JPS5910911Y2 - 変流器の保護装置 - Google Patents
変流器の保護装置Info
- Publication number
- JPS5910911Y2 JPS5910911Y2 JP6287177U JP6287177U JPS5910911Y2 JP S5910911 Y2 JPS5910911 Y2 JP S5910911Y2 JP 6287177 U JP6287177 U JP 6287177U JP 6287177 U JP6287177 U JP 6287177U JP S5910911 Y2 JPS5910911 Y2 JP S5910911Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current transformer
- movable electrode
- protection device
- spring compression
- secondary circuit
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、変流器の二次側を開路した場合に発生する
異常電圧を防止する変流器の保護装置の改良に関するも
のである。
異常電圧を防止する変流器の保護装置の改良に関するも
のである。
変流器の二次回路は、一次巻線を電路に挿入後は閉路の
ままで用い、誤って開路にすると、高電圧が発生し、危
険であるばかりでなく、変流器二次回路の配線あるいは
負担機器たとえば計器,継電器などを損傷することは周
知である。
ままで用い、誤って開路にすると、高電圧が発生し、危
険であるばかりでなく、変流器二次回路の配線あるいは
負担機器たとえば計器,継電器などを損傷することは周
知である。
そこで、配線の事故などによって変流器二次回路が開路
になっても、変流器,負担機器などを保護するために、
第1図のような変流器回路とし、第2図,第3図に示す
ような保護装置が用いられてきた。
になっても、変流器,負担機器などを保護するために、
第1図のような変流器回路とし、第2図,第3図に示す
ような保護装置が用いられてきた。
すなわち、保護装置4を設けた変流器の二次回路が、機
器7との接続用電線6の断線事故などにより開路になる
と、高電圧が変流器1の端子2間,つまり保護装置の端
子3間に発生し、それにより保護装置4が作動し、変流
器および二次回路を保護するようにした方式か゛周知で
ある。
器7との接続用電線6の断線事故などにより開路になる
と、高電圧が変流器1の端子2間,つまり保護装置の端
子3間に発生し、それにより保護装置4が作動し、変流
器および二次回路を保護するようにした方式か゛周知で
ある。
従来の代表的な保護装置は、第2図および第3図に示す
構造のものである。
構造のものである。
第2図,第3図において第1図と同一符号は同一または
相当部分を示す。
相当部分を示す。
第2図の構造の保護装置は、発生した高電圧により放電
ギャップ41が放電し、その電流により付勢された励磁
線輪42により動作する接点43で放電ギャップ41の
損傷を防止すると共に、線輪42によって補助接点44
を同時に動作させて、警報器5を作動し、二次回路の開
路を知るものである。
ギャップ41が放電し、その電流により付勢された励磁
線輪42により動作する接点43で放電ギャップ41の
損傷を防止すると共に、線輪42によって補助接点44
を同時に動作させて、警報器5を作動し、二次回路の開
路を知るものである。
第3図の構造の保護装置は発生した高電圧により放電ギ
ャップ30が放電し、そのアークエネルギーにより可動
電極32とばね圧縮線35を固着している軟ろう又は熱
軟化性接着剤33を融かして、可動電極32をつるまき
ばね34の蓄勢エネルギーで押し出して固定電極31と
接触させ、完全に二次回路を短絡させてしまうものであ
る。
ャップ30が放電し、そのアークエネルギーにより可動
電極32とばね圧縮線35を固着している軟ろう又は熱
軟化性接着剤33を融かして、可動電極32をつるまき
ばね34の蓄勢エネルギーで押し出して固定電極31と
接触させ、完全に二次回路を短絡させてしまうものであ
る。
なお39は絶縁カバー、38ばばね収納ケースである。
しかし、第2図に代表される構造のものは、補助接点4
4の端子51に接続された警報器5により、動作を検知
することが出米るが、保護装置はギャップ41,励磁線
輪42、接点43、補助接点44で構威されているので
、装置が複雑で大形となり、変流器に近接して取りつけ
る必要のある保護装置としては実用的ではない。
4の端子51に接続された警報器5により、動作を検知
することが出米るが、保護装置はギャップ41,励磁線
輪42、接点43、補助接点44で構威されているので
