JPH08137648A - 画像入出力装置の操作装置 - Google Patents

画像入出力装置の操作装置

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JPH08137648A
JPH08137648A JP6300156A JP30015694A JPH08137648A JP H08137648 A JPH08137648 A JP H08137648A JP 6300156 A JP6300156 A JP 6300156A JP 30015694 A JP30015694 A JP 30015694A JP H08137648 A JPH08137648 A JP H08137648A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像入出力装置を操作する操作装置のユーザ
・インタフェースを改良し、利用者が操作時間を短縮で
き、利用者が学習負担を軽減できる画像入出力装置の操
作装置を提供する。 【構成】 画像入出力装置における状態情報表示装置と
操作情報入力装置と同様な状態情報表示部と操作情報入
力部とを有し、前記画像入出力装置に接続された情報端
末装置に構成される画像入出力装置の操作装置におい
て、階層構造を持つ操作画面群を保持し、前記操作情報
入力部により利用者が入力する文字列に対応する文字情
報を持つ操作画面を検索し、前記状態情報表示部に表示
する登録検索手段と、前記登録検索手段により表示され
た操作画面に応じて、前記操作情報入力部から利用者が
入力する操作情報を前記画像入出力装置に伝達する伝達
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,ファクシミリ
装置、プリンタ装置、スキャナ装置、あるいはそれらの
複合装置などの画像入出力装置を操作する操作装置に関
し、特に、そのユーザ・インタフェースを改良し、利用
者が操作時間を短縮し、利用者が学習負担を軽減できる
ユーザ・インタフェース技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機,ファクシミリ装置などの事務機
器が使用されるようになってから久しい。その後、事務
機器として、ワードプロセッサ,パーソナルコンピュー
タ,ワークステーションなどのコンピュータ機器が数多
く使用されるようになってきている。このようなコンピ
ュータ機器が利用されるようになると、従来の紙に書か
れたり印刷されて流通する情報に、電気的な信号として
流通する情報が加わり、両者が混在するようになってき
ている。
【0003】更に、コンピュータ機器と事務機器とがL
AN(Local Area Network)などで電気的にネットワー
ク接続され、例えば、利用者の手もとにあるコンピュー
タ機器から、複写機,ファクシミリ装置などの事務機器
を操作し、利用できるようになってきている。このた
め、事務機器を使用する場合、従来のように機器の前に
移動して機器の操作パネルのボタンを直接に押す操作方
法に加えて、事務機器と接続されたコンピュータ機器に
よって操作する方法が加わり、2種類の操作方法が混在
するようになってきている。
【0004】また、複写機,ファクシミリ装置などの事
務機器は、多機能化が進んでおり、所望の機能を選択
し、そのパラメータを指示するために必要なボタンの数
は必然的に増加している。しかし、これらの機器に装備
できるボタンの数は物理的に限られるため、複数のボタ
ンを特定の順番で押すことにより、多数の機能やパラメ
ータを選択できる操作方法が利用される。
【0005】一方、コンピュータ機器の操作方法と事務
機器の操作方法とは多くの点で異なり、コンピュータ機
器の操作はより難しい。これは、1つの要因として、事
務機器に備えられたボタンの多くが、機能操作のための
専用ボタンであるのに対し、コンピュータ機器に備えら
れた操作ボタンは、キーボードの英数ボタン、機能ボタ
ンなどの汎用ボタンであり、常に、1つの機能のための
ボタンでないためである。
【0006】そこで、利用者の利便性を考慮し、例え
ば、コンピュータ機器の表示画面上において、複写機な
どの事務機器の操作パネルを仮想的に再現して構成し、
あたかも事務機器の操作パネルのボタンを操作している
ような感覚で、事務機器の操作をコンピュータ機器の操
作によって容易に操作するシステムが提案されている。
【0007】このようなシステムにおいては、例えば、
複写機の原稿台に原稿をセットする代わりに、コンピュ
ータ機器に記録された原稿に相当するファイルを指定
し、また、複写機の操作パネルのボタンを押す代わり
に、コンピュータ機器に再現された仮想的な操作パネル
のボタンを、マウスやキーボードによって指示すること
により押す。ただし、この場合も、事務機器の操作パネ
ルを操作する場合と同様であり、複数のボタンを特定の
順番で押すことにより、機能を選択し、パラメータを指
定する。
【0008】また、このようなコンピュータ機器または
事務機器の操作方法を簡易に行うようにする技術として
は、例えば、特開平5−334029号公報に記載され
ている「電子機器」の技術が参照できる。この技術によ
ると、例えば、ヘルプキーを操作した時に、そのとき、
選択実行しているモードに対応したヘルプ画面が表示画
面に直接表示され、目標とする機能のヘルプ画面を得る
のに操作の煩わしさがない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、事務機器の
多機能化が進むにつれて、機能ボタンの操作が複雑とな
り、利用者が望む機能の選択やパラメータの指定が簡易
に行えないという問題が生じている。つまり、操作ボタ
