JPH0642894U - 車両整備用リフト - Google Patents

車両整備用リフト

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JPH0642894U JP7825292U JP7825292U JPH0642894U JP H0642894 U JPH0642894 U JP H0642894U JP 7825292 U JP7825292 U JP 7825292U JP 7825292 U JP7825292 U JP 7825292U JP H0642894 U JPH0642894 U JP H0642894U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮可能なテーブル板を備えるリフトに対
して、テーブル板を上昇、降下させる過程においてテー
ブル板を所定の停止位置にて自動的に停止させる機能を
合理的に具備せしめることである。 【構成】 ピット1の内部にリフト本体2を設置し、
該リフト本体2の上部にテーブル板3を設けると共に、
このテーブル板3を車両長さ方向へ伸縮可能に構成した
車両整備用リフトにおいて、前記リフト本体2の昇降駆
動を制御する制御部20と位置検出用センサ30とを設
け、上記センサ30をピット1’内部に取付固定すると
共に、このセンサ30の直前にテーブル板30の昇降動
に伴って接近・離間する被検出体31を設け、上記制御
部20がセンサ30からの検出信号の有無に基づいてリ
フト本体2の昇降を制御し、その上昇及び降下の過程に
おいて所定の停止位置にて一旦停止させるように構成し
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両整備用リフトに係り、詳しくは四輪の車両の車体下面をテーブ ル板で支えて昇降する車両整備用リフトの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に四輪の車両の下回り整備や下部の洗浄等を行う場合、整備車両はプレー ト式リフトのテーブル板で車体の両側下部が支えられ、水平にリフトアップされ て所定の整備作業が行われる。 整備作業を行なう際に使用するリフトは、例えばX形リンク式のアームに油圧シ リンダを組み込んで成るリフト本体の上部に車両の下面を載承するテーブル板を 設け、整備場の床面に凹設したピット内に上記リフト本体を設置して構成される 。そして、リフト本体の昇降制御に伴ってテーブル板を床面と略同じ高さから上 昇させ、また上昇位置から床面へ向けて降下させることにより車両の上げ下げを 行なっている。 また、上記リフト本体の上部に設けられるテーブル板は、車両の前後車輪間を出 来るだけ広く支えるように矩形状の一枚板で形成されているのが一般的であるが 、最近の自動車が小型から大型まで各種存在することに対応して、上記テーブル 板を手動若しくは油圧等により長手方向に伸縮させるように構成したものが実開 平2−79392号、実願平3−43955号等により提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように伸縮可能なテーブル板を備えるリフトを使用する際には、作業 者が目測によりコントローラを操作しながらテーブル板の昇降操作を行なってい る。 具体的には、降下位置にて停止するテーブル板を少しずつ上昇させながら車両下 面の直前にて停止させ、そのテーブル板の幅を手動若しくは油圧により伸ばして 車両の前後車輪間の長さに合わせた後、再度テーブル板を上昇させて車両を上昇 位置まで持ち上げる。 また、持ち上げた車両を降ろす際には、リフトを降下させて車両を接地させると 共に、上記した停止位置にてテーブルを停止させる。そして、伸ばしたテーブル 板を縮めた後、リフトを作動させてテーブル板が床面と面一なる降下位置まで降 下させる。 上記したように伸縮可能なテーブル板を備えたリフトにおいては、テーブル板を 伸縮させるために上昇と降下の過程においてリフトを一旦停止させる必要がある 。しかし、従来のリフトはその操作を作業者が目測に頼りながら注意深く行なう 必要があり、大変煩わしい作業であった。
【0004】 一方、上記したような操作の煩わしさを無くす為に、リフト本体を構成するア ームをX形リンク式に構成し、このアームに近接スイッチや光電センサ等のセン サを設け、該センサの検出信号に基づいてリフトの昇降を制御することにより、 テーブル板の一旦停止を自動的に行なうようにしたリフトがある。 しかしながら、上記したリフトは、X形リンク式アームの軸支部付近にセンサを 取付け、該センサによりアーム同士の重なり合いと離間の状態、即ちアームの開 動状態を検出することによりテーブル板の停止位置を検知するように構成したも のである。しかし、このリフトではテーブル板の停止位置を正確に検知する為に リンクの製作精度を上げる必要があり、これがリフトのコストを大幅に引き上げ ていた。
