JP3341738B2 - メモリのエラー検出方式 - Google Patents

メモリのエラー検出方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリのエラー検出
方式に関し、特に複数のメモリ制御部を備えた場合のパ
リティの検査に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、仕様・性能の異なる複数のプロセ
ッサと、メモリ制御部(以降メモリコントローラとい
う)が実装された装置では、主メモリからの読み出しデ
ータのパリティの検査をそれぞれのメモリコントローラ
内で実行していた。
【0003】複数のメモリコントローラを実装する装置
としては、例えば、プリンタ装置の描画処理部などがあ
る。描画処理部では、ホストコンピュータから文字コー
ドやイメージコードを受信して人間の目で見えるバイナ
リイメージ(ビットマップ)データに変換する。ホスト
コンピュータから受信したデータが圧縮データの場合
は、非圧縮データに戻すための伸張処理を行ってからメ
モリに描画データを生成する必要がある。プリンタ装置
を高速化するためには、この伸張処理を高速に処理する
必要があるため、伸張処理に適した高速処理が可能なプ
ロセッサを第2のプロセッサとして実装することが必要
となる。さらに、第2のプロセッサのメモリアクセスを
高速化するために専用のメモリコントローラを設ける必
要がある。さらに、縮小・拡大の処理を高速に実行する
ために、第3のプロセッサと、第3のメモリコントロー
ラを実装する場合もある。
【0004】また、イメージデータの処理はプリンタ装
置としてはオプションとする場合もある。この場合、基
本構成としては、上記第2のプロセッサと第2のメモリ
コントローラ等は必要ないので、基本構成を安価に実現
できる利点があり、プロセッサを分けて構成することが
多い。
【0005】このように、仕様の異なるプロセッサを複
数搭載する場合は、それぞれに適したメモリコントロー
ラを使用することになり、従来は各メモリコントローラ
毎にそれぞれパリティチェック回路を設けて別々にパリ
ティを検査していた。
【0006】一方、1つのメモリコントローラで装置が
構成される場合の従来例として、特開平9−22307
7では、1つのプロセッサと1つのメモリアクセスコン
トローラを接続し、メモリアクセスコントローラがパリ
ティ生成回路とパリティチェック回路を備えてパリティ
を検査することが開示されている。特開昭56−674
29では、バスに接続された中央処理装置とメモリとD
MA(ダイレクト メモリ アクセス)装置間の転送に
ついて、中央処理装置にのみ設けたパリティ生成回路と
パリティチェック回路を用いてパリティ検査することに
より、パリティ生成回路とパリティチェック回路をメモ
リやDMA装置で不要としたことが開示されている。
【0007】しかしながら、上記2つの発明は、仕様の
異なる複数のプロセッサを備えた装置についての技術は
開示されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の技
術では、仕様の異なる複数のプロセッサと複数のメモリ
コントローラを備えた装置では、メモリコントローラ毎
にパリティチェック回路を設けて、それぞれ別々にパリ
ティを検査しかつ検査結果を保持していた。
【0009】このため、メモリコントローラの回路規模
が大きくなってしまうという課題があった。また、パリ
ティ検査の結果、エラーが検出された場合に、障害の発
生場所を特定するために必要な上記のパリティ検査結果
を収集するために、全てのメモリコントローラから上記
パリティ検査結果を読み出さなければならないという課
題があった。
【0010】本発明の目的は、1つのメモリコントロー
ラをアクセスしてパリティ検査結果を読み出すだけでパ
リティエラーの発生場所の特定を可能とし、さらに、メ
モリコントローラの回路規模を削減可能としたメモリの
エラー検出方式を提供することにある。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】 本発明の第1のメモリの
エラー検出方式は、主メモリと、第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサと異なる仕様の第2のプロセッサ
