JPH07262147A - 共通メモリ保護方式 - Google Patents

共通メモリ保護方式

Info

Publication number
JPH07262147A
JPH07262147A JP6047484A JP4748494A JPH07262147A JP H07262147 A JPH07262147 A JP H07262147A JP 6047484 A JP6047484 A JP 6047484A JP 4748494 A JP4748494 A JP 4748494A JP H07262147 A JPH07262147 A JP H07262147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
common
flag
ram
output
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6047484A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Saito
宏行 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6047484A priority Critical patent/JPH07262147A/ja
Priority to US08/322,345 priority patent/US5634038A/en
Publication of JPH07262147A publication Critical patent/JPH07262147A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/004Error avoidance

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチ・プロセッサ構成をとる装置における共
通メモリを保護する方式に関し、障害となったプロセッ
サが共通メモリに異常アクセスした場合に、共通メモリ
の内容の破壊を防止することを目的とする。 【構成】複数のCPU1と共通RAM2とを共通バス4
を介して接続してなるマルチプロセッサ構成の装置にお
いて、フラグ制御部5を設けて、共通RAM3の補数関
係にある2つのアドレスのアクセスによってそれぞれセ
マフォ・フラグが獲得されたとき出力を発生し、メモリ
制御部6を設けて、フラグ制御部5の出力によってイネ
ーブルになって共通バス4からの任意のアドレスによる
共通RAM2へのアクセスを可能にするように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチ・プロセッサ構
成をとる装置における共通メモリを保護する方式に関
し、特に障害となったプロセッサが共通メモリに異常ア
クセスした場合に、共通メモリの内容が破壊されること
を防止するための共通メモリ保護方式に関するものであ
る。
【0002】マルチ・プロセッサ構成をとる無線通信用
監視制御装置等においては、各プロセッサが共通に使用
するランダムアクセスメモリ(RAM)を有し、各プロ
セッサ間の動作の同期をとったり、または共有データを
蓄えたりするのに使用している。共通RAMは、各プロ
セッサによって定期的にアクセスされ、その内容も書き
替えられるようになっている。
【0003】このような装置において、動作中に1台の
プロセッサが障害となった場合でも、残りのプロセッサ
によって装置の動作を正常に維持することができるよう
にするためには、障害となったプロセッサが、共通RA
Mに異常アクセスしても、共通RAMの内容が破壊され
ないようにしておくことが必要である。
【0004】
【従来の技術】図9は、従来の、および本発明が適用さ
れる無線通信用監視制御装置の構成を示したものであっ
て、1は複数のプロセッサ(CPU)、2は共通RA
M、3は入出力(I/O)部、4は共通バスである。
【0005】各CPU1は、共通バス4を介して、I/
O部3との間でデータの入出力等を行い、共通RAM2
との間で、同期情報の授受を行い、または共有データの
リード/ライト等を行うように構成されている。
【0006】この際、共通RAM2に対して、各プロセ
ッサのアクセスが同じデータ領域で競合すると、各プロ
セッサの動作に矛盾が生じるため、このようなアクセス
の競合が生じないようにする必要がある。
【0007】従来、同一のデータ領域に対して、1台の
CPUがデータの書き替えを行っているときに、もう1
台のCPUがデータの読み出しを行ったり、または2台
のCPUが同時にデータの書き替えを行ったりすること
を防止するため、セマフォ・フラグを利用している。
【0008】従来のセマフォ・フラグの利用方法は、あ
る番地のリード,ビット・テストおよびライトを1つの
バス・サイクルで実行する命令である、「TAS」,
「CAS」等のリード・モディファイ・ライト・サイク
ル命令を使用して実行するようになっており、ハードウ
ェア的には、通常のRAMによって所定の容量のメモリ
を構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の共通メモリ保護
方式では、あるCPUが共通RAMをアクセスしようと
したとき、アドレス・バス・バッファの一部が障害を起
こして、共通RAMに対して正しいアドレスを送出でき
ない場合でも、アクセスした場所がRAM領域である場
合には、セマフォ・フラグが獲得できるため、誤った領
域のデータを書き替えてしまう恐れがあった。
【0010】例えば、共通RAMの領域をΔ00000
