JPH07245329A - ボンディング装置及びボンディング方法 - Google Patents

ボンディング装置及びボンディング方法

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JPH07245329A
JPH07245329A JP3621694A JP3621694A JPH07245329A JP H07245329 A JPH07245329 A JP H07245329A JP 3621694 A JP3621694 A JP 3621694A JP 3621694 A JP3621694 A JP 3621694A JP H07245329 A JPH07245329 A JP H07245329A
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JP
Japan
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bonding
horn
ultrasonic horn
semiconductor pellet
inner leads
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JP3621694A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kobayashi
和久 小林
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TABテープにおける直交2方向の各インナ
ーリードに対するボンディング性を改善した、高作業イ
ンデックスのボンディング装置の提供。 【構成】 TABテープ1のX方向搬送路7のボンディ
ングポジションPに、Y方向の第1超音波ホーン11を
有する第1シングルポイントボンダ10と、X方向の第
2超音波ホーン21を有する第2シングルポイントボン
ダ20を設置する。TABテープ1のY方向に延びるイ
ンナーリード4…を同じY方向の第1超音波ホーン11
で順にボンディングし、同時にTABテープ1のX方向
に延びるインナーリード4…を同じX方向の第1超音波
ホーン11で順にボンディングする。各超音波ホーン1
1,21の同時進行的なボンディングは、半導体ペレッ
ト5の1つのコーナ部から対角線方向の他の1つのコー
ナ部に向かう2つのコースに分かれる順序で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TAB(Tape Automat
ed Bonding)テープの複数のインナーリードと対応する
半導体ペレットの電極を順に超音波ボンディングするシ
ングルポイント方式のボンディング装置とそのボンディ
ング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TAB式半導体装置の製造に使用される
TABテープは、長尺な絶縁フィルム上に微細パターン
でリードを被着し、絶縁フィルムにその長手方向に等間
隔で透孔を形成して、透孔内にリードのインナーリード
を延在させている。透孔内のインナーリードを透孔内に
配置した半導体ペレットの電極に超音波ボンディングし
て、TAB式半導体装置が製造される。
【0003】TABテープのインナーリードと半導体ペ
レットの電極を順に超音波ボンディングするシングルポ
イントボンダ〔以下、単にボンダと称す〕は、水平な直
交2方向を移動するXYテーブルと、このXYテーブル
上に設置された1本の超音波ホーン〔以下、単にホーン
と称す〕を備える。XYテーブルがTABテープのX方
向の搬送路の側方に配置され、XYテーブルからホーン
がY方向に延びて搬送路の上方に位置する。搬送路のホ
ーンの在る所定のボンディングポジションにTABテー
プの透孔内の半導体ペレットが間欠送りされて来ると、
ボンダが動作してホーンを駆動させ、複数のインナーリ
ードと対応する半導体ペレット上の複数の電極を順に超
音波ボンディングする。
【0004】ボンダは、TABテープの搬送路の1ボン
ディングポジションに1台設置するのが通常であるが、
半導体ペレットの電極数が数100以上と多くなると、
1台のボンダで1半導体ペレットのボンディング終了ま
でに長時間を要し、作業インデックスが悪くなる。そこ
で、TABテープの搬送路の連続する2ボンディングポ
ジションのそれぞれに1台ずつボンダを設置して、作業
