JPH0725061A - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
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- JPH0725061A JPH0725061A JP5170087A JP17008793A JPH0725061A JP H0725061 A JPH0725061 A JP H0725061A JP 5170087 A JP5170087 A JP 5170087A JP 17008793 A JP17008793 A JP 17008793A JP H0725061 A JPH0725061 A JP H0725061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print data
- printing
- motor
- buffer
- control unit
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/47—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
- B41J2/471—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高解像度のデータを、小容量のメモリで、か
つ、印字品質を損なうことなく出力する。 【構成】 用紙6を搬送方向Nに一定回転速度で紙送り
する定常状態に連続し、定常状態以下の回転速度で用紙
6を等距離往復させるための待機状態におけるパルスモ
ータ10の動作パターンを記憶するRAM33と、待機
状態にてRAM33の動作パターンに従ってモータ10
を制御するモータ制御部32と、印字データ記憶部40
が印字データ出力不能となった後、モータ制御部32を
定常状態から待機状態へ移行させるCPU31とを有す
る。
つ、印字品質を損なうことなく出力する。 【構成】 用紙6を搬送方向Nに一定回転速度で紙送り
する定常状態に連続し、定常状態以下の回転速度で用紙
6を等距離往復させるための待機状態におけるパルスモ
ータ10の動作パターンを記憶するRAM33と、待機
状態にてRAM33の動作パターンに従ってモータ10
を制御するモータ制御部32と、印字データ記憶部40
が印字データ出力不能となった後、モータ制御部32を
定常状態から待機状態へ移行させるCPU31とを有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高解像度の印字データ
を出力するために、大容量のメモリを必要とせず、か
つ、印字品質を損なうこともない印字装置に関するもの
である。
を出力するために、大容量のメモリを必要とせず、か
つ、印字品質を損なうこともない印字装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、文字、図形、画像等の様々なデー
タを取り扱うことができるデスクトップパブリッシング
システム等の情報処理装置(以下、入力機という)及び
この入力機に接続される印字装置では、処理するデータ
の高解像度化が進んでいる。
タを取り扱うことができるデスクトップパブリッシング
システム等の情報処理装置(以下、入力機という)及び
この入力機に接続される印字装置では、処理するデータ
の高解像度化が進んでいる。
【0003】データの高解像度化が進むと、取り扱うべ
きデータ量が増加し、入力機や印字装置に設けられるべ
きメモリも大容量のものを用いる必要がある。例えば、
同じサイズの用紙に異なる解像度で印字を行う場合、解
像度を2倍にすれば、データ量は4倍となり、それに対
応したメモリを用いることは大きなコストアップを招く
ことになる。
きデータ量が増加し、入力機や印字装置に設けられるべ
きメモリも大容量のものを用いる必要がある。例えば、
同じサイズの用紙に異なる解像度で印字を行う場合、解
像度を2倍にすれば、データ量は4倍となり、それに対
応したメモリを用いることは大きなコストアップを招く
ことになる。
【0004】上記事情により、従来の印字装置では、コ
スト面の制限から、1頁全体の半分程度のデータしか記
憶できない程度の容量を有するメモリを用い、先ず、頁
の一部のデータをメモリに展開して、それを印字出力し
た後、一旦印字装置の紙送りを停止させて、残りの部分
のデータをメモリに展開し、再び印字装置の紙送りを再
開させて印字出力を行うというように、一つの頁であっ
ても、複数の部分に分割して印字処理を行っていた。
スト面の制限から、1頁全体の半分程度のデータしか記
憶できない程度の容量を有するメモリを用い、先ず、頁
の一部のデータをメモリに展開して、それを印字出力し
た後、一旦印字装置の紙送りを停止させて、残りの部分
のデータをメモリに展開し、再び印字装置の紙送りを再
開させて印字出力を行うというように、一つの頁であっ
ても、複数の部分に分割して印字処理を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、データが分割される部分で紙送りを行う
モータが急停止・急再起動を繰り返すこととなり、その
たびに振動を生じて用紙の送りムラを発生し、印字品質
が低下するという問題点があった。加えて、モータなど
の紙送り系にかかる負担が大きく、紙送り系の消耗が大
きくなっていた。
うな構成では、データが分割される部分で紙送りを行う
モータが急停止・急再起動を繰り返すこととなり、その
たびに振動を生じて用紙の送りムラを発生し、印字品質
が低下するという問題点があった。加えて、モータなど
の紙送り系にかかる負担が大きく、紙送り系の消耗が大
きくなっていた。
【0006】上述の問題点に鑑み、本発明は、高解像度
のデータを、小容量のメモリで、しかも良好な印字品質
で出力することができる印字装置を提供することを目的
とする。
のデータを、小容量のメモリで、しかも良好な印字品質
で出力することができる印字装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点に鑑みて、本
発明は、用紙を搬送方向に一定回転速度で紙送りする定
常状態に連続しかつ定常状態以下の回転速度で用紙を搬
送方向の正逆方向に等距離往復させるための待機状態に
おけるモータの動作パターンを記憶する待機動作記憶部
と、定常状態にてモータが一定回転速度で回転するよう
に制御すると共に待機状態にて待機動作記憶部の動作パ
