JPH09233823A - 交流−直流変換器およびその制御装置 - Google Patents
交流−直流変換器およびその制御装置Info
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- JPH09233823A JPH09233823A JP6733296A JP6733296A JPH09233823A JP H09233823 A JPH09233823 A JP H09233823A JP 6733296 A JP6733296 A JP 6733296A JP 6733296 A JP6733296 A JP 6733296A JP H09233823 A JPH09233823 A JP H09233823A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】交流入力電流のリップル成分が減少された正確
な交流電流制御を行う交流−直流変換器およびその制御
装置を提供するものである。 【解決手段】スイッチング素子による複数ア−ムにより
構成される順変換器の交流入力端にリアクトルを介して
多相交流電源を接続し、順変換器の直流出力端に2個の
コンデンサの直列接続体を接続し、2個のコンデンサの
接続点と多相交流入力端間にそれぞれ双方向性スイッチ
ング素子を接続して成るものである。さらには、交流入
力電流を制御する制御偏差が所定値よりも大なるとき直
流出力端の正極側接続スイッチング素子をオンさせ、所
定値よりも小なるときに直流出力端の負極側接続スイッ
チング素子をオンさせ、所定値内のときには双方向性ス
イッチング素子をオンさせように構成したものである。
な交流電流制御を行う交流−直流変換器およびその制御
装置を提供するものである。 【解決手段】スイッチング素子による複数ア−ムにより
構成される順変換器の交流入力端にリアクトルを介して
多相交流電源を接続し、順変換器の直流出力端に2個の
コンデンサの直列接続体を接続し、2個のコンデンサの
接続点と多相交流入力端間にそれぞれ双方向性スイッチ
ング素子を接続して成るものである。さらには、交流入
力電流を制御する制御偏差が所定値よりも大なるとき直
流出力端の正極側接続スイッチング素子をオンさせ、所
定値よりも小なるときに直流出力端の負極側接続スイッ
チング素子をオンさせ、所定値内のときには双方向性ス
イッチング素子をオンさせように構成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電源装置,
電動機駆動装置,アクティブフィルタ装置など広く用い
られる交流ー直流変換器に係わり、特に正確な交流電流
制御が所望される適用に有効な交流ー直流変換器および
その制御装置に、関するものである。
電動機駆動装置,アクティブフィルタ装置など広く用い
られる交流ー直流変換器に係わり、特に正確な交流電流
制御が所望される適用に有効な交流ー直流変換器および
その制御装置に、関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例の交流ー直流変換器の構成
を示し、11,12,13は図示方向の電圧値Vu,Vv,V
wを有する三相交流電源各相の電源相電圧、21,22,23
は電流を平滑し昇圧作用を行うためのリアクトル、31,
32,33は各相の電流を検出するための電流検出器、41,
42,43,44,45,46はスイッチング素子、51,52,53,
54,55,56はダイオード、6は直流電圧のリップルを低
減させるための平滑コンデンサ、7は負荷装置である。
ここで、スイッチング素子41〜46とダイオード51〜56は
三アームの順変換器を構成している。スイッチング素子
41〜46は具体的にはバイポーラトランジスタやGTOサ
イリスタなどが使用され、ダイオード51〜56は各スイッ
チング素子の並列ダイオードとして図示極性で接続され
る。内部に等価的に並列ダイオードを持つIGBTやM
OSFETなども、スイッチング素子と並列ダイオード
の複合体としてよく使用される。
を示し、11,12,13は図示方向の電圧値Vu,Vv,V
wを有する三相交流電源各相の電源相電圧、21,22,23
は電流を平滑し昇圧作用を行うためのリアクトル、31,
32,33は各相の電流を検出するための電流検出器、41,
42,43,44,45,46はスイッチング素子、51,52,53,
54,55,56はダイオード、6は直流電圧のリップルを低
減させるための平滑コンデンサ、7は負荷装置である。
ここで、スイッチング素子41〜46とダイオード51〜56は
三アームの順変換器を構成している。スイッチング素子
41〜46は具体的にはバイポーラトランジスタやGTOサ
イリスタなどが使用され、ダイオード51〜56は各スイッ
チング素子の並列ダイオードとして図示極性で接続され
る。内部に等価的に並列ダイオードを持つIGBTやM
OSFETなども、スイッチング素子と並列ダイオード
の複合体としてよく使用される。
【0003】図7は交流ー直流変換器を制御する制御装
置の従来例を示し、 101は電流指令器、 102, 105は減
算器、 103はPID演算器、 104は搬送波発生器、 10
6,107は比較器である。すなわち、電流指令器 101出力
のU相電流の指令値Iu*と実際の相電流Iuとの差が
減算器 102にて得られ、PID演算器 103を通して減算
器 102出力を増幅して制御信号Veが与えられる。さら
に、減算器 105にて制御信号Veと搬送波発生器 104出
力の三角波信号Vcとの差が取られ、比較器 106, 107
に与えられる。ここで、比較器 106は、減算器 105出力
の値が所定値以上のとき駆動信号G42を発生し、スイッ
チング素子42を駆動する。また、比較器 107は減算器 1
05出力の値が所定値以下のとき駆動信号G41を発生し
て、スイッチング素子41を駆動する。図示せぬが、V,
W相についても同様である。
