JP3024709B2 - 電流形インバータ - Google Patents

電流形インバータ

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JP3024709B2
JP3024709B2 JP3076700A JP7670091A JP3024709B2 JP 3024709 B2 JP3024709 B2 JP 3024709B2 JP 3076700 A JP3076700 A JP 3076700A JP 7670091 A JP7670091 A JP 7670091A JP 3024709 B2 JP3024709 B2 JP 3024709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流出力端子を共通に
接続した複数の電流形インバ―タの直流電源を共通に出
来る電流形インバ―タに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電流形インバ―タの構成図
である。図において、1A〜6A,1B〜6Bは例えば
ゲ―トタ―ンオフサイリスタ(GTO)など、自己消弧
形のスイッチング素子である。7A,7Bはスイッチン
グ素子1A〜6A,1B〜6Bをブリッジ接続して構成
したインバ―タ、8A,8B,9A,9Bはインバ―タ
7A,7Bに供給される直流電流を平滑する直流リアク
トルである。以上の1A〜9A,1B〜9Bにより、直
流電流を交流電流に変換する、いわゆる電流形インバ―
タが構成される。10〜12はインバ―タ7A,7Bの
出力電圧を平滑するコンデンサ、13は負荷である。1
4はインバ―タ7A,7Bの出力電流の位相指令値であ
る。15は出力電流の位相指令値に従ってインバ―タ7
A,7Bの転流を制御する論理回路である。
【0003】16Aはインバ―タ7Aへ直流電流を供給
する第1の直流電源、16Bはインバ―タ7Bへ直流電
流を供給する第2直流電源である。17はインバ―タ7
A,7Bの出力電流振幅指令値である。18A,18B
は直流電源16A,16Bの出力電流を検出する電流検
出器、19A,19Bは加算器で、出力電流振幅指令値
17と、電流検出器18A,18Bで検出される直流電
源16A,16Bの出力電流をそれぞれ比較して、その
偏差を検出する。20A,20Bは電流制御回路で、加
算器19A,19Bの出力に得られる偏差をそれぞれ増
幅して、直流電源16A,16Bの出力電流を制御す
る。
【0004】図6は、図5に示す論理回路15の詳細構
成図である。図において、14は図5の14と同一のイ
ンバ―タ7A,7Bの出力電流位相指令値である。21
A〜26Aはインバ―タ7Aの転流指令、21B〜26
Bはインバ―タ7Bの転流指令、27,29,30は加
算器、28は加算器27の出力を積分する積分器、3
1,32は一定のバイアス、33,34は加算器29,
30の出力の変化をパルスに変換するパルス発生器、3
5は出力電流位相決定回路で例えば、パルス発生器33
の出力パルスを加算し、パルス発生器34の出力パルス
を減算する12進可逆カウンタで構成されている。36
は12進可逆カウンタ35の出力電流位相に対応した信
号から前記インバ―タ7Aのゲ―トを制御しパルス幅制
御された出力電流を得るためのインバ―タ転流指令21
A〜26Aを発生する第1の論理回路で例えばオア回路
で構成されてい。37も同様に、12進可逆カウンタ3
5の出力電流位相に対応した信号から前記インバ―タ7
Bのゲ―トを制御しパルス幅制御され且つインバ―タ7
Aの出力電流に対し、30°遅れの出力電流を得るため
のインバ―タ転流指令21B〜26Bを発生する第2の
論理回路で例えばオア回路で構成されている。
【0005】図7は図5の従来の電流形インバ―タの作
用を説明するための波形図である。以下図5、図6、図
7を参照しながら従来の電流形インバ―タの作用を説明