と、前記第1及び第2のプロセッサと第1のバスで接続
され、前記主メモリと第2のバスで接続され、第1のプ
ロセッサの前記主メモリへのアクセスを制御する第1の
メモリ制御部と、前記第2のプロセッサと接続され、前
記主メモリと前記第2のバスで接続され、前記第2のプ
ロセッサの前記主メモリへのアクセスを制御する第2の
メモリ制御部とを有し、前記第2のメモリ制御部は、主
メモリの読み出しの際に、読み出しデータのパリティの
検査を指示するパリティチェック指示信号を出力する手
段を有し、前記第1のメモリ制御部は、主メモリの読み
出しの際に読み出しデータのパリティを検査するパリテ
ィチェック回路と、前記パリティチェック指示信号を受
けると前記パリティチェック回路でパリティを検査する
手段とを有する。
【0016】本発明の第2のメモリのエラー検出方式
は、主メモリと、第1のプロセッサと、前記第1のプロ
セッサと異なる仕様の第2のプロセッサと、前記第1及
び第2のプロセッサと第1のバスで接続され、前記主メ
モリと第2のバスで接続され、第1のプロセッサの前記
主メモリへのアクセスを制御する第1のメモリ制御部
と、前記第2のプロセッサと接続され、前記主メモリと
前記第2のバスで接続され、前記第2のプロセッサの前
記主メモリへのアクセスを制御する第2のメモリ制御部
とを有し、前記第2のメモリ制御部は、主メモリの読み
出しの際に、読み出しデータのパリティの検査を指示す
るパリティチェック指示信号を出力する手段を有し、前
記第1のメモリ制御部は、主メモリの読み出しの際に読
み出しデータのパリティを検査するパリティチェック回
路と、前記パリティチェック指示信号を受けると前記パ
リティチェック回路でパリティを検査する手段と、前記
検査の結果が不正であった場合にセットされるエラーフ
ラグと、前記エラーフラグがセットされた際の前記パリ
ティチェック指示信号の値を保持するエラー切り分けフ
ラグとを有する。
【0017】本発明の第3のメモリのエラー検出方式
は、第1又は第2のメモリのエラー検出方式において、
前記第1のメモリ制御部と前記第2のメモリ制御部と
が、それぞれ1つの半導体チップであることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態のブロック図である。主メモリ10と、メモリコ
ントローラA40と、メモリコントローラB50とはメ
モリバスX1で接続される。システムバスX2には、メ
モリコントローラA40と、プロセッサA20と、プロ
セッサB30が接続し、この他に通信制御部60や図示
していないが入出力制御部が接続する。メモリコントロ
ーラB50はプロセッサB30とバスX3によって接続
している。プロセッサA20、プロセッサB30、メモ
リコントローラA40、及びメモリコントローラB50
は、それぞれが1チップで実現されることが多い。
【0019】なお、本実施の形態では接続されていない
が、メモリコントローラB50がシステムバスX2に接
続されている構成も可能である。その場合はプロセッサ
B30からの主メモリ10のアクセスはバスX3を使用
し、プロセッサA20からメモリコントローラB50へ
のアクセスはシステムバスX2を用いることになる。
【0020】本実施の形態ではプリンタ装置内の描画処
理に関する部分として、説明して行くが、本発明の適用
範囲を限定するものではなく、同様の構成であれば本発
明を容易に適用できる。なお、説明を簡明にするため
に、メモリバスX1とシステムバスX2のデータ幅は同
じとする。
【0021】プロセッサA20は装置全体の制御・処理
を実行するプロセッサで、通信制御部60を制御してホ
ストコンピュータからの印刷データを受信したり、圧縮
データ等を除いた通常の印刷データを処理したり、装置
全体の制御を実行する。メモリコントローラA40は、
プロセッサA20からの主メモリ10へのアクセスや、
システムバスX2に接続される通信制御部60等の各制
御部からの主メモリ10へのダイレクトメモリアクセス
要求を受けると、主メモリ10の制御タイミング信号を
発生してデータの読み出し、書き込みを実行・制御す
る。また、メモリバスX1とシステムバスX2の調停を
バス調停回路44で行っている。
【0022】プロセッサB30は、プロセッサA20と
は仕様・性能が異なり、例えば圧縮データを元に戻す伸
張処理を高速に実行するためのプロセッサである。メモ
