JP3341951B2 - 吊下げ装置 - Google Patents
吊下げ装置Info
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Description
が掛けられたシーブを備え、被吊下げ物を吊下げる吊下
げ装置に関するものである。
100の主巻ワイヤ102をフック104を備えた吊下
げ装置106の図示しないシーブに掛け、フック104
に被吊下げ物、例えばハンマグラブ108に締結した吊
下げワイヤ110を掛けて、ハンマグラブ108を吊下
げている。
ル112,114を内蔵するばねの付勢力により開き方
向に付勢し、クレーン100の補巻ワイヤ116を繰り
出すことによりシェル112,114を開き、補巻ワイ
ヤ116を巻き上げることによりシェル112,114
を閉じ操作されるように構成されている。
た従来のものでは、主巻ワイヤ102と補巻ワイヤ11
6とが擦れ合ってワイヤ102,116が摩耗してしま
ったり、もつれ合ったりして操作ができなくなったりす
る場合があるという問題があった。
を目的とし、主巻ワイヤと補巻ワイヤとが擦れ合った
り、もつれ合ったりするのを防止した吊下げ装置を提供
することにある。
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、クレーンの主巻ワイヤが掛けられるシ
ーブを備え、前記クレーンの補巻ワイヤの巻き上げ・繰
り出しに応じて操作される被吊下げ物を吊下げる吊下げ
装置において、前記シーブを一対備えると共に、前記一
対のシーブをその間に配置された本体に同芯上で回転可
能に支持し、また、前記一対のシーブの中間の前記本体
に回転軸を挿入すると共に、該回転軸を前記シーブの回
転中心と直交して回転可能に配置し、前記本体の下側に
突き出された前記回転軸に取り付けた吊金具に前記被吊
下げ物を吊下げ、かつ、前記回転軸にその軸方向に貫通
孔を形成し、該貫通孔を通して前記補巻ワイヤによる前
記被吊下げ物の操作を行うことを特徴とする吊下げ装置
の構成がそれである。
材を開いて内部の土砂を排出する掘削バケットで、前記
補巻ワイヤにより前記蓋部材の開閉操作を行う構成のも
のでもよい。
に主巻ワイヤが掛けられ、回転軸が吊金具を介して被吊
下げ物を回転軸の廻りに回転可能に吊下げ、貫通孔を通
して補巻ワイヤにより被吊下げ物の操作を行うことがで
きるので、主巻ワイヤと補巻ワイヤとが擦れたり、もつ
れ合ったりするのを防止する。
のでは、補巻ワイヤにより蓋部材の開閉操作が行われ
る。
説明する。図1に示すように、1はクレーン2の主巻ワ
イヤで、主巻ワイヤ1は一対のシーブ4,6にそれぞれ
掛けられており、一対のシーブ4,6はそれぞれベアリ
ング8,10を介して支持軸12,14に回転可能に支
持されている。
挟むようにして設けられた2組の支持板16〜19にそ
れぞれ挿入されて、ボルト20,22により固定されて
いる。また、外側と内側との各支持板16〜19がそれ
ぞれシーブ4,6の上方を残して三方を囲むように設け
られた締結板24,26により一体にされている。
上下に設けられた連結板28,30により連結されてお
り、両連結板28,30に固定された本体32が配置さ
れている。本体32には、両シーブ4,6の中間位置
に、支持軸12,14と直交する回転軸34が挿入され
ており、本体32の下側に挿着されたスラストベアリン
グ36と上側に挿着されたラジアルベアリング38とに
より、本体32に回転可能に支持されている。
40が複数のボルト42により固定されて、ラジアルベ
アリング38の抜け止めを図っており、ベアリングキャ
ップ40の中央には、貫通孔44が穿設されている。ま
た、回転軸34は、本体32の下側に突き出されてお
り、この回転軸34の外周に吊金具46が螺着されてい
る。吊金具46は、本実施例では、図1に示すように、
斜め下方にかつ外側に向かって突出された一対の係合部
48,50を備え、係合部48,50には、挿入孔5
2,54が形成されている。
に貫通孔56が形成されており、本実施例では、クレー
ン2の補巻ワイヤ58を通すことができる十分な直径で
形成されている。次に、本実施例の吊下げ装置をオール
ケーシング工法での掘削バケットの吊下げに適用した場
合について説明する。
ングチューブ59内に挿入されるグリップ機構60の上
部フランジ62に形成された係合部64にボルト結合さ
れており、グリップ機構60は、上部フランジ62に固
定されたシャフト66に上下方向に摺動可能に装着され
た筒部材68と、ケーシングチューブ59の内周に沿っ
て配置された複数のグリップ部材70とを備えている。
