JPH0726115Y2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0726115Y2
JPH0726115Y2 JP9674388U JP9674388U JPH0726115Y2 JP H0726115 Y2 JPH0726115 Y2 JP H0726115Y2 JP 9674388 U JP9674388 U JP 9674388U JP 9674388 U JP9674388 U JP 9674388U JP H0726115 Y2 JPH0726115 Y2 JP H0726115Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えばキー入力により作成された文書情報を
印字部を記録紙上で移動させることで副走査を得インク
リボンを介し転写印字する印字装置に関する。
[従来技術とその問題点] 一般に、ワードプロセッサ等、OA機器のプリンタには据
置型のものが使用されるが、この種のプリンタは予め定
められたサイズ(A4,B5等)の記録紙に対してプリント
するものであるため、例えば綴じたノートや規定サイズ
以外の記録紙に対して任意の位置に自在にプリントする
ことはできない。
そこで、最近では、装置本体を記録紙上で手動により走
査移動させることでプリントを行なう小型熱転写式のプ
リンタが考えられている。この小型プリンタは、プリン
トモードにおける走査移動の際に、記録紙に接して回転
するローラの回転動作に基づき、そのプリント動作が制
御されるもので、例えば記録紙に対し印字ヘッドと共に
圧接されるインクリボンは、上記ローラの回転により検
出される装置本体の移動量に応じて供給,巻取りが行な
われる。
しかしながら、上記小型プリンタは、所望の記録紙上で
手動により移動されるため、例えばノート等の罫線に沿
った印字を行なう場合、プリンタを目視により罫線に沿
わせても、出力された印字データには振れや曲がりが生
じてしまう。
[考案の目的] 本考案は上記のような問題点に鑑みなされたもので、手
動により移動走査を図った場合でも、印字データに振れ
や曲がりが生じることなく、真直ぐに印字出力すること
が可能になる印字装置を提供することを目的とする。
[考案の要点] すなわち本考案に係わる印字装置は、印字すべきデータ
の記憶手段を備え略矩形状に構成された装置本体と、こ
の装置本体から供給される印字データを印字媒体に当接
させて移動させることで印字する印字部とからなる印字
装置において、装置本体の側面にその底面に対して平行
に形成された係合部と、上記印字部の側面に上記装置本
体の係合部と摺動自在に係合するよう形成された被係合
部とを備えて構成したものである。
[考案の実施例] 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案を実施したワードプロセッサの外観構成
を示すもので、このワードプロセッサ本体10は、例えば
据置型として構成される。まず、ワードプロセッサ本体
10には、キー入力部11及び機能キー12、そして表示部13
及び定規表示部13aが設けられ、キー入力部11には、文
字・記号入力キー、カーソルキー、かな/漢字変換キ
ー、次候補キー、漢字選択キー等が配置される。
上記キー入力部11の文字・記号入力キーは、作成文書の
かな入力、あるいは機能キー12との兼合いで英数字・記
号等を入力するのに使用されるもので、機能キー12に
は、例えば、ワープロモードWPとプリントモードPRとを
切換えるモード切換キーや文書入力の開始・終了あるい
はカーソルによる文書上の移動指定範囲を区切る実行キ
ーを始めとして、挿入、削除、シフトキー等、上記文字
・記号入力キーによる文書作成・プリントに必要な様々
な機能を指定するキーが配置される。また、機能キー12
には、定規表示部13aに対する表示長さの支持等を行な
う定規表示指定キーも配置される。そして、このキー入
力部11及び機能キー12による入力文字及び記号は、順
次、上記表示部13にて表示され、定規表示部13aには、
例えばキー入力数値、演算数値、あるいは入力文字の印
字長等に応じた長さが上記機能キー12での支持により可
視表示される。
また、ワードプロセッサ本体10には、手動走査式のプリ
ンタ14がプリント制御ライン15を介して接続され、この
手動プリンタ14の下面には、例えば1ライン48ドットの
