JPH09314933A - 記録装置および記録装置の記録方法 - Google Patents

記録装置および記録装置の記録方法

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JPH09314933A
JPH09314933A JP8137943A JP13794396A JPH09314933A JP H09314933 A JPH09314933 A JP H09314933A JP 8137943 A JP8137943 A JP 8137943A JP 13794396 A JP13794396 A JP 13794396A JP H09314933 A JPH09314933 A JP H09314933A
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JP
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printing
unit
feeding
recording medium
driving
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JP8137943A
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English (en)
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Chitose Amashiro
千歳 天白
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に高スループットとなり得る給送状態で記
録媒体に対する印刷を効率よく行うことである。 【解決手段】 エンジン部106が印刷する同一ページ
の印刷中に、エンジン制御部107がメインモータ10
9の駆動を制御して給送ローラ等により給送される記録
媒体の給送速度を可変する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される出力情
報に基づいて記録媒体に画像を記録する記録装置および
記憶装置の記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ラインプリンタにおいては、
例えば、紙の上半分しか印字がない場合などは後半の余
白部はキャリッジリターンだけで、紙は事実上早送りで
搬送される。
【0003】また、ページプリンタにおいても、部品の
交換やホストコンピュータからの選択により画像データ
に適した搬送スピードの変更が可能な印字装置は存在し
ている。いわゆる、「試し刷り」モード等で早送りする
例がそれである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
りの例においては、ページプリンタではプリント中の速
度変更は行わない。なぜなら、多くの場合ページプリン
タは単位時間当りの印字枚数を増すため、連続印字の際
の用紙間隔を短くしてある。
【0005】そこで、例えば2枚の用紙が同時に転写と
定着にまたがっていたりすることが有り得るケースで
は、途中で速度を変えることは問題がある。また、用紙
間隔がなくなったり、用紙が重なってしまうようではセ
ンサによる紙の検知が不可能となり、用紙搬送上の正常
/異常が検知できなくなるからである。1枚プリントの
時のためだけに速度可変にするのは無駄が大きく、メリ
ットがあまりなかった。
【0006】しかしながら、昨今のプリンタの小型化,
パーソナルユース化に伴い、従来とは重視する使用上の
条件が異なるケースが生じている。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第7の発明
の目的は、同一ページの印刷中に記録媒体の給送速度お
よび印刷部の主走査方向に対する印刷速度を可変してス
ループットを格段に向上できるとともに、印刷部の周辺
環境状態を検知して通常定着可能な状態かどうかを判定
し、該判定結果に基づいて記録媒体の給送能力を制限す
ることにより、高画質の印刷を維持できる記録装置およ
び記録装置の記録方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される印刷情報に基づいて記録媒体上に印刷を
行う印刷手段と、前記記録媒体を給送する給送手段と、
前記給送手段を駆動する駆動手段と、前記印刷手段が印
刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手段の駆動を制
御して前記給送手段により給送される前記記録媒体の給
送速度を可変する第1の制御手段とを有するものであ
る。
【0009】本発明に係る第2の発明は、入力される印
刷情報に基づいて記録媒体上に印刷を行う印刷手段と、
前記記録媒体を給送する給送手段と、前記給送手段を駆
動する駆動手段と、前記印刷手段が印刷する同一ページ
の印刷中に、前記印刷手段が印刷する主走査方向の印刷
速度を可変する第2の制御手段とを有するものである。
【0010】本発明に係る第3の発明は、入力される印
刷情報に基づいて記録媒体上に印刷を行う印刷手段と、
前記記録媒体を給送する給送手段と、前記給送手段を駆
動する駆動手段と、前記印刷手段が印刷する同一ページ
の印刷中に、前記駆動手段の駆動を制御して前記給送手
段により給送される前記記録媒体の給送速度および前記
印刷手段が印刷する主走査方向の印刷速度を可変する第
3の制御手段とを有するものである。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記入力され
る印刷情報を解析して出力ページ内の余白域を検知する
検知手段を有し、前記第1の制御手段が前記検知手段の
検知結果に基づいて前記印刷手段が印刷する同一ページ
の印刷中に、前記駆動手段の駆動を制御して前記給送手
段により給送される前記記録媒体の給送速度を可変する
ものである。
【0012】本発明に係る第5の発明は、前記印刷手段
の環境状態を検知する状態検知手段を設け、前記第1の
制御手段が前記状態検知手段の検知結果に基づいて前記
印刷手段が印刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手
段の駆動を制御して前記給送手段により給送される前記
記録媒体の給送速度を可変するものである。
【0013】本発明に係る第6の発明は、入力される印
刷情報に基づいて記録媒体上に印刷を行う印刷手段と、
前記記録媒体を給送する給送手段と、前記給送手段を駆
動する駆動手段とを有する記録装置の記録方法におい
て、前記印刷手段が印刷する同一ページ内の余白域を検
知する検知工程と、該検知された余白域に基づいて前記
駆動手段の駆動を印刷中に可変する可変工程とを有する
ものである。
【0014】本発明に係る第7の発明は、入力される印
刷情報に基づいて記録媒体上に印刷を行う印刷手段と、
前記記録媒体を給送する給送手段と、前記給送手段を駆
動する駆動手段とを有する記録装置の記録方法におい
て、前記印刷手段の環境状態を検知する状態検知工程
と、該状態検知結果に基づいて前記駆動手段を低速駆動
する駆動工程とを設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1の実施形態を示
す記録装置の構成を示す概略断面図であり、例えば電子
写真法を用いた小型LEDプリンタの場合に対応する。
なお、印字方法については公知であるのでエンジン部の
詳細な説明は省略する。
【0016】図において、1は装置本体、2は電装部で
ある。31はDカットローラで、引き伸ばし式トレイ1
1上に重載された用紙の最上紙を分離パット33の摩擦
係数を利用して分離するいわゆるデュプロ分離方式の給
紙ローラで、分離した紙を搬送ローラ対32に送る。
【0017】4はいわゆるプロセスカートリッジで、少
なくとも感光体ドラム41と図示しない現像器とクリー
ニング装置を有している。5は転写ローラである。な
お、電装部2にはCPU,RAM,ROMを有し、CP
Uはプリンタエンジンの駆動、すなわち、プリントシー
ケンスを総括的に制御している。
【0018】7はLEDユニットで、入力される出力情
報に基づいてLEDユニット7を駆動して感光体ドラム
41に光学的に潜像を書き込む。6はフィルム式定着装
置で、紙幅方向の棒状ヒータ63が円筒状フィルム61
をはさんで加圧ローラ62と圧接している、いわゆる、
「オンデマンド定着器」である。この定着装置はプリン
ト動作に入ってから急激に温度を上昇させるもので、定
着装置としての系の熱容量が小さい特徴がある。
【0019】12は引き出し式トレイで、画像を定着さ
せた用紙が排出,重載される。なお、Dカットローラ3
1,搬送ローラ対32,プロセスカートリッジ4,フィ
ルム式定着装置6の駆動は、図示しない1つのメインモ
ータによって行われ、同じく図示しない駆動系ギア列で
伝達されている。本装置においてはメインモータはステ
ッピングモータで構成されている。
