JPH1045392A - 車両整備用リフト - Google Patents

車両整備用リフト

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JPH1045392A
JPH1045392A JP20497896A JP20497896A JPH1045392A JP H1045392 A JPH1045392 A JP H1045392A JP 20497896 A JP20497896 A JP 20497896A JP 20497896 A JP20497896 A JP 20497896A JP H1045392 A JPH1045392 A JP H1045392A
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JP
Japan
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cover plate
pit
lift
pits
receiving
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JP20497896A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kato
一彦 加藤
Haruki Odajima
晴季 小田島
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Yasui Corp
Banzai Ltd
Original Assignee
Yasui Corp
Banzai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受台の上昇により開口したピットを自動的に
床面と略面一状に覆う。 【解決手段】 受台L1が下降してその荷重をカバー板
1に作用させることにより、弾性体2が圧縮して該カバ
ー板1を下動し、これと逆に受台L1が上昇してカバー
板1に作用する荷重を除くことにより、弾性体2が伸長
して該カバー板1を上動し、その表面1bが床面Fと略
面一状に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の点検や整
備などを行うために車両を持ち上げる車両整備用リフ
ト、詳しくは車両が載置される受台の上昇作動により、
床面に凹設されたピットが露出するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば埋設設置される車両整備用
リフトは、床面に受台やこれを昇降駆動させるための機
構などを格納するためのピットが凹設される。従って、
車両をリフトアップするために受台の上昇作動させれ
ば、床面には、ピットが凹状に残る。特に、受台が一対
設けられ、これら受台の間に亙って補強用の連結ビーム
やピットリフトなどの格納部が架設される場合には、一
対の受台を夫々格納するための受台用ピットが一対凹設
されると共に、これら受台用ピットの間に亙って上記格
納部を格納するためのピットが凹設されるため、両受台
の間に位置する作業用床面と両受台の周囲床面とが平ら
に連続せず、車両をリフトアップして作業する時の足場
が悪いだけでなく、リフトアップした車両の直下へ作業
者が出入りし難くて、工具台車などのキャスターが付い
ている整備機械をリフトアップした車両の下へ搬入しで
きなかった。そこで、受台の上昇により開口したピット
の上に手動で鉄板など蓋を載せて覆っていた。また、例
えば実開平4−133693号公報に開示される如く、
受台がシリンダ機構により押し上げ作動される一対の昇
降装置を折り畳み格納可能なスペースと、そのスペース
に連続した拡張スペースを有するピットを設け、この拡
張スペースにテーブルがシリンダ機構で押し上げ作動さ
れるテーブルリフターを折り畳み格納可能に設置するこ
とにより、工具台車などをピット内へ容易に搬入可能に
したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の車両整備用リフトでは、手動で鉄板など蓋をピ
ットの上に載せて覆う場合、蓋の重量が重いと、移動す
るのに大変でしかも異同中にケガなどが発生する恐れが
あり、また逆に軽いと、蓋が簡単に移動して確実に覆え
ず危険であるという問題がある。また、テーブルがシリ
ンダ機構で押し上げ作動されるテーブルリフターを設置
するものの場合には、受台の昇降制御と別個にテーブル
リフターを昇降制御する必要があるため、操作が面倒で
あると共に、テーブルリフター用のシリンダ機構が受台
の昇降装置と別個に必要であるため、テーブルリフター
の構造が大型化して高価になるという問題がある。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、受台
