JPH0729711Y2 - 耐雷素子を内蔵した配電機器 - Google Patents
耐雷素子を内蔵した配電機器Info
- Publication number
- JPH0729711Y2 JPH0729711Y2 JP1987139145U JP13914587U JPH0729711Y2 JP H0729711 Y2 JPH0729711 Y2 JP H0729711Y2 JP 1987139145 U JP1987139145 U JP 1987139145U JP 13914587 U JP13914587 U JP 13914587U JP H0729711 Y2 JPH0729711 Y2 JP H0729711Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightning protection
- protection element
- power distribution
- lightning
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、取外しもくしは開閉可能なふたを用いて気
密または水密に閉鎖された密閉容器内に機能部本体が収
容されるとともにこの機能部本体の絶縁を前記容器の外
部から侵入する雷から守る耐雷素子が該容器内に組み込
まれてなる配電機器の構成に関する。
密または水密に閉鎖された密閉容器内に機能部本体が収
容されるとともにこの機能部本体の絶縁を前記容器の外
部から侵入する雷から守る耐雷素子が該容器内に組み込
まれてなる配電機器の構成に関する。
配電系統に発生する事故の原因は雷によるものがもっと
も多い。そこで機器の雷保護のため避雷器が系統に設置
されてきた。しかし、被保護機器から避雷器までの接続
線が長いと保護効果が小さくなるため、避雷器を機器内
に内蔵して避雷器を一体化した配電機器が出現してき
た。これにより雷保護効果が高められ、配電系統の雷に
よる事故が低減されてきた。
も多い。そこで機器の雷保護のため避雷器が系統に設置
されてきた。しかし、被保護機器から避雷器までの接続
線が長いと保護効果が小さくなるため、避雷器を機器内
に内蔵して避雷器を一体化した配電機器が出現してき
た。これにより雷保護効果が高められ、配電系統の雷に
よる事故が低減されてきた。
第２図に機器の雷保護のための耐雷素子を内蔵した配電
機器の従来例として柱上変圧器の構成例を示す。取外し
もしくは開閉可能なふた1aを用いて気密もしくは水密に
閉鎖された密閉容器１内には、１次巻線4a,2次巻線4bお
よび鉄心4cを備えてなる変圧器の機能部本体４が収容さ
れて密閉容器のケース1bの底面に固設され、その１次巻
線4aには外部導体5a,5bがブッシング2a,2b、内部導体6
a,6bを介して接続されている。さらに、密閉容器１内に
は、前記機能部本体４の絶縁を密閉容器の外部から侵入
してくる雷から守る耐雷素子３が密閉容器のケース1bに
固設され、その高電位側端子が１次巻線入口と出口とに
それぞれ電気的に接続されている。
機器の従来例として柱上変圧器の構成例を示す。取外し
もしくは開閉可能なふた1aを用いて気密もしくは水密に
閉鎖された密閉容器１内には、１次巻線4a,2次巻線4bお
よび鉄心4cを備えてなる変圧器の機能部本体４が収容さ
れて密閉容器のケース1bの底面に固設され、その１次巻
線4aには外部導体5a,5bがブッシング2a,2b、内部導体6
a,6bを介して接続されている。さらに、密閉容器１内に
は、前記機能部本体４の絶縁を密閉容器の外部から侵入
してくる雷から守る耐雷素子３が密閉容器のケース1bに
固設され、その高電位側端子が１次巻線入口と出口とに
それぞれ電気的に接続されている。
このように構成された配電機器における問題点は次の通
りである。すなわち、耐雷素子のような重量物が機能部
本体と同一の比較的小形なケース内に固設されるため、
固設作業に際し、機能部本体との衝突，ボルト，ナット
などの落下防止などに対して余分な注意を必要とし、ま
た、機能部本体との接続を比較的狹隘なスペース内で行
う必要から接続作業に困難さを伴うほか、耐雷素子の特
性をチェックする必要のある場合に、固設作業時と同様
の注意をもって解体を行い、ケース外に取り出す必要が
あった。
りである。すなわち、耐雷素子のような重量物が機能部
本体と同一の比較的小形なケース内に固設されるため、
固設作業に際し、機能部本体との衝突，ボルト，ナット
などの落下防止などに対して余分な注意を必要とし、ま
た、機能部本体との接続を比較的狹隘なスペース内で行
う必要から接続作業に困難さを伴うほか、耐雷素子の特
性をチェックする必要のある場合に、固設作業時と同様
の注意をもって解体を行い、ケース外に取り出す必要が
あった。
この考案の目的は、耐雷素子を内蔵した配電機器を製造
する際の困難を緩和するとともに、耐雷素子の機能もし
くは特性のチェックを容易に行いうる配電機器の構成を
提供することである。
する際の困難を緩和するとともに、耐雷素子の機能もし
