JP3024708B2 - 電流形インバ―タ - Google Patents

電流形インバ―タ

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JP3024708B2
JP3024708B2 JP3076686A JP7668691A JP3024708B2 JP 3024708 B2 JP3024708 B2 JP 3024708B2 JP 3076686 A JP3076686 A JP 3076686A JP 7668691 A JP7668691 A JP 7668691A JP 3024708 B2 JP3024708 B2 JP 3024708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流出力端子を共通に
接続した複数の電流形インバ―タの直流電源を共通に出
来る電流形インバ―タに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電流形インバ―タの構成図
である。図において、1A〜6A,1B〜6Bは例えば
ゲ―トタ―ンオフサイリスタ(GTO)など、自己消弧
形のスイッチング素子である。7A,7Bはスイッチン
グ素子1A〜6A,1B〜6Bをブリッジ接続して構成
したインバ―タ、8A,8B,9A,9Bはインバ―タ
7A,7Bに供給される直流電流を平滑する直流リアク
トルである。以上の1A〜9A,1B〜9Bにより、直
流電流を交流電流に変換する、いわゆる電流形インバ―
タが構成される。10〜12はインバ―タ7A,7Bの
出力電圧を平滑するコンデンサ、13は負荷である。1
4はインバ―タ7A,7Bの出力電流の位相指令値であ
る。15は出力電流の位相指令値に従ってインバ―タ7
A,7Bの転流を制御する論理回路である。
【0003】16Aはインバ―タ7Aへ直流電流を供給
する第1の直流電源、16Bはインバ―タ7Bへ直流電
流を供給する第2直流電源である。17はインバ―タ7
A,7Bの出力電流振幅指令値である。18A,18B
は直流電源16A,16Bの出力電流を検出する電流検
出器、19A,19Bは加算器で、出力電流振幅指令値
17と、電流検出器18A,18Bで検出される直流電
源16A,16Bの出力電流をそれぞれ比較して、その
偏差を検出する。20A,20Bは電流制御回路で、加
算器19A,19Bの出力に得られる偏差をそれぞれ増
幅して、直流電源16A,16Bの出力電流を制御す
る。
【0004】図6は、図5に示す論理回路15の詳細構
成図である。図において、14は図5の14と同一のイ
ンバ―タ7A,7Bの出力電流位相指令値である。31
A〜36Aはインバ―タ7Aの転流指令、31B〜36
Bはインバ―タ7Bの転流指令、37,39,40は加
算器、38は加算器37の出力を積分する積分器、4
1,42は一定のバイアス、43,44は加算器39,
40の出力の変化をパルスに変換するパルス発生器、4
5は出力電流位相決定回路で例えば、パルス発生器43
の出力パルスを加算し、パルス発生器44の出力パルス
を減算する12進可逆カウンタで構成されている。46
は12進可逆カウンタ45の出力電流位相に対応した信
号から前記インバ―タ7Aのゲ―トを制御しパルス幅制
御された出力電流を得るためのインバ―タ転流指令31
A〜36Aを発生する第1の論理回路で例えばオア回路
で構成されてい。47も同様に、12進可逆カウンタ4
5の出力電流位相に対応した信号から前記インバ―タ7
Bのゲ―トを制御しパルス幅制御され且つインバ―タ7
Aの出力電流に対し、30°遅れの出力電流を得るため
のインバ―タ転流指令31B〜36Bを発生する第2の
論理回路で例えばオア回路で構成されている。
【0005】図7は図5の従来の電流形インバ―タの作
用を説明するための波形図である。以下図5、図6、図
7を参照しながら従来の電流形インバ―タの作用を説明
する。 図において、(イ)は出力電流位相指令値14
である。(ロ)はインバ―タ7A,7Bのスイッチング
状態によって決る出力電流位相である。出力電流位相は
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
