JPH0726084U - ワーク回転装置上のワークとレーザ加工機との加工基準点合わせ構造 - Google Patents

ワーク回転装置上のワークとレーザ加工機との加工基準点合わせ構造

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JPH0726084U
JPH0726084U JP060275U JP6027593U JPH0726084U JP H0726084 U JPH0726084 U JP H0726084U JP 060275 U JP060275 U JP 060275U JP 6027593 U JP6027593 U JP 6027593U JP H0726084 U JPH0726084 U JP H0726084U
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laser
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工機用ワーク回転装置において、ワ
ークの被加工基準点にレーザ加工機の加工基準点を合わ
せることができる構造の提供。 【構成】 加工基準点合わせ構造は、レーザ加工機のテ
ーブルTに設置されるワーク回転装置10のチャック1
4を回転させる減速機12のハウジング23の外周に設
けられたマーク板24を有している。マーク板24はレ
ーザ光線が照射されるマークが表面に印されている。マ
ークはテーブルに対して垂直で且つチャックの回転中心
軸CLと交差する垂直線VL上に印されている。作業員
がマークにレーザ光線を照射するようにレーザヘッドの
位置を調整することによって、自ずと、ワークの被加工
基準点とレーザ加工機の加工基準点とが合わせられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザ加工機用ワーク回転装置において、ワークの被加工基準点に レーザ加工機の加工基準点を合わせるための、又は、レーザ加工機の加工基準点 にワークの被加工基準点を合わせるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワークを保持して回転するワーク保持台を有し、レーザ加工機のテーブ ルに設置されるワーク回転装置が、特開平4−100688号公報によって公開 されている。 作業員は、このワーク回転装置にワークを保持させ、回転させながらレーザ光 線によってワークに加工を施す場合、加工開始前に、レーザ加工機のテーブル又 はレーザヘッドを移動させ、目視によってワーク回転中心軸の真上で且つワーク の外周に1点(被加工基準点)を求め、この点にレーザ光線を照射させ、ワーク の被加工基準点とレーザ加工機の加工基準点とを合わせる基準点合わせ作業を行 なわなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような基準点合わせ作業は、次の問題点を有している。 (1) 目測によって求めたワーク回転中心軸を基準にして、さらに目測によって 、そのワーク回転中心軸の真上に被加工基準点の位置を求めるため、誤差が生じ 易い。 (2) しかも、作業員は、レーザ加工機のテーブル又はレーザヘッドを移動させ ながら、基準点合わせ作業を行なうため、ワークを斜めから見ることが多く、位 置合わせが困難であり、且つ、時間を要する。 (3) ワークを見る第三者の指示に従って、作業員がレーザ加工機のテーブル又 はレーザヘッドを操作し、基準点を合わせる作業方法もあるが、この場合におい ても、位置合わせに時間を要する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ワークを保持するワーク保持台を回転させる減速機を具えてレーザ 加工機のテーブルに設置されるレーザ加工機用ワーク回転装置において、前記減 速機のハウジングの外周に設けられレーザ光線が照射されるターゲットが表面に 印されたターゲット板を有し、且つ、前記ターゲットは、前記テーブルに対して 垂直で且つ前記減速機の回転中心軸と交差する垂直線上に印されている構造によ り、前記の課題を解決した。
【0005】
【作用】
ターゲットは、従来、作業員が目測によって求めていたワークの被加工基準点 に相当するマークである。 作業員が、レーザ加工機のテーブルを移動させるか、又は、レーザヘッドを移 動させるかして、ターゲットにレーザ光線を照射させることによって、自ずと、 ワークの被加工基準点とレーザ加工機の加工基準点とが合わせられることになる 。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。 ワーク回転装置10(図1参照)は、レーザ加工機のテーブルTに設置される ものであり、ベース11、減速機12、サーボモータ13、チャック(ワーク保 持台)14等で構成されている。 ベース11は、レーザ加工機のテーブルTに設置される部分であり、平板状に 形成され、下面にはキー溝20が形成されている。 キー溝20は、後述するチャック14の回転中心軸CLの真下に回転中心軸C Lと平行に形成されている。 このキー溝20には、レーザ加工機のテーブルT上のキー溝21にも挿入され るキー22が挿入されるようになっている。
