JP2509382Y2 - 車両整備用リフト - Google Patents

車両整備用リフト

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JP2509382Y2
JP2509382Y2 JP7825292U JP7825292U JP2509382Y2 JP 2509382 Y2 JP2509382 Y2 JP 2509382Y2 JP 7825292 U JP7825292 U JP 7825292U JP 7825292 U JP7825292 U JP 7825292U JP 2509382 Y2 JP2509382 Y2 JP 2509382Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両整備用リフトに係
り、詳しくは四輪の車両の車体下面をテーブル板で支え
て昇降する車両整備用リフトの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に四輪の車両の下回り整備や下部の
洗浄等を行う場合、整備車両はプレート式リフトのテー
ブル板で車体の両側下部が支えられ、水平にリフトアッ
プされて所定の整備作業が行われる。整備作業を行なう
際に使用するリフトは、例えばX形リンク式のアームに
油圧シリンダを組み込んで成るリフト本体の上部に車両
の下面を載承するテーブル板を設け、整備場の床面に凹
設したピット内に上記リフト本体を設置して構成され
る。そして、リフト本体の昇降制御に伴ってテーブル板
を床面と略同じ高さから上昇させ、また上昇位置から床
面へ向けて降下させることにより車両の上げ下げを行な
っている。また、上記リフト本体の上部に設けられるテ
ーブル板は、車両の前後車輪間を出来るだけ広く支える
ように矩形状の一枚板で形成されているのが一般的であ
るが、最近の自動車が小型から大型まで各種存在するこ
とに対応して、上記テーブル板を手動若しくは油圧等に
より長手方向に伸縮させるように構成したものが実開平
2−79392号、実願平3−43955号等により提
案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したように伸縮可
能なテーブル板を備えるリフトを使用する際には、作業
者が目測によりコントローラを操作しながらテーブル板
の昇降操作を行なっている。具体的には、降下位置にて
停止するテーブル板を少しずつ上昇させながら車両下面
の直前にて停止させ、そのテーブル板の幅を手動若しく
は油圧により伸ばして車両の前後車輪間の長さに合わせ
た後、再度テーブル板を上昇させて車両を上昇位置まで
持ち上げる。また、持ち上げた車両を降ろす際には、リ
フトを降下させて車両を接地させると共に、上記した停
止位置にてテーブルを停止させる。そして、伸ばしたテ
ーブル板を縮めた後、リフトを作動させてテーブル板が
床面と面一なる降下位置まで降下させる。上記したよう
に伸縮可能なテーブル板を備えたリフトにおいては、テ
ーブル板を伸縮させるために上昇と降下の過程において
リフトを一旦停止させる必要がある。しかし、従来のリ
フトはその操作を作業者が目測に頼りながら注意深く行
なう必要があり、大変煩わしい作業であった。
【0004】一方、上記したような操作の煩わしさを無
くす為に、リフト本体を構成するアームをX形リンク式
に構成し、このアームに近接スイッチや光電センサ等の
センサを設け、該センサの検出信号に基づいてリフトの
昇降を制御することにより、テーブル板の一旦停止を自
動的に行なうようにしたリフトがある。しかしながら、
上記したリフトは、X形リンク式アームの軸支部付近に
センサを取付け、該センサによりアーム同士の重なり合
いと離間の状態、即ちアームの開動状態を検出すること
によりテーブル板の停止位置を検知するように構成した
ものである。しかし、このリフトではテーブル板の停止
位置を正確に検知する為にリンクの製作精度を上げる必
要があり、これがリフトのコストを大幅に引き上げてい
た。
【0005】本考案の目的は、上記したように伸縮可能
なテーブル板を備えるリフトに対して、テーブル板を上
昇、降下させる過程において該テーブル板を伸縮させる
為に所定の停止位置にて自動的に停止させる機能を合理
的に具備せしめることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、床面に凹設したピットの内部に昇降駆動
