JPH074648B2 - 鋳型造型機の金型交換装置 - Google Patents
鋳型造型機の金型交換装置Info
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- JPH074648B2 JPH074648B2 JP14862886A JP14862886A JPH074648B2 JP H074648 B2 JPH074648 B2 JP H074648B2 JP 14862886 A JP14862886 A JP 14862886A JP 14862886 A JP14862886 A JP 14862886A JP H074648 B2 JPH074648 B2 JP H074648B2
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- molding
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シェル鋳型等の鋳型を金型を使用して造型す
る鋳型造型機における金型交換装置に関するものであ
る。
る鋳型造型機における金型交換装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に、金型による鋳型造型機においては、金型内にシ
ェル砂等の鋳物砂を吹込み、この鋳物砂を熱もしくは反
応ガス等によって硬化させ、造型後の鋳型を金型を開い
てエジェクトするようにしている。そして、多種類の鋳
型を効率よく造型するためには、多数の造型機を設置
し、能率よく金型を交換する必要がある。
ェル砂等の鋳物砂を吹込み、この鋳物砂を熱もしくは反
応ガス等によって硬化させ、造型後の鋳型を金型を開い
てエジェクトするようにしている。そして、多種類の鋳
型を効率よく造型するためには、多数の造型機を設置
し、能率よく金型を交換する必要がある。
そのため、従来の鋳型造型機の金型交換装置として、例
えば、実公昭52−42887号に見られるように、造型機の
設置高さと同一平面内に金型交換レールを敷設し、この
平面内で金型交換を行うようにした技術が知られてい
る。
えば、実公昭52−42887号に見られるように、造型機の
設置高さと同一平面内に金型交換レールを敷設し、この
平面内で金型交換を行うようにした技術が知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかして、前記のように鋳型造型機と同一平面内で金型
を横方向に移動させて型交換を行うようにすると、特に
多種類の造型を行う場合に、この型交換のためのレー
ル、搬出入手段、保管設備等のために広い設置スペース
が必要となる問題を有している。
を横方向に移動させて型交換を行うようにすると、特に
多種類の造型を行う場合に、この型交換のためのレー
ル、搬出入手段、保管設備等のために広い設置スペース
が必要となる問題を有している。
上記点に対し、本発明においては、金型を造型機の作業
ステーションに対して下方から搬出入するようにして設
置スペースの有効利用を図るものであるが、鋳型造型機
における作業ステーションは、金型より下側位置にエジ
ェクト機構もしくはガッシング機構等の下側作業ユニッ
トを配設する必要があり、これらの機構との関係をコン
パクトに設置することが要求される。特に、金型を下方
に搬出入するためのリフターを配設し、このリフターに
よる金型の搬送と前記下側作業ユニットとの干渉を避け
るために、該下側作業ユニットを横方向に移動可能に設
置すると、そのためのスペースが必要となり、設置スペ
ースの縮小を図る際の障害となるものである。
ステーションに対して下方から搬出入するようにして設
置スペースの有効利用を図るものであるが、鋳型造型機
における作業ステーションは、金型より下側位置にエジ
ェクト機構もしくはガッシング機構等の下側作業ユニッ
トを配設する必要があり、これらの機構との関係をコン
パクトに設置することが要求される。特に、金型を下方
に搬出入するためのリフターを配設し、このリフターに
よる金型の搬送と前記下側作業ユニットとの干渉を避け
るために、該下側作業ユニットを横方向に移動可能に設
置すると、そのためのスペースが必要となり、設置スペ
ースの縮小を図る際の障害となるものである。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、エジェクト機構、ガ