【0007】 減速機12(図1、図2参照)は、ベース11上に取り付けられている。 減速機12は、公知の減速機であり、互いに直交する入力軸と出力軸(図示省 略)を具えている。 出力軸は、入力軸と出力軸との間に組み込まれた減速機構(図示省略)によっ て入力軸より遅く回転するようにようになっている。減速機構は、ウォームとカ ムフォロアとで構成されている。 出力軸には、ワークWを保持する公知のチャック14が取り付けられている。
【0008】 減速機12のハウジング23(図1、図2参照)の外周には、ターゲット板2 4が着脱可能に設けられている。ターゲット板24には、銅、真鍮、アルミ等の レーザ光線に対する反射率の高い材料が使用されている。 ターゲット板24(図3参照)は、円板状に形成され、表面に十字状のマーク 25が刻設されている。 十字の交点26は、ワーク回転装置10(図1参照)をレーザ加工機のテーブ ルTに設置した状態で、テーブルTに対して垂直で且つチャック14の回転中心 軸CLと交差する垂直線VL上に位置しており、いわゆる、「ターゲット」とな る。 又、この十字の交点26、すなわち、ターゲットは、チャック14(図2参照 )のケーシング27の端面28から所定の距離(D)離れた位置にある。
【0009】 ターゲット板24(図3、図4参照)の下面には、ターゲット板24より厚み の薄い鉄板31が貼り付けられている。 減速機12のハウジング23には、円形状の凹部32が形成されている。 凹部32の底には、円板状の磁石33が貼り付けられている。 ターゲット板24の直径寸法と凹部32の直径寸法は、凹部32がターゲット 板24を「がた」無く受け入れられるように嵌め合い公差によって設定されてい る。 従って、ターゲット板24は、磁石33によって凹部32内に水平に保持され 、長期間の使用によるレーザ光線の照射によって傷んだとき、交換することがで きるようになっている。
【0010】 減速機12のハウジング23(図1、図2参照)の側面には、サーボモータ1 3が取り付けられている。 サーボモータ13の出力軸(図示省略)は、減速機12の入力軸に連結されて いる。 従って、サーボモータ13を回転させると、回転力は減速機12の入力軸、減 速機構を介して出力軸に伝達され、チャック14がワークWを保持したままサー ボモータ13より遅く回転するようになっている。
【0011】 次に、円柱状のワークWの被加工基準点にレーザ加工機の加工基準点を合わせ る手順について説明する。 先ず、図1のように、レーザ加工機のレーザヘッドH(又はテーブルT)を移 動させて、ターゲット板24の略々上方にレーザヘッドHを対向させる。 次に、加工時より弱く調節された微弱なレーザ光線をターゲット板24上に照 射し、十字状のマーク25の交点26(ターゲット)にレーザ光線が来るように 、レーザヘッドHの位置を微調整する。 この時、例えば、図1において、レーザヘッドHを紙面の表裏方向へ移動させ ると、キー溝中心の真上にチャック回転中心が来るようにワーク回転装置10が キー22とキー溝20によってテーブルTに位置決めされて据え付けられている ため、レーザヘッドHは、ワークWの稜線をずれることなく移動することができ る。
【0012】 十字マーク25の交点26(ターゲット)をレーザ光線が照射した時点で、ワ ークの被加工基準点とレーザ加工機の加工基準点とが一致したことになり、加工 基準点の位置合わせがが完了する。何故なら、十字マーク25の交点26(ター ゲット)とチャック端面までの距離Dは、予めわかっているからである。 その後、レーザ加工機は、加工基準点を基準にして、ワークに、自動的に加工 を施す。なお、加工は、制御装置(図示省略)に記憶されたプログラムに従って 行なわれる。
【0013】 なお、ワーク回転装置には、図5、図6に示すように、L字状のフレーム14 0,240に設けられた水平な軸(図示省略)を中心にして、減速機112,2 12、サーボモータ113,213、チャック(ワーク保持台)114,214 が一体に傾く形式のものもある。 減速機112,212等は、水平な回転中心軸HLを中心にして図面の表裏方 向に傾くようになっている。 すなわち、チャック114,214の回転中心軸CLが、前記中心軸HLを中 心にして図面の表裏方向に傾くことになる。 ワーク回転装置110,210は、キー溝120,121,220,221、 キー122,222によってテーブルTに位置決めされている。