自在なリフト本体を設置し、該リフト本体の上部に車両
の下面を載承するテーブル板を設けると共に、このテー
ブル板を車両長さ方向へ伸縮可能に構成し、上記リフト
本体の昇降駆動に伴ってテーブル板を床面と略同じ高さ
から上昇自在に構成した車両整備用リフトにおいて、前
記リフト本体の昇降駆動を制御する制御部と位置検出用
センサとを設け、これらを電気的に連絡し、上記センサ
をピット内部の固定部材に取付固定すると共に、このセ
ンサの直前にテーブル板の昇降動に伴って接近・離間す
る被検出体を設け、上記制御部がセンサからの検出信号
の有無に基づいてリフト本体の昇降を制御し、その上昇
及び降下の過程において上記テーブル板を床面以上、車
両下面以下の範囲内に設定した停止位置にて一旦停止さ
せるように構成したものである。
【0007】上記したリフト本体の形態としては、少な
くとも車両を水平に載承するテーブル板を上部に備える
ことが可能なもので、パンタグラフ式リフト、1柱式リ
フト、2柱式リフト、4柱式リフト、ポール式リフト等
に利用することが出来るものである。また、リフトの駆
動機構はエアーハイドロシリンダ式、油圧シリンダ式、
モータ駆動によるネジ式等が挙げられる。また、位置検
出用センサとしては、接触タイプ及び非接触タイプのい
ずれでも良く、接触タイプとしては外力を受けて摺動す
る接触板とその接触板の移動によって作動するスイッチ
との組合わせで構成される機構、或いはタッチスイッチ
式等が挙げられ、非接触タイプとしては光電管方式、近
接スイッチ等が挙げられる。
【0008】
【作用】以上の手段によれば、リフト本体はピットの凹
部内に設置され、制御部からの制御に基づいて昇降駆動
する。また、リフト本体の上部に設けられるテーブル板
は、車両の長さ方向へ向けて伸縮可能に構成され、リフ
ト本体の昇降に伴って床面と略同じ高さの降下位置から
上昇し、上昇位置から上記降下位置へ向けて降下する。
【0009】上記制御部は位置検出用センサと電気的に
連絡し、このセンサからの検出信号に基づいてリフト本
体を昇降駆動させる。位置検出用のセンサは、ピット内
部の固定部材に対して取付固定され、該センサの直前に
位置する被検出体の有無を検出する。一方、被検出体は
テーブル板の上昇に伴って上記センサから離間し、また
テーブル板の降下に伴ってセンサに接近する。
【0010】よって、制御部からの制御によりリフト本
体を上昇駆動させると、テーブル板が上昇し、これに伴
ってセンサの直前に位置する被検出体がセンサから離れ
始める。そして、テーブル板が床面以上、車両下面以下
の範囲内に設定される停止位置に達した時点で、センサ
の前から被検出体が完全に離間してセンサによる検出信
号が無くなる。制御部はセンサからの検出信号が無くな
ったことに基づいてリフト本体の上昇を停止させる。リ
フト本体の上昇が停止したならば、作業者は手動若しく
は油圧等によりテーブル板を伸ばして車両の長さに合わ
せる作業を行なう。その後、制御部は一旦停止させてい
たリフト本体の上昇駆動を再開し、テーブル板により車
両を上昇位置まで持ち上げる。
【0011】また、降下時においては、制御部による制
御によりリフト本体を降下駆動させて上昇位置にあった
テーブル板を降下させる。そして、テーブル板が停止位
置まで降下した時点で、センサの前から離間していた被
検出体がセンサに接近し、これによりセンサが検出信号
を再び出力し始める。この検出信号に基づいて制御部は
リフト本体の降下を一旦停止させる。リフト本体の降下
が自動的に停止したならば、作業者はテーブル板を縮め
る作業を行なう。然る後、制御部はリフト本体の降下駆
動を再開し、テーブル板を床面と略同じ降下位置まで降
下させる。
【0012】
【考案の効果】本考案の車両整備用リフトは以上説明し
たように構成したものであるから、位置検出用センサの
検出信号に基づいて上昇及び降下過程にあるテーブル板
を所定の停止位置にて自動的に停止させ、該テーブル板
の伸縮作業を速やかに行なうことができる。よって、リ
フトの操作を作業者が目測によって行なっていた従来の
リフトと比較すると、作業性を大幅に向上させることが
でき、作業者の疲労軽減にも付与する。また、ピットの
内部の固定部材に取付固定したセンサの直前にテーブル
板の昇降動に伴って接近・離間する被検出体を設け、上
記センサが被検出体を検知した際に出力される検出信号