h〜ΔFFFFFhとした場合、なんらかの障害によっ
て、CPUのアドレス・バス・バッファのA15が
“1”固定になってしまったとすると、CPUがΔ00
000h〜をアクセスしたのに、実際には、共通RAM
のΔ08000h〜がアクセスされることになるので、
本来、データの変更を行うべきでない領域の内容が破壊
されてしまうことになる。
【0011】従ってこの場合は、他のCPUが正常であ
ったとしても、共通RAMの内容が破壊されているの
で、装置として、正常動作を続けることができなくなる
という問題があった。
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、マルチ・プロセッサ構成
をとる装置において、障害となったCPUが共通RAM
に異常アクセスした場合に、共通RAMの内容が破壊さ
れることを防止するための共通メモリ保護方式を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理的
構成(1) を示したものである。フラグ制御部5は、アド
レス××××h番地とその反転アドレスである *×××
×h番地(以下、* によって反転を表す)のフラグをセ
マフォ管理制御するものとする。すなわち、共通バス4
からアドレス××××h番地と、 *××××h番地とが
与えられたとき、フラグ(例えばアドレスAAh)およ
び(例えばアドレス55h)を検出し、両フラグが獲得
されたことによって、メモリ制御部6をイネーブルと
し、両フラグがともに獲得されなかったとき、メモリ制
御部6をディセーブルにするように制御する。
【0014】メモリ制御部6はフラグ制御部によってイ
ネーブルにされたとき、共通バス4の任意のアドレスに
よって、共通RAM2にアクセスできるようにする。一
方、メモリ制御部6は両フラグが正常に獲得されないと
きディセーブルになって、共通RAM2に対してアクセ
スがあったときは、バスエラー(BERR)信号によっ
てこれを共通バス4を介してCPU1に通知する。
【0015】さらにこの際、各CPUは、セマフォ・フ
ラグ獲得の有無を判断するために両フラグを読みだす
が、このとき読みだされる値が特定の値、例えば×10
10101bおよび×0101010b(×はセマフォ
・フラグ値)になるようにセットしておく。CPUは、
読みだされた値がこれらの値になっていることをみて、
CPUのデータ・バッファの正常性を判定する。
【0016】図2は、本発明の原理的構成(2) を示した
ものである。CPU1を搭載するCPUボードにアライ
メント変更部81 を設けて、CPUボードにおける、C
PU1とバス10を接続するバッファ91 のオン/オフ
を制御し、共通RAMを搭載する共通RAMボード、ま
たはI/O部を搭載するI/Oボードにアライメント変
更部82 を設けて、I/Oボードにおける、共通RAM
またはI/O部とバス10を接続するバッファ92 のオ
ン/オフを制御する。
【0017】CPU1は、バスに障害が発生したとき、
アライメント変更部81 を制御し、これによってアライ
メント変更部81,2 がバッファ91,2 を制御するこ
とによって、障害を起こしたバスを切り離す。
【0018】本発明においては、このような原理を実現
するため、次のような構成をとる。 (1) 本発明は、複数のCPUと共通RAMとを共通バス
を介して接続してなるマルチプロセッサ構成の装置にお
いて、共通RAMの補数関係にある2つのアドレスのア
クセスによってそれぞれセマフォ・フラグが獲得された
とき出力を発生するフラグ制御部と、フラグ制御部の出
力によってイネーブルになって、共通バスからの任意の
アドレスによる、共通RAMへのアクセスを可能にする
メモリ制御部とを設けてなるものである。
【0019】(2) (1) の場合に、フラグ制御部として、
補数関係にある2つのアドレスをデコードしてそれぞれ
セマフォ・フラグの出力を発生する第1のデコーダを設
けるとともに、メモリ制御部として、この2つのセマフ
ォ・フラグの出力によって、共通RAMの動作を可能に
する出力を発生する第2のデコーダを設けたものであ
る。
【0020】(3) (1) の場合に、共通RAMを複数のテ
ーブルに分割して、それぞれのテーブルごとに、補数関
係にある2つのアドレスのアクセスによって獲得される
2つのセマフォ・フラグを設けるとともに、フラグ制御
部として、補数関係にある2つのアドレスをデコードし
てそれぞれセマフォ・フラグの出力を発生する第1のデ
コーダと、両セマフォ・フラグの獲得時、テーブルのセ
グメントアドレスに対応するアドレスと、その反転アド
レスとによってそれぞれアクセスされたとき出力を発生
する2つのフラグRAMとを設けるとともに、メモリ制
御部として、この2つのフラグRAMの出力によって共
通RAMの動作を可能にする出力を発生する第2のデコ
ーダを設けたものである。
【0021】(4) (1) の場合に、2つのセマフォ・フラ
グが正常に獲得されないとき、CPUの共通RAMへの
アクセスによってエラーの発生を示す信号を出力するデ
コーダを設け、CPUがこの信号の発生によって例外処
理を起動して自己ホルトの処理をとれるようにしたもの
である。
【0022】(5) (1) の場合に、2つのセマフォ・フラ
グが正常に獲得されたとき、この2つのセマフォ・フラ
グにそれぞれ補数関係にある特定のデータを付加して出
力し、CPUがこのデータの正常性によってデータ・バ
スの正常性を認識したとき、共通RAMへのアクセスを
行うようにしたものである。
【0023】(6) (5) の場合に、CPUと共通RAMま
たは入出力部にそれぞれバスのアライメントを変更する