ンの数が多すぎて、利用者が必要とするボタンを探すこ
とが難しくなっており、また、異なる事務機器の間で、
ほぼ同一の機能でありながら、異なる名前が付けられて
いるボタンがあるため、ある事務機器の操作に精通した
としても、他の同様の事務機器において適切なボタンを
探すことは容易ではない。
【0010】複数のボタンを特定の順番で押す操作方法
では、利用者がそれらの順番を覚えておく必要があるた
め、また、ボタンの操作順番を思い出したり、その見当
をつける助けのために、操作ボタンには名前が付けられ
る。その場合、各操作ボタンの名前は、例えば、ボタン
の操作の順番に従って、包括概念の抽象的な名前のボタ
ンから次第に具体的な名前のボタンへと進むように付け
られている。つまり、初期の操作で、押されるボタンに
は、そのボタンの操作から始まる操作により、指定でき
る全ての機能を包括的に意味するように、包括的な概念
の名前が付けられるため、必然的に抽象的な名前のボタ
ンとなる。
【0011】しかし、利用者は、所望する機能によっ
て、具体的な項目に関心があることが多く、抽象的な名
前のボタンは、順番を思い出したり見当をつける助けに
ならないばかりでなく、このボタンを初めの方に押さな
ければならないので、正しい順番で押すことの妨げにな
る場合もある。
【0012】また、複数のボタンを特定の順番で押す方
法によれば、利用者が以前に行ったことのある操作と同
じ操作を行う場合でも、以前と同じだけの手間をかけて
複数のボタンを押す必要がある。これに対しては、一連
のボタン操作を利用者が登録できる登録機能を含む構成
の事務機器も開発されているが、利用者にとっては、一
連のボタン操作を登録するための操作が複雑であり、せ
っかくの登録機能も十分に利用されていない。
【0013】コンピュータ機器の表示画面上に、複写機
などの事務機器の操作パネルを仮想的に再現する方法
は、多機能化が進む事務機器の操作に関する前述の問題
まで全てを継承してしまう。つまり、事務機器の操作パ
ネルの機能を忠実に再現すればするほど、機能の選択や
パラメータの指定の困難さという問題が同様に生じる。
逆に、コンピュータ機器から利用できる事務機器の機能
を制限し、機能の選択やパラメータの指定を簡便にする
ことも考えられるが、この方法は次のような2つの点で
問題がある。一つ目の問題は、コンピュータ機器からで
は利用できない機能があるという問題であり、2つ目の
問題は、同じ事務機器を操作するのに、機器の前で直接
操作する場合と、コンピュータ機器から操作する場合と
で、操作方法が異なり、複数の操作方法を覚えていなけ
ればならないという問題である。
【0014】また、コンピュータ機器を利用する場合
は、事務機器を直接利用する場合に比べ、操作に関する
知識が利用者の間に広まりにくいという問題もある。す
なわち、従来の事務機器が使用される態様では、複数の
利用者で共有して使用される態様が多く、ある利用者が
事務機器の前で、操作がわからず、手間取っているよう
な場合でも、知識を持つ他の利用者がそのことに気づ
き、その場で操作方法を教えることも可能であったが、
しかし、基本的に個人で占有することの多いコンピュー
タ機器を通して、事務機器を自席で操作する場合には、
他の利用者から知識を教えてもらう機会が少なくなると
いう問題である。
【0015】利用者は、自身の備忘録として、あるいは
他の利用者の参考のために、業務で利用する上で獲得し
た操作に関する知識およびヒントなどを、取扱い説明書
等に書き込むことが行われているが、しかし、コンピュ
ータ機器を通して事務機器を自席で操作する場合には、
せっかく備忘録あるいは参考のために残された記述が、
有効に機能しないという問題もある。
【0016】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、本発明の目的は、複写機,フ
ァクシミリ装置、プリンタ装置、スキャナ装置、あるい
はそれらの複合装置などの画像入出力装置を操作する操
作装置のユーザ・インタフェースを改良し、利用者が操
作時間を短縮でき、利用者が学習負担を軽減できる画像
入出力装置の操作装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の第1の特徴とする画像入出力装置の
操作装置は、画像入出力装置における状態情報表示装置
と操作情報入力装置と同様な状態情報表示部と操作情報
入力部とを有し、前記画像入出力装置に接続された情報
端末装置に構成される画像入出力装置の操作装置におい
て、階層構造を持つ操作画面群を保持し、前記操作情報
入力部により利用者が入力する文字列に対応する文字情
報を持つ操作画面を検索し、前記状態情報表示部に表示
する登録検索手段と、前記登録検索手段により表示され
た操作画面に応じて、前記操作情報入力部から利用者が
入力する操作情報を前記画像入出力装置に伝達する伝達
手段とを備えることを特徴とする。
【0018】また、本発明の第2の特徴とする画像入出
力装置の操作装置においては、前記登録検索手段が、検
索された操作画面の名前を複数表示する候補表示手段
と、表示された操作画面の名前から利用者が一つの操作
画面を選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0019】また、本発明の第3の特徴とする画像入出
力装置の操作装置においては、前記登録検索手段が、過
去に入力された文字列と検索された操作画面の名前の組
を表示する履歴表示手段と、表示された操作画面の名前
から利用者が一つの操作画面を選択する選択手段とを備
えることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の画像入出力装置の操作装置は、画像入