の上昇により開口したピットを自動的に床面と略面一状
に覆うことを目的としたものである。更に請求項2記載
の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、両受
台の間に位置する作業用床面と両受台の周囲床面とが平
らに連続させることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、ピット内
にカバー板を上下方向へ移動自在に設け、このカバー板
の裏面からピットの底面に亙って、受台の下降に伴って
その荷重がカバー板に作用することにより圧縮して該カ
バー板を下動させると共に受台の上昇に伴ってカバー板
に作用する荷重が除かれることにより伸長して該カバー
板を上動させながらその表面を床面と略面一状に維持す
る弾性体を設けたことを特徴とするものである。更に請
求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前
記受台が一対設けられ、これら受台の間に亙って格納部
を架設し、この格納部と対向する位置に、これを格納す
るためのピットを、一対の受台用ピットに亙って凹設す
ると共に、該ピット内に、その上端開口を覆うためのカ
バー板及び弾性体を設けた構成を加えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】請求項1の発明は、受台が下降してその荷重を
カバー板に作用させることにより、弾性体が圧縮して該
カバー板を下動し、これと逆に受台が上昇してカバー板
に作用する荷重を除くことにより、弾性体が伸長して該
カバー板を上動し、その表面が床面と略面一状に維持さ
れるものである。更に請求項2の発明は、請求項1記載
の構成に対して、前記受台が一対設けられ、これら受台
の間に亙って格納部を架設し、この格納部と対向する位
置に、これを格納するためのピットを、一対の受台用ピ
ットに亙って凹設すると共に、該ピット内に、その上端
開口を覆うためのカバー板及び弾性体を設けた構成を追
加したので、一対の受台用ピットに亙って凹設されたピ
ットが、カバー板により床面と略面一状に覆われる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図面に
基づいて説明する。この実施例は、図1に示す如くリフ
ト本体Lが埋設設置される場合を示すものであり、この
リフト本体Lは、車両底面の左右両端部と夫々対向する
ように一対の受台L1,L1を平行に配設し、これら受
台L1,L1の前後方向中央裏面に、一段式X型リンク
などの伸縮機構L2,L2を夫々連設すると共に、駆動
油圧シリンダーL3,L3を連設し、図示ない油圧ユニ
ットから駆動油圧シリンダーL3,L3へ供給される作
動油を制御することにより、受台L1,L1が水平状態
のまま昇降作動される。更に、受台L1,L1の前後両
端の間には、格納部として補強用の連結ビームL4,L
4を略平行に架設し、図示例の場合には、該連結ビーム
L4,L4の上端面と、受台L1,L1の表面とが略面
一状になるようにしている。そして、上記リフト本体L
が設置された床面Fには、受台L1,L1を最も下降作
動させた状態でリフト本体Lの全体を格納するピットP
として、受台L1,L1と対向する位置に、該受台L
1,L1、伸縮機構L2,L2及び駆動油圧シリンダー
L3,L3が格納される受台用ピットP1,P1を、左
右に一対凹設すると共に、上記連結ビームL4,L4と
対向位置に、これが格納されるビーム用ピットP2,P
2を、受台用ピットP1,P1の前後両端に亙って凹設
している。
【0008】上記ビーム用ピットP2,P2の内部に
は、カバー板1,1を上下方向へ移動自在に夫々設け、
これらカバー板1,1は、ビーム用ピットP2,P2の
上端開口より若干小さい薄板状に形成され、該カバー板
1,1の裏面1a、1aには、ビーム用ピットP2,P
2の底面に亙って弾性体2,2を夫々設ける。
【0009】弾性体2,2は、上記受台L1,L1の下
降に伴ってその荷重がカバー板1,1に作用することに
より、圧縮して該カバー板1,1を下動させると共に、
受台L1,L1の上昇に伴ってカバー板1,1に作用す
る荷重が除かれることにより、伸長して該カバー板1,
1を上動させながら、その表面1b,1bを床面Fと略
面一状に維持するように構成される。図示例の場合に
は、夫々の弾性体2が図2に示す如く、カバー板1の裏
面1aからビーム用ピットP2の底面へ向けて突設した
複数の上部ホルダー2a…と、これら上部ホルダー2a
…に夫々上下方向へ伸縮自在に嵌合するビーム用ピット
P2の底面に突設した複数の下部ホルダー2b…と、こ
れら上部ホルダー2a…及び下部ホルダー2b…の間に
