JPS5915225Y2 - 巻線保護装置 - Google Patents
巻線保護装置Info
- Publication number
- JPS5915225Y2 JPS5915225Y2 JP12985179U JP12985179U JPS5915225Y2 JP S5915225 Y2 JPS5915225 Y2 JP S5915225Y2 JP 12985179 U JP12985179 U JP 12985179U JP 12985179 U JP12985179 U JP 12985179U JP S5915225 Y2 JPS5915225 Y2 JP S5915225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- outer box
- resistor
- protection device
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Protection Of Transformers (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、電気機器、主として変圧器またはりアクド
ルの巻線を過電圧から保護するための巻線保護装置、詳
しくは巻線保護装置の取付構造に関するものである。
ルの巻線を過電圧から保護するための巻線保護装置、詳
しくは巻線保護装置の取付構造に関するものである。
変圧器またはりアクドルに例えば雷インパルス状の電圧
が印加された場合、その巻線の一部には通常運転電圧を
越える過電圧が誘起される。
が印加された場合、その巻線の一部には通常運転電圧を
越える過電圧が誘起される。
特に線路端に近い巻線部分や電圧タップを有する巻線部
分には大きな電圧が誘起されやすい。
分には大きな電圧が誘起されやすい。
そこで従来、変圧器またはりアクドル等の電気機器の巻
線の製作に当たっては、この過電圧に充分耐える電気絶
縁として油隙寸法を大きくしたり、導体紙巻厚を厚くす
るため、巻線全体の寸法が大きくなる傾向にあった。
線の製作に当たっては、この過電圧に充分耐える電気絶
縁として油隙寸法を大きくしたり、導体紙巻厚を厚くす
るため、巻線全体の寸法が大きくなる傾向にあった。
この考案は、巻線の少なくとも一部に、所定電圧以上の
電圧が印加されるとその抵抗値が減少する抵抗体を、こ
れに接続された可動接触子と接・離自在の固定接触子を
介して並列に接続することにより、巻線を絶縁のために
大形化させることなく過電圧から保護し、かつ該抵抗体
の保守、点検または取り替え等の作業を容易に実施する
ことができる巻線保護装置を提供することを目的とする
。
電圧が印加されるとその抵抗値が減少する抵抗体を、こ
れに接続された可動接触子と接・離自在の固定接触子を
介して並列に接続することにより、巻線を絶縁のために
大形化させることなく過電圧から保護し、かつ該抵抗体
の保守、点検または取り替え等の作業を容易に実施する
ことができる巻線保護装置を提供することを目的とする
。
以下第１図ないし第３図を参照してこの考案の実施例を
説明する。
説明する。
第１図はこの考案が適用された変圧器の一例を変圧器外
箱の側板を外した状態で概略的に示す側面図、第２図は
第１図におけるこの考案装置の一実施例を取り出し、拡
大して示す側断面図で、これら第１図および第２図にお
いて、１は変圧器外箱、２は天板、３は鉄心、４は巻線
、５はブッシング、６はこの考案による巻線保護装置、
７および８は固定接触子、９および１０は接続線である
。
箱の側板を外した状態で概略的に示す側面図、第２図は
第１図におけるこの考案装置の一実施例を取り出し、拡
大して示す側断面図で、これら第１図および第２図にお
いて、１は変圧器外箱、２は天板、３は鉄心、４は巻線
、５はブッシング、６はこの考案による巻線保護装置、
７および８は固定接触子、９および１０は接続線である
。
また、１１は抵抗体、１２および１３は可動接触子、１
４は絶縁棒、１５．１７および１９は止め金具、１６は
取付板、１８は支持棒、２０は絶縁筒である。
４は絶縁棒、１５．１７および１９は止め金具、１６は
取付板、１８は支持棒、２０は絶縁筒である。
すなわち、外箱１の天板２には巻線保護装置６がフラン
ジを介して取り付けられている。
ジを介して取り付けられている。
この巻線保護装置６は第２図に拡大して示されており、
その絶縁筒２０は上記天板２に、取付板１６および止め
金１７を用いて取り付けられている。
