JPH0127391Y2 - - Google Patents

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JPH0127391Y2
JPH0127391Y2 JP1982001490U JP149082U JPH0127391Y2 JP H0127391 Y2 JPH0127391 Y2 JP H0127391Y2 JP 1982001490 U JP1982001490 U JP 1982001490U JP 149082 U JP149082 U JP 149082U JP H0127391 Y2 JPH0127391 Y2 JP H0127391Y2
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JP
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power cable
metal sheath
metal
cable
wire
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JP1982001490U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電力ケーブルの端末部構造に係り、
特に、電力ケーブルの金属シース層に導通して接
地される金属シース用接地線と、その接地線及び
電力ケーブルを貫通配置する変流器とを具備した
この種端末部構造の提供に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
第1図は、超高圧送電線路の概要を示すもので
あつて、1は架空送電線、2は該電線を架設する
鉄塔、3は送電線1に挿入された開閉路、4は送
電線1の端末を終端接続している碍子、5はその
碍子に一端を終端接続する電力ケーブル、6はそ
のケーブルの他端を継ぎ込む変圧器、7は電力ケ
ーブルの金属シース層に一端を電気的に導通接続
し且つ他端を大地に接地した金属シース用接地線
である。
このような送電線路において、いま開閉器3を
開閉すると、開閉サージが発生して電力ケーブル
5の金属シース層と大地との間に異常に急峻なサ
ージ電圧が発生する。このサージ電圧から金属シ
ース層の外側に設けられる防食層を保護するた
め、電力ケーブル5の終端接続部において金属シ
ース層と大地との間に導通接続された金属シース
用接地線7により当該金属シース層を接地するこ
とが行われている。
また、従来では、第2図のように、金属シース
用接地線7の大地接地端側に異常に急峻な高周波
つまりサージ電圧にて動作するアレスタ9を挿入
することが行われている。同図において、8は電
力ケーブル5の端末に接続された碍子4を取り付
けるための支持架台、10はかかる電力ケーブル
5と金属シース用接地線を貫通させる変流器、1
1は電力ケーブルにおける金属シース層、12は
碍子4の下部金具、13は開閉サージ電圧を示し
ている。
ところが、上記のような構成の端末部構造によ
ると、開閉器3の閉成時における電流投入直後の
サージ電圧13は、異常な高周波(1〜数10M
Hz)となることから、金属シース用接地線7のリ
アクタンス成分が増大してこの部分での電圧降下
が大きくなり、ために金属シースと大地との間に
発生する電圧を充分に抑制することができなくな
り、ややもすると電力ケーブルの防食層に損傷を
受ける恐れがある。特に、その部分に電力ケーブ
ル5の心線(導体)に流れる電流を測定するため
に当該電力ケーブル5を貫通して配置されている
変流器10がある場合には、金属シース層に流れ
る電流を相殺させるため、電力ケーブルのみなら
ず金属シース用接地線7をもかかる変流器10に
貫通させる必要があり、その場合金属シース用接
地線7が長くなつて、上述した問題を助長させる
傾向にあつた。
本考案は、上記した問題点に鑑み、電力ケーブ
ル及びそのケーブルにおける金属シース層のため
の接地線を貫通させる変流器を具備することによ
つて当該接地線の長さが大きくなるものにおい
て、電力ケーブルの金属シースに誘起されるサー
ジ電圧の低減を可能にした、電力ケーブル端末部
構造の提供を目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本考案の端末部構造は、電力ケーブルと
ともに変流器を貫通し且つアレスタを介して大地
に接地される金属シース用接地線として同軸ケー
ブルを用い、該同軸ケーブルの心線を電力ケーブ
ルの金属シースとアレスタとに導通接続するとと
もに、その同軸ケーブルのシースは電力ケーブル
寄りの一端側において短い接地線を介して金属製
の支持架台に電気的に導通接続させ且つ変流器を
貫通して導出される他端を大地に対して浮いた状
態として開放していることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を示す第3図により説
明する。
本図において、第1図及び第2図と同一に作用
する部分はそれと同一符号を示してあるので、前
述した説明をも参照されたい。
本実施例において、金属シース用接地線7は、
