JPH081133Y2 - ロールオーバーバルブ - Google Patents

ロールオーバーバルブ

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JPH081133Y2
JPH081133Y2 JP1989037838U JP3783889U JPH081133Y2 JP H081133 Y2 JPH081133 Y2 JP H081133Y2 JP 1989037838 U JP1989037838 U JP 1989037838U JP 3783889 U JP3783889 U JP 3783889U JP H081133 Y2 JPH081133 Y2 JP H081133Y2
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gasoline tank
gasoline
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秀典 東嶋
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はロールオーバーバルブに関し、特に、非常
に簡単に取り付けることができるとともに、シール性に
すぐれるロールオーバーバルブに関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、自動車等のガソリンタンクに装着されて、通
常はガソリンタンク内のガソリンべーパーやエアー抜き
を行っていて、転倒時にはガソリンタンク内のガソリン
が外部に漏れないようにガソリンタンクを閉塞するよう
になっているロールオーバーバルブにあっては、第13図
に示すように構成されている。
すなわち、ガソリンタンクの壁面129に穿設された孔1
30内に樹脂等から形成されるロールオーバーバルブ本体
122を位置し、このロールオーバーバルブ本体122の内部
には、上部にロールオーバーバルブ本体122の内部と外
部との通孔123に形成された椀状空所124に嵌入し得る突
起127を有するフロート125が位置し、このフロート125
を上方に付勢するばね126を位置した状態で前記ロール
オーバーバルブ本体122の下面は蓋128によって閉塞され
ている。
そして、前記ガソリンタンクの壁面129の内部(図面
では下部)にはガソリンが貯溜されているために、前記
ロールオーバーバルブ本体122の内部空所に位置するフ
ロート125は、それ自体の浮力および重量と、前記ばね1
26の付勢力との平衡によって上下動し、これによって既
述のように通常はガソリンタンクの内部のガソリンベー
パーやエアー抜きを行うとともに、転倒時等にはガソリ
ンが漏れるのを防止するようになっている。
しかしながら、上記のように構成されているロールオー
バーバルブ121にあっては、ガソリンタンクの壁面129に
複数本のボルト132、133によって取り付けていたため
に、ボルト132、133の締め付け方によっては均一に締め
付けることができずに、振動等によってガスケット131
にへたりが生じてシール性が低下してしまったり、ま
た、ボルト132、133の締め付けによって取り付けるため
に取り付けに手間がかかる等の問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解
決したものであって、非常に簡単に取り付けることがで
きるとともに、常に優れたシール性を発揮することので
きるロールオーバーバルブを提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、ガソリン
タンクの壁面に設けられた筒状の孔内に装着されるとと
もに、周面に前記孔の開口周縁部に当接するつば部と前
記孔の先端部に係止する突部とを有し、かつ、内部にガ
ソリンタンク内外を連通する通孔を有するロールオーバ
ーバルブ本体と、該ロールオーバーバルブ本体の内部に
設けられ、前記通孔を開閉するフロートと、前記ロール
オーバーバルブ本体の周面と前記孔の内面との間に装着
されるOリングとを具えた手段を採用したものであり、
また、前記孔の先端部には係止部が設けられ、該係止部
に前記ロールオーバーバルブ本体の突部が係止するよう
になっている手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、ガソリ
ンタンクの壁面に設けた筒状の孔内にロールオーバーバ
ルブ本体を位置し、周面のつば部を孔の開口周縁部に当
接させ、突部を孔の先端部に係止させることでロールオ
ーバーバルブ本体が孔内に取付けられる。また、ロール
オーバーバルブ本体の周面と孔の内面との間にはOリン
グが装着され、このOリングによってロールオーバーバ
ルブ本体と孔との間がシールされることになる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明す
る。
第1図にはこの考案によるロールオーバーバルブの第
1の実施例が示されていて、このロールオーバーバルブ
1は、ガソリンタンクの壁面14に穿設された孔15内に取
り付けられるロールオーバーバルブ本体2と、このロー
ルオーバーバルブ本体2の内部に配設されるフロート9
とリリーフ弁20とから構成されている。
前記ロールオーバーバルブ本体2は樹脂等から形成さ
れ、その内部には下端部が開口する空所19が設けられて
いるとともに、上部にはロールオーバーバルブ本体2の
内部と外部との通孔7が設けられおり、この通孔7と前
記空所19とは椀状空所8およびリリーフ用の孔20cによ
って連通されている。