夫々介装した圧縮コイルバネ2c…と、上部ホルダー2
a…及び下部ホルダー2b…の嵌合部に設けた最大伸縮
幅を規制するストッパー2d…とからなる。上記上部ホ
ルダー2a…、下部ホルダー2b…及び圧縮コイルバネ
2c…の数は、受台L1,L1及び連結ビームL4,L
4からカバー板1,1を介して弾性体2,2に作用する
荷重の大きさに応じて設定する。即ち、受台L1,L1
及び連結ビームL4,L4の下降動作により設定以上、
例えば約350kg以上の荷重が、カバー板1,1を介
して圧縮コイルバネ2c…に載った時に圧縮変形させる
と共に、これら圧縮コイルバネ2c…の伸長状態では、
カバー板1,1に工具台車などのキャスターが付いてい
る整備機械と作業者が同時に載った場合のように、例え
ば約300kg以下の荷重が載ったとしても圧縮コイル
バネ2c…は短縮変形しないように設定している。な
お、上記弾性体2,2は、図示したものに限定されず、
例えばベローという提灯形のゴム製筒に圧縮空気を入れ
た空気バネにより構成するなど、同様の機能を有するも
のであれば、それ以外のものであっても良い。
【0010】また、図示例では、受台L1,L1の前後
両端に架設した連結ビームL4,L4には、タイヤスト
ッパか或いは乗込み板L5…を上下方向へ揺動自在に支
持している。
【0011】次に、斯かる車両整備用リフトの作動につ
いて説明する。先ず、図1(A)に示す如く受台L1,
L1を最も下降させた格納状態では、これら受台L1,
L1が受台用ピットP1,P1に夫々格納されると共
に、連結ビームL4,L4も、ビーム用ピットP2,P
2内に夫々格納されて、夫々の表面は図2(A)に示す
如く床面Fと略面一状になる。これにより、受台L1,
L1及び連結ビームL4,L4の重量が、カバー板1,
1にかかるため、弾性体2,2の圧縮コイルバネ2c…
を短縮変形させて上部ホルダー2a…及び下部ホルダー
2b…が上下方向へ短くなり、カバー板1,1は連結ビ
ームL4,L4の裏面に圧接したまま下動している。
【0012】そして、図1(B)に示す如く受台L1,
L1を上昇させると、これと一緒に連結ビームL4,L
4も上昇する。これにより、カバー板1,1に載った荷
重が除かれるため、弾性体2,2の圧縮コイルバネ2c
…が伸長変形して上部ホルダー2a…及び下部ホルダー
2b…が上下方向へ長くなり、カバー板1,1は上動す
る。この際、連結ビームL4,L4の裏面が、ビーム用
ピットP2,P2内に位置している状態では、夫々の裏
面に圧接したままカバー板1,1が上動し、ビーム用ピ
ットP2,P2から抜け出てこれより上方へ移動してか
らは、図2(B)に示す如くストッパー2d…で上部ホ
ルダー2a…及び下部ホルダー2b…と圧縮コイルバネ
2c…の伸長変形が夫々阻止され、カバー板1,1の表
面1b,1bは床面Fと略面一状に維持される。
【0013】従って、ビーム用ピットP2,P2の上端
開口が夫々カバー板1,1により床面Fと略面一状に覆
われ、その結果、これらカバー板1,1を介して両受台
L1,L1の間に位置する作業用床面Fと両受台L1,
L1の周囲床面Fとが平らに連続し、車両をリフトアッ
プして作業する時の足場が良くなるだけでなく、リフト
アップした車両の直下へ作業者が出入りし易くなって、
工具台車などのキャスターが付いている整備機械をリフ
トアップした車両の下へ容易に搬入できる。
【0014】一方、図3と図4に示すものは、夫々本発
明の他の実施例である。この図3のものは、前記リフト
本体Lが受台L1,L1の間に亙り、格納部として補強
用の連結ビームL4,L4を架設するのに代え、例えば
RV車やワンボックスや小型トラックなどのようなフレ
ーム構造の車両でも、受台L1,L1上から更にリフト
アップさせてフリーホィール作業を可能にするために昇
降駆動する前後一対のピットリフトL6,L6を、夫々
前後方向へ移動自在に架設した構成が、前記図1及び図
2に示した実施例とは異なる。そして、床面Fには、前
記ビーム用ピットP2,P2に代えて、上記ピットリフ
トL6,L6を受台L1,L1の前後どちらか一方に寄
せた状態と対向する位置に、これらが格納されるリフト
用ピットP3を凹設し、このリフト用ピットP3の内部
にカバー板1と弾性体2を設けた構成が、前記図1及び
図2に示した実施例とは異なり、これら以外の構成は図
1及び図2に示した実施例と略同じものである。
【0015】図示例の場合には、受台用ピットP1,P
1の前後方向一端に亙ってリフト用ピットP3を凹設す
ることにより、リフト本体Lの全体を格納するピットP
が平面コの字形に連続され、該リフト用ピットP3のみ
を覆うカバー板1を実線で示し、リフト用ピットP3を
挟んで受台用ピットP1,P1の前後一端部まで連続し
て覆うカバー板1を二点鎖線で示している。