する。 図において、(イ)は出力電流位相指令値14
である。(ロ)はインバ―タ7A,7Bのスイッチング
状態によって決る出力電流位相である。出力電流位相は
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
2の12の状態を有し、 ケ―ス1の場合は、 スイッチング素子6A,1A,6B,1Bがオンの状態
を1 スイッチング素子1A,2A,6B,1Bがオンの状態
を2 スイッチング素子1A,2A,1B,2Bがオンの状態
を3 スイッチング素子2A,3A,1B,2Bがオンの状態
を4 スイッチング素子2A,3A,2B,3Bがオンの状態
を5 スイッチング素子3A,4A,2B,3Bがオンの状態
を6 スイッチング素子3A,4A,3B,4Bがオンの状態
を7 スイッチング素子4A,5A,3B,4Bがオンの状態
を8 スイッチング素子4A,5A,4B,5Bがオンの状態
を9 スイッチング素子5A,6A,4B,5Bがオンの状態
を10 スイッチング素子5A,6A,5B,6Bがオンの状態
を11 スイッチング素子6A,1A,5B,6Bがオンの状態
を12 の12の状態で変化する。 又ケ―ス2の場合は、 スイッチング素子6A,1A,6B,1Bがオンの状態
を1 スイッチング素子6A,1A,1B,2Bがオンの状態
を2 スイッチング素子1A,2A,1B,2Bがオンの状態
を3 スイッチング素子1A,2A,2B,3Bがオンの状態
を4 スイッチング素子2A,3A,2B,3Bがオンの状態
を5 スイッチング素子2A,3A,3B,4Bがオンの状態
を6 スイッチング素子3A,4A,3B,4Bがオンの状態
を7 スイッチング素子3A,4A,4B,5Bがオンの状態
を8 スイッチング素子4A,5A,4B,5Bがオンの状態
を9 スイッチング素子4A,5A,5B,6Bがオンの状態
を10 スイッチング素子5A,6A,5B,6Bがオンの状態
を11 スイッチング素子5A,6A,1B,6Bがオンの状態
を12 の12の状態で変化する。
【0006】(ハ)は積分器28の出力である。出力電
流位相(ロ)より位相指令値(イ)が大きくなると、こ
の偏差が加算器27で検出され、積分器28で積分され
る。積分器28の出力(ハ)は、図に示すように増加
し、時刻t1 において、バイアス31で設定された正側
の一定値に達すると、加算器29の出力が変化し、パル
ス発生器33がパルスを発生し、カウンタ35の値は1
だけ加算される。その結果、出力電流位相(ロ)が1の
状態から2の状態に変化し、出力電流位相(ロ)が位相
指令値(イ)より大きくなる。この偏差が加算器27で
検出され、積分器28で積分される。積分器28の出力
(ハ)は今度は図に示すように減少し、時刻t2 におい
て、バイアス32で設定された負側の一定値に達する
と、加算器30の出力が変化し、パルス発生器34がパ
ルスを発生し、カウンタ35の値は1だけ減算される。
その結果、出力電流位相(ロ)が2の状態から1の状態
に変化し、出力電流位相(ロ)が位相指令値(イ)より
小さくなり、積分器28の出力(ハ)は図に示すように
再び増加する。以上のように、位相指令値(イ)と出力
電流位相(ロ)が比較され、その偏差の積分値(ハ)が
一定の値に達する毎に、出力電流位相(ロ)が増加また
は減少することにより、出力電流位相(ロ)が位相指令
値(イ)に追従して制御される。
【0007】以上の出力電流位相(ロ)の1〜12の1
2状態にそれぞれ対応して、カウンタ35の出力端子1
〜12がそれぞれ「1」の信号を発生するものとする。
従って、オア回路36の出力21Aは出力電流位相
(ロ)が12または1のとき、22Aは2または3のと
き、23Aは4または5のとき、24Aは6または7の
とき、25Aは8または9のとき、26Aは10または
11のときそれぞれ「1」となる。また、オア回路37
の出力21Bは出力電流位相(ロ)が1または2のと