前記空所19内にはその上部に設けられた椀状空所8に
嵌入し得る突起10を上部に有するフロート9が設けられ
ており、このフロート9はその内部に設けられているば
ね11によって上方に付勢されるようになっている。
そして、前記空所19内のフロート9は取り付け時には
ガソリンタンク内のガソリン内に浸漬されることになる
ので、それ自体の浮力および重量と、前記ばね11の付勢
力によって上下動し、これによって通常はガソリンタン
クの内部のガソリンベーパーやエアー抜きを行うととも
に、転倒時にはガソリンが漏れるのを防止するようにな
っている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体2の空所19の下
端開口部には蓋12が装着されているとともに、この蓋12
の適宜の位置には空所19内外を連通させるための孔(図
示せず)が穿設されている。
また、前記リリーフ用の孔の20cの通孔7側に開口す
る部分にはポペット20aとばね20bとからなるリリーフ弁
20が設けられており、通常時は、ばね20bによってポペ
ット20aがリリーフ用の孔20cの開口部に付勢されてその
孔20cの開口部を閉塞するようになっており、一方、ガ
ソリンタンク内の圧力がガソリンベーパー等によって定
常圧以上になった場合には、このリリーフ弁20からガソ
リンタンク内のガソリンベーパー等による高圧を逃がす
ことによってガソリンタンク内の圧力を定常圧に保持す
るようになっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体2の外周には、
上方に環状のつば部3、その下方に環状のOリング13を
収納する環状の凹所4、さらにその下方に少なくとも1
つ(この実施例の場合には2つ)の径方向外側に突出す
る突部5、6(第2図参照)がそれぞれ形成されてい
る。
一方、前記のように構成されるロールオーバーバルブ
本体2を取り付けるガソリンタンクの壁面14に設けられ
る孔15は、第3図および第4図に示されるように構成さ
れており、第3図には平面図、第4図には第3図に示す
もののA−A線に沿って見た断面図が示してある。
すなわち、第3図および第4図に示すガソリンタンク
の壁面14に設けられている孔15は、その内周面をガソリ
ンタンクの内側方向に環状に突出させているとともに、
その先端部には径方向内側に環状に突出する環状の突出
部16、16が形成されており、さらに、この突出部16、16
の一部には前記ロールオーバーバルブ1の外周に設けら
れた突部5、6を挿入する切欠部17、17、さらに、挿入
後の突部5、6を係止させる係止部18、18が形成されて
いる。(第3図および第4図参照) そして、上記のように構成されるガソリンタンクの壁
面14に設けられた孔15内に前記ロールオーバーバルブ1
を取り付ける場合には、まず、ロールオーバーバルブ本
体2の外周に設けられた突部5、6をガソリンタンクの
孔15の突出部16、16に設けられた切欠部17、17に合わせ
てガソリンタンクの内部に挿入する。このときロールオ
ーバールブ1の突部5、6の上面がガソリンタンクの孔
15の突出部16、16の下面よりも若干ガソリンクの内部方
向に位置するまで挿入する。
次に、この状態を維持したままロールオーバーバルブ
1全体を回転させてその突部5、6をガソリンタンクの
突出部16、16に設けられている係止部18、18の位置に移
動させる。
このようにして、前記ロールオーバーバルブ1はその
外周に設けた突部5、6をガソリンタンクの孔15の突出
部16、16の係止部18、18に係止させた状態でガソリンタ
ンクの孔15内に確実に固定されることとなり、振動等が
発生した場合においてもロールオーバーバルブ1の突部
5、6が前記係止部18、18内に係止されているので緩み
が生じることもなく確実に固定されることとなる。
なお、この場合、前記ロールオーバーバルブ1の外周
に設けられた環状の凹所4内には環状のOリング13が収
納されているので、ガソリンタンクの孔15の内周面とロ
ールオーバーバルブ1の外周面との間、すなわち径方向
に対しては前記Oリング13を介して確実にシールされる
こととなり、また、垂直方向(ガソリンタンクの壁面14
に対して垂直方向)に対しては第1図に示すように自由
度をもたしてあるので、ロールオーバーバルブ1を取り
付ける際に簡単に取り付けるとともに、取り付け後にお
いても自由度を有するものであるが、前記に示すように
ロールオーバーバルブ1の突部5、6がガソリンタンク
の突出部16、16の係止部18、18に係止されているので、
振動等によって緩みが生じてシール性が損なわれること
は確実に防止されるものであり、また、前記に示すよう
に径方向に対してはOリング13によって確実にシールさ
れているので、垂直方向に対して自由度をもたしてあっ
てもガソリンタンクの孔15とロールオーバーバルブ1と
の間のシール性に対しては何ら影響はないものである。
第5図にはこの考案によるロールオーバーバルブの第
2の実施例が示されており、この実施例に示すロールオ
ーバーバルブ21は、前記第1の実施例に示すものと同様
にガソリンタンクの壁面34に穿設された孔35内に取り付
けられるロールオーバーバルブ本体22と、このロールオ
ーバーバルブ本体22の内部に配設されるフロート29とリ
リーフ弁40とから構成されている。
前記ロールオーバーバルブ本体22は樹脂等から形成さ
れ、その内部には下端部が開口する空所39が設けられて
いるとともに、上部にはロールオーバーバルブ本体22の
内部と外部との通孔27が設けられており、この通孔27と
前記空所39とは椀状空所28およびリリーフ用の孔40cに