インデックスを約2倍に向上させたボンディング装置が
あり、その具体例を図4乃至図7を参照して説明する。
【0005】図4の平面図に示されるように、TABテ
ープ1は水平な搬送路7に沿ってX方向に間欠送りさ
れ、TABテープ1に定ピッチで形成された透孔3と透
孔3内の半導体ペレット5が、隣接する2つの第1と第
2のボンディングポジションP 1 ,P2 に順に送られ
る。第1と第2のボンディングポジションP1 ,P2
側方に第1ボンダ31と第2ボンダ32が設置され、各
ボンダ31,32が同時に動作する。
【0006】第1ボンダ31は、XYテーブル33上の
振動子34からY方向に延びる第1ホーン35を備え、
第1ホーン35の先端部に図5(a)に示す第1ツール
36が固定される。第2ボンダ32も第1ボンダ31と
同様な構造で、XYテーブル37上の振動子38からY
方向に延びる第2ホーン39の先端部に、図5(b)に
示す第2ツール40を有する。
【0007】図6及び図7に示すように、TABテープ
1は長尺な絶縁フィルム2にリード4’…を被着したも
ので、絶縁フィルム2に定ピッチで形成された透孔3内
に複数のリード4’…のインナーリード4…が延在し、
透孔3内に半導体ペレット5が配置される。半導体ペレ
ット5は矩形で、その上面の4辺部分それぞれに複数の
電極6…、例えばバンプ電極6…が一列に形成される。
透孔3内に半導体ペレット5が4辺をXY方向に向けて
配置され、透孔3内のインナーリード4…はX方向に平
行なX方向インナーリード4とY方向に平行なY方向イ
ンナーリード4に分かれ、X方向インナーリード4…が
半導体ペレット5のY方向に並ぶバンプ電極6…まで延
び、Y方向インナーリード4…が半導体ペレット5のX
方向に並ぶバンプ電極6…まで延びる。
【0008】搬送路7に沿ってTABテープ1が半導体
ペレット5の配列ピッチで間欠送りされて、1半導体ペ
レット5が第1のボンディングポジションP1 に送られ
ると第1ボンダ31が駆動して、第1ホーン35がイン
ナーリード4…の半分、例えばY方向インナーリード4
…と対応するX方向バンプ電極6…を順にボンディング
する。このボンディングは、第1ツール36でY方向イ
ンナーリード4の先端部をX方向バンプ電極6に加圧し
て、第1ホーン35の方向であるY方向に超音波振動を
加えることで行われる。
【0009】次のTABテープ1の1ピッチの間欠送り
で第1のボンディングポジションP 1 の半導体ペレット
5が第2のボンディングポジションP2 に送られると、
第2ボンダ32が駆動して半導体ペレット5の残り半分
のY方向バンプ電極6…と対応するX方向インナーリー
ド4…の先端部を順にボンディングする。このとき、同
時に第1のボンディングポジションP1 の第1ボンダ3
1も駆動して、第1のボンディングポジションP1 に搬
入された半導体ペレット5に対してボンディングを行
う。
【0010】以上のように搬送路7の連続する2ボンデ
ィングポジションP1 ,P2 に配置された2台のボンダ
31,32を同時駆動させて、各ボンディングポジショ
ンP 1 ,P2 の半導体ペレット5のバンプ電極6…と対
応するインナーリード4…を2回に分けてボンディング
するようにすると、TABテープ1を停止させておくボ
ンディング時間が1台のボンダによるボンディング時間
の約半分に低減され、作業インデックスが約2倍に向上
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】TABテープの透孔内
に延在するインナーリードの方向は、ボンダのホーンの
方向と平行か直交するかのいずれかであるのが通常であ
り、このような方向性のインナーリードと半導体ペレッ
トの電極のボンディング性には、次なる不具合な相違点
があった。
【0012】例えば図4のボンディング装置において、
第1のボンディングポジションP1の第1ボンダ31の
Y方向に延びる第1ホーン35は、同じ方向性のY方向
インナーリード4を半導体ペレット5のX方向バンプ電
極6にボンディングする。この場合、図5(a)に示す
ように、第1ホーン35の第1ツール36からY方向イ
ンナーリード4に伝達される超音波振動はY方向インナ
ーリード4と同じY方向であるから、伝達される超音波
でインナーリード4が横ズレする可能性が少なく、イン
ナーリード4に超音波振動が効率よく伝達されて、Y方
向インナーリード4と対応するバンプ電極6のボンディ
ング性が高度に安定する。
【0013】他方、第2のボンディングポジションP2