2の12の状態を有し、 ケ―ス1の場合は、 スイッチング素子6A,1A,6B,1Bがオンの状態
を1 スイッチング素子1A,2A,6B,1Bがオンの状態
を2 スイッチング素子1A,2A,1B,2Bがオンの状態
を3 スイッチング素子2A,3A,1B,2Bがオンの状態
を4 スイッチング素子2A,3A,2B,3Bがオンの状態
を5 スイッチング素子3A,4A,2B,3Bがオンの状態
を6 スイッチング素子3A,4A,3B,4Bがオンの状態
を7 スイッチング素子4A,5A,3B,4Bがオンの状態
を8 スイッチング素子4A,5A,4B,5Bがオンの状態
を9 スイッチング素子5A,6A,4B,5Bがオンの状態
を10 スイッチング素子5A,6A,5B,6Bがオンの状態
を11 スイッチング素子6A,1A,5B,6Bがオンの状態
を12 の12の状態で変化する。 又ケ―ス2の場合は、 スイッチング素子6A,1A,6B,1Bがオンの状態
を1 スイッチング素子6A,1A,1B,2Bがオンの状態
を2 スイッチング素子1A,2A,1B,2Bがオンの状態
を3 スイッチング素子1A,2A,2B,3Bがオンの状態
を4 スイッチング素子2A,3A,2B,3Bがオンの状態
を5 スイッチング素子2A,3A,3B,4Bがオンの状態
を6 スイッチング素子3A,4A,3B,4Bがオンの状態
を7 スイッチング素子3A,4A,4B,5Bがオンの状態
を8 スイッチング素子4A,5A,4B,5Bがオンの状態
を9 スイッチング素子4A,5A,5B,6Bがオンの状態
を10 スイッチング素子5A,6A,5B,6Bがオンの状態
を11 スイッチング素子5A,6A,1B,6Bがオンの状態
を12 の12の状態で変化する。
【0006】(ハ)は積分器38の出力である。出力電
流位相(ロ)より位相指令値(イ)が大きくなると、こ
の偏差が加算器37で検出され、積分器38で積分され
る。積分器38の出力(ハ)は、図に示すように増加
し、時刻t1 において、バイアス41で設定された正側
の一定値に達すると、加算器39の出力が変化し、パル
ス発生器43がパルスを発生し、カウンタ45の値は1
だけ加算される。その結果、出力電流位相(ロ)が1の
状態から2の状態に変化し、出力電流位相(ロ)が位相
指令値(イ)より大きくなる。この偏差が加算器37で
検出され、積分器38で積分される。積分器38の出力
(ハ)は今度は図に示すように減少し、時刻t2 におい
て、バイアス42で設定された負側の一定値に達する
と、加算器40の出力が変化し、パルス発生器44がパ
ルスを発生し、カウンタ45の値は1だけ減算される。
その結果、出力電流位相(ロ)が2の状態から1の状態
に変化し、出力電流位相(ロ)が位相指令値(イ)より
小さくなり、積分器38の出力(ハ)は図に示すように
再び増加する。以上のように、位相指令値(イ)と出力
電流位相(ロ)が比較され、その偏差の積分値(ハ)が
一定の値に達する毎に、出力電流位相(ロ)が増加また
は減少することにより、出力電流位相(ロ)が位相指令
値(イ)に追従して制御される。
【0007】以上の出力電流位相(イ)の1〜12の1
2状態にそれぞれ対応して、カウンタ45の出力端子1
〜12がそれぞれ「1」の信号を発生するものとする。
従って、オア回路46の出力31Aは出力電流位相
(ロ)が12または1のとき、32Aは2または3のと
き、33Aは4または5のとき、34Aは6または7の
とき、35Aは8または9のとき、36Aは10または
11のときそれぞれ「1」となる。また、オア回路47
の出力31Bは出力電流位相(ロ)が1または2のと
き、32Bは3または4のとき、33Bは5または6の
とき、34Bは7または8のとき、35Bは9または1
0のとき、36Bは11または12のときそれぞれ
「1」となる。
【0008】(ヘ)はインバ―タ7Aのスイッチング状
態によって決る出力電流位相である。出力電流位相
(ヘ)は31Aが「1」の状態を1a、32Aが「1」
の状態を2a、33Aが「1」の状態を3a、34Aが
「1」の状態を4a、35Aが「1」の状態を5a、3
6Aが「1」の状態を6aとする。又、状態1aのとき
