JP2003178820A - 端子保護カバー - Google Patents

端子保護カバー

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JP2003178820A
JP2003178820A JP2001374629A JP2001374629A JP2003178820A JP 2003178820 A JP2003178820 A JP 2003178820A JP 2001374629 A JP2001374629 A JP 2001374629A JP 2001374629 A JP2001374629 A JP 2001374629A JP 2003178820 A JP2003178820 A JP 2003178820A
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Toshikazu Sawa
俊和 佐波
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー片の開閉に係る作業スペースを縮小す
る。 【解決手段】 本体部21はL字形をなし、受け壁43
を含む上面開口にカバー片50が設けられる。カバー片
50は、基部51とその先の開閉部65とからなり、基
部51が本体部21にメインヒンジ52により、開閉部
65が基部51にトグルヒンジ66によりそれぞれ揺動
可能に支持され、個別のロック手段で本体部21に対し
てロック可能とされる。いわゆる二段開閉式であって、
基部51を本体部21に固定したまま開閉部65のみを
開閉するといった使い方ができ、開閉に係る作業スペー
スが縮小される。開閉部65は開放されると、トグルヒ
ンジ66の機能によって開放方向に揺動付勢され、スト
ッパ73に当たって所定の開放状態に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の保護カバー
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スタータ端子やバッテリ端子等
の機器に突設されたポストに接続して用いられる端子
は、車体側との短絡を防止する等のために保護カバーで
覆われている。通常この種の端子は、電線に接続された
電線接続部の先に、ポストに締め付けて固定される電気
接触部を連ねて設けた構造であって、それに対応して保
護カバーは、端子を収容する本体部と、この本体部のう
ちの電気接触部が収容される部分の上面開口を開閉可能
に覆うカバー片とを設けた構造となっている。そして、
電気接触部をポストに締め付けたり外したりする場合
は、カバー片を開閉しつつレンチ等の工具を用いて行わ
れる。なお、このような端子保護カバーは、実開平4−
51770号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来のもので
は、カバー片全体を開閉するようになっていたため、特
に大型になると、開閉に係る作業スペースにも多くを要
し、周囲が他の機器で込んでいる場所等、配設場所によ
っては使用が制限される可能性があった。本発明は上記
のような事情に基づいて完成されたものであって、その
目的は、カバー片の開閉に係る作業スペースを縮小する
ところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、電線に接続された
電線接続部の先に、機器から突設されたポストに締め付
けて固定される電気接触部を連設してなる端子を覆って
保護するためのものであって、この端子を収容する本体
部に、前記電気接触部の上面を開閉可能に覆うカバー片
を設けた端子保護カバーにおいて、前記カバー片が基部
とその先の開閉部とからなり、前記基部が前記本体部に
対して第1ヒンジにより揺動可能に支持されるととも
に、この基部に対して前記開閉部が第2ヒンジにより揺
動可能に支持され、前記基部と前記開閉部とは、それぞ
れ個別のロック手段によって前記本体部にロック可能と
なっている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記第2ヒンジが、前記開閉部の揺動過程の
途中において、所定位置を越えて閉鎖方向に揺動される
と、この開閉部に対して閉鎖方向の揺動力を付勢し、逆
に同所定位置を越えて開放方向に揺動されると、開閉部
に対して開放方向の揺動力を付勢するように機能するト
グルヒンジであるところに特徴を有する。請求項3の発
明は、請求項2に記載のものにおいて、前記開閉部の開
放方向の揺動を所定位置で停止させるストッパ手段を備