に基づいてテーブル板の停止位置を検知するように構成
したものであるから、リフト本体等の工作精度を特別向
上させなくともテーブル板の停止位置を正確に検知する
ことが可能である。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に示す埋設リフ
トに基づき説明すると、図中、1は床面1´に凹設した
ピットで、そのピット1内にパンタグラフ式のリフト本
体2を収容設置し、該リフト本体2の上部にテーブル板
3が水平に取付けてある。尚、上記のリフト本体2は車
両の両側下部にテーブル板3を当接させるため、リフト
本体2が設置されるピット1は図2にて示すように車幅
方向に所定の間隔を置いて二個一対に形成してある。
【0014】ピット1内に設置されるリフト本体2はX
型リンク2aを縦方向に2個連結してなるもので、ピッ
ト1内の底部に固定される固定フレーム5側に油圧シリ
ンダ6の基部が支軸4を介して起伏動可能に取付けてあ
る。また、油圧シリンダ6のロッド6a先端は上側のX
型リンク2aに連結され、上記油圧シリンダ6の作動で
リフト本体2が鉛直方向に昇降動するように構成されて
いる。
【0015】上記リフト本体2の上部に設けられるテー
ブル板3は、テーブル板本体3aと、そのテーブル板本
体3aの上に前後方向に摺動可能に取付けられる前後2
枚の補助テーブル板3bとにより構成され、そのテーブ
ル板本体3aと補助テーブル板3b,3bとの間には両
補助テーブル板3bを前後方向に摺動させる伸縮機構1
0が配置されている。テーブル板本体3aは平面矩形状
に形成され、その下面にはブラケット等を介して前記し
たリフト本体2X型リンク2aの上部が軸着して連結し
てある。
【0016】テーブル板本体3aの上に設けられる両補
助テーブル板3bは、テーブル板本体3aの長手方向の
全長の半分程の大きさに形成され、その両補助テーブル
板3bの相対向する辺を除いた三辺は夫々直角下向きに
屈曲されてテーブル板本体3aの周縁を囲繞するように
形成してある。そして、上記両補助テーブル板3bにお
けるテーブル板本体3aの前後端より外方に突出する部
分には伸縮機構10を構成する油圧シリンダ11,12
のロッド先端が連結してある。従って、上記両油圧シリ
ンダ11,12を作動させることにより両補助テーブル
板3bが前後方向へ向けて各々伸動し、また、元の位置
まで縮動する。尚、上記したリフト本体2は降下状態に
おいて図1にて示すように収縮してピット1内に納めら
れ、テーブル板3がピット1の開口部を塞いて床面1’
と面一な状態となる。
【0017】上記したリフトは、図6にて示すようにリ
フト本体2の周辺に設置したコントロールボックス内に
収納される制御部20、及び該制御部20と電気的に連
絡する位置検出用センサ30とを具備している。
【0018】制御部20は上記したリフト本体2及びテ
ーブル板3の油圧シリンダ6及び11,12の作動を制
御することにより、リフト本体2の昇降動とテーブル板
3の伸縮動を制御する制御機能を具備するものであり、
マイクロコンピュータにより構成される。また、制御部
20はケーブルを介して電気的に連絡する操作部21を
備えている。作業者はこの操作部21からのボタン操作
によりリフト本体2の昇降操作、及びテーブル板3の伸
縮操作を行なう。
【0019】図3にて示すように位置検出用のセンサ3
0は、テーブル板3の昇降に伴って上下移動する被検出
体31を検出するものであり、この実施例においていは
近接スイッチを使用している。センサ30は支持材32
を介して支軸4の軸支部材15に対して取付固定してあ
り、これによりピット1内部に固設した固定フレーム5
上における所定の高さに位置する。尚、上記したセンサ
30にはリミットスイッチや光電管等を使用してもよ
い。一方、センサ30の直前に設ける被検出体31は、
上記軸支部材15から水平に延出する支持材33の先端
に垂直状態で支持した内管34により上下移動自在に支
持されている。上記内管34にはスライド軸37が摺動
自在に内嵌してある。また、内管34の外側には昇降管
35が遊嵌状態で嵌装され、該昇降管35の上端口を塞
ぐ蓋体38の軸芯部に上記したスライド軸37の上端が
螺着してある。これにより、昇降管35はスライド軸3
7のガイドで上下摺動自在に支持される。上記内管34
外周と昇降管35内周との間の間隙にはコイルスプリン
