JP6902126B2 - 車両整備用リフト - Google Patents
車両整備用リフト Download PDFInfo
- Publication number
- JP6902126B2 JP6902126B2 JP2020017157A JP2020017157A JP6902126B2 JP 6902126 B2 JP6902126 B2 JP 6902126B2 JP 2020017157 A JP2020017157 A JP 2020017157A JP 2020017157 A JP2020017157 A JP 2020017157A JP 6902126 B2 JP6902126 B2 JP 6902126B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- cylinder
- fluid pressure
- support arm
- cradle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
したがって、近時の被検車両の車高の低位置化や車両のジャッキアップ時の支持位置の低位置化によって、一対のスライダの間隔調整が困難になり、またアタッチメントの装着後、所期の位置で被検車両を支持することが難しく、作業の安全性を確保できない、という問題があった。
また、被検車両の載荷位置に応じて一対のアタッチメントの間隔を離間して配置すると、一対のスライダの間にシリンダーケースが表出し、これに作業床面の洗浄水が掛かったりして、シリンダーケースが錆たり機能低下や故障を起こし易くなる等の問題があった。
請求項3の発明は、架設板の両端部に切欠部を形成し、該切欠部に支持アームの先端部に設けたアタッチメント装着部を係合可能に収容し、簡潔な構成で支持アームの収縮時における占有スペースのコンパクト化と機構の簡潔化を図るようにしている。
請求項5の発明は、シリンダー設置スペースに、一対の流体圧シリンダーを設置するシリンダーベースと、該シリンダーベースを支持するベースシートを重合して配置し、前記シリンダーベースとベースシートの対応位置に切欠溝を形成し、これらの切欠溝に臨ませて一対の流体圧シリンダーを配置し、一対の流体圧シリンダーを合理的に離間して配置するとともに、流体圧シリンダーに接続する導管を切欠溝に沿わせて、整然とコンパクトに配管し得るようにしている。
請求項7の発明は、支持アームの底部に連結部とストッパーを下方に突設し、前記連結部に流体圧シリンダーのピストンロッドの先端部を連結し、前記ストッパーを車両受け台に設けた係合突起に当接可能に配置し、支持アームの移動範囲を規制して、支持アームの安定した移動と安全な作動を実現するようにしている。
請求項3の発明は、架設板の両端部に切欠部を形成し、該切欠部に支持アームの先端部に設けたアタッチメント装着部を係合可能に収容したから、支持アームの収縮時における占有スペースのコンパクト化と機構の簡潔化を図ることができる。
請求項5の発明は、シリンダー設置スペースに、一対の流体圧シリンダーを設置するシリンダーベースと、該シリンダーベースを支持するベースシートを重合して配置し、前記シリンダーベースとベースシートの対応位置に切欠溝を形成し、これらの切欠溝に臨ませて一対の流体圧シリンダーを配置したから、一対の流体圧シリンダーを合理的に離間して配置するとともに、流体圧シリンダーに接続する導管を切欠溝に沿わせて、整然とコンパクトに配管することができる。
請求項7の発明は、支持アームの底部に連結部とストッパーを下方に突設し、前記連結部に流体圧シリンダーのピストンロッドの先端部を連結し、前記ストッパーを車両受け台に設けた係合突起に当接可能に配置したから、支持アームの移動範囲を規制して、支持アームの安定した移動と安全な作動を実現することができる。
前記ピット2の内側に固定リフト3と移動リフト4が設けられ、これらのリフト3,4は、流体圧装置5a、実施形態では油圧装置5aによって作動制御される昇降機構と、伸縮かつ昇降可能な角管状の昇降支柱6,7とを備え、該支柱6,7の上端部に車両受け台8,9を配置している。
図中、10はピット2の開口部を開閉可能に配置したピットカバーで、作業床面1と略同高面に配置されている。
前記車両受け台9は横長中空の堅牢な略箱形に形成され、これは導管である油導管の挿入孔(図示略)を形成した横長矩形の肉厚の基板11と、該基板11上に重合して溶接された更に肉厚の横長矩形のテーブルプレート12と、該テーブルプレート12の両側に溶接して対向配置した肉厚のサイドプレート13,13と、該サイドプレート13,13の上端部に溶接された肉厚の架設板14と、前記テーブルプレート12の両側で、かつサイドプレート13,13の内側に溶接された一対の肉厚のガイド15,15と、で構成されている。
図中、16,17は架設板14の長さ方向の両端部に形成した矩形の切欠部で、該切欠部16,17に後述するアタッチメント装着部を係合可能に収容している。
この場合、車両受け台9の横断面を箱形の代わりに、架設板14を省略して、上方を開口した略U字形状に形成することも可能である。
前記支持アーム18,18はその内側端部を当接可能に配置され、それらの内側の移動位置を規制して、後述する左右のアタッチメントによる車両の載荷位置のスパンを最小に形成可能にしている。
前記ストッパー55,55は、支持アーム18,18の外側の移動位置を規制可能にされ、後述する左右のアタッチメントによる車両の載荷位置スパンを最大に形成可能にしている。
前記ガイドロッド21の半円状の外周面は、他の矩形板の側面よりも突出して配置され、その外周面をサイドプレート13,13の内面に近接して配置し、サイドプレート13,13の内面との接触摩擦ないし制動を軽減し、支持アーム18の移動の円滑を図っている。
前記シリンダーベース24は車両受け台9と略同長で、シリンダー設置スペース20の横幅よりも若干幅狭の横長矩形板状に形成され、その長さ方向に略家形の切欠溝25を形成し、該切欠溝25の両側に一対の流体圧、実施形態では油圧シリンダー26,27を対称位置に配置している。
前記連結ピン32,33は左右の支持アーム18,18の底面に下向きに突設され、その軸部をピストンロッド30,31に接続して、ピストンロッド30,31の伸縮変位を支持アーム18,18に伝達可能にしている。
