JPH07247782A - ハンマグラブ - Google Patents
ハンマグラブInfo
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- JPH07247782A JPH07247782A JP4258694A JP4258694A JPH07247782A JP H07247782 A JPH07247782 A JP H07247782A JP 4258694 A JP4258694 A JP 4258694A JP 4258694 A JP4258694 A JP 4258694A JP H07247782 A JPH07247782 A JP H07247782A
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Abstract
ブ内の土砂を掘削できるハンマグラブを得る。 【構成】開閉する一対のシェル20,22が設けられた
ハンマグラブ本体18の外周に、径方向に4組の連結部
材24が突設され、その先端に同一円周上に配置された
円弧状のガイド板28,31が固定されている。円周上
のガイド板28,31は、ケーシングチューブ10の内
周との間に若干の隙間ができ、ガイド板28,31がケ
ーシングチューブ10の内周に沿って移動できるように
配置されている。更に、ガイド板28,31が配置され
ている円周の中心は、ケーシングチューブ10の中心と
一致し、これに対してハンマグラブ本体18の中心が、
所定量偏芯するように4組の連結部材24の長さが定め
られている。
Description
の土砂を掘削するハンマグラブに関するものである。
を掘削するハンマグラブとして、図7に示すように、ハ
ンマグラブ本体100内に設けられた図示しないばねの
付勢力により開かれる一対のシェル102が設けられ、
クレーンのワイヤロープ103により吊り上げることが
できるように構成されたものが知られている。
ロープ103により吊り上げ、地中に押し込まれたケー
シングチューブ104内で落下させて、開いた状態の一
対のシェル102を地中に貫入させる。次に、ワイヤロ
ープ103を巻き上げて自重により一対のシェル102
を閉じて土砂を取り込み、ハンマグラブを地上に引き上
げて、土砂を排出し、ケーシングチューブ104内の土
砂を掘削している。
の大きさに応じて種々の口径があり、ハンマグラブはケ
ーシングチューブ104の内周に沿って落下させるの
で、ケーシングチューブ104の内周との間に若干の隙
間ができるように、ハンマグラブもまたケーシングチュ
ーブ104の内径に適合した大きさのものが種々用意さ
れている。
た従来のものでは、ケーシングチューブ104が大口径
のものになると、ハンマグラブも大型となりその重量も
大きなものとなる。この大重量のハンマグラブを吊り上
げるには、大型のクレーン等を必要とし、大型のクレー
ンが入れないような狭い作業現場では、大口径のケーシ
ングチューブ104による施工ができない場合があると
いう問題があった。
を目的とし、小型のクレーンでも大口径のケーシングチ
ューブ内の土砂を掘削できるハンマグラブを提供するこ
とにある。
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、開閉する一対のシェルが設けられたハ
ンマグラブ本体を落下させてケーシングチューブ内の土
砂を掘削するハンマグラブにおいて、前記ケーシングチ
ューブ内径に適合した大きさよりも小さい前記ハンマグ
ラブ本体に、前記ケーシングチューブ内径に対応し前記
ケーシングチューブ内周に沿って案内可能なスタビライ
ザを、前記ハンマグラブ本体と前記ケーシングチューブ
とを偏芯させて設けたことを特徴とするハンマグラブの
構成がそれである。
ザがハンマグラブ本体をケーシングチューブ内周に沿っ
て案内し、ケーシングチューブと偏芯した位置に落下さ
せる。そして、シェルを閉じて土砂を取り込み、地上に
吊り上げて排出し、ハンマグラブ本体とケーシングチュ
ーブとを相対的に回転させて、前回と異なる位置に落下
させて土砂を取り込み地上に排出する。これを繰り返す
ことにより、ケーシングチューブ内径に適合した大きさ
よりも小さいハンマグラブ本体であっても、大口径のケ
ーシングチューブ内の土砂を掘削することができる。
説明する。図4に示すように、1はチュービング機構
で、水平状態に保持されるベースフレーム2に、昇降フ
レーム3を昇降する昇降シリンダ4を1組立設し、昇降
フレーム3に軸受け5を介してリング状の回転部材6を
回転可能に支持している。回転部材6の外周にはギヤ7
が形成されており、昇降フレーム3に設けた油圧モータ
8の回転軸に固着した駆動ギヤ8aとギヤ7とをアイド
ルギヤ9を介して噛合させ、油圧モータ8の回転により
回転部材6を回転するように構成されている。
ブ10を挿通可能なテーパ孔11が形成されており、テ
ーパ孔11は下方に向かって縮径するように形成されて
いる。回転部材6の上方には、昇降フレーム3に配置さ
れたチャックシリンダ12により昇降されるブラケット