の第2ボンダ32の第2ホーン39もY方向に延び、こ
れが直交する方向のX方向インナーリード4を半導体ペ
レット5のY方向バンプ電極6にボンディングする。こ
の場合、図5(b)に示すように、第2ホーン39の第
2ツール40からX方向インナーリード4にY方向の超
音波振動を加えると、加えられた超音波でX方向インナ
ーリード4がY方向に横ズレしてバンプ電極6上で傾斜
等して、リード間の耐圧が劣化する等の不良が発生する
ことがある。また、X方向インナーリード4は直交する
Y方向の超音波振動で振動して、X方向インナーリード
4とバンプ電極6に加えられる超音波エネルギーの損失
を大きくし、その結果、インナーリード4とバンプ電極
6のボンディング強度が低下して、ボンディング後にリ
ード剥がれ等の不良が発生することがあった。
【0014】また、第1のボンディングポジションP1
でY方向インナーリード4…をX方向バンプ電極6…に
順にボンディングする間に、半導体ペレット5とTAB
テープ1の被ボンディング箇所が順に超音波振動で加熱
されて熱膨張し、この熱膨張した部分が第2のボンディ
ングポジションP2 に移動する間に冷却して熱収縮す
る。この熱膨張と熱収縮がTABテープ1に部分的に発
生すると、TABテープ1が部分的に歪んで第2のボン
ディングポジションP2 でボンディングされるX方向イ
ンナーリード4…と対応するY方向バンプ電極6…の相
対的な位置関係が不安定に変動して、ボンディング性が
悪くなることがあった。
【0015】本発明の目的は、TABテープのインナー
リードと半導体ペレットの電極の超音波ボンディング性
を安定させた高作業インデックスのボンディング装置と
ボンディング方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、TABテープが長手方向に間欠送りされる搬
送路の所定のボンディングポジションから搬送路と直交
方向に延びる第1ホーンを有する第1ボンダと、搬送路
のボンディングポジションから搬送路と平行な方向に延
びる第2ホーンを有する第2ボンダとを備え、第1ボン
ダと第2ボンダを同時に駆動させて、ボンディングポジ
ションでのTABテープのリードの内の第1ホーンと略
平行な複数のインナーリードと対応する半導体ペレット
の電極を第1ホーンで順に超音波ボンディングし、ボン
ディングポジションでのTABテープのリードの内の第
2ホーンと略平行な複数のインナーリードと対応する半
導体ペレットの電極を第2ホーンで順に超音波ボンディ
ングするようにしたことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、上記第1ホーンと第2ホ
ーンで、矩形半導体ペレット上の4辺の周辺部に矩形の
配列で形成された複数の電極と対応するTABテープの
インナーリードを超音波ボンディングする順序を、矩形
半導体ペレット上の1コーナ部の電極からボンディング
を開始させて半導体ペレットの周辺方向に沿って順次に
ボンディング箇所を移動させ、このボンディング開始の
1コーナ部と対角線方向の1コーナ部の電極でボンディ
ングを終了させるようにすることを特徴とする。
【0018】
【作用】TABテープの搬送路のボンディングポジショ
ンに、搬送路と直交するY方向と平行なX方向とに第
1、第2ホーンを配置して、Y方向の第1ホーンでこれ
と略平行なY方向の複数のインナーリードと半導体ペレ
ットの電極をボンディングし、X方向の第2ホーンでこ
れと略平行なX方向の複数のインナーリードと半導体ペ
レットの電極をボンディングすると、TABテープの透
孔内にXY方向で延在するインナーリードの全てが、そ
の長さ方向の振動成分を有する超音波でボンディングさ
れることになり、全てのインナーリードと対応する半導
体ペレットの電極のボンディング性が良好に安定する。
また、1ボンディングポジションで2台のボンダを同時
駆動させるため、高い作業インデックスでのボンディン
グが可能となる。
【0019】また、第1ホーンと第2ホーンを同時駆動
させて、矩形半導体ペレット上の1コーナ部の電極から
ボンディングを開始させ、このボンディング開始の1コ
ーナ部と対角線方向の1コーナ部の電極でボンディング
を終了させるようにすると、TABテープと半導体ペレ
ットの超音波振動で加熱される被ボンディング箇所から
の熱移動方向が被ボンディング箇所の移動方向と同じに
なって、各被ボンディング箇所の熱的条件が均一化さ
れ、被ボンディング箇所の熱膨張と熱収縮による歪み等