ターンに従ってモータの回転速度及び回転方向を制御す
るモータ制御部と、印字データ記憶部が印字データ出力
不能となった後モータ制御部を定常状態から待機状態へ
移行させかつ印字手段の印字を中断させると共に、この
待機状態が終了した際モータ制御部を定常状態に戻すと
共に、印字データ記憶部からの印字データ出力が可能と
なりしかも用紙がこの待機状態への移行時の状態に復帰
した際印字手段の印字を再開させる制御回路とを具備し
たものである。
発明は、用紙を搬送方向に一定回転速度で紙送りする定
常状態に連続しかつ定常状態以下の回転速度で用紙を搬
送方向の正逆方向に等距離往復させるための待機状態に
おけるモータの動作パターンを記憶する待機動作記憶部
と、定常状態にてモータが一定回転速度で回転するよう
に制御すると共に待機状態にて待機動作記憶部の動作パ
ターンに従ってモータの回転速度及び回転方向を制御す
るモータ制御部と、印字データ記憶部が印字データ出力
不能となった後モータ制御部を定常状態から待機状態へ
移行させかつ印字手段の印字を中断させると共に、この
待機状態が終了した際モータ制御部を定常状態に戻すと
共に、印字データ記憶部からの印字データ出力が可能と
なりしかも用紙がこの待機状態への移行時の状態に復帰
した際印字手段の印字を再開させる制御回路とを具備し
たものである。
【0008】
【作用】本発明は上記手段により、印字データが入力機
から印字データ記憶部に入力記憶され、制御回路はモー
タ制御部に定常状態の制御を行わせる。これにより、印
字データ記憶部に印字データが記憶されている間、モー
タが用紙を搬送方向に一定回転速度で紙送りしながら、
印字手段が用紙の搬送方向に直交する方向に印字を行う
状態がしばらく続く。
から印字データ記憶部に入力記憶され、制御回路はモー
タ制御部に定常状態の制御を行わせる。これにより、印
字データ記憶部に印字データが記憶されている間、モー
タが用紙を搬送方向に一定回転速度で紙送りしながら、
印字手段が用紙の搬送方向に直交する方向に印字を行う
状態がしばらく続く。
【0009】さて、上記状態から印字データ記憶部が印
字データ出力不能な状態へ移ると、制御回路は、モータ
制御部を待機状態の制御に移行させると共に、印字手段
の印字を中断させる。すると、モータ制御部は、待機動
作記憶部に記憶された動作パターンによりモータを制御
する。これによりモータは、定常状態以下の回転速度で
用紙を搬送方向の正逆方向に等距離往復させる待機状態
の動作を行う。この間入力機は、次の印字データを作成
しており、この待機状態のうちに次の印字データが印字
データ記憶部に入力・記憶され、印字データ記憶部は再
び印字データ出力可能となる。そして、待機状態の動作
パターンが終了し、制御回路はモータ制御部を定常状態
に戻す。ここで、待機状態は定常状態に連続するもので
あるので、モータは待機状態から定常状態への移行時に
格別の加減速動作を行うことなく、滑らかな動作を行
い、用紙の振動などを防止することができる。そして、
用紙が待機状態への移行時の位置及び紙送り速度(モー
タは上記一定回転速度となる)に復帰すると、制御回路
は、ラインセンサの水平同期信号を参照して、印字手段
の印字動作を再開させるものである。このような一連の
動作により、モータは急停止や急激な再起動を行うこと
がなく、用紙の振動等を防止して良好な印字品質を得る
ことができると共に、紙送り系の負担を少なくして消耗
を減ずることができる。
字データ出力不能な状態へ移ると、制御回路は、モータ
制御部を待機状態の制御に移行させると共に、印字手段
の印字を中断させる。すると、モータ制御部は、待機動
作記憶部に記憶された動作パターンによりモータを制御
する。これによりモータは、定常状態以下の回転速度で
用紙を搬送方向の正逆方向に等距離往復させる待機状態
の動作を行う。この間入力機は、次の印字データを作成
しており、この待機状態のうちに次の印字データが印字
データ記憶部に入力・記憶され、印字データ記憶部は再
び印字データ出力可能となる。そして、待機状態の動作
パターンが終了し、制御回路はモータ制御部を定常状態
に戻す。ここで、待機状態は定常状態に連続するもので
あるので、モータは待機状態から定常状態への移行時に
格別の加減速動作を行うことなく、滑らかな動作を行
い、用紙の振動などを防止することができる。そして、
用紙が待機状態への移行時の位置及び紙送り速度(モー
タは上記一定回転速度となる)に復帰すると、制御回路
は、ラインセンサの水平同期信号を参照して、印字手段
の印字動作を再開させるものである。このような一連の
動作により、モータは急停止や急激な再起動を行うこと
がなく、用紙の振動等を防止して良好な印字品質を得る
ことができると共に、紙送り系の負担を少なくして消耗
を減ずることができる。
【0010】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係る印字装置
の斜視図である。まず紙送り系について説明するに、1
はカセット台、2はこのカセット台1に設けられるカー
トリッジであって、このカートリッジ2内には用紙6の
繰出しリール3が収納される。4はマガジンであり、こ
のマガジン4内には、用紙6の巻取りリール5が収納さ
れる。また矢印Nは用紙6の搬送方向を示し、7は用紙
6の送りガイドである。8はプラテンであり、9はこの
プラテン8の回転軸、9aはこの回転軸9を指示する軸
受である。10はパルスモータであり、このパルスモー
タ10の出力軸10aは減速機11を介して上記回転軸
9の一端部に連結される。また、このパルスモータ10
は用紙6を搬送方向Nの正逆方向に所望回転速度で紙送
りするものである。13はプラテン8と平行に設けられ
る加圧ローラであり、14はこの加圧ローラの軸、15
はこの軸14をプラテン8側へ押圧する押圧ばねであ
る。
の斜視図である。まず紙送り系について説明するに、1
はカセット台、2はこのカセット台1に設けられるカー
トリッジであって、このカートリッジ2内には用紙6の
繰出しリール3が収納される。4はマガジンであり、こ
のマガジン4内には、用紙6の巻取りリール5が収納さ
れる。また矢印Nは用紙6の搬送方向を示し、7は用紙
6の送りガイドである。8はプラテンであり、9はこの
プラテン8の回転軸、9aはこの回転軸9を指示する軸
受である。10はパルスモータであり、このパルスモー
タ10の出力軸10aは減速機11を介して上記回転軸
9の一端部に連結される。また、このパルスモータ10
は用紙6を搬送方向Nの正逆方向に所望回転速度で紙送