【0020】本装置は、前述のように小型のページプリ
ンタで、転写ニップと定着ニップの距離Lは標準設定の
用紙間距離よりも短い。なお、標準として設定した環
境,紙種,紙サイズにおいて本装置では1分間に6枚を
印字することが可能で、このときのメインモータの回転
スピードは約600rpmである。メインモータは最大
この装置において約1200rpmのスピードで回転す
ることができるステッピングモータを使用している。
【0021】この装置では標準的な条件下では前述のよ
うにメインモータが約600rpmのスピードで回転
し、1分間に6枚の印字を行うが、以下の条件の時には
メインモータのスピードが変化して用紙スピードも変化
する。
【0022】図2は、図1に示した記録装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【0023】図において、100はホストコンピュータ
で、所定のページ記述言語に基づく出力情報をプリンタ
コントローラ101に出力する。プリンタコントローラ
101は受信インタフェース102を介してホストコン
ピュータ100と通信可能に構成されている。
【0024】103はデータ解析部で、受信インタフェ
ース102を介して受信した出力情報を解析して、一定
領域以上の余白域があるかどうかを判別するとともに、
データ展開部104が展開可能な中間データに変換す
る。データ展開部104はデータ解析部103により解
析された中間データに基づいて図示しない出力バッファ
にイメージデータを展開する。105はエンジンインタ
フェースで、展開されたイメージデータおよび余白域情
報をエンジン部106のエンジン制御部107に転送す
る。なお、プリンタコントローラ101またはエンジン
制御部107はCPU,RAM,ROMを有し、専用ハ
ード回路および専用ソフト(ROMに記憶される)によ
りデータ解析,データ展開,データ通信等を実行するも
のとする。
【0025】エンジン制御部107は、エンジンインタ
フェース105を介して転送される余白域情報に基づい
てモータドライバ108の駆動を制御してメインモータ
109の回転数を可変、本実施形態では通常回転数(6
00rpm)から第1の回転数(1200rpm)に加
速し、さらに、所定時間経過後、通常回転数(600r
pm)へ減速する副走査方向の用紙送り速度に関する加
減速制御を用紙の先頭からまたは用紙の余白域から実行
させている。
【0026】以下、本実施形態と第1,第4,第5の発
明の各手段との対応及びその作用について図2等を参照
して説明する。
【0027】第1の発明は、前記印刷手段(エンジン部
106)が印刷する同一ページの印刷中に、第1の制御
手段(エンジン制御部107)が前記駆動手段(メイン
モータ109)の駆動を制御して前記給送手段(図示し
ない給送ローラ等)により給送される前記記録媒体の給
送速度を可変するので、各ページに対する印刷処理時間
を可能な限り短縮でき、スループットを大幅に向上でき
る。
【0028】第4の発明は、エンジン制御部107が前
記検知手段(データ解析部103)の検知結果に基づい
て前記印刷手段が印刷する同一ページの印刷中に、前記
駆動手段(メインモータ109)の駆動を制御して前記
給送手段(図示しない給送ローラ等)により給送される
前記記録媒体の給送速度を可変するので、検知された余
白域の給送時間を短縮してスループットを大幅に向上で
きる。
【0029】第5の発明は、前記第1の制御手段(エン
ジン制御部107)が前記状態検知手段(図示しない温
度センサ等)の検知結果に基づいて前記印刷手段(エン
ジン部106)が印刷する同一ページの印刷中に、前記
駆動手段(メインモータ109)の駆動を制御しながら
前記給送手段(図示しない給送ローラ等)により給送さ
れる前記記録媒体の給送速度を可変するので、ユーザは
環境変化を意識することなく、定着状態が低下する環境
状態下でも高画質の印刷結果を得ることができる。
【0030】図3,図4は、図2に示したエンジン部1
06による印字中における搬送速度変更処理を説明する
図であり、これらの図の(a)は用紙搬送状態を示し、
これらの図の(b)は用紙の搬送を行う搬送ローラを駆
動させるメインモータ109の回転速度状態を示す。な
お、図3は用紙の後半に余白域がある場合に対応し、図
3は用紙の前半に余白域がある場合に対応する。また、
これらの図の(b)において、下向きの軸は時間tを示
し、左向きの軸は回転数v(rpm)を示し、TA〜T
Cはそれぞれタイミングを示す。
