JPH0746441Y2 - 角度割出し治具 - Google Patents

角度割出し治具

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JPH0746441Y2
JPH0746441Y2 JP2858490U JP2858490U JPH0746441Y2 JP H0746441 Y2 JPH0746441 Y2 JP H0746441Y2 JP 2858490 U JP2858490 U JP 2858490U JP 2858490 U JP2858490 U JP 2858490U JP H0746441 Y2 JPH0746441 Y2 JP H0746441Y2
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jig
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雄年 横山
正雄 猪瀬
脩博 松浦
準 高林
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、角度が異なる複数の孔等を有する工作物を加
工するのに適した角度割出し治具に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、エンジンのシリンダーヘッドでは、第4図に示
すように、吸気側のバルブ案内孔VI及びバルブシートSI
と、排気側のバルブ案内孔VO及びバルブシートSOとは、
シリンダーヘッドの中心線に対し反対方向に角度αづつ
傾斜し、両者間の角度は2αとなる。
従来、このような加工方向角度が異なる2方向となるワ
ークを加工するには、第5図に示すような治具20が使用
されている。この治具20は、治具本体21に図示しないシ
リンダ等で上下方向に駆動する摺動台22を設置し、これ
に水平軸Oの周りに回動可能に回動テーブル23を取付
け、この回動テーブル23にワークWのクランプ機構を有
する治具箱24を取付けたものである。
第5図に実線で示す状態に保持されたワークWに、先ず
加工ユニットTで孔H1を加工する。次に、回動テーブル
23をO軸の周りに両孔の角度2αだけ回動し、ワークW
を図に破線で示す状態とした上で更に摺動台22をDだけ
上昇させる。ワークWの加工すべき孔H2が、元の孔H1
位置及び方向と一致することとなるので、加工ユニット
Tで孔H2を加工する。
また、特開昭62-173153号公報には、第6図に示すよう
なバルブ孔の加工装置が提案されている。この装置は、
第6図(A)に示すように、ワークWを取付けたパレッ
ト30をαだけ傾斜させた状態で先ず加工ユニットT1で孔
H1を加工する。次に、パレット30をターンテーブル31上
に移動し、第6図(B)に示す状態でターンテーブル31
を180度回動し、この状態としたパレット30を直列的に
併置した別の加工機に移し、第6図(C)に示すよう
に、ワークWを取付けたパレット30をαだけ傾斜させた
状態で加工ユニットT2で孔H2を加工するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第5図に示す従来の方式では、重い治具を回動及び上下
動させる機構が必要となり、設備が高価となるだけでな
く、精度が出し難くなる。
また、第6図に示す方式では、それぞれの孔を加工する
加工機とターンテーブルを直列的に併置するため、大き
な設置スペースが必要となり、また精度も出し難い。
本考案は、従来の上記問題点を解決し、簡易な構成で位
置精度が安定して得られる角度割出し治具を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、一端にワークを保持し他端を角度割出し部材
に連結した治具アームを回動体の偏心軸に装着し、該治
具アームの回動中心を前記回動体の回動に伴ない所定の
偏心量だけ変位させると共に、変位した偏心軸を中心に
治具アームを任意の角度に割出すようにした角度割出し
治具である。
角度の異なる一方の孔を加工ユニットで加工した後、回
動体を回動させると、その偏心軸に装着された治具アー
ムの回動中心が所定の偏心量だけ変位して治具アームに
保持されたワークの加工位置を加工ユニットの高さと一
致させる。この状態で治具アームの他端を駆動すること
により、変位した偏心軸の周りに治具アームを角度割出
しし、ワークを所望の角度に変えて加工ユニットの向き
に他方の孔を加工する。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図ないし第2図に基づいて説明す
る。
第1図において、治具本体1に設けたOを中心とする水
平回転軸に、ウォーム歯車2を固定し所定の偏心距離δ
を備える偏心軸4を形成し、この偏心軸4に治具アーム
5を取付ける。治具アーム5には、一方にワークWを保
持する治具箱6を他方にはローラー7を設ける。ウォー
ム歯車2は油圧モータ9で駆動されるウォーム3と噛合
って回転され、ローラー7は油圧シリンダ10でガイド8
を介して駆動されて治具アーム5を偏心軸4の周りに回
動する。
この場合、加工すべき孔H1とH2のなす角度αの交点が水
平回転軸の中心Oにできるだけ近づけるように設計する
ことによって偏心軸の偏心量を減らすことができ、治具
の操作性の向上を図ることができる。
次に、この治具を使用した加工動作について説明する。
第1図の実線に示す状態で加工ユニットTによりワーク
Wの孔Hを加工し、孔Hの加工を完了すると、油圧シリ
ンダ10を作動して、仮ストッパー11にガイド8を押圧さ