ッシング機構等の下側作業ユニットの横行スペースを必
要とすることなく、金型が下方に搬出入でき、しかも下
側作業ユニットとの干渉を回避するようにして設置スペ
ースの縮小化を図るようにした鋳型造型機の金型交換装
置を提供することを目的とするものである。
ッシング機構等の下側作業ユニットの横行スペースを必
要とすることなく、金型が下方に搬出入でき、しかも下
側作業ユニットとの干渉を回避するようにして設置スペ
ースの縮小化を図るようにした鋳型造型機の金型交換装
置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の金型交換装置は、金型によって鋳型を造型する
鋳型造型機本体の作業ステーションの下方に通過口を設
け、該通過口の下方に金型を昇降移動するリフターを設
けるとともに、上記リフターに当該作業ステーションの
下側作業ユニットを設置し、リフターによって金型の搬
出入と下側作業とを行うようにしたことを特徴とするも
のである。
鋳型造型機本体の作業ステーションの下方に通過口を設
け、該通過口の下方に金型を昇降移動するリフターを設
けるとともに、上記リフターに当該作業ステーションの
下側作業ユニットを設置し、リフターによって金型の搬
出入と下側作業とを行うようにしたことを特徴とするも
のである。
(作用) 上記のような本発明金型交換装置においては、造型機の
作業ステーションにおける造型状態では、リフターを上
昇状態としてその下側作業ユニットを金型の下方に位置
させて、所定時期に作動させてエジェクトもしくはガッ
シング等の所定の作業を行うものである。一方、金型の
交換時には、前記リフター上に金型を支持し、この金型
を通過口から搬出し、次の金型をこのリフターによって
搬入するものであり、所定の作業を行なえるようにする
とともに、立体的な設置により、設置スペースの縮小が
可能となるものである。
作業ステーションにおける造型状態では、リフターを上
昇状態としてその下側作業ユニットを金型の下方に位置
させて、所定時期に作動させてエジェクトもしくはガッ
シング等の所定の作業を行うものである。一方、金型の
交換時には、前記リフター上に金型を支持し、この金型
を通過口から搬出し、次の金型をこのリフターによって
搬入するものであり、所定の作業を行なえるようにする
とともに、立体的な設置により、設置スペースの縮小が
可能となるものである。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。第1図
は第1の実施例の概略正面図、第2図は同右側面図であ
る。
は第1の実施例の概略正面図、第2図は同右側面図であ
る。
鋳型造型機1の本体すなわち造型作業を行うステーショ
ンは中間フロア2より上方の上部階に設置されている。
この鋳型造型機1は、中間フロア2上に立設されたベー
スフレーム3に造型ステーションAと段替えステーショ
ンBとの2つの作業ステーションが並設されている。
ンは中間フロア2より上方の上部階に設置されている。
この鋳型造型機1は、中間フロア2上に立設されたベー
スフレーム3に造型ステーションAと段替えステーショ
ンBとの2つの作業ステーションが並設されている。
造型ステーションAは、上部に鋳物砂を金型4内にブロ
ー充填するブロータンク5が設置され、このブロータン
ク5はベースフレーム3に対して昇降機構(図示せず)
により上下移動され、ブローヘッド6が金型4の上面に
圧着可能に設けられている。
ー充填するブロータンク5が設置され、このブロータン
ク5はベースフレーム3に対して昇降機構(図示せず)
により上下移動され、ブローヘッド6が金型4の上面に
圧着可能に設けられている。
上記ブロータンク5の下方には金型4をステーションA,
B間で横行可能にする金型走行レール8が水平方向に設
置されている。該金型走行レール8の一部の可動部8aは
両側の退避位置に移動自在に設けられている。すなわ
ち、この可動部8aは退避シリンダ9のロッドに接続さ
れ、ガイドプレート10上を横行して退避位置に開作動す
るものであり、退避シリンダ9もガイドプレート10上に
固着されている。
B間で横行可能にする金型走行レール8が水平方向に設
置されている。該金型走行レール8の一部の可動部8aは
両側の退避位置に移動自在に設けられている。すなわ