その絶縁筒２０は上記天板２に、取付板１６および止め
金１７を用いて取り付けられている。
また、この絶縁筒２０には固定接触子７，８が取り付け
られており、それぞれ接続線９，１０を介して巻線４の
一部と接続されている。
られており、それぞれ接続線９，１０を介して巻線４の
一部と接続されている。
さらに、絶縁筒２０内には、所定電圧以上の電圧が印加
されるとその抵抗値が急激に減少する例えば酸化亜鉛素
子等からなる抵抗体１１が収納されている。
されるとその抵抗値が急激に減少する例えば酸化亜鉛素
子等からなる抵抗体１１が収納されている。
この抵抗体１１の上下には可動接触子１２．１３がそれ
ぞれ導通状態に接続して設けられている。
ぞれ導通状態に接続して設けられている。
この場合、抵抗体１１と可動接触子１２．１３は、上部
が絶縁棒１４によって上記取付板１６に支持され、下部
が支持棒１８と止め金具１９によって絶縁筒２０の底板
に支持される。
が絶縁棒１４によって上記取付板１６に支持され、下部
が支持棒１８と止め金具１９によって絶縁筒２０の底板
に支持される。
また、可動接触子１２．１３はそれぞれ上記固定接触子
７．８に接触し、上記抵抗体１１を巻線４の一部と並列
に接触させている。
７．８に接触し、上記抵抗体１１を巻線４の一部と並列
に接触させている。
なお、抵抗体１１は、第３図に示すように、印加電圧が
所定の電圧以上になると電流が急激に増大、すなわち抵
抗が急激に減少する非線形な特性をもつことは既に述べ
た通りである。
所定の電圧以上になると電流が急激に増大、すなわち抵
抗が急激に減少する非線形な特性をもつことは既に述べ
た通りである。
このような巻線保護装置において、いま、第１図に示す
ブッシング５を介して例えば雷インパルス状の電圧が巻
線４に印加された場合、巻線４内に分布する静電容量と
インダクタンスとによって電位振動を起こし、巻線４の
一部、例えば線路端に近い部分や電圧タップを有する部
分に通常運転電圧より大きな過電圧を誘起させる。
ブッシング５を介して例えば雷インパルス状の電圧が巻
線４に印加された場合、巻線４内に分布する静電容量と
インダクタンスとによって電位振動を起こし、巻線４の
一部、例えば線路端に近い部分や電圧タップを有する部
分に通常運転電圧より大きな過電圧を誘起させる。
上記抵抗体１１はこの過電圧が誘起される巻線部分に並
列に接続されているもので、上記電位振動によりその巻
線部分が成る電圧以上に達するとその抵抗が減少し、電
流は巻線部分と分路するように流れ、従って上記電位振
動は緩和され、過電圧は生じなくなる。
列に接続されているもので、上記電位振動によりその巻
線部分が成る電圧以上に達するとその抵抗が減少し、電
流は巻線部分と分路するように流れ、従って上記電位振
動は緩和され、過電圧は生じなくなる。
同時に、この考案の一実施例では、抵抗体１１は通常の
場合、変圧器本体（外箱１）から分離された気密な絶縁
筒２０に収納され、固定接触子７，８と可動接触子１２
．１３とによって巻線４との接触をなし、一方、保守、
点検又は取替え等の場合には、無電圧状態で可動接触子
１２．１３を上下または軸回り方向に回転させて固定接
触子７，８との接触を解き、絶縁体１４を介して抵抗体
１１を上方に引き上げて絶縁筒２０の外に取り出すこと
ができ、しかも、上記実施例においては、外箱１と絶縁
筒２０との間を気密構造にすると共に、上記絶縁筒２０
の一端を外箱１外面に延出させて取付板１６から成る蓋
を取り付けているので、この蓋を開けることによって外
箱１内の気密を保持したまま抵抗体１１を絶縁筒２０及
び外箱１外部に取り出すことが出来るので、本体構成部
、例えば巻線４には何ら影響を与えず良質な電気特性を
維持したままの状態で、必要な作業を容易に行うことが
出来る。
場合、変圧器本体（外箱１）から分離された気密な絶縁
筒２０に収納され、固定接触子７，８と可動接触子１２
．１３とによって巻線４との接触をなし、一方、保守、
点検又は取替え等の場合には、無電圧状態で可動接触子
１２．１３を上下または軸回り方向に回転させて固定接
触子７，８との接触を解き、絶縁体１４を介して抵抗体
１１を上方に引き上げて絶縁筒２０の外に取り出すこと
ができ、しかも、上記実施例においては、外箱１と絶縁
筒２０との間を気密構造にすると共に、上記絶縁筒２０
の一端を外箱１外面に延出させて取付板１６から成る蓋
を取り付けているので、この蓋を開けることによって外
箱１内の気密を保持したまま抵抗体１１を絶縁筒２０及
び外箱１外部に取り出すことが出来るので、本体構成部