えている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>カバー片を
二段開閉方式にしたから、基部を本体部に固定したまま
開閉部のみを第2ヒンジから開閉するといった使い方が
できる。カバー片全体のうちの開閉部のみを開閉させれ
ばよいのであるから、その開閉に係る作業スペースが縮
小でき、配設の適用範囲を大幅に広げることができる。
<請求項2の発明>開閉部を開いた際、第2ヒンジのト
グル機能によりいちいち手で押さえていなくても開放状
態に保持されるから、工具等で電気接触部をポストに締
め外しする作業を簡単に能率良く行うことができる。<
請求項3の発明>開閉部の開放位置をストッパにより必
要位置までに留めることができ、さらに省スペース化で
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図20によって説明する。この実施形態では、ス
タータ端子10の保護カバー20を例示している。スタ
ータ端子10は、導電性に優れた金属板により形成され
ており、図1に示すように、スタータ1から突設された
雄ねじ状のポスト2に接続される電気接触部11と、電
線15の端末に接続される電線接続部13とから構成さ
れている。詳細には、電気接触部11は平面長方形をな
して、その先端側に寄った位置にポスト2に挿通される
取付孔12が開口され、一方電線接続部13は、電線1
5における露出した芯線16の端末にかしめ圧着された
バレル状に形成されており、電気接触部11と電線接続
部13とがその連結部分で直角曲げされ、全体としてL
字形をなすように形成されている。
【0008】保護カバー20は合成樹脂材により一体成
形され、成形時には図2ないし図7に示す形状に形成さ
れ、大まかには、スタータ端子10を収容する本体部2
1と、この本体部21に対して揺動可能に設けられたカ
バー片50とから構成されている。本体部21は、スタ
ータ端子10の形状に対応してL字形に形成され、図4
の左側に開口した縦向きの溝形部22と、この溝形部2
2のほぼ上半分の領域において、両側板23から同図の
左側に延出された一対の横板24とから構成される。両
横板24は、側板23同士よりも対応間隔が広がって形
成され、この横板24の下端側が、上記したスタータ1
におけるポスト2が突設された台座3を挟むようにして
嵌まる回り止め壁25となっている(図18参照)。
【0009】本体部21の溝形部22における一方の側
板23の下側の開口縁には、図5及び図6に示すよう
に、スタータ端子10の電線接続部13を溝形部22と
ともに包み込む蓋部26が、ヒンジ27を介して開閉可
能に設けられている。この蓋部26は全体として正面門
形に形成され、上側の全幅部26Aにおける裏面の両端
には、閉鎖時において溝形部22の両側板23の内側に
進入可能な進入リブ28が形成されている。また、同裏
面の進入リブ28の間には、横向きの押圧突条29が形
成されている。
【0010】溝形部22の奥面側、詳細には上記した蓋
部26の全幅部26Aと対向する位置には、図5に示す
ように、横向きの帯材を手前側(同図の左側)に山形に
膨出形成してなる寸法吸収片31が設けられている。こ
の寸法吸収片31には、スタータ端子10の電線接続部
13が当接可能とされ、電線15の径の相違、したがっ
てその芯線16にかしめられた電線接続部13の径の相
違を、寸法吸収片31の弾性変形によって吸収するよう
に機能する。
【0011】本体部21の溝形部22における両側板2
3の上端側では、その内面が厚肉に張り出し形成され、
この張出部33の対向面には、スタータ端子10の電気
接触部11における左右両側縁を嵌合可能なガイド溝3
5が、手前側に開口しかつ所定の深さで行き止まり状と
なって形成されている。したがってスタータ端子10
は、電気接触部11の両側縁をガイド溝35に嵌めて挿
入することによって、上下方向に位置決めされ、電線接
続部13が正規に寸法吸収片31に当接されるようにな
っている。
【0012】蓋部26の自由端側には、係止孔39の開
口された係止片38が、蓋部26の板面と直角方向に突
設されている。この係止片38は、蓋部26が閉じられ
た場合に、溝形部22における一方の側板23の外面側
に進入可能となっている。この側板23の外面には、係
止孔39に嵌合可能な係止突部40が形成されている。
係止突部40の手前側の面はガイド用にテーパ面40A
とされているとともに、係止突部40の所定間隔を開け
た奥側には、保護壁41が形成されている。
【0013】次に、カバー片50側について説明する。