よって連通されている。
前記空所39内にはその上部に設けられた椀状空所28に
嵌入し得る突起30を上部に有するフロート29が設けられ
ており、このフロート29はその内部に設けられているば
ね31によって上方に付勢されるようになっている。
そして、前記空所39内のフロート29は取り付け時には
ガソリンタンク内のガソリン内に浸漬されることになる
ので、それ自体の浮力および重量と、前記ばね31の付勢
力によって上下動し、これによって通常はガソリンタン
クの内部のガソリンベーパーやエアー抜きを行うととも
に、転倒時にはガソリンが漏れるのを防止するようにな
っている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体22の空所39の下
端開口部には蓋32が装着されているとともに、この蓋32
の適宜の位置には空所39内外を連通させるための孔(図
示せず)が穿設されている。
また、前記リリーフ用の孔40cの通孔27側に開口する
部分にはポペット40aとばね40bとからなるリリーフ弁40
が設けられており、通常時は、ばね40bによってポペッ
ト40aがリリーフ用の孔40cの開口部に付勢されてその孔
40cの開口部を閉塞するようになっており、一方、ガソ
リンタンク内の圧力がガソリンベーパー等によって定常
圧以上になった場合には、このリリーフ弁40からガソリ
ンタンク内のガソリンベーパー等による高圧を逃がすこ
とによってガソリンタンク内の圧力を定常圧に保持する
ようになっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体21の外周には、
上方に環状のつば部23、その下方に環状のOリング33を
保持する環状の段部24、さらにその下方に少なくとも1
つ(この実施例の場合には2つ)の径方向外側に突出す
る突部25、26(第6図参照)がそれぞれ形成されてい
る。
一方、前記のように構成されるロールオーバーバルブ
本体21を取り付けるガソリンタンクの壁面34に設けられ
る孔35は、第7図および第8図に示されるように構成さ
れており、第7図には平面図、第8図には第7図に示す
もののB−B線に沿って見た断面図が示してある。
すなわち、第7図および第8図に示すガソリンタンク
の壁面34に設けられている孔35は、その内周面をガソリ
ンタンクの内側方向に環状に突出させているとともに、
その先端部には径方向内側に環状に突出する断面コ字状
の環状の突出部36、36が一体に形成されており、さら
に、この突出部36、36の一部には前記ロールオーバーバ
ルブ21の外周に設けられた突部25、26を挿入する切欠部
37、37、さらに、挿入後の突部25、26を係止させる係止
部38、38が形成されている。(第7図および第8図参
照) そして、上記のように構成されるガソリンタンクの壁
面34に設けられた孔35内に前記ロールオーバーバルブ21
を取り付ける場合には、まず、ロールオーバーバルブ本
体22の外周に設けられた突部25、26をガソリンタンクの
孔35の突出部36、36に設けられた切欠部37、37に合わせ
てガソリンタンクの内部に挿入する。
このときロールオーバールブ21の突部25、26の上面が
ガソリンタンクの孔35の突出部36、36の下面よりも若干
ガソリンクの内部方向に位置するまで挿入しておく。
そして、この状態を維持したままロールオーバーバル
ブ21全体を回転させてその突部25、26をガソリンタンク
の突出部36、36に設けられている係止部38、38の位置に
移動させる。
このようにして、前記ロールオーバーバルブ21はその
外周に設けた突部25、26をガソリンタンクの孔35の突出
部36、36の係止部38、38に係止させた状態でガソリンタ
ンクの孔35内に確実に固定されることとなり、振動等が
発生した場合においてもロールオーバーバルブ21の突部
25、26が前記係止部38、38内に係止されているので緩み
が生じることもなく確実に固定されることとなる。
なお、この場合、前記ロールオーバーバルブ21の外周
に設けられた環状の段部24には環状のOリング33が保持
されているので、ガソリンタンクの孔35の内周面とロー
ルオーバーバルブ21の外周面との間、すなわち径方向に
対しては前記Oリング33を介して確実にシールされるこ
ととなり、また、垂直方向(ガソリンタンクの壁面34に
対して垂直方向)に対しては第5図に示すように自由度
をもたしてあるので、ロールオーバーバルブ21を取り付
ける際に簡単に取り付けられるとともに、取り付け後に
おいても自由度を有するものであるが、前記に示すよう
にロールオーバーバルブ21の突部25、26がガソリンタン
クの突出部36、36の係止部38、38に係止されているの
で、振動等によって緩みが生じてシール性が損なわれる
ことは確実に防止されるものであり、また、前記に示す
ように径方向に対してはOリング33によって確実にシー
ルされているので、垂直方向に対して自由度をもたして
あってもガソリンタンクの孔35とロールオーバーバルブ
21との間のシール性に対しては何ら影響はないものであ
る。
第9図にはこの考案によるロールオーバーバルブの第
3の実施例が示されており、この実施例に示すロールオ
ーバーバルブ41は、前記第1の実施例に示すものと同様
にガソリンタンクの壁面54に穿設された孔55内に取り付
けられるロールオーバーバルブ本体42と、このロールオ
ーバーバルブ本体42の内部に配設されるフロート49とリ
リーフ弁60とから構成されている。
前記ロールオーバーバルブ本体42は樹脂等から形成さ
れ、その内部には下端部が開口する空所58が設けられて