アライメント変更部を設け、データ・バスの異常時、C
PUと共通RAMまたは入出力部との間のバスのアライ
メントを変更するようにしたものである。
【0024】
【作用】本発明においては、CPUが共通バスを介して
共通RAMをアクセスする際に、CPU間のアクセスの
競合を回避するために、フラグ制御部5が、アドレス×
×××h番地およびその反転アドレスである、 *×××
×h番地のセマフォ・フラグの獲得動作を行う。そし
て、両フラグとも獲得できたとき、メモリ制御部6によ
り、共通RAMへのアクセスを可能にする。この場合、
両フラグとも、リード・セット制御されているものとす
る。すなわち、セマフォ・フラグ獲得時には“0”が読
みだされ、この読み出し操作により、フラグには“1”
がセットされる。
【0025】また、メモリ制御部6は、これら両フラグ
がセットされているときのみ、イネーブルとなり、フラ
グが一方、または両方ともセットされていないときは、
ディセーブルとなる。
【0026】従って、CPUボードのアドレス・バス・
バッファに障害が発生し、アドレス・ビットのどれかが
固定になってしまった場合は、セマフォ・フラグが両方
とも正常に“1”がセットされることはない。そして、
この状態で、CPUが共通RAMにアクセスしようとし
ても、メモリ制御部6はディセーブルになっているた
め、アクセスすることができず、従って共通RAMの内
容が破壊されることはない。
【0027】また、このとき、バスエラー信号をCPU
に送出し、異常発生をCPUに認識させることによっ
て、CPUが異常発生時の処置をとることができるよう
になる。
【0028】さらに、各セマフォ・フラグの獲得および
その確認を行うと、各フラグ値は正常時、例えば、01
010101b→11010101b、0010101
0b→10101010bのように読める。一方、デー
タ・バス・バッファの障害等によって、データ・ビット
のいずれかが固定値になってしまった場合には、このよ
うにならないので、CPUは障害を認識して、障害発生
時の処置をとることができる。
【0029】さらに障害発生時の処置の一つとして、ア
ライメント変更部81,2 に対して、アライメント情報
をセットすることによって、障害を発生したバスを切り
離すことができるので、これによって、以後は、正常動
作を継続することができる。
【0030】
【実施例】図3は、本発明の実施例(1) を示したもので
あって、図1におけると同じものを同じ番号で示し、1
1,12はデコーダ、13,14はフリップフロップ、
15はアンドゲート、16はオアゲート、17,18は
バッファである。
【0031】デコーダ11は、共通バス4を経てアドレ
スΔ00000hをアクセスしたとき、チップセレクト
信号 *CS1を送出し、ΔFFFFFhをアクセスした
とき、チップセレクト信号 *CS2を送出する。正常時
であって、バッファ17を介して表示されているフラグ
が“00”のとき、CPUが共通RAM2のセマフォ・
フラグを獲得するためにΔ00000hを読みだすと、
デコーダ11から出力される *CS1が“0”となり、
この読み出しサイクルの終了時点で、フリップフロップ
13に“1”がセットされて、セマフォ・フラグが獲得
された状態となる。ΔFFFFFhを読みだしたとき
も、同様にして、セマフォ・フラグを獲得できる。
【0032】両フラグを獲得できると、オアゲート16
を経てデコーダ12に入力されるイネーブル( *EN)
信号が“0”になり、デコーダ12がイネーブルになっ
て、共通RAM2を構成する各メモリ素子に対して、チ
ップセレクト信号 *RCS1, *RCS2,…が送出さ
れるので、共通RAM2のアクセスが可能となる。
【0033】なお、デコーダ11から読みだされた値が
“1”のときは、セマフォ・フラグが獲得できなかった
ので、CPUは共通RAM2へのアクセスをウエイトす
るようにする。
【0034】もしも、アドレス・バス・バッファのいず
れかのビットに障害が発生したときは、どちらかのフラ
グが獲得できないので、デコーダ12に入力されるイネ
ーブル信号が“1”のままとなり、共通RAM2に対す
るチップセレクト信号が送出されないので、共通RAM
2へのアクセスはできない。
【0035】共通RAM2の使用が終了したとき、CP
Uから特定のアドレスが出力されることによって、デコ
ーダ11からチップセレクト信号 *CS3が出力されて
ゲート18がオンになり、共通バス4を介するCPUか
らの信号によって、フリップフロップ13,14はリセ
ットされて、フラグが“00”になる。
【0036】図4は、本発明の実施例(2) を示したもの
であって、図3におけると同じものを同じ番号で示し、
21,22はバッファ、23は反転バッファ、24は双
方向バッファ、25はリードオンリーメモリ(RO
M)、26,27はフラグを格納するフラグRAM、2
8はナンドゲートである。
【0037】図4の実施例は、共通RAM2をいくつか
のテーブルに分割して、各テーブルにセマフォ・フラグ
を設ける場合に有効な方法である。ここでは、アドレス
範囲が、Δ00000h〜ΔFFFFFhの共通RAM
を、FFh個のテーブルに分けて使用する場合を例にと
って説明する。図5は、テーブルとセマフォ・フラグの
アドレス関係を示したものである。
【0038】1システムリセット後等の装置立ち上げ時
に、フラグRAM26,27は“0”クリアされる。共
通RAMをアクセスしようとするCPUは、アクセスし
ようとするテーブルに対応するフラグを、「TAS」等
のリード・モディファイ・ライト・サイクル命令によっ
て獲得する。すると、フラグRAM26,27の対応す
るビットには、“1”が書き込まれる。