【0031】図3の(a),図4の(a)に示すよう
に、用紙後半,用紙前半に大きな余白部分がある場合、
余白部分では増速してメインモータ109が駆動し、図
示しない給送ローラも追従して加速−高定速−減速−低
定速(変化特性は緩やかな増減速である)される。
【0032】特に、図3の(a)に示すように、用紙の
搬送方向に対して後半に余白が大きい場合においては、
LEDユニット7の感光体ドラム41への書き込みが終
了したポイント(タイミングTA)から印字部が定着ニ
ップを見る見込みの時間(タイミングTB)までは後述
する定着器の条件により決定される最大スピードで動き
(メインモータ109が1200rpmで駆動させ)、
その後、印字部が定着ニップを出てから次の用紙をピッ
クアップするまでの間もしくは1200rpmに達する
までは急激にメインモータ(ステッピングモータ)10
9のパルスレートを上げていく。
【0033】その後、次の用紙の画像をLEDユニット
7が感光体ドラム41への書き込みを開始するポイント
(タイミングTC)までに、元のスピード(600rp
m)に戻る。以上はいずれも印字領域以外の条件が標準
条件であったときである。
【0034】なお、用紙の先端,後端の位置は、図示し
ないトップセンサが排出センサまでの間はメインモータ
109のパルス数の積算による見込み位置である。ま
た、最大スピードの約1200rpmは次の用紙をピッ
クアップしてから次の画像をLEDユニット7が書き込
み始めるまでに標準の約600rpmに戻せる最大スピ
ードに近い。
【0035】一方、図4の(a)に示すように、用紙前
半に余白が大きくある場合、画像データから余白が充分
大きいと判断した点(タイミングTA)からメインモー
タ109は加速を始め、約1200rpmに達すると
(タイミングTB)、その後は定速で動く。メインモー
タ109は画像の先頭部を感光体ドラム41に書き込み
始める(タイミングTC)までには元の約600rpm
に戻っている。余白の大きさによって、もちろんメイン
モータ109の最高速とする約1200rpmに達しな
いことも有り得る。以上はモータを加速させる方向のス
ピード変化であった。
【0036】これにより、プリント中に用紙搬送速度を
変更可能にすることにより、実質的に最速のプリントス
ピードが得られる。
【0037】〔第2実施形態〕以下、メインモータ10
9を減速させて印字品位を維持させる場合について説明
する。
【0038】本実施形態における記録装置、例えば図1
に示したLEDプリンタは標準で6ppmのプリントス
ピード(スループット)を有するが、これは標準的な環
境下での標準的な用紙に対するスピードである。従っ
て、周囲が低温となった場合、定着装置は通過する用紙
によって熱量が奪われヒータが充分昇温でき難い場合が
発生する。
【0039】そこで、このような事態が発生し得る環境
状態かどうかを各種センサ入力に基づいて判定してプリ
ントスピードを低下させる制御を行う。
【0040】すなわち、用紙搬送スピードを低くして単
位時間当りに紙によって奪われる熱量を減らす。このた
め、エンジン制御部107はメインモータ109に与え
る励磁クロックとLED用のクロックを同じ比率で分周
・減速する。その減速の度合いは定着装置内に設けた温
度センサからの信号により、定着装置の能力に見合うよ
うにして決定する。
【0041】以上のように、プリント中に用紙搬送速度
を変更可能にすることにより、厳しい環境,条件下にお
いても良好な画質が得られる。
【0042】〔第3実施形態〕上記実施形態では、用紙
搬送方向、すなわち、副走査方向の給送速度を加減する
LEDプリンタを例とする場合について説明したが、第
1実施形態に対して、さらに画像データの種類によって
も用紙の搬送スピードを変更する機能を備えるレーザビ
ームプリンタに対して本発明を適用する場合について説
明する。
【0043】第1実施形態に示したプリンタとの差異
は、LEDヘッドの代りにレーザスキャナを用いて感光
体ドラム41上に潜像を形成することである。
【0044】図5は、本発明の第3実施形態を示す記録
装置の構成を示す概略断面図であり、例えば電子写真法
を用いたレーザビームプリンタの場合に対応する。な
お、印字方法については公知であるのでエンジン部の詳
細な説明は省略する。また、図1と同一のものには同一
の符号を付してある。
【0045】図において、72はスキャナユニットで、
図示しないポリゴンミラーを後述するスキャナモータ1
10によって回転させて、反射ミラーユニット71を介
してレーザ光で走査する。