いるとともに、上部にはロールオーバーバルブ本体42の
内部と外部との通孔47が設けられており、この通孔47と
前記空所58とは椀状空所48およびリリーフ用の孔60cに
よって連通されている。
前記空所58内にはその上部に設けられた椀状空所48に
嵌入し得る突起50を上部に有するフロート49が設けられ
ており、このフロート49はその内部に設けられているば
ね51によって上方に付勢されるようになっている。
そして、前記空所58内のフロート49は取り付け時には
ガソリンタンク内のガソリン内に浸漬されることになる
ので、それ自体の浮力および重量と、前記ばね51の付勢
力によって上下動し、これによって通常はガソリンタン
クの内部のガソリンベーパーやエアー抜きを行うととも
に、転倒時にはガソリンが漏れるのを防止するようにな
っている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体42の空所58の下
端開口部には蓋52が装着されているとともに、この蓋52
の適宜の位置には空所58内外を連通させるための孔(図
示せず)が穿設されている。
また、前記リリーフ用の孔60cの通孔47側に開口する
部分にはポペット60aとばね60bとからなるリリーフ弁60
が設けられており、通常時は、ばね60bによってポペッ
ト60aがリリーフ用の孔60cの開口部に付勢されてその孔
60cの開口部を閉塞するようになっており、一方、ガソ
リンタンク内の圧力がガソリンベーパー等によって定常
圧以上になった場合には、このリリーフ弁60からガソリ
ンタンク内のガソリンベーパー等による高圧を逃がすこ
とによってガソリンタンク内の圧力を定常圧に保持する
ようになっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体42の外周には、
上方に環状のつば部43、その下方に環状のOリング53を
収納する環状の凹所44、さらにその下方に少なくとも1
つ(この実施例の場合には2つ)の径方向外側に突出す
る突部45、46がそれぞれ形成されている。
一方、前記のように構成されるロールオーバーバルブ
本体42を取り付けるガソリンタンクの壁面54に設けられ
る孔55は、前記第1の実施例に示すものと同様に、その
内周面をガソリンタンクの内側方向に環状に突出させて
いるとともに、その先端部には径方向内側に環状に突出
する環状の突出部56、56が形成されており、さらに、こ
の突出部56、56の一部には前記第1および第2の実施例
と同様に、前記ロールオーバーバルブ41の外周に設けら
れた突部45、46を挿入する切欠部(図示せず)、さら
に、挿入後の突部45、46を係止させる係止部(図示せ
ず)が形成されている。
そして、上記のように構成されるガソリンタンクの壁
面54に設けられた孔55内に前記ロールオーバーバルブ41
を取り付ける場合には、まず、ロールオーバーバルブ本
体42の外周に設けられた突部45、46をガソリンタンクの
孔55の突出部56、56に設けられた切欠部(図示せず)に
合わせてガソリンタンクの内部に挿入する。
このときロールオーバーバルブ41の突部45、46の上面
がガソリンタンクの孔55の突出部56、56の下面よりも若
干ガソリンクの内部方向に位置するまで挿入する。
次に、この状態を維持したままロールオーバーバルブ
41全体を回転させてその突部45、46をガソリンタンクの
突出部56、56に設けられている係止部(図示せず)の位
置に移動させる。
このようにして、前記ロールオーバーバルブ41はその
外周に設けた突部45、46をガソリンタンクの孔55の突出
部56、56の係止部(図示せず)に係止させた状態でガソ
リンタンクの孔55内に確実に固定されることとなり、振
動等が発生した場合においてもロールオーバーバルブ41
の突部45、46が前記係止部(図示せず)内に係止されて
いるので緩みが生じることもなく確実に固定されること
となる。
また、このとき、ロールオーバーバルブ41のつば部43
の下面とガソリンタンクの壁面54との間には環状のばね
板57が設けられているので、ロールオーバーバルブ41の
突部45、46をガソリンタンクの孔55の突出部56、56の係
止部(図示せず)への係止はさらに強固なものとなり、
ロールオーバーバルブ41のガソリンタンクの孔55への取
り付けはさらに確実なものになることとなる。
なお、この場合、ロールオーバーバルブ41の外周に設
けた環状の凹所44内には環状のOリング53が収納されて
いるので、ガソリンタンクの孔55の内周面とロールオー
バーバルブ41の外周面との間、すなわち径方向に対して
は前記Oリング53を介して確実にシールされることとな
り、また、垂直方向(ガソリンタンクの壁面54に対して
垂直方向)に対しては第9図に示すように自由度をもた
してあるので、ロールオーバーバルブ41を取り付ける際
に簡単に取り付けられるとともに、取り付け後において
も自由度を有するものであるが、前記に示すようにロー
ルオーバーバルブ41の突部45、46がガソリンタンクの突
出部56、56の係止部(図示せず)に係止されており、し
かもロールオーバーバルブ41のつば部43とガソリンタン
クの壁面54との間には環状のばね板57が設けられている
ので、振動等によって緩みが生じてシール性が損なわれ
ることは確実に防止されるものであり、また、前記に示
すように径方向に対してはOリング53によって確実にシ
ールされているので、垂直方向に対して自由度をもたし
てあってもガソリンタンクの孔55とロールオーバーバル
ブ41との間のシール性に対しては何ら影響はないもので