、例えば巻線４には何ら影響を与えず良質な電気特性を
維持したままの状態で、必要な作業を容易に行うことが
出来る。
以上述べたようにこの考案によれば、巻線４の少なくと
も一部に、所定電圧以上の電圧が印加されるとその抵抗
値が減少する抵抗体１１を、これに接続された可動触子
と接・離自在の固定接触子を介して並列に接続し、巻線
４を過電圧から保護するようにしたので、変圧器あるい
はりアクドル等における巻線を小さくすることが出来る
と共に、保守、点検または取り替え等の作業を容易に行
えるという大なる実用的効果を奏する。
も一部に、所定電圧以上の電圧が印加されるとその抵抗
値が減少する抵抗体１１を、これに接続された可動触子
と接・離自在の固定接触子を介して並列に接続し、巻線
４を過電圧から保護するようにしたので、変圧器あるい
はりアクドル等における巻線を小さくすることが出来る
と共に、保守、点検または取り替え等の作業を容易に行
えるという大なる実用的効果を奏する。
第１図はこの考案が適用された変圧器の一例を変圧器外
箱の側板を外した状態で概略的に示す側面図、第２図は
第１図におけるこの考案装置の一実施例を取り出し、拡
大して示す側断面図、第３図は第２図中の抵抗体の電圧
−電流特性の一例を示す図である。 １・・・変圧器外箱、４・・・巻線、７，８・・・固定
接触子、１１・・・抵抗体、１２．１３・・・可動接触
子、２０・・・絶縁筒。
箱の側板を外した状態で概略的に示す側面図、第２図は
第１図におけるこの考案装置の一実施例を取り出し、拡
大して示す側断面図、第３図は第２図中の抵抗体の電圧
−電流特性の一例を示す図である。 １・・・変圧器外箱、４・・・巻線、７，８・・・固定
接触子、１１・・・抵抗体、１２．１３・・・可動接触
子、２０・・・絶縁筒。
Claims (2)
- （１）巻線の少なくとも一部に、所定電圧以上の電圧が
印加されるとその抵抗値が減少する抵抗体を並列に接続
することにより、巻線を過電圧がら保護するようにした
変圧器またはりアクドルの巻線保護装置において、上記
抵抗体が外箱内に巻線と並設された絶縁筒内に収納され
、その両端に接続された可動接触子および上記絶縁筒に
取り付けられ、上記可動接触子と接触する固定接触子を
介して上記巻線の少なくとも一部に並列接続されたこと
を特徴とする巻線保護装置。 - （２）外箱と絶縁筒との間を気密構造にすると共に、絶
縁筒の一端を外箱外面に延出させて蓋を取り付け、この
蓋を開けることによって外箱内の気密を保持したまま抵
抗体を絶縁筒および外箱外部に取り出せるようにした実
用新案登録請求の範囲第１項記載の巻線保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12985179U JPS5915225Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 巻線保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12985179U JPS5915225Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 巻線保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5648231U JPS5648231U (ja) | 1981-04-28 |
| JPS5915225Y2 true JPS5915225Y2 (ja) | 1984-05-07 |
Family
ID=29361586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12985179U Expired JPS5915225Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 巻線保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5915225Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-18 JP JP12985179U patent/JPS5915225Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5648231U (ja) | 1981-04-28 |
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