【0046】以下、本実施形態と第2,第3の発明の各
手段との対応及びその作用について図5等を参照して説
明する。
【0047】第2の発明は、前記印刷手段(エンジン部
106)が印刷する同一ページの印刷中に、第2の制御
手段(エンジン制御部107)が前記印刷手段が印刷す
る主走査方向の印刷速度を可変(後述する図6に示すレ
ーザドライバ112の駆動するクロックを加減する)す
るので、異なる解像度のオブジェクトを同一ページ内に
混在させて印刷処理することができる。
【0048】第3の発明は、前記印刷手段(エンジン部
106)が印刷する同一ページの印刷中に、第3の制御
手段(エンジン制御部107)が前記駆動手段(メイン
モータ109)の駆動を制御して前記給送手段(図示し
ない給送ローラ等)により給送される前記記録媒体の給
送速度および前記印刷手段が印刷する主走査方向の印刷
速度を可変(レーザドライバ112の駆動するクロック
を加減する)するので、異なる解像度のオブジェクトを
同一ページ内に混在させて印刷処理させ、かつ各ページ
に対する印刷処理時間を可能な限り短縮でき、スループ
ットを大幅に向上できる。
【0049】本実施形態においては第1の実施形態に示
したごとく、用紙の余白部の早送りや定着装置の能力に
合せた減速も行う。ただし、本実施形態ではポリゴンミ
ラーを回転させるスキャナユニットを用いているため、
定着能力に合せて減速させる場合も、急激な変動は不可
能で、スキャナモータの変動可能範囲での変速となる。
【0050】本実施形態においては、前述の標準状態で
1200dpiの解像度で4ppmの出力をする能力
と、600dpiで8ppmの出力をする能力と、30
0dpiで16ppmの出力をする能力とをもち合わせ
ている。
【0051】なお、プリントデータによって、1枚毎
に、例えば高精細画の1200dpiのグラフィック画
像データが入力された場合は、1200dpiの4枚機
として働き、キャラクタのみの画像では300dpiの
16枚機として働く切替えをすることも可能であるが、
本実施形態は、一枚の画像の中に解像度の異なる画像が
混在したり、画像データを補間して一部だけ解像度を変
えたプリントをすることを特徴とする。以下、その実施
形態について詳述する。
【0052】図6は、図5に示した記録装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【0053】図において、110はスキャナモータで、
モータドライバ111から励磁パルスにより、解像度、
本実施形態では300dpi,600dpi,1200
dpiに応じた異なる定速回転数で回転駆動する。11
2はレーザドライバで、画像信号に基づいて半導体レー
ザ113を変調駆動する。従って、最高解像度に合せた
画像クロックで半導体レーザ113がスイッチングする
ので、該画像クロックを加減することにより、主走査方
向の解像度も可変できる。
【0054】図7は、図6に示したエンジン部106に
よる印字中における搬送速度および解像度変更処理を説
明する図であり、これらの図の(a)は用紙搬送状態を
示し、これらの図の(b)は用紙の搬送を行う搬送ロー
ラを駆動させるメインモータ109の回転速度状態を示
す。
【0055】図7の(a)に示すように、画像は用紙に
対する上半分が1200dpiの高精細画で印字し、下
半分は600dpiのキャラクタを印字する場合、図7
の(b)に示すように、副走査方向の速度を決定するス
キャナモータ110は常に同じスピードで回転している
が、メインモータ109はグラフィック部OUT1の潜
像書き込みが終了するまで(タイミングTDまで)は4
ppmのスピードで回転駆動制御し、キャラクタ部OU
T2との余白の間に、メインモータ109の回転数を8
ppm用にスピードアップ制御する。この後は、8pp
mのスピードで回転し続ける。この際、主走査方向は、
1200dpiで画像を描画するように半導体レーザ1
13を駆動している。
【0056】そして、タイミングTD以降の8ppmプ
リント時では主走査方向では画像クロックを間引いて6
00dpiとして半導体レーザ113を駆動して画像を
書き込んでいる。なお、解像度により半導体レーザ11
3の光量も変動させている。
【0057】これにより、印字中に副走査方向と主走査
方向との画像書込み速度を変更して、1ページに対する
記録プロセス速度を加減することにより、画質を損ねる
ことなく全体としてのスループットを大幅に改善でき
る。
【0058】〔第4実施形態〕以上は標準状態でのプリ
ントスピードであり、前述の第2実施形態と同じく定着