りするものである。13はプラテン8と平行に設けられ
る加圧ローラであり、14はこの加圧ローラの軸、15
はこの軸14をプラテン8側へ押圧する押圧ばねであ
る。
【0012】したがって、パルスモータ10を駆動する
と、パルスモータ10の出力軸10aの回転力が減速機
11を介して回転軸9に伝達され、プラテン8が回転す
る。そして、用紙6がプラテン8の周面8aと加圧ロー
ラ13に挟まれた状態で矢印N方向(用紙6の幅方向と
直交する方向)に送られる。
と、パルスモータ10の出力軸10aの回転力が減速機
11を介して回転軸9に伝達され、プラテン8が回転す
る。そして、用紙6がプラテン8の周面8aと加圧ロー
ラ13に挟まれた状態で矢印N方向(用紙6の幅方向と
直交する方向)に送られる。
【0013】16はポリゴンミラー、17は出力手段の
中核をなすレーザ照射器、18はFθレンズであり、レ
ーザ照射器17から発せられるレーザ光Xがポリゴンミ
ラー16により反射され、Fθレンズ18を通過し、上
記N方向と直交する方向に印字が行われる。また1行ご
との印字のたび、レーザ光Xはミラー19により反射
し、水平同期信号を発生するラインセンサ20にとらえ
られる。
中核をなすレーザ照射器、18はFθレンズであり、レ
ーザ照射器17から発せられるレーザ光Xがポリゴンミ
ラー16により反射され、Fθレンズ18を通過し、上
記N方向と直交する方向に印字が行われる。また1行ご
との印字のたび、レーザ光Xはミラー19により反射
し、水平同期信号を発生するラインセンサ20にとらえ
られる。
【0014】図2は、上記印字装置のブロック図であ
る。Aは入力機、Bは印字装置である。印字装置Bのう
ち、31は印字装置Bの全体を制御する制御回路として
のCPUである。
る。Aは入力機、Bは印字装置である。印字装置Bのう
ち、31は印字装置Bの全体を制御する制御回路として
のCPUである。
【0015】40は入力機Aが作成した印字データを入
力・記憶する印字データ記憶部であり、この印字データ
記憶部40が、出力手段としてのレーザ照射器17へ印
字データを出力する速度は、入力機Aが印字データを作
成して印字データ記憶部40へ印字データを転送する速
度よりも大である。印字データ記憶部40のうち、41
は入力機Aからの印字データ入力を制御する入力制御部
である。この入力制御部41の後段には、それぞれ独立
に設けられ、かつ印字データを記憶する第1バッファ4
2、第2バッファ43が接続される。第1バッファ4
2、第2バッファ43の後段には、レーザ照射器17へ
の印字データ出力を制御する出力制御部44が接続され
る。そして、CPU31は入力制御部41に対して印字
データを書込むべきバッファを指定する切替制御信号を
出力すると共に、出力制御部44に対して印字データを
読出すべきバッファを指定する切替制御信号を出力す
る。また、入力制御部41、出力制御部44に与えられ
る切替制御信号は互いに負論理であって、例えば、図2
に実線矢印で示すように、第1バッファ42に印字デー
タを書込む際には、第2バッファ43に記憶されている
印字データを出力制御部44を介してレーザ照射器17
側へ出力させ、逆に破線矢印で示すように、第2バッフ
ァ43に書込む際には、第1バッファ42から印字デー
タを出力させる。
力・記憶する印字データ記憶部であり、この印字データ
記憶部40が、出力手段としてのレーザ照射器17へ印
字データを出力する速度は、入力機Aが印字データを作
成して印字データ記憶部40へ印字データを転送する速
度よりも大である。印字データ記憶部40のうち、41
は入力機Aからの印字データ入力を制御する入力制御部
である。この入力制御部41の後段には、それぞれ独立
に設けられ、かつ印字データを記憶する第1バッファ4
2、第2バッファ43が接続される。第1バッファ4
2、第2バッファ43の後段には、レーザ照射器17へ
の印字データ出力を制御する出力制御部44が接続され
る。そして、CPU31は入力制御部41に対して印字
データを書込むべきバッファを指定する切替制御信号を
出力すると共に、出力制御部44に対して印字データを
読出すべきバッファを指定する切替制御信号を出力す
る。また、入力制御部41、出力制御部44に与えられ
る切替制御信号は互いに負論理であって、例えば、図2
に実線矢印で示すように、第1バッファ42に印字デー
タを書込む際には、第2バッファ43に記憶されている
印字データを出力制御部44を介してレーザ照射器17
側へ出力させ、逆に破線矢印で示すように、第2バッフ
ァ43に書込む際には、第1バッファ42から印字デー
タを出力させる。
【0016】入力制御部41は、CPU31から切替制
御信号を受けた後、指定のバッファへの印字データの入
力が完了すると、CPU31へ入力完了信号を出力す
る。また、出力制御部44は、CPU31から切替制御
信号を受けた後、指定のバッファからの印字データの出
力が完了すると、CPU31へ出力完了信号を出力す
る。ここで、印字データ記憶部40の入力速度は、出力
速度より小さいので、出力制御部44の出力完了信号よ
りも入力制御部41の入力完了信号の方が遅れてCPU
31へ送られることになる。
御信号を受けた後、指定のバッファへの印字データの入
力が完了すると、CPU31へ入力完了信号を出力す
る。また、出力制御部44は、CPU31から切替制御
信号を受けた後、指定のバッファからの印字データの出
力が完了すると、CPU31へ出力完了信号を出力す
る。ここで、印字データ記憶部40の入力速度は、出力
速度より小さいので、出力制御部44の出力完了信号よ
りも入力制御部41の入力完了信号の方が遅れてCPU
31へ送られることになる。
【0017】32は、モータ制御部であってCPU3
1、パルス発生部34、パルスカウンタ35及びパルス
モータ10に接続され、定常状態にてパルスモータ10
を一定回転速度で回転させ、待機状態にて待機動作記憶
部としてのRAM33に記憶された動作パターンに従っ
てパルスモータ10の回転速度及び回転方向を制御す
る。図2では、このRAM33は、モータ制御部32内
に設けられているが、別体に構成してもよい。そしてR
AM33には、図3に示すデータ構成を備えた動作パタ
ーンが記憶されている。即ち、先頭ビットはパルスモー
タ10を完全に停止させるための静止指令信号(非静止
が「ノンアクティブ」、静止が「アクティブ」)、第2
ビットがパルスモータ10の回転方向を示す正逆信号
(正転は「ノンアクティブ」、逆転が「アクティ
ブ」)、第3ビットが後述する逆送り区間(図4の区間
