JPH03235671A - 並列多重インバータの循環電流抑制方法および並列多重インバータ - Google Patents

並列多重インバータの循環電流抑制方法および並列多重インバータ

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JPH03235671A
JPH03235671A JP2028677A JP2867790A JPH03235671A JP H03235671 A JPH03235671 A JP H03235671A JP 2028677 A JP2028677 A JP 2028677A JP 2867790 A JP2867790 A JP 2867790A JP H03235671 A JPH03235671 A JP H03235671A
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circulating current
polarity
switching mode
inverter
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Application number
JP2028677A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Tobari
和明 戸張
Toshiaki Okuyama
俊昭 奥山
Takashi Ikimi
高志 伊君
Mitsusachi Motobe
本部 光幸
Yuzuru Kubota
久保田 譲
Kenzo Kamiyama
神山 健三
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、並列多重インバータに係り、具体的には並列
多重インバータの出力端に接続された並列リアクトルを
介して流れる循環電流の抑制に関する。
〔従来の技術〕
電圧形インバータの大容量化を図るため、複数台のイン
バータ(単位インバータ)の出力を並列リアクトルを介
して並列多重接続してなる多重方式が採用されている。
しかし、このような並列多重インバータによると、出力
電圧が零のスイッチングモードのときに、並列リアクト
ルを介して各単位インバータ間を還流する循環電流が発
生するという問題があった。
このような循環電流を抑制制御する方法として。
特開平−110062号公報に提案されているように、
各単位インバータのオンとオフ信号のタイミングを調整
して循環電流を制御することが知られている。
また、特開昭63−287371号公報には、各相部の
循環電流の振幅と位相を検出してフィードバックし、パ
ルス幅変調にかかる各相電圧指令値の振幅と位相を補正
制御して循環電流を減少させる方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術は、各単位インバータのパルス幅
変調にかかる搬送波信号がすべて同相で同一レベルのも
のを前提とするものであり、スイッチング素子の特性の
ばらつき(ターンオン、ターンオン時間やオン電圧など
)に起因して流れる循環電流を抑制する技術である。し
たがって出力高調波を低減すべく各単位インバータの搬
送波信号の位相と電圧レベルずらした並列多重インバー
タの循環電流抑制に適用することはできない。
本発明の目的は、単位インバータの搬送波信号の位相と
電圧レベルをずらして出力高調波を低減してなる並列多
重インバータの循環電流を最小化し、並列リアクトルを
小形化するとともに装置の効率を向上させることにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、スイッチ素子をブ
リッジ接続してなる複数のインバータ主回路を中性点が
接地された直流電源に並列接続し。
該各インバータ主回路の交流出力端の同一相間をそれぞ
れ並列リアクトルを介して接続し、該並列リアクトルの
中点を交流出力端とし、前記各インバータ主回路のスイ
ッチ素子を出力電圧指令と前記各インバータ主回路毎に
定められた搬送波信号とを比較して得られるパルス幅変
調信号基づいたスイッチングモードによりオン・オフ制
御するようにしてなる並列多重インバータの循環電流抑
制方法において、前記並列多重インバータの出力電圧を
零とする期間のスイッチングモードを選択するにあたり
、直前の循環電流の極性を検出し、該循環電流を減少さ
せるスイッチングモードを選択することを特徴とするも
のである。
また、中性点が接地された直流電源と、スイッチ素子を
ブリッジ接続してなり前記直流電源に並列接続されてな
