JPH088833Y2 - 小型文字印字装置 - Google Patents

小型文字印字装置

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JPH088833Y2
JPH088833Y2 JP1987056011U JP5601187U JPH088833Y2 JP H088833 Y2 JPH088833 Y2 JP H088833Y2 JP 1987056011 U JP1987056011 U JP 1987056011U JP 5601187 U JP5601187 U JP 5601187U JP H088833 Y2 JPH088833 Y2 JP H088833Y2
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JP
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character
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printing
kanji
key
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寛 奥村
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えばキー入力される文字・記号等のキャ
ラクタデータを、装置本体を移動させることで副走査を
得、記録紙上に印字出力する小型文字印字装置に関す
る。
[従来技術とその問題点] 近年、ワードプロセッサには、システムとしての小型
化を図るため、キーボード,表示装置,プリンタを一体
化したものが多数実用化されている。
しかしながら、従来のワードプロセッサでは、プリン
タ機構部、特に紙送り機構部分の小型化に限界があるた
め、装置全体としての小型化にも限界があると共に、規
定サイズの記録紙に対してのみ印字を行なうものである
ため、規定外サイズの記録紙や綴じたノート等に対して
は印字できないという欠点がある。
そこで、装置本体を手動操作等により記録紙上で移動
させることで、印字進行方向に対応する副走査を得、印
字処理を行なうプリンタ装置が考えられている。しか
し、このプリンタ装置の場合、装置本体を記録紙上で正
確に直進させるのが難しく、例えば綴じたノートに印字
可能であるにしても、そのノート上に描かれた罫線に沿
わせて精度良く印字するのは極めて困難である。
[考案の目的] 本考案は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
例えば予め罫線の描かれている綴じたノートや規定外サ
イズの記録紙に対しても、上記罫線に沿わせて精度良く
印字することが可能となる小型文字印字装置を提供する
ことを目的とする。
[考案の要点] すなわち本考案に係わる小型文字印字装置は、文字,
記号等の入力キャラクタデータを記憶し、この記憶キャ
ラクタデータを装置本体の移動により副走査を得て記録
紙上に印字し、このキャラクタデータ印字の際に上記記
録紙上に予め描かれた罫線を検出し、上記装置本体を上
記罫線方向に沿って移動して印字する際に、上記罫線検
出データに基づき上記キャラクタデータを上記罫線方向
と平行に順次印字するよう制御する構成としたものであ
る。
[考案の実施例] 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案を実施した小型文字印字装置の外観構
成を示すもので、この装置本体10は、ユーザの手で充分
に持てる程度の大きさで構成される。まず、装置本体10
の左側面には、モード切換えスイッチ11が設けられる。
このモード切換えスイッチ11は、電源のオン・オフ、及
びワープロモード(文書作成モード)WP、プリントモー
ド(印字モード)PRの切換を行なうもので、ワープロモ
ードWP又はプリントモードPRを指定した際に電源がオン
される。一方、装置本体10の前面には、キー入力部12及
び表示部13が設けられる。キー入力部12には、文字・記
号入力キー14、機能キー15、カーソルキー16、かな/漢
字変換キー17、次候補キー18、漢字選択キー19a〜19f、
プリントキー20が配置される。ここで、上記表示部13
は、例えば上下2行の全16文字表示とする。また、装置
本体10の下面には、例えば1ライン48ドットのライン型
のサーマルヘッドが、そのライン方向を装置本体10の幅