【0039】CPUはフラグを獲得すると、所定のテー
ブルへのアクセスを開始するが、このとき、そのテーブ
ルのセグメントアドレスが共通バス4を介してROM2
5に入力されることによって、そのテーブルに対応する
フラグの、フラグRAM26におけるアドレスが出力さ
れて、フラグRAM26に与えられる。また、フラグR
AM27には、反転バッファ23を介して、ROM25
の出力の反転信号が入力される。
【0040】これによって、フラグRAM26,27の
出力DOには、現在アクセスされようとしているテーブ
ルに対応するフラグ状態が出力されて、正常状態ではど
ちらも“1”となるので、デコーダ12がイネーブルと
なって、共通RAMへのアクセスが正常に行われる。
【0041】しかしながら、アドレス・バス・バッファ
のいずれかのビットに障害が発生した場合には、いずれ
かのフラグRAMの対応するフラグアドレスに“1”が
書き込まれていないので、その出力DOが“0”にな
り、従ってデコーダ12はディセーブルのままであっ
て、CPUは共通RAM2にアクセスすることができな
い。従って、このような場合であっても、共通RAMの
内容が破壊されることはない。
【0042】図6は、本発明の実施例(3) を示したもの
であって、31,32はアドレスをデコードするデコー
ダ、33はオアゲート、34はインバータ、35はバッ
ファである。
【0043】図示されないフラグ制御部において、セマ
フォ・フラグの獲得を示すフラグ *S FLG1, *
FLG2がともに獲得できた場合には、デコーダ31
がイネーブルになって、共通バス4からのアドレスをデ
コードして、共通RAM(図示されず)に対するチップ
セレクト信号 *RCS1, *RCS2が送出されるの
で、共通RAMに対するアクセスが可能となる。
【0044】しかしながら、セマフォ・フラグの獲得が
不完全であった場合には、デコーダ31に代わってデコ
ーダ32がイネーブルになる。このとき共通RAMへの
アクセスが行われると、デコーダ32が動作して、共通
RAMへのアクセス不能を示すバスエラー(BERR)
信号を出力する。
【0045】CPU(図示されず)は、バスエラー信号
とによって、セマフォ・フラグ獲得に異常が発生したこ
とを認識して例外処理を起動し、プロセッサホルト(停
止)等の異常時の処置を行う。
【0046】図7は、本発明の実施例(4) を示したもの
であって、図3におけると同じものを同じ番号で示し、
37,38はそれぞれ特定データを出力するレジスタで
ある。
【0047】図7において、セマフォ・フラグの獲得を
示すフラグ *S FLG1, *SFLG2の状態を読み
だすレジスタ37,38は、それぞれ例えば、×101
0101b,×0101010bを出力できるようにセ
ットされている。ここで×はセマフォ・フラグである。
【0048】セマフォ・フラグが獲得されたとき、チッ
プセレクト信号 *CS1, *CS2によって、レジスタ
37,38を読みだすことによって、フラグ *S FL
G1は、 01010101b→11010101b のように読み出せ、フラグ *S FLG2は、 00101010b→10101010b のように読み出せる。
【0049】データ・バス・バッファに異常が生じてデ
ータ・バスのあるビットの値が固定されてしまった場
合、CPUは、読みだされたデータを判定することによ
って、データ・バスの異常を確認することができる。従
ってCPUは、異常時の処理を行い、共通RAMにアク
セスしたことによって、共通RAM内のデータを破壊し
てしまう事態が生じることを防止できる。
【0050】図8は、本発明の実施例(5) を示したもの
であって、データ・バスに異常が発見された場合、バス
のアライメントを変更して、障害部分を救済することに
よって、以後における共通RAMへの正常アクセスを回
復するようにした例を示している。
【0051】CPUボードにおいて、40は32ビット
マイクロプロセッサ(CPU)、41はアライメント変
更部である。アライメント変更部41において、42は
障害情報を保持するアライメントレジスタ、43は障害
情報に対応するバス・サイズを示すサイズ(SIZE)
信号と各バッファに対するバッファ・イネーブル信号と
を発生するROM、44は応答(ACK)信号を発生す
るACK発生部である。また、45〜48,B1〜B9
はバッファである。
【0052】共通RAMボードまたはI/Oボードにお
いて、50はメモリまたは入出力部(MEMorI/
O)、51はアライメント変更部である。アライメント
変更部51において、52は各バッファに対するバッフ
ァ・イネーブル信号を発生するROMである。また、5
3,54,B1’〜B11’は、バッファである。
【0053】いま、データ線D24〜D31,D8〜D
15に同時障害が発生したとCPU側で認識した場合、
CPU40は、アライメントレジスタ42にその障害情
報をセットする。これによってROM43からACK発
生部44に対して、システム・バスのポート・サイズを
1バイトとするサイズ信号が出力される。これによって
ACK発生部44は、このサイズ信号を受けたことを通
知する信号ACK0,1をCPU40に送出する。ま
た、共通RAMまたはI/O部側でも、アライメントレ
ジスタ42から同じ障害情報を受ける。
【0054】そしてCPUボードにおいてROM43か
ら、バッファB1=OFF,バッファB2=OFF,バ
ッファB3=ON,バッファB4=ON,バッファB5
=OFF,バッファB6=OFF,バッファB7=OF
F,バッファB8=OFF,バッファB9=ONになる
ように、バッファ・イネーブル信号を出力することによ