13aが設けられており、ブラケット13aと回転部材
6との間に、ベアリング13bを介して回転フレーム1
3cがブラケット13aと共に昇降するように支持され
て配設されている。回転フレーム13cから吊下られた
楔状のチャック部材14が、テーパ孔11とケーシング
チューブ10との間に挿入されている。
ラブで、ハンマグラブ本体18を備え、ハンマグラブ本
体18の外径はケーシングチューブ10の内径に適合し
た大きさよりも小さく、ケーシングチューブ10内径の
断面積に対してハンマグラブ本体18の外径の断面積が
1/4〜1/2程度の大きさのハンマグラブ本体18が
好ましい。
対のシェル20,22がハンマグラブ本体18内に収納
されている図示しないばねの付勢力により下方に向かっ
て開口するように設けられており、また、開いた状態で
落下させた際にシェル20,22が地中に貫入するよう
に先端が鋭く形成されている。この一対のシェル20,
22は、後述するワイヤロープ36を巻き上げた際には
ハンマグラブ本体18等の自重によりばねの付勢力に打
ち勝って閉じ、土砂を取り込むことができるように構成
されている。
方向に4組の連結部材24〜27が突設されており、そ
の先端に同一円周上に配置された円弧状のガイド板28
〜31がそれぞれ固定されている。しかも、円周上のガ
イド板28〜31は、ケーシングチューブ10の内周と
の間に若干の隙間ができ、ガイド板28〜31がケーシ
ングチューブ10の内周に沿って移動できるように配置
されている。
る円周の中心は、ケーシングチューブ10の中心と一致
し、これに対してハンマグラブ本体18の中心が、図2
に示すように、所定量a偏芯するように4組の連結部材
24〜27の長さが定められている。
ガイド板28〜31によりスタビライザ32が構成され
ている。スタビライザ32はこのような構成のものに限
らず、リング状のガイド板をハンマグラブ本体18に偏
芯して取り付けた構成のものであってもよい。
スイベルジョイント33が取り付けられ、このスイベル
ジョイント33には、図3に示すように、クレーン34
のワイヤロープ36が締結されて、クレーン34により
吊り上げることができるようにされている。
について、チュービング機構1の作動と共に説明する。
まず、ケーシングチューブ10が挿入され、チャックシ
リンダ12が駆動されてブラケット13aを下降させ
る。これにより、ベアリング13b、回転フレーム13
cを介してチャック部材14がテーパ孔11とケーシン
グチューブ10との間に挿入され、チャック部材14に
より回転部材6とケーシングチューブ10とが締結され
る。
動ギヤ8a、アイドルギヤ9を介して回転部材6が回転
され、回転部材6の回転と共にケーシングチューブ10
が回転される。また、昇降シリンダ4を駆動して昇降フ
レーム3を下降させ、回転部材6、チャック部材14等
を介してケーシングチューブ10を地中に押し込む。ケ
ーシングチューブ10を回転させ地中に押し込むと、内
側には土砂が残る。
ロープ36に吊下られて、ケーシングチューブ10内に
落下される。これにより、ハンマグラブ16は、ガイド
板28〜31により、ケーシングチューブ10の内周に
沿って案内されて、ケーシングチューブ10の中心から
所定量a偏芯した位置に落下する。
し、ワイヤロープ36を巻き上げてシェル20,22を
閉じ、シェル20,22内に土砂を取り込むと共に、ハ
ンマグラブ16をケーシングチューブ10の外部に引き
上げ、シェル20,22を開いて土砂を排出する。
シングチューブ10内に落下させる。その際、例えば、
チュービング機構1によりケーシングチューブ10を約
120度回転させてから落下させる。これにより、図5
に示すように、ケーシングチューブ10内の土砂もケー
シングチューブ10と共に回転し、最初の落下により形
成された穴H1 (図5(イ)の実線で示す穴)が図5
(ロ)に二点鎖線で示す約120度ずれた位置に移動す
る。
置で落下させ、前述したと同様にシェル20,22を閉
じて土砂を掘削すると、図5(ロ)に実線で示すよう
に、最初の穴H1 と一部が重なった新たな穴H2 が形成
される。これをもう一度繰り返して、前の穴H1 ,H2
と一部が重なった新たな穴H3 を形成することにより、
図5(ハ)に示すように、ケーシングチューブ10内の
底の土砂がほぼ均一に掘削される。
る場合に限らず、図6に示すように、ワイヤロープ36
に吊下げた状態でハンマグラブ16を約120度づつ回
転させて、ケーシングチューブ10内に落下させて土砂
を掘削してもよい。この場合、ハンマグラブ16はハン
マグラブ本体18の中心と偏芯したスタビライザ32に
より、ハンマグラブ本体18の中心は前と約120度ず
れた位置に落下する。
線で示す穴)に一部が重なった穴H2 (図6(ロ)に実
線で示す穴)が新たに形成され、次に前の穴H1 ,H2
と一部が重なった新たな穴H3 (図6(ハ)に実線で示
す穴)が形成されてほぼ均一に掘削される。
によると、ケーシングチューブ10の内径に適合した大
きさよりも小さいハンマグラブ16であっても、大口径
のケーシングチューブ10内を掘削して土砂を排出する