方向に向けて備えた印字ヘッド部HAが設けられる。
上記文字・記号入力キー14は、作成文書のかな入力、
あるいは機能キー15との兼合いで英数字・記号等を入力
するのに使用されるもので、機能キー15には、例えば、
文書入力の開始・終了あるいはカーソルKによる文書上
の移動指定範囲を区切る実行キー15aを始めとして、挿
入、削除、シフトキー、及び罫線印字を行なう際に操作
されるLineキー15b等、上記文字・記号入力キー14によ
る文書作成・印字に必要な様々な機能を指定するキーが
配置される。そして、この文字・記号入力キー14及び機
能キー15による入力文字及び記号は、順次、上記表示部
13にて表示される。カーソルキー16は、表示部13上に上
記入力文書や記号と共に表示されるカーソルKを左右方
向へ移動させるもので、このカーソルの移動により入力
位置の指定、機能範囲の指定等を行なう。かな/漢字変
換キー17は、上記文字・記号入力キー14によりかな入力
した作成文書を、定形句,熟語,単漢字毎にかな→漢字
変換するのに使用されるもので、この際、変換先の漢字
は被変換かな文書と共に表示部13上に所定数表示され、
次候補キー18を操作することでその他多数の同音異議語
が代わる代わる表示される。このかな/漢字変換により
変換したい漢字が表示部13上に表示された場合には、対
応する漢字選択キー19a〜19fにより所望の漢字を選択指
定する。
つまり、モード切換スイッチ11によりワープロモード
WPを指定し、上記文字・記号のキー入力操作、及びかな
/漢字変換操作、漢字選択操作を繰返すことで、所望の
文書が作成される。そして、キー入力作成された文書を
プリントする場合には、モード切換スイッチ11によりプ
リントモードPRを指定した後、ヘッド部HAを記録紙A面
に接触させ、プリントキー20を押しながら装置本体10を
矢印Xで示す方向に移動させる。これにより、作成文書
のプリントが行なわれる。この場合、プリントモードPR
の設定後、予めLineキー15bを操作しておけば、ヘッド
部HAより印字出力される被印字データは、記録紙A上の
罫線Lに沿って精度良く印字されることになる。
第2図は上記小型文字印字装置内に構成されるプリン
ト部21を示すもので、同図において、22はインク・リボ
ン・カセットであり、このカセット22はプリント部21を
中心とする装置本体10の内部に、精度よく着脱可能な形
状に構成される。インク・リボン・カセット22には、2
本のリボンスプール23a,23bが設けられ、それぞれが熱
転写インク・リボン24の繰出しスプール,巻取りスプー
ルとなる。熱転写インク・リボン24は、そのリボン・カ
セット22の下端部においてヘッド設置用切り欠き25から
一部範囲露出してセットされる。上記プリント部21の印
字ヘッド部HAには、リボン装填用切り欠き26が形成さ
れ、この切り欠き26の中央部には、そのヘッド面を装置
本体10の下面からやや突出させてサーマルヘッド27が配
置される。このサーマルヘッド27は、ヘッド取付け部材
28のスライド孔28aに沿い微少上下動可能にして設けら
れ、ばね28bの作用により常時下方向への印字圧力が保
持される。さらに、このサーマルヘッド27の配置された
装置本体10の下面側には、上記リボン装填用切り欠き26
の両側に大小2つの開口29,30が形成され、そのそれぞ
れにゴムローラ31,32が配置される。このゴムローラ31,
32は、プリント操作の際に装置本体10を矢印Xで示す方
向に移動させると、前記印写紙Aに接して回転するもの
で、一方のゴムローラ31には、その側部に同軸的に歯車
33が固着される。この歯車33は、ゴムローラ31より小径
に形成され、1方向クラッチ34、歯車35a、35bを介して
リボン巻取り軸36に連結される。また、1方向クラッチ
33には、歯車37a,37bを介してエンコーダディスク38が
連結される。ここで、1方向クラッチ33は、矢印X方向
へのプリント動作時のみ、1次側の回転を2次側に、つ
まり、ゴムローラ31の回転をリボン巻取り軸36及びエン
コーダディスク38に伝える構成となっている。このエン
コーダディスク38には、複数のスリット38a,38b,…が一
定間隔を保って放射状に形成され、このエンコーダディ
スク38のスリット形成部を間に介して相対向する位置
に、LED39及びフォトセンサ40が配置される。この場
合、LED39からの投射光は、エンコーダディスク38のス
リット38a,38b,…を通ってフォトセンサ40に入射する。
つまり、エンコーダディスク38、LED39、フォトセンサ4