くは特性のチェックを容易に行いうる配電機器の構成を
提供することである。
上記の目的を達成するために、この考案によれば、取外
しもしくは開閉可能なふたを用いて気密または水密に閉
鎖された密閉容器内に機能部本体が収容されるとともに
この機能部本体の絶縁を前記容器の外部から侵入する雷
から守る耐電素子が該容器内に組み込まれてなる配電機
器を、前記耐雷素子が前記ふたの内側に固設されかつふ
たの取外し，取付けもしくは開閉の動作により耐雷素子
が機能部本体から切り離されまたは機能部本体に接続さ
れる構成とするものとする。
しもしくは開閉可能なふたを用いて気密または水密に閉
鎖された密閉容器内に機能部本体が収容されるとともに
この機能部本体の絶縁を前記容器の外部から侵入する雷
から守る耐電素子が該容器内に組み込まれてなる配電機
器を、前記耐雷素子が前記ふたの内側に固設されかつふ
たの取外し，取付けもしくは開閉の動作により耐雷素子
が機能部本体から切り離されまたは機能部本体に接続さ
れる構成とするものとする。
耐雷素子を内蔵する配電機器をこのように構成すること
により、配電機器の製造を、製造工程上ケース部分とふ
た部分とに分けて行うことができ、製造の困難が緩和さ
れるとともに、完成後の試験作業に際し、機器を分解す
ることなく、ケース部分とふた部分とに分けてそれぞれ
の試験を行うことが可能になる。
により、配電機器の製造を、製造工程上ケース部分とふ
た部分とに分けて行うことができ、製造の困難が緩和さ
れるとともに、完成後の試験作業に際し、機器を分解す
ることなく、ケース部分とふた部分とに分けてそれぞれ
の試験を行うことが可能になる。
第１図にこの考案の一実施例による配電機器の構成を示
す。密閉容器のケース1bを貫くブッシング２のケース内
部側には板状の接続端子10が固設され、ケース内に途中
まで満たされた絶縁油７中に浸漬された機能部本体の１
次巻線4aが、内部導体6a,6bを介して接続端子10に接続
されている。一方、ふた1aの内側には耐雷素子としての
避雷器３が固設されるとともに、ここには特に詳細を示
さないが、この避雷器の高電位側端子には、ふた1aの取
外し，取付けもしくは開閉方向に変形可能なばねが取り
付けられ、ふた1aがケース1bに取り付けられた状態では
ばねが変形して避雷器３と接続端子10とが電気的に接続
されている。もちろん、この電気的接続は、たとえば避
雷器３側に棒状の接触子を植設し、接続端子10側に前記
棒状接触子が挿入されるチューリップ形接触子を設ける
ことによっても可能である。従って、ふた1aを取り外し
あるいは開くことにより避雷器３と接続端子10との接続
が断たれ、避電器および変圧器本体それぞれの特性試験
が直ちに可能となる。
す。密閉容器のケース1bを貫くブッシング２のケース内
部側には板状の接続端子10が固設され、ケース内に途中
まで満たされた絶縁油７中に浸漬された機能部本体の１
次巻線4aが、内部導体6a,6bを介して接続端子10に接続
されている。一方、ふた1aの内側には耐雷素子としての
避雷器３が固設されるとともに、ここには特に詳細を示
さないが、この避雷器の高電位側端子には、ふた1aの取
外し，取付けもしくは開閉方向に変形可能なばねが取り
付けられ、ふた1aがケース1bに取り付けられた状態では
ばねが変形して避雷器３と接続端子10とが電気的に接続
されている。もちろん、この電気的接続は、たとえば避
雷器３側に棒状の接触子を植設し、接続端子10側に前記
棒状接触子が挿入されるチューリップ形接触子を設ける
ことによっても可能である。従って、ふた1aを取り外し
あるいは開くことにより避雷器３と接続端子10との接続
が断たれ、避電器および変圧器本体それぞれの特性試験
が直ちに可能となる。
以上に述べたように、この考案によれば、取外しもしく
は開閉可能なふたを用いて気密または水密に閉鎖された
密閉容器内に機能部本体が収容されるとともにこの機能
部本体の絶縁を前記容器の外部から侵入する雷から守る
耐雷素子が該容器内に組み込まれてなる配電機器を、前
記耐雷素子が前記ふたの内側に固設されかつふたの取外
し，取付けもしくは開閉の動作により耐雷素子が機能部
本体から切り離されまたは機能部本体に接続される構成
としたので、配電機器の製造をふた部分とケース部分と
に分けて行うことが可能になり、製造が容易になるとと
もに２つの部分の並列作業により製造時間が短縮される
効果がある。
は開閉可能なふたを用いて気密または水密に閉鎖された
密閉容器内に機能部本体が収容されるとともにこの機能
部本体の絶縁を前記容器の外部から侵入する雷から守る
耐雷素子が該容器内に組み込まれてなる配電機器を、前
記耐雷素子が前記ふたの内側に固設されかつふたの取外
し，取付けもしくは開閉の動作により耐雷素子が機能部
本体から切り離されまたは機能部本体に接続される構成
としたので、配電機器の製造をふた部分とケース部分と
に分けて行うことが可能になり、製造が容易になるとと
もに２つの部分の並列作業により製造時間が短縮される
効果がある。