ング72が圧縮されて介装されており、上部フランジ6
2とグリップ部材70とは、上部フランジ62の下方へ
の移動でグリップ部材70が拡開されるように、両端が
揺動可能に支持されたリンク74で連結されている。ま
た、筒部材68とグリップ部材70との間は、筒部材6
8の上方への移動でグリップ部材70が拡開されるよう
に、上下一組のリンク76,78で連結されている。
下げ部材としての掘削バケット82の上部フランジ84
が固定されており、この掘削バケット82は、ヒンジ8
6により開閉可能に支持された蓋部材88を備え、蓋部
材88には複数の掘削ビット90が設けられ、掘削バケ
ット82を回転することにより、掘削した土砂を図示し
ない窓から掘削バケット82内に取り込むことができる
ように構成されている。尚、被吊下げ部材としては、掘
削バケット82に限らず、ハンマグラブ等でも同様に実
施可能であり、その場合には、グリップ機構60は必要
としない。
配設された開閉棒92が揺動可能に支承されており、図
5に示すように、開閉棒92の下端には略三角形の係合
部93が形成されている。開閉棒92の上端には連結板
94が固定されており、連結板94には、ばね95の一
端が取り付けられて、開閉棒92を一方向に揺動付勢す
ると共に、前記補巻ワイヤ58の一端がシャフト66内
を通り、滑車97を介して連結板94に締結されて、補
巻ワイヤ58を巻き上げることによりばね95の付勢力
に抗して開閉棒92を回転させることができるように構
成されている。
4に示すように、主巻ワイヤ1の間を通るように、クレ
ーン2の先端に設けられた補助シーブ98に掛けられた
後、貫通孔56内を通されている。また、補巻ワイヤ5
8内を通して連結板94に締結する場合に限らず、別の
ワイヤ等を連結板94に締結し、このワイヤの一端を貫
通孔56内を通してからスイベルジョイント等を介して
補巻ワイヤ58に締結するようにしてもよい。
して、係合部93の断面形状とほぼ同じ形状の貫通孔9
6が穿設されており、貫通孔96を通した後、係合部9
3を揺動させると、係合部93が貫通孔96から抜けな
いように形成されている。次に、前述した本実施例の吊
下げ装置の作動について説明する。
ながら地中に押し込み、掘削を行う。また、グリップ機
構60が主巻ワイヤ1により吊下られて、掘削バケット
82がケーシングチューブ59内に挿入される。その
際、補巻ワイヤ58は、両シーブ4,6の間の貫通孔5
6を通っているので、主巻ワイヤ1と補巻ワイヤ58と
が擦れ合ったり、もつれ合ったりするのが防止される。
ング72の付勢力等によりシャフト66が上部フランジ
62と共に下降する。これにより、リンク74を介して
グリップ部材70が拡開されて、グリップ部材70がケ
ーシングチューブ59の内周に押し付けられてグリップ
機構60とケーシングチューブ59とが係合される。
転と共に、グリップ機構60を介して掘削バケット82
が回転する。よって、掘削バケット82の掘削ビット9
0により掘削され、掘削された土砂が掘削バケット82
内に取り込まれる。このとき、グリップ機構60と共に
吊金具46を介して回転軸34も回転するが、ラジアル
ベアリング38、スラストベアリング36により本体3
2は回転しないので、主巻ワイヤ1、補巻ワイヤ58が
よじれることがない。
と、ケーシングチューブ59の回転が一旦停止され、主
巻ワイヤ1が巻き上げられる。これにより、シーブ4,
6、支持軸12,14、本体32、スラストベアリング
36、吊金具46等を介して上部フランジ62が引き上
げられると、リンク74を介してグリップ部材70がケ
ーシングチューブ59の内周から離間されて係合が解除
される。
ケット82がケーシングチューブ59内から地上に引き
上げられる。そして、補巻ワイヤ58を巻き上げると、
開閉棒92がばね95の付勢力に抗して揺動され、係合
部93と貫通孔96との位相が一致し、蓋部材88が、
自重や土砂の重量により自動的に開かれ、内部の土砂が
排出される。
巻ワイヤ58を繰り出すと、ばね95の付勢力により開
閉棒92が揺動され、係合部93と貫通孔96との位相
がずれて蓋部材88が閉じた状態に保持される。その
後、主巻ワイヤ1によりグリップ機構60を介して掘削
バケット92を吊上げ、ケーシングチューブ59内に掘
削バケット92を挿入し、前述したと同様にして、掘削
を再開する。
例について、図6によって説明する。尚、前述した実施
例と同じ部材については、同一番号を付して詳細な説明
を省略する。前述した実施例では、補巻ワイヤ58を直
接連結板94に締結していたが、第2実施例では、回転
軸34の貫通孔56に押棒200が挿通されており、押