の影響が軽減されて、各被ボンディング箇所のボンディ
ング性が良好になる。
【0020】
【実施例】以下、一実施例について図1乃至図3を参照
して説明する。尚、図4乃至図7を含む全図を通じて同
一、又は、相当部分には同一符号が付してある。
【0021】図1の平面図に示されるボンディング装置
は、TABテープ1の搬送路7の1ボンディングポジシ
ョンPに2台の第1、第2ボンダ10,20を設置して
構成される。第1ボンダ10は、ボンディングポジショ
ンPから搬送路7と直交するY方向に延びる第1ホーン
11とこれをXY駆動させるXYテーブル12を備え、
第2ボンダ20は、ボンディングポジションPから搬送
路7と平行なX方向に延びる第2ホーン21とこれをX
Y駆動させるXYテーブル22を備える。
【0022】第1ボンダ10のXYテーブル12は、搬
送路7の側方に配置され、例えばX方向に往復移動する
Xテーブル13と、Xテーブル13上でY方向に往復移
動するYテーブル14を有する。Xテーブル13はX方
向のガイドロッド15に支持され、ステッピングモータ
などの駆動源16で正逆回転するボールネジ17で駆動
制御される。Yテーブル14も図示しないがXテーブル
13と同様な駆動機構を備え、これの上に超音波振動源
の振動子18が設置され、振動子18から搬送路7のボ
ンディングポジションPに向けて第1ホーン11が延び
る。
【0023】第2ボンダ20のXYテーブル22は、例
えば図2に示すように、搬送路7のボンディングポジシ
ョンPの近くを跨ぐ門形の支持台29上に設置される。
このXYテーブル22は、例えばY方向に往復移動する
Yテーブル23と、Yテーブル23上でX方向に往復移
動するXテーブル24を有する。Yテーブル23はY方
向のガイドロッド25に支持され、駆動源26で正逆回
転するボールネジ27で駆動制御される。Xテーブル2
4もYテーブル23と同様な駆動機構を備え、これの上
に設置された振動子28からボンディングポジションP
に向けて第2ホーン21が延びる。
【0024】2台の第1、第2ボンダ10,20は独自
に同時駆動して、ボンディングポジションPにおけるT
ABテープ1の透孔3内に延在するインナーリード4…
と対応する半導体ペレット5のバンプ電極6…を、2グ
ループに分けて超音波ボンディングする。例えば、図3
に示すように、矩形半導体ペレット5の4コーナ部を
A、B、C、Dとし、各コーナ部A、B、C、Dの間の
4周辺部をAB、BC、CD、DAとすると、半導体ペ
レット5の各バンプ電極6…をX方向の2周辺部BC、
DA上の1グループと、Y方向の2周辺部AB、CDの
1グループの2グループに分ける。そして、X方向の2
周辺部BC、DA上のX方向のバンプ電極6…とこれに
対応するY方向インナーリード4…を第1ボンダ10で
順にボンディングし、残りの2周辺部AB、CDのY方
向のバンプ電極6…とこれに対応するX方向インナーリ
ード4…を第2ボンダ20で順にボンディングする。
【0025】第1、第2ボンダ10,20は、各々の第
1ホーン11と第2ホーン21が半導体ペレット5上で
交差しないように駆動して、各バンプ電極6…にインナ
ーリード4…を所定の順序でボンディングする。このボ
ンディング順序は、半導体ペレット5上の電極パターン
に対応して決められ、その具体例を図3(a)及び
(b)に基づき説明する。
【0026】図3(a)に示すように、まず第1ホーン
11で半導体ペレット5の1周辺部BCに在るX方向バ
ンプ電極6…の内のコーナ部B側の端のバンプ電極6
と、これに対応するY方向インナーリード4をボンディ
ングする。同時或いは前後させて第2ホーン21で半導
体ペレット5の1周辺部ABに在るY方向バンプ電極6
…の内のコーナ部B側の端のバンプ電極6と、これに対
応するX方向インナーリード4をボンディングする。以
後、第1ホーン11で1周辺部BCのバンプ電極6…と
対応するY方向インナーリード4…をコーナ部Bからコ
ーナ部Cの方向に順にボンディングし、同時に第2ホー
ン21で1周辺部ABのバンプ電極6…と対応するX方
向インナーリード4…をコーナ部Bからコーナ部Aの方
向に順にボンディングする。
【0027】尚、半導体ペレット5上での被ボンディン
グ箇所のピッチや配列パターンによっては、半導体ペレ
ット5の1つのコーナ部Bで第2ホーン21によるボン
ディングを開始させる際に、第2ホーン21が同じコー
ナ部Bの第1ホーン11と交差することがある。このよ
うな場合は、第2ホーン21が半導体ペレット5の周辺