置の従来例を示し、 101は電流指令器、 102, 105は減
算器、 103はPID演算器、 104は搬送波発生器、 10
6,107は比較器である。すなわち、電流指令器 101出力
のU相電流の指令値Iu*と実際の相電流Iuとの差が
減算器 102にて得られ、PID演算器 103を通して減算
器 102出力を増幅して制御信号Veが与えられる。さら
に、減算器 105にて制御信号Veと搬送波発生器 104出
力の三角波信号Vcとの差が取られ、比較器 106, 107
に与えられる。ここで、比較器 106は、減算器 105出力
の値が所定値以上のとき駆動信号G42を発生し、スイッ
チング素子42を駆動する。また、比較器 107は減算器 1
05出力の値が所定値以下のとき駆動信号G41を発生し
て、スイッチング素子41を駆動する。図示せぬが、V,
W相についても同様である。
【0004】つぎに、交流ー直流変換動作を説明する。
いま、平滑コンデンサ6は図示極性で所定の出力電圧値
Vdcに充電されているものとする。さて、相電流Iuが
指令値Iu*を越えている場合、減算器 102出力が負と
なって制御信号Veが三角波信号Vcを下まわり、駆動
信号G41を発生してスイッチング素子41をがオンされ
る。このとき、仮にスイッチング素子44とスイッチング
素子46がオンしているとすると、つぎの電流のループL
P1 ,LP2 が形成される。 LP1 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子41とダイオード51→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子44とダイオード54→リアクトル22→電
源相電圧12 LP2 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子41とダイオード51→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子46とダイオード56→リアクトル23→電
源相電圧13
いま、平滑コンデンサ6は図示極性で所定の出力電圧値
Vdcに充電されているものとする。さて、相電流Iuが
指令値Iu*を越えている場合、減算器 102出力が負と
なって制御信号Veが三角波信号Vcを下まわり、駆動
信号G41を発生してスイッチング素子41をがオンされ
る。このとき、仮にスイッチング素子44とスイッチング
素子46がオンしているとすると、つぎの電流のループL
P1 ,LP2 が形成される。 LP1 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子41とダイオード51→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子44とダイオード54→リアクトル22→電
源相電圧12 LP2 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子41とダイオード51→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子46とダイオード56→リアクトル23→電
源相電圧13
【0005】この場合の各ループLP1 ,LP2 内の総
電圧をV1 ,V2 とすると、つぎの如くとなる。 V1 =Vu−Vdc−Vv ・・・(1) V2 =Vu−Vdc−Vw ・・・(2) ループ内電流の変化率(di/dt)はリアクトル21〜
23のインダクタンスLより(V/2L)となるが、ここ
で、出力電圧値Vdcの値を電源電圧に比べてある程度大
きく選んでおくことにより、総電圧V1 ,V2 はいかな
る位相においても負とすることができ、各ループ電流の
和となる相電流Iuは減衰して、指令値Iu*に近ず
く。
電圧をV1 ,V2 とすると、つぎの如くとなる。 V1 =Vu−Vdc−Vv ・・・(1) V2 =Vu−Vdc−Vw ・・・(2) ループ内電流の変化率(di/dt)はリアクトル21〜
23のインダクタンスLより(V/2L)となるが、ここ
で、出力電圧値Vdcの値を電源電圧に比べてある程度大
きく選んでおくことにより、総電圧V1 ,V2 はいかな
る位相においても負とすることができ、各ループ電流の
和となる相電流Iuは減衰して、指令値Iu*に近ず
く。
【0006】相電流Iuが指令値Iu*以下の場合は、
減算器 102出力が正となって制御信号Veが三角波信号
Vc以上となり、駆動信号G42を発生してスイッチング
素子42をがオンされる。このとき、仮にスイッチング素
子43とスイッチング素子45がオンしているとすると、つ
ぎの電流のループLP3 ,LP4 が形成される。 LP3 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子42とダイオード52→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子43とダイオード53→リアクトル22→電
源相電圧12 LP4 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子42とダイオード52→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子45とダイオード55→リアクトル23→電
源相電圧13
減算器 102出力が正となって制御信号Veが三角波信号
Vc以上となり、駆動信号G42を発生してスイッチング
素子42をがオンされる。このとき、仮にスイッチング素
子43とスイッチング素子45がオンしているとすると、つ
ぎの電流のループLP3 ,LP4 が形成される。 LP3 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子42とダイオード52→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子43とダイオード53→リアクトル22→電