る複数のインバータ主回路と、該各インバータ主回路の
交流出力端の同一相間を接続してなる並列リアクトルと
、出力電圧指令と前記各インバータ主回路毎に定められ
た搬送波信号とを比較して得られるパルス櫂変調信号基
づいたスイッチングモードにより前記各インバータ主回
路のスイッチ素子をオン・オフ制御するインバータ制御
回路とを備え、前記並列リアクトルの中点を交流出力端
とする並列多重インバータにおいて、前記並列多重イン
バータの出力電圧を零とする期間のスイッチングモード
を選択するスイッチングモード選択手段と、前記並列リ
アクトルを介して流れる循環電流の極性を検出する循環
電流極性検出手段と、該検出された循環電流の極性を前
記スイッチングモードの切り替えタイミングに同期して
記憶する記憶手段とを備え、前記スイッチモード選択手
段は、出力電圧を零とする期間に同期したパルス信号が
入力されたとき前記記憶手段から該期間の直前の循環電
流の極性を取り込み、該極性が正であれば前記並列リア
クトルの端子電圧が負になるスイッチングモードを選択
し、該極性が負であれば前記並列リアクトルの端子電圧
が正になるスイッチングモードを選択するものであるこ
とを特徴とする。
なお、前記循環電流の極性を記憶するタイミングは、前
記出力電圧の正又は負のスイッチングモードに切り替わ
るタイミングとすることができる。
また、前記循環電流の極性を記憶するタイミングが、前
記搬送波の周期に同期させることができる。
〔作用〕
このように構成されることから、本発明によれば、次の
作用により上記目的が達成される。
並列多重インバータの循環電流は、インバータの出力電
圧が零になるスイッチングモードの期間に並列リアクト
ルに加わる電圧により流れる。また、出力電圧が零にな
るスイッチングモードは例えば二種類あり、それらは並
列リアクトルに異なる極性の電圧を加える関係にある。
したがって、出力電圧零の期間の直前のスイッチングモ
ードにおける循環電流を検出し、その極性と逆の極性の
電圧を印加するスイッチングモードを選択することによ
り、並列リアクトルには循環電流を減少させる方向の電
圧が印加される。その結果、並列リアクトルを介して単
位インバータ間に流れる循環電流を抑制することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明が適用されてなる一実施例の全体構成図
を示す。図示のように、並列多重インバータ本体部1は
直流電圧を正とOと負の3つのレベルの出力電圧に変換
し、負荷としての交流電動機2に3相の交流電圧を供給
するようになっている。並列多重インバータ本体部1は
、直列接続された2つの直流電源3,4と、平滑コンデ
ンサ5と、インバータ主回路6,7と、並列リアクトル
su、av、swとを有して構成されている。平滑コン
デンサ5は直流電源3と4を直列接続したものに並列接
続され、直流電源3と4の接続点が接地されている。イ
ンバータ主回路6と7はそれぞれグレーツ結線されたス
イッチング素子としての自己消弧素子5IU−84Wと
、それらに逆並列接続された帰還ダイオードDIU−D
4Wとから構成される。自己消弧素子としてはトランジ
スタやゲートターンオフサイリスタなどのスイッチング
素子が用いられる。なお、非自己消弧素子であってもよ
い。インバータ主回路6とインバータ主回路7の各相U
、V、Wの交流出力端は、各々中間タップ付並列リアク
トル8U、8V、8Wの両端に接続されている。並列リ
アクトル8U、8V、SWの中間タップには交流電動機
2が接続される。インバータ主回路6の各相の出力電流
を検出する電流検出器9U、9V、9Wと、インバータ
主回路7の各相の出力電流を検出する電流検出器10U
、IOV、IOWとが設けられている。
それらの出力電流は加算器11に導びかれ、ここで差を
求めることにより循環電流が検出される。
次に、制御回路の構成を説明する。
第1図実施例では、U相のみ図示しているが、他のV相
、W相も同様の構成を有し、同一の動作を行うようにな
っている。パルス幅変調制御のための搬送波信号を発生
する発振器12の出力信号は、加算器13と14に加え
られる。加算器13と14はそれぞれ定数器15と16
の信号に搬送波信号を加算し、2つの搬送波信号を演算
する。
なお、定数@15と16は搬送波信号の電圧レベルを設
定するもので、本実施例では、搬送波信号の全振幅を“
1″としたとき、一方はレベルを“1/2”だけ正側に
シフトし、他方は” 1 / 2”だけ負側にシフトす
るように設定されている。このようにしてレベルがシフ
トされた搬送波信号はそれぞれ比較器17と18に加え
られる。比較器17と18はそれぞれU相の呂力電圧指
令信号本 Vuと搬送波信号とを比較し、出力電圧指令信号零 Vuが大きいときに′1″を、それ以外のときはII 
O+1を出力する。その出力信号はOR回路22と24
に加えられる一方、NOT回路19と20を介してOR
回路23と25に加えられる。OR回路22と24の出
力はインバータ主回路6と7の上アームのスイッチング
素子SIUとS3Uのゲートに印加され、OR回路23
と25の出力はインバータ主回路6と7の下アームのス
イッチング素子S2UとS4Uのゲートに印加されてい
る。
ここで、本発明の特徴部分に係る循環電流抑制制御回1
30とその関連構成について説明する。
循環電流抑制制御回路30は循環電流極性検出回路31
と、スイッチングモードの切り替えタイミングに同期さ
せて前記循環電流の極性検出タイミング信号を出力する
タイミング信号発生回路32と、これらの回路31と3
2の出力を乗算する乗算器33と、その乗算結果である
循環電流の極性を記憶する記憶回路34と、前記NOT
回路19と比較器18の出力信号の論理積を出力するA
ND回路21の出力信号と前記記憶回路34の出力信号
とを乗算する乗算器35と、その乗算結果に基づいて並
列多重インバータの出力電圧を零とする期間のスイッチ
ングモードを選択するスイッチングモード選択回路36
とを有して形成されている。循環電流極性検出回路31
は前記加算器11により検出された循環電流を取り込み
、その極性が正のときは111 ++、負のときは“−
1″の信号を出力するようになっている。タイミング(
F号発生回路32は電圧指令極性判別回路26から電圧
指令Vuの極性が正のときはl l Tj、負のときは
tt−1nの判別信号を入力するとともに、発振器12
から搬送波信号を入力し、電圧指令Vuが正のときは搬
送波信号の谷点の位相に同期させたタイミング信号(パ
ルス)を出力し、電圧指令Vuが負のときは白点の位相
に同期させたタイミング信号を出力するようになってい
る。スイッチングモード選択回路36は乗算器35の出
力が正とOと負の場合によって異なる動作をするように
なっており、正のときはスイッチング素子52tJとS
3Uをオンさせ、負のときはスイッチング素子SIUと
S4Uをオンさせ、0のときは信号を出力しないように
なっている。
次に、このように構成される実施例の動作について説明
する。
並列多重インバータの出力は並列リアクトル8U、8V
、8Wの中間タップより得られ、その大きさはインバー
タ主回路6と7の出力電圧の和である。インバータ主回
路6,7の各相の動作は位相が異なるのみであるから、
U相の動作を中心に説明する。並列多重インバータのU
相の8カ電圧は、インバータ主回路6,7を構成する自
己消弧素子SIU、S2U、S3U、S4Uのオン・オ
フによって変化する。第1図において循環電流抑制制御
回路30が無いものとすると、比較器17゜18の出力
信号Xi、X2と、自己消弧素子SIU、S2U、S3
U、S4Uのオン状態とは第2図に示すようになる。第
2図において、信号零 Xi、X2が111 ++は出力電圧指令Vuが搬送波
信号に比較して大きい場合を表し、○″はその逆を表わ
す。出力電圧がOの期間には並列用リアクI−ル8Uの
端子に電位差が生じ、循環電流が発生する。ここでX1
=O,X2=1のみのスイッチングモードを選択し、X
1=L X2=0のモードを選択しないと仮定すると、
並列リアクI−ル8Uの端子に一2Eの電位差が継続し
て生じ、インバータ主回路7から並列リアクトル8U、
8V。
8Wを介してインバータ主回路8へ過大な直流電流が流
れ、インバータの損失が増加することになる。そこで、
本実施例では第3図に示すように、並列多重インバータ
の出力電圧を0とする2つのスイッチングモード、すな
わち、SIUとS4Uをオン、あるいはS2UとS3U
をオンする2つのスイッチングモードを、循環電流の極
性により使い分けて、循環電流を減少させる循環電流抑
制制御回路30を設けたのである。
ここで、その動作を第4図を用いて説明する。
本 出力電圧指令Vuは通常は正弦波であるが、ここでは説
明を簡単にするため、第4図(a)に示すようは方形波
のaカミ圧指令Vuが与えられた場合を仮定する。比較
器17はU相のaカミ圧指令本 Vuと実線で示す搬送波信号を比較する。比較器18は
U相の電圧指令Vuと破線で示す搬送波信号を比較する
。その結果、並列用リアクトル8Uから第4図(b)に
示すような電圧が出力される。
この時、インバータ出力電圧が0期間に発生するAND
回路21の出力信号は第4図(c)のようになる。すな
わち、出力電圧がO電圧の期間に相当する。一方、タイ
ミング信号発生器32は並列多重インバータ出力が正又
は負の電圧を出力する期間中の所定のタイミングで信号
を発生する。例えば、図示のようにU相の出力電圧指令
Vuが正の場合は、比較器17の搬送波信号が01ノベ
ルのタイミングで、またU相の出力電圧指令が負の場合
は、比較@18の搬送波信号が0レベルのタイミングで
第4図(d)に示すタイミング信号を発生する。そして
乗算器33は循環電流の極性と第4図(d)に示すタイ
ミング信号を乗算し、第4図(e)に示す信号を発生す
る。記憶回路34では第4図(e)の信号を記憶し、第
4図(f)の信号を発生する。スイッチングモード選択
回路36は、第4図(f)の信号と第4図(c)の信号
の乗算結果が、正であれば820.S3Uをオンし、負
であればSIU、S4Uをオンし、0であれば信号を出
力しない。その結果、リアクトル印加電圧は第4図(g
)に示すようになり、循環電流は第4図(h)に示すよ
うになる。つまり並列多重インバータ本体部1の出力電
圧がOの期間において、タイミング信号発生回路32の
出力信号に同期させて検出した循環電流の極性が正極の
ときには、インバータ主回路6の出力電圧を−Eにする
とともにインバータ主回路7の出力電圧を+Eにし、逆
に循環電流が負極のときにはインバータ主回路6の出力
電圧を+Eにするとともにインバータ主回路7の出力電
圧を−Eにする。これにより、並列多重インバータ本体
部1の出力電圧は0に保持され、かつ循環電流の直流電
流成分をミニマム化することができる。
なお、第2図で示した1つのスイッチングモード(X1
=O,X2=1)のみを用いると、第4図(h)に破線
で示したように、循環電流は一方向に増大するものとな
るのである。
また、本実施例によれば、インバータ主回路6とインバ
ータ主回路7のスイッチング素子の特性差、並列リアク
トル8U、8V、8Wの中間タップ位置ずれによる回路
インピーダンスの不平衡などにより発生する循環電流を
含めて抑制することができる。
第5図は本発明の他の実施例である。第1図実施例と同
一物には同じ番号を付し、説明を省略する。第1図実施
例と異なる点は、リミッタ回路37を設けた点である。
U相、■相、W相は同様の動作を行うので、U相のみに
ついて説明するウリミッタ回路37は加算器11で検出
した循環電流が、正極の所定値を越えたときには“1”
、負極の所定値を越えたときには“−1”を記憶回路3
4へ出力する。その結果、第1図実施例の動作に加えて
出力電圧がO電圧の同一の期間において、循環電流が所
定値を越える場合に、直接スイッチングモードを切り替
えるようにしたもので、循環電流を所定値以内に制御で
きる。特に、出力電圧指令の正弦波のゼロクロス近傍に
おいて増大する循環電流を効果的に制御できる。
第6図は第5図実施例の循環電流抑制制御方式による並
列多重インバータ出力のU相電圧指令* Vu、U相出力電圧Vu、U相すアクトル端子電圧vc
u、 U’f@循環電流Icuの動作波形である。本実
施例によれば、循環電流の脈動振幅を所定値上I cm
axに制御することができる。ここに、所定値I cs
axはリミッタ回路37の制限値とする。
第7図は本発明の他の実施例である。第5図と異なる点
は、出力電圧指令Vuと搬送波信号を比較する比較器を
1つにした点である。第7図において絶対値回路38は
出力電圧指令の負側を正側に変換する。比較器17は出
力電圧指令の絶対値と加算器13の搬送波信号を比較し
、出力電圧指令が大きいときは“1”をその他は“0″
を出力する。極性判別器26は電圧指令が正極のとき“
1″を出力し、その他は111nを出力する。
乗算s4oは、比較117の出力信号と極性判別器26
の出力信号を乗算した結果の信号を出力信号とする。乗
算器41は、否定回路42の出力がII I PIでか
つ、記憶回路34の出力信号が(J I IIのときは
パ1”を、NOT回路42の出力信号がII 11jで
かつ、記憶回路34の出力信号が−1″のときは“−1
″を論理口[44へ出力する。タイミング信号発生回路
32は搬送波信号がOレベルのタイミングで出力信号を
発生する。論理回路43は乗算器40の出力信号が′1
″のときはOR回路45と4′7へ1″′の信号を、乗
算器40の出力信号が“−1″ときには、OR回路46
と47に“1”の信号を出力する。論理回路44は乗算
器41の出力信号が“1″のときはOR回路46と47
に“1”の信号を出力し、乗算器41の出力信号が“−
1”のときにはOR回路45と48に111 Hの信号
を出力する。その結果、第5図実施例と同様に、インバ
ータ主回路6と7を還流する循環電流を抑制制御するこ
とができる。
第8図は本発明の他の実施例である。第1図実施例と同
一物には同じ番号を付し、説明を省略する。本実施例は
4重インバータに適用したものである。U相、■相、W
相は各々同様の動作を行うので、U相のみの制御回路に
ついて図示して説明する。交流電動機2は並列リアクト
ルS○の中間タップから、並列多重インバータ本体部I
A、IBの出力電圧の平均値が供給される。並列多重イ
ンバータ本体部IA、IBは、それぞれリアクトル8A
、8Bと、インバータ主回路6Aと7A及び6Bと7B
から構成される。インバータ主回路6A、7A、6B、
7BはそれぞれOR回路22A、23A、24A、25
A、22B、23B。
24B、25Bの出力信号に基づいて制御される。
比較器17A、18A、17B、18BはU相の出力電
圧指令Vuと、加算器13A、14A。
13B、14Bから出力される搬送波信号が入力される
。加算器13A、14A、13B、14Bは発信Il 
2Aの出力信号とバイアス信号を与える定数器15A、
16A、16B、、16Bの信号を加算する。加算器1
1Aはインバータ主回路6Aと7A間を循環する循環電
流を検出し、加算器11Bはインバータ主回路6Bと7
B間を還流する循環電流を検出する。加算器53は多重
インバータ本体部IAと13間を還流する循環電流を検
出する。循環電流抑制制御回路30Aは加算器11Aの
高力信号、加算器53の出力信号と搬送波信号より制御
信号をOR回路22A、23A。
24A、25Aに出力する。同様に循環電流抑制制御回
路30Bは加算器11Bの出力信号、加算器53の出力
信号と搬送波信号より制御信号を○R回路22B、23
B、24B、25Bに出力する。
次に動作を説明する。循環電流抑制制御回路30Aは並
列多重インバータ本体部1Aの出力電圧に対して所定の
タイミングで、例えば搬送波信号と同期した信号を取り
込み、更にインバータ主回路6Aと7A間を還流する循
環電流と、並列多重インバータ本体部IAと13間を還
流する循環電流を取り込む。同様に循環電流抑制制御回
路30Bは並列多重インバータ本体部IBの出力電圧に
対して所定のタイミングで、例えば搬送波信号と同期し
た信号を取り込み、更にインバータ主回路6Bと7Bを
還流する循環電流と、並列多重インバータ本体部1Aと
13間を還流する循環電流を取り込む。そして、循環電
流抑制制御回路3゜Aは、加算器11Aと53で検出さ
れた循環電流の極性に基づいて、並列多重インバータ本
体部IAの出力電圧の0電圧期間を選択する。同様に。
循環電流抑制制御回路30Bは加算器11Bと53で検
出された循環電流の極性に基づいて並列多重インバータ
本体部IBの出力電圧の0電圧におけるスイッチングモ
ードを選択する。その結果、インバータ主回路6Aと7
A間を還流する循環電流と、インバータ主回路6Bと7
B間を還流する循環電流と、更に、並列多重インバータ
本体部1Aと18間を還流する循環電流とを抑制制御す
ることができる。
第9図は本発明の他の実施例である。第5図実施例と同
一物には同じ番号を付しているので説明を省略する。第
5図実施例と異なる点は、インバータを制御する搬送波
信号の位相を180°ずらした並列多重インバータに適
用した点である。第* 9図において、比較器17は出力電圧指令Vuと搬送波
信号を、比較器18は出力電圧指令Vuの極性反転信号
を乗算した結果をそれぞれ比較し、OR回路22,23
,24.25へ出力する。本実施例においても、同様に
、インバータ主回路6と7間を還流する循環電流を抑制
することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、各インバータ主
回路のスイッチ素子を出力電圧指令と前記各インバータ
主回路毎に定められた搬送波信号とを比較して得られる
パルス幅変調信号基づいたスイッチングモードによりオ
ン・オフ制御するようにしてなる並列多重インバータに
おいて、前記並列多重インバータの出力電圧を零とする
期間のスイッチングモードを選択するにあたり、直前の
循環電流の極性を検出し、該循環電流を減少させるスイ
ッチングモードを選択するようにしていることから、イ
ンバータの出力電圧が零になるスイッチングモードの期
間毎に並列リアクトルに加わる電圧の極性が、循環電流
を減少するもの選択されることになる。その結果、出力
高調波の低減効果を維持しつつ、並列リアクトルを介し
て単位インバータ間に流れる循環電流を抑制することが
でき、並列リアクトルを小形化とインバータの高効率化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図と第3