リコントローラB50は、プロセッサB30とバスX3
で接続され、プロセッサB30の主メモリ10へのアク
セス要求に対して主メモリ10の制御タイミング信号を
発生してデータの読み出し、書き込みを実行・制御す
る。メモリバスX1を使用するには、事前にメモリコン
トローラA40のバス調停回路44へ使用許可を取る制
御を行う。主メモリ10への書き込みの際は、バスX3
から受け取ったデータに対してパリティ生成回路52で
パリティを生成して、データとともに主メモリ10へ書
き込む。
【0023】通信制御部60は、プロセッサA20に制
御され、ホストから印刷データを受信する。また図示し
ていないが、プリンタの各機械部分を制御する制御部
や、立ち上げに関する情報と制御情報等を記憶する不揮
発性のメモリ等がシステムバスX2に接続される。
【0024】図2はメモリコントローラA40のブロッ
ク図である。バス調停回路44はシステムバスX2とメ
モリバスX1の調停を制御する回路で、これらのバスに
接続する各プロセッサや各制御部との間は、バス要求や
バス使用許可等の数本の信号(図2では信号X33で代
表している)で接続されている。メモリバスX1はメモ
リコントローラA40とメモリコントローラB50の間
でのみ調停が行われ、主メモリ10のリフレッシュ等の
処理はメモリコントローラA40が実行する。システム
バスX2に接続するノードからの主メモリ10へのアク
セスについてはメモリX1とシステムバスX2の双方の
バスを獲得する必要があるが、バス調停回路44によっ
て同時に獲得するよう制御される。ただし、プロセッサ
A20からのメモリコントローラA20の内部読み出し
等の主メモリ10へのアクセスが不要な場合はシステム
バスX2のみを獲得すればよい。
【0025】ゲート回路45は、メモリバスX1に対し
て、書き込み時にはデータを出力し、それ以外はデータ
を入力するように制御されている。ゲート回路46はメ
モリバスX1に対して、書き込み時にはパリティを出力
し、それ以外はパリティを入力するように制御されてい
る。従って、メモリコントローラB50による主メモリ
10読み出しのときでも、読み出しデータとパリティが
入力されるため、パリティチェックが実行できるように
なっている。ゲート回路47は、システムバスX2に対
して、データを受信するときは入力し、データを送信す
るときは出力するよう制御される。システムバスX2で
は、要求内容を示すコードとアドレスとデータが含まれ
ており、ゲート回路45とパリティ生成回路42にはデ
ータのみが送られ、コードとアドレスが制御回路41へ
送られる。
【0026】パリティ生成回路42はゲート回路47か
ら受信したデータのパリティを生成する回路で、生成し
たパリティはゲート回路46へ送られる。パリティチェ
ック回路43は、ゲート回路45から読み出しデータを
受け、同時にゲート回路46から読み出しパリティを受
けてパリティの正当性をチェックし、エラー検出時に出
力を“1”として制御回路41に送る。切換回路48
は、ゲート回路45からの読み出しデータと制御回路4
1から読み出された内部データを切り換えてゲート回路
47に送出する。
【0027】制御回路41は、パリティの検査を含む、
メモリコントローラの制御を実行する回路であり、図示
していないが、設定値や状態値などを保持しており、X
401から送られるコードとアドレスによってこれらの
内部データへのアクセスの指示が行われる。状態値とし
てフラグ411〜413を含んでいる。フラグ411は
読み出しデータのパリティチェックの結果エラーがあっ
た場合セットされるフラグである。フラグ412とフラ
グ413は読み出しデータのパリティチェックを実行し
たときの、実際のメモリ読み出しを実行していたメモリ
コントローラを切り分けるためのフラグで、フラグ41
1がセットされた時点の、メモリコントローラB50か
ら出力されるパリティチェック指示信号X31、図示し
ていないが第3のメモリコントローラが接続された場合
に第3のメモリコントローラから出力されるパリティチ
ェック指示信号X32をそれぞれ保持し、パリティエラ
ーの発生したメモリアクセスをどのメモリコントローラ
が実行したかを切り分ける情報を提供する。
【0028】また制御回路41は、主メモリ10を制御
する制御タイミング信号X11と主メモリ10のアドレ
ス信号X12を生成して主メモリ10への読み出し・書
