JPH0726408A - 衣服パターン作成支援装置 - Google Patents

衣服パターン作成支援装置

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JPH0726408A
JPH0726408A JP5153769A JP15376993A JPH0726408A JP H0726408 A JPH0726408 A JP H0726408A JP 5153769 A JP5153769 A JP 5153769A JP 15376993 A JP15376993 A JP 15376993A JP H0726408 A JPH0726408 A JP H0726408A
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JP
Japan
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pattern
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clothing
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JP5153769A
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English (en)
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Masaru Nakajima
賢 中島
Masaru Kawasaki
大 川▲崎▼
Tadahiro Kubo
忠博 久保
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣服のパターンを熟練を要することなく作成
できるようにする。 【構成】 衣服を構成するパーツのパターンを作成する
作業の途中でオーディオメニューを表示し(ステップ11
4)、未熟練者がパターン作成を行なう際に有用な情報を
表す音声を発するようオペレータに要請し、オペレータ
から発せられた例えば処理の実行順序を案内する情報、
処理を指示する際の注意事項を案内する情報、指示する
ための具体的操作を案内する情報等を表す音声を音声デ
ータとして登録する(ステップ116)。登録された音声デ
ータは、例えば未熟練者がパターン作成を行なう等の場
合に音声コメントとして再生する(ステップ124)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣服パターン作成支援装
置に係り、特に、指示された衣服を構成するパーツのパ
ターンを作成するために必要な各種の処理を行なうこと
によって衣服のパターンの作成を支援する衣服パターン
作成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衣服を設計、製造する過程では、衣服の
デザイン画に基づいて、衣服を構成する各パーツの形
状、サイズ等を定める、すなわちパターンを作成する作
業が行なわれる。上記パターン作成作業で作成されたパ
ターンは衣服の製造工程で生地を裁断する際に用いら
れ、この裁断によって得られた各パーツを縫製すること
によって衣服が製造される。前記パターン作成作業は、
従来手作業によって行うことが一般的であったが、近年
ではCAD(Computer Aided Design) を利用して行なう
ことが広まってきている。
【0003】CADを利用したパターン作成作業では、
パターンをCAD上で衣服のパーツ毎の図形データとし
て作成し、作成した各パーツの図形データを衣服のパタ
ーンデータとして記憶媒体に記憶させておく。そして、
衣服を製造する、あるいは既に作成されたパターンを修
正して別の衣服のパターンを作成する等の場合には、対
応するパターンデータを呼び出し、衣服のパターンとし
てディスプレイ等に表示させて利用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CAD
を利用して衣服のパターンを作成する場合の操作手順等
は標準化されたものではなく、オペレータ個人個人が試
行錯誤的にノウハウ等を習得して作業を行なっていた。
このように、CADを利用して衣服のパターンを作成す
るには熟練を必要とし、経験の無い、または経験の浅い
オペレータがCADを利用して効率良く衣服のパターン
を作成することは困難であった。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、熟練を要することなく衣服のパターンを作成するこ
とができる衣服パターン作成支援装置を得ることが目的
