JP2537936Y2 - 低圧鋳造機 - Google Patents

低圧鋳造機

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JP2537936Y2
JP2537936Y2 JP6647591U JP6647591U JP2537936Y2 JP 2537936 Y2 JP2537936 Y2 JP 2537936Y2 JP 6647591 U JP6647591 U JP 6647591U JP 6647591 U JP6647591 U JP 6647591U JP 2537936 Y2 JP2537936 Y2 JP 2537936Y2
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英次 成瀬
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は低圧鋳造機の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、低圧鋳造機の一つとして、実公平
3−15248号公報に開示されるように、保持炉の上
端開口部を閉鎖する炉蓋を昇降可能に設けて、保持炉内
からスラグを除去する際に炉蓋を上昇させて保持炉の上
端開口部を容易に開放できるように構成されたものがあ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成された従来の低圧鋳造機では、上面に下型を取り付
けるとともに下面に炉蓋を装着した下ダイベースは、両
側部が固定フレームに当接するまで下降されて水平度を
確保されるようになっており、これに伴って、保持炉の
上端開口部を炉蓋に当接させてその開口部を閉鎖するに
は、保持炉全体を上昇させなければならず、この結果、
重量のある保持炉を昇降させるための装置が必要にな
り、低圧鋳造機全体の価格が高くなるなどの問題があっ
た。本考案は上記の問題を解決するためになされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案における低圧鋳造機は、下面に炉蓋を着脱可
能に装着した下ダイベースを、上下方向へ指向するシリ
ンダを介して昇降させるとともに、保持炉の外側面に、
炉蓋を前記保持炉にクランプする第2クランプ機構を装
着してある。
【0005】
【作用】このように構成された低圧鋳造機は、シリンダ
をストローク端まで作動して、下ダイベースを介して炉
蓋を下降させるとともに炉蓋を保持炉上面に当接させ、
保持炉の上端開口部を閉鎖するとともに下ダイベースの
水平度を確保する。次に、第2クランプ機構をもって炉
蓋を保持炉にクランプする。これにより、保持炉の上端
開口部は気密に閉鎖されることとなる。
【0006】
【実施例】実施例について図面に基づき説明すると、一
部断面正面図である図1に示すように、基台1上には、
4本の支柱部材2a,2aと天井部材2bとで成る門形
フレーム2が設置され、さらに、溶湯保持炉3を搭載し
た台車4を走行させるレール5が敷設されている。また
門形フレーム2の支柱部材2a,2aの中段付近には、
紙面に対して前後方向に延びる渡し部材2c,2cが架
設され(図2参照)、渡し部材2c,2cには上下方向
へ指向する上向きのシリンダ6,6がそれぞれ装着され
ている。シリンダ6,6のピストンロッドの上端間に
は、下ダイベース7が架設されており、下ダイベース7
は、シリンダ6,6の伸縮作動によって昇降するととも
にシリンダ6,6のストローク端までの収縮作動によっ
て水平度が確保されるようになっている。また、下ダイ
ベース7の上面には下型8が取り付けられている。
【0007】また、下ダイベース7の中央付近には、上
端部が前記下型8のキヤビティ部と連通する中間ストー
ク9が貫通装着されている。前記下ダイベース7の下面
には、炉蓋11が第1クランプ機構12を介して着脱可
能に装着され、炉蓋11の中央付近には、前記中間スト
ーク9と連通するストーク13が、炉蓋11を貫通して
垂設されている。そして、前記第1クランプ機構12
は、下ダイベース7の下面に内向きに装着された複数の
シリンダ14,14と、シリンダ14,14のピストン
ロッドの先端に固着されたクサビ15,15と、炉蓋1
1上に固設されかつクサビ15,15が入出可能な複数
の穴16,16を有する係止部材17とで構成されてお
り、各シリンダ14のピストンロッドは、下ダイベース
7の下面に固設したブラケット18によって摺動自在に
支持されている。
【0008】また、図3に示すように、保持炉3の外側
面には、炉蓋11を保持炉3にクランプする第2クラン
プ機構19が装着されており、第2クランプ機構19
は、保持炉3の外側面に傾動自在に枢支された複数の上
向きシリンダ20,20と、シリンダ20,20のピス
トンロッドの先端にそれぞれ固着された掛止部材21,
21とで構成されており、各シリンダ20は、伸長作動
すると、掛止部材21が斜め外側へ出るようになってい
る。また、保持炉3のクランプ部3a上面と炉蓋11下
面との間にはシール部材33が介在されている。また、
図1に示すように、前記門形フレーム2の天井部材2b
の中央部には、上向きのシリンダ22が装着され、シリ
ンダ22のピストンロッドの上端には定盤状の昇降フレ
ーム23が中央部で固着されている。昇降フレーム23