出力装置における状態情報表示装置と操作情報入力装置
と同様な状態情報表示部と操作情報入力部とを有し、前
記画像入出力装置に接続された情報端末装置に構成され
る。
【0021】本発明の第1の特徴とする画像入出力装置
の操作装置において、登録検索手段が、階層構造を持つ
操作画面群を保持し、前記操作情報入力部により利用者
が入力する文字列に対応する文字情報を持つ操作画面を
検索し、前記状態情報表示部に表示すると、伝達手段
が、前記登録検索手段により表示された操作画面に応じ
て、前記操作情報入力部から利用者が入力する操作情報
を前記画像入出力装置に伝達する。
【0022】また、本発明の第2の特徴とする画像入出
力装置の操作装置においては、前記登録検索手段に、候
補表示手段と選択手段とが備えられ、候補表示手段が、
検索された操作画面の名前を複数表示すると、選択手段
により、表示された操作画面の名前から利用者が一つの
操作画面を選択する。
【0023】本発明の第3の特徴とする画像入出力装置
の操作装置においては、前記登録検索手段に履歴表示手
段と選択手段とが備えられ、履歴表示手段が、過去に入
力された文字列と検索された操作画面の名前の組を表示
すると、選択手段が、表示された操作画面の名前から利
用者が一つの操作画面を選択する。
【0024】このような構成により、操作画面の階層構
造のレベルの深さにかかわらず、利用者は文字列の入力
操作で操作画面が検索でき、階層の深い操作画面であっ
ても容易に表示させて操作することができる。また、利
用者が入力した文字列をキーワードに持つ複数の操作画
面を検索し選択できるので、複数の操作画面を必要とす
る関連した操作群を容易に実行することができる。更
に、履歴表示手段を用いると、利用者が過去に検索した
操作画面を選択でき、これにより、先に入力した文字列
を用いて、後では特に文字列を入力しなくても必要な操
作画面を呼び出すことができる。
【0025】ここでの操作情報入力部としては、例え
ば、キーボード、手書き文字認識ツール、および音声認
識ツールなど等を使用することができる。また、情報端
末装置としては、パーソナルコンピュータが用いられる
が、そのほかに、複写機,ファクシミリ装置,プリンタ
装置,スキャナ装置,あるいはそれらの複合装置等の画
像入出力装置と一体で実現された入出力操作端末装置の
構成も含まれる。また、コンピュータ機能を備えた情報
端末装置のように、利用者が文字列を入力し画像や文字
列の情報を表示するような作用をするものであれば、ネ
ットワークに接続された独立な情報端末装置であっても
よく、ネットワークに接続された画像入出力装置と一体
で構成されたものであってもよい。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、複数の実施例について説明するが、全図面
を通して、同一の要素は同一の符号を付して説明する。
【0027】<第1実施例>まず、本発明の第1実施例
を説明する。図1は、本発明の第1実施例の画像入出力
装置の操作装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は登録検索部、2は通信制御部、3は状態情
報表示部、4は操作情報入力部、5は操作画面群、6は
情報端末装置、7は画像入出力装置である。登録検索部
1,通信制御部2,状態情報表示部3,および、操作情
報入力部4は、相互に情報の交換が可能なように接続さ
れており、情報端末装置6を構成している。情報端末装
置6と画像入出力装置7は、通信制御部2を介して互い
に情報の交換が可能なように接続されている。
【0028】登録検索部1は、複数の操作画面群5を記
憶している操作画面記憶モジュール(図示せず)と、画
面記憶モジュールから所望する画面を検索する操作画面
検索モジュール(図示せず)から構成される。操作画面
記憶モジュールのハードウェア構成は、RAM,RO
M,磁気ディスクのように画面情報を記憶できるもので
あれば、どのような構成を利用してもよい。また、記憶
されている操作画面群5の各々の操作画面は、日本語や
英語などのテキスト、絵や図形、そして音声などのよう
に、状態情報表示部3により操作画面の内容が提示でき
るものであれば、どのようなものでもよい。操作画面検
索モジュールの検索アルゴリズムは、キーワードによる
文字列検索の検索アルゴリスムなど、従来のデータベー
スにおける検索アリゴリズムがそのまま利用できる。
【0029】通信制御部2は、情報端末装置6の情報を
画像入出力装置7に伝達すると同時に、画像入出力装置
7の状態情報を情報端末装置6に伝達する。通信制御処
理を行う通信処理モジュールが利用される。状態情報表
示部3は、ハードウェア構成としては、情報を視覚的に
表示するディスプレイ装置と、必要で応じて、画像入出
力装置7に設けられる音声案内装置と同様な操作案内情
報を出力するため、スピーカのような音声出力装置とか
ら構成される。また、操作情報入力部4は、検索したい
操作画面に関する文字列を入力すると同時に、操作画面
に表現されたボタン類を指示するもので、ハードウェア
構成としては、例えば、キーボードのような入力装置と
マウスのようなポインティングデバイスから構成され
る。
【0030】このような情報端末装置6において、状態
情報表示部3および操作情報入力部4による入出力操作
は、ディスプレイ上でのユーザインタフェースとして、
グラフィカルユーザインタフェース(GUI)の動作環
境を用いて行う。例えば、文書のアイコン(図示せず)
をファクシミリのアイコン(図示せず)上に転記する動
作をマウスカーソルの操作で指示することにより、ここ
で画像入出力装置の操作装置の機能が起動され、図2に