き、22Bは3または4のとき、23Bは5または6の
とき、24Bは7または8のとき、25Bは9または1
0のとき、26Bは11または12のときそれぞれ
「1」となる。
【0008】(ヘ)はインバ―タ7Aのスイッチング状
態によって決る出力電流位相である。出力電流位相
(ヘ)は21Aが「1」の状態を1a、22Aが「1」
の状態を2a、23Aが「1」の状態を3a、24Aが
「1」の状態を4a、25Aが「1」の状態を5a、2
6Aが「1」の状態を6aとする。又、状態1aのとき
スイッチング素子6A,1Aがオン、状態2aのとき1
A,2Aがオン、状態3aのとき2A,3Aがオン、状
態4aのとき3A,4Aがオン、状態5aのとき4A,
5Aがオン、状態6aのとき5A,6Aがオンする。
【0009】(ト)はインバ―タ7Bのスイッチング状
態によって決る出力電流位相である。出力電流位相は
(ト)は、21Bが「1」の状態を1b、22Bが
「1」の状態を2b、23Bが「1」の状態を3b、2
4Bが「1」の状態を4b、25Bが「1」の状態を5
b、26Bが「1」の状態を6bとする。また、状態1
bのときスイッチング素子6B,1Bがオン、状態2b
のとき1B,2Bがオン、状態3bのとき2B,3Bが
オン、状態4bのとき3B,4Bがオン、状態5bのと
き4B,5Bがオン、状態6bのとき5B,6Bがオン
する。
【0010】従って、時刻t1 直前までは、21Aが
「1」の状態1aで、この時はインバ―タ7Aのスイッ
チング素子6A,1Aがオン、21Bが「1」の状態1
bで、この時はインバ―タ7Bのスイッチング素子6
B,1Bがオンとなっており、これは前述の1の状態に
相当しており、時刻t1 直前ではスイッチング素子6
A,1A,6B,1Bがオン状態となっている。
【0011】時刻t1 になると、インバ―タ7Aは状態
1aら状態2aに変るため、スイッチング素子1A,2
Aがオンとなるが、インバ―タ7Bは状態1bを継続す
るためスイッチング素子6B.1Bのオン状態は変らな
い。この状態は前述の2の状態に相当しており、時刻t
1 ではスイッチング素子1A,2A,6B.1Bがオン
状態となっている。この2の状態は時刻t1 からt2 ま
で続き、時刻t2 直後には再度、1の状態となり、これ
はインバ―タ7Aでは状態1a、インバ―タ7Bでは状
態1bに相当する。このようにして、時刻t1 から時刻
t3 直前まで1の状態と、2の状態が交互に繰り返され
【0012】時刻t3 になると、インバ―タ7Aは状態
2aを継続しているが、インバ―タ7Bは状態1bから
状態2bに変る。この時はインバ―タ7Aではスイッチ
ング素子1A,2Aのオン状態は変らないが、インバ―
タ7Bではスイッチング素子1B,2Bがオン状態と
な。スイッチング素子1A,2A,1B,2Bののオン
状態は、前述したように3の状態である。
【0013】以上のように制御することにより、インバ
―タ7AのU相出力に(チ)に示す電流がインバ―タ7
BのU相出力に(リ)に示す電流が得られる。(ヌ)は
インバ―タ7AのU相出力電流(チ)と、インバ―タ7
BのU相出力電流(リ)の合成値である。
【0014】図8も、従来の電流形インバ―タの作用を
説明するための波形図で、図7の波形図に対して、より
広範囲の波形を示すために、時間軸を1/2にしたもの
である。図において、(チ),(リ),(ヌ)は、図7
の(チ),(リ),(ヌ)と同一である。
【0015】(ル)は図5のリアクトル8Aに流れる電
流である。(オ)は(ヌ)の波形をコンデンサ10,1
1,12平滑したU相負荷電流波形である。(ワ)はイ
ンバ―タ出力側のUV間線間電圧である。(カ)はイン
バ―タ7Aの直流電圧、(ヨ)はインバ―タ7Bの直流
電圧である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明のように、従
来の電流形インバ―タでは、インバ―タ7AのU相出力
電流(チ)に対して、インバ―タ7BのU相出力電流
(リ)は30°遅れて制御される。同様にインバ―タ7
AのV,W相出力電流に対して、インバ―タ7BのV,
W相出力電流も30°遅れて制御される。そのため、イ
ンバ―タ7Aの直流電圧(カ)はインバ―タ7Bの直流
電圧(ヨ)より電圧が高くなる。又、前述のケ―ス2の
場合で制御すれば、インバ―タ7Bの出力電流に対し
て、インバ―タ7Aの出力電流は30°遅れて制御され
るためインバ―タ7Bの直流電圧の方がインバ―タ7A
の直流電圧より電圧が高くなる。そのため図5に示すよ
うに、インバ―タ7Aに電流を供給する第1の直流電源
16Aと、インバ―タ7Bに電流を供給する第2の直流
電源16Bを別々に設ける必要があり、構成が複雑にな
る欠点があった。また、図5は2重化の場合であるが、
3重化,4重化…の場合については、直流電源が3個,
4個…と多重数だけ必要になり、益々複雑になる欠点が
あった。
【0017】従って本発明は、以上述べた従来の欠点を
除去するために、インバ―タ7Aとインバ―タ7Bの直
流電圧を平均化して、直流電源を共通化することによ
り、構成を簡単化することができ、更に転流損失を低減
できる電流形インバ―タを提供することを目的とする。
[発明の構成]
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、直流側正極端子と負極端子がそれぞれ直流
リアクトルを介して共通の直流電源に接続される第1及
び第2のインバ―タと、このインバ―タの出力電流位相
指令と出力電流位相に対応した信号を発生する出力電流
位相決定回路の出力を比較して、その誤差の積分値が正
側の所定値及び負側の所定値に達する毎に、前記出力電
流位相決定回路の出力電流位相を変化させ、この出力電
流位相に対応した信号から前記第1のインバ―タのゲ―
トを制御しパルス幅制御された出力電流を得るための第
1の論理回路と、前記出力電流位相に対応した信号から
前記第2のインバ―タのゲ―トを制御しパルス幅制御さ
れ且つ前記第1のインバ―タの出力電流に対して所定の
位相遅れを持った出力電流を得るための第2の論理回路
と、前記第1の論理回路で前記第2のインバ―タを、前
記第2の論理回路で前記第1のインバ―タのゲ―トも制
御できるように切換える切換回路と、前記誤差の積分値
が正側の所定値或いは負側の所定値のいずれかに達する
毎に発生する信号に基づいて前記切換回路に切換指令を
与える切換指令回路を具備したことを特徴としたもので
ある。
【0019】
【作用】本発明は前述のように構成することによって、
インバ―タ7Aは第1の論理回路のみでなく、第2の論
理回路によっても制御され、又インバ―タ7Bは第2の
論回路のみでなく、第1の論理回路によっても制御され
るため、即ち、インバ―タ7A及び7Bは適宜のタイミ
ングで、前記ケ―ス1及びケ―ス2の状態で制御される
ため、インバ―タ7Aの直流電圧の平均値とインバ―タ
7Bの直流電圧の平均値は等しくなるため、その直流電
源を共通にすることができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1を参照して説明
する。
【0021】図1において、1A〜6A,1B〜6B,
7A,7B,8A,8B,9A,9B,10〜15,1
7は図5で述べた従来実施例の同一記号のものと同一の
もであり、その説明は省略する。16はインバ―タ7A
及びインバ―タ7Bへ直流電流を供給する直流電源であ
る。18は直流電源16の出力電流を検出する電流検出
器、19は加算器で、出力電流振幅指令値17と、電流
検出器18で検出される直流電源16の出力電流を比較
して、その偏差を検出する。20は電流制御回路で、加
算器19の出力に得られる偏差を増幅して、直流電源1
6の出力電流を制御する。
【0022】図2は図1に示す論理回路15の詳細構成
図である。図において、14,21A〜26A,21B