源相電圧12 LP4 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子42とダイオード52→平滑コンデンサ6と負荷装置7→
スイッチング素子45とダイオード55→リアクトル23→電
源相電圧13
【0007】この場合の各ループLP3 ,LP4 内の総
電圧をV3 ,V4 とすると、つぎの如くとなる。 V3 =Vu+Vdc−Vv ・・・(3) V4 =Vu+Vdc−Vw ・・・(4) ここでも、出力電圧値Vdcがある程度大きければ総電圧
V3 ,V4 は常に正となり、相電流Iuは上昇して指令
値Iu*に近ずく。このようにして、相電流Iuを指令
値Iu*に追随させることができる。
電圧をV3 ,V4 とすると、つぎの如くとなる。 V3 =Vu+Vdc−Vv ・・・(3) V4 =Vu+Vdc−Vw ・・・(4) ここでも、出力電圧値Vdcがある程度大きければ総電圧
V3 ,V4 は常に正となり、相電流Iuは上昇して指令
値Iu*に近ずく。このようにして、相電流Iuを指令
値Iu*に追随させることができる。
【0008】また、スイッチング素子41オン時に、仮に
スイッチング素子44ではなく同極性側のスイッチング素
子43がオンしていたとすると、ループLP1 の代わりに
ループLP5 が形成され、LP5 内の総電圧V5 はつぎ
の如くとなる。 LP5 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子41とダイオード51→スイッチング素子43とダイオード
53→リアクトル22→電源相電圧22 V5 =Vu−Vv ・・・(5) 総電圧V5 は出力電圧値Vdcに関係せず相電圧のみで定
まり、ループLP1 とループLP5 電流の和となるU相
電流は思い通りに制御できない場合もあるが、もしここ
で制御偏差が増大した場合は後のサイクルにて補正する
ことになる。極端な場合でスイッチング素子41オン時に
スイッチング素子43とスイッチング45がオンしていたと
すると、三相電源がリアクトル21〜23を介して短絡状態
となって直流出力側の回路とは切り離され電流制御不能
となるが、増大した制御偏差はすぐに後のサイクルにて
補正される。電流指令器 101は、具体的に出力電圧値V
dcの制御回路などが使われ、電流振幅の調整により電圧
制御を行う。その出力の指令値Iu*を電源相電圧11に
同期した正弦波とすれば、高力率で電源電流の高調波が
少ない高品質の装置とすることができ、いわゆる正弦波
コンバータとしてよく知られている。
スイッチング素子44ではなく同極性側のスイッチング素
子43がオンしていたとすると、ループLP1 の代わりに
ループLP5 が形成され、LP5 内の総電圧V5 はつぎ
の如くとなる。 LP5 :電源相電圧11→リアクトル21→スイッチング素
子41とダイオード51→スイッチング素子43とダイオード
53→リアクトル22→電源相電圧22 V5 =Vu−Vv ・・・(5) 総電圧V5 は出力電圧値Vdcに関係せず相電圧のみで定
まり、ループLP1 とループLP5 電流の和となるU相
電流は思い通りに制御できない場合もあるが、もしここ
で制御偏差が増大した場合は後のサイクルにて補正する
ことになる。極端な場合でスイッチング素子41オン時に
スイッチング素子43とスイッチング45がオンしていたと
すると、三相電源がリアクトル21〜23を介して短絡状態
となって直流出力側の回路とは切り離され電流制御不能
となるが、増大した制御偏差はすぐに後のサイクルにて
補正される。電流指令器 101は、具体的に出力電圧値V
dcの制御回路などが使われ、電流振幅の調整により電圧
制御を行う。その出力の指令値Iu*を電源相電圧11に
同期した正弦波とすれば、高力率で電源電流の高調波が
少ない高品質の装置とすることができ、いわゆる正弦波
コンバータとしてよく知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のループLP1 で
電流が減衰するためには、出力電圧値VdcがU相,V相
の電圧値Vu,Vvの和よりも高いことが必要である。
いかなる位相においてもこの条件を満たすためには出力
電圧値Vdcを相電圧の和のピーク値以上としなければな
らないが、こうすると、相電圧の和が低いときにループ
内の総電圧が必要以上に高くなって(di/dt)が増
加し、結果的に電流リップルが大きくなる。他のループ
についても、同様の事情がある。
電流が減衰するためには、出力電圧値VdcがU相,V相
の電圧値Vu,Vvの和よりも高いことが必要である。
いかなる位相においてもこの条件を満たすためには出力
電圧値Vdcを相電圧の和のピーク値以上としなければな
らないが、こうすると、相電圧の和が低いときにループ
内の総電圧が必要以上に高くなって(di/dt)が増
加し、結果的に電流リップルが大きくなる。他のループ
についても、同様の事情がある。
【0010】しかして本発明の目的とするところは、交
流入力電流のリップル成分が減少された正確な交流電流
制御を行う交流ー直流変換器およびその制御装置を、提
供することにある。
流入力電流のリップル成分が減少された正確な交流電流
制御を行う交流ー直流変換器およびその制御装置を、提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述したような
点に鑑みなされたものであって、つぎの如くに構成した
ものである。すなわち、第1に、スイッチング素子によ
る複数アームにより構成される順変換器の交流入力端に
リアクトルを介して多相交流電源を接続し、順変換器の
直流出力端に負荷装置および2個のコンデンサの直列接
続体を並列接続するとともに、2個のコンデンサの接続
点と多相交流入力端間にそれぞれ双方向性スイッチング
素子を接続し、交流ー直流変換器を構成して成る。第2
に、第1記載の交流ー直流変換器において、交流入力電
