JP2011001701A - キー動作状態検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハザードランプの状態に影響されることなく、純正のキーリモコンでのアンロック以外に、警報装置のアンロックが行えないようにする。
【解決手段】キーリモコンの差し込み操作によるドアの手動開閉操作を検出するドアロック検出手段11と、キーリモコンのリモコン操作によってドアの開閉を行うドアロックコントロールモータMのロック動作及びアンロック動作の状態を検出するモータ検出手段である判別制御部14と、車内のドアロックノブの手動操作によるドアの開閉を検出するドアロックノブ検出手段13とを備え、前記判別制御部14は、ドアロックノブ検出手段11のアンロック検出信号が出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、続いてドアロック検出手段13のアンロック検出信号が出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別し、その判別結果に基づいて制御対象20を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】キーリモコンの差し込み操作によるドアの手動開閉操作を検出するドアロック検出手段11と、キーリモコンのリモコン操作によってドアの開閉を行うドアロックコントロールモータMのロック動作及びアンロック動作の状態を検出するモータ検出手段である判別制御部14と、車内のドアロックノブの手動操作によるドアの開閉を検出するドアロックノブ検出手段13とを備え、前記判別制御部14は、ドアロックノブ検出手段11のアンロック検出信号が出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、続いてドアロック検出手段13のアンロック検出信号が出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別し、その判別結果に基づいて制御対象20を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のキー動作状態検出装置に係り、より詳細には、ドアのロック及びアンロック操作がキーリモコンによるものか、キーの差し込みによるものか、車内のドアロックノブによるものかを判別して、各種制御対象の制御を行うキー動作状態検出装置に関する。
近年、車両には多くの電子機器が搭載されており、これらの電子機器をキーリモコンのキー操作に連動させて制御することが提案されている。この場合、従来は、キーリモコンによるドアのロックまたはアンロックのいずれかの動作に連動させて、搭載されている電子機器を制御するのが一般的であった。つまり、ドアのロックまたはアンロックといった単一の信号のみに連動させており、ドアのロックまたはアンロックの操作がキーリモコンによるものか、キーの差し込みによるものか、車内のドアロックノブによるものかを判別し、その判別結果に基づいて電子機器を制御することについては、従来、行われていなかった。そのため、キー操作の操作状況に応じたきめ細かな制御が難しいのが現状であった。
例えば、このようなキーリモコンのキー操作に連動させる電子機器として、純正リモコンのロック、アンロックに、警報装置のセット、アンセットを連動させるようにした車両用遠隔操作装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この車両用遠隔操作装置は、キーリモコンを用いてドアの施錠、解錠操作(ロック、アンロック操作)を行う際の、誤警報の発生を防止することのできる装置であって、キーリモコンからの送信信号により、ドアをロックした際には、アンサーバックとしてハザードランプを第1の所定回数点灯させ、かつ、キーリモコンよりの送信信号によりドアをアンロックした際には、アンサーバックとしてハザードランプを第2の所定回数点灯させる機能を備え、ドアのロックが検出された後、第1の所定時間内にハザードランプが第1の所定回数点灯した場合には、盗難警報をセットし、ドアのアンロックが検出された後、第2の所定時間以内にハザードランプが第2の所定回数点灯した場合には、盗難警報を解除する構成となっている。
すなわち、上記特許文献1の車両用遠隔操作装置は、ハザードランプの点灯回数及び点灯時間によって車両のロック、アンロックを識別し、警報装置のセット、アンセットを連動させる構成となっている。しかし、この構成では、車両のロック時及びアンロック時にハザードランプが点滅しているときは誤動作の原因となる。また、ハザードランプがロック、アンロックに連動していない車両には適用できないといった問題があった。