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る衣服パターン作成支援装置は、衣服を構
成するパーツのパターンを作成するために必要な各種の
処理の実行を各々指示するための指示手段と、前記指示
手段によって指示された処理を行なう処理手段と、指示
手段によって指示するときに有用な情報を表す音声のデ
ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
データを用いて前記指示するときに有用な情報を表す音
声を出力する音声出力手段と、を含んで構成している。
【0007】また請求項1記載の発明において、入力さ
れた前記情報を表す音声を該音声のデータに変換する変
換手段を更に備え、前記記憶手段は前記変換手段によっ
て変換されたデータを記憶する、ことができる。
【0008】
【作用】本発明に係る衣服パターン作成支援装置は、衣
服を構成するパーツのパターンを作成するために必要な
各種の処理の実行を各々指示するための指示手段を設
け、指示手段によって指示された処理を行なう。従っ
て、指示手段を介して適切な順序で適切な指示が与えら
れれば効率良く衣服のパターンの作成が行なわれること
になる。ここで、本発明では指示手段によって指示する
ときに有用な情報を表す音声のデータを記憶手段に記憶
し、音声出力手段において前記記憶されたデータを用い
て前記情報を表す音声を出力するようにしている。な
お、前記指示するときに有用な情報としては、各種の処
理の実行順序を案内する情報、各種の処理を指示する際
の注意事項を案内する情報、指示するための具体的操作
を案内する情報等を適用することができる。
【0009】これにより、経験の無い、または経験の浅
いオペレータが本発明に係る衣服パターン作成支援装置
を用いてパターン作成作業を行なう等の場合にも、前記
オペレータが音声出力手段から出力される音声が表す情
報に従って指示手段を介して各種の処理の実行を指示す
れば、衣服のパターンの作成を行なうことができるの
で、熟練を要することなく衣服のパターンを作成するこ
とが可能となる。また、操作手順等を標準化して文書化
したマニュアルを作成した場合と比較しても、オペレー
タに適切なタイミングで適切な情報を音声で与えること
ができるので、作業効率を向上させることができる。
【0010】なお、記憶手段は予め定められた情報を表
す音声のデータを記憶するようにしてもよいが、請求項
2に記載したように、入力された前記情報を表す音声を
該音声のデータに変換する変換手段を更に設け、変換手
段によって変換されたデータを記憶手段に記憶するよう
にしてもよい。これにより、熟練したオペレータが、本
発明に係る衣服パターン作成支援装置を用いてパターン
作成作業を行いながら、各種の処理の実行順序の案内、
各種の処理を指示する際の注意事項の案内、指示するた
めの具体的操作の案内等を音声で発すれば、この音声が
データに変換されて記憶手段に記憶されることになり、
個々のオペレータが持っている細かなノウハウ等を活用
することも可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には本発明に係る衣服パターン作成表
示装置10が示されている。衣服パターン作成表示装置
10はパーソナルコンピュータ12と、パーソナルコン
ピュータ12の入出力ポート20に接続された各種の入
出力機器と、を備えている。
【0012】パーソナルコンピュータ12は、CPU1
4、ROM16、RAM18及び入出力ポート20を備
え、これらはバスによって互いに接続されている。本実
施例では入出力ポート20に接続される入出力機器とし
て、フロッピーディスク、ハードディスク等の記憶媒体
を備え記憶媒体に記憶されたプログラム、データが読み
取られると共にデータが書き込まれる外部記憶装置22
と、オペレータがデータ等を入力したり各種の指示を与
えるためのキーボード24、スタイラスペン26又はマ
ウス28と、イメージデータを入力するためのイメージ
スキャナ30と、処理経過及び処理結果を表示するディ
スプレイ32と、処理結果を印刷するためのプリンタ3
4と、が用られている。
【0013】パーソナルコンピュータ12及び各入出力
機器を衣服パターン作成表示装置10として作用させる
ためのプログラムは前記外部記憶装置22の記憶媒体に
記憶されている。このプログラムは衣服パターン作成表
示装置10を構成する各機器に電源が投入されると読み
出され、実行される。
【0014】一方、衣服パターン作成表示装置10はマ
イクロフォン36を備えている。マイクロフォン36
は、オペレータが作業を行なっている状態でオペレータ