部ABの被ボンディング箇所の数箇所をボンディングし
てY方向に少し移動するまで第1ホーン11を第2ホー
ン21のボンディング動作を邪魔しない位置に待機させ
て置いてから、第1ホーン11を上記要領でボンディン
グ開始させる。第2ホーン21が半導体ペレット5の周
辺部ABでのボンディングが終了すると、図3(b)の
鎖線矢印に示すように、第2ホーン21の先端部を半導
体ペレット5のコーナ部Aからコーナ部Cに移動させ
て、第2ホーン21で周辺部CDのY方向バンプ電極6
…と対応するX方向インナーリード4…をコーナ部Cの
側から順にボンディングする。また、第1ホーン11が
半導体ペレット5の周辺部BCでのボンディングが終了
すると、第1ホーン11の先端部を半導体ペレット5の
コーナ部Cからコーナ部Aに移動させて、第1ホーン1
1で周辺部DAのX方向バンプ電極6…と対応するY方
向インナーリード4…をコーナ部Aの側から順にボンデ
ィングする。第2ホーン21がコーナ部Cからコーナ部
Dに向けて移動して、コーナ部Dでボンディングが終了
し、第1ホーン11がコーナ部Aからコーナ部Dに向け
て移動して、コーナ部Dでボンディングが終了する。
【0028】TABテープ1の透孔3内に延在する全て
のインナーリード4…の内の、約半分のY方向インナー
リード4…が、これと平行にY方向に延びる第1ホーン
11でボンディングされ、残りのX方向インナーリード
4…が同じX方向に延びる第2ホーン21でボンディン
グされる。従って、透孔3内の全てのインナーリード4
…が対応する平行な第1ホーン11又は第2ホーン21
でボンディングされるために、全てのインナーリード4
…は平行な方向からの超音波振動でボンディングされる
ことになり、全てのインナーリード4…と対応するバン
プ電極6…のボンディングが、安定した高度なボンディ
ング性で行える。また、搬送路7の1ボンディングポジ
ションPで2台の第1、第2ボンダ10,20を同時に
駆動させるので、高い作業インデックスのボンディング
が可能となる。
【0029】また、ボンディングポジションPの半導体
ペレット5の4周辺部上に並ぶ複数の被ボンディング箇
所の第1ホーン11と第2ホーン21によるボンディン
グ順序は、図3(a)及び(b)に示される順序に限ら
ない。例えば図3の場合と逆に、半導体ペレット5の1
コーナ部Dから第1、第2ホーン11,22によるボン
ディングを開始させて、コーナ部Dからコーナ部Cを経
てコーナ部Bに至るコースと、コーナ部Dからコーナ部
Aを経てコーナ部Bに至るコースでボンディングを行う
ことも可能である。
【0030】図3(a)及び(b)に示すように、半導
体ペレット5の1コーナ部Bからボンディングを開始し
て、コーナ部Bからコーナ部Cを経てコーナ部Dに至る
コースと、コーナ部Bからコーナ部Aを経てコーナ部D
に至るコースに分けてボンディングしていくと、TAB
テープ1と半導体ペレット5の被ボンディング箇所の移
動方向と、ボンディングにより発生する熱の伝導方向が
同じになり、移動する各被ボンディング箇所の熱的条件
が均一化されて、各被ボンディング箇所の熱膨張と熱収
縮による歪み等の影響が軽減される。その結果、各イン
ナーリード4…とバンプ電極6…の熱による相対位置ズ
レの発生が少なくなり、各被ボンディング箇所のボンデ
ィング性がより良好になる。
【0031】尚、本発明は上記実施例に限らず、例えば
TABテープの種類によっては、第1ボンダと第2ボン
ダのXYテーブルの一部の駆動源などを共通化させるこ
とも可能である。また、TABテープのインナーリード
にボンディングされる半導体ペレットの電極はバンプ電
極以外であってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明のボンディング装置によれば、T
ABテープ搬送路のボンディングポジションで2台のボ
ンダを同時駆動させるため、高い作業インデックスでの
ボンディングが可能となる。また、ボンディングポジシ
ョンに在る直交2方向のインナーリードの各々全てが、
リード長さ方向と平行な方向の第1ホーンか第2ホーン
でボンディングされるので、インナーリードの全てがそ
の長さ方向の振動成分を有する超音波でボンディングさ
れることになり、全てのインナーリードと対応する半導
体ペレットの電極のボンディング性が良好に安定する。
【0033】また、第1ホーンと第2ホーンを同時駆動
させて、矩形半導体ペレット上の1コーナ部の電極から
ボンディングを開始させ、対角線方向の他のコーナ部の