本発明はかかる実情に鑑みて創案されたもので、その目的は、キーリモコンのキー操作の操作状況を判別することにより、搭載される電子機器のよりきめ細かな制御が可能なキー動作状態検出装置を提供することにある。また、他の目的は、ハザードランプの状態に影響されることなく、純正のキーリモコンによるアンロック操作以外では警報装置の解除が行えないように制御することが可能なキー動作状態検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のキー動作状態検出装置は、キーリモコンのキー差し込み操作によるドアの手動開閉操作を検出するドアロック検出手段と、前記キーリモコンのリモコン操作によってドアロックの開閉を行うドアロックコントロールモータのロック動作及びアンロック動作の状態を検出するモータ検出手段と、車内のドアロックノブの手動操作によるドアの開閉を検出するドアロックノブ検出手段と、これら検出手段からの検出信号に基づいてキーの動作状態を判別する判別手段と、この判別手段の判別結果に基づいて制御対象を制御する制御手段とを備え、前記判別手段は、前記ドアロックノブ検出手段のアンロック検出信号が出力され、その後、前記モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、続いて前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別することを特徴とする。また、前記判別手段は、前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力され、その後、前記モータ検出手段のアンロック動作信号が出力された場合には、キー差し込み操作によるドアのアンロックと判別し、前記モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、その後、前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力された場合には、キーリモコンのリモコン操作によるドアのアンロックと判別することを特徴とする。
ここで、本発明者らは、ドアロック検出手段(ドアロック検出線)の検出信号S1と、ドアロックコントロールモータMのロック動作及びアンロック動作の状態を検出するモータ検出手段(モータ線)の各動作信号S2,S3と、ドアロックノブ検出手段(ドアロックノブ検出線)の検出信号S4との出力タイミングを、各メーカの代表的な車種について実際に調べてみた。
図2〜図7は、そのときの各信号のタイミングチャートを総括して示している。車種によって発生タイミングに時間的な差は若干あるものの、基本的な出力タイミングはこの図2〜図7に示した6種類のタイミングチャートに集約される。
すなわち、図2は、キーリモコンをドアの鍵穴に差し込んでアンロックしたときの各信号のタイミングチャート、図3は、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをアンロックしたときの各信号のタイミングチャート、図4は、車内のドアロックノブを操作してアンロックしたときの各信号のタイミングチャート、図5は、キーリモコンをドアの鍵穴に差し込んでロックしたときの各信号のタイミングチャート、図6は、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをロックしたときの各信号のタイミングチャート、図7は、車内のドアロックノブを操作してロックしたときの各信号のタイミングチャートをそれぞれ示している。
キーリモコンを鍵穴に差し込んでアンロックしたときは、図2に示すように、まず、アンロック検出信号S1ONが出力され、その後に逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力されており、ロック動作信号S2と検出信号S4とは出力されていない(ロック動作信号S2は「L」のまま、検出信号S4はONのままである)。すなわち、キーリモコンの回動操作によるキーシリンダの回転をドアロック検出手段が検出してアンロック検出信号S1ONを出力すると、このアンロック検出信号S1ONに基づいてドアロックコントロールモータが駆動(例えば、逆回転駆動)されるため、ドアロックコントロールモータの逆回転方向のアンロック動作信号S3がアンロック検出信号S1ONから遅れて出力されることになる。
また、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをアンロックしたときは、図3に示すように、まず、逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力され、その後にアンロック検出信号S1ONが出力されており、ロック動作信号S2と検出信号S4とは出力されていない(ロック動作信号S2は「L」のまま、検出信号S4はONのままである)。すなわち、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをアンロックすると、まず、逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力されてドアロックコントロールモータが駆動(逆回転駆動)し、これによりキーシリンダが回転してアンロックされると、このアンロック状態をドアロック検出手段が検出してアンロック検出信号S1ONを出力するため、アンロック検出信号S1ONがアンロック動作信号S3から遅れて出力されることになる。