【0016】従って、図3のものは、(A)に示す如く
受台L1,L1を最も下降させた格納状態で、これら受
台L1,L1が受台用ピットP1,P1に夫々格納され
て、その表面は床面Fと略面一状になり、ピットリフト
L6,L6の下部だけか又は全部がリフト用ピットP3
内に夫々格納される。これにより、受台L1,L1及び
ピットリフトL6,L6の重量が、カバー板1にかかる
ため、弾性体2を短縮変形させてカバー板1はピットリ
フトL6,L6の裏面に圧接したまま下動している。そ
して、(B)に示す如く受台L1,L1を上昇させる
と、これと一緒にピットリフトL6,L6も上昇し、こ
れにより、カバー板1に載った荷重が除かれるため、弾
性体2が伸長変形してカバー板1は上動する。この際、
ピットリフトL6,L6の裏面が、リフト用ピットP3
内に位置している状態では、夫々の裏面に圧接したまま
カバー板1が上動し、リフト用ピットP3から抜け出て
これより上方へ移動してからは、カバー板1の表面1b
が床面Fと略面一状に維持され、リフト用ピットP3の
上端開口のみか、或いは受台用ピットP1,P1の前後
一端部までも含めてカバー板1より床面Fと略面一状に
覆われる。
【0017】更に、図4のものは、リフト本体Lが床上
設置される場合を示すもので、前記リフト本体Lが受台
L1,L1の間に亙り、格納部として補強用の連結ビー
ムL4,L4を架設するのに代え、前後一対のピットリ
フトL6,L6を、夫々前後方向へ移動自在に架設した
構成が、前記図1及び図2に示した実施例とは異なる。
そして、床面Fには、前記受台用ピットP1,P1及び
ビーム用ピットP2,P2に代え、リフト本体Lを部分
的に格納するピットPとして、上記ピットリフトL6,
L6と対向する位置に、該ピットリフトL6,L6の下
端部のみが部分的に格納されるリフト用ピットP4を凹
設し、このリフト用ピットP4の内部にカバー板1と弾
性体2を設けた構成が、前記図1及び図2に示した実施
例とは異なり、これら以外の構成は図1及び図2に示し
た実施例と略同じものである。
【0018】図示例の場合には、上記ピットリフトL
6,L6を受台L1,L1の前後どちらか一方に寄せた
状態で格納するようにリフト用ピットP4を一つ凹設
し、(A)に示す如く受台L1,L1を最も下降させた
状態で、最下降させたピットリフトL6,L6の下端部
をリフト用ピットP4内に格納させることにより、受台
L1,L1の表面がピットリフトL6,L6の上端面と
略面一状になって、これらリフト本体Lの上端から床面
Fまでの高さ寸法を、車両の乗込みが容易な165mm
以下にしている。
【0019】従って、図4のものは、(A)に示す如く
受台L1,L1を最も下降させた格納状態で、ピットリ
フトL6,L6の下端部がリフト用ピットP4内に部分
的に格納される。これにより、受台L1,L1及びピッ
トリフトL6,L6の重量が、カバー板1にかかるた
め、弾性体2を短縮変形させてカバー板1はピットリフ
トL6,L6の裏面に圧接したまま下動している。そし
て、(B)に示す如く受台L1,L1を上昇させると、
これと一緒にピットリフトL6,L6も上昇し、これに
より、カバー板1に載った荷重が除かれるため、弾性体
2が伸長変形してカバー板1は上動する。この際、ピッ
トリフトL6,L6の裏面が、リフト用ピットP4内に
位置している状態では、夫々の裏面に圧接したままカバ
ー板1が上動し、リフト用ピットP4から抜け出てこれ
より上方へ移動してからは、カバー板1の表面1bが床
面Fと略面一状に維持され、リフト用ピットP4の上端
開口がカバー板1より床面Fと略面一状に覆われる。
【0020】尚、前示実施例では、各受台L1の下面に
夫々一段式X型リンクなどの伸縮機構L2を連設した
が、これに限定されず、伸縮機構L2として二段以上の
X型リンクを使用するなど、少なくとも各受台L1を水
平状態のまま昇降するように支持できれば、他の構造で
あっても良く、リフト本体Lの全体構造も図示したもの
に限定されず、車両を昇降するものであれば、他の構造
であっても良い。また、リフト本体Lを格納するピット
Pの形状やカバー板1の配設位置や形状もも前述したも
のに限定されず、例えば受台用ピットP1,P1の前後
端部のみに夫々カバー板1,1を部分的に配設しても良
い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、受台が下降してその荷重をカバー板
に作用させることにより、弾性体が圧縮して該カバー板
を下動し、これと逆に受台が上昇してカバー板に作用す
る荷重を除くことにより、弾性体が伸長して該カバー板
を上動し、その表面が床面と略面一状に維持されるの
で、受台の上昇により開口したピットを自動的に床面と
略面一状に覆える。従って、ピットの上に手動で鉄板な