0等によりエンコーダ41が構成される。そして、このプ
リント部21に対しては、リボン巻取り軸36及びこれに対
を成す軸42を支持軸としてインク・リボン・カセット22
が装着される。この場合、リボン・カセット22の下端部
の一部範囲で露出する熱転写インク・リボン24は、装置
本体10のリボン装填用切り欠き26に配置されたサーマル
ヘッド27のヘッド面に沿ってセットされる。ここで、装
置本体10の裏蓋10aは、ヒンジ10bによって開閉可能に構
成されており、インク・リボン・カセット22の交換操
作、内部の点検等が容易に実施できるようになってい
る。
また、上記サーマルヘッド27の露出するリボン装填用
切り欠き26からなる開口領域には、隣接して設けられた
光源43からの光が照射される。この光源43により上記開
口を介し照らし出される、例えば記録紙A上に予め描か
れた罫線画像Lは、その上方に設けられる反射画像導入
筒44を通過してライン型CCDイメージセンサ45により光
学的に読取られる。この場合、ライン型CCDイメージセ
ンサ45の分解能は、少なくとも上記サーマルヘッド27の
それと同一とし、且つ同一ドット数の固体撮像素子を有
するものとする。
一方、プリント部21と装置本体10の前面パネルとの間
には、回路基板46が配置され、前記第1図におけるキー
及びスイッチ群、また上記プリント部21のエンコーダ41
やサーマルヘッド27、光源42、CCDイメージセンサ45等
が接続される。
第3図は上記回路基板46上に形成される電子回路の構
成を示すもので、同図において51は制御部であり、この
制御部51には、モード切換スイッチ11からのモード切換
信号を始めとして、キー入力部12からの各種キー入力操
作信号、及びエンコーダ44からの装置本体10の移動量に
応じたパルス信号、つまり、移動量検出信号が入力され
る。そして、制御部51は、上記モード切換スイッチ11及
びキー入力部12からの各種キー操作信号に応じて変換デ
ータ(キー入力データ)記憶部52、表示用RAM53、かな
/漢字変換部54、候補漢字記憶部55、文章データ記憶部
56、サーマルヘッド駆動回路57を制御する。変換データ
記憶部52は、キー入力部12から文字・記号入力キー14及
び機能キー15の操作により入力される「かな」及び「記
号」等の文字記号データを順次記憶するもので、この変
換データ記憶部52に入力されるキー入力文字記号データ
は、表示用キャラクタジェネレータ58及び表示用RAM53
を介して表示部13にて表示される。かな/漢字変換部54
は、キー入力部12のかな/漢字変換キー17の操作に応じ
制御部51から変換信号が出力されると、上記変換データ
記憶部52に記憶されたキー入力文字記号データの中の
「かな」文字に対応する漢字検索を行なうもので、この
際、漢字は定形句→熟語→単漢字の順に検索され、検索
された漢字は候補漢字記憶部55に記憶され、該候補漢字
記憶部55から読出され表示部13で表示される。ここで、
上記かな/漢字変換部54にて検索された漢字が同音異義
語あるいは同音異字語が複数存在する場合であって、表
示部13による表示限度個数分(例えば下1行分8文字)
以上ある場合には、キー入力部12の次候補キー18の操作
により制御部51から次候補信号が入力されることでその
他の未表示分の候補漢字が読出され順次入替わり表示さ
れる。この候補漢字記憶部55に、キー入力部12の漢字選
択キー19a〜19fの操作による制御部51からの選択信号が
入力されると、その選択漢字データが文章データ記憶部
56に出力される。一方、上記変換データ記憶部52で記憶
されたキー入力データのうち、漢字変換を必要としない
文字記号データも、上記文章データ記憶部56に転送され
記憶される。すなわち、文章データ記憶部56は、キー入
力部12の操作により作成された文書情報を、かな/漢字
変換された漢字、無変換のかな、カタカナ、記号及び外
字よりなる文書キャラクタデータとして記憶する。
そして、上記文章データ記憶部56に記憶された文書デ
ータの個々のキャラクタの文字及び記号データは、表示
用キャラクタジェネレータ58及び表示用RAM53を介して
表示部13に出力され表示されると共に、印字用キャラク
タジェネレータ59を介して24×24ドットの実際のキャラ
クタとして呼出されサーマルヘッド駆動回路57に出力さ
れる。サーマルヘッド駆動回路57には、制御部51からプ
リントモード信号が出力された際にエンコーダ44からの
エンコーダパルスが入力され、このエンコーダパルスに