さらに、完成後の試験時に耐雷素子を取り外す必要がな
くなり、試験に入るまでの作業が省略されるとともに従
来の配電機器における耐雷素子の取付け，取外し時のよ
うな余分な注意も必要がなくなる。具体的には、実施例
に示す柱上変圧器の場合、避雷器の試験項目であるもれ
電流試験すなわち避雷器に定格電圧を印加した状態で避
雷器を流れる電流を測定する試験、および動作開始電圧
試験すなわち避雷器を通過する電流が所定値を超過する
時点の印加電圧を求める試験においては、避雷器を配電
機器の機能部本体から切り離して試験を行う必要がある
が、この切離し作業すなわち避雷器の取外し作業が必要
がなくなり、ふた部分とケース部分とを分離しさえすれ
ば、避雷器と変圧器の試験をそれぞれ平行に進めること
が可能になり、配電機器完成後における試験のための時
間が著しく短縮される効果がある。
くなり、試験に入るまでの作業が省略されるとともに従
来の配電機器における耐雷素子の取付け，取外し時のよ
うな余分な注意も必要がなくなる。具体的には、実施例
に示す柱上変圧器の場合、避雷器の試験項目であるもれ
電流試験すなわち避雷器に定格電圧を印加した状態で避
雷器を流れる電流を測定する試験、および動作開始電圧
試験すなわち避雷器を通過する電流が所定値を超過する
時点の印加電圧を求める試験においては、避雷器を配電
機器の機能部本体から切り離して試験を行う必要がある
が、この切離し作業すなわち避雷器の取外し作業が必要
がなくなり、ふた部分とケース部分とを分離しさえすれ
ば、避雷器と変圧器の試験をそれぞれ平行に進めること
が可能になり、配電機器完成後における試験のための時
間が著しく短縮される効果がある。
第１図は本考案の一実施例による配電機器の構成を示す
説明図、第２図は従来例による耐雷素子内蔵の配電機器
の構成を示す説明図である。 １…密閉容器、1a…ふた、３…避雷器（耐雷素子）、４
…機能部本体、10…接続端子。
説明図、第２図は従来例による耐雷素子内蔵の配電機器
の構成を示す説明図である。 １…密閉容器、1a…ふた、３…避雷器（耐雷素子）、４
…機能部本体、10…接続端子。
Claims (1)
- 【請求項１】取外しもしくは開閉可能なふたを用いて気
密または水密に閉鎖された密閉容器内に機能部本体が収
容されるとともにこの機能部本体の絶縁を前記容器の外
部から侵入する雷から守る耐雷素子が該容器内に組み込
まれてなる配電機器において、前記耐雷素子が前記ふた
の内側に固設されかつふたの取外し，取付けもしくは開
閉の動作により耐雷素子が機能部本体から切り離されま
たは機能部本体に接続されることを特徴とする耐雷素子
を内蔵した配電機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987139145U JPH0729711Y2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 耐雷素子を内蔵した配電機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987139145U JPH0729711Y2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 耐雷素子を内蔵した配電機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6445444U JPS6445444U (ja) | 1989-03-20 |
| JPH0729711Y2 true JPH0729711Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31402132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987139145U Expired - Lifetime JPH0729711Y2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 耐雷素子を内蔵した配電機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729711Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56164529U (ja) * | 1980-05-07 | 1981-12-07 | ||
| JPS6244608U (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-18 |
-
1987
- 1987-09-11 JP JP1987139145U patent/JPH0729711Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6445444U (ja) | 1989-03-20 |
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