また、車内のドアロックノブを操作してアンロックしたときは、図4に示すように、まず、アンロック検出信号S4OFFが出力され、その後に逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力され、さらにその後にアンロック検出信号S1ONが出力されており、ロック動作信号S2は出力されていない(ロック動作信号S2は「L」のままである)。すなわち、車内のドアロックノブの操作をドアロックノブ検出手段が検出してアンロック検出信号S4OFFを出力すると、このアンロック検出信号S4OFFに基づき逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力されてドアロックコントロールモータが駆動(逆回転駆動)し、これによりキーシリンダが回転してアンロックされると、このアンロック状態をドアロック検出手段が検出してアンロック検出信号S1ONを出力するため、アンロック検出信号S4OFF、アンロック動作信号S3、アンロック検出信号S1ONの順に遅延して信号が出力されることになる。
一方、キーリモコンを鍵穴に差し込んでロックしたときは、図5に示すように、まず、ロック検出信号S1OFFが出力され、その後にロック動作信号S2が出力されており、アンロック動作信号S3と検出信号S4とは出力されていない(アンロック動作信号S3は「L」のまま、検出信号S4はONのままである)。すなわち、キーリモコンの回動操作によるキーシリンダの回転をドアロック検出手段が検出してロック検出信号S1OFFを出力すると、このロック検出信号S1OFFに基づいてドアロックコントロールモータが駆動(正回転駆動)されるため、ドアロックコントロールモータの正回転方向のロック動作信号S2がロック検出信号S1OFFから遅れて出力されることになる。
また、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをロックしたときは、図6に示すように、まず、ロック動作信号S2が出力され、その後にロック検出信号S1OFFが出力されており、アンロック動作信号S3と検出信号S4とは出力されていない(アンロック動作信号S3は「L」のまま、検出信号S4はONのままである)。すなわち、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをロックすると、まず、正回転方向のロック動作信号S2が出力されてドアロックコントロールモータが駆動(正回転駆動)し、これによりキーシリンダが回転してロックされると、このロック状態をドアロック検出手段が検出してロック検出信号S1OFFを出力するため、ロック検出信号S1OFFがロック動作信号S2から遅れて出力されることになる。
また、車内のドアロックノブを操作してロックしたときは、図7に示すように、まず、ロック検出信号S4ONが出力され、その後に正回転方向のロック動作信号S2が出力され、さらにその後にロック検出信号S1OFFが出力されており、アンロック動作信号S3は出力されていない(アンロック動作信号S3は「L」のままである)。すなわち、車内のドアロックノブの操作をドアロックノブ検出手段が検出してロック検出信号S4ONを出力すると、このロック検出信号S4ONに基づき正回転方向のロック動作信号S2が出力されてドアロックコントロールモータが駆動(正回転駆動)し、これによりキーシリンダが回転してロックされると、このロック状態をドアロック検出手段が検出してロック検出信号S1OFFを出力するため、ロック検出信号S4ON、ロック動作信号S2、ロック検出信号S1OFFの順に遅延して信号が出力されることになる。
本発明では、上記の結果、特にドアのアンロック時の信号タイミングを示す図2ないし図4の結果を踏まえ、前記判別手段は、ドアロックノブ検出手段のアンロック検出信号S4OFFが出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号S3が出力され、続いて前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号S1ONが出力された場合(図4に示す状態の場合)には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別し、制御手段は、この判別結果に基づいて制御対象を制御する。
