JPH0726226U - フィラーキャップの防水構造 - Google Patents

フィラーキャップの防水構造

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JPH0726226U
JPH0726226U JP4528093U JP4528093U JPH0726226U JP H0726226 U JPH0726226 U JP H0726226U JP 4528093 U JP4528093 U JP 4528093U JP 4528093 U JP4528093 U JP 4528093U JP H0726226 U JPH0726226 U JP H0726226U
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cylinder
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガソリン注入口に装着するフィラーキャップに
関して、フィラーキャップの周囲にたまった水やカバー
に直接かかった水がガソリンタンク内部へ入ることを防
ぎ、かつガソリンが減っても外気を導入してガソリンタ
ンク内外の圧力を一定に保つことを目的とする。 【構成】ガソリン注入口に着脱自在に密着固定されるキ
ャップ101と、前記キャップの中央部に設けられキー
の操作により選択的に前記キャップを取外し不能とする
シリンダー202と、前記キャップ101と密着してキ
ャップ内外の唯一の通気路を構成し、前記通気路111
の内部にシリンダー202側が負圧になった時のみ開く
弁部113を設けたカバー110とで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は車両用のガソリン注入口に設けるフィラーキャップの防水構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
フィラーキャップは車両用のガソリンタンクに通じたガソリン注入口の蓋であ り、一般的に次の機能が要求される。 (1)フィラーキャップの盗難防止。 (2)ガソリンの減少によるガソリンタンク内の圧力の低下を防ぐための外部と の通気。 (3)フィラーキャップに雨水や洗車水がかかった場合のガソリンタンク内部へ の浸水の防止。
【0003】 そこで従来上記(1)に関してはフィラーキャップにシリンダー錠を組み合わ せ、所定のキーの操作によってのみフィラーキャップが開けられるようにしてい た。(2)に関してはガソリンの注入口とフィラーキャップとの間に間隙を設け フィラーキャップをガソリンの注入口に密着するように締め付けても通気が確保 出来るようにしていた。また(3)に関してはフィラーキャップに設けられたシ リンダー錠の周囲をシール付きのカバーで覆うようにしていた。
【0004】 次に図2を用いて従来例を詳細に説明する。 図2(A)は、図2(B)のI−I断面図で、シリンダーを除いたものを断面に してある。図2(B)はフィラーキャップを内側から見た図である。 キャップ201は鉄製の蓋で片面の周囲に壁207を有しており、この壁20 7が設けられている面の中央にシリンダー収納部206が一体に設けられている 。シリンダー収納部206は内部でシリンダー202が動かないように、一方側 に底部が形成された筒状をなしており他方側はシリンダー202の挿入口が開口 している。シリンダー202は通常のキーシリンダーで前記挿入口から挿入し挿 入口の周囲を内側にかしめることにより固定される。そしてシリンダー202に キーを挿入しないとシリンダー202の内部からタンブラーがとびだしシリンダ ー収納部206の内側に設けられた凹部に嵌合しシリンダー202の回動が不能 となり、キーを挿入することによりタンブラーがシリンダー202の内部に収納 されシリンダー収納部206の内側の凹部との嵌合がはずれシリンダー202の 回動が可能になるものである。
【0005】 またシリンダー202の一方側の端部には中心に対し偏芯させた突部214が設 けられており、シリンダー202の回動により突部214も円運動を行う。また 前記突部214にはラッチ215の一端部が嵌合しており、シリンダー202の 回動によりラッチ215の他端部が直線運動し図3に示したガソリン注入口30 1に設けられた嵌合孔302に選択的に嵌合しフィラーキャップの盗難防止を行 っている。またシリンダー収納部206の一方側の端部にはネジ孔が設けられて おり後述するガイドケース203およびストッパプレート204等をネジ205 で固定している。
【0006】 ガイドケース203はキャップ201に設けられた壁207の内側に第1パッキ ン216を介して固定される鉄製のケースであり、前記ラッチ215が挿通する 孔が設けられている。前記ガイドケース203は全周がキャップ201に当接し ておらず1箇所通気を確保するための凹部208が設けてあり、この位置に相当 する第1パッキン216にも切欠きが設けてある。これにより、ガソリン注入口 301に円環状の第2パッキン209を介してフィラーキャップを密着するよう に締付けても通気が確保出来る。 またガイドケース203の外側には円環状で直径方向外側に一対の係合部212 を有するクリップ210がかしめ固定されており、さらにこの係合部212に対 向する位置にストッパー部213を備えたストッパープレート204が前記ネジ 205でガイドケース203に固定されている。
【0007】 一方キャップ201のキー挿入面側は円環状のラバーシール217でシールした カバー218がシリンダー収納部206の外周をバネ(図示せず)により開閉自 在に圧接しておりシリンダー202のキー孔からの雨水や洗車水の浸水を防いで いる。
【0008】 このように構成されたフィラーキャップの作用を述べる。 このフィラーキャップをガソリン注入口301に取り付けるには、まずフィラー キャップ側のラッチ215を予めキーを用いて引っ込ませておき、そしてガソリ ン注入口301の係止孔303に係止部202を合わせて嵌合し、その状態で時 計方向に回転させる。ここで係止孔303はL字形をしており、係合部212を 嵌合し所定角度回転出来るようになっている。この状態でキーを回転させて抜き 取るとラッチ215が飛び出してガソリン注入口に設けられた嵌合孔302に嵌 合する。ここでストッパー部213は、係合部212に外力が作用してたわんで もストッパー部213が当接することによりそれ以上たわまないようにするもの である。