を指向するように配置されており、オペレータが発する
声等を電気信号に変換して出力する。マイクロフォン3
6は増幅器38、アナログデジタル(A/D)変換器4
0を介して入出力ポート20に接続されており、マイク
ロフォン36から出力された電気信号は、増幅器38で
増幅されA/D変換器40でデジタルデータ(音声デー
タ)に変換されて衣服パターン作成表示装置10に入力
される。
【0015】また、入出力ポート20にはデジタルアナ
ログ(D/A)変換器42、増幅器44を介してスピー
カ46が接続されている。入出力ポート20からD/A
変換器42へ音声データが出力されると、この音声デー
タはD/A変換器42でアナログ信号に変換され、増幅
器44で増幅されてスピーカ46に供給される。これに
より、前記音声データに対応する音声がスピーカ46か
ら出力される。
【0016】次に本実施例の作用を説明する。まず、図
2のフローチャートを参照して本実施例における衣服パ
ターンの作成処理について説明する。
【0017】ステップ100ではパターン作成画面とし
て、図5に示すメニュー50をディスプレイ32の画面
の一部分に表示する。ステップ102では、衣服パター
ンの作成手順の登録または再生を行いながら衣服パター
ンを作成する、所謂手順作業を行なうか否か判定する。
ステップ102の判定が否定された場合には、ステップ
129で作成手順を登録及び再生を行なうことなく、C
AD機能によるパターン作成処理を行なわせる。
【0018】具体的には、オペレータはメニュー50に
表示された各項目のうち「ジュナ機能」を除く任意の項
目をスタイラスペン26又はマウス28等によって選択
して各種の処理を実行させ、例えば衣服を展開し複数の
パーツに分割した状態を複数の線を組み合わせることに
よって描画させたり、分割した各々のパーツを展開した
図面(衣服パターン)を作成する。また、衣服パターン
作成表示装置10に予め複数登録されたCADパーツを
選択的に画面に表示させ、表示させたCADパーツの各
部位のサイズ等を変更することによって衣服パターンを
作成することも可能である。
【0019】ステップ129のパターン作成処理が一旦
終了するとステップ128へ移行し、ステップ128で
衣服パターンが完成したか否か判定する。ステップ12
8の判定が否定された場合にはステップ102へ戻り、
ステップ128の判定が肯定されるまで、ステップ10
2、ステップ129及びステップ128の処理が繰り返
される。
【0020】一方、ステップ102の判定が肯定された
場合には、ステップ104で、これから実施される手順
作業が衣服パターンの作成を行いながらの作成手順の登
録であるか、既に登録された作成手順を再生しながらの
衣服パターンの作成であるか判定する。ところで、作成
手順の登録または再生を行なう場合には、オペレータは
前述のメニュー50に表示された「ジュナ機能」をスタ
イラスペン26又はマウス28等によって選択する。こ
れにより、衣服パターン作成表示装置10はディスプレ
イ32に図6に示すメニュー52を表示する。例えば操
作に熟練したオペレータが未だ作成手順の登録されてい
ない衣服パターンの作成を行なう等の場合には、前記メ
ニュー52に表示された各項目のうち「手順登録」が選
択される。これに伴って、前述のステップ104でこれ
から実施される手順作業が衣服パターンの作成を行いな
がらの作成手順の登録であると判断し、次のステップ1
08以降で作成手順の登録処理が行なわれる。
【0021】すなわち、ステップ108ではディスプレ
イ32に、図7に示すメニュー54を表示し、メニュー
54に表示された「登録名入力」をオペレータに選択さ
せ、図8に示すウインドウ56を表示した後に、手順名
を登録するようオペレータに要請する。これにより、オ
ペレータは衣服パターンの作成時に実施する一連の手順
のうち、これから実施する手順の手順名(例えば「展
開」、「切り開き」等)を入力する。次のステップ11
0では、ステップ108で入力した手順名に対応する作
業をCAD機能を利用して行なわせる。
【0022】なお、前記手順名を入力した作業は、更に
細かないくつかの作業から構成されていることが多い。
本ステップ110では前述のステップ129と同様にし
て前記手順名に対応する作業を構成する複数の細かな作
業のうちの1つが実施され、オペレータはメニュー50
に表示された任意の項目を選択して各種の処理の実行を
指示する。また、衣服パターン作成表示装置10は、ス
テップ110の作業を開始する際及び終了する際、すな
わち前記細かな作業の開始時及び終了時に、ディスプレ
イ32に表示されている図形をガイド図として前記手順
名と対応させて自動的に保存する。このようにして、ス
テップ108で入力された手順名に対応する作業を構成