グ36が圧縮状態で弾装してあり、これにより昇降管3
5を上方へ向けて付勢してある。。
【0020】ところで、固定フレーム5の一側にはリミ
ットスイッチ16が設けてある。このリミットスイッチ
16はテーブル板2を所定の降下位置で停止されるため
のものであり、制御部20と電気的に連絡している。上
記リミットスイッチ16はリフト本体2が完全に降下し
ようとする時、該リフト本体2を構成するX型リンク2
aの一端部がスイッチ先端に接触することにより信号を
出力する。制御部20は上記リミットスイッチ16から
の信号に基づいてリンク本体2の降下を停止させる。こ
れと同時に、テーブル板3の下面が固定フレーム5から
突出させたストッパ9の上端に当接し、所定の降下位置
に正確に停止する(図3)。上記したような降下状態に
おいて、前記被検出体31の昇降管35の上端はテーブ
ル板本体3aの下面に当接している。そして、図4にて
示すようにリング本体2の作動と共にテーブル板本体3
aが上昇した際に上記昇降管35がテーブル板本体3に
追従して上昇する。さらに、テーブル板3が所定の高さ
以上に上昇すると、被検出体31のスライド軸37下端
に嵌挿したピン37aが内管34内の段差部34aに当
接し、昇降管35の上昇が止められる(図5)。
【0021】上記した昇降管35の長さはテーブル板3
が降下位置から車両の下面直前の高さまでの距離と略同
じ長さに設定してあり、図3にて示すようにテーブル板
3が降下位置にある時には、昇降管35の上部がセンサ
30の直前に位置している。この状態においてセンサ3
0は昇降管35の外周部に反応し、制御部20に対して
検出信号を出力する。また、図4にて示すようにリフト
の上昇に伴ってテーブル板3が車両の車体下面より幾分
低い位置、即ち後述する停止位置まで上昇すると、昇降
管35の下端がセンサ30よりも上に移動してセンサ3
0の前から離間した状態となる。よって、リフト本体2
が上昇してテーブル板3が車両下面の直前に位置した
時、昇降管35の下端がセンサ30の前から離間して検
出信号の出力が無くなった状態となる。
【0022】センサ30と電気的に連絡する制御部20
は,操作部21により上昇操作が行なわれてリフトが上
昇過程にある状況において、センサ30から出力されて
いた検出信号が跡絶えた時、上記したようにテーブル板
3が所定の停止位置まで上昇したものと判断し、この時
点で油圧シリンダ6の作動を停止させ、操作部21から
次ぎの操作信号が出力されるまでリフト本体2の上昇を
一旦停止させる制御機能を備えている。さらに、制御部
20は操作部21により降下操作が行なわれてリフトが
降下過程にある状況において、跡絶えていたセンサ30
からの検出信号が再び出力させた時、テーブル板3が所
定の停止位置まで降下したものと判断し、操作部21か
ら次ぎの操作信号が出力されるまでリフト本体2の降下
を一旦停止させる制御機能を備えている。
【0023】以上のように構成したリフトによれば、車
両をリフトの真上に移動させた後、作業者が操作部21
から上昇操作を行なうことにより、図1の降下状態にあ
ったリフト本体2が作動して、テーブル板3が床面から
上昇する。テーブル板3の上昇に伴って、該テーブル板
本体3aの下面に当接する被検出体31の昇降管35が
コイルスプリング36の不勢力により追従して上昇し、
該昇降管35の下端がセンサ30よりも上に移動した
時、即ちテーブル板3が車両の車体下面より幾分低い停
止位置まで移動した時に、上記センサ30から出力させ
ていた検出信号が無くなる。そして、制御部20はセン
サ30からの検出信号が跡絶えたことに基づいてリフト
本体2の上昇作動を停止させる。よって、作業者が操作
部21から上昇操作を行なった後、テーブル板3が所定
の停止位置まで上昇した時点でリフトは自動的に一旦停
止する。リフトが停止したならば、作業者は操作部21
からテーブル板3の補助テーブル3bを前後方向に伸動
させる操作を行ない、テーブル板3の長さを車両の前後
車輪間一杯まで伸長させる。その後、作業者が操作部2
1から上昇操作を行なうことにより、制御部20は一旦
停止していたリフト本体2の上昇作動を再開させる。こ
れにより車両が上記テーブル板3によって下から載承さ
れ、所定の上昇位置まで上昇する。(図6)。リフト本
体2が完全に上昇した状態では、テーブル板本体3aが
被検出体31の昇降筒35から離れ、また昇降筒35自
体も図5にて示すように上昇限度で停止している。
