッチ位置、ハーフラッチ位置、リリース位置)を検出するラッチスイッチ(図示しない)とを組み合わせた構造が用いられている。これにより、テールゲート閉時、どのようにラッチがストライカと係合しても、電動モータ13によるラッチの移動で、ストライカをフルラッチ位置で係合される構造にしている。
また扉ロック装置11には、例えばソレノイド14(アクチュエータに相当)で駆動されるピン(図示しない)を用い、同ピンにより上記ストライカとフルラッチ位置で係合したラッチの動きを規制する構造が用いられている。このピンで行われるラッチ規制により、閉じたテールゲート4がロックされるようにしてある。
扉アンロック装置12には、例えば、テールゲート4の車外側の側面に設けたアウトサイドハンドル16(以下、O/Sハンドル16という:本願のハンドルに相当)と、O/Sハンドル16の操作に応動するハンドルスイッチ、例えばO/Sハンドル16を握るという操作に応動して信号を出力するアウトサイドハンドルスイッチ17(以下、O/SハンドルSW17という)と、このO/SハンドルSW17からの信号にしたがい扉ロック装置11のソレノイド14をロック解除側へ駆動してピンをラッチ規制位置から退避させる機構と、ラッチをリリース位置まで駆動させる機構とを組み合わせた装置が用いられている。これにより、テールゲート4を開けるべく、O/Sハンドル16を握るとラッチの規制が解除されて、テールゲート4がアンロックされるようにしている。
またテールゲート4の例えばヒンジ側(ここでは上段側)には、自動開閉装置18が設けられている。自動開閉装置18は、例えば電動モータ(アクチュエータ)を動力源に用いて、同動力により例えばリンク機構で、テールゲート4を図1の閉位置αから図2の開位置βまで開閉可能としたパワーユニットで構成されている。なお、同パワーユニットには例えばテールゲート4の全開または全閉状態を検出するためのゲートセンサ18aが設けてある。
また各扉ロック・アンロック装置6、電動ラッチ装置10、扉ロック装置11、扉アンロック装置12、自動開閉装置18は、車体1に搭載されたコントローラ20(例えばマイクロコンピュータなどから構成:制御手段)に接続されている。このコントローラ20は、同コントローラ20に接続してある受信部21から、例えばフロントドア2のキーシリンダと組み合うメカニカルキー23に設けた発信器22からの発信信号が受けられるようにしてある。そして、この発信器22を用いて、フロントドア2、リヤドア3およびテールゲート4のロック・アンロックやテールゲート4の自動開閉が行えるようにしてある。
すなわち、発信器22には、ロック指令信号を発信させるためのロックスイッチ25、同じくアンロック指令信号を発信させるためのアンロックスイッチ26、テールゲート4を自動で開閉させる指令信号を発信させるためのテールゲートスイッチ28(本願の自動開閉操作部)が設けてある。
コントローラ20には、ロック機能として、a.ドア閉状態のときにロックスイッチ25が操作されると、例えば運転席側のフロントドア2の扉ロック・アンロック装置6をロック動作させる制御、b.この運転席側のロック動作に連動して、助手席側やリヤドア3の扉ロック・アンロック装置6やテールゲート4の扉ロック装置11をロック動作させる制御が設定されていて、ロックスイッチ25による遠隔操作で、車体1の各扉が一括してロックされるようにしてある。なお、コントローラ1には、c.運転席のキーシリンダをメカニカルキー23でロック操作したり、車室内側(インナ側)に設けられているインナ側のロック操作部(図示しない)を操作したりすると、車体1の各扉を一括してロックする機能が設定してある。この他、d.運転席側の扉ロック・アンロック装置6に内蔵してあるドアロックスイッチ6b(本願のロック検出部に相当)からの信号だけで、各扉がロックしたことを検出する機能も設定してある。
コントローラ20には、アンロック機能として、e.扉ロック状態のときにアンロックスイッチ26が操作されると、例えば運転席側のフロントドア2の扉ロック・アンロック装置6をアンロック動作させる制御、f.この運転席側のアンロック動作に連動してリヤドア3の扉ロック・アンロック装置6やテールゲート4の扉アンロック装置12をアンロック動作させる制御が設定されていて、アンロックスイッチ26による遠隔操作で、車体1の各扉が一括してアンロックされるようにしてある。むろん、g.運転席のキーシリンダをメカニカルキー23でアンロック操作すると、車体1の各扉が一括してアンロックされる機能も設定してある。
さらにコントローラ20には、自動開閉機能として、例えば、h.テールゲート4が全閉で、ラッチがリリース位置あるとき、自動開閉装置18の電動モータ(アクチュエータ)で、全開位置まで駆動させたり、i.テールゲート4が全開で、ラッチがリリース位置あるとき、自動開閉装置18の電動モータで、全閉位置まで駆動させたりする制御が設定されている。これにより、テールゲートスイッチ28による遠隔操作で、そのときのテールゲート4の状態に応じて、自動で、図2のようにテールゲート4が全開されたり、図1のように全閉されるようにしてある。なお、イグニッションスイッチオン時は、車両が安全な状況にあるときだけ、テールゲート4を自動で開閉させるよう、例えばシフトポジションセンサ32から検出されるシフト位置が駐車位置(Pポジション)で、例えば車速センサ33で検出される車速が3km/h未満のときだけ、テールゲート4の自動開閉が許可されるようにしてある。但し、テールゲート4の自動開閉は、発信器22のテールゲートスイッチ28からだけでなく、運転席の周辺、例えばインストルメントパネル(図示しない)に設けた運転席テールゲートリモートスイッチ29(いずれも本願の自動開閉操作部に相当)からでも操作できるようにしてある。
またこうした機能の他にコントローラ20には、テールゲート4のO/Sハンドル16を用いて、テールゲート4の自動開閉作動を禁止する制御や同禁止に伴う種々の機能(いずれも本願の禁止手段に相当)が設定されている。具体的には、コントローラ20には、k.O/Sハンドル操作(テールゲート4を開ける際の握り操作)が長押しされて、O/Sハンドルスイッチ17からの信号が、所定時間以上継続、例えば5sec以上続くと、テールゲート4の自動開閉作動を禁止する機能、l.同禁止後に同じくO/Sハンドル操作(テールゲート4を開ける際の握り操作)が長押しされて、O/Sハンドルスイッチ17からの信号が、所定時間以上継続、例えば5sec以上続くと、テールゲート4の自動開閉作動禁止を解除(自動開閉作動の復帰)する機能、さらに自動開閉の禁止や禁止解除を行う時期を制約するために、m.メカニカルキー23や発信器22によるロック操作によってフロントドア2、リヤドア3、テールゲート4がロックされたときから、所定時間内、例えば10sec内に上記長押しがされたときだけ、自動開閉作動の禁止や禁止解除(自動開閉作動の復帰)を受け付ける機能がされている。
さらにコントローラ20には、禁止や禁止解除が運転者や外部の人に認識されるよう、n.前記自動開閉作動の禁止や禁止解除の操作が行われると、例えば車幅方向両側に設定してあるランプ装置30を所定時間の間だけハザート点滅させたり、同時間に合わせて車体1に搭載してある発音装置、例えばブザー装置31を作動させたりする機能(いずれも本願の第1報知手段に相当)、や自動開閉作動が禁止されている状態のとき、発信器22のテールゲートスイッチ28や運転席テールゲートリモートスイッチ29が操作されると、既に禁止状態であることを報知させるために、同様に、o.ランプ装置30を所定時間だけハザート点灯させたり、同時間に合わせてブザー装置31を作動させたりする機能(いずれも本願の第2報知手段)が設定されている。
こうした自動開閉作動を禁止したり禁止解除したりする制御が図3や図4のフローチャートに示されている。フローチャートを参照して禁止や禁止解除やそれらに関連する制御を説明すると、今、自動車が、例えばイグニションキーが差し込まれていない駐車状態であるとする。
この状態から、テールゲート4の自動開閉作動を禁止したいとする。このときには、まず、車両の各扉(フロントドア2、リヤドア3、テールゲート4)をロック状態にする。具体的には、キーレスエントリを用いるのであれば、発信器22のロックスイッチ25を押操作し、直接キー操作で操作するのであれば、メカニカルキー23をフロントドア2のキーシリンダに差し込んでロック操作を行い、車両の各扉(フロントドア2、リヤドア3、テールゲート4)をロック状態する。このとき既に各扉がロック状態のときは、一旦、発信器22のアンロックスイッチ26やメカニカルキーによるキーシリンダ操作により、アンロック状態にした後、再度、ロック操作を行って、ロック状態にして、扉をロック状態にする。
コントローラ20は、このときのドアロックスイッチ6bの信号の変化(アンロックからロックへの移行)から、車両の各扉がロック状態であることが認識される(ステップS1)。
ロック後、所定時間内、例えば10sec以内に、テールゲート4のO/Sハンドル16を、開けるときの操作の要領で、所定時間、例えば5secの間、握る操作し続ける(ステップS2〜S4)。
この通常では行われない扉ロック後のO/Sハンドル16の操作により、コントローラ20へ、自動開閉作動を禁止する信号が入力される。
ここで、テールゲート4は、自動で開閉作動されることが許可されている状態なので、コントローラ20は、自動開閉装置18の自動開閉機能を禁止状態にし(ステップS6)、同禁止状態がハザード点滅やブザー音の発生などのアンサバックにより知らされる(ステップS7)。これにより、自動開閉作動が禁止される。
なお、禁止後、図4のフローチャートに示されるように発信器22のテールゲートスイッチ28や運転席テールゲートリモートスイッチ29が操作すれば(ステップS10)、アンサバックと同様、ハザード点滅やブザー音の発生などが行われて、既に自動開閉作動が禁止状態になっている旨の確認が行える(ステップS11)。
また禁止状態となっているテールゲート4の自動開閉作動を復帰(禁止解除)するときは、先に述べた禁止する設定のときと同じく、扉を、一旦、アンロック状態にしてからロック状態にして、ロック後、所定時間内に、テールゲート4のO/Sハンドル16を、所定時間、操作し続けるという、通常ではしない操作を行えば(自動開閉が禁止されていることによる)、自動開閉機能の禁止が解除、すなわちテールゲート4の自動開閉作動が許可される(ステップS8)。この際にも復帰したことを知らせるアンサバック(ハザード点滅やブザー音)が行われる(ステップS7)。