示すような画像入出力装置の操作装置ウィンドウがオー
プンする。登録検索部1は、ディスプレイ画面上のイン
タフェース部分として、操作画面群5を検索するための
検索領域と、操作画面を表示するための操作領域の2つ
に分けたインタフェース領域を制御する。
【0031】図2は、画像入出力装置の操作装置ウィン
ドウをオープンしたときの入力操作のためディスプレイ
上でのユーザインタフェースを説明する図である。図2
において、8は操作装置ウィンドウ、9は操作画面を表
示するための操作画面領域、10は処理の内容名の表示
領域、11は検索のためのキーワードの文字列を入力す
る文字列入力領域、12は検索された操作画面のタイト
ルなどを表示する候補表示領域、13は検索の開始を指
示する検索ボタン、14は終了ボタン、40はマウスカ
ーソルである。
【0032】この操作装置ウィンドウ8は、終了ボタン
14をマウスカーソル40で指示することにより閉じら
れる。操作画面領域9には、操作画面群5からの操作画
面が検索されて表示され、その表示された操作画面を用
いて、ここでの画像入出力装置の操作装置として機能を
実行する。操作画面領域9を除く他の領域は、操作画面
領域9に表示する操作画面群5からの操作画面を検索す
る操作を行う領域となっている。
【0033】つまり、操作装置ウィンドウ8が開かれ、
文字列入力領域11に検索のためのキーワードの文字列
が入力され、検索ボタン13が押されると、操作画面群
5の操作画面の検索が行われ、その検索結果の操作画面
のタイトルが候補表示領域12に表示される。候補表示
領域12には、例えば、検索された結果の複数の操作画
面のタイトルが表示されるので、その操作画面のタイト
ルの1つをマウスカーソル40により指示すると、操作
画面領域9に、指定された操作画面群5の操作画面が読
み出され表示される。ここでの操作装置ウィンドウ8に
よる個々の処理内容は、ウィンドウ上部の表示領域10
に、現在の処理の状態の内容名が表示される。
【0034】次に、画像入出力装置7が、ファクシミリ
装置と複写装置とプリンタ装置の複合装置である場合を
例として、情報端末装置6により操作装置ウィンドウ8
を開き、その複合装置を操作する場合の動作例について
説明する。図3および図4に示すフローチャートは、情
報端末装置6において操作画面群5の検索および検索さ
れた操作画面による画像入出力装置7の操作を行う場合
の処理手順を示すフローチャートである。図3および図
4のフローチャートに基づいて説明する。
【0035】まず、図3を参照する。操作装置ウィンド
ウ8が開かれて、この操作装置ウィンドウ8による処理
が開始されると、まず、終了ボタン14が押されたか否
かを判定する。終了ボタン14が押されると(ステップ
101)、ここでの処理を終了する。
【0036】終了ボタン14が押されない状態で(ステ
ップ101)、検索ボタン13が押されると(ステップ
102)、操作画面の検索を開始する。検索ボタン13
が押されたときに、文字列入力領域11に文字列があ
り、かつ、パラメータの設定途中を表す設定中フラグが
OFFである場合(ステップ103)、その文字列によ
りキーワード検索を行い、該当する操作画面を操作画面
群5から検索する処理を行う(ステップ104)。文字
列入力領域11に文字列がない場合、または設定中フラ
グがONである場合には、エラー処理を行う(ステップ
105)。
【0037】次に、検索の結果を判断し(ステップ10
6)、検索に失敗した時にはエラー処理を行う(ステッ
プ107)。検索に成功した時は、検索された操作画面
が複数あるかどうかを判断し(ステップ108)、検索
された操作画面が1つだけの時には、その操作画面を操
作領域9に表示する(ステップ109)。そして、検索
された操作画面の数にかかわらず、検索された操作画面
の名前(タイトル)を候補表示領域12に追加して表示
する(ステップ110)。
【0038】また、終了ボタン14が押されない状態で
(ステップ101)、かつ、検索ボタン13が押されな
い状態で(ステップ102)、次に、候補表示領域12
の中の操作画面の名前(タイトル)が指示されると(ス
テップ111)、設定中フラグがOFFであるか否かを
判定し(ステップ112)、設定中フラグがOFFであ
る場合は、指示された操作画面を操作領域9に表示する
(ステップ113)。また、設定中フラグがONである
場合はエラー処理を行う(ステップ114)。
【0039】このようにして、操作画面が検索され、指
定された操作画面が、操作領域9に表示されると、この
操作領域9に表示された操作画面を用いて、画像入出力
装置に対する操作入力を行う。上述のような操作画面の
検索の操作以外の操作が行われた場合は、画像入出力装
置に対する操作入力であるので、その入力操作を判定し
て、画像入出力装置に対して、操作信号を伝達する。
【0040】図4を参照する。操作画面の検索の操作以
外の操作が行われ、操作領域9内に表示された操作画面
の中のボタンが指示されたことが判定すると(ステップ
115)、そのボタンが操作画面を切り替えるボタンで
あるのか否かを判断する(ステップ116)。指示され
たボタンが、操作画面を切り替えるボタンであり、設定
中フラグがOFFである場合(ステップ117)、新し
い操作画面を操作領域9に表示し(ステップ118)、
当該操作画面の名前を候補表示領域12に追加して表示
する(ステップ119)。また、設定中フラグがONで
ある場合はエラー処理を行う(ステップ120)。
【0041】また、操作領域9内に表示された操作画面
の中で、指示されたボタンが、操作画面を切り替えるボ
タンでなく(ステップ116)、パラメータを入力する
ボタンが指示されると(ステップ121)、設定中フラ