具体的には、例えば、制御対象が車の盗難を報知する警報装置である場合、制御手段は、警報装置の作動中において、ドアロックノブ検出手段のアンロック検出信号S4OFFが出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号S3が出力され、続いてドアロック検出手段のアンロック検出信号S1ONが出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別し、この場合には、警報装置の解除を禁止するとともに、該警報装置による警報を行う構成とすることができる。すなわち、警報装置の作動中において、キーリモコンやキーの差し込みによるアンロックではなく、車内のドアロックノブの操作によってアンロックされたということは、例えば窓ガラスが割られてドアロックノブが操作された場合や、閉め忘れた窓の隙間から手やピッキング用の棒などが差し込まれてドアロックノブが操作された場合などが想定されるため、この場合には、警報装置の解除を禁止し、かつ、警報動作を行うことで、警報装置としての信頼性を高めることができる。
また、制御対象が車の盗難を報知する警報装置である場合、制御手段は、警報装置の作動中において、ドアロック検出手段のアンロック検出信号S1ONが出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号S3が出力された場合(図2に示す状態の場合)には、キー差し込み操作によるドアのアンロックと判別し、この場合も警報装置による警報を行う構成とすることができる。すなわち、警報装置の作動中において、キーの差し込みによってアンロックされたとういことは、例えばコピーキーやピッキングによってドアの鍵穴がこじ開けられた場合が想定されるため、この場合には、警報動作を行うことで、警報装置としての信頼性を高めることができる。
すなわち、本発明では、純正キーリモコンによるリモコン操作以外には警報装置を解除できない構成とすることができる。この場合、従来技術のようにハザードランプ等に連動させる必要もないことから、キーリモコンの操作とハザードランプとが連動していない車に対しても本発明を適用することが可能であり、汎用性の高いものである。
また、本発明の応用例としては、制御対象を車内または車外の照明装置とし、制御手段は、適正な(純正の)キーリモコンのリモコン操作によるドアのアンロックである場合には、照明装置を一定時間点灯する構成とすることができる。これにより、暗い場所に駐車している場合でも、車内灯やヘッドライトなどの明かりが照明となり、安全に車のところまで行くことが可能となる。
また、制御対象を運転席のシートとし、制御手段は、キーリモコンのリモコン操作によるドアのアンロックである場合、及びキー差し込み操作によるドアのアンロックである場合には、運転席のシートを最後部までスライド移動させる構成とすることができる。これにより、運転席に乗り込む際の動作をスムーズに行うことが可能となる。
また、制御対象をパワーウィンドウとし、制御手段は、キーリモコンのリモコン操作によるドアのロックである場合、及びキー差し込み操作によるドアのロックである場合には、その時点で開いているウィンドウを閉じる動作を実行する構成とすることができる。これにより、窓の閉め忘れを防止することができる。
本発明によれば、ドアロックノブ検出手段のアンロック検出信号が出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、続いてドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別することができるため、ドアロックノブの操作状況を正確に判別することができる。これにより、制御対象を例えば警報装置とした場合には、警報装置の作動中において、ドアロックノブ検出手段のアンロック検出信号が出力され、その後、モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、続いてドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別し、この場合には、警報装置の解除を禁止するとともに、警報装置による警報を行う構成とすることができる。すなわち、警報装置の作動中において、キーリモコンやキーの差し込みによるアンロックではなく、車内のドアロックノブの操作によってアンロックされたということは、例えば窓ガラスが割られてドアロックノブが操作された場合や、閉め忘れた窓の隙間から手やピッキング用の棒などが差し込まれてドアロックノブが操作された場合などが想定されるため、この場合には、警報動作を行うことで、警報装置としての信頼性を高めることができる。
また、本発明では、純正キーリモコンによるリモコン操作以外には警報装置を解除できない構成とすることができ、しかも、従来技術のようにハザードランプ等に連動させる必要もないことから、キーリモコンの操作とハザードランプとが連動していない車に対しても本発明を適用することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のキー動作状態検出装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