5で示される逆転区間)及びこの逆送り区間と同じ長さ
を持つ予走区間(図4の区間9で示される正転区間)の
開始を示すTRACE信号(否が「ノンアクティブ」、
是が「アクティブ」)及びモータ制御部32がパルス発
生器34に印加すべき可変周波数値を示すデータを含
む、所定ビットの単位からなる。そして、この単位がア
ドレス順に配置されている(図2中、説明の便宜上1ア
ドレスごとに配置するようにしているが、適宜変更して
よい)。また、CAはモータ制御部32によって管理さ
れ、これらの単位の先頭を指すポインタであり、このポ
インタCAが指す位置は、パルスカウンタ35が出力す
るアドレスカウントアップ信号により、1つずつ更新さ
れる。即ちRAM33は、待機状態における動作パター
ンを記憶するシーケンサとしての役割を有している。
1、パルス発生部34、パルスカウンタ35及びパルス
モータ10に接続され、定常状態にてパルスモータ10
を一定回転速度で回転させ、待機状態にて待機動作記憶
部としてのRAM33に記憶された動作パターンに従っ
てパルスモータ10の回転速度及び回転方向を制御す
る。図2では、このRAM33は、モータ制御部32内
に設けられているが、別体に構成してもよい。そしてR
AM33には、図3に示すデータ構成を備えた動作パタ
ーンが記憶されている。即ち、先頭ビットはパルスモー
タ10を完全に停止させるための静止指令信号(非静止
が「ノンアクティブ」、静止が「アクティブ」)、第2
ビットがパルスモータ10の回転方向を示す正逆信号
(正転は「ノンアクティブ」、逆転が「アクティ
ブ」)、第3ビットが後述する逆送り区間(図4の区間
5で示される逆転区間)及びこの逆送り区間と同じ長さ
を持つ予走区間(図4の区間9で示される正転区間)の
開始を示すTRACE信号(否が「ノンアクティブ」、
是が「アクティブ」)及びモータ制御部32がパルス発
生器34に印加すべき可変周波数値を示すデータを含
む、所定ビットの単位からなる。そして、この単位がア
ドレス順に配置されている(図2中、説明の便宜上1ア
ドレスごとに配置するようにしているが、適宜変更して
よい)。また、CAはモータ制御部32によって管理さ
れ、これらの単位の先頭を指すポインタであり、このポ
インタCAが指す位置は、パルスカウンタ35が出力す
るアドレスカウントアップ信号により、1つずつ更新さ
れる。即ちRAM33は、待機状態における動作パター
ンを記憶するシーケンサとしての役割を有している。
【0018】また、パルス発生部34は、モータ制御部
32から入力する可変周波数値に応じて方形波を生成
し、パルスモータ10に印加するものであり、この可変
周波数値を上昇させると、パルスモータ10は、より高
速で回転し、用紙6がより高速で紙送りされるものであ
る。そして定常状態において、この可変周波数値は一定
値(図3では「100」)とされ、待機状態においてこ
の一定値以下の可変値(図3では「0」〜「100」)
とされる。したがって、パルスモータ10は待機状態に
おいて、必ず定常状態以下の大きさの回転速度で回転す
るか、あるいは停止することとなる。なお、上記静止指
令信号は、上記可変値が「0」となっても、パルスモー
タ10が、その性質上わずかに回転し、用紙6に位置ず
れが生ずることを防ぐため与えられるものである。さら
に、パルスカウンタ35は、パルス発生器34が出力す
る方形波のパルス数を計測し、このパルス数が所定値に
達すると、モータ制御部32にアドレスカウントアップ
信号を出力するものである。ここで、上記方形波の周波
数が上昇すると、パルス数がより早く上記所定値に達す
るため、アドレスカウントアップ信号の周期は短くな
る。なお定常状態において、モータ制御部32はアドレ
スカウントアップ信号を無視し、待機状態の始め及び終
りで、パルスカウンタ35にRESET信号を出力し、
パルスカウンタ35内のパルス数(計数値)を初期化す
ると共に、上記ポインタCAをRAM33のアドレス1
へセットする。
32から入力する可変周波数値に応じて方形波を生成
し、パルスモータ10に印加するものであり、この可変
周波数値を上昇させると、パルスモータ10は、より高
速で回転し、用紙6がより高速で紙送りされるものであ
る。そして定常状態において、この可変周波数値は一定
値(図3では「100」)とされ、待機状態においてこ
の一定値以下の可変値(図3では「0」〜「100」)
とされる。したがって、パルスモータ10は待機状態に
おいて、必ず定常状態以下の大きさの回転速度で回転す
るか、あるいは停止することとなる。なお、上記静止指
令信号は、上記可変値が「0」となっても、パルスモー
タ10が、その性質上わずかに回転し、用紙6に位置ず
れが生ずることを防ぐため与えられるものである。さら
に、パルスカウンタ35は、パルス発生器34が出力す
る方形波のパルス数を計測し、このパルス数が所定値に
達すると、モータ制御部32にアドレスカウントアップ
信号を出力するものである。ここで、上記方形波の周波
数が上昇すると、パルス数がより早く上記所定値に達す
るため、アドレスカウントアップ信号の周期は短くな
る。なお定常状態において、モータ制御部32はアドレ
スカウントアップ信号を無視し、待機状態の始め及び終
りで、パルスカウンタ35にRESET信号を出力し、
パルスカウンタ35内のパルス数(計数値)を初期化す
ると共に、上記ポインタCAをRAM33のアドレス1
へセットする。
【0019】本実施例の印字装置は、上記のような構成
よりなり、次にその動作を図4のタイムチャートに沿っ
て説明する。まず入力機Aにおいて印字データ作成が開
始され印字データ作成が完了すると、入力機Aは印字装
置BのCPU31へ印字指令信号を出力する。するとC
PU31は、入力機Aへデータ転送要求信号を出力する
と共に、入力制御部41に第1バッファ42ヘ入力を行
わせる旨の切替制御信号を、出力制御部44に第2バッ
ファ43から出力を行わせる旨の切替制御信号を出力す
る。次いで、入力機Aから、印字データが入力制御部4
1を介して第1バッファ42へ書込まれる。なお、未だ
第2バッファ43には印字データが記憶されていないの
で、印字手段17は印字を行わず、CPU31はモータ
制御部32にノンアクティブのSTART/STOP信
号を出力する。
よりなり、次にその動作を図4のタイムチャートに沿っ
て説明する。まず入力機Aにおいて印字データ作成が開
始され印字データ作成が完了すると、入力機Aは印字装
置BのCPU31へ印字指令信号を出力する。するとC