前記シリンダーベース24の下面にベースシート38が重合して溶接され、その溶接されたシリンダーベース24とベースシート38のアセンブリの長さ方向の両端部を、ビスまたはボルト39によって固定している。前記ベースシート38の形状はシリンダーベース24よりも薄厚の矩形板に形成され、その板面に前記切欠溝25と同形の切欠溝56を形成している。
そして、油圧シリンダー26,27と油導管34〜37のアセンブリを、シリンダーベース24とベースシート38のアセンブリへ組み付け後、車両受け台9に組み付けるようにしている。
前記油導管34〜37の一端は図示のように基板11の下方に突出して配管され、車両受け台9の直下の支柱7の内部に配管する油導管(図示略)との接続を容易かつ作業性良く行なえるようにしている。
これを移動リフト4の車両受け台9で説明すると、前記車両受け台9は肉厚の枠材(鋼材)を組み付けて横断面を中空の略箱形に形成し、その内部を下側のシリンダー設置スペース20と、その直上の支持アーム移動スペース19に区画している。
しかも、実施形態の車両受け台9はサイドプレート13,13の上端部に肉厚の架設板14を溶接して閉塞し、車両受け台9の横断面を横長の箱形に形成しているから、断面係数が更に増大して強度が増強され、車両受け台9による車両載荷時の安全性が向上する。
この場合、前記油導管34,36と油導管35,37の組み付けは、各油導管34〜37を大小のL字形状に折曲形成し、その一端部に六角ナットを付設した継手を取り付け、油圧シリンダー26,27に油導管34〜37の一端部を組み付ける。
そして、この油圧シリンダー26,27と油導管34〜37のアセンブリを、シリンダーベース24とベースシート38のアセンブリへ組み付け後、この油圧シリンダー26,27と油導管34〜37とシリンダーベース24とベースシート38のアセンブリを車両受け台9に組み付ける。
この後、車両受け台9に支持アーム18,18を組み込む。
その際、アタッチメント装着部22を外側にして支持アーム18,18を支持アーム移動スペース19に挿入し、その下面をガイド15,15のガイド面15a,15a上に載置する。
また、シリンダー設置スペース20の直上の支持アーム18,18の下面は、油圧シリンダー26,27と離間して配置され、ストッパーであるストッパーピン54が油圧シリンダー26,27の間に配置されている。
その際、油導管34〜37の他端部が基板11の下方に突出しているから、この油導管34〜37と支柱7に配管する油導管との接続を容易かつ能率良く行なえる。
この状況は図2乃至図4のようで、車両受け台9の上部の架設板14が作業床面1と略同高面に位置している。
したがって、近時のような被検車両の車高の低位置化やジャッキアップポイントの低位置化によって、上部の架設板14が被検車両の下周りに接触ないし衝突する惧れがなく、支持アーム18,18を伸長してアタッチメント23をジャッキアップポイント直下に位置付けられる。
5a,5b 流体圧装置(油圧装置)
6,7 昇降支柱
8,9 車両受け台
11 基板
14 架設板
15 ガイド
18 支持アーム
19 支持アーム移動スペース
21 ガイドロッド
22 アタッチメント装着部
23 アタッチメント
24 シリンダーベース
25 切欠溝
26,27 流体圧シリンダー(油圧シリンダー)
34〜37 導管(油導管)
38 ベースシート
54 ストッパー(ストッパーピン)
55 係合突起
56 切欠溝
Claims (7)
- 昇降支柱の上端部に取付けられ、かつピット内を出没可能に収容された車両受け台を有し、該車両受け台は、内側に対称に配置した一対の流体圧シリンダーと、該流体圧シリンダーの作動を介して互いに異方向へ作動可能に設けた一対の支持アームと、該一対の支持アームを摺動可能に載置するガイドと、を備えた車両整備用リフトにおいて、前記車両受け台の内側に、該ガイドによって該一対の支持アームを移動可能に配置するスペースである支持アーム移動スペースと、該支持アーム移動スペースの下にシリンダー設置スペースと、を配置し、該シリンダー設置スペースに該一対の流体圧シリンダーを配置し、前記ガイド上に前記支持アームの底面を摺動可能に配置したことを特徴とする車両整備用リフト。
- 前記車両受け台の開口側上部の全域に架設板を配置して閉塞し、車両受け台の横断面を中空の略箱形に形成した請求項1記載の車両整備用リフト。
- 前記架設板の両端部に切欠部を形成し、該切欠部に支持アームの先端部に設けたアタッチメント装着部を係合可能に収容した請求項2記載の車両整備用リフト。
- 前記車両受け台の両側部の内側に、支持アームの両側部の半円状周面を摺動可能に配置した請求項1記載の車両整備用リフト。
- 前記シリンダー設置スペースに、一対の流体圧シリンダーを設置するシリンダーベースと、該シリンダーベースを支持するベースシートを重合して配置し、前記シリンダーベースとベースシートの対応位置に切欠溝を形成し、これらの切欠溝に臨ませて一対の流体圧シリンダーを配置した請求項1記載の車両整備用リフト。
- 前記流体圧シリンダーの流体圧装置に連通する導管の接続端部を、車両受け台の外部下方に突出して配置した請求項1記載の車両整備用リフト。
- 前記支持アームの底部に連結部とストッパーを下方に突設し、前記連結部に流体圧シリンダーのピストンロッドの先端部を連結し、前記ストッパーを車両受け台に設けた係合突起に当接可能に配置した請求項1記載の車両整備用リフト。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020017157A JP6902126B2 (ja) | 2016-08-24 | 2020-02-04 | 車両整備用リフト |
JP2021101316A JP2021176807A (ja) | 2020-02-04 | 2021-06-18 | 車両整備用リフト |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016163329A JP6656116B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 車両整備用リフト |
