JPH0725561U - 蓋等の開閉装置 - Google Patents

蓋等の開閉装置

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JPH0725561U
JPH0725561U JP5560093U JP5560093U JPH0725561U JP H0725561 U JPH0725561 U JP H0725561U JP 5560093 U JP5560093 U JP 5560093U JP 5560093 U JP5560093 U JP 5560093U JP H0725561 U JPH0725561 U JP H0725561U
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JP
Japan
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lid
inclined surface
rotary shaft
opening
support hole
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JP5560093U
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JP2604970Y2 (ja
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大輔 中村
春彦 漆原
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アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転軸の破損を防止する。 【構成】蓋13を90度開けると、傾斜面23に脚部1
4が当接して停止する。更に蓋13に回転力を加える
と、回転軸15を中心として脚部14が回転し、傾斜面
23に沿って上昇する。このとき、脚部14が外側に押
圧されて変形する。これによって回転軸15が支持板2
2の支持孔から抜け出される。本例では、回転軸15に
所定の曲げ力がかかる前に抜け出るようになっている。
つまり、回転軸15が破損される前に抜け出るので、従
来のように破損するおそれがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回転式の蓋を有するバッテリーボックスなどに適用して好適な蓋 等の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばヘッドホンステレオなど携帯用の電気機器は乾電池又は2次電池で動作 するようになっていることが多い。これらの電気機器には、図10に示すような 乾電池又は2次電池を収納するためのバッテリーボックス1が内蔵されていたり 、或いは外付けされているのが普通である。同図は外付けタイプのバッテリーボ ックス1を示し、ネジ(図示せず)で電気機器に取付けられる。このバッテリー ボックス1は、複数の乾電池などを収納する収納体11に電池脱着用として大き な開口12が設けられ、この開口12を開閉する蓋13が設けられている。蓋1 3の両側には下側に向けて脚部14が設けられており、その内側に回転軸15が 突設されている。
【0003】 そして、図11に示すように回転軸15が収納体11の支持孔16に挿入され ており、これによって蓋13が回転自在に取付けられている。蓋13は閉めた状 態で適宜な係止手段(図示せず)によって収納体11に係止され、不用意に開か ないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のバッテリーボックス1は、図12にも示すように電池の脱着 のため蓋13を開蓋するとき、蓋13の下端縁17が収納体11に当接する直前 か又は当接したところで回転力Mを取り除き、下端縁17が収納体11に当接し た状態で停止させるようになっているのが普通である。
【0005】 ところが、蓋13は樹脂で形成されているのが殆どでありしかも比較的薄いの で、蓋13の下端縁17が収納体11に当接した後も何らかの都合で回転力Mを 加えてしまった場合、場合によっては回転軸15が破損してしまうことがあった 。このような事態を避けるため、回転軸15の太さをかなり太くしているバッテ リーボックス1もあるが、これでは回転力Mがある程度以上大きい場合には依然 として破損することになるので根本的な解決方法とはならない。
【0006】 そこでこの考案は、上述したような課題を解決したものであって、回転軸の破 損を確実に防止することが可能な蓋等の開閉装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本考案においては、物品を収納する収納体の蓋の 両側に回転軸が設けられると共に、収納体の支持孔に回転軸が挿入され、蓋を回 転させることによって開閉するようにした蓋等の開閉装置において、蓋が所定の 角度だけ回転したとき回転軸を支持孔から抜き出す方向に押圧する押圧手段を設 けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
図1に示すように、収納体11に上下に傾斜する傾斜面23が設けられている 。また、図3に示すように蓋13を例えば90度開けたときに、傾斜面23に当 接する停止面31が蓋13の脚部14に設けられている。蓋13を開けたときに は停止面31が傾斜面23に当接して停止する。この後更に、図4に示すように 何らかの都合で蓋13に開蓋方向の回転力Mが加えられると、回転軸15を中心 にして脚部14が回転し、図5に示すように停止面31が傾斜面23に沿って上 昇する。
【0009】 このとき、回転力Mが脚部14を外側に押圧する押圧力Fに変換され、図7に 示すように脚部14が外側に広がるように変形する。これによって、回転軸15 が破損する前に支持孔16から抜け出される。
【0010】
【実施例】
続いて、本考案に係わる蓋等の開閉装置の実施例について、図面を参照して詳 細に説明する。なお、上述と同様の部分には同一の符号を付して詳細な説明を省 略した。
【0011】 図1は本考案による蓋等の開閉装置を適用したバッテリーボックス1の構成を 示す。このバッテリーボックス1は、蓋13の開閉部を除いて図10に示した従 来例と同様であり、図1は蓋13を停止するまで開いた状態を示す。このバッテ リーボックス1は、乾電池や2次電池を複数収納する収納体11と蓋13から構 成されている。
【0012】 収納体11の側板部21の前方に蓋13を支持するための支持板22が設けら れ、その外側面に上方に広がるように傾斜する傾斜面23が設けられている。こ の傾斜面23は、支持板22の半分程度の幅を有している。支持板22には、図 2に示すように支持孔16が穿設されており、ここに蓋13の脚部14に突設さ れた回転軸15が挿入されている。