する複数の細かな作業のうちの1つが完了すると、ステ
ップ112へ移行する。
【0023】ステップ112では、音声コメントを登録
するか否か判定する。音声コメントを登録する場合、オ
ペレータはメニュー54に表示された各項目の中から
「音声コメント」を選択する。これによりステップ11
2の判定が肯定され、ステップ114へ移行する。ステ
ップ114ではディスプレイ32の画面に、図9に示す
ように、録音レベルを調節するシンボルや、録音の開
始、終了等を指示するシンボル等を含むオーディオメニ
ュー58を表示する。次のステップ116では音声デー
タの登録処理を行なう。すなわち、オペレータは、「Re
cord」と表示されたシンボルを選択して録音を開始さ
せ、音声コメントとしての音声を発した後に、「Stop」
と表示されたシンボルを選択して録音を停止させる。
【0024】前記音声コメントとしては、例えば「今日
は、パターンメイキングまで終了しました。縫い代付け
から作業を始めて下さい。」等の作業経過を記録する音
声や、例えば「この機能は線をフリーで作成することが
出来ます。線の通過点を指示して下さい。通過点を通る
曲線が作成されます。」等の操作方法を説明する音声
や、例えば「ここで作成される曲線は、袖山として使用
されます。作成手順を充分に理解して下さい。」等の作
業目的(技術)を伝達する音声や、例えば「ここで使用
される布地は、羊毛なのであて布をして、180℃でア
イロンをあてて下さい。」等のパターン作成工程から縫
製工程へ情報を伝達する音声等の種々の音声が発せられ
る。
【0025】この音声はマイクロフォン36、増幅器3
8、A/D変換器40を介して音声データに変換され、
外部記憶装置22の記憶媒体に登録される。なお、オペ
レータが登録した音声を確認したい場合には、「Play」
と表示されたシンボルを選択すれば、登録された音声コ
メントが後述するように再生されて出力される。
【0026】次のステップ118では、前記入力された
手順名に対応する全作業が完了したか否か、すなわち手
順が完成したか否か判定する。ステップ118の判定が
否定された場合にはステップ110へ戻り、ステップ1
10乃至ステップ118で上記と同様にして前記入力さ
れた手順名に対応する作業が行なわれる。ステップ11
8の判定が肯定されるとステップ128へ移行し、衣服
パターンの作成が完了したか否か判定する。ステップ1
18の判定が否定された場合にはステップ108へ戻
り、ステップ108乃至ステップ118で次の手順に対
応する処理が行なわれ、衣服パターンの作成が完了する
までステップ108乃至ステップ128が繰り返され
る。
【0027】一方、例えば操作に慣れていないオペレー
タが、対応する作成手順が既に登録された衣服パターン
の作成を行なう等の場合には、ディスプレイ32の画面
に表示されたメニュー52の各項目のうち「登録手順の
再生」がオペレータによって選択される。これに伴っ
て、前述のステップ104で、これから実施される作業
が既に登録された作成手順を再生しながらの衣服パター
ンの作成であると判断し、ステップ120以降で既に登
録された作成手順を再生しながら衣服パターンの作成が
行なわれる。
【0028】すなわち、ステップ120ではディスプレ
イ32の画面に、例として図10に示すように既に登録
された手順名の一覧表60を表示し、利用する項目(手
順名)を選択するようオペレータに要請する。オペレー
タは一覧表60を参照して、これから行なう作業に対応
する手順名(利用する項目)を選択する。利用する項目
が選択されると、次のステップ122ではディスプレイ
32の画面に、例として図11に示すように前記選択さ
れた項目における各手順(ガイド図)の一覧表62を表
示し、表示するガイド図に対応する手順を選択するよう
オペレータに要請する。オペレータによっていずれかの
手順が選択されると、一例として図11に示すようなガ
イド図64をディスプレイ32の画面の一部分に表示す
る。
【0029】ガイド図64はエリア64A、64B、6
4Cで構成され、エリア64Aには選択された手順を開
始した際にディスプレイ32に表示されていた図形、エ
リア64Bには選択された手順を終了した際にディスプ
レイ32に表示されていた図形、エリア64Cには手順
名(作業名)が各々表示される。ステップ123ではデ
ィスプレイ32の画面にオーディオメニュー58を表示
する。
【0030】オペレータによってオーディオメニュー5
8の「Play」と表示されたシンボルが選択されると、ス
テップ124で外部記憶装置22の記憶媒体に記憶され
た音声データを取り込んで、前記表示しているガイド図
64に対応する音声データをD/A変換器42へ出力す