カバー片50は全体としては、周縁に周壁を巡らせた浅
皿状に形成されており、表裏反転された状態において、
上記した本体部21の上面の開口部分からその少し前方
の位置までを覆うことが可能となっている。そのため、
本体部21における両横板24からその前方の部分にわ
たり、上部側が少し外方に出っ張った段付き状をなす受
け壁43が回曲して形成されている。
【0014】カバー片50は詳細には、根元側の小領域
を賄う基部51と、その先の開閉部65との2部分で構
成されている。基部51は、その奥縁が、本体部21に
おける溝形部22の上縁に対して、メインヒンジ52を
介して揺動可能に連結されている。基部51の両側の周
壁からは、ロック孔54の開口されたロック片53が上
向き(閉じた場合には下向き)に形成されている。一
方、本体部21の溝形部22における側板23の上端部
には、両ロック片53のロック孔54にそれぞれ嵌合可
能なロック突部55が形成されている。ロック突部55
の上部側の面はガイド用にテーパ面55Aとなってい
る。
【0015】本体部21の溝形部22における上記した
両張出部33の内面には、その上端側の位置に、一対の
縦向きの規制壁57が互いに対向して突設されている。
この規制壁57は、図7に示すように、その上端部の裏
面が、奥行方向の厚みが上端に向けて小さくなるテーパ
面58として形成されている。一方、基部51における
揺動端側には、閉鎖時に上記の規制壁57の裏側に進入
可能な進入部60が形成されている。この進入部60
は、成形時において手前側(図7の左側)に開口したチ
ャンネル形に形成され、この進入部60の基板61が規
制壁57の直ぐ裏側に沿って進入することにより、ロッ
ク片53がロック突部55に係止される正規の軌跡で移
動案内されるようになっている。ここで、進入部60の
基板61における規制壁57の上端と当接する角部に
は、C面からなるガイド面62が形成されている。これ
は、仮にメインヒンジ52が変形して進入部60の揺動
軌跡が変わった場合にも、進入部60の基板61を規制
壁57の裏側に向けて誘導するように機能する。
【0016】一方の開閉部65は、先端側の幅がやや狭
くされた略々方形状に形成されており、上記した本体部
21における両横板24の上縁から受け壁43にわたる
内側に嵌合可能となっている。この開閉部65の基端側
と、上記した基部51とが、トグルヒンジ66を介して
揺動可能に連結されている。このトグルヒンジ66は、
開閉部65の揺動過程の途中において、所定位置(思案
点)を越えて閉鎖方向に揺動されると、開閉部65に対
して閉鎖方向の揺動力を付勢し、逆に、同所定位置を越
えて開放方向に揺動されると、開閉部65に対して開放
方向の揺動力を付勢するように機能する。
【0017】開閉部65の先端側の周壁の外面には、そ
の開放端側において補助ロック突部67が突設されてい
る。この補助ロック突部67は、受け壁43の突出端に
当たる先端側がガイド用にテーパ面67Aとされてい
る。周壁における補助ロック突部67を設けた部分は、
弾性変形しやすいように、他と比べて肉厚が小さい薄肉
部68とされている。一方、相手の受け壁43には、外
方に出っ張った上部側において、補助ロック突部67が
嵌まる補助ロック孔69が開口されている。なお、補助
ロック突部67を挟んだ両側で周壁の根元の位置には、
2個の操作突部71が形成されている。また、基部51
における閉鎖時の上面には、上記したトグルヒンジ66
の機能により開閉部65が開放方向に揺動付勢された場
合に、その揺動を停止させる2本のストッパ73が立て
られている(図17参照)。
【0018】続いて、本実施形態の作用を説明する。保
護カバー20は既述したように、カバー片50並びに本
体部21の蓋部26が全開された状態で成形される。ま
ず図8に示すように、カバー片50全体がメインヒンジ
52を中心として、同図の反時計回り方向に揺動されて
閉じられる。揺動の終盤に近付くと、図9に示すよう
に、カバー片50の基部51の裏面に立てられた進入部
60における基板61の先端が、規制壁57のテーパ面
58に当たり、それで案内されるようにして規制壁57
の裏側に進入する。
【0019】ここで、仮にメインヒンジ52に延びる等
の変形があって、進入部60の基板61の先端の位置が
ずれていたとしても、基板61の先端の角部にはガイド
面62が形成されているから、ガイド面62がテーパ面
58の上縁に当たってテーパ面58上を摺動しつつ進入
部60が確実に規制壁57の裏面に導かれる。これによ
り、カバー片50の基部51は正規の軌跡で揺動し、両
ロック片53がそれぞれ撓み変形しつつ対応するロック