き込みを制御する。
【0029】図3はメモリコントローラB50のブロッ
ク図である。ゲート回路55は、メモリバスX1に対し
て、書き込み時にはデータを出力し、それ以外はデータ
を入力するように制御されている。ゲート回路57は、
バスX3に対して、データを受信するときは入力し、デ
ータを送信するときは出力するよう制御される。バスX
3では、コードとアドレスとデータが含まれており、ゲ
ート回路55とパリティ生成回路52へはデータのみが
送られ、制御回路51へはコードとアドレスが送られ
る。パリティ生成回路42はゲート回路57で受信した
データのパリティを生成する回路で、生成したパリティ
はゲート回路56へ送られる。ゲート回路56はメモリ
バスX1に対して、書き込み時に、ゲート回路55がデ
ータを出力するのと同時に、パリティ生成回路42で生
成されたパリティを出力する。
【0030】制御回路51では主メモリ10を制御する
制御タイミング信号X13と主メモリ10のアドレス信
号X14を生成して主メモリ10への読み出し・書き込
みを制御し、読み出しの際は読み出しデータが確定する
タイミングにパリティチェック指示信号X31をメモリ
コントローラA40へ出力する。メモリ制御タイミング
信号X13とアドレス信号X14は、メモリコントロー
ラA40から出力されるメモリ制御タイミング信号X1
1とアドレス信号X12とそれぞれワイヤード・オアさ
れるか、又は切換回路で切り換えて主メモリ10へ送ら
れるが、どちらでもかまわない。
【0031】次に図1及び図2を用いて本発明の実施の
形態の動作を詳細に説明する。まず、プロセッサA20
から主メモリ10への書き込みの動作について説明す
る。プロセッサA20からバス調停回路44に対してバ
ス使用要求が発行される。メモリバスX1とシステムバ
スX2が使用可能ならプロセッサA20に使用許可が返
送され、プロセッサA20はメモリ書き込み要求のコー
ドとアドレスとデータをシステムバスX2へ出力する。
メモリコントローラA40はこれをゲート回路47で受
信し、コードとアドレスを制御回路41に送り、データ
をゲート回路45とパリティ生成回路42へ送る。
【0032】パリティ生成回路42ではパリティを生成
してゲート回路46へ送る。制御回路41はコードとア
ドレスを受けて、ローアドレスストローブ(RAS)信
号やカラムアドレスストローブ(CAS)信号や書き込
み許可信号等の書き込みに必要なメモリ制御タイミング
信号X11を作成し出力する。また、送られたアドレス
からローアドレスやカラムアドレス等のアドレス信号X
12を生成して、所定のタイミングに出力する。また所
定のタイミングでゲート回路45とゲート回路46から
データとパリティをメモリバスX1へ出力して主メモリ
10への書き込みを実行する。
【0033】次にプロセッサB30からの主メモリ10
への書き込みの動作について説明する。この場合は、シ
ステムバスX2は使わないため、プロセッサB30から
バスX3で書き込み要求のコード、アドレス、データが
メモリコントローラB50に送られ、メモリコントロー
ラB50では要求を受けるとすぐに、バス調停回路44
にメモリバスX1の使用要求をする。使用が許可される
と、制御回路51は制御回路41と同様に書き込みに必
要なメモリ制御タイミング信号X13とアドレス信号X
14を生成し、所定のタイミングでこれらの信号と書き
込みデータとパリティを出力して主メモリ10への書き
込みを実行する。
【0034】次にプロセッサA20からの主メモリ10
の読み出しの動作について説明する。プロセッサA20
からバス調停回路44に対してバス使用要求が発行され
る。メモリバスX1とシステムバスX2が使用可能なら
プロセッサA20に使用許可が返送され、プロセッサA
20はメモリ読み出し要求のコードとアドレスをシステ
ムバスX2へ出力する。メモリコントローラA40はこ
れをゲート回路47で受信し、コードとアドレスを制御
回路41に送る。
【0035】制御回路41はコードとアドレスを受け
て、RAS信号やCAS信号等の読み出しに必要なメモ
リ制御タイミング信号X11を作成して出力し、所定の
タイミングで送られたアドレスから生成されたアドレス
信号X12を出力する。この後制御回路41は、主メモ
リ10から出力される読み出しデータをゲート回路4
5、46で取り込み、パリティチェック回路43でパリ