〜26B,27〜37は図6で述べた従来実施例の同一
記号と同一のものである。38はインバ―タ7Aのスイ
ッチング状態とインバ―タ7Bのスイッチング状態を切
換える指令を発生する切換指令回路で、39は変化率検
出回路、40はアンド回路、41はオア回路、42は時
限回路、43は2進カウンタである。
【0023】44はオア回路36でインバ―タ7A及び
7Bを、又オア回路37でインバ―タ7B及び7Aのゲ
―トも制御できるように、オア回路36、37の出力を
切換える切換回路で、例えば45,46はアンド回路、
47,48はオア回路で構成される。図3は、図1、図
2で述べた本発明の一実施例の作用を説明するための波
形図である。
【0024】以下図1、図2、図3を参照しながら本発
明の一実施例の作用を詳細に説明する。図3において、
(イ),(ロ),(ハ)は図7の(イ),(ロ),
(ハ)と同一のものである。また、カウンタ35、オア
回路36,37の動作は図6で説明したのと同一である
ので説明を省略し、本発明による追加部分の回路の作用
を中心に説明する。
【0025】(ニ)は2進カウンタ43のノルマル出
力、(ホ)は2進カウンタ43のインバ―ス出力で、イ
ンバ―タ7Aのスイッチング状態とインバ―タ7Bのス
イッチング状態を切換える指令信号である。(ニ)は時
刻t1 ,t3 ,t5 …において、(ハ)がバイアス31
で設定された正側の一定値に達する毎に、パルス発生器
33の出力パルスが、オア回路41を経由して2進カウ
ンタ43に与えられて、状態が反転する。(ニ)は更
に、時刻t11,t12…において、(ハ)の変化率が零に
なる毎に変化率検出回路39の出力パルスが、アンド回
路40、オア回路41を経由して2進カウンタ43に与
えられて、状態が反転する。
【0026】時限回路42は、オア回路41の出力にパ
ルスが発生してから一定時間、アンド回路40のパルス
の通過を禁止するためのものである。(ホ)は(ニ)の
反転信号である。
【0027】以上の(ニ),(ホ)により、切換回路4
4の切換え動作が行われる。即ち、(ニ)が「1」で
(ホ)が「0」のとき、アンド回路45,46により、
オア回路36の出力がオア回路47に与えられ、オア回
路37の出力がオア回路48に与えられる。また、
(ニ)が「0」で(ホ)が「1」のときは、アンド回路
45,46によりオア回路36の出力がオア回路48に
与えられ、オア回路37がの出力がオア回路47に与え
られる。従って、インバ―タ7Aのスイッチング状態と
ンインバ―タ7Bのスイッチング状態が入替ることにな
る。(ヘ)〜(リ)は、図7の(ヘ)〜(リ)と同一部
分の波形であるが、以上の切換制御により、異った波形
になる。(ヌ)は(チ)と(リ)の合成値であるが、こ
れは図7と等しい。 図4は本発明の一実施例の作用を
説明するための波形図で、図3の波形図に対して、より
広範囲の波形を示すために、時間軸を1/2にしたもの
である。図において、(チ),(リ),(ヌ)は図7の
(チ),(リ),(ヌ)と同一のものである。
【0028】(ル)は図1のリアクトル8Aに流れる電
流である。(オ)は(ヌ)の波形をコンデンサ10,1
1,12で平滑したU相負荷電流波形である。(ワ)は
インバ―タ出力側のUV間線間電圧である。(カ)はイ
ンバ―タ7Aの直流電圧、(ヨ)はインバ―タ7Bの直
流電圧である。
【0029】以上の本発明の電流形インバ―タでは、イ
ンバ―タ7AのU相出力電流(チ)とインバ―タ7Bの
U相出力電流(リ)は交互にパルス幅制御される。同様
にインバ―タ7AのV,W相出力電流と、インバ―タ7
BのV,W相出力電流も交互にパルス幅制御される。そ
のため、インバ―タ7Aの直流電圧(カ)と、インバ―
タ7Bの直流電圧(ヨ)は平均値が等しくなるように制
御される。従って、図1に示すようにインバ―タ7Aと
インバ―タ7Bに共通の直流電源16で電流を供給する
ことができる。