JP2020017157A JP6902126B2 (ja) | 2016-08-24 | 2020-02-04 | 車両整備用リフト |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016163329A Division JP6656116B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 車両整備用リフト |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021101316A Division JP2021176807A (ja) | 2020-02-04 | 2021-06-18 | 車両整備用リフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020073414A JP2020073414A (ja) | 2020-05-14 |
JP6902126B2 true JP6902126B2 (ja) | 2021-07-14 |
Family
ID=70609932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020017157A Active JP6902126B2 (ja) | 2016-08-24 | 2020-02-04 | 車両整備用リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6902126B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0372591U (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-22 | ||
JP2507116Y2 (ja) * | 1990-07-13 | 1996-08-14 | 杉安工業株式会社 | 車輛整備用埋設型リフト |
JP2509382Y2 (ja) * | 1992-11-13 | 1996-09-04 | 株式会社ヤスヰ | 車両整備用リフト |
JPH09156890A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Sugiyasu Kogyo Kk | 車輌整備用リフト |
US6471009B1 (en) * | 2000-12-20 | 2002-10-29 | Delaware Capital Formation, Inc. | Universal saddle for lift |
JP3771461B2 (ja) * | 2001-05-24 | 2006-04-26 | 株式会社アルティア橋本 | 車両整備用リフト |
US7284586B2 (en) * | 2003-12-02 | 2007-10-23 | David Howland | Vehicle-mounted wheel repair platform |
-
2020
- 2020-02-04 JP JP2020017157A patent/JP6902126B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020073414A (ja) | 2020-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104118821B (zh) | 一种汽车维修多功能升降旋转平台 | |
US20080224107A1 (en) | Device and System For Lifting a Motor Vehicle | |
US9796569B2 (en) | Linear motion linkage assembly for automotive lift | |
US20160039646A1 (en) | Low Profile Drop Table | |
US20120018255A1 (en) | Automotive lift with secondary safety stop | |
US11820632B2 (en) | Two post vehicle lift with compact telescoping arms | |
EP2077972B1 (en) | Lifting frame for vehicle | |
US20220017342A1 (en) | Safety latches for two post vehicle lift | |
US3223251A (en) | Displaceable jack for automotive vehicles | |
US10351149B2 (en) | Rail car lifting device | |
JP6902126B2 (ja) | 車両整備用リフト | |
ITPD980029A1 (it) | Sollevatore da officina per veicoli | |
US6244390B1 (en) | Inground lift | |
KR200429036Y1 (ko) | 슬라이드 적재프레임 구조 | |
JP6656116B2 (ja) | 車両整備用リフト | |
JPH0518390Y2 (ja) | ||
JP2021176807A (ja) | 車両整備用リフト | |
JP2014105079A (ja) | 高所作業台 | |
KR20150093484A (ko) | 중량체 설치장치 및 중량체 설치방법 | |
JP3178642U (ja) | クレーン付きエンジン整備スタンド | |
JP2018030672A5 (ja) | ||
KR101805719B1 (ko) | 타워크레인의 승강장치 | |
JP2008162715A (ja) | Xリンク式昇降装置 | |
JP2016193646A (ja) | 車輪着脱用治具 | |
US20170183207A1 (en) | Vehicle Lift Adapter System |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210112 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210311 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210618 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6902126 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |