JPH0724504U - 心押し台のクランプ装置 - Google Patents
心押し台のクランプ装置Info
- Publication number
- JPH0724504U JPH0724504U JP5536293U JP5536293U JPH0724504U JP H0724504 U JPH0724504 U JP H0724504U JP 5536293 U JP5536293 U JP 5536293U JP 5536293 U JP5536293 U JP 5536293U JP H0724504 U JPH0724504 U JP H0724504U
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- JP
- Japan
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- slide
- tailstock
- clamp block
- slide guide
- spindle
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 心押し台のベッドへのクランプ時に前後方向
の位置ズレが生じないようにして、正確な位置決めがで
きるようにする。 【構成】 ベッド1上にスライドガイド3・3を主軸長
手方向に配設して心押し台Cを主軸長手方向に移動自在
とし、摺動台4にクランプブロック12をスライドガイ
ド3・3に当接するよう昇降可能に設けたクランプ装置
であって、スライドガイド3・3とクランプブロック1
2との接当部3a・12aをそれぞれ斜めに形成した。
の位置ズレが生じないようにして、正確な位置決めがで
きるようにする。 【構成】 ベッド1上にスライドガイド3・3を主軸長
手方向に配設して心押し台Cを主軸長手方向に移動自在
とし、摺動台4にクランプブロック12をスライドガイ
ド3・3に当接するよう昇降可能に設けたクランプ装置
であって、スライドガイド3・3とクランプブロック1
2との接当部3a・12aをそれぞれ斜めに形成した。
Description
【0001】
本考案は、旋盤のベッドの上に配置する心押し台をスライドガイドにクランプ するための技術に関する。
【0002】
従来から旋盤のベッド上には主軸台や刃物台、心押し台等が配設されており、 心押し台は主軸に固設したチャックと対向して配設され、主軸の中心と一致させ てスライドガイド上を左右摺動自在に配設され、該心押し台はチャックに挟持し たワークの反対側の中心をセンターで支えたり、センターの代わりにドリル等を 取り付けて往復摺動させてワークを回転させることによって加工したりしていた 。そして、心押し台をスライドガイドに固定するために、図5に示すように、心 押し台24下部にクランプブロック22を設けて、該クランプブロック22を上 昇させてスライドガイド23に当接させて固定するように構成していた。
【0003】
このように心押し台は所定位置までスライドガイド上を摺動させてクランプブ ロックを上下方向に移動させて固定するのであるが、スライドガイド上で心押し 台を摺動させるためにスライドガイドと心押し台との間にはわずかな隙間が形成 されて摺動自在としているので、クランプ時にわずかな位置ズレが生じる。この ズレを補正するために調整ネジが設けられているが、ワークをセットする毎に中 心を調整することは面倒な操作となっていた。そこで、クランプ時に位置決めも 同時に行えるように構成しようとする。
【0004】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、該課題を解決するために、ベッ ド上にスライドガイドを主軸長手方向に配設して心押し台を主軸長手方向に移動 自在とし、摺動台にクランプブロックをスライドガイドに当接するよう昇降可能 に設けたクランプ装置であって、スライドガイドとクランプブロックとの接当部 をそれぞれ斜めに形成したものである。
【0005】
このような手段を用いることによって、摺動台4を所定位置まで移動後にクラ ンプする時には、クランプブロック12を持ち上げて、スライドガイド3の当接 部3a・3aとクランプブロック12の当接部12a・12aを圧接させると、 スライドガイド3・3を斜め上方へ広げるように力が加わり、摺動台4とクラン プブロック12によってスライドガイド3・3が挟持拘束されて上下方向及び前 後方向の位置決め固定もされる。
【0006】
次に本考案の一実施例を図面に従って説明すると、図1は旋盤のベッド上に配 置した芯押し台の正面図一部断面図、図2は同じく側面図、図3は図1における A部拡大図、図4は同じく側面断面図である。
【0007】 旋盤のベッド1の上面には主軸台や刃物台(図示せず)や心押し台C等が配設 されており、心押し台Cは図1、図2に示すように、旋盤のベッド1上には基台 2が固設され、該基台2上面に前後平行に一対のスライドガイド3・3が主軸長 手方向に配設され、該スライドガイド3・3上に摺動台4が左右摺動自在に載置 され、前記基台2の前面にシリンダー5が配設され、該シリンダー5のピストン ロッド5a先端が前記摺動台4と連結され、該シリンダー5を制御装置からの命 令によって伸縮させて所定位置まで摺動台4を摺動させることができるように構 成している。
【0008】 該摺動台4上部には回動軸7が回動可能に軸支され、該回動軸7一端に支持ア ーム6が固設され、回動軸7他端がモーター9の駆動軸に連結され、該モーター 9の駆動によってアーム6を回動して後述するセンター10を退避位置と作業位 置に回動可能とし、該アーム6の先端にはシリンダー6aが左右水平方向に形成 されて、該シリンダー6a内にピストン11が挿入されて、該ピストン11先端 にはセンター10のテーパー部10aが挿入固定されている。該センター10は 主軸台側を尖状としてアーム6を上方へ回動した時に主軸の中心と一致するよう に配置し、センター10の先端でワークを支持する場合には、前記ピストン11 を伸長させてワークに当接するようにしている。
【0009】 本考案の要部であるクランプ部Aは図3、図4に示すように、基台2の前後方 向中央部に溝2aがスライドガイド3と平行に形成されて、該溝2a内に摺動台 4よりクランプブロック12が突出挿入され、該クランプブロック12の中央に ピストンロッド13下端が固設され、該ピストンロッド13上端はピストン14 に固設され、該ピストン14は前記摺動台4に形成されたシリンダー4a内に収 納されている。そして、該シリンダー4a内のピストンロッド13上に皿バネ1 5が外嵌されてクランプブロック12を上方へ持ち上げるように付勢し、前記ピ ストン14はシリンダー4aの上部空間に圧油が送油されると下降するようにし ている。