ど蓋を載せて覆っていた従来のものに比べ、重い蓋を移
動する必要がなくなって作業が容易になると共に、蓋が
移動することがなく確実に覆えて安全である。また、テ
ーブルがシリンダ機構で押し上げ作動されるテーブルリ
フターを設置する従来のものに比べ、受台の昇降制御と
別個にテーブルリフターを昇降制御する必要がないと共
に、テーブルリフター用のシリンダ機構が別個に必要で
ないから、小さなスペースでも配置でき、しかも安価で
ある。
【0022】また請求項2の発明は、請求項1の発明の
効果に加えて、一対の受台用ピットに亙って凹設された
ピットが、カバー板により床面と略面一状に覆われるの
で、両受台の間に位置する作業用床面と両受台の周囲床
面とが平らに連続させられる。従って、車両をリフトア
ップして作業する時の足場が良くなるだけでなく、リフ
トアップした車両の直下へ作業者が出入りし易くなっ
て、工具台車などのキャスターが付いている整備機械を
リフトアップした車両の下へ容易に搬入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両整備用リフトの斜
視図であり、(A)は受台を最下降させた格納状態を一
部切欠して示し、(B)は受台を上昇させた使用状態を
示す。
【図2】(A)は図1(A)の(2A)−(2A)線に
沿える縦断面図で要部を一部切欠して示し、(B)は図
1(B)の(2B)−(2B)線に沿える縦断面図で要
部を一部切欠して示している。
【図3】本発明の他の実施例を示す車両整備用リフトの
斜視図であり、(A)は受台を最下降させた格納状態を
一部切欠して示し、(B)は受台を上昇させた使用状態
を示す。
【図4】本発明の他の実施例を示す車両整備用リフトの
斜視図であり、(A)は受台を最下降させた状態を一部
切欠して示し、(B)は受台を上昇させた使用状態を一
部切欠して示している。
【符号の説明】
F 床面 L1 受台 L4 格納部(連結ビーム) L6 格納部(ピ
ットリフト) P ピット P1 受台用ピッ
ト P2 ピット(ビーム用ピット) P3 ピット(リ
フト用ピット) P4 ピット(リフト用ピット) 1 カバー板 1a 裏面 1b 表面 2 弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が載置される受台(L1)の上昇作
    動により、床面(F)に凹設されたピット(P)が露出
    する車両整備用リフトにおいて、 前記ピット(P)内にカバー板(1)を上下方向へ移動
    自在に設け、このカバー板(1)の裏面(1a)からピ
    ット(P)の底面に亙って、受台(L1)の下降に伴っ
    てその荷重がカバー板(1)に作用することにより圧縮
    して該カバー板(1)を下動させると共に受台(L1)
    の上昇に伴ってカバー板(1)に作用する荷重が除かれ
    ることにより伸長して該カバー板(1)を上動させなが
    らその表面(1b)を床面(F)と略面一状に維持する
    弾性体(2)を設けたことを特徴とする車両整備用リフ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記受台(L1)が一対設けられ、これ
    ら受台(L1)の間に亙って格納部(L4,L6)を架
    設し、この格納部(L4,L6)と対向する床面(F)
    に、これを格納するためのピット(P2,P3,P4)
    を、一対の受台用ピット(P1)に亙って凹設すると共
    に、該ピット(P2,P3,P4)内に、その上端開口
    を覆うためのカバー板(1)及び弾性体(2)を設けた
    請求項1記載の車両整備用リフト。
JP20497896A 1996-08-02 1996-08-02 車両整備用リフト Pending JPH1045392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005201658B2 (en) * 2004-04-27 2010-04-01 Amiata Holdings Pty Ltd Load elevator
EP2565147A1 (de) * 2011-09-02 2013-03-06 Sherpa Autodiagnostik GmbH Überbrückung einer Bodenaussparung

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AU2005201658B2 (en) * 2004-04-27 2010-04-01 Amiata Holdings Pty Ltd Load elevator
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