ある。
第10図にはこの考案によるロールオーバーバルブの第
4の実施例が示されており、この実施例に示すロールオ
ーバーバルブ61は、前記第1の実施例に示すものと同様
に、ガソリンタンクの壁面74に穿設された孔75内に取り
付けられるロールオーバーバルブ本体62と、このロール
オーバーバルブ本体62の内部に配設されるフロート69と
リリーフ弁80とから構成されている。
前記ロールオーバーバルブ本体62は樹脂等から形成さ
れ、その内部には下端部が開口する空所78が設けられて
いるとともに、上部にはロールオーバーバルブ本体62の
内部と外部との通孔67が設けられており、この通孔67と
前記空所78とは椀状空所68およびリリーフ用の孔80cに
よって連通されている。
前記空所78内にはその上部に設けられた椀状空所68に
嵌入し得る突起70を上部に有するフロート69が設けられ
ており、このフロート69はその内部に設けられているば
ね71によって上方に付勢されるようになっている。
そして、前記空所78内のフロート69は取り付け時には
ガソリンタンク内のガソリン内に浸漬されることになる
ので、それ自体の浮力および重量と、前記ばね71の付勢
力によって上下動し、これによって通常はガソリンタン
クの内部のガソリンベーパーやエアー抜きを行うととも
に、転倒時にはガソリンが漏れるのを防止するようにな
っている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体62の空所78の下
端開口部には蓋72が装着されているとともに、この蓋72
の適宜の位置には空所78内外を連通させるための孔(図
示せず)が穿設されている。
また、前記リリーフ用の孔80cの通孔67側に開口する
部分にはポペット80aとばね80bとからなるリリーフ弁80
が設けられており、通常時は、ばね80bによってポペッ
ト80aがリリーフ用の孔80cの開口部に付勢されてその孔
80cの開口部を閉塞するようになっており、一方、ガソ
リンタンク内の圧力がガソリンベーパー等によって定常
圧以上になった場合には、このリリーフ弁80からガソリ
ンタンク内のガソリンベーパー等による高圧を逃がすこ
とによってガソリンタンク内の圧力を定常圧に保持する
ようになっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体62の外周には、
上方に環状のつば部63、その下方に環状のOリング73を
保持する環状の段部64、さらにその下方に少なくとも1
つ(この実施例の場合には2つ)の径方向外側に突出す
る突部65、66がそれぞれ形成されている。
一方、前記のように構成されるロールオーバーバルブ
本体62を取り付けるガソリンタンクの壁面74に設けられ
る孔75は、前記第2の実施例に示すものと同様に、その
内周面をガソリンタンクの内側方向に環状に突出させて
いるとともに、その先端部には径方向内側に環状に突出
する断面コ字状の環状の突出部76、76が形成されてお
り、さらに、この突出部76、76の一部には前記第2の実
施例に示すものと同様に、前記ロールオーバーバルブ61
の外周に設けられた突部65、66を挿入する切欠部(図示
せず)、さらに、挿入後の突部65、66を係止させる係止
部(図示せず)が形成されている。
そして、上記のように構成されるガソリンタンクの壁
面74に設けられた孔75内に前記ロールオーバーバルブ61
を取り付ける場合には、まず、ロールオーバーバルブ本
体62の外周に設けられた突部65、66をガソリンタンクの
孔75の突出部76、76に設けられた切欠部(図示せず)に
合わせてガソリンタンクの内部に挿入する。
このときロールオーバールブ61の突部65、66の上面が
ガソリンタンクの孔75の突出部76、76の下面よりも若干
ガソリンクの内部方向に位置するまで挿入しておく。
そして、この状態を維持したままロールオーバーバル
ブ61全体を回転させてその突部65、66をガソリンタンク
の突出部76、76に設けられている係止部(図示せず)の
位置に移動させる。
このようにして、前記ロールオーバーバルブ61はその
外周に設けた突部65、66をガソリンタンクの孔75の突出
部76、76の係止部(図示せず)に係止させた状態でガソ
リンタンクの孔75内に確実に固定されることとなり、振
動等が発生した場合においてもロールオーバーバルブ61
の突部65、66が前記係止部(図示せず)内に係止されて
いるので緩みが生じることもなく確実に固定されること
となる。
また、このとき、ロールオーバーバルブ61のつば部63
の下面とガソリンタンクの壁面74との間には環状のばね
板77が設けられているので、ロールオーバーバルブ61の
突部65、66のガソリンタンクの孔75の突出部76、76の係
止部(図示せず)への係止はさらに強固なものとなるの
で、ロールオーバーバルブ61のガソリンタンクの孔75へ
の取り付けはさらに確実なものになることとなる。
なお、この場合、前記ロールオーバーバルブ61の外周
に設けた環状の段部64には環状のOリング73が保持され
ているので、ガソリンタンクの孔75の内周面とロールオ
ーバーバルブ61の外周面との間、すなわち径方向に対し
ては前記Oリング73を介して確実にシールされることと
なり、また、垂直方向(ガソリンタンクの壁面74に対し
て垂直方向)に対しては第10図に示すように自由度をも
たしてあるので、ロールオーバーバルブ61を取り付ける
際に簡単に取り付けられるとともに、取り付け後におい
ても自由度を有するものであるが、前記に示すようにロ
ールオーバーバルブ61の突部65、66がガソリンタンクの