突部55を乗り越え、基部51が本体部21の上縁に当
たったところで、図10に示すように、両ロック片53
が復元変形しつつそのロック孔54にロック突部55が
嵌まり、基部51がロックされる。
【0020】それとともに、開閉部65側は、補助ロッ
ク突部67を設けた薄肉部68を撓み変形させつつ受け
壁43の内側に嵌められ、段付き部44に突き当たって
閉鎖されたところで、図11及び図12に示すように、
薄肉部68が復元変形しつつ補助ロック突部67が受け
壁43の補助ロック孔69に嵌まり、閉鎖状態に保持さ
れる。ここで、開閉部65には、トグルヒンジ66によ
って閉鎖方向の揺動力が付勢されているから、補助ロッ
ク突部67と補助ロック孔69の間の係止力をさほど大
きく設定しなくても、開閉部65は良好に閉鎖状態に保
持される。
【0021】次に、保護カバー20内にスタータ端子1
0が収容される。それには、蓋部26が開放された状態
において、図12に示すように、電気接触部11を手前
(同図の左側)に向けた姿勢にして、スタータ端子10
を本体部21内に電線15の軸線と直角方向に挿入す
る。より詳細には、電気接触部11の両側縁を、本体部
21の両張出部33に形成されたガイド溝35に合わせ
て挿入する。これによりスタータ端子10は、電線15
の軸線に沿った方向の位置決めをされつつ挿入され、電
線接続部13が寸法吸収片31に弾性変形させつつ押し
付けられる。
【0022】続いて、開放状態にあった蓋部26が、ヒ
ンジ27を中心に揺動閉鎖され、閉鎖位置近くでは係止
片38が撓み変形して係止突部40に乗り上げ、閉鎖位
置まで揺動されると、図14に示すように、係止片38
が復元変形しつつ係止突部40が係止孔39に嵌まり、
蓋部26が閉鎖状態に保持される。これにより、図13
に示すように、スタータ端子10の電線接続部13が蓋
部26の裏面の押圧突条29と寸法吸収片31との間で
弾性的に挟み付けられて収容される。
【0023】スタータ1に接続する場合は、図16に示
す状態から、薄肉部68を押して弾性変形させることで
補助ロック突部67を補助ロック孔69から外し、操作
突部71に指先を掛けつつ、開閉部65をトグルヒンジ
66を中心にして、同図の時計回り方向に揺動させて開
放する。開閉部65が所定位置を越えて開放されると、
トグルヒンジ66の機能によって開放方向へ揺動付勢さ
れ、起立姿勢よりさらに開放したところでストッパ73
に当たって停止される(図17参照)。そののち手を離
しても、開閉部65は開放状態に保持される。
【0024】次に、図17に示すように、蓋部26をス
タータ1側に向けた姿勢にして、スタータ端子10にお
ける電気接触部11の取付孔12をポスト2に挿通し、
併せて、図18に示すように、ポスト2が立てられた台
座3を保護カバー20の両回り止め壁25の間に挟む。
そうしたら、図19に示すように、ポスト2にナット4
を螺合してレンチ等で締め付ける。上記のように、開閉
部65は手で押さえていなくても開放状態に保持されて
いるから、締め付け操作がしやすい。また、ナット4の
締め付けに伴って、スタータ端子10さらには保護カバ
ー20が連れ回りするおそれがあるが、保護カバー20
に設けられた回り止め壁25が台座3を挟んで回り止め
が図られているから、スタータ端子10並びに保護カバ
ー20を所定の姿勢に留め置いたままでナット4の締め
付けをスムーズに行うことができる。
【0025】最後に、開閉部65をトグルヒンジ66を
中心にして、図19の反時計回り方向に揺動し、図20
に示すように、補助ロック突部67を補助ロック孔69
に嵌めて閉鎖状態に保持することで装着が完了する。な
お、メンテナンス等においてスタータ端子10をスター
タ1のポスト2から外す場合は、上記とは逆に、図20
に示す状態から開閉部65のみを開放し、ナット4を緩
めてポスト2から外したのち、電気接触部11の取付孔
12をポスト2から抜くことで、保護カバー20ともど
もスタータ端子10を外すことができる。
【0026】以上説明したように本実施形態の保護カバ
ー20によれば、カバー片50を基部51と開閉部65
とに分け、ヒンジ52,66を介して二段開閉方式にし
たから、基部51を本体部21に固定したまま開閉部6
5のみをトグルヒンジ66から開閉するといった使い方
ができる。すなわち、カバー片50全体のうちの基部5
1を除いた開閉部65のみを開閉させればよいのである
から、その開閉に係る作業スペースを縮小でき、込み入
った場所にも配設できる等、適用範囲を大幅に広げるこ
とができる。
【0027】開閉部65を開いた際、トグルヒンジ66
の機能によりいちいち手で押さえていなくても開放状態