ライン型のサーマルヘッドが、そのライン方向を手動プ
リンタ14の幅方向に向けて備えた印字ヘッド部HAが設け
られる。一方、この手動プリンタ14の一側面には、その
移動走査方向xに沿う断面三角形状の係合部16が設けら
れる。そして、ワードプロセッサ本体10の上記定規表示
部13aに沿う一側面には、その底面に平行にして上記手
動プリンタ14の係合部16に係合する係合レール17が形成
される。
つまり、モード切換キーによりワープロモードWPを指定
し、上記文字・記号のキー入力操作、及びかな/漢字変
換操作、漢字選択操作を繰返すことで、所望の文書が作
成される。そして、キー入力作成された文書をプリント
する場合には、モード切換キーによりプリントモードPR
を指定した後、上記手動プリンタ14のヘッド部HAを記録
紙A面に接触させ、プリントスイッチ14sを押しながら
手動プリンタ14本体を矢印Xで示す方向に移動させる。
これにより、作成文書のプリントが行なわれる。この場
合、ユーザは、手動プリンタ14のプリント移動方向Xの
側面下部に切り欠き形成したプリント確認窓14xを通し
ヘッド部HAを視認することで、記録紙Aに対するプリン
ト出力位置を正確に定めることができる。
また、手動プリンタ14の係合部16をワードプロセッサ本
体10の係合レール17に係合させて印字走査を行なえば、
手動プリンタ14はワードプロセッサ本体10に沿って摺動
し、記録紙Aに出力される印字データは真直ぐに印字さ
れることになる。この場合、定規表示部13aに例えば印
字データの印字長さを表示させることで、手動プリンタ
14による印字開始位置及び終了位置を予め確認できる。
第2図は上記手動プリンタ14内に構成されるプリント部
20を示すもので、同図において、21はインク・リボン・
カセットであり、このカセット21はプリント部20に対し
精度よく着脱可能なコンパクト形状に構成される。イン
ク・リボン・カセット21には、2本のリボンスプール22
a,22bが設けられ、それぞれが熱転写インク・リボン23
の繰出しスプール,巻取りスプールとなる。熱転写イン
ク・リボン23は、そのリボン・カセット21の下端部にお
いて一部範囲露出してセットされる。上記プリント部20
の印字ヘッド部HAには、その略中央にヘッド面を手動プ
リンタ14本体の下面からやや突出させてサーマルヘッド
24が配置される。このサーマルヘッド24は、その下端平
面部にライン形の発熱体を備え、ヘッド取付け部材25に
対し微少上下動可能にして設けられる。そして、サーマ
ルヘッド24は、ヘッド取付け部材25との間に介装される
弾性部材(図示せず)の作用により常時下方向への印字
圧力が保持される。また、上記ヘッド取付け部材25に対
しては、サーマルヘッド24の印字移動方向Xの後側近傍
で平行に位置されるインク・リボン・ガイド26、及びこ
のガイド26の両端に離間して下方に延び印字操作の際に
記録紙Aに当接する当接部27a,27bが一体的に設けられ
る。ここで、上記インク・リボン・カセット21とインク
・リボン・ガイド26とは、独立して構成されるので、プ
リンタ部20におけるインク・リボン・カセット21の装着
範囲は、サーマルヘッド24の近傍にまで及ぶことなく、
カセット21の着脱を容易にし、手動プリンタ14本体の小
型化が図られる。
上記ヘッド取付け部材25には、フレキシブル・プリント
基板28が沿って配設され、サーマルヘッド24に対する印
字制御信号が与えられる。さらに、上記サーマルヘッド
24の配置された手動プリンタ14本体の下面側には、該サ
ーマルヘッド24の印字移動方向Xに対する前方側にゴム
ローラ29がL字フレーム30に取付けられて配置される。
このゴムローラ29は、プリント操作の際に手動プリンタ
14本体を矢印Xで示す方向に移動させると、前記記録紙
Aに接して回転するもので、このゴムローラ29には、そ
の側部に同軸的に歯車31が固着される。この歯車31は、
ゴムローラ29より小径に形成され、歯車32,33,34a,34b,
35を介してエンコーダ・ディスク36が連結される。ここ
で、ゴムローラ29の回転は、先ずエンコーダ・ディスク
36に伝わる構成となる。このエンコーダ・ディスク36に
は、複数のスリット36a,36b,…が一定間隔を保って放射
状に形成され、このエンコーダ・ディスク36のスリット
形成部を間に介して相対向する位置に、それぞれ隣接し
てLED37及びフォトセンサ38が配置される。この場合、L
ED37からの投射光は、エンコーダ・ディスク36のスリッ
ト36a,36b,…を通ってフォトセンサ38に入射するもの
で、手動プリンタ14本体のX方向への移動によりエンコ
ーダ・ディスク36が回転すると、LED37からフォトセン
サ38に入射する光がその移動速度に応じて断続される。
つまり、エンコーダ・ディスク36、LED37、フォトセン
サ38等によりエンコーダ39が構成される。
一方、上記エンコーダ・ディスク36の歯車35は、さらに
歯車40を介して巻取り歯車41に連結される。ここで、上
記ゴムローラ29の回転は、上記エンコーダ・ディスク36
に伝わった後、さらに巻取り歯車41に伝わる構成とな
る。この巻取り歯車41には、同軸上にリボン巻取り軸42
が立設され、この巻取り軸42の基部には、上記巻取り歯
車41に圧接するストッパアーム43が取付けられる。この
ストッパアーム43は、巻取り歯車41との圧接力により、
歯車41の回転する方向に回動するもので、このアーム43
の先端には、巻取り歯車41に噛合するストッパギア44が
設けられる。ここで、巻取り歯車41がリボン巻取り方向
(正転)に回転した場合には、ストッパアーム43は同一
方向に所定角度回動して止まり、また、逆方向に回転し
た場合には、上記アーム43はその先端のストッパギア44
が歯車40に噛合するまで回動して止まる。つまり、上記
歯車40,41、ストッパアーム43、ストッパギア44によ
り、逆転阻止機構が構成されることになる。ここで、上
記エンコーダ・ディスク36とリボン巻取り軸42とは、前
記ローラ29に対し同一の歯車系を介し回転駆動されるの
で、このプリント部20における同機構の占有スペースは
最少限に抑えられ、手動プリンタ14本体の小型化が図ら
れる。
そして、このプリント部20に対しては、リボン巻取り軸
42を支持軸としてインク・リボン・カセット21が装着さ
れる。この場合、リボン・カセット21の下端部で一部範
囲露出する熱転写インク・リボン23は、手動プリンタ14
本体のヘッド部HAに配置されたインク・リボン・ガイド
26にガイドされ、サーマルヘッド24のヘッド面に当接し
てセットされる。ここで、上記インク・リボン23をサー
マルヘッド24のヘッド面に対し精度良く導くためのイン
ク・リボン・ガイド26は、サーマルヘッド24の近傍にヘ
ッド取付け部材25に一体にして設けられるので、リボン
・カセット21が同様のガイド部を備える必要はなく、リ
ボン・カセット21の小型化により手動プリンタ14本体の
小型化が図られる。
第3図は上記手動プリンタ14をワードプロセッサ本体10
に係合させた摺動印字状態を示すもので、手動プリンタ
14の係合部16をワードプロセッサ本体10の係合レール17
に係合させ、矢印Xで示す方向に移動させれば、その印
字動作はワードプロセッサ本体10の定規表示部13aに沿
って直線状に行なわれる。ここで、定規表示部13aに
は、キー入力部11及び機能キー12の操作により指定され
たmm寸法又はinch寸法によるスケールが表示され、その
印字開始位置及び終了位置等を確認することができる。
第4図は前記ワードプロセッサ本体10及び手動プリンタ
14内に形成される電子回路の構成を示すもので、同図に
おいて51は制御部であり、この制御部51には、キー入力
部11及び機能キー12からの各種キー入力操作信号、及び
手動プリンタ14におけるプリントスイッチ14sからのプ
リント信号、そしてエンコーダ39からの手動プリンタ14
本体の移動量に応じたパルス信号、つまり、移動量検出
信号が入力される。そして、制御部51は、上記キー入力
部11、及び機能キー12、そしてプリントスイッチ14sか
らの各種キー,スイッチ操作信号に応じて、記憶部52、
表示用キャラクタジェネレータ53、印字用キャラクタジ
ェネレータ54、印字制御部55を制御する。また、制御部
51は、キー入力される「かな」及び「記号」等の文字記
号データを順次記憶する変換データ記憶部、キー入力さ
れた文字記号データの中の「かな」文字に対応する漢字
検索を行なうかな/漢字変換部、検索された漢字を記憶
する候補漢字記憶部等を有し、キー入力データに基づく
文書作成機能が備えられる。そして、記憶部52は、キー
入力操作により作成された文書情報を、かな/漢字変換
された漢字、無変換のかな、カタカナ、記号及び外字よ
りなる文書キャラクタデータとして記憶する。
そして、上記記憶部52に記憶された文書データの個々の