突出部76、76の係止部(図示せず)に係止されているの
で、振動等によって緩みが生じてシール性が損なわれる
ことは確実に防止されるものであり、また、前記に示す
ように径方向に対してはOリング73によって確実にシー
ルされているので、垂直方向に対して自由度をもたして
あってもガソリンタンクの孔75とロールオーバーバルブ
61との間のシール性に対しては何ら影響はないものであ
る。
第11図にはこの考案によるロールオーバーバルブの第
5の実施例が示されており、この実施例に示すロールオ
ーバーバルブ81は、前記第1の実施例に示すものと同様
にガソリンタンクの壁面94に穿設された孔95内に取り付
けられるロールオーバーバルブ本体82と、このロールオ
ーバーバルブ本体82の内部に配設されるフロート89とリ
リーフ弁100とから構成されている。
前記ロールオーバーバルブ本体82は樹脂等から形成さ
れ、その内部には下端部が開口する空所98が設けられて
いるとともに、上部にはロールオーバーバルブ本体82の
内部と外部との通孔87が設けられており、この通孔87と
前記空所98とは椀状空所88およびリリーフ用の孔100cに
よって連通されている。
前記空所98内にはその上部に設けられた椀状空所88に
嵌入し得る突起90を上部に有するフロート89が設けられ
ており、このフロート89はその内部に設けられているば
ね91によって上方に付勢されるようになっている。
そして、前記空所98内のフロート89は取り付け時には
ガソリンタンク内のガソリン内に浸漬されることになる
ので、それ自体の浮力および重量と、前記ばね91の付勢
力によって上下動し、これによって通常はガソリンタン
クの内部のガソリンベーパーやエアー抜きを行うととも
に、転倒時にはガソリンが漏れるのを防止するようにな
っている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体82の空所98の下
端開口部には蓋92が装着されているとともに、この蓋92
の適宜の位置には空所98内外を連通させるための孔(図
示せず)が穿設されている。
また、前記リリーフ用の孔100cの通孔87側に開口する
部分にはポペット100aとばね100bとからなるリリーフ弁
100が設けられており、通常時は、ばね100bによってポ
ペット100aがリリーフ用の孔100cの開口部に付勢されて
その孔100cの開口部を閉塞するようになっており、一
方、ガソリンタンク内の圧力がガソリンベーパー等によ
って定常圧以上になった場合には、このリリーフ弁100
からガソリンタンク内のガソリンベーパー等による高圧
を逃がすことによってガソリンタンク内の圧力を定常圧
に保持するようになっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体82の外周には、
上方に環状のつば部83、その下方に環状のOリング93を
収納する環状の凹所84、さらにその下方に少なくとも1
つ(この実施例の場合には2つ)の径方向外側に突出す
る突部85、86がそれぞれ形成されており、さらに前記つ
ば部83の下面には径方向外側に環状に突出するばね部97
が一体に設けられており、このばね部97は取り付時にガ
ソリンタンクの壁面94に当接するようになっている。
一方、前記のように構成されるロールオーバーバルブ
本体82を取り付けるガソリンタンクの壁面94に設けられ
る孔95は、前記第1および第3の実施例に示すものと同
様に、その内周面をガソリンタンクの内側方向に環状に
突出させているとともに、その先端部には径方向内側に
環状の突出する環状の突出部96、96が形成されており、
さらに、この突出部96、96の一部には前記第1の実施例
に示すものと同様に、前記ロールオーバーバルブ81の外
周に設けられた突部85、86を挿入する切欠部(図示せ
ず)、さらに、挿入後の突部85、86を係止させる係止部
(図示せず)が形成されている。
そして、上記のように構成されるガソリンタンクの壁
面94に設けられた孔95内に前記ロールオーバーバルブ81
を取り付ける場合には、まず、ロールオーバーバルブ本
体82の外周に設けられた突部85、86をガソリンタンクの
孔95の突出部96、96に設けられた切欠部(図示せず)に
合わせてガソリンタンクの内部に挿入する。
このときロールオーバーバルブ81の突部85、86の上面
がガソリンタンクの孔95の突出部96、96の下面よりも若
干ガソリンクの内部方向に位置するまで挿入する。
次に、この状態を維持したままロールオーバーバルブ
81全体を回転させてその突部85、86をガソリンタンクの
突出部96、96に設けられている係止部(図示せず)の位
置に移動させる。
このようにして、前記ロールオーバーバルブ81はその
外周に設けた突部95、96をガソリンタンクの孔95の突出
部96、96の係止部(図示せず)に係止させた状態でガソ
リンタンクの孔95内に確実に固定されることとなり、振
動等が発生した場合においてもロールオーバーバルブ81
の突部85、86が前記係止部(図示せず)内に係止されて
いるので緩みが生じることもなく確実に固定されること
となる。
また、このとき、ロールオーバーバルブ81のつば部83
の下面に設けられている環状のばね部97がガソリンタン
クの壁面94に当接していることによって、ロールオーバ
ーバルブ81の突部85、86のガソリンタンクの孔95の突出
部96、96の係止部(図示せず)への係止はさらに強固な
ものとなるので、ロールオーバーバルブ81のガソリンタ
ンクの孔95への取り付けはさらに確実なものになること
となる。
第12図にはこの考案によるロールオーバーバルブの第