ティチェックし、結果が不正であれば出力を“1”とし
て制御回路41に送る。制御回路41は読み出しデータ
が確定するタイミングにパリティチェック指示信号X4
10を発生して、パリティチェック回路43出力が
“1”のとき、オア回路414とアンド回路415を通
してフラグ411を“1”にセットする。フラグ411
がセットされるとフラグ412とフラグ413はその時
点の信号X31と信号X32のそれぞれの入力値(この
場合はともに“0”)を保持するように制御される。一
方、読み出しデータはゲート回路47からシステムバス
X2に出力されて、プロセッサA20へ返送される。
【0036】次にプロセッサB30からの主メモリ10
の読み出しの動作について説明する。まず、プロセッサ
B30はメモリ読み出し要求のコードとアドレスをバス
X3へ出力する。メモリコントローラB50はこれをゲ
ート回路57で受信し、コードとアドレスを制御回路5
1に送る。
【0037】制御回路51はコードとアドレスを受け
て、制御回路41と同様に読み出しに必要なメモリ制御
タイミング信号X13を作成して出力する。所定のタイ
ミングで、ゲート回路57から送られたアドレスより生
成されたアドレス信号X14を出力する。この後制御回
路51は、主メモリ10から出力される読み出しデータ
をゲート回路55で取り込む。同時に、メモリコントロ
ーラA40でもゲート回路45、46から読み出しデー
タとパリティを取り込んで、パリティチェック回路43
はパリティチェックして結果が不正であれば出力を
“1”として制御回路41に送る。
【0038】制御回路51は、読み出しデータがメモリ
コントローラA20内で確定するタイミングに、パリテ
ィチェック指示信号X31を“1”としてメモリコント
ローラA40へ出力する。メモリコントローラA40は
パリティチェック指示信号X31を受信し、パリティチ
ェック回路43出力が“1”の場合はフラグ411を
“1”にセットする。フラグ411がセットされるとフ
ラグ412とフラグ413はその時点の入力値(この場
合はフラグ412が“1”でフラグ413は“0”)を
保持するように制御される。一方、読み出しデータはゲ
ート回路57からバスX3に出力されて、プロセッサB
30へ返送される。
【0039】図示していないが、第3のメモリコントロ
ーラが実装された場合は上記パリティチェック指示信号
X31に相当する信号X32が第3のメモリコントロー
ラから出力され同様に処理される。なお、第3のメモリ
コントローラが無い本実施の形態では、フラグ413は
必要ないので削除してもかまわない。
【0040】次に、パリティエラーが検出されフラグ4
11がセットされた場合の動作について説明する。パリ
ティエラーが検出されフラグ411がセットされると、
プロセッサA20へエラーの発生が通知される。通知
は、他のエラーもまとめて割込により実行される。割込
により障害処理のプログラムが起動され、エラーの発生
要因を切り分けて障害箇所を特定するために、フラグ4
11〜413のようにエラー要因を保持する情報を読み
出す。特に、後の復旧作業のために、障害処理プログラ
ムは、予め決められたフラグ等を読み出し、それらの情
報を障害ログデータとして不揮発性の記憶手段等に書き
込んで残すようにする。また、エラー内容を調査して、
予め決められた手順に従って、停止したり、続行した
り、再起動したりする。
【0041】フラグ411〜413を読み出す動作につ
いて簡単に説明する。プロセッサA20からバス調停回
路44に対してバス使用要求が発行される。システムバ
スX2が使用可能ならプロセッサA20に使用許可が返
送され、プロセッサA20は内部読み出し要求のコード
とアドレスをシステムバスX2へ出力する。メモリコン
トローラA40はこれをゲート回路47で受信し、コー
ドとアドレスを制御回路41に送る。
【0042】制御回路41は、コードとアドレスを解読
して、フラグ411〜413の読み出し要求であること
が分かると、フラグ411〜413の出力データを信号
線X402を通して切換回路48へ送る。切換回路48
は制御回路41の制御でX402が選択され、ゲート回
路47からフラグ411〜413の読み出しデータを出
力してプロセッサA20に返送する。
【0043】以上のように、読み出したフラグ411〜
413の値により、どのメモリコントローラのアクセス