せる。ガイド8に挟持されるローラ7は、治具アーム5
の回動中心をQ位置として回動し7a位置に移動する。次
に油圧モータ9を駆動し、ウォーム3によりウォーム歯
車2を水平軸の中心Oを中心として回動させ、水平回転
軸に固着した突片14bがストッパー15bに当たると、治具
アーム5の回転中心はQよりPまで角度θの間を移動す
ると共に、ローラ7は7aの位置より7bの位置に移動して
ワークWを鎖線で示す位置まで移動させる。
この状態でシリンダ16を作動して可動ストッパー13を治
具本体1に固定された調整シム17に突当てると、回転中
心をP位置として治具アーム5を所定の位置に位置補正
され、仮ストッパー11とガイド8の間には僅かな隙間を
生じ、他方の孔H2を加工ユニットTによって所望の角度
位置に高精度に加工できる。
孔H2の加工を完了すると、シリンダ16の作動により可動
ストッパーは、13aの位置より13の位置まで移動し、油
圧モータ9を逆転させることによって治具アーム5の回
転中心はPよりQへ移動し、ローラ7は7bより7aの位置
に移動し、突片14aはストッパー15aに当接して偏心軸の
作動が停止する。次に、油圧シリンダ10が縮小方向に作
動して治具アーム5の回転中心をQ位置として回動し、
ストッパー12に突当てられて治具アーム5は位置規制さ
れ動作サイクルを完了する。
なお、ストッパー12,13,15a,15bは密着確認装置を備
え、治具アームの押当て状態を確認することによって治
具の位置決め精度の向上と維持を図っている。
第3図は他の実施例を示すもので、第4図に示すような
シリンダヘッドのバルブ案内孔の中心線に対する傾き角
度αが、α,αと異なる複数のシリンダヘッドのバ
ルブ案内孔の加工に対応できる角度割出し治具である。
搬送装置Uによって搬送されたワークW1又はW2は、治具
本体1に固定されたストッパー12に突き当てられて待機
する治具アーム5の位置決めピン19と固定装置Fのクラ
ンプピンFaによって治具アーム5内に位置決め固定され
る。
ワークW1はバルブ案内孔の傾きがαのワークであっ
て、このワークW1の加工までの動作手順を以下に述べ
る。
先ず、偏心軸4の回動中心がQの位置において油圧シリ
ンダ10が作動する。リニアガイドGに案内されたガイド
8によって治具アーム5に支持されたローラ7が7cの位
置まで移動すると、治具アーム5は鎖線5aの位置でスト
ッパ18aを押圧して位置決めされ、この状態で加工ユニ
ットTによってバルブ案内孔の加工が行われる。
ワークW2はバルブ案内孔の傾きがαのワークであっ
て、このワークW2の加工までの動作手順は、先ず油圧シ
リンダ10を7〜7dの中間点まで作動させ、次に水平回転
軸を回転させて偏心軸4の回動中心QからPまで油圧モ
ータ(図示しない)によって回動させ、第2図と同様に
偏心軸の回転角度の位置決めを突片とストッパーによっ
て行なっている。最後に油圧シリンダ10によって治具ア
ームに支持されるローラ7を7dの位置まで移動させる
と、治具アーム5は鎖線5bの位置でストッパ18bを押圧
して加工位置決めが完了する。なお、水平回転軸を回転
させる前に油圧シリンダ10を中間点まで作動させるの
は、治具アーム5が治具本体1とぶつからないように作
動させるためであって、これらシリンダの作動タイミン
グは、リミットスイッチLとガイド8と一体に作動する
ドックDによって行なわれる。また、Cはカウンターウ
エイトで治具アーム5を軽く敏感に作動させるものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、角度が異なる複数の孔を加工する場合に、任
意の孔の角度に対応することができると共に、使用する
治具の設置スペースが少なくて済み、設備が安価で安定
した位置決め性能が得られる。また、多種ワークへの対
応の簡易化を図り、自動段取りを行うフレキシブルトラ
ンスファラインへの組込み可能な角度割出し治具とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面図、第2図は
位置決め機構を示す一部断面図、第3図は本考案の他の
実施例を示す一部断面図、第4図はワークの断面図、第
5図は従来の治具を示す一部断面図、第6図は従来の他
の加工法の工程を示す図である。 1:治具本体、10:油圧シリンダ 2:ウォーム歯車、11:仮ストッパー 3:ウォーム、12,13:ストッパー 4:偏心軸、15a,15b:ストッパー 5:治具アーム、T:加工ユニット 6:治具箱、H1:加工孔 7:ローラー、H2:角度の違う加工孔 8:ガイド、F:固定装置 9:油圧モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松浦 脩博 静岡県浜北市根堅788番地 遠州クロス株 式会社内 (72)考案者 高林 準 静岡県浜北市根堅788番地 遠州クロス株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端にワークを保持し他端を角度割出し部
    材に連結した治具アームを回動体の偏心軸に装着し、該
    治具アームの回動中心を前記回動体の回動に伴ない所定
    の偏心量だけ変位させると共に、変位した偏心軸の周り
    に回動する治具アームを任意の角度に割出すようにした
    ことを特徴とする角度割出し治具。
JP2858490U 1990-03-19 1990-03-19 角度割出し治具 Expired - Fee Related JPH0746441Y2 (ja)

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