同期して印字用キャラクタジェネレータ59を介し入力さ
れるキャラクタデータを1ライン毎にサーマルヘッド27
に転送する。この場合、サーマルヘッド27による印字品
質は、上記読出しキャラクタのドット数に対応する24×
24ドット(全角)であるので、上記1ラインとは1キャ
ラクタの1/24縦ラインを意味しする。
一方、制御部51には、CCDイメージセンサ47により読
取られる記録紙Aからの画像データが、イメージデータ
読取制御部60を介しイメージデータとして入力される。
このイメージデータ読取制御部60は、エンコーダ41から
のエンコーダパルスに同期してイメージセンサ47により
読取られる24ドット分の画像データを受け、各ドット毎
に2値化変換するもので、例えば白“0"・黒“1"として
2値化変換されたイメージデータは、8ビットずつパラ
レルデータとして制御部51に送られる。そして、この制
御部51にて得られる記録紙Aのイメージデータは、上記
サーマルヘッド駆動回路57に転送される。
第4図は上記サーマルヘッド駆動回路57の内部構成を
示すもので、制御部51を介し転送されるイメージデータ
は第1シフトレジスタSR1に、また、印字用キャラクタ
ジェネレータ59を介し読出されるキャラクタデータは第
2シフトレジスタSR2に入力される。この第1及び第2
シフトレジスタSR1,SR2は、何れも制御部51からのセッ
ト信号を受け入力動作するもので、第1シフトレジスタ
SR1に入力されたイメージデータは、クロックΦに同期
してフリップフロップFFのセット端子へ出力される。ま
た、第2シフトレジスタSR2に入力されたキャラクタデ
ータは、制御部51から通常印字信号が与えられる場合に
は常時、又は、通常印字信号が与えられない罫線合わせ
印字の場合には上記フリップフロップFFがセットされた
状態でのみ、それぞれ上記クロックΦに同期して印字デ
ータ用シフトレジスタSR3に出力される。上記制御部51
からの通常印字信号は、Lineキー15bが操作されない状
態でのみ出力される。ここで、上記クロックΦは、48進
カウンタCTのノンキヤリー状態でのみ各シフトレジスタ
SR1〜SR3側に出力され、このカウンタCT及び上記フリッ
プフロップFFに対しては、上記制御部51からのセット信
号がリセット信号として与えられる。
ここで、第1シフトレジスタSR1には、装置本体10の
移動方向に直交する縦長48ドットの記録紙面イメージデ
ータが入力され、読出しはその最下端データから順次行
なわれる。また、第2シフトレジスタには、被印字キャ
ラクタデータの1/24縦ラインに対応する24ドットデータ
がキャラクタ左端から入力され、読出しはその最下端デ
ータから順次行なわれる。
つまり、通常印字の場合には、第2シフトレジスタSR
2に入力されたキャラクタデータが、そのままの桁位置
で印字データ用シフトレジスタSR3に転送され、一方、
罫線合わせ印字の場合には、第1シフトレジスタSR1か
らイメージデータの罫線位置に対応する“1"(黒)信号
が出力されるまで、印字用シフトレジスタSR3には“0"
(白)データが転送され、続いて上記第2シフトレジス
タSR2からキャラクタデータが転送される。したがっ
て、上記罫線合わせ印字の場合に、印字データ用シフト
レジスタSR3に転送されたキャラクタデータは、上記罫
線位置に対応する桁位置にその下端データ位置を合わせ
た状態でセットされることになる。
次に、上記構成の小型文字印字装置の動作について説
明する。
まず、所望の文書を作成するには、モード切換えスイ
ッチ11を操作してワープロモードWPを指定する。する
と、制御部51はワープロモードWPにセットされる。ここ
で、ユーザは、装置本体10のキー入力部12を操作し所望
の文字・記号等を順次入力する。
始めに、文字・記号入力キー14及び機能キー15を操作
して作成したい文書情報をキー入力すると、その入力文
書データは制御部51を介してアドレス指定される変換デ
ータ記憶部52に順次転送される。同時に、上記入力文書
データは、表示用キャラクタジェネレータ58及び表示用
RAM53を介して表示部13上に表示されていく。そして、
上記所望文書のかな入力後、かな/漢字変換キー17を操
作すると、かな/漢字変換部54にて、入力文字の先頭か
ら定形句→熟語→単漢字の順でかな/漢字変換処理が行
なわれる。ここで、予め、候補漢字記憶部55内で記憶さ
れる候補漢字の何れかにかな文字の読みが一致すると、
変換対象となるかな文字がカーソルKで示されると共