スイッチング素子6A,1Aがオン、状態2aのとき1
A,2Aがオン、状態3aのとき2A,3Aがオン、状
態4aのとき3A,4Aがオン、状態5aのとき4A,
5Aがオン、状態6aのとき5A,6Aがオンする。
【0009】(ト)はインバ―タ7Bのスイッチング状
態によって決る出力電流位相である。出力電流位相は
(ト)は、31Bが「1」の状態を1b、32Bが
「1」の状態を2b、33Bが「1」の状態を3b、3
4Bが「1」の状態を4b、35Bが「1」の状態を5
b、36Bが「1」の状態を6bとする。また、状態1
bのときスイッチング素子6B,1Bがオン、状態2b
のとき1B,2Bがオン、状態3bのとき2B,3Bが
オン、状態4bのとき3B,4Bがオン、状態5bのと
き4B,5Bがオン、状態6bのとき5B,6Bがオン
する。
【0010】従って、時刻t1 直前までは、31Aが
「1」の状態1aで、この時はインバ―タ7Aのスイッ
チング素子6A,1Aがオン、31Bが「1」の状態1
bで、この時はインバ―タ7Bのスイッチング素子6
B,1Bがオンとなっており、これは前述の1の状態に
相当しており、時刻t1 直前ではスイッチング素子6
A,1A,6B,1Bがオン状態となっている。
【0011】時刻t1 になると、インバ―タ7Aは状態
1aら状態2aに変るため、スイッチング素子1A,2
Aがオンとなるが、インバ―タ7Bは状態1bを継続す
るためスイッチング素子6B.1Bのオン状態は変らな
い。この状態は前述の2の状態に相当しており、時刻t
1 ではスイッチング素子1A,2A,6B.1Bがオン
状態となっている。この2の状態は時刻t1 からt2 ま
で続き、時刻t2 直後には再度、1の状態となり、これ
はインバ―タ7Aでは状態1a、インバ―タ7Bでは状
態1bに相当する。このようにして、時刻t1 から時刻
t3 直前まで1の状態と、2の状態が交互に繰り返され
【0012】時刻t3 になると、インバ―タ7Aは状態
2aを継続しているが、インバ―タ7Bは状態1bから
状態2bに変る。この時はインバ―タ7Aではスイッチ
ング素子1A,2Aのオン状態は変らないが、インバ―
タ7Bではスイッチング素子1B,2Bがオン状態と
な。スイッチング素子1A,2A,1B,2Bののオン
状態は、前述したように3の状態である。
【0013】以上のように制御することにより、インバ
―タ7AのU相出力に(チ)に示す電流がインバ―タ7
BのU相出力に(リ)に示す電流が得られる。(ヌ)は
インバ―タ7AのU相出力電流(チ)と、インバ―タ7
BのU相出力電流(リ)の合成値である。
【0014】図8も、従来の電流形インバ―タの作用を
説明するための波形図で、図7の波形図に対して、より
広範囲の波形を示すために、時間軸を1/2にしたもの
である。図において、(チ),(リ),(ヌ)は、図7
の(チ),(リ),(ヌ)と同一である。(ル)は図5
のリアクトル8A,9Aに流れるインバ―タ7Aの直流
電流で、(オ)はリアクトル8B,9Bに流れるインバ
―タ7Bの直流電流である。
【0015】(ワ)は、(ヌ)の波形をコンデンサ1
0,11,12平滑したU相負荷電流波形である。
(カ)はインバ―タ出力側のUV間線間電圧である。
(ヨ)はインバ―タ7Aの直流電圧、(タ)はインバ―
タ7Bの直流電圧である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明のように、従
来の電流形インバ―タでは、インバ―タ7AのU相出力
電流(チ)に対して、インバ―タ7BのU相出力電流
(リ)は30°遅れて制御される。同様にインバ―タ7
AのV,W相出力電流に対して、インバ―タ7BのV,
W相出力電流も30°遅れて制御される。そのため、イ
ンバ―タ7Aの直流電圧(ヨ)はインバ―タ7Bの直流
電圧(タ)より電圧が高くなる。又、前述のケ―ス2の
場合で制御すれば、インバ―タ7Bの出力電流に対し
て、インバ―タ7Aの出力電流は30°遅れて制御され
るためインバ―タ7Bの直流電圧の方がインバ―タ7A
の直流電圧より電圧が高くなる。そのため図5に示すよ
うに、インバ―タ7Aに電流を供給する第1の直流電源
16Aと、インバ―タ7Bに電流を供給する第2の直流