図は並列多重インバータのスイッチング素子のスイッチ
ングモードとリアクトル端子電圧の関係を示す説明図、
第4図は第1図実施例の循環電流抑制制御回路の各部動
作波形図、第5図は本発明の他の実施例を示す構成図、
第6図は第5図実施例の各部動作波形図、第7図は本発
明のさらに他の実施例を示す構成図、第8図は本発明の
さらに他の実施例を示す構成図、第9図は本発明のさら
に他の実施例を示す構成図である。 1・・・並列多重インバータ本体部、2・・・交流電動
機、3,4・・・直流電源、5・・・平滑コンデンサ、
6.7・・・インバータ主回路、8U、8V、8W・・
並列リアクトル、11・・・加算器、12・・・(搬送
波)発振器、17.18・・・比較器、21・・・AN
D回路、22〜25・・・OR回路、26・・・極性判
別器、30・・循環電流抑制制御回路、31・・・循環
電流極性検出回路、32・・・タイミング信号発生回路
、33゜35・・・乗算器、34・・・記憶回路、36
・・・スイッチングモード選択回路、37・・・リミッ
タ回路、38・・絶対値回路、43.44・・・論理回
路。 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スイッチ素子をブリッジ接続してなる複数のインバ
    ータ主回路を中性点が接地された直流電源に並列接続し
    、該各インバータ主回路の交流出力端の同一相間をそれ
    ぞれ並列リアクトルを介して接続し、該並列リアクトル
    の中点を交流出力端とし、前記各インバータ主回路のス
    イッチ素子を出力電圧指令と前記各インバータ主回路毎
    に定められた搬送波信号とを比較して得られるパルス幅
    変調信号基づいたスイッチングモードによりオン・オフ
    制御するようにしてなる並列多重インバータの循環電流
    抑制方法において、前記並列多重インバータの出力電圧
    を零とする期間のスイッチングモードを選択するにあた
    り、直前の循環電流の極性を検出し、該循環電流を減少
    させるスイッチングモードを選択することを特徴とする
    並列多重インバータの循環電流抑制方法。 2、前記循環電流を減少させるスイッチングモードは、
    前記循環電流が正のときは前記並列リアクトルの端子電
    圧を負性にするスイッチモードであり、前記循環電流が
    負のときは前記並列リアクトルの端子電圧を正にするス
    イッチングモードであることを特徴とする請求項1記載
    の並列多重インバータの循環電流抑制方法。 3、スイッチ素子をブリッジ接続してなる複数のインバ
    ータ主回路を中性点が接地された直流電源に並列接続し
    、該各インバータ主回路の交流出力端の同一相間をそれ
    ぞれ並列リアクトルを介して接続し、該並列リアクトル
    の中点を交流出力端とし、前記各インバータ主回路のス
    イッチ素子を出力電圧指令と前記各インバータ主回路毎
    に定められた搬送波信号とを比較して得られるパルス幅
    変調信号基づいたスイッチングモードによりオン・オフ
    制御するようにしてなる並列多重インバータにおいて、
    前記並列多重インバータの出力電圧を零とする期間のス
    イッチングモードを選択するスイッチングモード選択手
    段と、前記並列リアクトルを介して流れる循環電流の極
    性を検出する循環電流極性検出手段と、該検出された循
    環電流の極性を前記スイッチングモードの切り替えタイ
    ミングに同期して記憶する記憶手段とを設け、前記スイ
    ッチモード選択手段は、出力電圧を零とする期間に同期
    したパルス信号が入力されたとき前記記憶手段から該期
    間の直前の循環電流の極性を取り込み、該極性が正であ
    れば前記並列リアクトルの端子電圧が負になるスイッチ
    ングモードを選択し、該極性が負であれば前記並列リア
    クトルの端子電圧が正になるスイッチングモードを選択
    する構成とされたことを特徴とする並列多重インバータ
    。 4、中性点が接地された直流電源と、スイッチ素子をブ
    リッジ接続してなり前記直流電源に並列接続されてなる
    複数のインバータ主回路と、該各インバータ主回路の交
    流出力端の同一相間を接続してなる並列リアクトルと、
    出力電圧指令と前記各インバータ主回路毎に定められた
    搬送波信号とを比較して得られるパルス幅変調信号基づ
    いたスイッチングモードにより前記各インバータ主回路
