JPH0726044Y2 - 鋳造機における落下物取出し装置 - Google Patents

鋳造機における落下物取出し装置

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JPH0726044Y2
JPH0726044Y2 JP1989102605U JP10260589U JPH0726044Y2 JP H0726044 Y2 JPH0726044 Y2 JP H0726044Y2 JP 1989102605 U JP1989102605 U JP 1989102605U JP 10260589 U JP10260589 U JP 10260589U JP H0726044 Y2 JPH0726044 Y2 JP H0726044Y2
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falling object
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、鋳造機特に横形鋳造機における落下物取出
し装置に関するものである。
〈従来の技術背景及びその問題点〉 一般に、此種の横形鋳造機は第1図に示す様にベースフ
レーム(1)を含むその地側を地面に掘られた穴(2)
内に埋没状に落し込んだ状態で工場内に設置されるた
め、可動、固定両金型(3)(4)の下方には前記ベー
スフレーム(1)の高さに相当する深さの穴(2)が開
口存在し、該穴(2)内には可動、固定両金型(3)
(4)の型開き後押出し脱型された鋳造品が何等の障害
によって取出し装置に掴み取られずに落下してしまった
り、或いは試験鋳造時における不良鋳物品や鋳ばり等が
落下するといった数多くのものが落下物(5)として落
ちてしまうものであった。
そのため、従来においては鋳造機(B)の稼働停止時に
作業者が穴(2)内に入り込んで落下物(5)を地上ま
で持ち上げて取り出さなければならず、大変面倒な落下
物(5)の取出し作業になっていた。
尚、落下物(5)の取出しを簡単に行ない得る様に可
動、固定両金型(3)(4)の型締め、型開きに支障を
来さない高さ位置に鉄板等の架橋板を取付けて穴(2)
を塞ぎ、落下物(5)が穴(2)底まで落ちない様に受
け止めさせて穴(2)内に入ることなく落下物(5)を
取り出せる様にすることも考えられるが、斯様な閉塞構
造を用いると地側に引抜中子を装備してなる金型の使用
が不可能になるため問題になる。
又、此種の横形鋳造機の設置形態は上述した地側埋没形
態の以外に例えばベースフレーム(1)を地面上に直接
設置し、その鋳造機の回りにベースフレーム(1)の高
さに相当する高さで足場を組み上げて作業場(作業床
面)を形成する設置形態も採用されているが、斯る設置
形態においても可動、固定両金型(3)(4)の下方に
はベースフレーム(1)の高さに相当する深さの穴(空
間)が両側のベースフレーム(1)間に開口存在するも
のであり、その穴の深さは鋳造機が大型になるにつれて
深く開口されるものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案はこの様な従来事情に鑑みてなされたものであ
り、その解決しようとする技術的課題は、鋳造機の稼働
時には穴の底近傍まで下降させて置いて落下物を受け止
めさせ、その受け止めさせた落下物を鋳造機の稼働停止
時に可動、固定両金型の下辺面近傍まで上昇させて取り
出せる様にした落下物取出し装置を提供することにあ
る。
〈技術的課題を達成するための手段〉 上記課題を達成するために本考案が講じる技術的手段
は、鋳造機に組込んだ金型の下部位置に掘られた穴内に
昇降機を設置し、該昇降機上に落下物受け容器を取付
け、該落下物受け容器を上記穴の底近傍から前記金型の
下辺近傍まで昇降可能となしたことである。
〈作用〉 而して、上記した本考案が技術的手段よれば、昇降機を
作動させて落下物受け容器をベースフレームの下端面近
傍に下降待機させ、落下物を受け止めさせる。そして、
鋳造機の稼働停止時に昇降機を作動させて落下物が受け
止められた落下物受け容器を可動、固定両金型の下辺面
近傍まで上昇させ、落下物受け容器内から落下物を取り
出す。
〈実施例〉 本考案の実施の一例を図面に基づいて説明すると、鋳造
機(B)は周知の通り地面に掘られた穴(2)内にベー
スフレーム(1)を含むその地側を埋没状に落し込まれ
た状態で設置される横形鋳造機であり、鋳造機(B)下
部の前記穴(2)底に昇降機(6)を設置すると共に、
該昇降機(6)上に落下物受け容器(7)を取付けて落
下物(5)を受け止める様にする。
上記昇降機(6)は、下部フレーム(6a)と上部フレー
ム(6b)とに亘りX字状に連結交差させて取付ける対を
なす両側の昇降アーム(6c)と、下部フレーム(6a)に
止着配備させて昇降アーム(6c)を支持させ且つ該昇降
アーム(6c)に動作を起させる駆動源となる昇降シリン
ダー(6d)とから構成する。
即ち、斯る昇降機(6)は昇降シリンダー(6d)にて対
をなす両側の昇降アーム(6c)に動作を起させて上部フ
レーム(6b)を上昇、下降させる様にした周知のリフト
であり、鋳造機(B)の可動、固定両金型(3)(4)
の下部に位置する穴(2)の底部分に更に深く形成した
設置穴(8)内に設置する。
落下物受け容器(7)は、可動、固定両金型(3)
(4)の型締め、型開き動作範囲(L1)及びその型幅範
囲(L2)の大きさにて周縁を傾斜状に立ち上げた浅底の
皿状に形成し、上記昇降機(6)の上部フレーム(6b)
上に固定状に取付けて昇降機(6)の下降動作限におい
て穴(2)の底と略面一状態に下降位置させ、昇降機
(6)の上昇動作限においては型開きされた可動、固定
両金型(3)(4)の下辺面近傍まで上昇位置させて停
止する様になっている。