グをONにして、入力されたパラメータを一時的に記憶
する(ステップ122)。また、パラメータを入力する
ボタンの指示でない場合(ステップ121)、一時的に
記憶しているパラメータを画像入出力装置7に伝達し
て、設定中フラグをOFFにする(ステップ123)。
そして、また、同様にして、これまでの処理を繰り返し
行う。
【0042】図5は、操作画面群の階層構造を説明する
図である。図5では、ファクシミリ装置の操作画面群の
階層構造が例示されている。利用者は、初期画面50か
ら操作ボタンを押すことによって、例えば、専門機能画
面51→仕様設定画面52→登録画面53の順番で操作
画面を辿る。これらの操作画面群は、目的とする操作画
面に到達するための選択操作を行う操作画面群であり、
選択レベルの操作画面群と呼ぶ。更に、登録画面53で
ボタンを押すと、目的とする短縮登録画面54に到達す
る。この短縮登録画面54による実際の操作は、短縮登
録画面54で短縮番号を入力し、次の番号設定画面55
で電話番号を入力し、宛先設定画面56で相手先名を入
力し、各種設定画面57では、最終的に目的とする各種
の値を設定する。このように、これら操作画面54〜5
7などは、実際にパラメータを設定するための操作画面
群であり、設定レベルの操作画面群と呼ぶ。
【0043】なお、図5に示すように、設定レベルの操
作画面群の操作画面の間には、順序関係が存在する。例
えば、短縮登録画面54→番号設定画面55→宛先設定
画面56→各種設定画面57という順序に提示されなけ
ればならない等の制約を満たす必要がある。そのため
に、設定レベルの中で最初に提示される必要がある操作
画面群を特にトップと呼ぶ。
【0044】図6は、操作画面群として記憶される各々
の操作画面情報の内容の一例を示す図である。図6に
は、ファクシミリ装置の操作画面群の内容情報の一部が
示されている。操作画面情報の内容は、図6に示すよう
に、例えば、1つの操作画面に対して、ID,名前,パ
ネル情報,キーワード,ボタン情報の各フィールドの情
報から構成される。IDフィールドには、当該操作画面
を一意に識別できる識別番号の数字が格納される。名前
フィールドには、利用者に提示するために当該操作画面
の内容をひと言で表現した文字列が格納される。パネル
情報フィールドには、利用者に提示するためのパネルに
表示する文字列群の情報が格納される。こでの文字列群
の情報として変数なども記述可能である。キーワードフ
ィールドには、操作画面の検索に利用するキーワードの
情報が格納される。このキーワードの情報は、操作画面
の特徴を表現した文字列であり、前述の操作画面群の階
層構造の設定レベルのトップの操作画面にのみ付与され
る。ボタン情報フィールドには、利用者に提示するため
のボタンの位置情報およびそのボタンが指示された場合
に実行されるスクリプトの情報が格納される。
【0045】このボタン情報フィールドに格納されるボ
タン情報のスクリプトの中には、操作画面を切り替える
ボタンであるか、パラメータを入力するボタンである
か、パラメータを設定するためのボタンであるか等のボ
タンの種類と、操作画面を切り替える場合に対して操作
画面間の階層構造を表現するリンク情報が記述される。
なお、このような操作画面情報の内容の情報検索を行う
場合、登録検索部1は、例えば、ハッシングなどの方法
で画面記憶部から所望の操作画面の情報を検索する。
【0046】図7は、操作領域に「短縮ダイヤルに登録
する」の操作画面が表示されている場合の操作装置ウィ
ンドウの表示画面の一例を示す図である。図7に示す操
作装置ウィンドウ8の表示画面の例は、文字列入力領域
11に「短縮登録」と入力した後に、検索ボタン13を
マウスカーソル40によりクリックして、検索を指示
し、操作画面を検索した場合の検索結果の操作画面が、
操作領域9に表示された表示画面例となっている。この
例の場合、「短縮登録」に該当する操作画面は1つしか
検索されなかったため、一つだけが検索され、操作領域
9にその操作画面がただちに表示され、候補表示領域1
2には、入力した文字列のキーワード検索を行った「−
短縮登録−」と、検索された操作画面の名前「短縮ダイ
ヤルに登録する」の一部の文字列とが表示されている。
【0047】もちろん、従来のように、操作領域9に表
示された操作画面のボタンを指示することによっても、
希望する操作画面を表示させることは可能である。ただ
し、その場合には、各々の操作画面を順次に辿り、図8
に示すようなファクシミリ装置の操作機能の階層構造の
中を、正しい順序でより深い階層へと下ってゆく必要が
ある。例えば、図7に示された操作装置ウィンドウ8の
操作領域9に表示された操作画面と同様な「短縮ダイヤ
ルに登録する」操作画面の短縮登録の機能は、図8に示
す操作機能の階層構造の中では、4番目の階層に存在す
る。この階層構造の中を移動する動作は、それぞれの順
次の操作画面の表示を繰り返し行い、操作画面を階層を
深い階層へと下ってゆく操作を行う(ステップ118:
図4)。
【0048】また、図9は、操作領域に「短縮ダイヤル
リストのプリント」の操作画面が表示されている場合の
操作装置ウィンドウの表示画面の一例を示す図である。
図9に示す操作装置ウィンドウ8の表示画面は、文字列
入力領域11に文字列「たんしゅく」を入力し検索した
場合の検索結果の操作画面の表示例である。この場合、
文字列「たんしゅく」に対するキーワード検索の検索結
果として、「短縮ダイヤルに登録する」と「短縮ダイヤ
ルリストのプリント」と「通信できます」との3つの操
作画面が検索される。このため、候補表示領域12に
は、それら3つの操作画面の名前の一部の文字列が表示
される。そして、その後、検索結果の操作画面の1つの