【0013】 脚部14には、図3に示すように収納体11の傾斜面23に当接可能な停止面 31が設けられており、図1に示したように蓋13が略90度開いたときに停止 面31が傾斜面23に当接して蓋13が停止するようになっている。つまり、傾 斜面23がストッパとして作用している。このときには、蓋13の下端縁17が 収納体11から適宜な間隔dだけ離れている。
【0014】 さて、このバッテリーボックス1においては、図4に示すように蓋13の開蓋 時に停止面31が傾斜面23に当接して蓋13が停止した後も、何らかの都合で 蓋13に開蓋方向への回転力Mが加えられると、蓋13が回転軸15を中心とし て90度以上の角度αで開くようになる。
【0015】 このときには、図5に示すように脚部14が回転して停止面31が収納体11 の傾斜面23に沿って上方へ移動する。これによって脚部14に押圧力Fが作用 して収納体11の支持板22から徐々に離れて行き、回転軸15が支持孔16か ら徐々に抜け出るようになる。そして、所定の角度まで蓋13が開かれると、図 6に示すように回転軸15が完全に支持孔16から抜け出る。
【0016】 つまり、蓋13が停止した後も開蓋方向への回転力Mを加えると、この回転力 Mが傾斜面23によって停止面31を外側に押圧する押圧力Fに変換され、図7 に示すようにこの押圧力Fで脚部14が外側に曲げられて回転軸15が支持孔1 6から抜け出るのである。なお、このときも蓋13の下端縁17は収納体11に 当接しないようになっており、脚部14の変形が阻害されることがない。このよ うに、傾斜面23及び停止面31の角度を適宜設定することにより、蓋13が停 止した後も回転力Mが加えられたとき、回転軸15が破損する前に支持孔16か ら抜け出るようにすることが可能になる。
【0017】 なお、上述の実施例では傾斜面23と停止面31の両方を設けた場合について 説明したが、傾斜面23と停止面31のどちらか一方だけ設け、他方は単にこれ に当接可能な平坦面や突起などでもよい。
【0018】 また、上述の実施例では傾斜面23及び停止面31を回転軸15とは別のとこ ろに設けた場合について説明したが、図8に示すように回転軸15の先端に傾斜 面23を設けると共に、図9に示すように支持孔16内に突起32を設け、突起 32の端面を停止面31とすることもできる。本例では、停止面31を平坦面と している。
【0019】 この例でも蓋13を90度開けると、傾斜面23の根元部24が停止面31の 端縁に当接して一旦停止する。更に回転力Mを加えると、これが傾斜面23及び 停止面31によって回転軸15を外側に押圧する押圧力となり、回転軸15が支 持孔16から抜け出る。これによって、回転軸15の破損を防止することが可能 になる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案は、蓋が所定の角度だけ回転したとき回転軸を支 持孔から抜き出す方向に押圧する押圧手段を設けたものである。したがって、こ の考案によれば、回転軸にある程度以上の曲げ力が作用する前に回転軸が支持孔 から抜出るようにすることによって、回転軸の破損を容易に防止することが可能 になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる蓋等の開閉装置を適用したバッ
テリーボックス1の構成図である。
【図2】蓋13の開閉部の構成図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】蓋13の停止後に回転力Mを加えた状態を説明
する図である。
【図5】回転軸15が抜け出る途中の状態を説明する断
面図である。
【図6】回転軸15が抜け出たときの状態を説明する断
面図である。
【図7】回転軸15が抜け出たときの状態を説明する平
面図である。
【図8】別の実施例の回転軸15を説明する図である。
【図9】別の実施例の支持孔16を説明する図である。
【図10】従来のバッテリーボックス1の構成図であ
る。
【図11】従来の蓋13の開閉部を示す構成図である。
【図12】従来の蓋13の開蓋状態を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 バッテリーボックス 11 収納体 13 蓋 15 回転軸 16 支持孔 23 傾斜面 24 根元部 31 停止面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納する収納体の蓋の両側に回転
    軸が設けられると共に、上記収納体の支持孔に上記回転
    軸が挿入され、上記蓋を回転させることによって開閉す
    るようにした蓋等の開閉装置において、 上記蓋が所定の角度だけ回転したとき上記回転軸を上記
    支持孔から抜き出す方向に押圧する押圧手段を設けたこ
    とを特徴とする蓋等の開閉装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧手段は上記蓋又は上記収納体に
    設けられた傾斜面と、上記蓋が所定角度だけ回転したと
    き上記傾斜面に当接して上記蓋を停止する停止部とで構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋等の開
    閉装置。
  3. 【請求項3】 上記押圧手段は上記回転軸に設けられた
    傾斜面と、上記蓋が所定角度だけ回転したとき上記傾斜
    面に当接して上記回転軸を停止する停止部とで構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の蓋等の開閉装
    置。
JP5560093U 1993-10-14 1993-10-14 蓋等の開閉装置 Expired - Fee Related JP2604970Y2 (ja)

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JP5560093U JP2604970Y2 (ja) 1993-10-14 1993-10-14 蓋等の開閉装置

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JPH0725561U true JPH0725561U (ja) 1995-05-12
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005130678A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 充電器
JP2013191582A (ja) * 2013-06-07 2013-09-26 Panasonic Corp 携帯型医療機器

Cited By (2)

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JP2005130678A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 充電器
JP2013191582A (ja) * 2013-06-07 2013-09-26 Panasonic Corp 携帯型医療機器

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