JP4186722B2 - アルペジオパターンデータ作成装置及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、押鍵に応じてアルペジオ(分散和音)を生成するために用いられるアルペジオパターンデータを効率的に作成することができるアルペジオパターンデータ作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特許文献1に示されるように、伴奏パターンを用いて自動伴奏を生成する手段としてアルペジエータが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−22354号公報
【0004】
このアルペジエータは、押鍵に応じてアルペジオを生成するものであり、アルペジオパターンとして、複数のキー番号(音高に対応したノートナンバーではなく、単純な番号)とその発音タイミングが記憶されている。特許文献1の「固定モードオフ」時には、同時に押鍵された複数のノート番号に所定のルール(例えば、音高の低い順)に従って番号を割り振り、アルペジオパターン中のキー番号に対応した番号が割り振られているノート番号をその発音タイミングで発生させるというように、押鍵音を元にした“ノーマル”タイプのアルペジオ生成を行うことができる。また、特許文献1の「固定モードオン」時のように、アルペジオパターン内に固定音高を指定する“フィックスド・ノート”タイプのアルペジオを生成することもある。
【0005】
さらに、1つのアルペジオパターン自体に、このような“ノーマル”タイプのアルペジオ生成と“フィックスド・ノート”タイプのアルペジオ生成を指示する情報を混在させることが考えられている。このように両タイプの指示情報が混在するアルペジオパターンデータを作成する場合、従来技術を踏襲すると、1乃至複数のトラックに記録されている部分的な発音データを元にして、各トラックの発音データを、順次、ノーマルかフィックスド・ノートかの何れかの変換タイプに応じて、それぞれ変換して行く方法により、所望のアルペジオパターンデータを作成することができる。
【0006】
しかしながら、このような方法では、アルペジオパターンデータの作成過程において、1トラック分ずつタイプを指定して変換するという作業を、必要トラック数分、繰り返さなければならない。また、出来上がったアルペジオパターンデータの確認は、このトラック数分の設定と変換の作業を繰り返した後でないとできない。そのため、タイプの組み合わせを1つ変えるだけでも、トラック数分の設定と変換の作業が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような不都合に鑑み、アルペジオパターンデータ作成時に、複数グループ分の元演奏データ列を全グループ分一括してアルペジオパターンデータに変換することができ、グループ毎の設定の変更や変更による確認を容易にすることができるアルペジオパターンデータ作成システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、複数グループ〔トラック1〜M(例えば、M=4)〕の部分演奏データ(OD1〜ODM)から成る演奏データ列(OD)を取得するデータ取得手段(A;S1〜S2)であって、各部分演奏データ(OD1〜ODM)は、発音タイミング(Timing)がそれぞれ規定された複数の発音データ〔図2(1);トラック1〜4の部分演奏データOD1〜OD4内各行の発音ノート情報〕で構成されるもの(A;S1〜S2)と、各グループ(m=1〜M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)に対応してそれぞれ変換タイプ(Type[1]〜Type[M])を設定するタイプ設定手段(B;S3〜S4)と、アルペジオパターンデータ生成の指示(C;S7)に応じて、データ取得手段により取得された演奏データ列(OD)を構成する全てのグループ(1〜M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)を、タイプ設定手段により設定された各グループ(1〜M)毎の変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従い、アルペジオパターンデータ〔AD(Arp)〕に変換するデータ変換手段〔C,D;S6〜S8(S81〜S84)〕であって、これら部分演奏データ(OD1〜ODM)の夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループ(1〜M)に設定された変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従って変換し、発音タイミング(Timing)順に並べて1つのアルペジオパターンデータ(Arp)としてセットするもの〔C,D;S6〜S8(S81〜S84)〕とを具備するアルペジオパターンデータ作成装置〔請求項1〕、並びに、複数グループ(トラック1〜M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)から成る演奏データ列(OD)を取得するデータ取得ステップ(S1〜S2)であって、各部分演奏データ(OD1〜ODM)は、発音タイミング(Timing)がそれぞれ規定された複数の発音データ〔図2(1);トラック1〜4の部分演奏データOD1〜OD4内各行の発音ノート情報〕で構成されるもの(S1〜S2)と、各グループ(m=1〜M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)に対応してそれぞれ変換タイプ(Type[1]〜Type[M])を設定するタイプ設定ステップ(S3〜S4)と、アルペジオパターンデータ生成の指示(S7)に応じて、データ取得ステップで取得された演奏データ列(OD)を構成する全てのグループの部分演奏データ(OD1〜ODM)を、タイプ設定ステップで設定された各グループ(m)毎の変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従い、アルペジオパターンデータ〔AD(Arp)〕に変換するデータ変換ステップ〔S6〜S8(S81〜S84)〕であって、これら部分演奏データ(OD1〜ODM)の夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループ(1〜M)に設定された変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従って変換し、発音タイミング(Timing)順に並べて1つのアルペジオパターンデータ(Arp)としてセットするもの〔S6〜S8(S81〜S84)〕とから成る手順をコンピュータに実行させるアルペジオパターンデータ作成プログラム〔請求項3〕が提供される。また、この発明によるアルペジオパターンデータ作成装置において、タイプ設定手段(A;S1〜S2)により設定されるグループ(1〜M)毎の変換タイプ(Type[1]〜Type[M])は、作成されたアルペジオパターンデータ〔AD(Arp)〕を再生する際に指定される音高に基づき発音されるべきことを指示するタイプ(ノーマル)と、アルペジオパターンデータ作成の元になった部分演奏データ(OD1〜ODM)に規定された音高に基づき発音されるべきことを指示するタイプ(フィックスド・ノート)との何れかである(段落[0025])〔請求項2〕ように構成することができる。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号、用語、箇所等である。
【0009】
〔発明の作用〕
この発明によるアルペジオパターンデータ作成システムにおいては、アルペジオパターンを生成するための元データ(OD)として用意される演奏データ列は、例えば「トラック」などのグループ(1〜M)別に、複数(M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)に分けられており(A;S1〜S2)、各部分演奏データ(OD1〜ODM)は、発音タイミング(Timing)がそれぞれ規定された複数の発音データ〔図2(1);トラック1〜4の部分演奏データOD1〜OD4内各行の発音ノート情報〕で構成される。システムは、アルペジオパターン生成の際、例えば変換タイプテーブル(TT)等のタイプ設定手段(B;S3〜S4)を用いて設定された各グループ(1〜M)毎の変換タイプ(Type[1]〜Type[M])を参照することにより、演奏データ列(OD=OD1〜ODM)から全グループ分(OD1〜ODM)を一括してアルペジオパターンデータ(ADn)に変換する〔C,D;S6〜S8(S81〜S84)〕。すなわち、全グループの部分演奏データ(OD1〜ODM)の夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループ(1〜M)の変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従って変換し、発音タイミング(Timing)順に並べることで、1つのアルペジオパターンデータ(Arp)としてセットする。
【0010】
つまり、このシステムでは、アルペジオパターンデータ生成の元データ(OD)として、グループ(トラック1〜M)別に分けられ、それぞれ発音タイミング(Timing)が規定された複数の発音データを含む複数(M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)を用意する(A;S1〜S2)と共に、アルペジオパターンデータ生成のパラメータとして、各グループ(トラック1〜M)に対応して変換タイプ(Type[1]〜Type[M])を設定しておき(B;S3〜S4)、アルペジオパターンデータ生成の指示を与えると(C;S7)、全グループ(1〜M)の部分演奏データ(OD1〜ODM)における夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループ(1〜M)に対応して設定された変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従って変換し、発音タイミング(Timing)順に並べて1つのアルペジオパターンデータ(Arp)としてセットするという方法で、グループ毎に設定された各変換タイプ(Type[1]〜Type[M])に従って全グループの部分演奏データ(OD1〜ODM)を一括してアルペジオパターンデータ(ADn)に変換する〔C,D;S6〜S8(S81〜S84)〕ことにより、全グループ分の演奏データ列から、たった一度の変換処理で、各部分の発音パターンに対応して所望の変換タイプが設定されたアルペジオパターンデータを生成するようになっている(請求項1,3)。また、変換タイプについては、作成されたアルペジオパターンデータ〔AD(Arp)〕を再生する際に指定される音高に基づき発音されるべきことを指示するタイプ(ノーマル)や、アルペジオパターンデータ作成の元になった部分演奏データ(OD1〜ODM)に規定された音高に基づき発音されるべきことを指示するタイプ(フィックスド・ノート)がある(請求項2)。
【0011】
このように、この発明によると、アルペジオパターンデータ作成過程において、ノーマルかフィックスド・ノートか等の変換タイプの設定を元データの各グループに対して行った後、複数グループ分の元データを全グループ分一括してアルペジオパターンデータに変換することにより、グループ毎の変換タイプの設定作業とアルペジオパターンデータへの変換作業を交互に繰り返すことなく、変換作業を一度で済ませているので、効率的にアルペジオパターンデータの作成を行うことができ、また、作成中のアルペジオパターンデータの確認が容易になり、グループ毎の設定変更や設定変更による確認を容易にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔システム構成〕
図5は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ作成システムのハードウエア構成例を示す。この例では、アルペジオパターンデータ作成装置本体を構成する情報処理装置には、パーソナルコンピュータに演奏データ入力及び楽音生成機能を設けた演奏データ処理装置が用いられるが、電子楽器に特化した形態の演奏データ処理装置を用いてもよい。このアルペジオパターンデータ作成装置は、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、入力操作部5、表示部6、音源部7、通信インターフェース(通信I/F)8などの要素がを備え、これらの要素1〜8はバス9に接続される。
【0013】
装置全体を制御するCPU1は、所定の制御プログラムに従って各種処理を実行し、RAM2は、これらの処理で利用される種々の情報を一時的に記憶するための処理バッファとして機能する。例えば、アルペジオパターンデータ作成処理時には、元データや変換タイプをトラック別に格納したり、アルペジオパターンデータを格納するためのバッファ領域(Data,Type,Arp)がRAM2上に確保される。また、ROM3は、CPU1にアルペジオパターンデータ作成処理を実行させるためのアルペジオパターンデータ作成プログラムや同利用プログラムを含む各種制御プログラムや各種データ等を記憶している。
【0014】
外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)や、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、メモリカード等の記憶媒体を用いた記憶手段であり、作成後のアルペジオパターンデータを保存するのに用いられる。また、アルペジオパターンデータ作成プログラム等の各種制御データは、ROM3だけでなく外部記憶装置4に記憶させることができる。
【0015】
例えば、ROM3に制御プログラムが記憶されていない場合、HDやCD−ROMなどの外部記憶装置4に制御プログラムを記憶させておいてそれをRAM2に読み込むことで、ROM3に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる、制御プログラムの追加やバージョンアップ等を容易に行うことができる。例えば、アルペジオパターンデータ作成処理等に用いられるプログラムやメロディデータ等をインストールすることによって、所望のアルペジオパターンデータ作成装置を実現することができる。
【0016】
入力操作部5は、マウスやキーボード等の操作子及び検出回路から成り、操作子による設定/演奏入力操作の内容を検出回路で検出してシステム内に導入する。例えば、キーボード上の各種キーやスイッチにてこのシステムの動作状態を設定したりアルペジオパターンデータ作成に必要な各種情報を入力し、或いは、キーボードに演奏用鍵盤と同等の演奏入力機能を割り当てることによって押鍵音情報などの演奏データを入力することができる。表示部6は、ディスプレイ(CRT、LCD等の表示器)10の表示内容や各種インジケータの点灯状態をCPU1からの指令に従って制御し、入力操作部5の操作に対する表示援助を行う。
【0017】
音源部7は、音源(ソフトウエアを含む)や効果付与DSPを含み、CPU1で処理された入力演奏データやアルペジオ発音データなどの演奏データに対応する楽音信号を生成し、音源部7に接続されるサウンドシステム11は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、音源部7からの楽音信号に基づく楽音を発生する。つまり、音源7及びサウンドシステム11は楽音生成部を形成し、例えば、アルペジオパターンデータの利用時には、当該アルペジオパターンデータに従って生成されたアルペジオ発音データに基づく楽音を発音することができる。