って、データ線D24〜D31,D8〜D15の代わり
に、データ線D0〜D7が割り当てられるようになる。
【0055】CPU40は、制御信号(CONT)によ
って、ポート・サイズが1バイトになったことを示すア
クセスサイズ信号および信号A0,A1をI/Oボード
のROM52に通知し、これによってROM52は、メ
モリまたは入出力部50の32ビットのポートのどのポ
ートに、データ線DO〜D7を接続するかを制御する、
バッファ・イネーブル信号を出力する。
【0056】例えば、バイト・アクセスされて信号A0
=0,A1=0の場合は、データ線D24〜D31に接
続すべきなので、ROM52からのバッファ・イネーブ
ル信号によって、バッファB1’=ON,バッファB
2’=OFF,バッファB3’=OFF,バッファB
4’=OFF,バッファB5’=ON,バッファB6’
=ON,バッファB7’=OFF,バッファB8’=O
FF,バッファB9’=OFF,バッファB10’=O
FF,バッファB11’=ONとする。
【0057】信号A0=1,A1=0の場合は、データ
線D16〜D23に接続すべきなので、ROM52から
のバッファ・イネーブル信号によって、バッファB1’
=OFF,バッファB2’=ON,バッファB3’=O
FF,バッファB4’=OFF,バッファB5’=OF
F,バッファB6’=OFF,バッファB7’=ON,
バッファB8’=OFF,バッファB9’=OFF,バ
ッファB10’=OFF,バッファB11’=ONとす
る。
【0058】信号A0=0,A1=1の場合は、データ
線D8〜D15に接続すべきなので、ROM52からの
バッファ・イネーブル信号によって、バッファB1’=
OFF,バッファB2’=OFF,バッファB3’=O
N,バッファB4’=OFF,バッファB5’=OF
F,バッファB6’=ON,バッファB7’=OFF,
バッファB8’=OFF,バッファB9’=OFF,バ
ッファB10’=OFF,バッファB11’=ONとす
【0059】信号A0=1,A1=1の場合は、データ
線D0〜D7に接続すべきなので、ROM52からのバ
ッファ・イネーブル信号によって、バッファB1’=O
FF,バッファB2’=OFF,バッファB3’=OF
F,バッファB4’=ON,バッファB5’=OFF,
バッファB6’=OFF,バッファB7’=OFF,バ
ッファB8’=OFF,バッファB9’=OFF,バッ
ファB10’=OFF,バッファB11’=ONとす
る。
【0060】なおここで、ロングワード(LONG W
ORD)アクセスまたはワード(WORD)アクセスさ
れた場合は、それぞれバイト・アクセス4回または2回
にバス・サイジングされる。
【0061】このようにして、障害が発生したバスを切
離し、バス・アライメントを変更することによって、デ
ータバスの障害が、装置の運転に支障を及ぼさないよう
にすることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、共
通RAMを備えた、マルチ・プロセッサ構成をとる装置
において、なんらかの障害によって、CPUボードのア
ドレス・バス・バッファの一部が障害を起こして、正し
いアドレスを共通RAMに送出することができなくなっ
た場合には、セマフォ・フラグによって、共通RAMの
アクセスを制御するので、共通RAMのアクセスによっ
て、誤って共通RAMの内容を破壊してしまうことを防
止できる。従って、この場合に残りの正常なCPUボー
ドによって、装置の正常動作を継続することが可能とな
る。
【0063】さらに、共通RAMを複数のテーブルに分
割する場合にも、各テーブルごとにセマフォ・フラグを
設けることによって、同様に、テーブルごとに共通RA
Mの内容の破壊を防止することができる。
【0064】また、セマフォ・フラグによってアドレス
の異常を検出したとき、信号を送出してCPUに異常発
生を認識させることによって、CPUが異常発生時の処
置をとることができるようになる。
【0065】さらに、各セマフォ・フラグの獲得および
その確認を行ったとき、特定のデータを読みだすことに
よって、CPUがこのデータの確認によってデータ・バ
スの障害を認識して、障害発生時の処置をとることがで
きるようになる。
【0066】またアドレス・バス・バッファの障害時、
バスのアライメントを変更して、障害部分を救済するこ
とによって、以後における共通RAMへの正常アクセス
を回復することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成(1) を示す図である。
【図2】本発明の原理的構成(2) を示す図である。
【図3】本発明の実施例(1) を示す図である。
【図4】本発明の実施例(2) を示す図である。
【図5】テーブルとセマフォ・フラグのアドレス関係を
示す図である。
【図6】本発明の実施例(3) を示す図である。
【図7】本発明の実施例(4) を示す図である。
【図8】本発明の実施例(5) を示す図である。
【図9】従来の、および本発明が適用される無線通信用
監視制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】 1 CPU 2 共通RAM 4 共通バス 5 フラグ制御部 6 メモリ制御部 11 デコーダ 12 デコーダ 26 フラグRAM 27 フラグRAM 32 デコーダ 41 アライメント変更部 51 アライメント変更部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のCPU(1)と共通RAM(2)
    とを共通バス(4)を介して接続してなるマルチプロセ