6の実施例が示されており、この実施例に示すロールオ
ーバーバルブ101は、前記第1の実施例に示すものと同
様に、ガソリンタンクの壁面114に穿設された孔115内に
取り付けられるロールオーバーバルブ本体102と、この
ロールオーバーバルブ本体102の内部に配設されるフロ
ート109とリリーフ弁120とから構成されている。
前記ロールオーバーバルブ本体102は樹脂等から形成
され、その内部には下端部が開口する空所118が設けら
れているとともに、上部にはロールオーバーバルブ本体
102の内部と外部との通孔107が設けられており、この通
孔107と前記空所118とは椀状空所108およびリリーフ用
の孔120cによって連通されている。
前記空所118内にはその上部に設けられた椀状空所108
に嵌入し得る突起110を上部に有するフロート109が設け
られており、このフロート109はその内部に設けられて
いるばね111によって上方に付勢されるようになってい
る。
そして、前記空所118内のフロート109は取り付け時に
はガソリンタンク内のガソリン内に浸漬されることにな
るので、それ自体の浮力および重量と、前記ばね111の
付勢力によって上下動し、これによって通常はガソリン
タンクの内部のガソリンベーパーやエアー抜きを行うと
ともに、転倒時にはガソリンが漏れるのを防止するよう
になっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体102の空所118の
下端開口部には蓋112が装着されているとともに、この
蓋112の適宜の位置には空所118内外を連通させるための
孔(図示せず)が穿設されている。
また、前記リリーフ用の孔120cの通孔107側に開口す
る部分にはポペット120aとばね120bとからなるリリーフ
弁120が設けられており、通常時は、ばね120bによって
ポペット120aがリリーフ用の孔120cの開口部に付勢され
てその孔120cの開口部を閉塞するようになっており、一
方、ガソリンタンク内の圧力がガソリンベーパー等によ
って定常圧以上になった場合には、このリリーフ弁120
からガソリンタンク内のガソリンベーパー等による高圧
を逃がすことによってガソリンタンク内の圧力を定常圧
に保持するようになっている。
また、前記ロールオーバーバルブ本体102の外周に
は、上方に環状のつば部103、その下方に環状のOリン
グ113を保持する環状の凹所104、さらにその下方に少な
くとも1つ(この実施例の場合には2つ)の径方向外側
に突出する突部105、106がそれぞれ形成されており、さ
らに前記つば部103の下面には径方向外側に環状に突出
するばね部117が一体に設けられており、このばね部117
は取り付時にガソリンタンクの壁面114に当接するよう
になっている。
一方、前記のように構成されるロールオーバーバルブ
本体102を取り付けるガソリンタンクの壁面114に設けら
れる孔115は、前記第2および第4の実施例に示すもの
と同様に、その内周面をガソリンタンクの内側方向に環
状に突出させているとともに、その先端部には径方向内
側に環状に突出する断面コ字状の環状の突出部116、116
が形成されており、さらに、この突出部116、116の一部
には前記第2の実施例に示すものと同様に、前記ロール
オーバーバルブ101の外周に設けられた突部105、106を
挿入する切欠部(図示せず)、さらに、挿入後の突部10
5、106を係止させる係止部(図示せず)が形成されてい
る。
そして、上記のように構成されるガソリンタンクの壁
面114に設けられた孔115内に前記ロールオーバーバルブ
101を取り付ける場合には、まず、ロールオーバーバル
ブ本体102の外周に設けられた突部105、106をガソリン
タンクの孔115の突出部116、116に設けられた切欠部
(図示せず)に合わせてガソリンタンクの内部に挿入す
る。
このときロールオーバールブ101の突部105、106の上
面がガソリンタンクの孔115の突出部116、116の下面よ
りも若干ガソリンタンクの内部方向に位置するまで挿入
しておく。
そして、この状態を維持したままロールオーバーバル
ブ101全体を回転させてその突部105、106をガソリンタ
ンクの突出部116、116に設けられている係止部(図示せ
ず)の位置に移動させる。
このようにして、前記ロールオーバーバルブ101はそ
の外周に設けた突部105、106をガソリンタンクの孔115
の突出部116、116の係止部(図示せず)に係止させた状
態でガソリンタンクの孔115内に確実に固定されること
となり、振動等が発生した場合においてもロールオーバ
ーバルブ101の突部105、106が前記係止部(図示せず)
内に係止されているので緩みが生じることもなく確実に
固定されることとなる。
また、このとき、ロールオーバーバルブ101のつば部1
03の下面に設けられている環状のばね部117がガソリン
タンクの壁面114に当接することによって、ロールオー
バーバルブ101はその突部105、106のガソリンタンクの
孔115の突出部116、116の係止部(図示せず)にさらに
強く係止させることになるので、ロールオーバーバルブ
101のガソリンタンクの孔115への取り付けはさらに確実
なものになることとなる。
なお、この場合、前記ロールオーバーバルブ101の外
周に設けられた環状の段部104には環状のOリング113が
保持されているので、ガソリンタンクの孔115の内周面
とロールオーバーバルブ101の外周面との間、すなわち
径方向に対しては前記Oリング113を介して確実にシー
ルされることとなり、また、垂直方向(ガソリンタンク