図中(9)は下降限にて待機せる落下物受け容器(7)
の周縁立上り開口縁から設置穴(8)内に落下物(5)
が落ちない様に落下物受け容器(7)の開口縁上を覆い
且つ落下物(5)を容器(7)内に導く傾動板である。
この傾動板(9)は、下降限にて待機せる落下物受け容
器(7)の開口縁各辺上を個々に覆う様にベースフレー
ム(1)の内面と両側のベースフレーム(1)間に架橋
状に取付けた架橋板(10)の一側面に夫々傾動自在に配
設し、落下物受け容器(7)の開口縁各辺と所定の間隔
をおいて該容器(7)内に向けた前下り傾斜状に圧縮ば
ね(11)にて接離自在に支持させてなる。
圧縮ばね(11)は、各傾動板(9)の枢着部(12)下方
にその下端を定着取付けて傾斜状に配設され、その上端
を傾動板(9)に接離自在として該傾動板(9)を前下
り傾斜状に支持する様になっている。
而して、以上の如き構成した本実施例の落下物取出し装
置(A)によれば、鋳造機(B)の稼働時には昇降機
(6)の昇降シリンダー(6d)を作動させて上部フレー
ム(6b)を下降させ落下物受け容器(7)を穴(2)の
底と略面一状態に下降位置させて待機させる(第2図及
び第3図参照)。これによって穴(2)内に垂下状に突
出する地側引抜中子(図示せず)を装備した金型を用い
ての鋳造品の鋳造に邪魔にならない様にし、落下物
(5)を穴(2)の底にて受け止める様にする。
そして、鋳造機(B)の稼働停止時において落下物
(5)を取り出す場合には昇降機(6)の昇降シリンダ
ー(6d)を作動させて上部フレーム(6b)を上昇させ落
下物受け容器(7)を型開き状態の可動、固定両金型
(3)(4)の下辺面近傍の高さ位置まで上昇させる
(第4図参照)。この際、落下物受け容器(7)の開口
縁各辺を覆う各傾動板(9)は上昇する受け容器(7)
の開口縁に当接受け止められつつ枢着部(12)を支点に
押し上げ傾動され(第5図(イ)参照)、受け容器
(7)が所定の上昇域まで上昇した所で該受け容器
(7)の開口縁から外れて自重にて傾動せしめて再び圧
縮ばね(11)によって前下り傾斜状に支持される(第5
図(ロ)参照)。
従って、落下物(5)は穴(2)底にて待機せる落下物
受け容器(7)内に受け止められ、可動、固定両金型
(3)(4)の下辺面近傍の高さ位置まで上昇押し上げ
られるから、作業者は地上にて落下物(5)を取り出す
ことが出来る。
落下物受け容器(7)内から落下物(5)を取り出した
後は昇降機(6)の昇降シリンダー(6d)を作動させて
上部フレーム(6b)を下降させ落下物受け容器(7)を
穴(2)底に戻す。この際、各傾動板(9)は下降する
落下物受け容器(7)の開口縁下面に当接されつつ圧縮
ばね(11)に反して押し下げ傾動され(第6図(イ)参
照)、受け容器(7)が所定の下降域まで下降した所で
該受け容器(7)の開口縁下面から外れて圧縮ばね(1
1)により押し上げ傾動されて下降限に戻された落下物
受け容器(7)の開口縁を圧縮ばね(11)に支持された
前下り状態にて覆う(第6図(ロ)参照)。
〈考案の効果〉 本考案は叙上の如く、鋳造機の下部に昇降機を設置し、
該昇降機に落下物を受け止める落下物受け容器を取付け
てなるから、下記の作用効果を奏する。
鋳造機に組込んだ金型の下部位置に掘られた穴内に
設置して落下物を受け止めるようにしたので、その穴内
に落下した落下物を穴内に入り込まずとも簡単に取り出
すことが出来るようになる。
鋳造機の稼働時には落下物受け容器をベースフレー
ムの下端面、すなわち金型の下部位置に掘られた穴の底
近傍まで下降させた状態で落下物を受け止めさせ、鋳造
機の稼働停止時には落下物を受け止めた落下物受け容器
を金型の下辺近傍まで上昇させて落下物を取り出せるか
ら、鋳造機の地側に引抜中子を装備した金型を用いる場
合でも鋳造に支障を来たすようなことがない。
落下物受け容器を金型の下辺近傍まで上昇させた状
態でその上に作業者が載って鋳造機に取付けられた金型
等の修理や点検等を行なうことができるので、従来のよ
うに鋳造機の地側タイバーに足場を架け渡す必要がなく
なり、金型等の修理や点検等を行なう時に有効に利用す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案鋳造機における落下物取出し装置の実施の
一例を示し、第1図は正面図で一部を切欠断面して示
す、第2図は要部の拡大正面図、第3図は要部の拡大側
面図、第4図は落下物受け容器を可動、固定両金型の下
辺面近傍まで上昇させた状態を示す要部の拡大正面図、
第5図(イ)(ロ)及び第6図(イ)(ロ)は落下物受
け容器の上昇及び下降に伴う傾動板の夫々の動きを示す
部分断面図である。 尚、図中 (A):落下物取出し装置、(B):鋳造機 (1):ベースフレーム、(2):穴 (3):可動金型、(4):固定金型 (5):落下物、(6):昇降機 (7):落下物受け容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造機に組込んだ金型の下部位置に掘られ
    た穴内に昇降機を設置し、該昇降機上に落下物受け容器
    を取付け、該落下物受け容器を上記穴の底近傍から前記
    金型の下辺近傍まで昇降可能となしたことを特徴とする
    鋳造機における落下物取出し装置。
JP1989102605U 1989-08-31 1989-08-31 鋳造機における落下物取出し装置 Expired - Fee Related JPH0726044Y2 (ja)

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JPS63142335U (ja) * 1987-03-10 1988-09-20

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