、装置が複雑で大形となり、変流器に近接して取りつけ
る必要のある保護装置としては実用的ではない。
一方、第3図に代表される構造のものは構造が単純で、
非常に小形で実用的であるが、動作したのかどうかの検
知は電気的には行えず目視によらなければならない。
非常に小形で実用的であるが、動作したのかどうかの検
知は電気的には行えず目視によらなければならない。
以上のように、従来の構造のものは、警報器付にすれば
大形化になり、小形化しようとすれば警報を出すのか゛
困難で゛あった。
大形化になり、小形化しようとすれば警報を出すのか゛
困難で゛あった。
この考案はこのような欠点を除去しようとするもので、
警報器用の補助接点を有し、しかも小形で構造の簡単な
変流器保護装置を提供するものである。
警報器用の補助接点を有し、しかも小形で構造の簡単な
変流器保護装置を提供するものである。
以下この考案による変流器保護装置の一実施例を第4図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
図において、3,3は変流器1の二次回路の接続端子で
あり、この一方の接続端子3にはばね圧縮線35が貫通
させられている。
あり、この一方の接続端子3にはばね圧縮線35が貫通
させられている。
ばね圧縮線35の一端には可動電極32が軟ろう又は熱
軟化性接着剤等の熱軟化性部材33を介して取付けられ
、ばね圧縮線35の他端には絶縁棒37が取付けられて
いる。
軟化性接着剤等の熱軟化性部材33を介して取付けられ
、ばね圧縮線35の他端には絶縁棒37が取付けられて
いる。
接続端子3と可動電極32との間には圧縮された導電性
のつるまきばね34が挿入され、接続端子3と可動電極
32とは電気的に接続されている。
のつるまきばね34が挿入され、接続端子3と可動電極
32とは電気的に接続されている。
接続端子3と絶縁棒37との間にも圧縮されたつるまき
ばね36が挿入されている。
ばね36が挿入されている。
つるまきばね34 ,36はばね圧縮線35によって貫
通された状態にあり、つるまきばね34,36の外側に
はつるまきばね34 ,36を収納する筒状のばね収納
ケース38が設けられ、ばね収納ケース38は上記一方
の接続端子3に支持されている。
通された状態にあり、つるまきばね34,36の外側に
はつるまきばね34 ,36を収納する筒状のばね収納
ケース38が設けられ、ばね収納ケース38は上記一方
の接続端子3に支持されている。
変流器1の二次回路の他方の接続端子3には可動電極3
2と対向する固定電極31が可動電極32と所定間隔を
おいて設けられ、絶縁棒37と対向する位置には絶縁棒
37に押されて警報器5を作動させる補助接点伺が設け
られている。
2と対向する固定電極31が可動電極32と所定間隔を
おいて設けられ、絶縁棒37と対向する位置には絶縁棒
37に押されて警報器5を作動させる補助接点伺が設け
られている。
補助接点44からは警報器5につながる引出線51が引
出され、引出線51は警報器5につながっている。
出され、引出線51は警報器5につながっている。
上記保護装置は透明な絶縁カバー39で絶縁保護されて
いる。
いる。
上記のように構威された保護装置は、次のように動作す
る。
る。
変流器の二次回路の開路により発生した高電圧によりギ
ャップ30が放電し、そのアークエネルギーにより熱軟
化性部材は溶融し、可動電極32はばね圧縮線35から
はなれる。
ャップ30が放電し、そのアークエネルギーにより熱軟
化性部材は溶融し、可動電極32はばね圧縮線35から
はなれる。
可動電極32は圧縮された導電性のつるまきばね34に
よって固定電極31の方向に付勢されているので、ばね
圧縮線35からはなれると、つるまきばね34に押され
て固定電極31と接触し、アークは消滅し、変流器の二
次回路は完全に短絡されて保護される。
よって固定電極31の方向に付勢されているので、ばね
圧縮線35からはなれると、つるまきばね34に押され
て固定電極31と接触し、アークは消滅し、変流器の二
次回路は完全に短絡されて保護される。
この動作と同時に絶縁棒37はつるまきばね36によっ
て補助接点44の方向に付勢されているので、ばね圧縮
線35から可動電極32がはなれると、絶縁棒37はつ
るまきばね36に押されてばね圧縮線35とともに補助
接点44に当接し、補助接点44を閉し、警報回路が導
通し、これによって警報器5が作動して警報が発せられ
る。
て補助接点44の方向に付勢されているので、ばね圧縮
線35から可動電極32がはなれると、絶縁棒37はつ
るまきばね36に押されてばね圧縮線35とともに補助
接点44に当接し、補助接点44を閉し、警報回路が導
通し、これによって警報器5が作動して警報が発せられ
る。
なお上記実施例では、補助接点と、その他の部分を一体