    のスイッチ素子をオン・オフ制御するインバータ制御回
    路とを備え、前記並列リアクトルの中点を交流出力端と
    する並列多重インバータにおいて、前記並列多重インバ
    ータの出力電圧を零とする期間のスイッチングモードを
    選択するスイッチングモード選択手段と、前記並列リア
    クトルを介して流れる循環電流の極性を検出する循環電
    流極性検出手段と、該検出された循環電流の極性を前記
    スイッチングモードの切り替えタイミングに同期して記
    憶する記憶手段とを設け、前記スイッチングモード選択
    手段は、出力電圧を零とする期間に同期したパルス信号
    が入力されたとき前記記憶手段から該期間の直前の循環
    電流の極性を取り込み、該極性が正であれば前記並列リ
    アクトルの端子電圧が負になるスイッチングモードを選
    択し、該極性が負であれば前記並列リアクトルの端子電
    圧が正になるスイッチングモードを選択する構成とされ
    たことを特徴とする並列多重インバータ。 5、前記循環電流の極性を記憶するタイミングが、前記
    出力電圧の正又は負のスイッチングモードに切り替わる
    タイミングであることを特徴とする請求項3、4いずれ
    かに記載の並列多重インバータ。 6、前記循環電流の極性を記憶するタイミングが、前記
    搬送波の周期に同期されてなることを特徴とする請求項
    3、4いずれかに記載の並列多重インバータ。 7、前記循環電流が所定値を越えたことを検出するリミ
    ット回路を設け、該回路の検出信号により前記スイッチ
    ングモード選択手段が選択したスイッチングモードを逆
    のスイッチングモードに切り替えるようにしたことを特
    徴とする請求項3、4、5、6いずれかに記載の並列多
    重インバータ。 8、中性点が接地された直流電源と、スイッチ素子をブ
    リッジ接続してなり前記直流電源に並列接続されてなる
    複数のインバータ主回路と、該各インバータ主回路の交
    流出力端の同一相間を接続してなる各段の並列リアクト
    ルとをそれぞれ有してなる第1と第2の並列多重インバ
    ータと、該各段の並列リアクトルの中点間を接続してな
    る終段の並列リアクトルと、前記各インバータ主回路の
    スイッチ素子を、出力電圧指令と前記各インバータ主回
    路毎に定められた搬送波信号とを比較して得られるパル
    ス幅変調信号基づいたスイッチングモードによりオン・
    オフ制御するインバータ制御回路と、前記終段の並列リ
    アクトルの中点を交流出力端とする並列多重インバータ
    において、前記第1と第2の並列多重インバータの出力
    電圧を零とする期間のスイッチングモードをそれぞれ選
    択する第1と第2のスイッチングモード選択手段と、前
    記終段の並列リアクトルを介して流れる循環電流の極性
    と前記各段の並列リアクトルを介して流れる循環電流の
    極性をそれぞれ検出する循環電流極性検出手段と、該検
    出された循環電流の極性を前記スイッチングモードの切
    り替えタイミングに同期して記憶する記憶手段とを備え
    、前記第1と第2のスイッチモード選択手段は、出力電
    圧を零とする期間に同期したパルス信号が入力されたと
    き前記記憶手段から該期間の直前の循環電流の極性を取
    り込み、該極性が正であれば前記並列リアクトルの端子
    電圧が負になるスイッチングモードを選択し、該極性が
    負であれば前記並列リアクトルの端子電圧が正になるス
    イッチングモードを選択する構成とされたことを特徴と
    する並列多重インバータ。 9、請求項3、4、5、6、7、8いずれかに記載の並
    列多重インバータからなる交流モータ制御装置。
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WO2018159553A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力伝送システム
EP2768129B1 (en) * 2013-01-29 2019-02-20 The Boeing Company Apparatus and method for controlling circulating current in an inverter system

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