電極でボンディングを終了させることで、TABテープ
と半導体ペレットの被ボンディング箇所の移動方向にボ
ンディング時の熱が移動して、各被ボンディング箇所の
熱的条件が均一化され、被ボンディング箇所の熱的影響
が軽減されて、より良好なボンディング性でのボンディ
ングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1のボンディング装置における第2ボンダの
正面図
【図3】(a)(b)は、図1のボンディング装置によ
る半導体ペレット上でのボンディング順序を説明するた
めの半導体ペレット上での拡大平面図
【図4】従来のボンディング装置の平面図
【図5】(a)は図4のボンディング装置における第1
ボンダのボンディング動作時の部分拡大側面図、(b)
は図4のボンディング装置における第2ボンダのボンデ
ィング動作時の部分拡大側面図
【図6】図4におけるTABテープの部分拡大平面図
【図7】図6のK−K線に沿う拡大断面図
【符号の説明】
1 TABテープ 4 インナーリード 5 半導体ペレット 6 電極 7 搬送路 10 第1シングルポイントボンダ 11 第1超音波ホーン 20 第2シングルポイントボンダ 21 第2超音波ホーン P ボンディングポジション

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TABテープが長手方向に間欠送りされ
    る搬送路の所定のボンディングポジションから搬送路と
    直交方向に延びる第1超音波ホーンを有する第1シング
    ルポイントボンダと、搬送路のボンディングポジション
    から搬送路と平行な方向に延びる第2超音波ホーンを有
    する第2シングルポイントボンダとを備え、 ボンディングポジションでのTABテープのリードの内
    の第1超音波ホーンと略平行な複数のインナーリードと
    対応する半導体ペレットの電極を第1超音波ホーンで順
    に超音波ボンディングし、同時にボンディングポジショ
    ンでのTABテープのリードの内の第2超音波ホーンと
    略平行な複数のインナーリードと対応する半導体ペレッ
    トの電極を第2超音波ホーンで順に超音波ボンディング
    するようにしたことを特徴とするボンディング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第1超音波ホーンと第2
    超音波ホーンで、矩形半導体ペレット上の4辺の周辺部
    に矩形の配列で形成された複数の電極と対応するTAB
    テープのインナーリードを超音波ボンディングするボン
    ディング方法であって、 第1超音波ホーンと第2超音波ホーンによるボンディン
    グ順序を、矩形半導体ペレット上の1コーナ部の電極か
    らボンディングを開始させて半導体ペレットの周辺方向
    に沿って順次ボンディング箇所を移動させ、このボンデ
    ィング開始の1コーナ部と対角線方向の1コーナ部の電
    極でボンディングを終了させるようにしたことを特徴と
    するボンディング方法。
JP3621694A 1994-03-08 1994-03-08 ボンディング装置及びボンディング方法 Pending JPH07245329A (ja)

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JP3621694A JPH07245329A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 ボンディング装置及びボンディング方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08153759A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nec Yamagata Ltd シングルポイントボンダーおよび半導体装置の製造方法

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JPH08153759A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nec Yamagata Ltd シングルポイントボンダーおよび半導体装置の製造方法

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