に保持することができるから、スタータ端子10の電気
接触部11を工具によりポスト2に締め付けたり外した
りする場合に、手が自由に使えて作業がしやすい。また
開閉部65の開放範囲が、ストッパ73により必要位置
までに留められるから、さらに省スペース化が図られ
る。なお、開閉部65を開放すべくロックを外す場合
は、開閉部65の補助ロック突部67の設けられた周壁
を押して弾性変形させることで、相手の受け壁43の補
助ロック孔69から外すのであるが、補助ロック突部6
7を設けた部分は薄肉部68となっていて弾性変形させ
やすく、したがってロックを外す作業が簡単にできる。
【0028】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、上記実施形態に例示したL形の端子に
限らず、電気接触部と電線接続部とが直線状に連設され
た端子の保護カバーにも同様に適用することができる。 (2)本発明は、カバー片が、電気接触部の収容部分の
上面開口に対して、電線接続部と電気接触部とが連なっ
た方向である縦方向の中心線を挟んだ一側で揺動可能に
支持された、いわゆる横開き形式で設けられたものにも
同様に適用可能である。 (3)さらに本発明は、バッテリ端子等の、要は機器か
ら突設されたポストに接続される端子の保護カバー全般
に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスタータ端子とこれ
が接続されるスタータのポスト突設部分を示す斜視図
【図2】保護カバーの成形状態の斜視図
【図3】その別の角度から見た斜視図
【図4】その側面図
【図5】その平面図
【図6】その正面図
【図7】その縦断面図
【図8】保護カバーにおけるカバー片の閉鎖動作を示す
側面図
【図9】カバー片の閉鎖動作終盤の状態を示す縦断面図
【図10】カバー片の閉鎖完了時の側面図
【図11】その正面図
【図12】スタータ端子を保護カバー内に挿入する動作
を示す一部切欠側面図
【図13】蓋部を閉鎖した状態の縦断面図
【図14】その側面図
【図15】その正面図
【図16】スタータ端子をスタータのポストに接続する
前の状態の一部切欠側面図
【図17】スタータ端子の電気接触部をポストに挿通し
た状態の一部切欠側面図
【図18】その断面図
【図19】ポストにナットを螺着した状態の一部切欠側
面図
【図20】取付完了時の一部切欠側面図
【符号の説明】
1…スタータ(機器) 2…ポスト 4…ナット 10…スタータ端子(端子) 11…電気接触部 12…取付孔 13…電線接続部 15…電線 20…保護カバー 21…本体部 43…受け壁 50…カバー片 51…基部 52…メインヒンジ(第1ヒンジ) 53…ロック片(基部側ロック手段) 55…ロック突部(基部側ロック手段) 65…開閉部 66…トグルヒンジ(第2ヒンジ) 67…補助ロック突部(開閉部側ロック手段) 69…補助ロック孔(開閉部側ロック手段) 73…ストッパ(ストッパ手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に接続された電線接続部の先に、機
    器から突設されたポストに締め付けて固定される電気接
    触部を連設してなる端子を覆って保護するためのもので
    あって、この端子を収容する本体部に、前記電気接触部
    の上面を開閉可能に覆うカバー片を設けた端子保護カバ
    ーにおいて、 前記カバー片が基部とその先の開閉部とからなり、前記
    基部が前記本体部に対して第1ヒンジにより揺動可能に
    支持されるとともに、この基部に対して前記開閉部が第
    2ヒンジにより揺動可能に支持され、前記基部と前記開
    閉部とは、それぞれ個別のロック手段によって前記本体
    部にロック可能となっていることを特徴とする端子保護
    カバー。
  2. 【請求項2】 前記第2ヒンジが、前記開閉部の揺動過
    程の途中において、所定位置を越えて閉鎖方向に揺動さ
    れると、この開閉部に対して閉鎖方向の揺動力を付勢
    し、逆に同所定位置を越えて開放方向に揺動されると、
    開閉部に対して開放方向の揺動力を付勢するように機能
    するトグルヒンジであることを特徴とする請求項1記載
    の端子保護カバー。
  3. 【請求項3】 前記開閉部の開放方向の揺動を所定位置
    で停止させるストッパ手段を備えていることを特徴とす
    る請求項2記載の端子保護カバー。
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