「短縮ダイヤルリストのプリント」が選択指示される
と、この操作画面が操作領域9に、図9に示すように表
示される。
【0049】なお、ここでの候補表示領域12は、履歴
記憶機能を備えており、これまでに検索された結果の操
作画面の名前が、検索キーワードと共に、そのまま追加
されて表示されている。したがって、利用者は、これま
での検索結果による操作画面の表示を希望する場合、こ
の候補表示領域12に表示されている操作画面の名前の
一部の文字列を選択指示することにより、操作領域9に
は、選択指示された操作画面が表示され、操作領域9に
表示された操作画面を用いて、ここでの画像入出力装置
(ファクシミリ装置)に対する操作入力が行える。
【0050】このように、この第1実施例の操作装置ウ
ィンドウの機能によると、操作対象の画像入出力装置の
操作画面の階層構造のレベルの深さにかかわらず、キー
ワードによる文字列のマッチングによって、希望する操
作画面を検索して表示することができ、表示された操作
画面を用いて、ここでの画像入出力装置(ファクシミリ
装置)に対する操作入力が行える。
【0051】すなわち、それぞれの機能の階層構造にお
いて、階層の深い操作画面であっても、例えば、操作画
面を特定する名前を指示するキー入力操作によって、階
層構造を下にレベルの深さに従って順次に辿ることな
く、ただちに容易に表示させることが可能になる。ま
た、一つの操作画面に検索のための複数のキーワードを
付加しておくことにより、利用者が操作画面におけるコ
マンド名称などを正しく想起できない場合に対しても、
関連する文字列から所望する操作画面を表示させること
が可能になる。また、キーワードに適合する複数の操作
画面の名前を候補表示領域12に表示しておき、それを
利用者が選択できるようにすることにより、関連する複
数の操作画面群をまとめて検索することが可能になる。
【0052】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
について説明する。前述の第1実施例に対して、更に、
操作画面の検索操作やパラメータの設定が容易に行える
ようにするため、検索された操作画面に対して、更に利
用者の独自のキーワードや、利用者の忘備録としてメモ
情報などの付加情報を付加できるような構成としても良
い。次に、このような構成とした第2実施例について説
明する。
【0053】図10は、第2実施例の画像入出力装置の
操作装置ウィンドウをオープンしたときの入力操作のた
めディスプレイ上でのユーザインタフェースを説明する
図である。図10において、8は操作装置ウィンドウ、
9は操作画面を表示するための操作画面領域、10は処
理の内容名の表示領域、11は検索のためのキーワード
の文字列を入力する文字列入力領域、12は検索された
操作画面のタイトルなどを表示する候補表示領域、13
は検索の開始を指示する検索ボタン、14は終了ボタン
である。これらは、第1実施例のユーザインタフェース
(図2)と同様のものである。また、15は付加情報の
登録が可能な状態(編集モード)に変更するための編集
ボタン、16は付加情報の登録を行うため情報の編集領
域、17は操作画面の検索のためのキーワードを表示し
編集するためのキーワード領域である。なお、第2実施
例の画像入出力装置の操作装置のハードウェア構成の機
能ブロック図は、第1実施例のそれ(図1)と同様な構
成になる。
【0054】次に、第2実施例の画像入出力装置の操作
装置において、操作画面に対して付加情報の登録を行う
場合の処理手順を、図11のフローチャートに基づいて
説明する。図11のフローチャートは、第1実施例の図
4のフローチャートに替わるものある。すなわち、第2
実施例の処理手順の処理フローは、図3および図11に
より構成される。基本的な処理手順の処理フローは、第
1実施例のそれと同様なので、変更部分のみについて説
明する。
【0055】図11を参照すると、ステップ115の判
定処理により操作領域のボタンが指示されなかった場合
に、ステップ201に入り、ステップ201〜ステップ
207の処理を行う。そして、この処理フローを抜ける
と、ステップ101に戻る。したがって、図11の処理
フローのステップ201に入るまでの処理は、第1実施
例の処理手順の処理フローによる処理(図4)と同様で
あるので、ここでの重複する説明を省略する。また、編
集途中における操作画面の遷移に関係するエラー処理に
ついては、本発明の要部の処理とは関係しないので、そ
の説明は省略する。
【0056】図11の処理フローのステップ201に入
ると、編集ボタン15が押された否かを判定する。編集
ボタン15が押されると、まず、ここで編集されたデー
タを登録できることを明示的に指示するため、[編集]
と表示されたボタンを、次の受け付け可能となる操作で
あるデータ保存の指示を表す[保存]の表示に変更する
(ステップ202)。次に、編集領域15とキーワード
領域17とを情報の編集が可能な状態に変更する(ステ
ップ203)。これにより、操作装置ウィンドウ8にお
いては、編集領域15とキーワード領域17とが表示さ
れ、付加情報の編集のための状態に変更され、編集ボタ
ンは保存ボタンに変更される。
【0057】このような操作装置ウィンドウ8の領域を
用いて、付加情報の編集のための操作を行った後、操作
画面ウィンドウにおいて、編集ボタンからその表示が変
更された保存ボタンが押されると(ステップ204)、
データ保存の指示を表す[保存]と表示されたボタン
を、編集して登録できることの指示を表す[編集]の表
示に変更する(ステップ205)。次に、編集領域16
とキーワード領域17とによる付加情報の編集が不可能
な状態に変更する(ステップ206)。そして、編集内