ち、この可動部8aは退避シリンダ9のロッドに接続さ
れ、ガイドプレート10上を横行して退避位置に開作動す
るものであり、退避シリンダ9もガイドプレート10上に
固着されている。
さらに、上記金型走行レール8の下方の中間フロア2に
は通過口11が開設されている。上記通過口11から下部階
に昇降作動するリフター12が設置されている。このリフ
ター12は、下部階から通過口11の上方にまで上下方向に
延設されたガイドレル13に沿って昇降移動可能にリフタ
ー台14が配設され、このリフター台14は側方にコロ17が
設けられてガイドレール13に案内されて昇降移動する。
このリフター台14の上部側方には金型4の両側下部を支
承する支持ローラ15が設置され、該支持ローラ15の端部
には載置状態の金型4の移動を規制するストッパー16が
設けられている。
は通過口11が開設されている。上記通過口11から下部階
に昇降作動するリフター12が設置されている。このリフ
ター12は、下部階から通過口11の上方にまで上下方向に
延設されたガイドレル13に沿って昇降移動可能にリフタ
ー台14が配設され、このリフター台14は側方にコロ17が
設けられてガイドレール13に案内されて昇降移動する。
このリフター台14の上部側方には金型4の両側下部を支
承する支持ローラ15が設置され、該支持ローラ15の端部
には載置状態の金型4の移動を規制するストッパー16が
設けられている。
さらに、上記リフター台14の上部中央には、下側作業ユ
ニット18としてエジェクトプレート19が上下作動するよ
うに設けられている。すなわち、エジェクトプレト19は
ガイドロッド20がリフター台14に摺動自在に支持され、
このエジェクトプレート19の下面中央には、リフター台
14に取付けられたエジェクトシリンダ21のロッド先端が
接続され、その伸長作動によって金型4の底部に配設さ
れたエジェクトピン(図示せず)を押圧して金型4から
造型鋳型を取出すエジェクト作用を得るものである。
ニット18としてエジェクトプレート19が上下作動するよ
うに設けられている。すなわち、エジェクトプレト19は
ガイドロッド20がリフター台14に摺動自在に支持され、
このエジェクトプレート19の下面中央には、リフター台
14に取付けられたエジェクトシリンダ21のロッド先端が
接続され、その伸長作動によって金型4の底部に配設さ
れたエジェクトピン(図示せず)を押圧して金型4から
造型鋳型を取出すエジェクト作用を得るものである。
一方、段替えステーションBにおいては、前記造型ステ
ーションAから連続する金型走行レール8が水平方向に
設置され、金型4をステーション間で横行可能にする。
この金型走行レール8の一部の可動部8bは、前記造型ス
テーションAの可動部8aと同様に、退避シリンダ22によ
って退避移動される。さらに、この段替えステーション
Bの金型走行レール8の下方の中間フロア2にも通過口
23が開設されている。上記通過口23から下部階に昇降作
動するリフター24が設置されている。このリフター24
は、上下方向に延びるガイドレール13に沿って昇降移動
可能にリフター台25が配設され、この段替えステーショ
ンBに対するリフター台25は、前記造型ステーションA
に対するリフター台14と同様にリフター台25の側方にコ
ロ17が設けられてガイドレール13に案内されて昇降移動
し、リフター台25の上部側方には金型4の両側下部を支
承する支持ローラ15が設置されている。
ーションAから連続する金型走行レール8が水平方向に
設置され、金型4をステーション間で横行可能にする。
この金型走行レール8の一部の可動部8bは、前記造型ス
テーションAの可動部8aと同様に、退避シリンダ22によ
って退避移動される。さらに、この段替えステーション
Bの金型走行レール8の下方の中間フロア2にも通過口
23が開設されている。上記通過口23から下部階に昇降作
動するリフター24が設置されている。このリフター24
は、上下方向に延びるガイドレール13に沿って昇降移動
可能にリフター台25が配設され、この段替えステーショ
ンBに対するリフター台25は、前記造型ステーションA
に対するリフター台14と同様にリフター台25の側方にコ
ロ17が設けられてガイドレール13に案内されて昇降移動
し、リフター台25の上部側方には金型4の両側下部を支