【0005】 本考案の目的は、上記したように伸縮可能なテーブル板を備えるリフトに対し て、テーブル板を上昇、降下させる過程において該テーブル板を伸縮させる為に 所定の停止位置にて自動的に停止させる機能を合理的に具備せしめることにある 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、床面に凹設したピットの内部に昇降駆 動自在なリフト本体を設置し、該リフト本体の上部に車両の下面を載承するテー ブル板を設けると共に、このテーブル板を車両長さ方向へ伸縮可能に構成し、上 記リフト本体の昇降駆動に伴ってテーブル板を床面と略同じ高さから上昇自在に 構成した車両整備用リフトにおいて、前記リフト本体の昇降駆動を制御する制御 部と位置検出用センサとを設け、これらを電気的に連絡し、上記センサをピット 内部の固定部材に取付固定すると共に、このセンサの直前にテーブル板の昇降動 に伴って接近・離間する被検出体を設け、上記制御部がセンサからの検出信号の 有無に基づいてリフト本体の昇降を制御し、その上昇及び降下の過程において上 記テーブル板を床面以上、車両下面以下の範囲内に設定した停止位置にて一旦停 止させるように構成したものである。
【0007】 上記したリフト本体の形態としては、少なくとも車両を水平に載承するテーブ ル板を上部に備えることが可能なもので、パンタグラフ式リフト、1柱式リフト 、2柱式リフト、4柱式リフト、ポール式リフト等に利用することが出来るもの である。また、リフトの駆動機構はエアーハイドロシリンダ式、油圧シリンダ式 、モータ駆動によるネジ式等が挙げられる。 また、位置検出用センサとしては、接触タイプ及び非接触タイプのいずれでも良 く、接触タイプとしては外力を受けて摺動する接触板とその接触板の移動によっ て作動するスイッチとの組合わせで構成される機構、或いはタッチスイッチ式等 が挙げられ、非接触タイプとしては光電管方式、近接スイッチ等が挙げられる。
【0008】
【作用】
以上の手段によれば、リフト本体はピットの凹部内に設置され、制御部からの 制御に基づいて昇降駆動する。また、リフト本体の上部に設けられるテーブル板 は、車両の長さ方向へ向けて伸縮可能に構成され、リフト本体の昇降に伴って床 面と略同じ高さの降下位置から上昇し、上昇位置から上記降下位置へ向けて降下 する。
【0009】 上記制御部は位置検出用センサと電気的に連絡し、このセンサからの検出信号 に基づいてリフト本体を昇降駆動させる。 位置検出用のセンサは、ピット内部の固定部材に対して取付固定され、該センサ の直前に位置する被検出体の有無を検出する。一方、被検出体はテーブル板の上 昇に伴って上記センサから離間し、またテーブル板の降下に伴ってセンサに接近 する。
【0010】 よって、制御部からの制御によりリフト本体を上昇駆動させると、テーブル板 が上昇し、これに伴ってセンサの直前に位置する被検出体がセンサから離れ始め る。そして、テーブル板が床面以上、車両下面以下の範囲内に設定される停止位 置に達した時点で、センサの前から被検出体が完全に離間してセンサによる検出 信号が無くなる。制御部はセンサからの検出信号が無くなったことに基づいてリ フト本体の上昇を停止させる。 リフト本体の上昇が停止したならば、作業者は手動若しくは油圧等によりテーブ ル板を伸ばして車両の長さに合わせる作業を行なう。その後、制御部は一旦停止 させていたリフト本体の上昇駆動を再開し、テーブル板により車両を上昇位置ま で持ち上げる。
【0011】 また、降下時においては、制御部による制御によりリフト本体を降下駆動させ て上昇位置にあったテーブル板を降下させる。そして、テーブル板が停止位置ま で降下した時点で、センサの前から離間していた被検出体がセンサに接近し、こ れによりセンサが検出信号を再び出力し始める。この検出信号に基づいて制御部 はリフト本体の降下を一旦停止させる。 リフト本体の降下が自動的に停止したならば、作業者はテーブル板を縮める作業 を行なう。然る後、制御部はリフト本体の降下駆動を再開し、テーブル板を床面 と略同じ降下位置まで降下させる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の車両整備用リフトは以上説明したように構成したものであるから、位 置検出用センサの検出信号に基づいて上昇及び降下過程にあるテーブル板を所定 の停止位置にて自動的に停止させ、該テーブル板の伸縮作業を速やかに行なうこ とができる。