にてパリティエラーが発生したかを容易に知ることがで
る。従って、他のメモリコントローラの内部情報を読み
出す手順を省いて全メモリコントローラのエラー情報を
知ることができるため、エラー情報の収集時間を短縮す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のメモリコントローラを備える装置であっても、メ
モリの読み出しデータのパリティチェック回路を1つの
メモリコントローラに設けるだけでよいので、他のメモ
リコントローラの回路規模を小さくすることができると
いう効果が得られる。
【0045】また、パリティチェック回路を設けたメモ
リコントローラにエラー情報を集約して保持するため、
エラー情報の収集時間を短縮できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のメモリコントローラA40の詳細なブ
ロック図である。
【図3】本発明のメモリコントローラB50の詳細なブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 主メモリ 20 プロセッサA 30 プロセッサB 40 メモリコントローラA 41 制御回路 42 パリティ生成回路 43 パリティチェック回路 44 バス調停回路 50 メモリコントローラB 51 制御回路 52 パリティ生成回路 411 フラグ 412 フラグ 413 フラグ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主メモリと、第1のプロセッサと、前記
    第1のプロセッサと異なる仕様の第2のプロセッサと、
    前記第1及び第2のプロセッサと第1のバスで接続さ
    れ、前記主メモリと第2のバスで接続され、第1のプロ
    セッサの前記主メモリへのアクセスを制御する第1のメ
    モリ制御部と、前記第2のプロセッサと接続され、前記
    主メモリと前記第2のバスで接続され、前記第2のプロ
    セッサの前記主メモリへのアクセスを制御する第2のメ
    モリ制御部とを備え、前記第2のメモリ制御部は、主メ
    モリの読み出しの際に、読み出しデータのパリティの検
    査を指示するパリティチェック指示信号を出力し、前記
    第1のメモリ制御部は、主メモリの読み出しの際に読み
    出しデータのパリティを検査するパリティチェック回路
    を有し、前記パリティチェック指示信号を受けると前記
    パリティチェック回路でパリティを検査することを特徴
    とするメモリのエラー検出方式。
  2. 【請求項2】 主メモリと、第1のプロセッサと、前記
    第1のプロセッサと異なる仕様の第2のプロセッサと、
    前記第1及び第2のプロセッサと第1のバスで接続さ
    れ、前記主メモリと第2のバスで接続され、第1のプロ
    セッサの前記主メモリへのアクセスを制御する第1のメ
    モリ制御部と、前記第2のプロセッサと接続され、前記
    主メモリと前記第2のバスで接続され、前記第2のプロ
    セッサの前記主メモリへのアクセスを制御する第2のメ
    モリ制御部とを備え、前記第2のメモリ制御部は、主メ
    モリの読み出しの際に、読み出しデータのパリティの検
    査を指示するパリティチェック指示信号を出力し、前記
    第1のメモリ制御部は、主メモリの読み出しの際に読み
    出しデータのパリティを検査するパリティチェック回路
    を有し、前記パリティチェック指示信号を受けると前記
    パリティチェック回路でパリティを検査し、前記検査の
    結果が不正であった場合にエラーフラグをセットすると
    ともに、前記パリティチェック指示信号の値をエラー切
    り分けフラグに保持することを特徴とするメモリのエラ
    ー検出方式。
  3. 【請求項3】 前記第1のメモリ制御部及び前記第2の
    メモリ制御部とが、それぞれ1つの半導体チップである
    請求項1又は請求項2のメモリのエラー検出方式。
JP30232699A 1999-10-25 1999-10-25 メモリのエラー検出方式 Expired - Fee Related JP3341738B2 (ja)

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