棒200の先端は、回転軸34から突き出されていると
共に、他端はグリップ機構60のシャフト66内を貫通
して、掘削バケット82内に達するまで延出されてい
る。
2に揺動可能に支持されたレバー202の一端に揺動可
能に連結されており、レバー202の他端は、掘削バケ
ット82の上部に突き出され、連結棒204の一端に揺
動可能に連結されている。連結棒204の他端は、前記
連結板94に揺動可能に連結されている。
ト206が、補巻ワイヤ58により、押棒200の真上
に吊下げられている。補巻ワイヤ58を繰り出して、ウ
エイト206を落下させると、ウエイト206が押棒2
00を押し下げる。押棒200が押し下げられると、レ
バー202、連結棒204、連結板94を介して、開閉
棒92がばね95の付勢力に抗して揺動され、係合部9
3と貫通孔96との位相が一致し、蓋部材88が、自重
や土砂の重量により自動的に開かれ、内部の土砂が排出
される。
は、補巻ワイヤ58を直接通す場合に限らず、押棒20
0等を通すものであっても、使用することができる。以
上本発明はこの様な実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得る。
は、被吊下げ物が回転しても、回転軸が回転するので、
主巻ワイヤ、補巻ワイヤがよじれたりすることがなく、
また、補巻ワイヤは主巻ワイヤの間から貫通孔内を通さ
れるので、主巻ワイヤと補巻ワイヤとが擦れ合ったり、
もつれ合ったりするのを防止することができるという効
果を奏する。また、被吊下げ物が掘削バケットのときに
は、補巻ワイヤにより蓋部材の開閉操作を行うことがで
きる。
である。
下げたときの断面図である。
る。
吊下げたときの断面図である。
面図である。
4,6…シーブ 32…本体 34…回転軸
56…貫通孔 58,116…補巻ワイヤ 59…ケーシングチュー
ブ 60…グリップ機構 82…掘削バケット
88…蓋部材 90…掘削ビット 92…開閉棒
Claims (2)
- 【請求項1】 クレーンの主巻ワイヤが掛けられるシー
ブを備え、前記クレーンの補巻ワイヤの巻き上げ・繰り
出しに応じて操作される被吊下げ物を吊下げる吊下げ装
置において、 前記シーブを一対備えると共に、前記一対のシーブをそ
の間に配置された本体に同芯上で回転可能に支持し、 また、前記一対のシーブの中間の前記本体に回転軸を挿
入すると共に、該回転軸を前記シーブの回転中心と直交
して回転可能に配置し、前記本体の下側に突き出された 前記回転軸に取り付けた
吊金具に前記被吊下げ物を吊下げ、 かつ、前記回転軸にその軸方向に貫通孔を形成し、該貫
通孔を通して前記補巻ワイヤによる前記被吊下げ物の操
作を行うことを特徴とする吊下げ装置。 - 【請求項2】 前記被吊下げ物は、開閉可能な蓋部材を
開いて内部の土砂を排出する掘削バケットで、前記補巻
ワイヤにより前記蓋部材の開閉操作を行うことを特徴と
した請求項1記載の吊下げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18596194A JP3341951B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 吊下げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18596194A JP3341951B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 吊下げ装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPH0853289A JPH0853289A (ja) | 1996-02-27 |
JP3341951B2 true JP3341951B2 (ja) | 2002-11-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18596194A Expired - Fee Related JP3341951B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 吊下げ装置 |
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-
1994
- 1994-08-08 JP JP18596194A patent/JP3341951B2/ja not_active Expired - Fee Related
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