電源16Bを別々に設ける必要がある。
【0017】図9は、図5の直流電源16A,16Bを
共通にして、図6の回路で制御した場合の波形図であ
る。図において、(チ)〜(タ)は、図8の(チ)〜
(タ)と同一のものである。インバ―タ7Aの直流電圧
(ヨ)は、インバ―タ7Bの直流電圧(タ)より高いた
め。インバ―タ7Aの直流電流(ル)は減少し、インバ
―タ7Bの直流電流(オ)は増加して、インバ―タ7A
に流れる電流とンバ―タ7Bに流れる電流が不平衡にな
る。従って、インバ―タ7Aに電流を供給する第1の直
流電源16Aと、インバ―タ7Bに電流を供給する第2
の直流電源16Bを別々に設ける必要がある。また、図
5は2重化の場合であるが、3重化,4重化…の場合に
ついては、直流電源が3個,4個…と多重数だけ必要に
なり、益々複雑になる欠点があった。
【0018】従って本発明は、以上述べた従来の欠点を
除去するために、インバ―タ7Aとインバ―タ7Bの直
流電流が等しくなるように、パルス幅制御による直流電
流の平衡化制御を行い、直流電源を共通にすることによ
り、構成を簡単化することができる電流形インバ―タを
提供することを目的とする。 [発明の構成]
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、直流側正極端子と負極端子がそれぞれ直流
リアクトルを介して共通の直流電源に接続される第1及
び第2のインバ―タと、 前記インバ―タの出力電流位
相指令と出力電流位相に対応した信号を発生する出力電
流位相決定回路の出力を比較して、その誤差の積分値が
正側の所定値及び負側の所定値に達する毎に、前記出力
電流位相決定回路の出力電流位相を変化させ、この出力
電流位相に対応した信号から前記第1のインバ―タのゲ
―トを制御しパルス幅制御された出力電流を得るための
第1の論理回路と、前記出力電流位相に対応した信号か
ら前記第2のインバ―タのゲ―トを制御しパルス幅制御
され且つ前記第1のインバ―タの出力電流に対して所定
の位相遅れを持った出力電流を得るための第2の論理回
路と、前記第1の論理回路で前記第2のインバ―タを、
前記第2の論理回路で前記第1のインバ―タのゲ―トも
制御できるように切換える切換回路と、電流偏差検出器
で検出される前記第1及び第2のインバ―タの直流電流
の偏差が正側の所定値或いは負側の所定値に達する毎に
発生する信号に基づいて前記切換回路に切換指令を与え
る切換指令回路を具備したことを特徴としたものであ
る。
【0020】
【作用】本発明は前述のように構成することによって、
インバ―タ7Aは第1の論理回路のみでなく、第2の論
理回路によっても制御され、又インバ―タ7Bは第2の
論理回路のみでなく、第1の論理回路によっても制御さ
れるため、即ち、インバ―タ7A及びインバ―タ7B
は、電流偏差検出器で検出される前記第1及び第2のイ
ンバ―タの直流電流の偏差が正側の所定値或いは負側の
所定値に達する毎に発生する信号に基づいて適宜のタイ
ミングで前記ケ―ス1とケ―ス2の状態で制御されるた
め、インバ―タ7Aとインバ―タ7Bの直流電流が等し
くなり直流電源を共通にすることができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1を参照して説明
する。
【0022】図1において、1A〜6A,1B〜6B,
7A,7B,8A,8B,9A,9B,10〜15,1
7は図5で述べた従来実施例の同一記号のものと同一の
もであり、その説明は省略する。16はインバ―タ7A
及びインバ―タ7Bへ直流電流を供給する直流電源であ
る。18は直流電源16の出力電流を検出する電流検出
器、19は加算器で、出力電流振幅指令値17と、電流
検出器18で検出される直流電源16の出力電流を比較
して、その偏差を検出する。20は電流制御回路で、加
算器19の出力に得られる偏差を増幅して、直流電源1
6の出力電流を制御する。21Aはインバ―タ7Aの直
流電流を検出する電流検出器、21Bはインバ―タ7B
の直流電流を検出する電流検出器、22はインバ―タ7
Aの直流電流とインバ―タ7Bの直流電流の偏差を検出
する電流偏差検出器、23は電流偏差検出器22で検出