【0018】
また、図示の通信I/F8は、ローカルエリアネットワーク(LAN)や、インターネット、電話回線などの一般用通信ネットワーク、或いは、MIDI用ネットワークに接続される各種インターフェースを一括して表わしており、サーバ等の他のコンピュータやMIDI機器などの種々の外部機器PDと、必要な各種情報を授受することができる。例えば、この装置に制御プログラムや各種データ等が記憶されていない場合、通信I/F8を介して他のコンピュータPDから制御プログラムや制御データ等をダウンロードすることができる。また、外部機器PDのMIDI鍵盤などの演奏入力操作装置を用いて、この装置の演奏操作に基づく演奏データを通信I/F8から取り込むこともできる。
【0019】
〔全体の動作例〕
図1は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ作成システム全体におけるアルペジオパターンデータ作成及び利用態様の概要を表わす機能的なブロック図である。このシステムでは、アルペジオパターンデータを作成し利用するために、アルペジオパターンデータ作成及び利用プログラムに従ってCPU1を中心に機能するブロックとして、元データ取得部A、変換タイプ設定部B、アルペジオデータ作成指示部C、アルペジオデータ作成部D、アルペジオデータ記憶部E、アルペジオタイプ選択部F、押鍵音検出部G、アルペジオ発音データ生成部Hなどが備えられる。
【0020】
ここで、図1を用いてこの発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ作成システムについて、アルペジオパターンデータ作成利用プログラムによる主たる機能を概略的に説明しておくと、次のとおりである。このシステムでは、所望の演奏パターンを表わすアルペジオパターン用元データODが、トラック1〜M(M≧2)毎のグループに分けられて部分パターンデータOD1〜Mとして用意される(A)。また、変換タイプ設定テーブルTTにより、当該アルペジオパターンデータADnの内容に対応して付けられる所望のアルペジオタイプnに応じて、各部分パターンデータOD1〜ODMのトラック1〜M毎に変換タイプType[1]〜Type[M]を設定する(B)。そして、アルペジオパターンデータADnの生成を指示すると(C)、これに応じて、アルペジオパターン用元データODとして用意された全トラック1〜M分の部分パターンデータOD1〜ODMを、変換タイプ設定テーブルTTで設定された変換タイプType[1]〜Type[M]に従って、所望の演奏パターンを有する所望タイプnのアルペジオパターンデータADnに一括変換する(D)。
【0021】
以下、図1につき、より詳しく説明する。図1の例は、ブロックEに示すように、外部記憶装置4のアルペジオパターンデータ記憶領域に所定数N(N≧1)のアルペジオパターンデータAD1〜ADNが保存される場合を示している。ここで、個々のアルペジオパターンデータADn(n=1〜N)は、その発音パターンや発音時における再生の仕方を表わす発音パターンデータを有し、発音パターンデータの個々の特徴的な内容に対応して、特有のアルペジオタイプn(例えば、タイプ番号)が付けられる。このアルペジオタイプnは、アルペジオパターンデータADの利用時に所望のアルペジオパターンデータADnを選択するための識別情報として用いられる。
【0022】
さて、或るアルペジオタイプnのアルペジオパターンデータADnを作成するには、まず、元データ取得部Aにより、作成しようとするアルペジオパターンデータADn(n=1〜N)の元になるデータとして、複数グループ1〜M(図示の例ではトラック1〜M)に分けられた部分パターンデータOD1〜ODMから成るアルペジオパターン用元データ(以下、単に「元データ」という。)ODを取得する。なお、グループ分けされた各部分パターンデータOD1〜ODMは、以後の変換タイプ設定やデータ変換などの処理単位となる。
【0023】
例えば、アルペジオパターンデータ作成のために、所望のアルペジオ発音パターンの候補になり得る演奏パターンが複数のトラック1〜Mに分散されたメロディデータをROM3又は外部記憶装置4に予め用意しておき、このようなメロディデータをRAM2上に呼び出してディスプレイ10に表示する。当該メロディデータのトラック1〜Mに対し、作成するアルペジオパターンデータADnに必要な所望の箇所を指示する操作を行うと、この操作に応じて、元データ取得部Aは、当該箇所から所望の演奏パターン(演奏データ列)を選択的に抽出して、これを元データODとして、RAM2上に設けられた元データバッファDataに記憶する。このとき、元データODを構成する各トラック1〜M毎の部分パターンデータOD1〜ODMは、それぞれ、元データバッファDataのトラック対応部Data[1]〜Data[M]に格納される。
【0024】
次に、変換タイプ設定部Bにより、これらの部分パターンデータOD1〜ODMの変換タイプを設定する。つまり、作成されるアルペジオパターンデータADnのアルペジオタイプnに応じて、部分パターンデータOD1〜ODMに対応する各トラック(グループ)1〜M毎に“ノーマル”タイプや“フィックスド・ノート”タイプなどの変換タイプを設定する。この際、設定された各変換タイプは、RAM2上に設けられた変換タイプバッファTypeのトラック対応部Type[1]〜Type[M]に格納され、変換タイプ設定テーブルTTが作成される。図1左上の変換タイプの内容は、部分パターンデータOD1〜ODMの各トラック1,2,…,Mに対して、“フィックスド・ノート”、“フィックスド・ノート”、…、“ノーマル”の各変換タイプが設定されることを例示している。
【0025】
なお、変換タイプ設定テーブルTTで設定される“ノーマル”タイプは、アルペジオパターンデータを利用する際、当該アルペジオパターンデータ中に“ノーマル”タイプが設定されたトラックの音については、演奏される押鍵音の音高で発音されるべきことを指示する。また、“フィックスド・ノート”タイプは、アルペジオパターンデータ利用の際、“フィックスド・ノート”タイプが設定されたトラックの音については、押鍵音に拘わらず、当該トラックに設定された固定の音高で発音されるべきことを指定する。
【0026】
元データ取得部Aで元データODを取得し、変換タイプ設定部Bで各トラック1〜Mの変換タイプを設定した後、ユーザにより入力操作部5のデータ生成キーが操作されると、この操作に応じて、アルペジオデータ作成指示部Cは、アルペジオパターンデータの生成をアルペジオデータ作成部Dに指示する。
【0027】
アルペジオデータ作成部Dは、アルペジオデータ作成指示部Cの指示に応じて、変換タイプ設定テーブルTTに設定されている変換タイプType[1]〜Type[M]を参照しつつ、元データODとして用意された全トラック1〜M分の部分パターンデータOD1〜ODMを一括してアルペジオパターンデータADnに変換する(D)。この際、変換されたアルペジオパターンデータADnは、RAM2上に設けられたアルペジオタイプバッファArpに記憶される。
【0028】
このようにして、各部A〜Dの機能により、所望の発音パターンを有し所望の再生態様が設定された所望アルペジオタイプnのアルペジオパターンデータADnがバッファArpに生成される。そして、バッファArpのタイプ1個分のアルペジオパターンデータADnは、ユーザ操作に基づくアルペジオデータ保存指令に従って、ブロックE内に示されるような形式で外部記憶装置4のアルペジオデータ記憶領域に記憶される。従って、上述した生成・保存過程を、アルペジオタイプのn=1からn=Nまで順次行えば、N個のアルペジオタイプ1〜NのアルペジオパターンデータAD1〜ADNを新たに作成し保存することができる。
【0029】
外部記憶装置4に記憶されたアルペジオパターンデータADの利用時には、アルペジオパターンデータ利用プログラムに従って各部F〜Hが機能する。すなわち、アルペジオ演奏時には、まず、ROM3や外部記憶装置4に記憶されているアルペジオパターンデータADがRAM2上に読み出され、ユーザが操作子5によりアルペジオタイプnを指定する操作を行うと、アルペジオタイプ選択部Fは、当該タイプnのアルペジオパターンデータADnを選択的に指示する。
【0030】
さらに、ユーザが操作子5又はMIDI鍵盤PDを押鍵して演奏入力操作を行うと、押鍵音検出部Gは、この操作によるユーザ押鍵音情報KNを検出しアルペジオ発音データ生成部Hに出力するので、アルペジオ発音データ生成部Hは、アルペジオタイプ選択部Fで選択されたアルペジオパターンデータADnの内容に従って、アルペジオ発音データを生成し、生成されたアルペジオ発音データを音源部7に出力する。
【0031】
図2は、上述のようにして作成されるアルペジオパターンデータの作成例を示す。この例では、元データODは、図2(1)に示されるように、トラック即ちグループの数M=4であり、4つのトラック1〜4の部分パターンデータOD1〜OD4から成り、各部分パターンデータOD1〜OD4は、複数の発音ノート情報(各行)がタイミング順に並べられて構成される。また、各発音ノート情報は、各欄に示すように、タイミングデータTiming、ゲートタイムGate、音高データNote、ベロシティデータVel等のデータから成る。なお、タイミングデータTiming及びゲートタイムGateは、それぞれ、発音タイミング及びノートオン時間を示す時間情報であり、1拍を480クロックとしたクロック数で表わされている。
【0032】
図2(2),(3)は、図2(1)の元データODから作成されたアルペジオパターンデータADa,ADbの例を示し、各データADa,ADbにおいてタイミング順に並べられる発音ノート情報(各行)は、タイミングデータTiming、ゲートタイムGate及びベロシティVelの外に、キーデータ(キー番号)KeyやオクターブシフトデータOct等のデータが含まれ、図2(2),(3)の右端には、各データADa,ADbの生成源となった元データのトラック番号(グループ番号)が括弧書きで参考的に付記されている。
【0033】