このキー動作状態検出装置は、図示しないキーリモコンのキー差し込み操作によるドアの手動開閉操作を検出するドアロック検出手段11と、キーリモコンのリモコン操作によってドアロックの開閉を行うドアロックコントロールモータMのロック動作及びアンロック動作の状態を検出するモータ検出手段(後述する判別制御部14がこれに該当する。)と、車内の図示しないドアロックノブの手動操作によるドアの開閉を検出するドアロックノブ検出手段13と、これら検出手段からの検出信号(検出信号S1,ロック動作信号S2,アンロック動作信号S3,検出信号S4)に基づいてキーの動作状態を判別し、その判別結果に基づいて制御対象20を制御する判別制御部14と、を備えている。
次に、上記構成のキー動作状態検出装置において、具体的に制御対象を特定して実施例を説明する。
[実施例1]
本実施例1は、制御対象20を警報装置に適用した実施例である。
本実施例1は、制御対象20を警報装置に適用した実施例である。
すなわち、判別制御部14は、各信号S1〜S4の出力タイミングによる判別結果に基づいて、警報装置の警報動作を制御する構成となっている。
具体的には、判別制御部14は、警報装置の作動中において、ドアロックノブ検出手段13のアンロック検出信号S4OFFが出力され、その後、モータ検出部のアンロック動作信号S3が出力され、続いてドアロック検出手段11のアンロック検出信号S1ONが出力された場合(すなわち、図4に示すタイミングで各信号が出力された場合)には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別し、この場合には、警報装置の解除を禁止するとともに、該警報装置による警報を行う構成としている。すなわち、警報装置の作動中において、キーリモコンやキーの差し込みによるアンロックではなく、車内のドアロックノブの操作によってアンロックされたということは、例えば窓ガラスが割られてドアロックノブが操作された場合や、閉め忘れた窓の隙間から手やピッキング用の棒などが差し込まれてドアロックノブが操作された場合などが想定されるため、この場合には、警報装置の解除を禁止し、かつ、警報動作を行うこととしている。
このように、本実施例1では、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックでは、警報装置の動作を解除できない構成とし、なおかつ、警報動作を行うことによって、警報装置としての信頼性を高めることが可能となっている。また、本実施例1では、このような警報動作を、従来技術のようにハザードランプ等に連動させる必要もないことから、キーリモコンの操作とハザードランプとが連動していない車に対しても適用することが可能であり、汎用性の高いシステムを構築することが可能となるものである。
[実施例2]
本実施例2は、制御対象を車内灯または車外のヘッドライト等の照明装置に適用した実施例である。
本実施例2は、制御対象を車内灯または車外のヘッドライト等の照明装置に適用した実施例である。
すなわち、この場合には、判別制御部14は、逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力され、その後にアンロック検出信号S1ONが出力された場合(すなわち、図3に示すタイミングで各信号が出力された場合)には、キーリモコンによるリモコン操作によってドアがアンロックされたと判断し、照明装置を一定時間点灯する。これにより、暗い場所に駐車している場合でも、車内灯やヘッドライトの明かりが照明となり、安全に車のところまで行くことが可能となる。
[実施例3]
本実施例3は、制御対象20を運転席のシートのスライド機構に適用した実施例である。
本実施例3は、制御対象20を運転席のシートのスライド機構に適用した実施例である。
すなわち、判別制御部14は、逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力され、その後にアンロック検出信号S1ONが出力された場合(すなわち、図3に示すタイミングで各信号が出力された場合)には、キーリモコンによるリモコン操作によってドアがアンロックされたと判断し、この場合には、運転席のシートを最後部まで自動的にスライド移動させる。また、判別制御部14は、アンロック検出信号S1ONが出力され、その後に逆回転方向のアンロック動作信号S3が出力された場合(図2に示すタイミングで各信号が出力された場合)には、キーの差し込み操作によるドアのアンロックであると判断し、この場合にも、運転席のシートを最後部まで自動的にスライド移動させる。これにより、運転席にスムーズに乗り込むことが可能となる。
[実施例4]
本実施例4は、制御対象20をパワーウィンドウに適用した実施例である。
本実施例4は、制御対象20をパワーウィンドウに適用した実施例である。