流を制御する制御偏差が所定値よりも大なるとき直流出
力端の正極側に接続されたスイッチング素子をオンさ
せ、かつ所定値よりも小なるときに直流出力端の負極側
に接続されたスイッチング素子をオンさせるとともに、
所定値内のときには双方向性スイッチング素子をオンさ
せるようにしてなる。第3に、第1記載の交流ー直流変
換器において、交流入力電流を制御する制御偏差の極性
を判別する比較器と、比較器出力を反転する否定回路
と、クロックパルスに同期して動作し比較器出力が高レ
ベル時にアップ動作を行いかつ否定回路出力が高レベル
時にはダウン動作を行う3進アップダウンカウンタとを
具備し、3進アップダウンカウンタが0出力時に複数ア
ームの直流出力端負極側に接続されたスイッチング素子
をオンさせ、かつ2出力時には複数アームの直流出力端
正極側に接続されたスイッチング素子をオンさせるとと
もに、1出力時には双方向性スイッチング素子をオンさ
せるようにしてなる。
点に鑑みなされたものであって、つぎの如くに構成した
ものである。すなわち、第1に、スイッチング素子によ
る複数アームにより構成される順変換器の交流入力端に
リアクトルを介して多相交流電源を接続し、順変換器の
直流出力端に負荷装置および2個のコンデンサの直列接
続体を並列接続するとともに、2個のコンデンサの接続
点と多相交流入力端間にそれぞれ双方向性スイッチング
素子を接続し、交流ー直流変換器を構成して成る。第2
に、第1記載の交流ー直流変換器において、交流入力電
流を制御する制御偏差が所定値よりも大なるとき直流出
力端の正極側に接続されたスイッチング素子をオンさ
せ、かつ所定値よりも小なるときに直流出力端の負極側
に接続されたスイッチング素子をオンさせるとともに、
所定値内のときには双方向性スイッチング素子をオンさ
せるようにしてなる。第3に、第1記載の交流ー直流変
換器において、交流入力電流を制御する制御偏差の極性
を判別する比較器と、比較器出力を反転する否定回路
と、クロックパルスに同期して動作し比較器出力が高レ
ベル時にアップ動作を行いかつ否定回路出力が高レベル
時にはダウン動作を行う3進アップダウンカウンタとを
具備し、3進アップダウンカウンタが0出力時に複数ア
ームの直流出力端負極側に接続されたスイッチング素子
をオンさせ、かつ2出力時には複数アームの直流出力端
正極側に接続されたスイッチング素子をオンさせるとと
もに、1出力時には双方向性スイッチング素子をオンさ
せるようにしてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】具体的に、図6および図7に類し
て示した図1,図2および図3を参照して、詳細説明す
る。図1は本発明による交流ー直流変換器の一例を示
し、81,82,83は両方向に電流をオンオフ制御できる双
方向性スイッチング素子、91,92は出力電圧値Vdcをそ
れぞれ(Vdc/2)に分割して平滑コンデンサを兼ねた
コンデンサである。すなわち、かかる接続構成において
は、図6に対して、順変換器の直流出力端の平滑コンデ
ンサ6に代えて2個のコンデンサ91,92の直列接続体が
配され、さらには、コンデンサ91,92の接続点と順変換
器の多相交流入力端間に双方向性スイッチング素子81,
82,83が接続されている。また、図2は図1の双方向性
スイッチング素子の構成例を示し、 811, 812はバイポ
ーラトランジスタ、 813, 814はバイポーラトランジス
タ 811, 812に逆並列接続されたダイオードである。図
2においては、バイポーラトランジスタ 811, 812を同
時にオンオフすることにより、両方向に電流の流通制御
が可能である。この他にも、IGBTやMOSFETを
逆方向に直列接続したもの,逆耐圧をもつGTOサイリ
スタを逆並列接続したものを使用することができる。
て示した図1,図2および図3を参照して、詳細説明す
る。図1は本発明による交流ー直流変換器の一例を示
し、81,82,83は両方向に電流をオンオフ制御できる双
方向性スイッチング素子、91,92は出力電圧値Vdcをそ
れぞれ(Vdc/2)に分割して平滑コンデンサを兼ねた
コンデンサである。すなわち、かかる接続構成において
は、図6に対して、順変換器の直流出力端の平滑コンデ
ンサ6に代えて2個のコンデンサ91,92の直列接続体が
配され、さらには、コンデンサ91,92の接続点と順変換
器の多相交流入力端間に双方向性スイッチング素子81,
82,83が接続されている。また、図2は図1の双方向性
スイッチング素子の構成例を示し、 811, 812はバイポ
ーラトランジスタ、 813, 814はバイポーラトランジス
タ 811, 812に逆並列接続されたダイオードである。図
2においては、バイポーラトランジスタ 811, 812を同
時にオンオフすることにより、両方向に電流の流通制御
が可能である。この他にも、IGBTやMOSFETを
逆方向に直列接続したもの,逆耐圧をもつGTOサイリ
スタを逆並列接続したものを使用することができる。
【0013】図3は本発明による制御装置の一例を示す
ものであって、 109, 110, 111は比較器である。すな
わち、減算器 105の出力側に比較器 109, 110, 111が
配されてなり、比較器 109は入力が所定値以上のとき駆
動信号G42’を発生してスイッチング素子42を駆動し、
比較器 110は入力の絶対値が所定値以下のときに駆動信
号G81’を発生して双方向性スイッチング素子81を駆動
し、比較器 111は入力が所定値以下のときには駆動信号
G41’を発生してスイッチング素子41を駆動する。図3
ではU相について示しているが、V相,W相についても
同様である。
ものであって、 109, 110, 111は比較器である。すな
わち、減算器 105の出力側に比較器 109, 110, 111が
配されてなり、比較器 109は入力が所定値以上のとき駆
動信号G42’を発生してスイッチング素子42を駆動し、
比較器 110は入力の絶対値が所定値以下のときに駆動信