キーデータKeyは、同時押鍵数に依存した発音の優先順位を数値(キー番号“1”〜“4”)で表わすものであり、所定のルールに従って割り振られる。例えば、アルペジオ演奏時に1鍵のみを押鍵した場合は、値“1”のキーデータKeyを持つ発音ノート情報に対応する音が、タイミングデータTimingが示すタイミングで、順次発音され、同時押鍵数が2鍵の場合には、キーデータKey値=“1”,“2”の発音ノート情報の音が順次発音される。なお、この優先順位の割振りは、「例えば、元データが所属するトラック番号の順に番号“1”,“2”,…を付けて、アルペジオを発音させるときに、例えば、押鍵音の低い音から順に、同番号“1”,“2”,…と割り振る」というようなルールに従う。また、優先順位の数字に続く括弧書きの音高データは、当該発音ノート情報が“フィックスド・ノート”タイプの設定に基づくフィックスド・ノートであり、発音指示された際は、押鍵音KNの値に拘わらずこの音高で固定的に発音されることを表わし、対応する元データODの音高データNoteと同一値を有する。
【0034】
図2(2)は、図2(1)に示される元データODの第1及び第2グループ即ちトラック1,2の部分パターンデータOD1,OD2にフィックスド・ノートタイプを設定し、第3及び第4グループ即ちトラック3,4の部分パターンデータOD3,OD4にノーマルタイプを設定して一括変換した場合に得られるアルペジオタイプaのアルペジオパターンデータADaを示す。このデータADaに従うと、アルペジオ演奏時には、キーデータKey値=“1”,“2”を持つ発音ノート情報を固定音高C3,E3で発音するように指示されるので、例えば、ユーザが同時に4鍵D3,F3,G3,A3を押鍵した場合、キーデータKey=“1”〜“4”の発音ノート情報に対応する音C3→E3→G3→A3→C3→E3→G3→A3→…の順で、アルペジオが再生される。
【0035】
図2(3)は、アルペジオパターンデータADaとは逆に、第1及び第2トラック1,2をノーマルタイプとし、第3及び第4トラック3,4をフィックスド・ノートタイプにして一括変換した場合に得られるアルペジオタイプbのアルペジオパターンデータADbを示す。このデータADbに従うと、アルペジオ演奏時には、キーデータKey値=“3”,“4”のノートが固定音高となり、同様に、4鍵D3,F3,G3,A3を同時押鍵した場合は、D3→F3→G3→C4→D3→F3→G3→C4→…のアルペジオが再生される。
【0036】
〔アルペジオパターンデータ作成フロー〕
図3は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ作成手順を表わすフローチャートであり、図4は、図3のアルペジオパターンデータ作成フローにおけるアルペジオパターンデータ変換処理(S8)の具体的な手順を表わすフローチャートである。このアルペジオパターンデータ作成フローは、アルペジオパターンデータ作成プログラムに従っており、図1のブロックA〜Eの機能に対応し、各図において、角が丸い矩形ブロックは、ユーザ操作の内容或いはユーザ操作に基づく当装置の処理を表わし、角形ブロックは、当装置による自動処理を表わし、平らな六角形ブロックは、当装置による判断を伴う自動処理を表わす。
【0037】
図3において、このアルペジオパターンデータ作成フローがスタートすると、CPU1は、まず、予め用意されたソングデータの複数のトラック1〜M(M≧2)から元データODを選択する(ステップS1:なお、以下においては、記号“S…”単独で該当ステップを表わす)。例えば、ユーザが操作子5を用いて、ディスプレイ10に表示されたソングデータの各トラック1〜Mに抽出範囲を指定する操作を行うことにより、元データODを構成する各部分パターンデータOD1〜ODMが選択される。続いて、選択された元データODを各トラック別に記憶する(S2)。すなわち、元データODの部分パターンデータOD1〜ODMを元データバッファData[1]〜Data[M]に格納する。
【0038】
CPU1は、次いで、選択された元データODの各トラック1〜Mに対応する変換タイプバッファType[1]〜Type[M]をRAM2上に用意する(S3)。さらに、入力操作部5での変換タイプ設定の入力操作に従い、元データODの各トラック1〜Mについてアルペジオパターンデータへの順次変換タイプを設定し、これらを変換タイプバッファType[1]〜Type[M]に格納していく(S4)ことによって、変換タイプ設定テーブルTTが作成される。
【0039】
CPU1は、次に、入力操作部5でのアルペジオタイプ設定の入力操作に従って、作成しようとするアルペジオパターンデータADnのアルペジオタイプnの名前を設定し、RAM2上に用意されているアルペジオタイプバッファArpのタイプ名称部に格納し(S5)、さらに、このバッファArpのデータ部を初期化する(S6)。なお、アルペジオタイプnの名前については、ここでは、デフォルトで仮設定しておき、最後の保存時に最終設定するようにしてもよい。例えば、ステップS5では、図1のブロックE内の“1”〜“N”のように、作成中のアルペジオパターンデータADnの作成順の番号とし、アルペジオパターンデータ作成の最終段階(S9)で、作成後のアルペジオパターンデータADnを保存する際に名前を決定するようにしてもよい。
【0040】