装置にとって厳しい環境下であれば、定着装置の能力に
従って減速してプリントする制御を実行してよい。な
お、優先順位は定着装置の能力の方である。
【0059】〔第5実施形態〕以下、図8に示すフロー
チャートを参照して本発明に係る記録装置の記録処理に
ついて説明する。
【0060】図8は、本発明に係る記録装置の第1の記
録処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0061】先ずプリンタコントローラ101はホスト
コンピュータ100から印字情報が入力されると、先ず
データ解析部103で印字情報を解析してページ内に一
定の連続した余白域があるかどうかを判定し(1)、N
Oならば通常の印字シーケンスを実行して(10)、処
理を終了する。
【0062】一方、ステップ(1)において、余白域を
検知した場合には、該余白域がページ先頭域かどうかを
判定して(2)、YESならばメインモータ109を図
4の(b)に示すようにタイミングTAからタイミング
TCまでの間に加減速制御を実行する(3)。次いで、
印字域タイミングに到達したら(4)、入力されてデー
タ展開部104に展開されたイメージデータを給送され
る記録媒体のページ後半域に印字して(5)、次ページ
給紙があるかどうかを判定し(6)、YESならばステ
ップ(1)に戻り、NOならば処理をリターンする。
【0063】一方、ステップ(2)でNOと判定された
場合には、入力されてデータ展開部104に展開された
イメージデータを給送される記録媒体のページ前半域に
印字して(7)、空白域タイミングに到達したら
(8)、メインモータ109を図3の(b)に示すよう
にタイミングTAからタイミングTCまでの間に加減速
制御を実行して(9)、ステップ(6)へ戻る。
【0064】以下、本実施形態と第6の発明の各工程と
の対応及びその作用について図8等を参照して説明す
る。
【0065】第6の発明は、入力される印刷情報に基づ
いて記録媒体上に印刷を行う印刷手段(エンジン部10
6)と、前記記録媒体を給送する給送手段(図示しない
給送ローラ等)と、前記給送手段を駆動する駆動手段
(メインモータ109)とを有する記録装置の記録方法
において、前記印刷手段が印刷する同一ページ内の余白
域を検知する検知工程(図8のステップ(1))と、該
検知された余白域に基づいて前記駆動手段の駆動を印刷
中に可変する可変工程(図8のステップ(9)または図
8のステップ(3))と実行して、各ページに対する印
刷処理時間を可能な限り短縮でき、スループットを大幅
に向上できる。
【0066】〔第6実施形態〕以下、図9に示すフロー
チャートを参照して本発明に係る記録装置の記録処理に
ついて説明する。
【0067】図9は、本発明に係る記録装置の第2の記
録処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0068】先ず、図1または図5等に示した記録装置
内に設ける温度センサ等により環境温度を検知したら
(1)、該環境温度から定着ユニットが通常定着OKか
どうかを判定し(2)、YESならばメインモータ10
9を通常回転してスループットを維持して(3)、処理
を終了する。
【0069】一方、ステップ(2)でNO(通常定着N
G)と判定された場合には、メインモータ109を通常
よりも低速回転して、スループットを落とし(4)、処
理を終了する。
【0070】以下、本実施形態と第7の発明の各工程と
の対応及びその作用について図9等を参照して説明す
る。
【0071】第7の発明は、入力される印刷情報に基づ
いて記録媒体上に印刷を行う印刷手段(エンジン部10
6)と、前記記録媒体を給送する給送手段(図示しない
給送ローラ等)と、前記給送手段を駆動する駆動手段
(メインモータ109)とを有する記録装置の記録方法
において、前記印刷手段の環境状態を検知する状態検知
工程(図9のステップ(1))と、該状態検知結果に基
づいて前記駆動手段を低速駆動する駆動工程(図9のス
テップ(2),(4))とを実行して、ユーザは環境変
化を意識することなく、定着状態が低下する環境状態下
でも高画質の印刷結果を得ることができる。
【0072】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0073】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、印刷手段が印刷する同一ページの印刷
中に、第1の制御手段が前記駆動手段の駆動を制御して