承する支持ローラ15が設置されている。
前記金型4は、下部に車輪27を有し、金型走行レール8
上を走行可能に設けられ、この金型4は開閉可動型に設
けられ、上型4aは前記ブロータンク5にクランプされて
上昇作動可能である。また、上記金型4の側面には、金
型走行シリンダ28のロッド先端が接続され、この金型走
行シリンダ28の伸縮作動により前記金型走行レール8上
を造型ステーションAと段替えステーションBとの間で
走行移動される。前記金型走行シリンダ28は、前記ベー
スフレーム3の側方に設けられた補助フレーム3a上に固
着されている。
上を走行可能に設けられ、この金型4は開閉可動型に設
けられ、上型4aは前記ブロータンク5にクランプされて
上昇作動可能である。また、上記金型4の側面には、金
型走行シリンダ28のロッド先端が接続され、この金型走
行シリンダ28の伸縮作動により前記金型走行レール8上
を造型ステーションAと段替えステーションBとの間で
走行移動される。前記金型走行シリンダ28は、前記ベー
スフレーム3の側方に設けられた補助フレーム3a上に固
着されている。
上記構造において、造型ステーションAに対するリフタ
ー12は金型4を上昇させて金型搬入専用に使用される一
方、段替えステーションBに対するリフター24は金型4
を下降させる金型搬出専用に使用され、金型交換の効率
向上が図られている。
ー12は金型4を上昇させて金型搬入専用に使用される一
方、段替えステーションBに対するリフター24は金型4
を下降させる金型搬出専用に使用され、金型交換の効率
向上が図られている。
上記実施例の作用を説明すれば、鋳型造型作業は、造型
ステーションAに設置された金型4に対してブロータン
ク5を下降作動させてブローヘッド6を金型4に圧着し
て熱硬化性のシェル砂を金型4内にブロー供給して充填
し、この金型4の昇温による熱で充填されたシェル砂は
所定の時間が経過すると硬化する。硬化後にブロータン
ク5を上昇作動して上型4aを開き、そして、金型4の下
方に位置するリフター台14の下側作業ユニット18のエジ
ェクトシリンダ21を作動してエジェクトプレート19を上
昇させて金型4のエジェクトピンを作動させ、造型した
鋳型を金型4から取出すものである。上記動作の繰返し
によって順次鋳型の造型を行う。
ステーションAに設置された金型4に対してブロータン
ク5を下降作動させてブローヘッド6を金型4に圧着し
て熱硬化性のシェル砂を金型4内にブロー供給して充填
し、この金型4の昇温による熱で充填されたシェル砂は
所定の時間が経過すると硬化する。硬化後にブロータン
ク5を上昇作動して上型4aを開き、そして、金型4の下
方に位置するリフター台14の下側作業ユニット18のエジ
ェクトシリンダ21を作動してエジェクトプレート19を上
昇させて金型4のエジェクトピンを作動させ、造型した
鋳型を金型4から取出すものである。上記動作の繰返し
によって順次鋳型の造型を行う。
一方、金型4の交換を行う場合には、造型ステーション
Aにある金型4を金型走行シリンダ28の作動によって段
替えステーションBに移動させ、この金型走行シリンダ
28から金型4を切離す。そして、段替えステーションB
に対するリフター24のリフター台25を上昇作動させて、
その上部の支持ローラ15上に金型4を載置する。その
後、この段替えステーションBの金型走行レール8の可
動部8bを退避シリンダ22の作動によって退避位置に開移
動させ、リフター台25を下降移動して使用後の金型4を
下部階に搬出し、保管する。
Aにある金型4を金型走行シリンダ28の作動によって段
替えステーションBに移動させ、この金型走行シリンダ
28から金型4を切離す。そして、段替えステーションB
に対するリフター24のリフター台25を上昇作動させて、
その上部の支持ローラ15上に金型4を載置する。その
後、この段替えステーションBの金型走行レール8の可
動部8bを退避シリンダ22の作動によって退避位置に開移
動させ、リフター台25を下降移動して使用後の金型4を
下部階に搬出し、保管する。
次に使用する金型4の搬入は、造型ステーションAに対
するリフター12のリフター台14を下降作動させ、このリ
フター台14の支持ローラ15の上に金型4を載置した後、
リフター台14を上昇作動させる。その際、造型ステーシ
ョンAの金型走行レール8の可動部8aは退避シリンダ9
