JPH0724448B2 - 計器用変圧装置 - Google Patents
計器用変圧装置Info
- Publication number
- JPH0724448B2 JPH0724448B2 JP58002585A JP258583A JPH0724448B2 JP H0724448 B2 JPH0724448 B2 JP H0724448B2 JP 58002585 A JP58002585 A JP 58002585A JP 258583 A JP258583 A JP 258583A JP H0724448 B2 JPH0724448 B2 JP H0724448B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- circuit
- suppression
- saturable reactor
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 この発明は計器用変圧装置に関する。
たとえば、第１図に示すように、計器用変圧器（以下PT
と称す。）１は、電源２との間にしや断器３を介してつ
ながれている。この場合しや断器３として極間に分圧用
あるいはしや断性向上のためのコンデンサ31を並列接続
したものが用いられている場合、しや断器３を開放する
と、しや断器３のコンデンサ31及び母線４等と大地との
間の対地漂遊静電容量５からなる回路と、PT1の回路で
鉄共振を発生することがある。そして、この鉄共振が発
生すると、しや断器３を開放したにもかかわらず、PT1
の回路に異常電圧が発生し、ときにはPT1の絶縁を脅か
す等の恐れがある。
と称す。）１は、電源２との間にしや断器３を介してつ
ながれている。この場合しや断器３として極間に分圧用
あるいはしや断性向上のためのコンデンサ31を並列接続
したものが用いられている場合、しや断器３を開放する
と、しや断器３のコンデンサ31及び母線４等と大地との
間の対地漂遊静電容量５からなる回路と、PT1の回路で
鉄共振を発生することがある。そして、この鉄共振が発
生すると、しや断器３を開放したにもかかわらず、PT1
の回路に異常電圧が発生し、ときにはPT1の絶縁を脅か
す等の恐れがある。
この発明は上述の事柄に鑑み、PTの１次側を極間にコン
デンサを並列接続してなるしや断器を介して電源に接続
するとともに、PTの２次回路に、鉄心の磁束密度が前記
PTの鉄心の磁束密度よりも高い値に設定してある可飽和
リアクトルと抑制抵抗成分とを有する抑制回路を接続す
ることにより、前述したPTの１次側に接続したしや断器
の開放時の鉄共振の発生を抑制するようにしたものであ
る。
デンサを並列接続してなるしや断器を介して電源に接続
するとともに、PTの２次回路に、鉄心の磁束密度が前記
PTの鉄心の磁束密度よりも高い値に設定してある可飽和
リアクトルと抑制抵抗成分とを有する抑制回路を接続す
ることにより、前述したPTの１次側に接続したしや断器
の開放時の鉄共振の発生を抑制するようにしたものであ
る。
以下この発明の一実施例を第２図に基いて説明する。な
お、第１図と同じ符号を附した部分は、同一又は対応す
る部分を示す。６は可飽和リアクトル７と抑制抵抗成分
８とを有する抑制回路で、前記可飽和リアクトル７の鉄
心71の磁束密度はPT1の鉄心13の磁束密度よりも高い値
に設定されてあり、抑制抵抗成分８として前記可飽和リ
アクトル７の巻線抵抗が所望の抑制抵抗成分の値となる
ように設定してある。このように構成された抑制回路６
をPT1の２次回路に接続する。なお、図中11はPT1の１次
巻線、12はPT1の２次巻線、ｕ、ｖはPT1の２次端子であ
る。
お、第１図と同じ符号を附した部分は、同一又は対応す
る部分を示す。６は可飽和リアクトル７と抑制抵抗成分
８とを有する抑制回路で、前記可飽和リアクトル７の鉄
心71の磁束密度はPT1の鉄心13の磁束密度よりも高い値
に設定されてあり、抑制抵抗成分８として前記可飽和リ
アクトル７の巻線抵抗が所望の抑制抵抗成分の値となる
ように設定してある。このように構成された抑制回路６
をPT1の２次回路に接続する。なお、図中11はPT1の１次
巻線、12はPT1の２次巻線、ｕ、ｖはPT1の２次端子であ
る。
以上の構成によれば、しや断器３の開放時に電気的シヨ
ツクがあつても、PT1の鉄心13の磁束密度よりも抑制回
路６の可飽和リアクトル７の鉄心71の磁束密度が高いの
で、この可飽和リアクトル７がPT1よりも先に飽和す
る。その結果、コンデンサ31及び対地漂遊静電容量５か
らなる回路と、可飽和リアクトル７を有する抑制回路６
で鉄共振が発生するが、抑制回路６の抑制抵抗成分８に
よつてその鉄共振は抑制され、PT1の回路に異常電圧は
発生しない。
ツクがあつても、PT1の鉄心13の磁束密度よりも抑制回
路６の可飽和リアクトル７の鉄心71の磁束密度が高いの
で、この可飽和リアクトル７がPT1よりも先に飽和す
る。その結果、コンデンサ31及び対地漂遊静電容量５か
らなる回路と、可飽和リアクトル７を有する抑制回路６
で鉄共振が発生するが、抑制回路６の抑制抵抗成分８に