に、同音の候補漢字列が表示部下段に表示される。ここ
で、ユーザが漢字選択キー19a〜19fを操作して同音候補
漢字中の所望の漢字を指定すると、候補漢字記憶部55に
その選択信号が出力され、上記変換対象のかな文字が漢
字変換されると共に、次の変換対象となるかな文字がカ
ーソルKで示される。この場合、変換後の漢字データ
は、文書データ記憶部56に転送され記憶される。この
後、再び上記と同様にして漢字選択処理を繰返しかな/
漢字変換を行なう。
ここで、変換不要な漢字に一致するかな文字の読みが
示された場合には、カーソルキー16を操作して所望のか
な文字を示し、その読みに一致する候補漢字を表示され
る。一方、上記一連のかな/漢字変換時における同音候
補漢字の表示状態において、表示部13上に表示される候
補漢字中に所望の漢字が存在しない場合には、次候補キ
ー18を操作し制御部51から候補漢字記憶部55に対し次候
補信号を出力させる。すると、その他の同音候補漢字が
入替わり表示されるもので、この次候補漢字内に所望の
漢字が存在すれば、再び上記と同様の漢字選択処理を繰
返しかな/漢字変換を実行する。また、上記1回の次候
補キー18の操作で所望の漢字が表示されない場合には、
さらに次候補キー18を操作して他の同音候補漢字を表示
させる。ここで、かな/漢字変換により選択指定された
漢字は、順次、上記候補漢字記憶部55から文章データ記
憶部56に転送されるが、かな/漢字変換の必要が無いか
な文字,記号等は、機能キー15の無変(無変換)キーを
操作することで、変換データ記憶部52での記憶データの
まま文章データ記憶部56に転送される。以上の文字記号
入力処理、かな/漢字変換処理、漢字選択処理を繰返す
ことで、所望の文書が作成され文章データ記憶部56に記
憶される。
次に、上記のようにしてキー入力作成した文書データ
をプリント・アウトする場合の動作について説明する。
文書データをプリントする場合は、モード切換スイッチ
11をプリントモードPR位置に切換える。このモード切換
えスイッチ11の切換えにより制御部51はプリントモード
にセットされ、文章データ記憶部56は読出し状態に、ま
た、サーマルヘッド駆動回路57は、通常印字信号及びセ
ット信号が与えられて、エンコーダ41からのエンコーダ
パルスの入力待ち状態となる。この状態で、ユーザは第
1図で示すように、印字ヘッド部HAを記録紙Aに接触さ
せ、プリントキー20を押しながら装置本体10を矢印Xの
方向に移動させる。この装置本体10の移動に伴いゴムロ
ーラ31,32が回転し、その回転が第2図における歯車37
a,37bに伝達される。そして、この歯車37bの回転に伴っ
てエンコーダディスク38が回転し、このエンコーダディ
スク38の回転によりLED39からスリット38a,38b,…を介
してフォトセンサ40に送られる光が断続制御され、フォ
トセンサ40からパルス信号が出力される。そして、この
フォトセンサ40から出力されるパルス信号がエンコーダ
41の出力となり、装置本体11に対する移動量検出信号と
して制御部51、及びサーマルヘッド駆動回路57に送られ
る。また、上記ゴムローラ31の回転は、1方向クラッチ
34、歯車35a,35bを介してリボン巻取り軸36に伝達さ
れ、さらに、インク・リボン・カセット22内の巻取りス
プール23bに伝えられる。これにより、リボン巻取りス
プール23bが回転し、リボン繰出しスプール23aからリボ
ン装填用切り欠き26を通り案内されてきた熱転写インク
・リボン24を巻取る。この場合、上記リボン巻取り軸36
は、装置本体10の移動に伴い、記録紙Aとインク・リボ
ン24との間に滑りを生じさせないよう装置本体10の移動
量に合わせて回転し、また、インク・リボン24はばね28
bによる常時下方向への印字圧力を有するサーマルヘッ
ド27により記録紙Aに軽く押し当てられる。
一方、上記フォトセンサ40から出力される移動量検出
信号は、上記したようにエンコーダ41の出力信号として
制御部51及びサーマルヘッド駆動回路57に送られる。す
ると、制御部51は、エンコーダ41からの移動量検出信号
に応じて文章データ記憶部56のメモリアドレスを順次指
定し、そこに記憶されている文書データを読出し、この
文書データを印字用キャラクタジェネレータ59を通して
個々のキャラクタデータとしてサーマルヘッド駆動回路
57へ出力する。このサーマルヘッド駆動回路57は(第4
図参照)、上記エンコーダ41からの移動量検出信号に同
期して、つまり制御部51による文書データの読出しタイ