PU31は、入力機Aへデータ転送要求信号を出力する
と共に、入力制御部41に第1バッファ42ヘ入力を行
わせる旨の切替制御信号を、出力制御部44に第2バッ
ファ43から出力を行わせる旨の切替制御信号を出力す
る。次いで、入力機Aから、印字データが入力制御部4
1を介して第1バッファ42へ書込まれる。なお、未だ
第2バッファ43には印字データが記憶されていないの
で、印字手段17は印字を行わず、CPU31はモータ
制御部32にノンアクティブのSTART/STOP信
号を出力する。
【0020】そして、入力機Aの出力速度下で第1バッ
ファ42へ印字データが書込まれ、第1バッファ42の
印字データ書込みが終了すると、入力制御部41はCP
U31へ入力完了信号を出力する。するとCPU31
は、入力制御部41、出力制御部44へ出力する切替制
御信号を反転させる。またCPU31は、モータ制御部
32へアクティブのSTART/STOP信号を出力
し、モータ制御部32は用紙6を搬送方向に一定回転速
度で紙送りすべく、一定周波数値(図3の「100」に
相当)をパルス発生器34に印加する。すると、パルス
モータ10は、この一定回転速度で用紙6を紙送りし、
印字手段17が作動を開始し、その水平周期信号がライ
ンセンサ20にとらえられる。そしてCPU31は、こ
の水平周期信号を参照し、第1バッファ42内の印字デ
ータを、出力制御部44を介して、入力機Aの出力速度
より大なる出力速度で、印字手段17へ出力させ始め
る。これにより定常状態における処理が行われる。
ファ42へ印字データが書込まれ、第1バッファ42の
印字データ書込みが終了すると、入力制御部41はCP
U31へ入力完了信号を出力する。するとCPU31
は、入力制御部41、出力制御部44へ出力する切替制
御信号を反転させる。またCPU31は、モータ制御部
32へアクティブのSTART/STOP信号を出力
し、モータ制御部32は用紙6を搬送方向に一定回転速
度で紙送りすべく、一定周波数値(図3の「100」に
相当)をパルス発生器34に印加する。すると、パルス
モータ10は、この一定回転速度で用紙6を紙送りし、
印字手段17が作動を開始し、その水平周期信号がライ
ンセンサ20にとらえられる。そしてCPU31は、こ
の水平周期信号を参照し、第1バッファ42内の印字デ
ータを、出力制御部44を介して、入力機Aの出力速度
より大なる出力速度で、印字手段17へ出力させ始め
る。これにより定常状態における処理が行われる。
【0021】さて図4は、上記定常状態の後半から待機
状態へ移り、再び定常状態となるまでの動作の流れを示
すタイムチャートである。図4(a)は、パルスモータ
10の回転速度(モータ制御部32から出力される可変
周波数値に比例する)を示し、正方向が正転、負方向が
逆転である。そして、区間1は上記定常状態の後半部、
区間9〜10は再び定常状態となる前半部、区間2〜8
は待機状態にほぼ対応する。
状態へ移り、再び定常状態となるまでの動作の流れを示
すタイムチャートである。図4(a)は、パルスモータ
10の回転速度(モータ制御部32から出力される可変
周波数値に比例する)を示し、正方向が正転、負方向が
逆転である。そして、区間1は上記定常状態の後半部、
区間9〜10は再び定常状態となる前半部、区間2〜8
は待機状態にほぼ対応する。
【0022】詳しくは、区間2は等加速度減速(正転)
区間、区間3は停止区間、区間4は等加速度加速(逆
転)区間、区間5は後述する予走区間としての区間9
(待機状態から定常状態への移行後印字手段17の動作
が再開されるまでの間、用紙6が搬送方向Nに送られ
る)における送り量を相殺するための逆送り区間であ
る。また区間6は、等加速度減速(逆転)区間、区間7
は、印字データ記憶部40が印字データ出力可能となる
まで待つための停止区間、区間8は定常状態におけるパ
ルスモータ10の一定回転速度まで加速する等加速度加
速(正転)区間、区間9は上記一定回転速度を保ち、用
紙6を先の定常状態から待機状態移行時における位置ま
で戻すための予走区間、区間10は印字手段17が印字
動作を再開する印字再開区間である。ここで、区間2、
区間8及び区間9における面積値(搬送方向Nの送り
量)は、区間4、区間5及び区間6における面積値(搬
送方向Nの逆方向の送り量)と一致するようになってお
り、定常状態から再度定常状態へ移り、用紙6への印字
が再開された際、用紙6には搬送方向Nに位置ずれを生
ずることなく連続した印字を行えるようになっている。
尚、RAM33内のデータを書き替えれば運転パターン
を変更できる。
区間、区間3は停止区間、区間4は等加速度加速(逆
転)区間、区間5は後述する予走区間としての区間9
(待機状態から定常状態への移行後印字手段17の動作
が再開されるまでの間、用紙6が搬送方向Nに送られ
る)における送り量を相殺するための逆送り区間であ
る。また区間6は、等加速度減速(逆転)区間、区間7
は、印字データ記憶部40が印字データ出力可能となる
まで待つための停止区間、区間8は定常状態におけるパ
ルスモータ10の一定回転速度まで加速する等加速度加
速(正転)区間、区間9は上記一定回転速度を保ち、用
紙6を先の定常状態から待機状態移行時における位置ま
で戻すための予走区間、区間10は印字手段17が印字
動作を再開する印字再開区間である。ここで、区間2、
区間8及び区間9における面積値(搬送方向Nの送り
量)は、区間4、区間5及び区間6における面積値(搬
送方向Nの逆方向の送り量)と一致するようになってお
り、定常状態から再度定常状態へ移り、用紙6への印字
が再開された際、用紙6には搬送方向Nに位置ずれを生
ずることなく連続した印字を行えるようになっている。
尚、RAM33内のデータを書き替えれば運転パターン
を変更できる。
【0023】次に、図3及び図4を参照しながら、さら
に詳細に上記各区間における動作を説明する。まず上述
したように、区間1において、第1バッファ42から印
字データが印字手段17へ出力され、印字が行われる。
そして、第1バッファ42からの印字データ出力が完了
すると、出力制御部44はCPU31へ出力完了信号を
出力する。このとき、入力機Aから第2バッファ43へ
印字データの出力が行われているものであるが、入力機
Aの出力速度の方が印字データ記憶部40の出力速度よ
りも遅いので、第2バッファ43への印字データ書込み
は完了しておらず、このままでは印字手段17は印字を
行えない。したがって、CPU31はモータ制御部32
へ出力しているSTART/STOP信号をノンアクテ