される電流偏差信号である。
【0023】図2は図1に示す論理回路15の詳細構成
図である。図において、14,31A〜36A,31B
〜36B,37〜47は図6で述べた従来実施例の同一
記号と同一のものである。48はインバ―タ7Aのスイ
ッチング状態とインバ―タ7Bのスイッチング状態を切
換える指令を発生する切換指令回路で、49,50は加
算器、51,52はバイアス、53,54はパルス発生
器、55はフリップフロップである。56はインバ―タ
7Aのスイッチング状態とインバ―タ7Bのスイッチン
グ状態を切換える切換回路で、57,58はアンド回
路、59,60はオア回路である。図3、図4は、図
1、図2で述べた本発明の一実施例の作用を説明するた
めの波形図である。以下図1、図2、図3及び図4を参
照しながら本発明の一実施例の作用を詳細に説明する。
【0024】各図において、(イ),(ロ),(ハ)は
図7の(イ),(ロ),(ハ)と同一のものである。ま
た、カウンタ45、オア回路46,47の動作は図6で
説明したのと同一であるので説明を省略し、本発明によ
る追加部分の回路の作用を中心に説明する。
【0025】(ニ)は電流検出器21A,21B、電流
偏差検出器22で検出される電流偏差信号23である。
(ホ)はフリップフロップ55のノルマル出力で、イン
バ―タ7Aのスイッチング状態とインバ―タ7Bのスイ
ッチング状態を切換える指令信号である。(ヘ)〜
(リ)は図7の(ヘ)〜(リ)と同一のものである。
又、図4は、図3の波形図に対して、より広範囲の波形
を示すために時間軸を1/2にしたものである。
【0026】図において、(チ)〜(タ)は、図8の
(チ)〜(タ)と同一のものである。ここで、(ニ)は
インバ―タ7Aの直流電流(ル)とインバ―タ7Bの直
流電流(オ)の偏差である。時刻t3 を過ぎて、インバ
―タ7Aの直流電流(ル)が減少しインバ―タ7Bの直
流電流(オ)が増加する。従って、電流偏差信号(ニ)
は負の方向に増加し、時刻t4 において、バイアス52
で設定された負側の一定値に達すると、パルス発生器5
4の出力にパルスが発生し、フリップフロップ55をリ
セットする。従って、フリップフロップ55のノルマル
出力(ホ)ば「0」になり、インバ―ス出力(ホ´)は
「1」になる。以上のフリップフロップ55の反転によ
り、切換回路56の切換え動作が行われる。即ち、
(ホ)が「1」で(ホ´)が「0」のときは、アンド回
路57,58によりオア回路46の出力がオア回路59
に与えられ、オア回路47の出力がオア回路60に与え
られるが、(ホ)が「0」で(ホ´)が「1」に反転す
ると、アンド回路57,58により、オア回路46の出
力がオア回路60に与えられ、オア回路47の出力がオ
ア回路59に与えられる。従って、インバ―タ7Aのイ
スッチング状態とインバ―タ7Bのスイッチング状態が
入替ることになる。その結果、インバ―タ7Aの直流電
圧(ヨ)がインバ―タ7Bの直流電圧(タ)より小さく
なり、インバ―タ7Aの直流電流(ル)が増加しインバ
―タ7Bの直流電流(オ)が減少する。従って、電流偏
差信号(ニ)は今度は正の方向に増加し、時刻t5 にお
いてバイアス51で設定された正側の一定値に達する
と、パルス発生器53の出力にパルスが発生し、フリッ
プフロップ55をセットする。従って、フフリップフロ
ップ55のノルマル出力(ホ)は「1」になりインバ―
ス出力(ホ´)は「0」になる。フリップフロップ55
の反転により、再び切換回路56の切換え動作が行われ
る。即ち、(ホ)が「1」で(ホ´)が「0」であるか
ら、アンド回路57,58により、オア回路46の出力
がオア回路59に与えられ、オア回路47の出力がオア
回路60に与えられる。従って、インバ―タ7Aのスイ
ッチング状態とインバ―タ7Bのスイッチング状態が再
び入替る。その結果、インバ―タ7Aの直流電圧(ヨ)
がインバ―タ7Bの直流電圧(タ)より大きくなり、イ
ンバ―タ7Aの直流電流(ル)が減少しインバ―タ7B
の直流電流(オ)が増加して、電流偏差信号(ニ)は再
び負の方向に増加する。以下同様の動作を繰り返すこと
により、インバ―タ7Aの直流電流(ル)とインバ―タ