号G81’を発生して双方向性スイッチング素子81を駆動
し、比較器 111は入力が所定値以下のときには駆動信号
G41’を発生してスイッチング素子41を駆動する。図3
ではU相について示しているが、V相,W相についても
同様である。
【0014】ここで、PID演算器 103出力の制御信号
Veと搬送波発生器 104出力の三角波信号Vcの差が所
定値以上または以下で、スイッチング素子42またはスイ
ッチング素子41がオンするときの動作は、図7装置と同
様である。そして、制御信号Veと三角波信号Vcの差
の絶対値が所定値以下のときには、双方向性スイッチン
グ素子81がオンされ、スイッチング素子41,42はオフさ
れるものとなる。このとき、仮にスイッチング素子44と
スイッチング素子46がオンしているとすると、電流のル
ープLP1 ,LP2 の代わりに、ループLP6 ,LP7
が形成される。 LP6 :電源相電圧11→リアクトル21→双方向性スイッ
チング素子81→コンデンサ92→スイッチング素子44とダ
イオード54→リアクトル22→電源相電圧12 LP7 :電源相電圧11→リアクトル21→双方向性スイッ
チング素子81→コンデンサ92→スイッチング素子46とダ
イオード56→リアクトル23→電源相電圧13
Veと搬送波発生器 104出力の三角波信号Vcの差が所
定値以上または以下で、スイッチング素子42またはスイ
ッチング素子41がオンするときの動作は、図7装置と同
様である。そして、制御信号Veと三角波信号Vcの差
の絶対値が所定値以下のときには、双方向性スイッチン
グ素子81がオンされ、スイッチング素子41,42はオフさ
れるものとなる。このとき、仮にスイッチング素子44と
スイッチング素子46がオンしているとすると、電流のル
ープLP1 ,LP2 の代わりに、ループLP6 ,LP7
が形成される。 LP6 :電源相電圧11→リアクトル21→双方向性スイッ
チング素子81→コンデンサ92→スイッチング素子44とダ
イオード54→リアクトル22→電源相電圧12 LP7 :電源相電圧11→リアクトル21→双方向性スイッ
チング素子81→コンデンサ92→スイッチング素子46とダ
イオード56→リアクトル23→電源相電圧13
【0015】この場合の各ループLP6 ,LP7 内の総
電圧をV6 ,V7 とすると、つぎの如くとなる。 V6 =Vu−(Vdc/2)−Vv ・・・(6) V7 =Vu−(Vdc/2)−Vw ・・・(7) かようにループLP1 ,LP2 に比べて、直流電圧が、
Vdcから(Vdc/2)になるため、ループ内の総電圧値
が下がり(di/dt)も下がって、電流リップルが減
少する。また、(Vdc/2)では総電圧V6 ,V7 が正
となって、U相電流が思い通りの方向に動かない場合
は、従来通り双方向性スイッチング素子81ではなくスイ
ッチング素子41をオンして、ループLP1 ,LP2 を形
成する。他のループについても、同様である。かように
して、制御偏差が負方向に大きく急速に電流を減少させ
たい場合や双方向性スイッチング素子81をオンしたので
は電流が減少しない場合、スイッチング素子41をオンさ
せてループLP1 ,LP2 を形成させ、偏差が小さい場
合は双方向性スイッチング素子81をオンさせてループL
P6 ,LP7 を形成させて、(di/dt)を下げて電
流リップルの減少が図られてなる。制御偏差が正方向に
大きい場合も同様である。なお、制御装置として三角波
搬送方式で説明したが、ヒステリシスコンパレ−タ方式
でも、同様の効果を上げ得ることは明らかである。しか
るに、図3の如き例は3個の比較器 109, 110, 111を
必要とし、また、それぞれの動作レベルを適切に選ばな
ければリップル減少の効果を上げられない難しさを、有
する。このような点を改善した例を、図4に示す。
電圧をV6 ,V7 とすると、つぎの如くとなる。 V6 =Vu−(Vdc/2)−Vv ・・・(6) V7 =Vu−(Vdc/2)−Vw ・・・(7) かようにループLP1 ,LP2 に比べて、直流電圧が、
Vdcから(Vdc/2)になるため、ループ内の総電圧値
が下がり(di/dt)も下がって、電流リップルが減
少する。また、(Vdc/2)では総電圧V6 ,V7 が正
となって、U相電流が思い通りの方向に動かない場合
は、従来通り双方向性スイッチング素子81ではなくスイ
ッチング素子41をオンして、ループLP1 ,LP2 を形
成する。他のループについても、同様である。かように
して、制御偏差が負方向に大きく急速に電流を減少させ
たい場合や双方向性スイッチング素子81をオンしたので
は電流が減少しない場合、スイッチング素子41をオンさ
せてループLP1 ,LP2 を形成させ、偏差が小さい場
合は双方向性スイッチング素子81をオンさせてループL
P6 ,LP7 を形成させて、(di/dt)を下げて電
流リップルの減少が図られてなる。制御偏差が正方向に
大きい場合も同様である。なお、制御装置として三角波
搬送方式で説明したが、ヒステリシスコンパレ−タ方式
でも、同様の効果を上げ得ることは明らかである。しか
るに、図3の如き例は3個の比較器 109, 110, 111を
必要とし、また、それぞれの動作レベルを適切に選ばな
ければリップル減少の効果を上げられない難しさを、有
する。このような点を改善した例を、図4に示す。
【0016】図4は本発明による制御装置の他の例を示
すものであって、 112は比較器、113は否定回路、 114
は発信器、 115はアップダウンカウンタ、G41”,G4
2”,G81”はスイッチング素子41,42,双方向性スイ
ッチング素子81の駆動信号である。すなわち、図3の電
流指令器 101および減算器 102と同様に、U相電流の指
令値Iu*と実際の相電流Iuとの差を得るとともに、
減算器 102出力の極性を判別する比較器 112,比較器 1
12出力を反転する否定回路 113,クロックパルスを発生
する発信器 114および発信器 114出力のクロックパルス