る。出力された音声データはD/A変換器42でアナロ
グ信号に変換され、増幅器44で増幅された後にスピー
カ46から音声として出力される。次のステップ126
では、オペレータは前記入力した手順名に対応する作業
を構成する複数の細かな作業のうちの1つをステップ1
29、110と同様にして行って、衣服パターンを作成
する。このステップ126では、オペレータが前記音声
による案内及び表示されたガイド図64を参考にして作
業を行なうことができるので、衣服パターンの作成に慣
れていないオペレータであっても容易に衣服パターンを
作成することができる。
【0031】ステップ127では、前記入力された手順
名に対応する作業が完了したか否か判定する。ステップ
127の判定が否定された場合にはステップ122へ戻
り、上記と同様にして前記入力された手順名に対応する
作業が実施される。ステップ127の判定が肯定される
とステップ128へ移行し、衣服パターンの作成が完了
したか否か判定する。ステップ128の判定が否定され
た場合には、ステップ102へ戻る。これにより、上述
のステップ120乃至ステップ127の処理を繰り返
し、登録された手順を再生しながらの衣服パターンの作
成を継続して行なうことができることは勿論、登録され
た手順を途中まで再生した後に別の手順として登録する
ことも可能となる。
【0032】衣服パターンの作成が完了しステップ12
8の判定が肯定されるとステップ130へ移行し、衣服
パターンデータ(衣服を構成する各パーツのパターンを
表す図形データ)を、外部記憶装置22の記憶媒体に記
憶された衣服パターンデータファイル(一例として図4
(C)参照)に登録する。この衣服パターンデータファ
イルは、単一の衣服パターンデータが格納されるエリア
の先頭に、前記衣服パターンデータに対応するデザイン
画を表すデザインコードが格納され、以下、各パーツの
パーツ名と図形データ(パーツデータ)とが対応されて
格納されるようになっている。衣服パターンデータファ
イルにおける衣服パターンデータの検索は、後述するよ
うに「デザインコード」をキーとして行なわれる。
【0033】次のステップ132では、オペレータに衣
服パターン登録用のデータを入力するよう要請する。こ
の衣服パターン登録用データは、外部記憶装置22の記
憶媒体に記憶されたデザイン画検索データファイル(一
例として図4(B)参照)に登録するデータであり、
「ブランド名」、「デザインコード」、「登録日付」、
「登録パーツ数」、「展開サイズ」等で構成されてい
る。なお、本実施例では衣服パターンデータをブランド
別に分類しており、前記「ブランド名」は衣服パターン
が属するブランドの名称である。オペレータはこれらの
データをキーボード24等を介して入力すると共に、前
記作成した衣服パターンに対応するデザイン画が記録さ
れた紙等の記録媒体をイメージスキャナ30にセットす
る。
【0034】これにより衣服パターン作成表示装置10
では、ステップ134でイメージスキャナ30を作動さ
せ、前記イメージスキャナ30にセットされた記憶媒体
に記録されているデザイン画をイメージデータとして取
り込み、前述のようにキーボード24等を介して入力さ
れたデータと共にデザイン画検索データとしてデザイン
画検索データファイルに登録する。なお、デザイン画検
索データファイルにおけるデザイン画検索データの検索
は「ブランド名」をキーとして行なわれる。次のステッ
プ138では、上記で衣服パターンが作成された衣服が
属するブランドが、ブランド検索データファイル(一例
として図4(A)参照)に既に登録されているか否か判
定する。
【0035】ステップ138の判定が肯定された場合に
は処理を終了するが、ステップ138の判定が否定され
た場合には、ステップ140でブランド名を入力するよ
うオペレータに要請する。パターンデータを作成した衣
服が属するブランドが未登録であった場合、オペレータ
はブランド名を入力すると共に、前記ブランドを表すシ
ンボルが記録された紙等の記録媒体をイメージスキャナ
30にセットする。これにより、衣服パターン作成表示
装置10ではステップ142でイメージスキャナ30を
作動させ、イメージスキャナ30にセットされた記録媒
体に記録されているブランドを表すシンボルをイメージ
データとして取り込んで、ブランド検索データファイル
に登録する。また、ブランド名はデザイン画検索データ
ファイルにも登録する。上記により衣服パターン作成処
理が完了する。
【0036】次に図3にフローチャートを参照し、衣服
パターン検索表示処理について説明する。なお、この処
理はオペレータにより、既に作成された衣服パターンを
ディスプレイ32の画面に表示させる指示が入力される
と実行される。
【0037】ステップ150では、外部記憶装置22の