ミングに同期して、第2シフトレジスタSR2を介し転送
されるキャラクタデータを、印字データ用シフトレジス
タSR3から送出しサーマルヘッド27を駆動する。このサ
ーマルヘッド27の駆動により、文書データが各キャラク
タ1/24ライン毎にインク・リボン24を介して記録紙A上
に熱転写される。この場合、装置本体10の移動に伴い、
インク・リボン・カセット22の繰出しスプール23aから
インク・リボン24の未使用部分が送出され、上記サーマ
ルヘッド27により熱転写された後の使用済み部分が同カ
セット22内の巻取りスプール23bに順次巻取られる。上
記のようにして装置本体10を移動操作することにより、
文章データ記憶部56に記憶されている作成文書データが
記録紙Aに順次プリントされる。この場合、小型な装置
本体10自身を移動させて記録紙A上にプリントを行なう
ため、記録紙Aの大小に拘らず、作成文書データのプリ
ント範囲のみ最少限確保されれば、如何なる記録紙A、
例えば綴じたノートに対してもプリントすることができ
る。
ここで、上記文書データのプリント動作に応じた表示
部13の表示状態を説明する。
まず、モード切換えスイッチ11が切換えられたプリン
トモードの初期状態では、文章データ記憶部56に記憶さ
れる作成文書データは、その先頭から表示可能範囲が表
示される。そして、プリントが開始されると、記録紙A
上に実際に熱転写プリントされた文字・記号に対応する
文書データは表示部13上から消え、替わって、今まで表
示されていた文書データに続く文章データ記憶部56内の
文書データがシフトして表示される。この後、上記文章
データ記憶部56内に記憶される全文書データのプリント
が終了すると表示部13は空白状態となる。つまり、ユー
ザは、プリントすべき文書データを、上記表示部13の表
示状態を見て確認しながら装置本体10を移動させプリン
ト処理を行なうことになる。こうして、一旦、全文書デ
ータのプリントを終えた後、さらに同一文書をプリント
する場合には、機能キー15中のRS(リスタート)キーを
操作することにより、再びプリントモードの初期状態に
戻る。
一方、作成文書データを、記録紙Aに予め描かれた罫
線L上に沿わせて印字したい場合には、プリントモード
PRの設定後Lineキー15bを操作し、サーマルヘッド駆動
回路57に対する通常印字信号の出力を停止させる。ここ
で、記録紙A上を罫線Lに装置本体10のヘッド部HAを合
わせてプリントキー20を操作しX方向に移動させると、
第4図におけるサーマルヘッド駆動回路57の第1シフト
レジスタSR1には罫線Lのイメージデータが、第2シフ
トレジスタSR2には文章データ記憶部56から印字用キャ
ラクタジェネレータ59を介して読出されるキャラクタデ
ータが与えられる。すると、この第2シフトレジスタに
与えられたキャラクタデータは、印字データ用シフトレ
ジスタSR3に対し、上記イメージデータの罫線位置に対
応する桁を最下端にしてこれより上に続く桁位置に転送
されるもので、この罫線位置に対応させた被印字キャラ
クタデータは、エンコーダパルスに同期してサーマルヘ
ッド27に出力され記録紙A上に転写印字される。この場
合、サーマルヘッド27には、被印字キャラクタデータ
が、印字データ用シフトジレスタSR3における桁位置を
そのまま繁栄させた状態で与えられるので、罫線Lに対
応する位置から上に続く24印字ドットが上記キャラクタ
データを印字出力することになる。すなわち、第5図に
示すように、記録紙A上の罫線Lに対して、装置本体10
の移動軌跡Pが多少曲がったとしても、常に、イメージ
データとして検出される罫線位置にキャラクタデータの
下端データを対応させたデータ転送セット処理が行なわ
れるので、罫線Lに精度良く沿わせた文書データの印字
が可能となる。
したがって、上記構成の小型文字印字装置によれば、
規定外サイズの記録紙や綴じたノート等に対しても印字
することができるばかりか、罫線に正確に合わせた印字
出力が可能になる。
尚、上記実施例における、イメージデータの読取位置
は、装置本体10の移動方向に対してサーマルヘッド27の
前後何れに設定しても良い。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、文字,記号等の入力キ
ャラクタデータを記憶し、この記憶キャラクタデータを
装置本体の移動により副走査を得て記録紙上に印字し、
このキャラクタデータ印字の際に上記記録紙上に予め描
かれた罫線を検出し、上記装置本体を上記罫線方向に沿