の作動によって退避位置に開移動させておく。金型走行
レール8より上方位置に金型4が上昇すると、金型走行
レール8の可動部8aを連続状態に戻し、リフター台14を
下降作動させて金型4の車輪27を金型走行レール8上
(可動部分)に載置する。その後、金型走行シリンダ28
を金型4に接続し、リフター台14は下側作業ユニット18
のエジェクト作業のための所定高さに停止させる。な
お、前記金型4とともにブローヘッド6も交換するもの
であるが、このブローヘッド6はブロータンク5から取
外し、金型4上に載置した状態で搬出および搬入を行う
ものである。
するリフター12のリフター台14を下降作動させ、このリ
フター台14の支持ローラ15の上に金型4を載置した後、
リフター台14を上昇作動させる。その際、造型ステーシ
ョンAの金型走行レール8の可動部8aは退避シリンダ9
の作動によって退避位置に開移動させておく。金型走行
レール8より上方位置に金型4が上昇すると、金型走行
レール8の可動部8aを連続状態に戻し、リフター台14を
下降作動させて金型4の車輪27を金型走行レール8上
(可動部分)に載置する。その後、金型走行シリンダ28
を金型4に接続し、リフター台14は下側作業ユニット18
のエジェクト作業のための所定高さに停止させる。な
お、前記金型4とともにブローヘッド6も交換するもの
であるが、このブローヘッド6はブロータンク5から取
外し、金型4上に載置した状態で搬出および搬入を行う
ものである。
この実施例においては、2つのリフター12,24を設置す
るようにして金型4の搬入、搬出を別途に行なえるよう
にし、金型交換時間を短縮し鋳型造型機の可動率の向上
を図っている。
るようにして金型4の搬入、搬出を別途に行なえるよう
にし、金型交換時間を短縮し鋳型造型機の可動率の向上
を図っている。
なお、上記実施例に限らず、金型の搬入をリフター24で
行ない、金型の搬出をリフター12で行なうようにしても
よい。
行ない、金型の搬出をリフター12で行なうようにしても
よい。
第3図および第4図は第2の実施例を示している。この
実施例においては、コールドボックス方式の鋳型造型機
の例であり、1台のリフターによって金型の搬出、搬入
を行うようにしている。
実施例においては、コールドボックス方式の鋳型造型機
の例であり、1台のリフターによって金型の搬出、搬入
を行うようにしている。
鋳型造型機30は、中間フロア2上に立設されたベースフ
レーム3にブローガッシングステーションCとエジェク
トステーションDとの2つの作業ステーションが並設さ
れている。
レーム3にブローガッシングステーションCとエジェク
トステーションDとの2つの作業ステーションが並設さ
れている。
ブローガッシングステーションCは、上部に鋳物砂を金
型4内にブロー充填するブロータンク5が前例と同様に
設置され、このブロータンク5はベースフレーム3に対
して上下移動され、ブローヘッド6が金型4の上面に圧
着可能に設けられているとともに、このブロータンク5
と入替って移動して金型4に反応ガスを導入するガッシ
ングユニット(図示せず)が配設されている。
型4内にブロー充填するブロータンク5が前例と同様に
設置され、このブロータンク5はベースフレーム3に対
して上下移動され、ブローヘッド6が金型4の上面に圧
着可能に設けられているとともに、このブロータンク5
と入替って移動して金型4に反応ガスを導入するガッシ
ングユニット(図示せず)が配設されている。
上記ブロータンク5の下方には、前例と同様に金型4を
ステーション間で横行可能にする金型走行レール8が水
平方向に設置されている。該金型走行レール8の一部の
可動部8aは、退避シリンダ9によって両側に退避移動可
能に設けられている。
ステーション間で横行可能にする金型走行レール8が水
平方向に設置されている。該金型走行レール8の一部の
可動部8aは、退避シリンダ9によって両側に退避移動可
能に設けられている。
さらに、上記金型走行レール8の下方の中間フロア2に
は通過口31が開設されている。上記通過口31から下部階
に昇降作動するリフター32が設置されている。このリフ
ター32は、上下方向に延びるガイドレール13に沿って昇
降移動可能にリフター台33が配設され、このリフター台
33は側方にコロ17が設けられてガイドレール13に案内さ
れて昇降移動する。このリフター台33の上部側方には金