の4隅には、ホルダー24,24を介して天井部材2b
を上下摺動自在に貫通するガイドロッド25,25が垂
設され、ガイドロッド25,25の下端部間には、上ダ
イベース26が架設されている。
【0009】上ダイーベース26の下面には、製品押出
しピン機構27を内装した上型28が取り付けられてお
り、押出ピン機構27は、上ダイベース26を持って上
昇されたとき、天井部材2bに垂設した棒部材29,2
9によって相対的に下方へ押されるようになっている。
なお、30は給湯口、31はガイドロッド、32はホル
ダーである。
【0010】次にこのように構成された低圧鋳造機の作
用について説明する。図1に示すように、保持炉3に例
えば溶解アルミニウムを給湯口30から装入するととも
に、シリンダ22,22を収縮作動して上・下型28,
8を合せ製品キャビティを画成した後、保持炉3内に圧
縮空気を供給して溶解アルミニウムの上面を加圧し、ス
トーク13、中間ストーク9等を介して溶解アルミニウ
ムを製品キャビティ内に加圧充填して製品を鋳造するの
は、従来の低圧鋳造機と同一である。また、シリンダ2
2を収縮作動して上型28を下型8から分離するとき
に、下型8を下向きに索引保持する力は主としてシリン
ダ6,6によって得られる。
【0011】また、保持炉3内からスラグを除去するた
めに、炉蓋11を上昇させて保持炉3の上端開口部を開
放する場合は、図4に示すように、シリンダ22を伸長
作動して上ダイベース26を介して上型28等を上昇さ
せる。次いで、図5に示すように、第2クランプ機構1
9のシリンダ20,20を伸長作動したのち、シリンダ
20,20を傾動して掛止部材21,21を炉蓋11か
ら外し、続いて、シリンダ6,6を伸長作動すると、炉
蓋11は下ダイベース7を介して上昇され、これによ
り、保持炉3の上端開口部は開放されることとなる。
【0012】さらに、ストーク13を取り換えるため、
炉蓋11を下ダイプレート7から分離する場合は、図6
に示すように、第2クラんプ機構19を介して炉蓋11
を保持炉3上にクランプした状態の下に、第1クランプ
機構12のシリンダ14,14を収縮作動してクサビ1
5,15を係止部材17の穴16,16から抜き出し、
下ダイベース7と炉蓋11とのクランプ状態を解く。次
いで、シリンダ22を伸長作動して上ダイベース26、
上型28等を上昇させた後、シリンダ6,6を伸長作動
して下ダイベース7を上昇させ、下ダイベース7を炉蓋
11から分離し、続いて、保持炉3、ストーク13等の
搭載した台車4をレール5をもって装置の外に引き出
す。この結果、炉蓋11の上方は開放されるため、スト
ーク13等を容易に取り換えることができる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように本考案
は、上下方向へ指向する複数のシリンダの伸縮作動によ
り下ダイベースを昇降させ、さらに、このシリンダのピ
ストンロッドをストローク端まで作動させることによ
り、下ダイベースの水平度を確保するとともに炉蓋を保
持炉の上端面に当接させて保持炉の上端開口部を閉鎖す
るようにしたから、従来のこの種の装置のように、保持
炉全体を上昇させるための昇降装置が不要になる。しか
も、第1クランプ機構を介して炉蓋を下ダシベースの下
面に着脱自在に装着するとともに、保持炉を下ダイベー
スの直下方位置に入出可能に配設したから、ストークお
よび炉蓋の交換を容易に行うことができるなどの優れた
実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の外観図である。
【図4】〜
【図6】本考案の作動状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 門型フレーム 3 保持炉 6 シリンダ 7 下ダイベース 11 炉蓋 12 第1クランプ機構 19 第2クランプ機構 26 上ダイベース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型フレーム2の下部位置に保持炉3を
    入出可能に配置し、前記門型フレーム2の中段付近に
    は、上下方向へ指向するシリンダ6、6を介して下ダイ
    ベース7を昇降可能に配設し、この下ダイベース7の下
    面には、前記門型フレーム2の下部位置内に進入した前
    記保持炉3の上端開口部を閉鎖する炉蓋11を、第1ク
    ランプ機構12を介して着脱可能に装着し、前記保持炉
    3の外側面には、前記炉蓋11を前記保持炉3にクラン
    プする第2クランプ機構19を装着し、前記下ダイベー
    ス7の上方には上ダイベース26を昇降可能に配設した
    ことを特徴とする低圧鋳造機。
JP6647591U 1991-07-26 1991-07-26 低圧鋳造機 Expired - Fee Related JP2537936Y2 (ja)

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JP2017030036A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 宇部興産機械株式会社 竪型鋳造装置及び竪型鋳造装置の保持炉移動方法

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