JPH07250481A - 車両用電源装置の制御装置 - Google Patents
車両用電源装置の制御装置Info
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Abstract
低下しても出力電圧波形の歪を小さくして車両用負荷に
与える影響を最小限に抑えることにある。 【構成】直流を交流に変換してなる電力を車両用負荷に
供給するインバータ回路を備えた車両用電源装置の制御
装置において、インバータ回路の入力電圧検出値が入力
され、この検出値が所定の大きさ以上のとき一定の出力
電圧基準値を出力し、検出値が所定の大きさ未満のとき
その検出値の大きさに応じて減少する出力電圧基準値を
出力する出力基準値発生回路10と、この出力基準値発生
回路10より出力する出力電圧基準値とインバータ回路の
出力電圧検出信号との偏差を求め、この偏差にインバー
タ回路の入力電圧検出値を加味して変調率を演算する変
調率演算回路12と、この変調率演算回路12より得られる
変調率に基づいてゲート信号を生成してインバータ回路
を制御するPWM制御回路13及びゲート回路14とを備え
ている。
Description
る直流を交流に変換する定電圧定周波数(CVCF)イ
ンバータ回路を備えた車両用電源装置の制御装置に関す
る。
流に変換するCVCFインバータ回路を備えた車両用電
源装置の制御装置において、直流入力電圧が低下すると
出力電圧を一定の値に維持するように制御している。こ
のため、インバータ回路の出力電圧の波形歪率が悪化
し、車両用負荷に悪影響を及ぼすので、入力電圧値があ
るレベルにまで低下すると図示しない保護システムによ
り、インバータ回路を停止させるようにしている。
回路の制御装置の回路構成例を示すものである。図3に
おいて、CVCFインバータ回路IVの出力電圧基準値
Vref と出力電圧検出値V0 とを比較回路1により比較
し、その偏差と入力電圧検出値Eとを変調率演算回路2
に入力して変調率を演算し、この変調率に基づいてPW
M制御回路3によりインバータ回路の制御信号を生成
し、この制御信号をゲート回路4を通してインバータ回
路のスイッチング素子にゲート信号を与えて出力電圧が
一定の値となるように制御している。
両用電源装置の制御装置では、入力電圧Eが低下すると
変調率演算回路2で求められる変調率を上げて出力電圧
を一定に維持するようにしているため、入力電圧がある
レベル以下になると変調率が最大になり、制御不可能に
なってしまい、出力電圧波形が歪むことになる。
たもので、インバータ回路の入力電圧があるレベル以下
に低下しても出力電圧波形の歪を小さくして車両用負荷
に与える影響を最小限に抑えることができる車両用電源
装置の制御装置を提供することを目的とする。
成するため、直流電力を交流電力に変換し、この交流電
力を車両用負荷に供給するインバータ回路を備えた車両
用電源装置の制御装置において、前記インバータ回路の
入力電圧検出値が入力され、この検出値が第1の所定値
以上のとき一定の出力電圧基準値を出力し、検出値が第
1の所定値未満のときその検出値の大きさに応じて減少
する出力電圧基準値を出力する第1の出力基準値発生手
段と、この第1の出力基準値発生手段より出力する出力
電圧基準値と前記インバータ回路の出力電圧検出信号と
の偏差を求め、この偏差に前記インバータ回路の入力電
圧検出値を加味して変調率を演算する変調率演算手段
と、この変調率演算手段より得られる変調率に基づいて
ゲート信号を生成して前記インバータ回路を制御するゲ
ート信号生成手段とを備える。
あっては、インバータ回路の入力電圧が所定値未満に低
下すると、入力電圧の低下に応じて出力電圧基準値も小
さくなるので、この出力電圧基準値とインバータ回路の
出力電圧との偏差にインバータ回路の入力電圧を加味し
て求められる変化率に基づいてゲート信号を生成してイ
ンバータ回路を制御しても出力電圧波形の歪を小さく抑
えることができると共に、インバータ回路の動作可能な
範囲を拡げることができ、車両用負荷に与える悪影響を
最小限に抑えることが可能となる。
する。図1は本発明によるCVCFインバータ回路を備
えた車両用電源装置の制御装置の回路構成例を示すブロ
ック図である。図1において、10はインバータ回路の
入力電圧検出信号Eが入力される出力電圧基準発生回路
で、この出力電圧基準発生回路10は入力電圧があるレ
ベル以上のときは一定の出力電圧基準値Vrefを発生
し、あるレベル未満ではこの値に比例して小さくなる出
力電圧基準値Vref を発生するものである。
ら出力される出力電圧基準値Vrefとインバータ回路の
出力電圧検出信号V0 とを比較する比較回路、12は入
力電圧検出信号Eと比較回路11より出力される出力電
圧基準値Vref と出力電圧検出信号V0 との偏差が入力
され、この偏差に入力電圧検出信号Eの大きさを加味し
て変調率を演算する変調率演算回路である。
られた変調率に基づいてインバータ回路の制御信号を生
成するPWM制御回路、14はPWM制御回路13の制
御信号をインバータ回路のスイッチング素子にゲート信
号として与えるゲート回路である。
置の制御装置の作用を述べる。出力電圧基準発生回路1
0に対して、入力電圧検出信号の大きさに応じて出力電
圧基準値を変化させる関数が図2に示すように設定され
ているものとする。
出力電圧基準値Vref をとってこれらの関数を示したも
ので、E1 はインバータ回路が出力電圧を定格値に維持
できる最低電圧であり、また入力電圧がE1 以上では出
力電圧基準値Vref を定格出力電圧の一定値とし、入力
電圧がE1 未満では出力電圧基準値Vref を入力電圧E
の大きさに比例して低下させ、さらに出力電圧基準値V
ref の下限値は出力電圧が仕様範囲内に収まるように設
定されている。この下限値に対応する入力電圧をELVD
とし、入力電圧がELVD 未満ではインバータ動作を停止
するのが一般的である。図2では入力電圧がELVD 未満
のときは出力電圧基準値を下限値で一定としてある。
格出力電圧以上にあるときは出力電圧基準発生回路10
より比較回路11に入力される出力電圧基準値Vref は
定格出力電圧の一定値である。従って、変調率演算回路
12では、比較回路11より出力される定格出力電圧の
出力電圧基準値Vref および出力電圧V0 の偏差と入力
電圧Eを加味して求められた変調率に基づいてPWM制
御回路13により制御信号が生成され、インバータ回路
のスイッチング素子がゲート回路14を通してゲート制
御されることにより、インバータ回路の出力電圧が定格
電圧になるように制御される。
ると、出力電圧基準値Vref は入力電圧E1 の大きさに