CLKに同期して動作するアップダウンカウンタ 115を
効用してなる。ここで、アップダウンカウンタ 115は、
比較器 112出力が高レベル時にはU入力によりアップ動
作を、否定回路 113出力が高レベル時にはD入力により
ダウン動作を行い、0と1と2の状態をとる3進アップ
ダウンカウンタであって、カウンタが0のときは出力の
駆動信号G42”によりアームの直流出力端負極側に接続
されたスイッチング素子42をオンさせ、1のときは出力
の駆動信号G81”により双方向性スイッチング素子81を
オンさせ、2のときは出力の駆動信号G41”によりアー
ムの直流出力端正極側に接続されたスイッチング素子41
をオンさせるものである。さらに、この動作を説明す
る。
すものであって、 112は比較器、113は否定回路、 114
は発信器、 115はアップダウンカウンタ、G41”,G4
2”,G81”はスイッチング素子41,42,双方向性スイ
ッチング素子81の駆動信号である。すなわち、図3の電
流指令器 101および減算器 102と同様に、U相電流の指
令値Iu*と実際の相電流Iuとの差を得るとともに、
減算器 102出力の極性を判別する比較器 112,比較器 1
12出力を反転する否定回路 113,クロックパルスを発生
する発信器 114および発信器 114出力のクロックパルス
CLKに同期して動作するアップダウンカウンタ 115を
効用してなる。ここで、アップダウンカウンタ 115は、
比較器 112出力が高レベル時にはU入力によりアップ動
作を、否定回路 113出力が高レベル時にはD入力により
ダウン動作を行い、0と1と2の状態をとる3進アップ
ダウンカウンタであって、カウンタが0のときは出力の
駆動信号G42”によりアームの直流出力端負極側に接続
されたスイッチング素子42をオンさせ、1のときは出力
の駆動信号G81”により双方向性スイッチング素子81を
オンさせ、2のときは出力の駆動信号G41”によりアー
ムの直流出力端正極側に接続されたスイッチング素子41
をオンさせるものである。さらに、この動作を説明す
る。
【0017】図5は図4の各部の状態を示すものであっ
て、(a)にて実線はU相の相電流Iuを,波線は指令
値Iu*を、(b)は発信器 114出力のクロックパルス
を、(c)はアップダウンカウンタ 115のU,D入力状
態と0,1,2の出力状態を、(d)は図1の交流ー直
流変換器のU相入力端電位を、それぞれ示している。い
ま、時刻T1 から時刻T2 まではアップダウンカウンタ
115が0状態で、駆動信号G42”によりスイッチング素
子42がオンして相電流Iuが増加している、とする。時
刻T1 においてクロックパルスが入力されると、相電流
Iuが指令値Iu*を上回っており、比較器 112出力が
出されてアップダウンカウンタ 115はアップ状態となっ
ているため、出力状態は0から1に変わる。すると、駆
動信号G81”が出力されて双方向性スイッチング素子81
をオンし、ループLP6 ,LP7 が形成されて相電流I
uは減少する。時刻T2 でつぎのクロックパルスが入力
されると、相電流Iuが指令値Iu*を下回っており、
否定回路 113出力が出されてアップダウンカウンタ 115
はダウン状態となっているため、状態は1から0に変わ
り駆動信号G42”によりスイッチング素子42がオンし、
ループLP1 ,LP2 が形成されて相電流Iuは増加す
る。
て、(a)にて実線はU相の相電流Iuを,波線は指令
値Iu*を、(b)は発信器 114出力のクロックパルス
を、(c)はアップダウンカウンタ 115のU,D入力状
態と0,1,2の出力状態を、(d)は図1の交流ー直
流変換器のU相入力端電位を、それぞれ示している。い
ま、時刻T1 から時刻T2 まではアップダウンカウンタ
115が0状態で、駆動信号G42”によりスイッチング素
子42がオンして相電流Iuが増加している、とする。時
刻T1 においてクロックパルスが入力されると、相電流
Iuが指令値Iu*を上回っており、比較器 112出力が
出されてアップダウンカウンタ 115はアップ状態となっ
ているため、出力状態は0から1に変わる。すると、駆
動信号G81”が出力されて双方向性スイッチング素子81
をオンし、ループLP6 ,LP7 が形成されて相電流I
uは減少する。時刻T2 でつぎのクロックパルスが入力
されると、相電流Iuが指令値Iu*を下回っており、
否定回路 113出力が出されてアップダウンカウンタ 115
はダウン状態となっているため、状態は1から0に変わ
り駆動信号G42”によりスイッチング素子42がオンし、
ループLP1 ,LP2 が形成されて相電流Iuは増加す
る。
【0018】この繰り返しにより、相電流Iuは指令値
Iu*に追随するが、時刻T3 から時刻T4 のように、
双方向性スイッチング素子81をオンしても電流の減衰が
充分でないか逆に上昇した場合には、つぎのクロックパ
ルスが入力される時刻T4 においてアップダウンカウン
タ 115は引き続きアップ状態となっているため、出力状
態は1から2となり、スイッチング素子41がオンされて
相電流Iuは必ず減少するようになる。このように電源
相電圧11,12,13の電圧値Vu,Vv,Vwの位相によ
り、{0→1→0→1(時刻T0 〜時刻T4 )}、{0
→1→2→1→0→1→2(時刻T2 〜時刻T10)}、
{1→2→1→2(時刻T7 〜時刻T11)}、などのス
イッチング形態をとって、電流の追随制御が行われるも
のとなる。そして、図5(d)に示すように、スイッチ
ング素子41がオンした場合にはU相入力端電位は高レベ
ルに、スイッチング素子42がオン時には零レベルに、双
方向性スイッチング素子81オン時には中間レベルとな
る。かようにして図4例は、図3例に比べて、比較器が
1個で済み構成が簡単で動作レベルも極性判別に使用し
ているために0V固定でよく、難しい設定の必要がな
い。さらには、かかる比較器,否定回路,発信器および