【0009】 従って上述のようにフィラーキャップは回動不可能になり、また無理やりこじあ けようとしても開かない構造になっており、前記のようにフィラーキャップの盗 難やガソリンタンクへの異物の混入などのいたずらを未然に防止している。 また前記のようにガソリンの消費によるガソリンタンク内の圧力の低下を防ぐ 必要があるが、キャップ201に設けられた凹部208と第1パッキンに切欠き を設けておりガソリンが少なくなってもこの通気路を通りガソリンタンク内部に 空気が導入され、常圧が維持される。 また前述のごとくキャップ201に対してカバー218が防水構造になってい るので雨水や洗車水の浸水が防げる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この構造であると、キャップ201に設けられた凹部と第1パッキ ンの切欠を通してキャップ201の周囲にたまった水がガソリンタンク内部に吸 水されてしまう、という問題があった。 そこで、本願考案はフィラーキャップ内部への浸水を効果的に防ぎ、かつガソ リンタンクの内部が負圧になると外気を導入して圧力を一定に保つことができる フィラーキャップを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで本願考案ではこの課題に鑑み、液体注入口に着脱自在に密着固定される キャップと、前記キャップの中央部に設けられキーの操作により選択的に前記キ ャップを取外し不能とするシリンダーと、前記キャップと密着してキャップ内外 の唯一の通気路を構成し、前記通気路の内部にシリンダー側が負圧になった時の み開く弁を設けたカバーとで構成した。
【0012】
【作用】
上記のごとく構成することにより液体注入口内部の気圧が下がると弁を通して 外気が液体注入口内部に導入される。しかし、外部から液体がかかった場合は前 記弁は通常は閉じているため容易に浸水することはない。 また、本フィラーキャップにはシリンンダー錠が設けられており取外し不能にな っている。
【0013】
【実施例】
以下第1図を参照しながら実施例を説明する。第1図(A)はカバーを内側か ら見た図であり、第1図(B)はフィラーキャップのシリンダー以外の部分の断 面図である。なお、従来例と重複するところは同じ番号を付して説明を省略する 。 本実施例はキャップ101に対してガイドケース102は第1パッキン103 を介して全周にわたり密着した構造になっている。 また、カバー110にはカバー110が閉じた状態でフィラーキャップの内外の 唯一の通気路が形成される構造になっている。即ち、カバー110の内側に中央 部から外部に通じる通気路111を設け、この通気路111の外部への解放端は ここに直接かかる水の勢いを弱めるために櫛形の迷路構造114となっている、 そしてカバー110を閉じたときにシリンダ収納部206の挿入口の周囲をシー ルするようににラバーシール112が設けられおり、このラバーシール112に は内側から通気路111を覆うように弁部113が一体に設けられている。 そして、上記カバー110はキャップ101に設けられた支持台104に回動自 在に閉じる方向に付勢して支持されている。
【0014】 本実施例は上記のような構成よすることにより、カバー110の外部から水が かかっても通気路111の外部の解放端の櫛形構造114で水の勢いが弱められ 、また水が通気路111を通って入ってきても弁部113でせき止められるため フィラーキャップの内側まで浸水することはない。またキャップ101とガソリ ン注入口301の間は全周にわたってシールされているため、キャップの周囲に たまった水がガソリンタンク内部に吸水されることもない。 また、ガソリンの使用によりガソリンタンク内部のガソリンの量が減少するが、 弁部が内側に開いて外気を導入するためにガソリンタンク内部の圧力が低下する ことはない。
【0015】
【考案の効果】
以上のように構成したことによりフィラーキャップを液体注入口に装着した際 のフィラーキャップ内部への浸水を効果的に防ぐことが出来るうえ、液体注入口 の内部側が負圧の場合は弁が開いて外気を導入し圧力を一定に保つことができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本願考案の実施例を示し、カバーを内側
から見た図である。 (B)本願考案の実施例を示し、フィラーキャップのシ
リンダー以外の部分の断面図である。
【図2】(A)本願考案の従来例を示し、(B)におけ
るシリンダー以外の部分のI−I断面図である。 (B)本願考案の従来例を示し、フィラーキャップを内
側から見た図である。
【図3】ガソリン注入口の斜視図
【符号の説明】
110…カバー 111…通気路 113…弁部 201…キャップ 202…シリンダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体注入口に着脱自在に密着固定されるキ
    ャップと、前記キャップに設けられキーの操作により選
    択的に前記キャップを取外し可能あるいは取外し不能と
    するシリンダー錠と、前記キャップに密着してキャップ
    内外の唯一の通気路を構成し、前記通気路の内部にシリ
    ンダー錠側が負圧になった時のみ開く弁を設けたカバー
    とで構成されることを特徴とするフィラーキャップの防
    水構造。
JP1993045280U 1993-06-29 1993-06-29 フィラーキャップの防水構造 Expired - Lifetime JP2600776Y2 (ja)

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JPS604455U (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 株式会社東海理化電機製作所 燃料タンクのキヤツプ

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