ィブへ反転させる。するとモータ制御部32は、ライン
センサ20の水平周期信号を監視し、上記定常状態にお
ける動作状態から、RAM33の動作パターンへ移るタ
イミングをとる。そして、モータ制御部32がSTAR
T/STOP信号がノンアクティブとなった次の水平周
期信号の立上りを検知すると、区間2へ移行し、モータ
制御部32はポインタCAが示すRAM33のアドレス
を初期値(アドレス1)とし、パルスカウンタ35にR
ESET信号を出力してパルスカウンタ35の計数値を
初期化する。ここで図3に示すように、RAM33のア
ドレス1の動作パターンは定常状態と等しいものとなっ
ており、パルス発生器34には定常状態と同じ周波数値
(100)が与えられ、パルスモータ10は定常状態と
同じ回転状態となる。これにより、用紙6の振動等を生
ずることなく待機状態へスムーズに移行することができ
る。そして、パルスカウンタ35がパルス発生器34が
出力する方形波のパルス数を計数し、この計数値が所定
値となったら、パルスカウンタ35がアドレスカウント
アップ信号をモータ制御部32へ出力する。これによ
り、モータ制御部32は、ポインタCAが示すアドレス
をアドレス2へ更新する。アドレス2では、可変周波数
値が、定常状態における値(100)からやや少い値
(90)となっており、パルスモータ10が減速するこ
とになる。そして、このようにポインタCAが示すアド
レスをアドレス3以後へ1つずつ更新し、パルスモータ
10を減速させてゆく。そして、アドレス11を示すと
ころで、区間3へ移る。
に詳細に上記各区間における動作を説明する。まず上述
したように、区間1において、第1バッファ42から印
字データが印字手段17へ出力され、印字が行われる。
そして、第1バッファ42からの印字データ出力が完了
すると、出力制御部44はCPU31へ出力完了信号を
出力する。このとき、入力機Aから第2バッファ43へ
印字データの出力が行われているものであるが、入力機
Aの出力速度の方が印字データ記憶部40の出力速度よ
りも遅いので、第2バッファ43への印字データ書込み
は完了しておらず、このままでは印字手段17は印字を
行えない。したがって、CPU31はモータ制御部32
へ出力しているSTART/STOP信号をノンアクテ
ィブへ反転させる。するとモータ制御部32は、ライン
センサ20の水平周期信号を監視し、上記定常状態にお
ける動作状態から、RAM33の動作パターンへ移るタ
イミングをとる。そして、モータ制御部32がSTAR
T/STOP信号がノンアクティブとなった次の水平周
期信号の立上りを検知すると、区間2へ移行し、モータ
制御部32はポインタCAが示すRAM33のアドレス
を初期値(アドレス1)とし、パルスカウンタ35にR
ESET信号を出力してパルスカウンタ35の計数値を
初期化する。ここで図3に示すように、RAM33のア
ドレス1の動作パターンは定常状態と等しいものとなっ
ており、パルス発生器34には定常状態と同じ周波数値
(100)が与えられ、パルスモータ10は定常状態と
同じ回転状態となる。これにより、用紙6の振動等を生
ずることなく待機状態へスムーズに移行することができ
る。そして、パルスカウンタ35がパルス発生器34が
出力する方形波のパルス数を計数し、この計数値が所定
値となったら、パルスカウンタ35がアドレスカウント
アップ信号をモータ制御部32へ出力する。これによ
り、モータ制御部32は、ポインタCAが示すアドレス
をアドレス2へ更新する。アドレス2では、可変周波数
値が、定常状態における値(100)からやや少い値
(90)となっており、パルスモータ10が減速するこ
とになる。そして、このようにポインタCAが示すアド
レスをアドレス3以後へ1つずつ更新し、パルスモータ
10を減速させてゆく。そして、アドレス11を示すと
ころで、区間3へ移る。
【0024】区間3へ移ると、静止指令信号がアクティ
ブとなり、モータ制御部32は、パルスモータ10を完
全に停止させると共に、水平同期信号がnパルス分(本
実施例では、n=3)立上るまでポインタCAを停止さ
せる。なお、この停止区間(区間3)の長さは、入力機
Aの出力速度、印字データ記憶部40の出力速度等を勘
案して種々変更することができる。
ブとなり、モータ制御部32は、パルスモータ10を完
全に停止させると共に、水平同期信号がnパルス分(本
実施例では、n=3)立上るまでポインタCAを停止さ
せる。なお、この停止区間(区間3)の長さは、入力機
Aの出力速度、印字データ記憶部40の出力速度等を勘
案して種々変更することができる。
【0025】そして、モータ制御部32は、水平同期信
号を3パルス検知すると、区間4に移し、ポインタCA
の更新を再開してアドレス12を示す。これにより、モ
ータ制御部32は、静止指令信号をノンアクティブとし
て、パルスモータ10の回転を許し、正逆信号をアクテ
ィブ(搬送方向Nの逆方向)に反転させる。
号を3パルス検知すると、区間4に移し、ポインタCA
の更新を再開してアドレス12を示す。これにより、モ
ータ制御部32は、静止指令信号をノンアクティブとし
て、パルスモータ10の回転を許し、正逆信号をアクテ
ィブ(搬送方向Nの逆方向)に反転させる。
【0026】区間4では、上述と同様にアドレスカウン
トアップ信号が出力されるたびに、ポインタCAが示す
アドレスが更新され、パルスモータ10が搬送方向Nの
逆方向に次第に加速してゆく。そして、ポインタCAが
アドレス20を示すと、TRACE信号がアクティブと
なって、区間5に移りモータ制御部32は、水平同期信
号の立上りをmパルス(本実施例ではm=4)だけ検知
するまで、アドレスの更新を停止させる。これにより、
パルスモータ10と水平同期信号との同期を取ると共
に、用紙6を搬送方向Nと逆方向に所定送り量だけ紙送
りすることになる。
トアップ信号が出力されるたびに、ポインタCAが示す
アドレスが更新され、パルスモータ10が搬送方向Nの
逆方向に次第に加速してゆく。そして、ポインタCAが
アドレス20を示すと、TRACE信号がアクティブと
なって、区間5に移りモータ制御部32は、水平同期信
号の立上りをmパルス(本実施例ではm=4)だけ検知
するまで、アドレスの更新を停止させる。これにより、
パルスモータ10と水平同期信号との同期を取ると共
に、用紙6を搬送方向Nと逆方向に所定送り量だけ紙送
りすることになる。
【0027】次に、モータ制御部32が水平同期信号の
立上りを4パルス検知すると、アドレスの更新を再開
し、ポインタCAはアドレス21を示し、区間6へ移