型4の両側下部を支承する支持ローラ15が設置されてい
る。
は通過口31が開設されている。上記通過口31から下部階
に昇降作動するリフター32が設置されている。このリフ
ター32は、上下方向に延びるガイドレール13に沿って昇
降移動可能にリフター台33が配設され、このリフター台
33は側方にコロ17が設けられてガイドレール13に案内さ
れて昇降移動する。このリフター台33の上部側方には金
型4の両側下部を支承する支持ローラ15が設置されてい
る。
さらに、上記リフター台33の上部中央には、下側作業ユ
ニット34としてガッシングプレート35が上下作動するよ
うに設けられている。すなわち、ガッシングプレート35
はガイドロッド36がリフター台33に摺動自在に支持さ
れ、このガッシングプレート35の下面中央には、リフタ
ー台33に取付けられたガッシングシリンダ37のロッド先
端が接続され、その伸長作動によって金型4の底部にガ
ッシングプレート35を圧接して、金型4内に導入された
反応ガスの回収を行うものである。
ニット34としてガッシングプレート35が上下作動するよ
うに設けられている。すなわち、ガッシングプレート35
はガイドロッド36がリフター台33に摺動自在に支持さ
れ、このガッシングプレート35の下面中央には、リフタ
ー台33に取付けられたガッシングシリンダ37のロッド先
端が接続され、その伸長作動によって金型4の底部にガ
ッシングプレート35を圧接して、金型4内に導入された
反応ガスの回収を行うものである。
一方、エジェクトステーションDにおいては、前記ブロ
ーガッシングステーションCの金型走行レール8と連続
する金型走行レール8(固定)が水平方向に設置されて
いる。さらに、エジェクトステーションDの金型走行レ
ール8の下方には、エジェクトプレート38が上下作動す
るように設けられている。すなわち、エジェクトプレー
ト38はガイドロッド39が支持フレーム3bに摺動自在に支
持され、このエジェクトプレート38の下面中央には、支
持フレーム3bに取付けられたエジェクトシリンダ40のロ
ッド先端が接続されている。
ーガッシングステーションCの金型走行レール8と連続
する金型走行レール8(固定)が水平方向に設置されて
いる。さらに、エジェクトステーションDの金型走行レ
ール8の下方には、エジェクトプレート38が上下作動す
るように設けられている。すなわち、エジェクトプレー
ト38はガイドロッド39が支持フレーム3bに摺動自在に支
持され、このエジェクトプレート38の下面中央には、支
持フレーム3bに取付けられたエジェクトシリンダ40のロ
ッド先端が接続されている。
その他は前例と同様に構成され、同一構造には同一符号
を付している。
を付している。
上記実施例の作用を説明すれば、鋳型造型作業は、ブロ
ーガッシングステーションCに設置された金型4に対し
てブロータンク5を下降作動させてブローヘッド6を金
型4に圧着して鋳物砂を金型4内にブロー供給して充填
し、その後、金型4の上面にガッシングユニットを圧着
するとともに、金型4の下方に位置するリフター台33の
下側作業ユニット34のガッシングシリンダ37を作動して
ガッシングプレート35を上昇させて金型4に圧着した状
態で金型4内に反応ガスを導入し、充填された鋳物砂を
硬化させる。硬化後にガッシングユニットおよびガッシ
ングプレート35を後退させる。次に、金型走行シリンダ
28を作動して金型4をエジェクトステーションDに移動
し、金型4の下方に位置するエジェクトシリンダ40を作
動してエジェクトプレート38を上昇させて金型4のエジ
ェクトピンを作動させ、造型した鋳型を金型4から取出
すものである。上記動作の繰返しによって順次鋳型の造
型を行う。
ーガッシングステーションCに設置された金型4に対し
てブロータンク5を下降作動させてブローヘッド6を金
型4に圧着して鋳物砂を金型4内にブロー供給して充填
し、その後、金型4の上面にガッシングユニットを圧着
するとともに、金型4の下方に位置するリフター台33の
下側作業ユニット34のガッシングシリンダ37を作動して
ガッシングプレート35を上昇させて金型4に圧着した状
態で金型4内に反応ガスを導入し、充填された鋳物砂を
硬化させる。硬化後にガッシングユニットおよびガッシ
ングプレート35を後退させる。次に、金型走行シリンダ