の壁面114に対して垂直方向)に対しては第12図に示す
ように自由度をもたしてあるので、ロールオーバーバル
ブ101を取り付ける際に簡単に取り付けられるととも
に、取り付け後においても自由度を有するものである
が、前記に示すようにロールオーバーバルブ101の突部1
05、106がガソリンタンクの突出部116、116の係止部
(図示せず)に係止されており、しかもロールオーバー
バルブ101のつば部103の下面には環状のばね部117が一
体に設けられているので、振動等によって緩みが生じて
シール性が損なわれることは確実に防止されるものであ
り、また、前記に示すように径方向に対してはOリング
113によって確実にシールされているので、垂直方向に
対して自由度をもたしてあってもガソリンタンクの孔11
5とロールオーバーバルブ101との間のシール性に対して
は何ら影響はないものである。
この考案は前記のように構成したことにより、ガソリ
ンタンクの壁面に設けた筒状の孔内にロールオーバーバ
ルブ本体を位置し、その周面のつば部を孔の周縁部に当
接させ、突部を孔の先端部に係止させることでロールオ
ーバーバルブ本体が孔内に取付けられることになる。し
たがって、ボルトを用いて取付けるような繁雑な作業は
一切必要なくなり、取付け作業が容易となる。また、ロ
ールオーバーバルブ本体のつば部を孔の開口周縁部に当
接させ、突部を孔の先端部に係止させるようにしたこと
により、振動等によってロールオーバーバルブ本体に取
付け方向(軸線方向)への僅かなガタが生じてもロール
オーバーバルブ本体が孔から脱落するような虞は全くな
い。しかも、径方向に対しては、ロールオーバーバルブ
本体の周面と孔の内面との間にOリングが介在している
ので、ロールオーバーバルブ本体に取付け方向へのガタ
が生じてもロールオーバーバルブ本体と孔との間のシー
ル性が損なわれるようなことはなく、常に、良好なシー
ル性が得られることになる。したがって、転倒等によっ
てもロールオーバーバルブ本体と孔との間から燃料が漏
れるようなことはなく、長期的に安定したシール性を発
揮することができることになる等の優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるロールオーバーバルブの第1の
実施例を示す概略断面図、第2図は第1図に示すものの
I−I線に沿って見た概略断面図、第3図は第1図に示
すもののガソリンタンクの壁面を示す概略断面図、第4
図は第3図に示すもののA−A線に沿って見た概略断面
図、第5図はこの考案によるロルオーバーバルブの第2
の実施例を示す概略断面図、第6図は第5図に示すもの
のII−II線に沿って見た概略断面図、第7図は第5図に
示すもののガソリンタンクの壁面を示す概略平面図、第
8図は第7図に示すののB−B線に沿って見た概略断面
図、第9図はこの考案によるロールオーバーバルブの第
3の実施例を示す概略断面図、第10図はこの考案による
ロールオーバーバルブの第4の実施例を示す概略断面
図、第11図はこの考案によるロールオーバーバルブの第
5の実施例を示す概略断面図、第12図はこの考案による
ロールオーバーバルブの第6の実施例を示す概略断面
図、第13図は従来のロールオーバーバルブを示す概略断
面図である。 1、21、41、61、81、101、121……ロールオーバーバル
ブ 2、22、42、62、82、102、122……本体 3、23、43、63、83、103……つば部 4、44、84……凹所 5、6、25、45、46、65、66、85、86、105、106……突
部 7、27、47、67、87、107、123……通孔 8、28、48、88、108、124……椀状空所 9、29、49、69、89、109、125……フロート 10、30、50、70、90、110、127……突起 11、20a、31、40b、51、60b、71、80b、91、100b、11
1、120b、126……ばね 12、32、52、72、92、112、128……蓋 13、33、53、73、93、113……Oリング 14、34、54、74、94、114、129……壁面 15、35、55、75、95、115、130……孔 16、26、56、76、96、116……突出部 17、37……切欠部 18、38……係止部 19、39、58、78、98、118……空所 20、40、60、80、100、120……リリーフ弁 20a、40a、60a、80a、100a、120a……ポペット 20c、40c、60c、80c、100c、120c……リリーフ用の孔 24、64、104……段部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガソリンタンクの壁面に設けられた筒状の
    孔内に装着されるとともに、周面に前記孔の開口周縁部
    に当接するつば部と前記孔の先端部に係止する突部とを
    有し、かつ、内部にガソリンタンク内外を連通する通孔
    を有するロールオーバーバルブ本体と、該ロールオーバ
    ーバルブ本体の内部に設けられ、前記通孔を開閉するフ
    ロートと、前記ロールオーバーバルブ本体の周面と前記
    孔の内面との間に装着されるOリングとを具えたことを
    特徴とするロールオーバーバルブ。
  2. 【請求項2】前記孔の先端部には係止部が設けられ、該
    係止部に前記ロールオーバーバルブ本体の突部が係止す
    るようになっている請求項1記載のロールオーバーバル
    ブ。
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