【0014】 このようなワーク回転装置110,210においても、ターゲット板124, 224は減速機112,212のハウジング123,223に設けられている。 なお、図5に示すワーク回転装置110の場合はレバー141によって、図6 に示すワーク回転装置210の場合はハンドル242によって、各々、減速機1 12,212,チャック114,214、サーボモータ113,213が一体に なって傾くようになっている。 又、図6に示すワーク回転装置210は、ハンドル242と減速機212との 間に別の減速機243が連結されている。この減速機243は、ハンドル242 の回転速度より減速した速度で減速機212を傾動させるために設けられている 。
【0015】 このワーク回転装置110,210において、ワークとレーザ加工機の加工基 準点同士を合わせる場合、レバー141、ハンドル242によってチャック11 4,214、減速機112,212を傾け、チャック114,214の回転中心 線CLを水平にし、ターゲット板124,224を、予め、上向きの状態にする 。 従って、実用新案登録請求の範囲において、「前記ターゲットは、前記テーブ ルに対して垂直で且つ前記減速機の回転中心軸と交差する垂直線上に印されてい る」という要件は、この状態で充足されることになる。 なお、チャック114,214、減速機112,212の傾きは、チャック1 14,214の傾きを示す角度目盛(図示省略)によって設定することができる 。
【0016】
【考案の効果】
請求項1の加工基準点合わせ構造を用いて、加工基準点を合わせる作業を行な うと、ワークの加工基準点にレーザ加工基準点を短時間で、且つ、正確に合わせ ることができる。又、レーザ加工機によるワークの加工精度を向上させることも できる。 又、レーザヘッドの交換を行なったとき等に、光軸のずれを検出することもで きる。 なお、ターゲットを第2レファレンス点(原点)等として利用することにより 、加工プログラムを作成しやすくなる。 請求項2のように、ターゲット板にレーザ光に対する反射率の高い材料を使用 すると、レーザ光線が反射され、ターゲット板がレーザ光線によって痛む度合が 低くなる。 そして、請求項3のようにターゲット板を着脱可能にケーシングに設けると、 長期間の使用によって、照射レーザ光線によってターゲット板が傷んだとき、容 易に交換することができ、その結果、長期間、位置合わせ精度を保持することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の加工基準点合わせ構造を具えたレー
ザ加工機用ワーク回転装置の正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 ターゲット板の平面図である。
【図4】 ターゲット板をハウジングに組み込むときの
状態図である。
【図5】 加工基準点合わせ構造を具えた他のワーク回
転装置の正面図である。
【図6】 加工基準点合わせ構造を具えた他のワーク回
転装置の正面図である。
【符号の説明】
T テーブル W ワーク VL 垂直線 CL
回転中心軸 10,110,210 ワーク回転装置 14,114,214 チャック(ワーク保持台) 23,123,223 ハウジング 24,124,224 ターゲット板 26 ターゲット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持するワーク保持台を回転さ
    せる減速機を具えてレーザ加工機のテーブルに設置され
    るレーザ加工機用ワーク回転装置において、前記減速機
    のハウジングの外周に設けられレーザ光線が照射される
    ターゲットが表面に印されたターゲット板を有し、前記
    ターゲットは、前記テーブルに対して垂直で且つ前記減
    速機の回転中心軸と交差する垂直線上に印されているこ
    とを特徴とする、ワーク回転装置上のワークとレーザ加
    工機との加工基準点合わせ構造。
  2. 【請求項2】 前記ターゲット板はレーザ光に対して反
    射率の高い材質からなる、請求項1のワーク回転装置上
    のワークとレーザ加工機との加工基準点合わせ構造。
  3. 【請求項3】 前記ターゲット板は前記ハウジングに着
    脱可能に設けられている、請求項1又は2のワーク回転
    装置上のワークとレーザ加工機との加工基準点合わせ構
    造。
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JPH02187292A (ja) * 1989-01-10 1990-07-23 Sony Corp 光照射位置検出装置

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