構造とした場合につき説明したが、補助接点部分は、と
くに一体にする必要はなく、汎用的に使用されているマ
イクロスイッチを使用しても上記実施例と同様の効果を
奏することは云うまでもない。
構造とした場合につき説明したが、補助接点部分は、と
くに一体にする必要はなく、汎用的に使用されているマ
イクロスイッチを使用しても上記実施例と同様の効果を
奏することは云うまでもない。
以上のようにこの考案は交流2次回路の接続端子を貫通
するばね圧縮線の両端に弾性体を付勢して配設すると共
に上記2次回路閉路用電極および警報用補助接点を設け
これら電極および補助接点を上記弾性体の復帰力により
駆動制御しているので、従来の補助接点付のものに比し
、構造が単純となり小形化が可能となり、しかもばね圧
縮線の断熱等による保護装置自体の故障時をも自動検知
されるので信頼性が向上するなど効果がある。
するばね圧縮線の両端に弾性体を付勢して配設すると共
に上記2次回路閉路用電極および警報用補助接点を設け
これら電極および補助接点を上記弾性体の復帰力により
駆動制御しているので、従来の補助接点付のものに比し
、構造が単純となり小形化が可能となり、しかもばね圧
縮線の断熱等による保護装置自体の故障時をも自動検知
されるので信頼性が向上するなど効果がある。
第1図は保護装置を含む変流器回路を示す回路図、第2
図および第3図はそれぞれ従来の保護装置を示す回路図
および断面図、第4図はこの考案の一実施例を示す断面
図である。 図において、3は接続端子、31は固定電極、32は可
動電極、33は熱軟化性部材、34 . 36はつるま
きばね、35はばね圧縮線、37は絶縁棒、44は補助
接点である。 なお図中同一符号は同一または相当部分を示すものとす
る。
図および第3図はそれぞれ従来の保護装置を示す回路図
および断面図、第4図はこの考案の一実施例を示す断面
図である。 図において、3は接続端子、31は固定電極、32は可
動電極、33は熱軟化性部材、34 . 36はつるま
きばね、35はばね圧縮線、37は絶縁棒、44は補助
接点である。 なお図中同一符号は同一または相当部分を示すものとす
る。
Claims (1)
- 変流器の二次回路の一方の接続端子にばね圧縮線を貫通
させ、該ばね圧縮線の一端に可動電極を熱軟化性部材を
介して取付け、上記ばね圧縮線の他端に絶縁棒を取付け
、上記接続端子と上記可動電極との間に圧縮された導電
性の第1の弾性体を挿入して上記接続端子と可動電極と
を電気的に接続し、上記接続端子と上記絶縁棒との間に
圧縮された第2の弾性体を挿入し、上記変流器の二次回
路の他方の接続端子に上記可動電極と対向する固定電極
を上記可動電極と所定間隙をおいて設け、上記絶縁棒と
対向する位置に上記絶縁棒に押されて警報器を作動させ
る補助接点を設けたことを特徴とする変流器の保護装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287177U JPS5910911Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | 変流器の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287177U JPS5910911Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | 変流器の保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53156124U JPS53156124U (ja) | 1978-12-07 |
JPS5910911Y2 true JPS5910911Y2 (ja) | 1984-04-04 |
Family
ID=28965526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6287177U Expired JPS5910911Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | 変流器の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910911Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-05-16 JP JP6287177U patent/JPS5910911Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53156124U (ja) | 1978-12-07 |
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