よって、リフトの操作を作業者が目測によって行なっていた従来の リフトと比較すると、作業性を大幅に向上させることができ、作業者の疲労軽減 にも付与する。 また、ピットの内部の固定部材に取付固定したセンサの直前にテーブル板の昇降 動に伴って接近・離間する被検出体を設け、上記センサが被検出体を検知した際 に出力される検出信号に基づいてテーブル板の停止位置を検知するように構成し たものであるから、リフト本体等の工作精度を特別向上させなくともテーブル板 の停止位置を正確に検知することが可能である。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に示す埋設リフトに基づき説明すると、図中、1 は床面1´に凹設したピットで、そのピット1内にパンタグラフ式のリフト本体 2を収容設置し、該リフト本体2の上部にテーブル板3が水平に取付けてある。 尚、上記のリフト本体2は車両の両側下部にテーブル板3を当接させるため、リ フト本体2が設置されるピット1は図2にて示すように車幅方向に所定の間隔を 置いて二個一対に形成してある。
【0014】 ピット1内に設置されるリフト本体2はX型リンク2aを縦方向に2個連結し てなるもので、ピット1内の底部に固定される固定フレーム5側に油圧シリンダ 6の基部が支軸4を介して起伏動可能に取付けてある。また、油圧シリンダ6の ロッド6a先端は上側のX型リンク2aに連結され、上記油圧シリンダ6の作動 でリフト本体2が鉛直方向に昇降動するように構成されている。
【0015】 上記リフト本体2の上部に設けられるテーブル板3は、テーブル板本体3aと 、そのテーブル板本体3aの上に前後方向に摺動可能に取付けられる前後2枚の 補助テーブル板3bとにより構成され、そのテーブル板本体3aと補助テーブル 板3b,3bとの間には両補助テーブル板3bを前後方向に摺動させる伸縮機構 10が配置されている。 テーブル板本体3aは平面矩形状に形成され、その下面にはブラケット等を介し て前記したリフト本体2X型リンク2aの上部が軸着して連結してある。
【0016】 テーブル板本体3aの上に設けられる両補助テーブル板3bは、テーブル板本 体3aの長手方向の全長の半分程の大きさに形成され、その両補助テーブル板3 bの相対向する辺を除いた三辺は夫々直角下向きに屈曲されてテーブル板本体3 aの周縁を囲繞するように形成してある。 そして、上記両補助テーブル板3bにおけるテーブル板本体3aの前後端より外 方に突出する部分には伸縮機構10を構成する油圧シリンダ11,12のロッド 先端が連結してある。従って、上記両油圧シリンダ11,12を作動させること により両補助テーブル板3bが前後方向へ向けて各々伸動し、また、元の位置ま で縮動する。尚、上記したリフト本体2は降下状態において図1にて示すように 収縮してピット1内に納められ、テーブル板3がピット1の開口部を塞いて床面 1’と面一な状態となる。
【0017】 上記したリフトは、図6にて示すようにリフト本体2の周辺に設置したコント ロールボックス内に収納される制御部20、及び該制御部20と電気的に連絡す る位置検出用センサ30とを具備している。
【0018】 制御部20は上記したリフト本体2及びテーブル板3の油圧シリンダ6及び1 1,12の作動を制御することにより、リフト本体2の昇降動とテーブル板3の 伸縮動を制御する制御機能を具備するものであり、マイクロコンピュータにより 構成される。 また、制御部20はケーブルを介して電気的に連絡する操作部21を備えている 。作業者はこの操作部21からのボタン操作によりリフト本体2の昇降操作、及 びテーブル板3の伸縮操作を行なう。
【0019】 図3にて示すように位置検出用のセンサ30は、テーブル板3の昇降に伴って 上下移動する被検出体31を検出するものであり、この実施例においていは近接 スイッチを使用している。センサ30は支持材32を介して支軸4の軸支部材1 5に対して取付固定してあり、これによりピット1内部に固設した固定フレーム 5上における所定の高さに位置する。尚、上記したセンサ30にはリミットスイ ッチや光電管等を使用してもよい。 一方、センサ30の直前に設ける被検出体31は、上記軸支部材15から水平に 延出する支持材33の先端に垂直状態で支持した内管34により上下移動自在に 支持されている。上記内管34にはスライド軸37が摺動自在に内嵌してある。 また、内管34の外側には昇降管35が遊嵌状態で嵌装され、該昇降管35の上 端口を塞ぐ蓋体38の軸芯部に上記したスライド軸37の上端が螺着してある。 これにより、昇降管35はスライド軸37のガイドで上下摺動自在に支持される 。上記内管34外周と昇降管35内周との間の間隙にはコイルスプリング36が 圧縮状態で弾装してあり、これにより昇降管35を上方へ向けて付勢してある。 。