7Bの直流電流(オ)が等しくなるように制御される。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、並列
に接続したインバ―タ7Aとインバ―タ7Bの直流電流
の偏差を検出して、この偏差がある値を越えたとき、イ
ンバ―タ7Aのスイッチング状態とインバ―タ7Bのス
イッチング状態を切換えることにより、インバ―タ7A
とインバ―タ7Bの直流電流が等しくなるように制御す
ることができる。従って、インバ―タ7Aとインバ―タ
7Bに対して共通の直流電源で電流を供給できるから、
回路構成を簡単にすることができる。また、電流偏差を
フィ―ドバックしてバランス制御を行うから、過渡状態
その他の条件変化に対してもバランス状態を維持でき
る。尚、前述説明は2台のインバ―タを並列接続した場
合について述べたが、本発明は2台以上の並列運転の場
合でも実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す主回路構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図1の論理回路の詳細
構成図である。
【図3】本発明の作用を説明するための波形図である。
【図4】本発明の作用を説明するための波形図である。
【図5】従来の実施例を示す主回路構成図である。
【図6】従来の実施例を示す図5の論理回路の詳細構成
図である。
【図7】従来の実施例の作用を説明するための波形図で
ある。
【図8】従来の実施例の作用を説明するための波形図で
ある。
【図9】従来の実施例の作用を説明するための波形図で
ある。
【符号の説明】
1A〜6A,1B〜6B…スイッチング素子、7A,7
B…インバ―タ、8A,8B,9A,9B…直流リアク
トル、10〜12…コンデンサ、13…負荷、14…出
力電流位相指令値、15…論理回路、16…直流電源、
16A…第1の直流電源、16B…第2の直流電源、1
7…出力電流振幅指令値、18,18A18B…電流検
出器、19,19A,19B…加算器、20,20A,
20B…電流制御回路、21A,21B…電流検出器、
22…電流偏差検出器、23…電流偏差信号、31A〜
36A,31B〜36B…インバ―タ転流指令、37,
39,40…加算器、38…積分器、41,42…バイ
アス、43,44…パルス発生器、45…12進可逆カ
ウンタ、46,47…オア回路、48…切換指令回路、
49,50…加算器、51,52…バイアス、53,5
4…パルス発生器、55…フリップフロップ、56…切
換回路、57,58…アンド回路、59,60…オア回
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流側正極端子と負極端子がそれぞれ直
    流リアクトルを介して共通の直流電源に接続される第1
    及び第2のインバ―タと、前記インバ―タの出力電流位
    相指令と出力電流位相に対応した信号を発生する出力電
    流位相決定回路の出力を比較して、その誤差の積分値が
    正側の所定値及び負側の所定値に達する毎に、前記出力
    電流位相決定回路の出力電流位相を変化させ、この出力
    電流位相に対応した信号から前記第1のインバ―タのゲ
    ―トを制御しパルス幅制御された出力電流を得るための
    第1の論理回路と、前記出力電流位相に対応した信号か
    ら前記第2のインバ―タのゲ―トを制御しパルス幅制御
    され且つ前記第1のインバ―タの出力電流に対して所定
    の位相遅れを持った出力電流を得るための第2の論理回
    路と、前記第1の論理回路で前記第2のインバ―タを、
    前記第2の論理回路で前記第1のインバ―タのゲ―トも
    制御できるように切換える切換回路と、電流偏差検出器
    で検出される前記第1及び第2のインバ―タの直流電流
    の偏差が正側の所定値及び負側の所定値に達する毎に発
    生する信号に基づいて前記切換回路に切換指令を与える
    切換指令回路を具備して成る電流形インバ―タ。
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