28を作動して金型4をエジェクトステーションDに移動
し、金型4の下方に位置するエジェクトシリンダ40を作
動してエジェクトプレート38を上昇させて金型4のエジ
ェクトピンを作動させ、造型した鋳型を金型4から取出
すものである。上記動作の繰返しによって順次鋳型の造
型を行う。
一方、金型4の交換を行う場合には、ブローガッシング
ステーションCに金型4を位置させ、この金型走行シリ
ンダ28から金型4を切離す。そして、ガッシングプレー
ト35を支持ローラ15より低い位置としたリフター台33を
上昇作動させて、その上部の支持ローラ15上に金型4を
載置する。その後、金型走行レール8の可動部8aを退避
シリンダ9の作動によって退避位置に開移動させ、リフ
ター台33を下降移動して使用後の金型4を下部階に搬出
し、保管する。
ステーションCに金型4を位置させ、この金型走行シリ
ンダ28から金型4を切離す。そして、ガッシングプレー
ト35を支持ローラ15より低い位置としたリフター台33を
上昇作動させて、その上部の支持ローラ15上に金型4を
載置する。その後、金型走行レール8の可動部8aを退避
シリンダ9の作動によって退避位置に開移動させ、リフ
ター台33を下降移動して使用後の金型4を下部階に搬出
し、保管する。
次に、上記リフター台33の上部支持ローラ15の上に新し
い金型4を載置した後、リフター台33を上昇作動させ、
金型走行レール8より金型4が上昇すると、金型走行レ
ール8の可動部8aを連続状態に戻し、リフター台33を下
降作動させて金型4の車輪27を金型走行レール8上(可
動部分)に載置する。その後、金型走行シリンダ28を該
金型4に接続し、リフター台33は下側作業ユニット34の
ガッシング作業のための所定高さに停止させる。
い金型4を載置した後、リフター台33を上昇作動させ、
金型走行レール8より金型4が上昇すると、金型走行レ
ール8の可動部8aを連続状態に戻し、リフター台33を下
降作動させて金型4の車輪27を金型走行レール8上(可
動部分)に載置する。その後、金型走行シリンダ28を該
金型4に接続し、リフター台33は下側作業ユニット34の
ガッシング作業のための所定高さに停止させる。
なお、この実施例においても、前例のように2つのリフ
ターの設置による金型交換効率の向上を図るようにして
もよく、その場合には、エジェクトステーションDの金
型走行レール8の一部を可動に設けるとともに、エジェ
クトプレートをリフターに設置するものである。
ターの設置による金型交換効率の向上を図るようにして
もよく、その場合には、エジェクトステーションDの金
型走行レール8の一部を可動に設けるとともに、エジェ
クトプレートをリフターに設置するものである。
(発明の効果) 上記のような本発明によれば、造型機の作業ステーショ
ンにおける造型状態では、リフターを上昇状態としてそ
の下側作業ユニットを金型の下方に位置させ、所定時期
にエジェクトもしくはガッシング等の所定の作業を行
い、これらの下側作業ユニットとリフターとの干渉を避
けるための移動機を不要とすることができる。
ンにおける造型状態では、リフターを上昇状態としてそ
の下側作業ユニットを金型の下方に位置させ、所定時期
にエジェクトもしくはガッシング等の所定の作業を行
い、これらの下側作業ユニットとリフターとの干渉を避
けるための移動機を不要とすることができる。
一方、金型の交換時には、前記リフター上に金型を支持
し、この金型を通過口から搬出し、次の金型をこのリフ
ターによって搬入するものであり、所定の作業を行なえ
るようにするとともに、立体的な設置により、設置スペ
ースの縮小が可能となるものである。
し、この金型を通過口から搬出し、次の金型をこのリフ
ターによって搬入するものであり、所定の作業を行なえ
るようにするとともに、立体的な設置により、設置スペ
ースの縮小が可能となるものである。
第1図は本発明の第1の実施例における金型交換装置を
備えた鋳型造型装置の概略正面図、 第2図は同概略右側面図、 第3図は本発明の第2の実施例における金型交換装置を
備えた鋳型造型装置の概略正面図、 第4図は同概略右側面図である。 1,30……鋳型造型機、2……中間フロア A〜D……作業ステーション 4……金型、5……ブロータンク 8……金型走行レール、8a……可動部 11,23,31……通過口 12,24,32……リフター 13……ガイドレール 14,25,33……リフター台 15……支持ローラ 18,34……下側作業ユニット 19……エジェクトプレート 28……金型走行シリンダ 35……ガッシングプレート