【0020】 ところで、固定フレーム5の一側にはリミットスイッチ16が設けてある。こ のリミットスイッチ16はテーブル板2を所定の降下位置で停止されるためのも のであり、制御部20と電気的に連絡している。 上記リミットスイッチ16はリフト本体2が完全に降下しようとする時、該リフ ト本体2を構成するX型リンク2aの一端部がスイッチ先端に接触することによ り信号を出力する。制御部20は上記リミットスイッチ16からの信号に基づい てリンク本体2の降下を停止させる。これと同時に、テーブル板3の下面が固定 フレーム5から突出させたストッパ9の上端に当接し、所定の降下位置に正確に 停止する(図3)。 上記したような降下状態において、前記被検出体31の昇降管35の上端はテー ブル板本体3aの下面に当接している。そして、図4にて示すようにリング本体 2の作動と共にテーブル板本体3aが上昇した際に上記昇降管35がテーブル板 本体3に追従して上昇する。さらに、テーブル板3が所定の高さ以上に上昇する と、被検出体31のスライド軸37下端に嵌挿したピン37aが内管34内の段 差部34aに当接し、昇降管35の上昇が止められる(図5)。
【0021】 上記した昇降管35の長さはテーブル板3が降下位置から車両の下面直前の高 さまでの距離と略同じ長さに設定してあり、図3にて示すようにテーブル板3が 降下位置にある時には、昇降管35の上部がセンサ30の直前に位置している。 この状態においてセンサ30は昇降管35の外周部に反応し、制御部20に対し て検出信号を出力する。 また、図4にて示すようにリフトの上昇に伴ってテーブル板3が車両の車体下面 より幾分低い位置、即ち後述する停止位置まで上昇すると、昇降管35の下端が センサ30よりも上に移動してセンサ30の前から離間した状態となる。 よって、リフト本体2が上昇してテーブル板3が車両下面の直前に位置した時、 昇降管35の下端がセンサ30の前から離間して検出信号の出力が無くなった状 態となる。
【0022】 センサ30と電気的に連絡する制御部20は,操作部21により上昇操作が行 なわれてリフトが上昇過程にある状況において、センサ30から出力されていた 検出信号が跡絶えた時、上記したようにテーブル板3が所定の停止位置まで上昇 したものと判断し、この時点で油圧シリンダ6の作動を停止させ、操作部21か ら次ぎの操作信号が出力されるまでリフト本体2の上昇を一旦停止させる制御機 能を備えている。 さらに、制御部20は操作部21により降下操作が行なわれてリフトが降下過程 にある状況において、跡絶えていたセンサ30からの検出信号が再び出力させた 時、テーブル板3が所定の停止位置まで降下したものと判断し、操作部21から 次ぎの操作信号が出力されるまでリフト本体2の降下を一旦停止させる制御機能 を備えている。
【0023】 以上のように構成したリフトによれば、車両をリフトの真上に移動させた後、 作業者が操作部21から上昇操作を行なうことにより、図1の降下状態にあった リフト本体2が作動して、テーブル板3が床面から上昇する。 テーブル板3の上昇に伴って、該テーブル板本体3aの下面に当接する被検出体 31の昇降管35がコイルスプリング36の不勢力により追従して上昇し、該昇 降管35の下端がセンサ30よりも上に移動した時、即ちテーブル板3が車両の 車体下面より幾分低い停止位置まで移動した時に、上記センサ30から出力させ ていた検出信号が無くなる。そして、制御部20はセンサ30からの検出信号が 跡絶えたことに基づいてリフト本体2の上昇作動を停止させる。 よって、作業者が操作部21から上昇操作を行なった後、テーブル板3が所定の 停止位置まで上昇した時点でリフトは自動的に一旦停止する。 リフトが停止したならば、作業者は操作部21からテーブル板3の補助テーブル 3bを前後方向に伸動させる操作を行ない、テーブル板3の長さを車両の前後車 輪間一杯まで伸長させる。 その後、作業者が操作部21から上昇操作を行なうことにより、制御部20は一 旦停止していたリフト本体2の上昇作動を再開させる。これにより車両が上記テ ーブル板3によって下から載承され、所定の上昇位置まで上昇する。(図6)。 リフト本体2が完全に上昇した状態では、テーブル板本体3aが被検出体31の 昇降筒35から離れ、また昇降筒35自体も図5にて示すように上昇限度で停止 している。