【0010】 また、摺動台4の前後両側がスライドガイド3・3に載置されるが、そのスラ イドガイド3・3と摺動台4の間には摩擦抵抗が小さくなるようにライナー16 ・16が介装されて、摺動できるようにわずかなギャップが形成され、該摺動台 4の前面側下部とスライドガイド3の間にはギブ17が配設されて、調節ネジ1 9を摺動台4の前面から螺装して先端をギブ17に当接し、該調節ネジ19を回 動することにより、摺動台4の前後方向の位置を調節可能としている。
【0011】 そして、前記スライドガイド3・3のクランプブロック12とのそれぞれの当 接部3a・12aは傾斜面とされている。即ち、この当接部3a・3a・12a ・12aは側面視で「ハ」字状となるように、クランプブロック12の前後上端 部と、前側のスライドガイド3の後下側と、後側のスライドガイド3の前下側を 斜めにカットとして当接部3a・3a・12a・12aとし、この対向する当接 部3a・3a・12a・12aの傾斜角度は同一として、クランプブロック12 を上昇した時に両者が一致して圧接するよう配設されている。
【0012】 このような構成において、通常クランプ部Aは摺動台4がスライドガイド3・ 3上を容易に摺動できないようにしており、シリンダー4a内には圧油が送油さ れず、皿バネ15の付勢力によってピストン14及びクランプブロック12が持 ち上げられ、スライドガイド3の当接部3a・3aがクランプブロック12の当 接部12a・12aを押し上げることによって、スライドガイド3・3を斜め上 方へ広げるように力が加わり、摺動台4とクランプブロック12によってスライ ドガイド3・3を挟持拘束して上下方向及び前後方向が位置決めされるように固 定されている。
【0013】 そして、所定の位置まで移動させる時には、シリンダー4a内に圧油を送油し てピストン14を下方へ押し、皿バネ15の付勢力に抗してクランプブロック1 2を下げてスライドガイド3の当接部3a・3aとクランプブロック12の当接 部12a・12aを離してロックを解除し、シリンダー5を伸縮させてスライド ガイド3・3上を所定位置まで移動する。尚、心押し台Cを使用するときにはモ ーター9を駆動して作業位置まで支持アーム6を回動しておく。
【0014】 そして、シリンダー4a内への圧油の送油を停止してドレンさせ、皿バネ15 の付勢力によってクランプブロック12を上げてスライドガイド3の当接部3a ・3aとクランプブロック12の当接部12a・12aを当接させてロックし、 支持アーム6先端のシリンダー6aに圧油を送油してセンター10をワーク側へ 伸長してワークを支持する。この時センター10の中心が前後方向にズレている 場合には、調整ネジ19を回して位置調整する。
【0015】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 スライドガイドをクランプブロックによって斜めの面で挟み付けるので、クラン プ方向の上下だけでなく、前後方向のギャップも同時に拘束できるようになり、 心押し台の移動のために形成したスライドガイドと心押し台との上下左右方向の 融通をクランプ時に同時に規制でき、位置決め精度を向上させることができたの である。
【図1】旋盤のベッド上に配置した芯押し台の正面図一
部断面図である。
部断面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】図1におけるA部拡大図である。
【図4】同じく側面断面図である。
【図5】従来のクランプ部の側面図である。
A クランプ部 C 心押し台 3 スライドガイド 3a 当接部 4 摺動台 4a シリンダー 12 クランプブロック 12a 当接部 14 ピストン
Claims (1)
- 【請求項1】 ベッド上にスライドガイドを主軸長手方
向に配設して心押し台を主軸長手方向に移動自在とし、
摺動台にクランプブロックをスライドガイドに当接する
よう昇降可能に設けたクランプ装置であって、スライド
ガイドとクランプブロックとの接当部をそれぞれ斜めに
形成したことを特徴とする心押し台のクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5536293U JPH0724504U (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 心押し台のクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5536293U JPH0724504U (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 心押し台のクランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724504U true JPH0724504U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=12996386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5536293U Pending JPH0724504U (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 心押し台のクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724504U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012071372A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Amada Machine Tools Co Ltd | 旋盤 |
CN116037973A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-05-02 | 山东硕德博数控机械有限公司 | 一种数控车床尾座锁紧机构 |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5536293U patent/JPH0724504U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012071372A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Amada Machine Tools Co Ltd | 旋盤 |
CN116037973A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-05-02 | 山东硕德博数控机械有限公司 | 一种数控车床尾座锁紧机构 |
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