前記給送手段により給送される前記記録媒体の給送速度
を可変するので、各ページに対する印刷処理時間を可能
な限り短縮でき、スループットを大幅に向上できる。
【0075】第2の発明によれば、前記印刷手段が印刷
する同一ページの印刷中に、第2の制御手段が前記印刷
手段が印刷する主走査方向の印刷速度を可変するので、
異なる解像度のオブジェクトを同一ページ内に混在させ
て印刷処理することができる。
【0076】第3の発明によれば、前記印刷手段が印刷
する同一ページの印刷中に、第3の制御手段が前記駆動
手段の駆動を制御して前記給送手段により給送される前
記記録媒体の給送速度および前記印刷手段が印刷する主
走査方向の印刷速度を可変するので、異なる解像度のオ
ブジェクトを同一ページ内に混在させて印刷処理させ、
かつ各ページに対する印刷処理時間を可能な限り短縮で
き、スループットを大幅に向上できる。
【0077】第4の発明によれば、前記第1の制御手段
が前記検知手段の検知結果に基づいて前記印刷手段が印
刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手段の駆動を制
御して前記給送手段により給送される前記記録媒体の給
送速度を可変するので、検知された余白域の給送時間を
短縮してスループットを大幅に向上できる。
【0078】第5の発明によれば、前記第1の制御手段
が前記状態検知手段の検知結果に基づいて前記印刷手段
が印刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手段の駆動
を制御しながら前記給送手段により給送される前記記録
媒体の給送速度を可変するので、ユーザは環境変化を意
識することなく、定着状態が低下する環境状態下でも高
画質の印刷結果を得ることができる。
【0079】第6の発明によれば、入力される印刷情報
に基づいて記録媒体上に印刷を行う印刷手段と、前記記
録媒体を給送する給送手段と、前記給送手段を駆動する
駆動手段とを有する記録装置の記録方法において、前記
印刷手段が印刷する同一ページ内の余白域を検知し、該
検知された余白域に基づいて前記駆動手段の駆動を印刷
中に可変するので、各ページに対する印刷処理時間を可
能な限り短縮でき、スループットを大幅に向上できる。
【0080】第7の発明によれば、入力される印刷情報
に基づいて記録媒体上に印刷を行う印刷手段と、前記記
録媒体を給送する給送手段と、前記給送手段を駆動する
駆動手段とを有する記録装置の記録方法において、前記
印刷手段の環境状態を検知し、該状態検知結果に基づい
て前記駆動手段を低速駆動するので、ユーザは環境変化
を意識することなく、定着状態が低下する環境状態下で
も高画質の印刷結果を得ることができる。
【0081】従って、常に高スループットとなり得る給
送状態で記録媒体に対する印刷を効率よく行えると共
に、高画質の印刷を維持できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す記録装置の構成
を示す概略断面図である。
【図2】図1に示した記録装置の制御構成を説明するブ
ロック図である。
【図3】図2に示したエンジン部による印字中における
搬送速度変更処理を説明する図である。
【図4】図2に示したエンジン部による印字中における
搬送速度変更処理を説明する図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す記録装置の構成を
示す概略断面図である。
【図6】図5に示した記録装置の制御構成を説明するブ
ロック図である。
【図7】図6に示したエンジン部による印字中における
搬送速度および解像度変更処理を説明する図である。
【図8】本発明に係る記録装置の第1の記録処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る記録装置の第2の記録処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 101 プリンタコントローラ 102 受信インタフェース 103 データ解析部 104 データ展開部 105 エンジンインタフェース 106 エンジン部 107 エンジン制御部 108 モータドライバ 109 メインモータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される印刷情報に基づいて記録媒体
    上に印刷を行う印刷手段と、前記記録媒体を給送する給