よつてその鉄共振は抑制され、PT1の回路に異常電圧は
発生しない。
なお、抑制抵抗成分８の値としては、一概に決めること
はできないが、コンデンサ31及び対地漂遊静電容量５の
値を考慮して決定すればよい。
はできないが、コンデンサ31及び対地漂遊静電容量５の
値を考慮して決定すればよい。
以上詳述の通りこの発明によれば、きわめて簡単な構成
でもつて、極間にコンデンサを並列接続してなるしや断
器を介して電源につながれたPTの鉄共振を抑制できる効
果を奏する。
でもつて、極間にコンデンサを並列接続してなるしや断
器を介して電源につながれたPTの鉄共振を抑制できる効
果を奏する。
又、PTの２次回路に接続する抑制回路の抑制抵抗成分は
可飽和リアクトルの巻線抵抗で形成するので、抑制回路
を簡単かつ小形に構成することができる。
可飽和リアクトルの巻線抵抗で形成するので、抑制回路
を簡単かつ小形に構成することができる。
なお、この発明は特に極間に分圧用あるいはしや断性能
向上のためのコンデンサを並列接続したしや断器と、他
の電気機器とをガス絶縁してなるいわゆるGISにおい
て、PTを用いる場合に効果的である。
向上のためのコンデンサを並列接続したしや断器と、他
の電気機器とをガス絶縁してなるいわゆるGISにおい
て、PTを用いる場合に効果的である。
第１図は鉄共振が発生する場合を説明する回路図、第２
図はこの発明の一実施例を示す回路図である。 1:計器用変圧器（PT）、13:鉄心、2:電源、3:しや断
器、31:コンデンサ、6:抑制回路、7:可飽和リアクト
ル、71:鉄心、8:抑制抵抗成分。
図はこの発明の一実施例を示す回路図である。 1:計器用変圧器（PT）、13:鉄心、2:電源、3:しや断
器、31:コンデンサ、6:抑制回路、7:可飽和リアクト
ル、71:鉄心、8:抑制抵抗成分。
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭42−7735（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭56−45346（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】計器用変圧器の１次側を極間にコンデンサ
を並列接続してなるしや断器を介して電源に接続すると
ともに、鉄心の磁束密度が前記計器用変圧器の鉄心の磁
束密度よりも高い値に設定してある可飽和リアクトル
と、前記可飽和リアクトルの巻線抵抗を抑制抵抗成分と
して形成した抑制回路を前記計器用変圧器の２次側回路
に並列接続してなる計器用変圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58002585A JPH0724448B2 (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 計器用変圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58002585A JPH0724448B2 (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 計器用変圧装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59127529A JPS59127529A (ja) | 1984-07-23 |
| JPH0724448B2 true JPH0724448B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=11533445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58002585A Expired - Lifetime JPH0724448B2 (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 計器用変圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724448B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0526902Y2 (ja) * | 1986-05-08 | 1993-07-08 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4252381A (en) * | 1979-09-13 | 1981-02-24 | Cincinnati Milacron Inc. | Machine slideway |
-
1983
- 1983-01-10 JP JP58002585A patent/JPH0724448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59127529A (ja) | 1984-07-23 |
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