すなわち、判別制御部14は、ロック検出信号S1OFFが出力され、その後にロック動作信号S2が出力された場合(すなわち、図5に示すタイミングで各信号が出力された場合)には、キーリモコンを鍵穴に差し込んでロックしたと判断し、この場合には、その時点で開いているウィンドウを閉じる動作を実行する。また、判別制御部14は、ロック動作信号S2が出力され、その後にロック検出信号S1OFFが出力された場合(すなわち、図6に示すタイミングで各信号が出力された場合)には、キーリモコンによるリモコン操作によってドアをロックしたと判断し、この場合にも、その時点で開いているウィンドウを閉じる動作を実行する。これにより、車から離れるときに、窓の閉め忘れを防止することができる。
なお、上記各実施例1〜4に、イグニッションキーのオンまたはオフ状態を判断の要件に加えてもよい。すなわち、上記各実施例1〜4の判別条件が満たされた場合でも、イグニッションキーがオン状態のときには、これらの条件を無視し、判別制御部14は、その判別結果に基づいた制御を行わないように構成する。これにより、走行中等に制御対象20が誤って動作するといった誤動作を防止することができる。
11 ドアロック検出手段
13 アロックノブ検出手段
14 判別制御部
20 制御対象
M ドアロックコントロールモータ
13 アロックノブ検出手段
14 判別制御部
20 制御対象
M ドアロックコントロールモータ
Claims (8)
- 車両のキー動作状態検出装置であって、
キーリモコンのキー差し込み操作によるドアの手動開閉操作を検出するドアロック検出手段と、
前記キーリモコンのリモコン操作によってドアロックの開閉を行うドアロックコントロールモータのロック動作及びアンロック動作の状態を検出するモータ検出手段と、
車内のドアロックノブの手動操作によるドアの開閉を検出するドアロックノブ検出手段と、
これら検出手段からの検出信号に基づいてキーの動作状態を判別する判別手段と、
この判別手段の判別結果に基づいて制御対象を制御する制御手段とを備え、
前記判別手段は、前記ドアロックノブ検出手段のアンロック検出信号が出力され、その後、前記モータ検出手段のアンロック動作信号が出力され、続いて前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力された場合には、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックと判別することを特徴とするキー動作状態検出装置。 - 前記判別手段は、前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力され、その後、前記モータ検出手段のアンロック動作信号が出力された場合には、キー差し込み操作によるドアのアンロックと判別し、前記モータ検出手段のアンロック信号が出力され、その後、前記ドアロック検出手段のアンロック検出信号が出力された場合には、キーリモコンのリモコン操作によるドアのアンロックと判別することを特徴とする請求項1に記載のキー動作状態検出装置。
- 前記制御対象が車の盗難を報知する警報装置であり、
前記制御手段は、前記警報装置の作動中において、前記判別手段の判別結果が、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックである場合には、前記警報装置の解除を禁止し、該警報装置による警報を行うことを特徴とする請求項1に記載のキー動作状態検出装置。 - 前記制御対象が車の盗難を報知する警報装置であり、
前記制御手段は、前記警報装置の作動中において、前記判別手段の判別結果が、車内のドアロックノブの手動操作によるドアのアンロックである場合、及びキー差し込み操作によるドアのアンロックである場合には、前記警報装置による警報を行うことを特徴とする請求項2に記載のキー動作状態検出装置。 - 前記制御対象が車内または車外の照明装置であり、
前記制御手段は、前記判別手段の判別結果が、キーリモコンのリモコン操作によるドアのアンロックである場合には、前記照明装置を一定時間点灯することを特徴とする請求項2に記載のキー動作状態検出装置。 - 前記制御対象が運転席のシートであり、
前記制御手段は、前記判別手段の判別結果が、キーリモコンのリモコン操作によるドアのアンロックである場合、及びキー差し込み操作によるドアのアンロックである場合には、運転席のシートを最後部までスライド移動させることを特徴とする請求項2に記載のキー動作状態検出装置。 - 前記制御対象がパワーウィンドウであり、
前記制御手段は、前記判別手段の判別結果が、キーリモコンのリモコン操作によるドアのロックである場合、及びキー差し込み操作によるドアのロックである場合には、その時点で開いているウィンドウを閉じる動作を実行することを特徴とする請求項2に記載のキー動作状態検出装置。 - 前記制御手段は、イグニッションキーがオン状態である場合には、前記制御対象に対する制御を無効とすることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のキー動作状態検出装置。
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2009
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