    送手段と、前記給送手段を駆動する駆動手段と、前記印
    刷手段が印刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手段
    の駆動を制御して前記給送手段により給送される前記記
    録媒体の給送速度を可変する第1の制御手段とを有する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 入力される印刷情報に基づいて記録媒体
    上に印刷を行う印刷手段と、前記記録媒体を給送する給
    送手段と、前記給送手段を駆動する駆動手段と、前記印
    刷手段が印刷する同一ページの印刷中に、前記印刷手段
    が印刷する主走査方向の印刷速度を可変する第2の制御
    手段とを有することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 入力される印刷情報に基づいて記録媒体
    上に印刷を行う印刷手段と、前記記録媒体を給送する給
    送手段と、前記給送手段を駆動する駆動手段と、前記印
    刷手段が印刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手段
    の駆動を制御して前記給送手段により給送される前記記
    録媒体の給送速度および前記印刷手段が印刷する主走査
    方向の印刷速度を可変する第3の制御手段とを有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記入力される印刷情報を解析して出力
    ページ内の余白域を検知する検知手段を有し、前記第1
    の制御手段が前記検知手段の検知結果に基づいて前記印
    刷手段が印刷する同一ページの印刷中に、前記駆動手段
    の駆動を制御して前記給送手段により給送される前記記
    録媒体の給送速度を可変することを特徴とする請求項1
    記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷手段の環境状態を検知する状態
    検知手段を設け、前記第1の制御手段が前記状態検知手
    段の検知結果に基づいて前記印刷手段が印刷する同一ペ
    ージの印刷中に、前記駆動手段の駆動を制御して前記給
    送手段により給送される前記記録媒体の給送速度を可変
    することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 入力される印刷情報に基づいて記録媒体
    上に印刷を行う印刷手段と、前記記録媒体を給送する給
    送手段と、前記給送手段を駆動する駆動手段とを有する
    記録装置の記録方法において、前記印刷手段が印刷する
    同一ページ内の余白域を検知する検知工程と、該検知さ
    れた余白域に基づいて前記駆動手段の駆動を印刷中に可
    変する可変工程とを有することを特徴とする記録装置の
    記録方法。
  7. 【請求項7】 入力される印刷情報に基づいて記録媒体
    上に印刷を行う印刷手段と、前記記録媒体を給送する給
    送手段と、前記給送手段を駆動する駆動手段とを有する
    記録装置の記録方法において、前記印刷手段の環境状態
    を検知する状態検知工程と、該状態検知結果に基づいて
    前記駆動手段を低速駆動する駆動工程とを有することを
    特徴とする記録装置の記録方法。
JP8137943A 1996-05-31 1996-05-31 記録装置および記録装置の記録方法 Pending JPH09314933A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190001978A (ko) * 2017-06-28 2019-01-08 주식회사 빅솔론 인쇄 방법 및 그 장치
US10328727B2 (en) 2014-12-10 2019-06-25 Seiko Epson Corporation Printing apparatus, printing speed control method of printing apparatus, printed product of printing apparatus, and printed product generating method of printed product

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