このように自動開閉作動の禁止の設定は、テールゲート4のロック解除操作を行うO/Sハンドル16を、長押しするという、通常ではしない操作で行われるので、携帯具で発生するような意図しない動作、すなわち誤動作の発生を抑えることができる。しかも、テールゲート4に付いているO/Sハンドル16やO/Sハンドルスイッチ17は、そのまま、自動開閉作動の禁止を行う機器として活用されるから、別途、専用のスイッチ等は不要である。
それ故、部品点数を抑えた簡単(簡素)な構造で、誤動作の発生を防ぎつつ、自動開閉作動の禁止を行うことができる。しかも、自動開閉作動の禁止操作は、テールゲート4のハンドル操作で行うという関連性があるので、操作を行う機会が少なくとも、覚えやすく、操作がし易いといった利点がある。特に禁止解除にも同じ長押しの技術が採用してあるので、禁止する場合と同じ効果を有しつつ、自動開閉作動の復帰ができる。
そのうえ、自動開閉作動の禁止や禁止解除の操作は、テールゲート4のロック直後の限られた時間内に長押し操作が行われたときだけ受け付けるという、限られた時期だけにしたことで、O/Sハンドル16で起こり得る誤動作の発生の機会を大幅に減少させることができ、一層、誤作動(意図しない作動の可能性)を抑えることができる。
加えて、アンサバックにより自動開閉作動の禁止や復帰(禁止解除)を設定したとき報知されるようにしたことにより、容易に自動開閉作動の禁止や復帰の操作が行われたことが確認できる。さらに禁止状態における確認も、禁止状態からテールゲートスイッチ28や運転席テールゲートリモートスイッチ29を操作するだけで、アンサバックと同様の報知により、禁止状態になっている状況も容易に確認できる。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば上述した一実施形態は、本発明をテールゲートに適用したが、これに限らず、他の扉、例えば車体側部に設けた自動開閉式のスライド扉に適用してもよい。
本発明の一実施形態の扉開閉装置を、同装置を搭載した車両のテールゲートおよび制御系と共に示す図。 同テールゲートが自動開閉装置により全開した状態を示す斜視図。 同テールゲートの自動開閉作動を禁止する制御を説明するためのフローチャート。 同テールゲートの禁止状態中の確認を説明するためのフローチャート。
符号の説明
4…テールゲート(扉体)、6b…ドアロックスイッチ(ロック検出部)、11…扉ロック装置、12…扉アンロック装置、13,14…電動モータ、ソレノイド(アクチュエータ)、16…アウトサイドハンドル(ハンドル)、17…アウトサイドハンドルスイッチ(ハンドルスイッチ),18…自動開閉装置、20…コントローラ(禁止手段)、30,31…ランプ装置,ブザー装置(第1報知手段,第2報知手段)。

Claims (6)

  1. 車体に開閉可能に支持され、車外側にハンドルを有する扉体と、
    前記扉体に設けられ、アクチュエータの作動により前記扉体のロックを行う扉ロック装置と、
    前記扉体に設けられ、前記ハンドルの操作に応動するハンドルスイッチからの信号により前記アクチュエータを作動させて前記扉体のアンロックを行う扉アンロック装置と、
    前記扉体に設けられ、自動開閉操作部からの信号により前記扉体を自動開閉させる自動開閉装置と、
    前記ハンドルスイッチからハンドル操作が所定時間以上継続することによる長押し信号が出力されると、前記自動開閉装置の自動開閉作動を禁止させる禁止手段と
    を具備したことを特徴とする車両の扉開閉装置。
  2. 前記禁止手段は、さらに、前記自動開閉作動の禁止後、前記ハンドルスイッチからハンドル操作が所定時間以上継続することによる長押し信号が出力されると、前記自動開閉作動を復帰させるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の車両の扉開閉装置。
  3. さらに、前記扉体がロックされたときを検出するロック検出部を有し、
    前記禁止手段は、前記扉体がロックされたときから所定時間以内に、前記ハンドルスイッチから長押し信号が出力されたときだけ、前記自動開閉装置の自動開閉作動の禁止が行われるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の車両の扉開閉装置。
  4. さらに、前記扉体がロックされたときを検出するロック検出部を有し、
    前記禁止手段は、前記扉体がロックされたときから所定時間以内に、前記ハンドルスイッチから長押し信号が出力されたときだけ、前記自動開閉装置の自動開閉作動の復帰が行われるようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の車両の扉開閉装置。
  5. さらに、前記禁止手段による前記自動開閉作動の制御が行われたとき、その旨を報知する第1報知手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の車両の扉開閉装置。
  6. さらに、前記自動開閉作動が禁止されている状態のとき、前記自動開閉操作部が操作されると、既に禁止状態である旨を報知する第2報知手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の車両の扉開閉装置。
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