ことができる。よって、小型のクレーン34で吊り上げ
ることができるハンマグラブ16によって、それよりも
大口径のケーシングチューブ10内の掘削ができるの
で、大型のクレーンが入れないような狭い作業現場であ
っても、大口径のケーシングチューブ10による施工が
可能となる。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
ブは、ケーシングチューブの内径に適合した大きさより
も小さくても、大口径のケーシングチューブ内を掘削し
て土砂を排出することができるので、小型のクレーンで
吊り上げることができ、大型のクレーンが入れないよう
な狭い作業現場であっても、大口径のケーシングチュー
ブによる施工ができるという効果を奏する。
図である。
チュービング機構により押し込まれたケーシングチュー
ブ内に落下させた状態の全体配置図である。
削する際の説明図である。
際の説明図である。
ューブ 16…ハンマグラブ 18,100…ハンマグラブ
本体 20,22,102…シェル 24〜27…連結
部材 28〜31…ガイド板 32…スタビライザ
34…クレーン
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉する一対のシェルが設けられたハン
マグラブ本体を落下させてケーシングチューブ内の土砂
を掘削するハンマグラブにおいて、 前記ケーシングチューブ内径に適合した大きさよりも小
さい前記ハンマグラブ本体に、前記ケーシングチューブ
内径に対応し前記ケーシングチューブ内周に沿って案内
可能なスタビライザを、前記ハンマグラブ本体と前記ケ
ーシングチューブとを偏芯させて設けたことを特徴とす
るハンマグラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04258694A JP3323635B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | ハンマグラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04258694A JP3323635B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | ハンマグラブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07247782A true JPH07247782A (ja) | 1995-09-26 |
JP3323635B2 JP3323635B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=12640177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04258694A Expired - Fee Related JP3323635B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | ハンマグラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3323635B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002339679A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Kajima Corp | 掘削装置及び掘削工法 |
JP2014139392A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Seibu Koken:Kk | 硬質地盤掘削工法及び硬質地盤掘削工法の偏心用砕岩装置用ロープガイド装置 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP04258694A patent/JP3323635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002339679A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Kajima Corp | 掘削装置及び掘削工法 |
JP4485098B2 (ja) * | 2001-05-21 | 2010-06-16 | 鹿島建設株式会社 | 掘削装置 |
JP2014139392A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Seibu Koken:Kk | 硬質地盤掘削工法及び硬質地盤掘削工法の偏心用砕岩装置用ロープガイド装置 |
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---|---|
JP3323635B2 (ja) | 2002-09-09 |
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