    ッサ構成の装置において、 該共通RAM(2)の補数関係にある2つのアドレスの
    アクセスによってそれぞれセマフォ・フラグの出力を発
    生するフラグ制御部(5)と、 該両セマフォ・フラグの出力によってイネーブルになっ
    て前記共通バス(4)からの任意のアドレスによる該共
    通RAM(2)へのアクセスを可能にするメモリ制御部
    (6)とを設けてなることを特徴とする共通メモリ保護
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の共通メモリ保護方式に
    おいて、前記フラグ制御部(5)として、補数関係にあ
    る2つのアドレスをデコードしてそれぞれセマフォ・フ
    ラグの出力を発生する第1のデコーダ(11)を設ける
    とともに、前記メモリ制御部(6)として、該2つのセ
    マフォ・フラグの出力によって前記共通RAM(2)の
    動作を可能にする出力を発生する第2のデコーダ(1
    2)を設けたことを特徴とする共通メモリ保護方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の共通メモリ保護方式に
    おいて、前記共通RAM(2)を複数のテーブルに分割
    して、それぞれのテーブルごとに前記補数関係にある2
    つのアドレスのアクセスによって獲得される2つのセマ
    フォ・フラグを設けるとともに、 前記フラグ制御部(5)として、補数関係にある2つの
    アドレスをデコードしてそれぞれセマフォ・フラグの出
    力を発生する第1のデコーダ(11)と、両セマフォ・
    フラグの獲得時、該テーブルのセグメントアドレスに対
    応するアドレスと、その反転アドレスとによってそれぞ
    れアクセスされたとき出力を発生する2つのフラグRA
    M(26,27)とを設けるとともに、メモリ制御部
    (6)として、該2つのフラグRAM(26,27)の
    出力によって共通RAM(3)の動作を可能にする出力
    を発生する第2のデコーダ(12)を設けたことを特徴
    とする共通メモリ保護方式。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の共通メモリ保護方式に
    おいて、前記2つのセマフォ・フラグが正常に獲得され
    ないとき、CPU(1)の共通RAM(2)へのアクセ
    スによってエラーの発生を示す信号を出力するデコーダ
    (32)を設け、該CPU(1)が該信号の発生によっ
    て例外処理を起動して自己ホルトの処理をとれるように
    したことを特徴とする共通メモリ保護方式。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の共通メモリ保護方式に
    おいて、前記2つのセマフォ・フラグが正常に獲得され
    たとき、該2つのセマフォ・フラグにそれぞれ補数関係
    にある特定のデータを付加して出力し、CPU(1)が
    該データの正常性によってデータ・バスの正常性を認識
    したとき、共通RAM(2)へのアクセスを行うように
    したことを特徴とする共通メモリ保護方式。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の共通メモリ保護方式に
    おいて、前記CPU(1)と共通RAM(2)または入
    出力部(3)にそれぞれバスのアライメントを変更する
    アライメント変更部(41,51)を設け、前記データ
    ・バスの異常時、CPU(1)と共通RAM(2)また
    は入出力部(3)との間のバスのアライメントを変更す
    るようにしたことを特徴とする共通RAM保護方式。
JP6047484A 1994-03-17 1994-03-17 共通メモリ保護方式 Withdrawn JPH07262147A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6047484A JPH07262147A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 共通メモリ保護方式
US08/322,345 US5634038A (en) 1994-03-17 1994-10-13 Common memory protection system in a multiprocessor configuration using semaphore-flags stored at complementary addresses for enabling access to the memory

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6047484A JPH07262147A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 共通メモリ保護方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07262147A true JPH07262147A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12776408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6047484A Withdrawn JPH07262147A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 共通メモリ保護方式