【0024】また、上昇状態にあるリフトを降下させる
際には、操作部21から降下操作を行ないリフト本体2
を縮めてテーブル板3を降下させる。テーブル板3が降
下し、該テーブル板3にて支えていた車両が床面1に置
かれる。さらにテーブル板3が停止位置まで降下する
と、テーブル板本体3aの下面が上昇限度まで上昇して
いた昇降筒35の上端に当接して同筒35を押し下げ
る。これにより昇降筒35の下端がセンサ30の直前ま
で降下し、その昇降筒35にセンサ30が反応して検出
信号を出力する。上記した降下過程においてセンサ30
から検出信号が出力されると、制御部20はリフト本体
2の降下作動を一旦停止させる。リフトが停止したなら
ば、作業者は操作部21からテーブル板3の補助テーブ
ル3bを縮動させる操作を行ない、テーブル板3を元の
状態に縮小させる。次ぎに作業者が操作部21から降下
操作を行なうことにより、一旦停止していたリフト本体
2の降下作動が再開され、これによりテーブル板3が降
下位置まで降下して停止する。
【0025】以上のように、本考案を実施したリフトに
おいては、位置検出用のセンサ30と被検出体31とに
よりテーブル板3の停止位置を検出し、上昇及び降下過
程にあるテーブル板3を所定の停止位置にて自動的に停
止させ、該テーブル板3の補助テーブル3bを伸縮させ
る作業を簡単且つ速やかに行なうことができる。また、
上記センサ30と被検出体31とにより検出手段を構成
しているので、従来のもののようにリフト本体等の工作
精度を特別向上させなくともテーブル板の停止位置を正
確に検知することが可能であり、コストの低減を図るこ
ともできる。
【0026】尚、上記したリフトのテーブル板3は補助
テーブル3bの伸縮を油圧シリンダ11,12によって
行なっているが、補助テーブル3bの伸縮は電動モー
タ、さらには作業者が手動によって行なってもよい。ま
た、上記した補助テーブル3bにその伸動位置を検出す
るセンサを設けてその作動を制御部20により制御する
ように構成することにより、リフトの昇降作動及びテー
ブル板3の伸縮作動の一切を自動的に行なうことが可能
である。また、上記した実施例は埋設リフトの形態につ
いて説明したが、本考案のリフトは実施例の形態に限定
されるものではなく、今日車両の整備用リフトとして知
られているテーブル板を備えた所謂プレート式1柱リフ
ト、プレート式2柱リフト、プレート式4柱リフト、プ
レート式ポールリフト、2段プレート式リフト等をも包
含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案リフトの一実施例を示す縦断正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】センサ部分の拡大縦断面図。
【図4】停止位置まで上昇した状態のリフトを示す縦断
面図。
【図5】上昇位置まで上昇した状態のリフトを示す縦断
面図。
【図6】上昇位置まで上昇した状態のリフトを示す斜視
図。
【符号の説明】
1・・・床面 1’・・・ピット 2・・・リフト本体 3・・・テーブル板 20・・・制御部 30・・・センサ 31・・・被検出体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に凹設したピットの内部に昇降駆
    動自在なリフト本体を設置し、該リフト本体の上部に車
    両の下面を載承するテーブル板を設けると共に、このテ
    ーブル板を車両長さ方向へ伸縮可能に構成し、上記リフ
    ト本体の昇降駆動に伴ってテーブル板を床面と略同じ高
    さから上昇自在に構成した車両整備用リフトにおいて、
    前記リフト本体の昇降駆動を制御する制御部と位置検出
    用センサとを設け、これらを電気的に連絡し、上記セン
    サをピット内部の固定部材に取付固定すると共に、この
    センサの直前にテーブル板の昇降動に伴って接近・離間
    する被検出体を設け、上記制御部がセンサからの検出信
    号の有無に基づいてリフト本体の昇降を制御し、その上
    昇及び降下の過程において上記テーブル板を床面以上、
    車両下面以下の範囲内に設定した停止位置にて一旦停止
    させるように構成した車両整備用リフト。
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