記憶媒体からブランド検索データの取込みを行なう。次
のステップ152では、前記取り込んだブランド検索デ
ータに基づいて、一例として図12に示すように、エリ
ア70A及びエリア70Bが各々マトリクス状に配置さ
れたブランド検索画面70をディスプレイ32に表示
し、予め設定されたページに対応するブランドのブラン
ド名をエリア70A内に、ブランドのシンボルを表す画
像をエリア70B内に各々表示する。
【0038】このブランド検索画面70では表示可能な
ブランドの個数が限られており、本実施例ではブランド
検索データファイルの先頭に登録されたブランドから順
に、定められた個数のブランドを表示する(すなわち設
定ページ=先頭ページ)が、表示されていないブランド
は後述するように画面のスクロールの指示を入力するこ
とによって画面に表示できるようになっている。このよ
うに、衣服パターンをブランド毎に分類し、各ブランド
のシンボルを表す画像を表示することにより、オペレー
タは表示したい衣服パターンが属するブランドを視覚的
に容易に判断することができる。
【0039】ステップ154ではブランドが選択された
か否か判定する。ステップ154の判定が否定された場
合には、ステップ156でスクロールの指示が入力され
たか否か判定する。ステップ156の判定が否定された
場合には、ステップ158でその他の処理の指示が入力
されたか否か判定する。ステップ158の判定も否定さ
れた場合にはステップ154へ戻り、ステップ154乃
至ステップ158のいずれかの判定が肯定されるまでス
テップ154乃至ステップ158を繰り返す。なお、前
記その他の処理には、例えばブランド検索画面70の紙
等への印刷、ブランド検索データの新規追加、削除等が
含まれており、オペレータによってこれらの指示が入力
されると、ステップ158の判定が肯定されステップ1
62で対応する処理を行なった後にステップ152へ戻
る。
【0040】一方、オペレータは表示したい衣服パター
ンが属するブランドのシンボルをブランド検索画面70
上で探し、前記シンボルが表示されていない場合にはス
クロールさせる指示を入力する。これによりステップ1
56の判定が肯定され、ステップ160で設定ページを
変更してステップ152へ戻る。これにより、ブランド
検索画面70にシンボルが表示されているブランドが切
り替わることになる。
【0041】また、オペレータが表示したいパターンデ
ータに対応する衣服のブランドのシンボルをブランド検
索画面70上で発見した場合には、オペレータはこのシ
ンボルを選択する。これにより、ステップ154の判定
が肯定されてステップ164へ移行し、外部記憶装置2
2の記憶媒体からデザイン画検索データファイルの全デ
ータを取り込み、次のステップ166では取り込んだデ
ザイン画検索データファイルの中から、前記で選択され
たブランドに対応するデザイン画検索データ群をブラン
ド名をキーとして検索する。
【0042】次のステップ168では、一例として図1
3に示すように、エリア72A乃至エリア72Eが各々
マトリクス状に配置されたデザイン画検索画面72をデ
ィスプレイ32に表示し、予め設定されたページに対応
するデザイン画をエリア72Aに、デザインコードをエ
リア72Bに、登録日付をエリア72Cに、パーツ数を
72Dに、展開サイズを72Eに、各々表示する。この
デザイン画検索画面72についても表示可能なデザイン
画(及び対応する各情報)の個数が限られており、ステ
ップ166で検索したデザイン画データ群の先頭から順
に、予め定められた個数のデザイン画検索データを表示
する(設定ページ=先頭ページ)。
【0043】衣服データはデザイン画に基づいて作成さ
れるので、デザイン画より衣服パターンの内容を推定す
ることは容易である。従って、上記のように、デザイン
画を表示し、かつ各種の情報を表示することにより、オ
ペレータは、表示したい衣服パターンに対応するデザイ
ン画を、衣服パターンを画面に表示させることなく視覚
的に容易に判断することができる。
【0044】次のステップ170ではデザイン画が選択
されたか否か判定する。ステップ170の判定が否定さ
れた場合には、ステップ172でスクロールの指示が入
力されたか否か判定する。ステップ172の判定が否定
された場合には、ステップ174でその他の処理の指示
が入力されたか否か判定する。ステップ174の判定も
否定された場合にはステップ170へ戻り、ステップ1
70乃至ステップ174のいずれかの判定が肯定される
までステップ170乃至ステップ174を繰り返す。な
お、前記その他の処理には、例えばデザイン画検索画面
72の紙等への印刷、デザイン画検索データの新規追
加、削除等が含まれており、オペレータによってこれら