キャラクタの文字及び記号データは、表示用キャラクタ
ジェネレータ53を介して表示部13に出力され表示される
と共に、印字用キャラクタジェネレータ54により実際の
キャラクタパターンとして呼出され印字制御部55に出力
される。印字制御部55には、手動プリンタ14からプリン
トスイッチ14sのオン操作によるプリント信号が出力さ
れた際にエンコーダ39からのエンコーダパルスが入力さ
れ、このエンコーダパルスに同期して印字用キャラクタ
ジェネレータ54により呼出されたキャラクタデータを1
ライン毎に手動プリンタ14のサーマルヘッド24に転送す
る。一方、定規表示部13aと制御部51の間には、デコー
ダ56が介在され、キー入力指定によるスケールデータや
印字長さを示すポイントデータP等がデコードされ表示
される。
次に、上記構成のワードプロセッサの動作について説明
する。
まず、所望の文書を作成するには、機能キー12における
モード切換キーを操作してワープロモードWPを指定す
る。すると、制御部51はワープロモードWPにセットされ
る。ここで、ユーザは、ワードプロセッサ本体10のキー
入力部11及び機能キー12を操作し所望の文字,記号等を
順次入力する。
始めに、文字・記号入力キー及び機能キー12を操作して
作成したい文書情報をキー入力すると、その入力文書デ
ータは制御部51内でアドレス指定される変換データ記憶
部に順次記憶される。同時に、上記入力文書データは、
表示用キャラクタジェネレータ53を介して表示部13上に
表示されていく。そして、上記所望文書のかな入力後、
かな/漢字変換キーを操作すると、制御部51内のかな/
漢字変換部にて、入力文字の先頭から定型句→熟語→単
漢字の順でかな/漢字変換処理が行なわれる。この場
合、変換後の漢字データは、記憶部52に転送され記憶さ
れる。この後、再び上記と同様にしてかな/漢字変換処
理、そして候補漢字選択処理等を繰返し文書作成処理を
行なう。
ここで、上記かな/漢字変換処理により選択指定された
漢字は、順次、上記制御部51内の候補漢字記憶部から記
憶部52に転送されるが、かな/漢字変換の必要が無いか
な文字,記号等は、機能キー12の無変(無変換)キーを
操作することで、そのまま記憶部52に転送される。以上
の文字記号入力処理、かな/漢字変換処理、漢字選択処
理を繰返すことで、所望の文書が作成され記憶部52に記
憶される。
次に、上記のようにしてキー入力作成した文書データを
プリント・アウトする場合の動作について説明する。文
書データをプリントする場合は、機能キー12のモード切
換スイッチによりプリントモードPRを指定する。これに
より、制御部51はプリントモードPRにセットされ、記憶
部52は作成された文書データの読出し状態に、また、印
字制御部55は、手動プリンタ14におけるエンコーダ39か
らのエンコーダパルスの入力待ち状態となる。この状態
で、ユーザは第1図又は第3図で示すように、印字ヘッ
ド部HAを記録紙Aに接触させ、プリントスイッチ14sを
押しながら手動プリンタ14本体を矢印Xの方向に移動さ
せる。この場合、手動プリンタ14本体の印字移動方向X
の後側側面に形成したプリント確認窓14xを通し、サー
マルヘッド24及びインク・リボン23によるプリント位置
を視認することで、例えば記録紙A上の罫線等に正確に
対応させたプリント領域を定めることができる。また、
第3図で示されるように、手動プリンタ14の係合部16を
ワードプロセッサ本体10の係合レール17に係合させて上
記の印字操作を行なえば、その印字位置は常に一定の高
さに保たれ、印字出力データに振れや曲がりが生じるこ
とはない。
ここで、上記手動プリンタ14本体の移動に伴い当接部27
a,27bが記録紙Aに接すると共に、ゴムローラ29が回転
し、その回転が第2図における歯車31,32,33,34a,34b,3
5に伝達される。そして、この歯車35の回転に伴ってエ
ンコーダ・ディスク36が回転し、このエンコーダ・ディ
スク36の回転によりLED37からスリット36a,36b,…を介
して対応するフォトセンサ38に送られる光が断続制御さ
れる。この場合、手動プリンタ14本体のX方向への移動
に伴い、エンコーダ・ディスク36は正転状態にあるの
で、フォトセンサ38から出力されるパルス信号がエンコ
ーダ39の出力となり、手動プリンタ14本体に対する移動
量検出信号として制御部51、及び印字制御部55に送られ