備えた鋳型造型装置の概略正面図、 第2図は同概略右側面図、 第3図は本発明の第2の実施例における金型交換装置を
備えた鋳型造型装置の概略正面図、 第4図は同概略右側面図である。 1,30……鋳型造型機、2……中間フロア A〜D……作業ステーション 4……金型、5……ブロータンク 8……金型走行レール、8a……可動部 11,23,31……通過口 12,24,32……リフター 13……ガイドレール 14,25,33……リフター台 15……支持ローラ 18,34……下側作業ユニット 19……エジェクトプレート 28……金型走行シリンダ 35……ガッシングプレート
Claims (1)
- 【請求項1】金型によって鋳型を造型する鋳型造型機の
作業ステーションの下方に通過口を設け、該通過口の下
方に金型を昇降移動するリフターを設けるとともに、上
記リフターに当該作業ステーションの下側作業ユニット
を設置したことを特徴とする鋳型造型機の金型交換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14862886A JPH074648B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 鋳型造型機の金型交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14862886A JPH074648B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 鋳型造型機の金型交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635846A JPS635846A (ja) | 1988-01-11 |
JPH074648B2 true JPH074648B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=15457036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14862886A Expired - Lifetime JPH074648B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 鋳型造型機の金型交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074648B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008110610A1 (de) | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Takata-Petri Ag | Fahrzeugsitzanordnung und verfahren zum schützen eines fahrzeuginsassen |
JP4946548B2 (ja) * | 2007-03-16 | 2012-06-06 | 大日本印刷株式会社 | 版かぶり防止装置 |
WO2010007055A1 (de) | 2008-07-15 | 2010-01-21 | Takata-Petri Ag | Fahrzeugsitzanordnung und gassackanordnung für ein kraftfahrzeug sowie verfahren zum schützen eines fahrzeuginsassen |
CN114453565B (zh) * | 2022-02-10 | 2023-07-21 | 苏州明志科技股份有限公司 | 制芯机装模移载装置 |
-
1986
- 1986-06-25 JP JP14862886A patent/JPH074648B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635846A (ja) | 1988-01-11 |
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