る。ここでTRACE信号は、ノンアクティブに反転す
る。そして、上述と同様にポインタCAが示すアドレス
が順次更新され、パルスモータ10は減速を行う。
立上りを4パルス検知すると、アドレスの更新を再開
し、ポインタCAはアドレス21を示し、区間6へ移
る。ここでTRACE信号は、ノンアクティブに反転す
る。そして、上述と同様にポインタCAが示すアドレス
が順次更新され、パルスモータ10は減速を行う。
【0028】そして、ポインタCAがアドレス31を示
すと、静止指令信号がアクティブとなって、パルスモー
タ10が完全に停止すると共に、正逆信号がノンアクテ
ィブ(正転)に反転し、区間7に移る。そして、上記第
2バッファ43の印字データ書込みが終了するまで、パ
ルスモータ10を停止させたまま待機することになる。
すと、静止指令信号がアクティブとなって、パルスモー
タ10が完全に停止すると共に、正逆信号がノンアクテ
ィブ(正転)に反転し、区間7に移る。そして、上記第
2バッファ43の印字データ書込みが終了するまで、パ
ルスモータ10を停止させたまま待機することになる。
【0029】次に上記書込み動作が終了すると、入力制
御部41はCPU31へ入力完了信号を出力し、CPU
31はSTART/STOP信号をアクティブに反転さ
せ、モータ制御部32は区間8における制御へ移る。区
間8においてモータ制御部32は、最初の水平同期信号
の立上りを監視し、これを検知したならば、ポインタC
Aをアドレス32へ進める。アドレス32では、静止指
令信号がノンアクティブに反転し、区間9に移る。
御部41はCPU31へ入力完了信号を出力し、CPU
31はSTART/STOP信号をアクティブに反転さ
せ、モータ制御部32は区間8における制御へ移る。区
間8においてモータ制御部32は、最初の水平同期信号
の立上りを監視し、これを検知したならば、ポインタC
Aをアドレス32へ進める。アドレス32では、静止指
令信号がノンアクティブに反転し、区間9に移る。
【0030】区間9では、上記逆送り区間(区間5)と
紙送り方向を逆にした動作が行われる。即ち、CPU3
1は、モータ制御部32のTRACE信号の立上りを検
知すると、水平周期信号を監視し、水平周期信号が上記
区間5におけるパルス数と同数のmパルスだけ立上がる
まで待ち、CPU31は出力制御部44に第2バッファ
43から出力すべき旨の切替制御信号を出力し、印字手
段17は第2バッファ43の印字データによる印字動作
を再開するものである。同時に、パルスモータ10の回
転が許され、アドレスの更新が再開されることにより、
パルスモータ10が定常状態における一定速度(搬送方
向N)まで加速する。そして、ポインタCAがアドレス
41を示すと、TRACE信号がアクティブに反転し、
モータ制御部32はRAM33の動作パターンによる制
御を終了する。即ち、次の待機状態Aの移行に備えて、
ポインタCAが示すアドレスを初期値(アドレス1)に
戻すと共に、RESET信号をアクティブにしてパルス
カウンタ35の計数値を初期化し、待機状態から再び定
常状態へ戻る(区間10)。
紙送り方向を逆にした動作が行われる。即ち、CPU3
1は、モータ制御部32のTRACE信号の立上りを検
知すると、水平周期信号を監視し、水平周期信号が上記
区間5におけるパルス数と同数のmパルスだけ立上がる
まで待ち、CPU31は出力制御部44に第2バッファ
43から出力すべき旨の切替制御信号を出力し、印字手
段17は第2バッファ43の印字データによる印字動作
を再開するものである。同時に、パルスモータ10の回
転が許され、アドレスの更新が再開されることにより、
パルスモータ10が定常状態における一定速度(搬送方
向N)まで加速する。そして、ポインタCAがアドレス
41を示すと、TRACE信号がアクティブに反転し、
モータ制御部32はRAM33の動作パターンによる制
御を終了する。即ち、次の待機状態Aの移行に備えて、
ポインタCAが示すアドレスを初期値(アドレス1)に
戻すと共に、RESET信号をアクティブにしてパルス
カウンタ35の計数値を初期化し、待機状態から再び定
常状態へ戻る(区間10)。
【0031】なお本実施例では、パルスモータ10を正
/逆回転させているので、パルスモータ10とプラテン
8との間に設けられる減速機11のバックラッシュを相
殺することができる。また、印字手段17の動作/非動
作の制御について、印字手段17の光出力を通過/遮光
するシャッタなどの要素を設け、このシャッタの動作を
制御するようにしてもよい。
/逆回転させているので、パルスモータ10とプラテン
8との間に設けられる減速機11のバックラッシュを相
殺することができる。また、印字手段17の動作/非動
作の制御について、印字手段17の光出力を通過/遮光
するシャッタなどの要素を設け、このシャッタの動作を
制御するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
モータが急停止や急激な起動を行うことがなく、紙送り
系の振動等を防止して良好な印字品質を得ることができ
ると共に、紙送り系の消耗を減ずることができる。又、
印字途中で紙送り系を停止させても印字品質を損なわな
いので、小容量のメモリで高解像度のデータを出力でき
る。
モータが急停止や急激な起動を行うことがなく、紙送り
系の振動等を防止して良好な印字品質を得ることができ
ると共に、紙送り系の消耗を減ずることができる。又、
印字途中で紙送り系を停止させても印字品質を損なわな
いので、小容量のメモリで高解像度のデータを出力でき
る。
【図1】本発明の一実施例に係る印字装置の斜視図
【図2】本発明の一実施例に係る印字装置のブロック図
【図3】本発明の一実施例に係る印字装置のRAM内の
データ構成図
データ構成図
【図4】本発明の一実施例に係る印字装置のタイムチャ
ート
ート
10 パルスモータ 17 印字手段 20 ラインセンサ 31 CPU 32 モータ制御部 33 RAM 34 パルス発生器 35 パルスカウンタ 40 印字データ記憶部 41 入力制御部 42 第1バッファ 43 第2バッファ 44 出力制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 印字データを記憶する印字データ記憶部
と、 前記印字データ記憶部から出力される印字データに基い
て、用紙に用紙の搬送方向と直交する方向に印字を行う
印字手段と、 前記印字手段の水平同期信号を発生するラインセンサ
と、 用紙を搬送方向の正逆方向に所望回転速度で紙送りする