この後、ユーザが操作子5によりアルペジオパターンデータへの変換操作を行うと、この変換操作に応じて、CPU1は、図4のフローチャートで示されるアルペジオパターンデータ変換処理(S8)の開始を指示する(S7)。この変換操作については、例えば、所定の操作子5にデータ生成キーの機能を割り当てて、これをユーザにスイッチ操作させるようにすると、アルペジオパターンデータへの変換開始の指示を1回のユーザ操作で済ませることができる。
【0041】
図4に示されるフローチャートは、アルペジオパターンデータ変換処理(S8)の1例を表わし、図4の変換処理は、元データODの各トラックm(m=1〜M)に対応するData[m]について実行され、トラック1から順に、元データの全てのトラック1〜Mの夫々について繰り返し行われる。ここで、元データODのうち、現在の変換処理対象であるトラックm(当初は、m=1)の部分パターンデータODmは、元データバッファData[m]に格納されており、当該トラックmに対応して変換タイプ設定テーブルTTに設定されている変換タイプは、トラックmの変換タイプバッファType[m]に格納されている。
【0042】
さて、図4の変換処理において、CPU1は、まず、現在変換処理対象になっているトラックmの元データバッファData[m]に対応する変換タイプType[m]を参照し(S81)、次に、当該トラックmの変換タイプType[m]がフィックスド・ノートタイプであるか否かを調べる(S82)。
【0043】
ここで、この変換タイプType[m]がフィックスド・ノートタイプであれば(S82→YES)、現在の処理対象であるトラックmの元データバッファData[m]の内容である部分パターンデータODmをフィックスド・ノートタイプとしてアルペジオパターンデータに変換し、アルペジオタイプバッファArpのデータ部に発音パターンデータとしてセットする(S83)。また、当該変換タイプType[m]がフィックスド・ノートタイプでなくノーマルタイプであれば(S82→NO)、当該元データバッファData[m]の部分パターンデータODmをノーマルタイプとしてアルペジオパターンデータに変換し、バッファArpのデータ部に発音パターンデータとしてセットする(S84)。
【0044】
このような各トラック毎の“元データ→発音パターンデータ”変換処理(S81〜S84)を最初のトラック1から最終トラックMまで順次繰り返すことによって、全トラック1〜M分の部分パターンデータOD1〜ODMから成る元データODを一括してアルペジオパターンデータADnに変換することができる。
【0045】
アルペジオパターンデータ変換処理(S8:S81〜S84)が終了すると、作成データ確認ステップ(図3:S9)に進んで、アルペジオタイプバッファArpの発音パターンデータを含むアルペジオパターンデータADnの内容を確認する作業に入る。この確認作業では、作成されたアルペジオパターンデータADnを良いと判断すれば、当該データADnを外部記憶装置4に保存する。即ち、1つのアルペジオパターンデータADnを作成する毎に、外部記憶装置4への保存を行い、このアルペジオパターンデータ作成フローを終了することができる。
【0046】
また、作成後のアルペジオパターンデータADnの内容を修正したり、或いは、別のアルペジオパターンデータADnを新たに作成し直すなど、作成結果を変更したい場合は、変更内容に応じて、元データ選択ステップ(S1)、変換タイプ設定ステップ(S4)、アルペジオタイプ名称設定ステップ(S5)などに戻る。そして、所望のアルペジオパターンデータADnを作成し終えると、このステップ(S9)で、保存などの処理を行った後、このフローを終了する。
【0047】
〔種々の実施態様〕
以上、この発明の好適な一実施例について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、その精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で実施することができる。例えば、この発明における「グループ」は、上述した実施例ではメロディデータのトラックとしているが、このようなトラックには限らない。例えば、同一の1トラック内で異なる小節区間でグループに分けてもよいし、別々の曲データからグループを指定する等の方法で取得してもよい。また、データ作成の元になる「演奏データ列」には、実施例の元データODのように、少なくとも音符を表わすデータが含まれる。
【0048】
作成されるアルペジオパターンデータの元になるデータは、ソングデータ中の範囲指定された一部から取得してもよいし、別のアルペジオパターン等として予め用意されているものを使ってもよい。元データをソングデータのトラックから選択する場合、選択する時間的な範囲は、各トラックで共通にしてもよいし、各トラックでばらばらでもよい。ばらばらの場合は、例えば、変換時に範囲の長さを統一するようにする。この場合、一番長いものを基準とし他の短いものを繰り返すなどによって長さを調節するような方法を採ることができる。
【0049】