って移動して印字する際に、上記罫線検出データに基づ
き上記キャラクタデータを上記罫線方向と平行に順次印
字するよう制御する構成としたので、例えば予め罫線の
描かれている綴じたノートや規定外サイズの記録紙に対
しても、上記罫線に沿わせて精度良く印字することが可
能になる小型文字印字装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる小型文字印字装置を
示す外観構成図、第2図は上記小型文字印字装置のプリ
ント部を示す構成図、第3図は上記小型文字印字装置の
電子回路を示すブロック構成図、第4図は上記小型文字
印字装置のサーマルヘッド駆動回路を示す回路図、第5
図は上記小型文字印字装置による罫線合わせ印字動作を
示す図である。 10…装置本体、10a…裏蓋、10b…ヒンジ、11…モード切
換えスイッチ、12…キー入力部、13…表示部、14…文字
・記号入力キー、15…機能キー、15a…実行キー、15b…
Lineキー、16…カーソルキー、17…かな/漢字変換キ
ー、18…次候補キー、19a〜19f…漢字選択キー、20…プ
リントキー、21…プリント部、22…インク・リボン・カ
セット、23a…繰出しスプール、23b…巻取りスプール、
24…熱転写インク・リボン、25…ヘッド設置用切り欠
き、26…リボン装填用切り欠き、27…サーマルヘッド、
28…ヘッド取付け部材、28a…スライド孔、28b…ばね、
29,30…開口、31,32…ゴムローラ、33,35a,35b,37a,37b
…歯車、34…1方向クラッチ、36…リボン巻取り軸、38
…エンコーダディスク、38a,38b,…スリット、39…LE
D、40…フォトセンサ、41…エンコーダ、42…支持軸、4
3…光源、44…反射画像導入筒、45…ライン型CCDイメー
ジセンサ、46…回路基板、51…制御部、52…変換データ
記憶部、53…表示用RAM、54…かな/漢字変換部、55…
候補漢字記憶部、56…文章データ記憶部、57…サーマル
ヘッド駆動回路、58…表示用キャラクタジェネレータ、
59…印字用キャラクタジェネレータ、60…イメージデー
タ読取制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字,記号等のキャラクタデータを入力す
    る入力手段と、 この入力手段により入力されたキャラクタデータを記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段にて記憶されるキャラクタデータを装置本
    体の移動により副走査を得て記録紙上に印字する印字手
    段と、 この印字手段によるキャラクタデータ印字の際に上記記
    録紙上に予め描かれた罫線を検出する罫線検出手段と、 上記装置本体を上記罫線方向に沿って移動して印字して
    いるときに、上記罫線検出手段の検出結果に基づき、上
    記印字手段が前記キャラクタデータを上記罫線方向と平
    行に順次印字するように制御する印字制御手段と、 を具備したことを特徴とする小型文字印字装置。
JP1987056011U 1987-04-15 1987-04-15 小型文字印字装置 Expired - Lifetime JPH088833Y2 (ja)

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JP1987056011U JPH088833Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15 小型文字印字装置

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JPS63163950U JPS63163950U (ja) 1988-10-26
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ID=30884441

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH085226B2 (ja) * 1986-08-25 1996-01-24 キヤノン株式会社 手動走査式記録装置

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JPS63163950U (ja) 1988-10-26

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