る。また、上記エンコーダ・ディスク36を回転させる歯
車35の回転は、さらに歯車40を介して巻取り歯車41及び
リボン巻取り軸42に伝達され、インク・リボン・カセッ
ト21内の巻取りスプール22bに伝えられる。これによ
り、リボン巻取りスプール22bが回転し、リボン繰出し
スプール22aからヘッド部HAにおけるサーマルヘッド24
のヘッド面及びインク・リボン・ガイド26を通り案内さ
れてきた熱転写インク・リボン23を巻取る。この場合、
上記リボン巻取り軸42は、手動プリンタ14本体の移動に
伴い、記録紙Aとインク・リボン23との間に滑りを生じ
させないよう手動プリンタ14本体の移動量に合わせて回
転し、また、インク・リボン23は、ヘッド取付け部材25
との間に介装した弾性部材(図示せず)の作用による常
時下方への印字圧力を有するサーマルヘッド24により記
録紙Aに軽く押し当てられる。この場合、サーマルヘッ
ド24の記録紙Aに対する安定接触状態は、その一方側に
設けられたローラ29、及び他方側に離間して設けられた
当接部27a,27bそれぞれの接触状態により保持される。
ここで、手動プリンタ14のX方向への印字移動時には、
巻取り歯車41は正転状態にあり、ストッパアーム43は所
定の角度に回動保持される。
一方、上記フォトセンサ48からエンコーダパルスとして
出力される移動量検出信号は、上記したようにエンコー
ダ39の出力信号として制御部51及び印字制御部55に送ら
れる。すると、制御部51は、エンコーダ39からの移動量
検出信号に応じて記憶部52のメモリアドレスを順次指定
し、そこに記憶されている文書データを読出し、この文
書データを印字用キャラクタジェネレータ54により個々
のキャラクタデータとして呼出し印字制御部55へ出力す
る。この印字制御部55は、上記エンコーダ39からの移動
量検出信号に同期して、つまり制御部51による文書デー
タの読出しタイミングに同期して、手動プリンタ14のサ
ーマルヘッド24を駆動する。このサーマルヘッド24の駆
動により、文書データがインク・リボン23を介して記録
紙A上に熱転写される。この場合、手動プリンタ14本体
の移動に伴い、インク・リボン・カセット21の繰出しス
プール22aからインク・リボン23の未使用部分が送出さ
れ、上記サーマルヘッド24により熱転写された後の使用
済み部分がインク・リボン・ガイド26を通り同カセット
21内の巻取りスプール22bに順次巻取られる。上記のよ
うにして手動プリンタ14本体をX方向に移動操作するこ
とにより、記憶部52に記憶されている作成文書データが
記録紙Aに順次プリントされる。この場合、小型な手動
プリンタ14自身を移動させて記録紙A上にプリントを行
なうため、用紙サイズに関係なく、あらゆる記録紙Aに
対しプリント処理を行なうことができる。また、前述し
たように、手動プリンタ14の係合部16をワードプロセッ
サ本体10の係合レール17に係合させることで、印字位置
は常に一定の高さに保たれ、印字出力データの振れや曲
がりが防止されるばかりか、手動プリンタ14の印字経路
に沿う定規表示部13aにて所望の寸法スケールを表示さ
せ、例えば印字データの印字長さに相当するポイント表
示を行なわせれば、確実な印字操作を行なうことができ
る。
第5図(A)乃至(D)はそれぞれ上記手動プリンタ14
の係合印字動作に伴う定規表示部13aの表示状態を示す
もので、同図(A)はmm寸法のスケール表示に印字開始
ポイントP1を表示させた場合を、同図(B)は印字終了
ポイントP2を表示させた場合であり、手動プリンタ14に
はスタートポイントSが付されている。つまり、記録紙
A上において、上記スケール表示状態にあるワードプロ
セッサ本体10を、例えば記録紙Aの罫線に沿って配置す
れば、手動プリンタ14による印字領域を容易に定めるこ
とができる。また、第5図(C)はinch寸法のカーソル
表示状態を、第5図(D)は手動プリンタ14のサイズが
異なる場合のスケール表示状態を示すもので、これら寸
法の種類や印字開始ポイントP1の変更設定は、キー入力
部11及び機能キー12の定規表示指定キー等を操作して行
なわれる。
次に、上記したように、手動操作によりプリント処理が
行なえるプリンタにおいて、使用者の操作ミスにより、
手動プリンタ14本体を、例えばX方向とは逆に移動させ
ようとした場合の印字ミス防止動作について説明する。
例えば記録紙A上で手動プリンタ14を逆移動させると、