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5634038A (ja)
JP (1) JPH07262147A (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5809546A (en) * 1996-05-23 1998-09-15 International Business Machines Corporation Method for managing I/O buffers in shared storage by structuring buffer table having entries including storage keys for controlling accesses to the buffers
DE19625628C1 (de) * 1996-06-26 1997-06-26 Siemens Ag Halbleiterspeichervorrichtung
KR100205351B1 (ko) * 1996-07-31 1999-07-01 구본준 반도체 기억 장치의 주소 정렬 장치
US6370636B1 (en) 1996-07-31 2002-04-09 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Accessing byte lines from dual memory blocks and aligning for variable length instruction execution
US5920898A (en) * 1996-08-16 1999-07-06 Unisys Corporation Memory control unit providing optimal timing of memory control sequences between different memory segments by optimally selecting among a plurality of memory requests
US5829047A (en) * 1996-08-29 1998-10-27 Lucent Technologies Inc. Backup memory for reliable operation
US5909584A (en) * 1997-08-15 1999-06-01 Compaq Computer Corp. Power interlock with fault indicators for computer system
US5834856A (en) * 1997-08-15 1998-11-10 Compaq Computer Corporation Computer system comprising a method and apparatus for periodic testing of redundant devices
US6134579A (en) * 1997-08-15 2000-10-17 Compaq Computer Corporation Semaphore in system I/O space
US5951661A (en) * 1997-08-15 1999-09-14 Compaq Computer Corporation Bus protocol violation monitor systems and methods
US5918059A (en) * 1997-08-15 1999-06-29 Compaq Computer Corporation Method and apparatus for responding to actuation of a power supply switch for a computing system
US5938751A (en) * 1997-08-15 1999-08-17 Compaq Computer Corporation Bus ring-back and voltage over-shoot reduction techniques coupled with hot-pluggability
US5987538A (en) * 1997-08-15 1999-11-16 Compaq Computer Corporation Apparatus for initiating generation of an inter-processor interrupt by a peripheral device not directly connected to any of the multi-processor local interrupt controllers
US6055647A (en) * 1997-08-15 2000-04-25 Compaq Computer Corporation Method and apparatus for determining computer system power supply redundancy level
US6038633A (en) * 1997-08-15 2000-03-14 Compaq Computer Corporation System and method for providing a dual interrupt mechanism to designate the occurrence and termination of an event