モータと、 用紙を搬送方向に一定回転速度で紙送りする定常状態に
連続し、かつ定常状態以下の回転速度で用紙を前記搬送
方向の正逆方向に等距離往復させるための待機状態にお
ける前記モータの動作パターンを記憶する待機動作記憶
部と、 定常状態にて前記モータが一定回転速度で回転するよう
に制御すると共に、待機状態にて前記待機動作記憶部の
動作パターンに従って前記モータの回転速度及び回転方
向を制御するモータ制御部と、 前記印字データ記憶部が印字データ出力不能となった
後、前記モータ制御部を定常状態から待機状態へ移行さ
せ、かつ前記印字手段の印字を中断させると共に、 この待機状態が終了した際、前記モータ制御部を定常状
態に戻すと共に、 前記印字データ記憶部からの印字データ出力が可能とな
り、しかも用紙がこの待機状態への移行時の状態に復帰
した際、前記印字手段の印字を再開させる制御回路とを
有することを特徴とする印字装置。 - 【請求項2】 前記印字データ記憶部は、印字データを
記憶する第1バッファと、この第1バッファとは独立に
設けられ、かつ前記印字データに連続する印字データを
記憶する第2バッファと、入力機に接続され、かつ前記
制御回路からの切替制御信号に応じ、前記第1バッファ
又は前記第2バッファのうち択一的に選択されるバッフ
ァに印字データを書込む入力制御部と、前記第1バッフ
ァ及び前記第2バッファの後段に設けられ、かつ前記切
替制御信号に応じて、前記第1バッファ又は前記第2バ
ッファのうち前記入力制御部とは負論理に選択されるバ
ッファから、記憶された印字データを出力する出力制御
部を有している請求項1記載の印字装置。 - 【請求項3】 前記モータ制御部は、待機状態におい
て、前記モータにパルスを印加するパルス発生器に可変
周波数値を印加し、このパルスを計数するパルスカウン
タから出力されるアドレスカウントアップ信号により、
前記待機動作記憶部のアドレスを更新する請求項1記載
の印字装置。 - 【請求項4】 前記待機動作記憶部における動作パター
ンは、待機状態から定常状態へ移行後前記印字手段の動
作が再開されるまでの間、用紙が搬送方向に送られる送
り量を相殺する逆送り区間を備えている請求項1記載の
印字装置。 - 【請求項5】 前記待機動作記憶部における動作パター
ンは、ラインセンサの水平同期信号の立上りと同期して
前記印字手段の印字を再開させるものである請求項1記
載の印字装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5170087A JPH0725061A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 印字装置 |
US08/271,304 US5631692A (en) | 1993-07-09 | 1994-07-06 | Printing apparatus with lower transporting speed between printing operations |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5170087A JPH0725061A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725061A true JPH0725061A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15898409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5170087A Pending JPH0725061A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 印字装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5631692A (ja) |
JP (1) | JPH0725061A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29805712U1 (de) * | 1998-03-28 | 1998-06-04 | Fassauer, Angelika, 22043 Hamburg | Vorrichtung zur Präsentation von hinterleuchteten, aus plakatartigem Zuschnitt bestehenden Werbeträgern in variabler Anzahl |
SE514835C2 (sv) * | 1999-01-21 | 2001-04-30 | Micronic Laser Systems Ab | System och metod för mikrolitografiskt skrivande |
JP5746009B2 (ja) * | 2011-12-14 | 2015-07-08 | 株式会社ミヤコシ | デジタル印刷方法及びその装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4750045A (en) * | 1985-08-15 | 1988-06-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Light beam scanning system |
US4831243A (en) * | 1985-12-04 | 1989-05-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Information memory apparatus for reading out information from a moving recording medium |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5170087A patent/JPH0725061A/ja active Pending
-
1994
- 1994-07-06 US US08/271,304 patent/US5631692A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5631692A (en) | 1997-05-20 |
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