【0030】また、図3に示すように、インバ―タ7A
のU相出力電流(チ)と、インバ―タ7BのU相出力電
流(リ)は交互にパルス幅制御され、その合成値として
U相出力電流(ヌ)を得るから、U相出力電流(ヌ)の
パルス周期に対して(チ)と(リ)のパルス周期は2倍
となり、スイッチング損失による温度上昇を軽減するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、交流
出力端子を共通に接続した複数の電流形インバ―タの、
直流電圧の平均値が等しくなるように制御できるから、
複数の電流形インバ―タに対して共通の直流電源で電流
を供給できる。従って、回路構成を簡単にすることがで
きる。また、パルス幅制御の周波数を低くすることがで
きるから、スイッチング損失による温度上昇を軽減する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す主回路構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図1の論理回路の詳細
構成図である。
【図3】本発明の作用を説明するための波形図である。
【図4】本発明の作用を説明するための波形図である。
【図5】従来の実施例を示す主回路構成図である。
【図6】従来の実施例を示す図5の論理回路の詳細構成
図である。
【図7】従来の実施例の作用を説明するための波形図で
ある。
【図8】従来の実施例の作用を説明するための波形図で
ある。
【符号の説明】
1A〜6A,1B〜6B…スイッチング素子、7A,7
B…インバ―タ、8A,8B,9A,9B…直流リアク
トル、10〜12…コンデンサ、13…負荷、14…出
力電流位相指令値、15…論理回路、16…直流電源、
16A…第1の直流電源、16B…第2の直流電源、1
7…出力電流振幅指令値、18,18A18B…電流検
出器、19,19A,19B…加算器、20,20A,
20B…電流制御回路、21A〜26A,21B〜26
B…インバ―タ転流指令、27,29,30…加算器、
28…積分器、31,32…バイアス、33,34…パ
ルス発生器、35…12進カウンタ、36,37…オア
回路、38…切換指令回路、39…変化率検出回路、4
0…アンド回路、41…オア回路、42…時限回路、4
3…2進カウンタ、44…切換回路、45,46…アン
ド回路、47,48…オア回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流側正極端子と負極端子がそれぞれ直
    流リアクトルを介して共通の直流電源に接続される第1
    及び第2のインバ―タと、前記インバ―タの出力電流位
    相指令と出力電流位相に対応した信号を発生する出力電
    流位相決定回路の出力を比較して、その誤差の積分値が
    正側の所定値及び負側の所定値に達する毎に、前記出力
    電流位相決定回路の出力電流位相を変化させ、この出力
    電流位相に対応した信号から前記第1のインバ―タのゲ
    ―トを制御しパルス幅制御された出力電流を得るための
    第1の論理回路と、前記出力電流位相に対応した信号か
    ら前記第2のインバ―タのゲ―トを制御しパルス幅制御
    され且つ前記第1のインバ―タの出力電流に対して所定
    の位相遅れを持った出力電流を得るための第2の論理回
    路と、前記第1の論理回路で前記第2のインバ―タを、
    前記第2の論理回路で前記第1のインバ―タのゲ―トも
    制御できるように切換える切換回路と、前記誤差の積分
    値が正側の所定値或いは負側の所定値のいずれかに達す
    る毎に発生する信号に基づいて前記切換回路に切換指令
    を与える切換指令回路を具備して成る電流形インバ―
    タ。
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