US6167512A (en) * 1998-09-30 2000-12-26 Phoenix Technologies, Ltd. Dynamic creation of ACPI APIC tables using MP specification
US6453375B1 (en) * 1999-03-23 2002-09-17 Intel Corporation Method and apparatus for obtaining coherent accesses with posted writes from multiple software drivers
DE10146516A1 (de) * 2001-09-21 2003-04-24 Infineon Technologies Ag Programmgesteuerte Einheit
US6892258B1 (en) * 2001-10-26 2005-05-10 Lsi Logic Corporation Hardware semaphores for a multi-processor system within a shared memory architecture
US7590744B2 (en) * 2004-12-15 2009-09-15 Guard Insurance Group Remote communication system and method implementing a session server and one or more object servers
US20060130124A1 (en) * 2004-12-15 2006-06-15 Guard Insurance Group A Remote Communication System and Method Implementing a Session Server and One or More Object Servers
US8332580B2 (en) * 2008-04-02 2012-12-11 Zikbit Ltd. System, method and apparatus for memory with embedded associative section for computations

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3576982A (en) * 1968-12-16 1971-05-04 Ibm Error tolerant read-only storage system
US4597084A (en) * 1981-10-01 1986-06-24 Stratus Computer, Inc. Computer memory apparatus
US4975870A (en) * 1988-02-25 1990-12-04 Data General Corporation Apparatus for locking a portion of a computer memory
JPH02188865A (ja) * 1989-01-17 1990-07-24 Nec Corp プロセッサ間共有メモリ管理装置
JPH04361340A (ja) * 1991-06-07 1992-12-14 Fujitsu Ltd メモリ排他制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
US5634038A (en) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07262147A (ja) 共通メモリ保護方式
JPH06337820A (ja) マルチプル・バス・システムにおけるエラー検知及び回復機構とその方法
US4903194A (en) Storage addressing error detection circuitry
JPS6044708B2 (ja) Prom補償回路
US7246257B2 (en) Computer system and memory control method thereof
JPS63184146A (ja) 情報処理装置
JP3115113B2 (ja) データ転送の異常検出装置
JP3127941B2 (ja) 二重化装置
JPH0863406A (ja) メモリアクセス制御装置
JP3311776B2 (ja) ディスクサブシステムにおけるデータ転送チェック方式
KR100238175B1 (ko) 버스 제어논리장치
JP2993099B2 (ja) 二重化メモリ装置
JPH0756520Y2 (ja) 故障システムの応答信号発生装置
JP3106448B2 (ja) プロセッサ装置
JP2943926B2 (ja) エラー回復制御装置
JPS6230105Y2 (ja)
JPS60110047A (ja) エラ−訂正方式
JP3344432B2 (ja) 情報処理装置
JPH05108493A (ja) メモリ制御方式
JPH03225546A (ja) オプション基板の実装有無確認方法
JP3448962B2 (ja) 演算処理装置
JPH0612337A (ja) メモリモジュールおよびこれを用いたコンピュータ
JPH06202961A (ja) メモリテスト機能内蔵のマイクロコンピュータ
JPH1063528A (ja) メモリ制御装置
JPH0520131A (ja) アドレス監視方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605