実施例においては、アルペジオパターンデータのトラック数Mの具体例を4としたが、これに限らない。また、変換タイプの種類は、実施例で説明したノーマルやフィックスド・ノートだけでなく、他の変換タイプであってもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数グループに分けられ、それぞれ発音タイミングが規定された複数の発音データを含む部分演奏データから成る演奏データ列を取得し、各グループの部分演奏データに対応してそれぞれ変換タイプを設定すると、アルペジオパターンデータ生成の指示に応じて、全グループの部分演奏データにおける夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループに対応して設定された変換タイプに従って変換し、発音タイミング順に並べて1つのアルペジオパターンデータとしてセットするという方法で、全てのグループの部分演奏データを各グループ毎の変換タイプに従ってアルペジオパターンデータに変換するようにしているので、アルペジオパターンデータ作成時に、複数グループ分の元データを全グループ分一括してアルペジオパターンデータに変換して効率的にアルペジオパターンデータを作成すると共に、グループ毎の設定状態や作成中のアルペジオパターンデータを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ作成及び利用の概要を表わす機能的なブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータの作成例を説明するための図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータの作成手順を表わすフローチャートである。
【図4】図4は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ変換処理の手順を表わすフローチャートである。
【図5】図5は、この発明の一実施例によるアルペジオパターンデータ作成システムのハードウエア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
A アルペジオパターン用元データODを取得する元データ取得部、
OD1〜ODM トラック1〜Mの部分パターンデータ、
Data[1]〜Data[M] 元データバッファDataのトラック対応部又はその内容、
B トラック1〜Mの変換タイプを設定するための変換タイプ設定部、
TT 変換タイプ設定テーブル(トラック番号m=1〜M)、
Type[1]〜Type[M] 変換タイプバッファTypeのトラック対応部又はその内容、
C アルペジオパターンデータの生成を指示するアルペジオデータ作成指示部、
D アルペジオデータ作成部、
E アルペジオパターンデータADを記憶するアルペジオデータ記憶部、
AD1〜ADN;ADa,ADb アルペジオタイプ1〜N,a,bのアルペジオパターンデータ(アルペジオタイプ番号n=1〜N,a,b)、
Arp アルペジオタイプバッファ又はその内容、
F アルペジオタイプ選択部、
G ユーザの押鍵操作を検出し押鍵音情報KNを出力する押鍵音検出部、
H アルペジオ発音データ生成部。
Claims (3)
- 複数グループの部分演奏データから成る演奏データ列を取得するデータ取得手段であって、各部分演奏データは、発音タイミングがそれぞれ規定された複数の発音データで構成されるものと、
各グループの部分演奏データに対応してそれぞれ変換タイプを設定するタイプ設定手段と、
アルペジオパターンデータ生成の指示に応じて、データ取得手段により取得された演奏データ列を構成する全てのグループの部分演奏データを、タイプ設定手段により設定されたグループ毎の変換タイプに従い、アルペジオパターンデータに変換するデータ変換手段であって、これら部分演奏データの夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループに設定された変換タイプに従って変換し、発音タイミング順に並べて1つのアルペジオパターンデータとしてセットするものと
を具備することを特徴とするアルペジオパターンデータ作成装置。 - 前記タイプ設定手段により設定されるグループ毎の変換タイプは、作成されたアルペジオパターンデータを再生する際に指定される音高に基づき発音されるべきことを指示するタイプと、アルペジオパターンデータ作成の元になった部分演奏データに規定された音高に基づき発音されるべきことを指示するタイプとの何れかであることを特徴とする請求項1に記載のアルペジオパターンデータ作成装置。
- 複数グループの部分演奏データから成る演奏データ列を取得するデータ取得ステップであって、各部分演奏データは、発音タイミングがそれぞれ規定された複数の発音データで構成されるものと、
各グループの部分演奏データに対応してそれぞれ変換タイプを設定するタイプ設定ステップと、
アルペジオパターンデータ生成の指示に応じて、データ取得ステップで取得された演奏データ列を構成する全てのグループの部分演奏データを、タイプ設定ステップで設定されたグループ毎の変換タイプに従い、アルペジオパターンデータに変換するデータ変換ステップであって、これら部分演奏データの夫々の発音データを、夫々の発音データが属するグループに設定された変換タイプに従って変換し、発音タイミング順に並べて1つのアルペジオパターンデータとしてセットするものと
から成る手順をコンピュータに実行させるアルペジオパターンデータ作成プログラム。
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