アップダウンカウンタをディジタル回路で構成でき、装
置の製作,調整,保守に対する実用上のメリットは大き
い。なお、三相回路例として説明したが、他の相数につ
いても、同様に考えられることは言うまでもない。
Iu*に追随するが、時刻T3 から時刻T4 のように、
双方向性スイッチング素子81をオンしても電流の減衰が
充分でないか逆に上昇した場合には、つぎのクロックパ
ルスが入力される時刻T4 においてアップダウンカウン
タ 115は引き続きアップ状態となっているため、出力状
態は1から2となり、スイッチング素子41がオンされて
相電流Iuは必ず減少するようになる。このように電源
相電圧11,12,13の電圧値Vu,Vv,Vwの位相によ
り、{0→1→0→1(時刻T0 〜時刻T4 )}、{0
→1→2→1→0→1→2(時刻T2 〜時刻T10)}、
{1→2→1→2(時刻T7 〜時刻T11)}、などのス
イッチング形態をとって、電流の追随制御が行われるも
のとなる。そして、図5(d)に示すように、スイッチ
ング素子41がオンした場合にはU相入力端電位は高レベ
ルに、スイッチング素子42がオン時には零レベルに、双
方向性スイッチング素子81オン時には中間レベルとな
る。かようにして図4例は、図3例に比べて、比較器が
1個で済み構成が簡単で動作レベルも極性判別に使用し
ているために0V固定でよく、難しい設定の必要がな
い。さらには、かかる比較器,否定回路,発信器および
アップダウンカウンタをディジタル回路で構成でき、装
置の製作,調整,保守に対する実用上のメリットは大き
い。なお、三相回路例として説明したが、他の相数につ
いても、同様に考えられることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】図8(a),(b)は相電流波形の対比
を示すものである。ここで、図8(a)は図6および図
7の従来装置による相電流Iu,Iv,Iwの波形を、
シミュレーションにより求めたものを示している。その
条件は、つぎの如くである。すなわち、 電源の線間電圧=200V 電源の周波数=50Hz 搬送波周波数=5kHz リアクトル21,22,23のインダクタンス=1.5mH 平滑コンデンサ6容量=2200μF 出力電圧値Vdc=350V 負荷7の容量=7.5kW
),( これに対して、図8(b)は図1およひ図3による装置
の電流波形を求めたものである。ここでは、コンデンサ
91,92の容量を4700μFとし、平滑コンデンサとし
ては2直列であるから前条件とほぼ同様として作用し、
他の条件は同一である。かくの如くに、相電流波形の対
比より、格段にリップルが減少していることが判る。以
上詳述したように本発明によれば、交流入力電流のリッ
プル成分が減少化された簡便な構成の装置を、提供でき
る。
を示すものである。ここで、図8(a)は図6および図
7の従来装置による相電流Iu,Iv,Iwの波形を、
シミュレーションにより求めたものを示している。その
条件は、つぎの如くである。すなわち、 電源の線間電圧=200V 電源の周波数=50Hz 搬送波周波数=5kHz リアクトル21,22,23のインダクタンス=1.5mH 平滑コンデンサ6容量=2200μF 出力電圧値Vdc=350V 負荷7の容量=7.5kW
),( これに対して、図8(b)は図1およひ図3による装置
の電流波形を求めたものである。ここでは、コンデンサ
91,92の容量を4700μFとし、平滑コンデンサとし
ては2直列であるから前条件とほぼ同様として作用し、
他の条件は同一である。かくの如くに、相電流波形の対
比より、格段にリップルが減少していることが判る。以
上詳述したように本発明によれば、交流入力電流のリッ
プル成分が減少化された簡便な構成の装置を、提供でき
る。
【図1】図1は本発明による交流ー直流変換器の一例を
示す接続図である。
示す接続図である。
【図2】図2は図1の双方向性スイッチング素子の構成
例を示す接続図である。
例を示す接続図である。
【図3】図3は本発明による制御装置の一例を示す系統
図である。
図である。
【図4】図4は本発明による制御装置の他の例を示す系
統図である。
統図である。
【図5】図5は図4の各部の状態を示す波形図である。
【図6】図6は従来例の交流ー直流変換器を示す接続図
である。
である。
【図7】図7は従来例の制御装置を示す接続図である。
【図8】図8(a),(b)は相電流波形の対比を示す
波形図である。
波形図である。
11 電源相電圧 21 リアクトル 31 電流検出器 41 スイッチング素子 51 ダイオード 6 平滑コンデンサ 7 負荷装置 81 双方向性スイッチング素子 811 バイポーラトランジスタ 813 ダイオード 91 コンデンサ 101 電流指令器 102 減算器 103 PID演算器 104 搬送波発生器 106 比較器 109 比較器 112 比較器 113 否定回路 114 発信器 115 アップダウンカウンタ Vu 電圧値 Iu 相電流 Vdc 出力電圧値 Iu* 指令値 Ve 制御信号 Vc 三角波信号 G41’ 駆動信号 G42’ 駆動信号 G81’ 駆動信号 G41” 駆動信号 G42” 駆動信号 G81” 駆動信号
Claims (3)
- 【請求項1】 スイッチング素子による複数アームによ
り構成される順変換器の交流入力端にリアクトルを介し
多相交流電源を得て、交流ー直流の変換を行う交流ー直
流変換器において、前記順変換器の直流出力端に負荷装
置および2個のコンデンサの直列接続体を並列接続する
とともに、該2個のコンデンサの接続点と多相交流入力
端間にそれぞれ双方向性スイッチング素子を接続して成
ることを特徴とする交流ー直流変換器。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の交流ー直流変換器に
おいて、交流入力電流を制御する制御偏差が所定値より
も大なるとき前記直流出力端の正極側に接続されたスイ
ッチング素子をオンさせ、かつ所定値よりも小なるとき