の指示が入力されると、ステップ174の判定が肯定さ
れステップ178で前記指示に対応する処理を行なった
後にステップ170へ戻る。
【0045】一方、オペレータは表示したいパターンデ
ータに対応する衣服のデザイン画をデザイン画検索画面
72上で探し、前記デザイン画が表示されていない場合
にはスクロールさせる指示を入力する。これによりステ
ップ172の判定が肯定され、ステップ176で設定ペ
ージを変更してステップ170へ戻る。これにより、デ
ザイン画検索画面72に表示されているデザイン画が切
り替わり、同一ブランドに属する異なるデザイン画及び
対応する各情報が表示されることになる。
【0046】オペレータは表示したいパターンデータに
対応するデザイン画をデザイン画検索画面72上で発見
すると、このデザイン画を選択する。これにより、ステ
ップ170の判定が肯定されてステップ180へ移行
し、外部記憶装置22の記憶媒体から衣服パターンデー
タファイルの全データを取り込み、前記で選択されたデ
ザイン画に対応する衣服パターンデータをデザインコー
ドとして検索する。次のステップ182では検索した衣
服パターンデータが表す衣服パターンを表示する。
【0047】この衣服パターンは多数のパーツから構成
されており、ディスプレイ32に一度に表示することは
困難であるので、ステップ182では、一例として図1
4に示すようにディスプレイ32の画面の上方側の領域
に、エリア74A及びエリア74Bを各々複数個備えた
ウインドウ74を表示し、このウインドウ74のエリア
74A内に各々パーツのパターンを縮小して表示すると
共に、対応するエリア74Bにパーツ名を表示する。
【0048】オペレータがディスプレイ32の画面に展
開表示させたいパーツがウインドウ74内に表示されて
いない場合には、オペレータによって画面をスクロール
させる指示が入力される。これにより、ウインドウ74
内に表示するパーツを切り替える。また、オペレータが
表示させたいパーツを発見した場合には、該パーツを展
開表示する指示が入力される。これにより、ウインドウ
74の下方のワーク領域76(図14参照)に前記パー
ツのパターンを展開表示する。また、オペレータが展開
表示されたパーツのパターンを印刷したい場合には、印
刷指示を入力する。これにより、衣服パターン作成表示
装置10はパーツのパターンの印刷を行なう。このよう
に、ステップ184ではオペレータから入力された指示
に応じて処理を行なう。
【0049】ステップ186では処理を終了するか否か
判定する。ステップ186の判定が否定された場合には
ステップ182へ戻り、オペレータからの指示に応じ
て、例えば他のパーツのパターンの展開表示または印刷
等の処理を繰り返す。ステップ186の判定が肯定され
ると、衣服パターン検索表示処理を終了する。
【0050】なお、本発明に係る衣服パターン作成表示
装置10は、図1に示す構成に限定されるものではな
く、種々の構成に変更可能である。また、図5〜図14
に示したイメージは一例であり、これに限定されるもの
ではない。
【0051】また、上記で説明したおけるパターンは、
必ずしも衣服のパターンに限定されるものではなく、本
発明は、例えば帽子、靴、鞄、車両のシート等のように
布地、ゴム、皮革等のを所定のパターンに裁断して製造
される各種の物品におけるパターンの設計等の作業を行
なう場合に応用することが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、衣服を構
成するパーツのパターンを作成するために必要な各種の
処理の実行を指示手段によって指示するときに有用な情
報を表す音声のデータを記憶しておき、記憶されたデー
タを用いて前記情報を表す音声を出力するようにしたの
で、熟練を要することなく衣服のパターンを作成するこ
とが可能となる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る衣服パターン作成表示装置の概
略ブロック図である。
【図2】衣服パターン作成処理を説明するフローチャー
トである。
【図3】衣服パターン検索表示処理を説明するフローチ
ャートである。
【図4】(A)乃至(C)は、検索対象データのデータ
構造の一例として、ブランド検索データファイル、デザ
イン画検索データファイル、衣服パターンデータファイ
ルの各々のデータ構造を示す概念図である。
【図5】パターン作成画面においてディスプレイの画面
の一部分に表示するメニューの一例を示すイメージ図で
ある。
【図6】「ジュナ機能」が選択された場合にディスプレ
イの画面の一部分に表示するメニューの一例を示すイメ
ージ図である。
【図7】手順の登録を行なう場合にディスプレイの画面