容を操作画面記憶モジュールに登録する(ステップ20
7)。
【0058】このように変形した第2実施例の構成によ
れば、利用者が操作画面に対して登録した付加情報が、
常に、当該操作画面と共に検索され表示されることにな
り、これらの付加情報を、利用者自身の備忘録として、
あるいは他の利用者の操作方法を知る目的で簡易に参照
することが可能になる。
【0059】<第3実施例>次に、本発明の第3実施例
について説明する。前述の第1実施例および第2実施例
に対して、更に、操作画面の検索操作が容易に行えるよ
うにするため、取扱説明書に記載した数字コードと、同
じ数字コードを操作画面を検索するためキーーワードと
用いられるように変形する。これにより、利用者は、取
扱説明書の対応ページの記載された数字コードの入力に
より、直ちに、必要な操作画面が操作装置ウィンドウに
得られる。次に、このような構成とした第3実施例につ
いて説明する。
【0060】図12は、第3実施例の画像入出力装置の
操作装置の概略の構成を示す図である。図12におい
て、取扱い説明書18は、情報端末装置6とも画像入出
力装置7とも独立しているが、情報端末装置6と同時に
利用することが可能な文書である。図12の下部側に示
すように、取扱い説明書18は、その一部の書面のペー
ジ19の中に、操作画面を検索するための複数桁からな
る数字コード20が記載されている。この例では、短縮
番号を登録するための操作が説明されているページ19
において、数字コード20がその見出し部分に「Xコー
ド:20290」として記載されている。この数字コード2
0のコードは、図13に示すように、操作画面情報の内
容情報の中にあるキーワードとして、各操作画面を一意
に識別できる複数桁からなる数字コードが持たせてあ
る。これにより、この数字コード20の数値キー入力に
より、対応の操作画面が直ちに得られる。
【0061】このように、第3実施例では、各々の操作
画面のキーワードとして、数字コード20を、取扱説明
書18の対応するページの数字コード20とそれぞれ同
一の数字としており、利用者は、希望する操作画面を検
索する際に、取扱い説明書18に書いてある数字コード
20を入力するだけで、操作画面を迅速に検索すること
が可能になる。
【0062】以上に説明したように、本発明の各実施例
の画像入出力装置の操作装置によれば、利用者が希望す
る機能の処理内容を表す文字列を文字列入力領域11に
入力し、検索ボタン13を指示することにより、この操
作だけで、希望する操作画面を操作領域9に表示させる
ことができる。例えば「たんしゅく」という文字列を入
力し、検索ボタンを押すだけで短縮番号の登録の操作画
面が検索できる。このため、利用者が望む機能の選択や
パラメータの指定の操作が、操作画面を選択する操作を
行うことなく、操作時間を短縮して直ちに行える。ま
た、希望する機能の処理内容を表す文字列を入力するだ
けなので、初めての利用者であっても容易に使いこなす
ことができる。
【0063】図8の操作機能の階層構造に示されるよう
に、操作画面の階層のでは、実際にパラメータの変更を
行うための操作画面のほとんどは5番目以下の階層に存
在している。したがって、目的とする操作画面に到達す
る1番目から5番目までの階層における適切な名前をす
べて記憶している必要がある。図8に示す具体例で説明
すると、例えば、ファクシミリ装置の“短縮登録”の機
能を用いる場合は、[専門機能]→[仕様設定1]→
[登録1]→[短縮登録]という名前を捜し出してこの
順番に指示しなければならなかった。1番目の階層から
5番目までの階層を下がってゆくための操作も複雑であ
る。図5に示した例では、実に、延べ8回も4種類の異
なるボタンを押さなければならなかった。これらの手間
のかかる操作が、文字列の入力と検索ボタンの押下だけ
で行える本発明の効果は顕著である。
【0064】また、利用者が以前に行ったことのある操
作と同じ操作を行う場合は、本実施例の操作装置ウィン
ドウ8によると、候補表示領域12には、先に使用した
操作画面の名前が表示されているので、操作情報入力部
4を使用して、希望の処理が実行できる操作画面の名前
を選択するだけで、希望する操作画面を操作領域9に表
示させることができる。ある特定のコマンドを使い、文
字列のマッチングによって情報ファイルやデータを検索
することができる構成のコンピュータ機器や、ある特定
のコマンドを使い、利用者が以前に行ったコマンドを表
示させて番号で再指定できるが、本実施例の画像入出力
装置の操作装置では、特定のコマンドを使わなくても、
常に、文字列入力領域11と候補表示領域12が利用可
能な状態で提示されているので、コンピュータ機器に対
する特別な知識を持たないような事務機器の利用者であ
っても容易に使いこなすことができる。
【0065】操作画面のキーワード検索では、検索用の
文字列を入力する領域や検索された結果を表示する領域
が、常に利用可能な状態で提示されている。また、本実
施例の画像入出力装置の操作装置では、操作画面を検索
するだけではなく、検索された操作画面を利用者が操作
することにより、画像入出力装置にパラメータや指示を
伝達することが可能である。更に、検索された操作画面
内のボタンを指示することにより、操作画面間の階層構
造と同時に順序構造にも則した形で、希望する操作画面
に遷移させることができる。
【0066】また、利用者は、希望の処理内容を表す文
字列を正確に思い出すことができるとは限らない。この
ような場合でも、本実施例の画像入出力装置の操作装置
によると、異なる複数の文字列から希望する操作画面を
検索することができるので、例えば、短縮番号の登録の
画面を検索する場合には、ひらがな文字の「たんしゅ
く」だけでなく、「とうろく」「短縮」「短縮登録」な
どで検索することができる。また、更に、取扱い説明書
の対応するページに記載された「2029」などの数字
コードでよっても検索することもできる。したがって、
ほぼ同一の機能に対して異なる名前が付けられた複数の
事務機器を使用する利用者であっても間違いが少なく使
いこなすことができる。
【0067】更に、利用者は、誰かが後の参考のために
と付加した情報を参照にしながら、操作画面を操作でき
る。例えば、例えば、外線への送信のために、電話番号
の頭に0を付けなければならないような利用環境では、
短縮登録の操作画面に「外線の番号は頭に0を付けるこ
と」などの付加情報が一緒に表示されるようにできるた
め、誤登録を防ぐ効果が期待できる。基本的に個人で占
有することの多いコンピュータ機器を通して自席で操作
する場合には、他の利用との知識の共有は困難になる
が、本実施例の画像入出力装置の操作装置では、他の利
用者と知識を共有することも容易である。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像入
出力装置の操作装置によれば、利用者が希望する機能の
処理内容を表す文字列を入力し、検索ボタンを指示する
ことにより、この操作だけで、希望する操作画面を表示
させて、画像入出力装置に対する操作を行うことができ
る。このため、利用者が望む機能の選択やパラメータの
指定の操作が、操作画面を選択する操作を行うことな
く、操作時間を短縮して直ちに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施例の画像入出力装置
の操作装置の構成を示すブロック図、
【図2】 図2は画像入出力装置の操作装置ウィンドウ
をオープンしたときの入力操作のためディスプレイ上で
のユーザインタフェースを説明する図、
【図3】 図3は情報端末装置において操作画面群の検
索および検索された操作画面による画像入出力装置の操
作を行う場合の処理手順を示す第1のフローチャート、
【図4】 図4は情報端末装置において操作画面群の検
索および検索された操作画面による画像入出力装置の操
作を行う場合の処理手順を示す第2のフローチャート、
【図5】 図5は操作画面群の階層構造を説明する図、
【図6】 図6は操作画面群として記憶される各々の操
作画面情報の内容の一例を示す図、
【図7】 図7は操作領域に「短縮ダイヤルに登録す
る」の操作画面が表示されている場合の操作装置ウィン
ドウの表示画面の一例を示す図、
【図8】 図8はファクシミリ装置の操作機能の階層構
造を示す図、
【図9】 図9は操作領域に「短縮ダイヤルリストのプ
リント」の操作画面が表示されている場合の操作装置ウ
ィンドウの表示画面の一例を示す図、
【図10】 図10は第2実施例の画像入出力装置の操
作装置ウィンドウをオープンしたときの入力操作のため
ディスプレイ上でのユーザインタフェースを説明する
図、
【図11】 図11は第2実施例の処理手順の要部の処
理フローを示すフローチャート、
【図12】 図12は第3実施例の画像入出力装置の操
作装置の概略の構成を示す図、
【図13】 図13は第3実施例の操作画面情報の内容
情報の一部を例示する図である。
【符号の説明】
1…登録検索部、2…通信制御部、3…状態情報表示
部、4…操作情報入力部、5…操作画面群、6…情報端
末装置、7…画像入出力装置、8…操作装置ウィンド
ウ、9…操作領域、10…内容名表示領域、11…文字
列入力領域、12…候補表示領域、13…検索ボタン、
14…終了ボタン、15…編集ボタン、16…編集領
域、17…キーワード領域、18…取扱説明書、19…
取扱説明書のページの一部、20…数字コード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入出力装置における状態情報表示装
    置と操作情報入力装置と同様な状態情報表示部と操作情
    報入力部とを有し、前記画像入出力装置に接続された情
    報端末装置に構成される画像入出力装置の操作装置にお
    いて、 階層構造を持つ操作画面群を保持し、前記操作情報入力
    部により利用者が入力する文字列に対応する文字情報を
    持つ操作画面を検索し、前記状態情報表示部に表示する
    登録検索手段と、 前記登録検索手段により表示された操作画面に応じて、
    前記操作情報入力部から利用者が入力する操作情報を前
    記画像入出力装置に伝達する伝達手段とを備えることを
    特徴とする画像入出力装置の操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像入出力装置の操作
    装置において、前記登録検索手段は、 検索された操作画面の名前を複数表示する候補表示手段
    と、 表示された操作画面の名前から利用者が一つの操作画面
    を選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像入
    出力装置の操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像入出力装置の操作
    装置において、前記登録検索手段は、 過去に入力された文字列と検索された操作画面の名前の
    組を表示する履歴表示手段と、 表示された操作画面の名前から利用者が一つの操作画面
    を選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像入
    出力装置の操作装置。
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