に直流出力端の負極側に接続されたスイッチング素子を
オンさせるとともに、所定値内のときには前記双方向性
スイッチング素子をオンさせるようにしたことを特徴と
する交流ー直流変換器の制御装置。 - 【請求項3】 前記請求項1記載の交流ー直流変換器に
おいて、交流入力電流を制御する制御偏差の極性を判別
する比較器と、該比較器出力を反転する否定回路と、ク
ロックパルスに同期して動作し前記比較器出力が高レベ
ル時にアップ動作を行いかつ否定回路出力が高レベル時
にはダウン動作を行う3進アップダウンカウンタとを具
備し、該3進アップダウンカウンタが0出力時に前記複
数アームの直流出力端負極側に接続されたスイッチング
素子をオンさせ、かつ2出力時には複数アームの直流出
力端正極側に接続されたスイッチング素子をオンさせる
とともに、1出力時には前記双方向性スイッチング素子
をオンさせるようにしたことを特徴とする交流ー直流変
換器の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6733296A JPH09233823A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 交流−直流変換器およびその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6733296A JPH09233823A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 交流−直流変換器およびその制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233823A true JPH09233823A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=13341969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6733296A Pending JPH09233823A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 交流−直流変換器およびその制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233823A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053602A1 (de) * | 1998-04-15 | 1999-10-21 | Andreas Boehringer | Stromrichter mit aktiv beeinflussbarer kommutierung |
JP2011078271A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換装置 |
JP2011120440A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-06-16 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
CN103269178A (zh) * | 2013-05-06 | 2013-08-28 | 南京航空航天大学 | 单级式隔离型三相双向ac/dc变换器及其控制方法 |
JP2014023190A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Panasonic Corp | スイッチング回路 |
CN114336529A (zh) * | 2020-09-30 | 2022-04-12 | 广东美的制冷设备有限公司 | 三相电源变换电路、过流保护方法、电路板及空调器 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP6733296A patent/JPH09233823A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053602A1 (de) * | 1998-04-15 | 1999-10-21 | Andreas Boehringer | Stromrichter mit aktiv beeinflussbarer kommutierung |
JP2011078271A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換装置 |
JP2011120440A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-06-16 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2014023190A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Panasonic Corp | スイッチング回路 |
CN103269178A (zh) * | 2013-05-06 | 2013-08-28 | 南京航空航天大学 | 单级式隔离型三相双向ac/dc变换器及其控制方法 |
CN103269178B (zh) * | 2013-05-06 | 2015-05-06 | 南京航空航天大学 | 单级式隔离型三相双向ac/dc变换器及其控制方法 |
CN114336529A (zh) * | 2020-09-30 | 2022-04-12 | 广东美的制冷设备有限公司 | 三相电源变换电路、过流保护方法、电路板及空调器 |
CN114336529B (zh) * | 2020-09-30 | 2024-05-28 | 广东美的制冷设备有限公司 | 三相电源变换电路、过流保护方法、电路板及空调器 |
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