の一部分に表示するメニューの一例を示すイメージ図で
ある。
【図8】手順の登録において、手順名を登録させる際に
ディスプレイの画面の一部分に表示するウインドウの一
例を示すイメージ図である。
【図9】音声コメント録音時にディスプレイの画面の一
部分に表示するオーディオメニューの一例を示すイメー
ジ図である。
【図10】登録手順の再生時にディスプレイの画面の一
部分に表示する手順名の一覧表の一例を示すイメージ図
である。
【図11】登録手順の再生時にディスプレイの画面の一
部分に表示する各手順の一覧表及びガイド図の一例を示
すイメージ図である。
【図12】ブランド検索画面の一例を示すイメージ図で
ある。
【図13】デザイン画検索画面の一例を示すイメージ図
である。
【図14】衣服パターンを表示する画面の一例を示すイ
メージ図である。
【符号の説明】
10 衣服パターン作成表示装置 12 パーソナルコンピュータ 22 外部記憶装置 26 スタイラスペン 28 マウス 32 ディスプレイ 36 マイクロフォン 46 スピーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服を構成するパーツのパターンを作成
    するために必要な各種の処理の実行を各々指示するため
    の指示手段と、 前記指示手段によって指示された処理を行なう処理手段
    と、 指示手段によって指示するときに有用な情報を表す音声
    のデータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを用いて前記指示する
    ときに有用な情報を表す音声を出力する音声出力手段
    と、 を含む衣服パターン作成支援装置。
  2. 【請求項2】 入力された前記情報を表す音声を該音声
    のデータに変換する変換手段を更に備え、 前記記憶手段は前記変換手段によって変換されたデータ
    を記憶する、 ことを特徴とする請求項1記載の衣服パターン作成支援
    装置。
JP5153769A 1993-06-24 1993-06-24 衣服パターン作成支援装置 Pending JPH0726408A (ja)

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JP5153769A JPH0726408A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 衣服パターン作成支援装置

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ID=15569740

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09188910A (ja) * 1995-10-23 1997-07-22 Miwako Suzuki 被服スタイルをパーツ別に分ける分類法と、コンピュータグラ フィックスを使用して、画面上に基準線を設け、その線上にパ ーツを組み合わせて被服スタイルを描く方法
US11377863B1 (en) 2019-11-13 2022-07-05 Predl Systems North America Inc. Aggregate panel system
US11530522B2 (en) 2018-04-05 2022-12-20 Geneva Pipe And Precast Company Manhole assembly
US11649603B2 (en) 2018-11-20 2023-05-16 Geneva Pipe And Precast Company Manhole rehabilitation system

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JPH09188910A (ja) * 1995-10-23 1997-07-22 Miwako Suzuki 被服スタイルをパーツ別に分ける分類法と、コンピュータグラ フィックスを使用して、画面上に基準線を設け、その線上にパ ーツを組み合わせて被服スタイルを描く方法
US11530522B2 (en) 2018-04-05 2022-12-20 Geneva Pipe And Precast Company Manhole assembly
US11649603B2 (en) 2018-11-20 2023-05-16 Geneva Pipe And Precast Company Manhole rehabilitation system
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