【0024】 また、上昇状態にあるリフトを降下させる際には、操作部21から降下操作を 行ないリフト本体2を縮めてテーブル板3を降下させる。テーブル板3が降下し 、該テーブル板3にて支えていた車両が床面1に置かれる。さらにテーブル板3 が停止位置まで降下すると、テーブル板本体3aの下面が上昇限度まで上昇して いた昇降筒35の上端に当接して同筒35を押し下げる。これにより昇降筒35 の下端がセンサ30の直前まで降下し、その昇降筒35にセンサ30が反応して 検出信号を出力する。 上記した降下過程においてセンサ30から検出信号が出力されると、制御部20 はリフト本体2の降下作動を一旦停止させる。 リフトが停止したならば、作業者は操作部21からテーブル板3の補助テーブル 3bを縮動させる操作を行ない、テーブル板3を元の状態に縮小させる。 次ぎに作業者が操作部21から降下操作を行なうことにより、一旦停止していた リフト本体2の降下作動が再開され、これによりテーブル板3が降下位置まで降 下して停止する。
【0025】 以上のように、本考案を実施したリフトにおいては、位置検出用のセンサ30 と被検出体31とによりテーブル板3の停止位置を検出し、上昇及び降下過程に あるテーブル板3を所定の停止位置にて自動的に停止させ、該テーブル板3の補 助テーブル3bを伸縮させる作業を簡単且つ速やかに行なうことができる。 また、上記センサ30と被検出体31とにより検出手段を構成しているので、従 来のもののようにリフト本体等の工作精度を特別向上させなくともテーブル板の 停止位置を正確に検知することが可能であり、コストの低減を図ることもできる 。
【0026】 尚、上記したリフトのテーブル板3は補助テーブル3bの伸縮を油圧シリンダ 11,12によって行なっているが、補助テーブル3bの伸縮は電動モータ、さ らには作業者が手動によって行なってもよい。 また、上記した補助テーブル3bにその伸動位置を検出するセンサを設けてその 作動を制御部20により制御するように構成することにより、リフトの昇降作動 及びテーブル板3の伸縮作動の一切を自動的に行なうことが可能である。 また、上記した実施例は埋設リフトの形態について説明したが、本考案のリフト は実施例の形態に限定されるものではなく、今日車両の整備用リフトとして知ら れているテーブル板を備えた所謂プレート式1柱リフト、プレート式2柱リフト 、プレート式4柱リフト、プレート式ポールリフト、2段プレート式リフト等を も包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案リフトの一実施例を示す縦断正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】センサ部分の拡大縦断面図。
【図4】停止位置まで上昇した状態のリフトを示す縦断
面図。
【図5】上昇位置まで上昇した状態のリフトを示す縦断
面図。
【図6】上昇位置まで上昇した状態のリフトを示す斜視
図。
【符号の説明】
1・・・床面 1’・・・ピット 2・・・リフト本体 3・・・テーブル板 20・・・制御部 30・・・センサ 31・・・被検出体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に凹設したピットの内部に昇降駆
    動自在なリフト本体を設置し、該リフト本体の上部に車
    両の下面を載承するテーブル板を設けると共に、このテ
    ーブル板を車両長さ方向へ伸縮可能に構成し、上記リフ
    ト本体の昇降駆動に伴ってテーブル板を床面と略同じ高
    さから上昇自在に構成した車両整備用リフトにおいて、
    前記リフト本体の昇降駆動を制御する制御部と位置検出
    用センサとを設け、これらを電気的に連絡し、上記セン
    サをピット内部の固定部材に取付固定すると共に、この
    センサの直前にテーブル板の昇降動に伴って接近・離間
    する被検出体を設け、上記制御部がセンサからの検出信
    号の有無に基づいてリフト本体の昇降を制御し、その上
    昇及び降下の過程において上記テーブル板を床面以上、
    車両下面以下の範囲内に設定した停止位置にて一旦停止
    させるように構成した車両整備用リフト。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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