ゴムローラ29の逆転動作が歯車31,32,33,34a,34b,35,40
を介して巻取り歯車41にも伝わる。この巻取り歯車41が
逆転すると、この逆転動作に伴いストッパアーム43はそ
の先端に設けられたストッパギア44が上記歯車40に噛合
するまで回動して止まる。この時、歯車40と巻取り歯車
41とは、互いにストッパギア44を引込む状態でその回転
動作が阻止される。これにより、上記ゴムローラ29を始
め、リボン巻取り軸42及びエンコーダ・ディスク36の逆
転動作も阻止され、手動プリンタ14の逆方向への移動操
作は勿論、インク・リボン23の送り動作、エンコーダパ
ルスの出力動作が停止されることになり、手動プリンタ
14の逆方向操作による印字ミスは確実に防止される。
したがって、上記構成のワードプロセッサによれば、手
動操作による小型の手動プリンタ14を備えたので、例え
ば綴じたノート等、あらゆるサイズの記録紙Aに対し容
易にプリントすることができるばかりか、上記手動プリ
ンタ14の係合部16をワードプロセッサ本体10の係合レー
ル17に係合させ、ワードプロセッサ本体10の側面に沿っ
た摺動印字を行なえば、その印字軌跡が真直ぐに定ま
り、振れや曲がりが生じることを防止できる。また、手
動プリンタ14の摺動側面に沿う定規表示部13aに、所望
のスケールと印字終了ポイント等を表示させれば、その
印字領域を容易に定めることができる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、装置本体の側面にその底
面に対して平行に形成された係合部と、手動印字部の側
面に上記装置本体の係合部と摺動自在に係合するよう形
成された被係合部とを備えて構成したので、手動により
移動走査を図った場合でも、印字データに振れや曲がり
が生じることなく、真直ぐに印字出力することが可能に
なる印字装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の印字装置の一実施例に係わるワードプ
ロセッサを示す外観構成図、第2図は上記ワードプロセ
ッサのプリント部を示す構成図、第3図はワードプロセ
ッサ本体に対する手動プリンタの係合状態を示す図、第
4図は上記ワードプロセッサの電子回路を示すブロック
構成図、第5図(A)乃至(D)はそれぞれワードプロ
セッサ本体に対する手動プリンタの係合印字動作に伴う
定規表示部の各表示状態を示す図である。 10……ワードプロセッサ本体、11……キー入力部、12…
…機能キー、13……表示部、13a……定規表示部、14…
…手動プリンタ、14s……プリントスイッチ、14x……プ
リント確認窓、15……プリント制御ライン、16……係合
部、17……係合レール、20……プリント部、21……イン
ク・リボン・カセット、22a……繰出しスプール、22b…
…巻取りスプール、23……熱転写インク・リボン、24…
…サーマルヘッド、25……ヘッド取付け部材、26……イ
ンク・リボン・ガイド、27a,27b……当接部、28……フ
レキシブル・プリント基板、29……ゴムローラ、30……
L字フレーム、31,32,33,34a,34b,35,40……歯車、36…
…エンコーダ・ディスク、37……LED、38……フォトセ
ンサ、39……エンコーダ、41……巻取り歯車、42……リ
ボン巻取り軸、43……ストッパアーム、44……ストッパ
ギア、51……制御部、52……記憶部、53……表示用キャ
ラクタジェネレータ、54……印字用キャラクタジェネレ
ータ、55……印字制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字すべきデータの記憶手段を備え略矩形
    状に構成された装置本体と、この装置本体から供給され
    る印字データを印字媒体に当接させて移動させることで
    印字する印字部とからなる印字装置において、上記装置
    本体の側面にその底面に対して平行に形成された係合部
    と、上記印字部の側面に上記装置本体の係合部と摺動自
    在に係合するよう形成された被係合部とを具備したこと
    を特徴とする印字装置。
JP9674388U 1988-07-21 1988-07-21 印字装置 Expired - Lifetime JPH0726115Y2 (ja)

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