比例して低下するので、出力電圧Eとの偏差は大きくな
らない。従って、変調率演算回路12で求められる変調
率を最大限に上げなくてもよいので、インバータ回路の
出力電圧に波形歪が生じて制御不能になることなく、出
力電圧を制御することができる。即ち、入力電圧が小さ
くなると、出力電圧も小さくなるが、このとき変調率を
最大限に上げなくてもゲート信号のパルス幅が広げられ
るので、インバータ回路の出力電圧に波形歪が生じるこ
とがなくなり、インバータ回路の動作可能な範囲を拡げ
ることができる。
LVD 未満になると、出力電圧基準値Vref は下限値で一
定としている。従って、インバータ回路に与えられるゲ
ート信号の喪失を防止できる。
レベル未満になると、入力電圧に比例させて仕様範囲内
で出力電圧基準を下げているので、インバータ回路の出
力電圧波形の歪を小さく抑えることができと共に、イン
バータ回路の許容動作可能な範囲を拡大できる。このこ
とにより、車両負荷に与える開く影響を最小限に抑える
ことができる。
バータ回路の入力電圧の低下に対して、出力電圧基準を
下げることにより、出力電圧波形の歪率の悪化を抑える
ことができるだけでなく、インバータ回路の動作可能な
範囲を拡げることができる車両用電源装置の制御装置を
提供できる。
施例を示すブロック回路図。
と出力電圧基準値Vref との関数を示すグラフ。
すブロック回路図。
2……変調率演算回路、13……PWM制御回路、14
……ゲート回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電力を交流電力に変換し、この交流
電力を車両用負荷に供給するインバータ回路を備えた車
両用電源装置の制御装置において、前記インバータ回路
の入力電圧検出値が入力され、この検出値が第1の所定
値以上のとき一定の出力電圧基準値を出力し、検出値が
第1の所定値未満のときその検出値の大きさに応じて減
少する出力電圧基準値を出力する第1の出力基準値発生
手段と、この第1の出力基準値発生手段より出力する出
力電圧基準値と前記インバータ回路の出力電圧検出信号
との偏差を求め、この偏差に前記インバータ回路の入力
電圧検出値を加味して変調率を演算する変調率演算手段
と、この変調率演算手段より得られる変調率に基づいて
ゲート信号を生成して前記インバータ回路を制御するゲ
ート信号生成手段とを備えたことを特徴とする車両用電
源装置の制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用電源装置の制御
装置において、第1の出力基準値発生手段の代わりに前
記インバータ回路の入力電圧検出値が入力され、この検
出値が第1の所定値以上のとき一定の出力電圧基準値を
出力し、検出値が第1の所定値未満のときその検出値の
大きさに応じて減少する出力電圧基準値を出力し、さら
に検出値が第2の所定値未満のときは一定の下限出力電
圧基準値を発生する第2の出力基準値発生手段を備えた
ことを特徴とする車両用電源装置の制御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の車両用電源装置の制御
装置において、インバータ回路の入力電圧検出値が第1
の所定値より低い第2の所定値未満のとき、前記インバ
ータの運転を停止する手段を有することを特徴とする車
両用電源装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03969994A JP3268108B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 車両用電源装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03969994A JP3268108B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 車両用電源装置の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07250481A true JPH07250481A (ja) | 1995-09-26 |
JP3268108B2 JP3268108B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=12560274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03969994A Expired - Fee Related JP3268108B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 車両用電源装置の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268108B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425849B1 (ko) * | 1999-02-08 | 2004-04-03 | 엘지산전 주식회사 | 인버터의 출력전압 보상 방법 |
JP2009296731A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Hitachi Ltd | 間歇受電を行う車両用制御装置 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP03969994A patent/JP3268108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100425849B1 (ko) * | 1999-02-08 | 2004-04-03 | 엘지산전 주식회사 | 인버터의 출력전압 보상 방법 |
JP2009296731A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Hitachi Ltd | 間歇受電を行う車両用制御装置 |
KR101254370B1 (ko) * | 2008-06-03 | 2013-04-15 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 간헐 수전을 행하는 차량용 제어 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3268108B2 (ja) | 2002-03-25 |
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