内部導体つまり心線の上に誘電体を介して外部導
体つまり金属シースを同軸配置して構成される同
軸ケーブルを用いたものであり、11′はその外
部導体としての金属シースを示している。
金属シース用接地線7を構成する同軸ケーブル
は、その心線(図示せず)が、電力ケーブル5の
金属シース層11と電気的に導通している碍子4
の下部金具12に一端を接続導通するとともに、
変流器10を貫通して導出された他端をアレスタ
9の非接地側リード線に接続導通してある。
また、同軸ケーブルの外部導体としての金属シ
ース11′は、電力ケーブル5寄りの一端を短い
接地線14を介して金属製の支持架台8に接続導
通せしめてなるとともに、変流器10を貫通して
導出された他端を大地に対して浮いた状態として
開放してなるものである。
上記した端末部構造による動作についてみる
と、電力ケーブル5の導体に進入しそして同ケー
ブルの金属シース層11に伝播してきたサージ電
流は、金属シース用接地線7を構成する同軸ケー
ブルの心線からアレスタ9を経由して大地側の接
地端子に流れる成分と、同軸ケーブルの心線から
該ケーブルの誘電体を経由して同ケーブルの金属
シース11′を通りそして非常に短い接地線14
を介して金属製の支持架台8に流れ込む成分に分
けられる。そしてそのうち、後者の成分による電
圧降下は、接地線に比して表面積が大きくて高周
波異常電圧に対してインダクタンスが充分小さく
なる金属製の支持架台8並びにサージによるイン
ピーダンスが小さな金属シース用接地線7におけ
る同軸ケーブルの金属シース11′を流れるので、
充分に低い値にすることができる。
従つて、全体として電力ケーブルの金属シース
層と大地との間に誘起するサージ電圧の低減が図
れ、電力ケーブルの金属シース層上の防食層にお
けるサージ電圧による損傷の恐れを無くすること
ができたものである。
〔考案の効果〕
以上説明した、本考案にかかる電力ケーブルの
端末部構造によれは、金属シース用接地線として
同軸ケーブルを用い、そして大地に対してはその
心線を高周波異常電圧によつて動作するアレスタ
を介して接続し且つ外部導体としての金属シース
を電気絶縁状態に浮かしおり一方の電力ケーブル
側において当該金属シースを短い接地線によつて
金属製の支持架台に導通させているので、サージ
電流の大半が心線→金属シース→支持架台を経由
して大地に流れ込み、従つて接地線が電流測定用
の変流器を貫通することにより長くなつても、電
力ケーブルの金属シースに誘起するサージ電圧を
充分に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の超高圧送電線路のがようを示
す説明図、第2図は、同線路における電力ケーブ
ルの端末部構造を示す説明図、第3図は、本考案
にかかる電力ケーブルの端末部構造の一実施例を
示す説明図である。 符号において、1は架空送電線、2は鉄塔、3
は開閉器、4は碍子、5は電力ケーブル、7は同
軸ケーブルからなる金属シース用接地線、8は金
属製の支持架台、9はアレスタ、10は変流器、
11は電力ケーブルにおける金属シース、11′
は同軸ケーブルにおける金属シース、12は碍子
下部金具、13はサージ電圧、14は接地線であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体の外側に絶縁体層、金属シース層、防食層
    を順次有してなり端部にて碍子を介して金属製支
    持架台に取り付けられた電力ケーブルと、一端が
    前記電力ケーブルの金属シース層に電気的に導通
    するようにし且つ他端がアレスタを介して接地さ
    れた金属シース用接地線と、これら電力ケーブル
    と金属シース用接地線とを貫通させる変流器とを
    具備しており、当該金属シース用接地線として同
    軸ケーブルが用いられ、該同軸ケーブルの心線を
    電力ケーブルの金属シースとアレスタとに導通接
    続するとともに、その同軸ケーブルのシースはそ
    の電力ケーブル寄りの一端において短い接地線を
    介して金属製の支持架台に電気的に導通接続させ
    且つ変流器を貫通して導出される他端を大地に対
    して浮いた状態として開放していることを特徴と
    する電力ケーブルの端末部構造。
JP149082U 1982-01-09 1982-01-09 電力ケ−ブルの端末部構造 Granted JPS58105731U (ja)

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JPS58105731U JPS58105731U (ja) 1983-07-19
JPH0127391Y2 true JPH0127391Y2 (ja) 1989-08-16

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ID=30014500

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828528B2 (ja) * 1980-12-10 1983-06-16 鹿島建設株式会社 地盤変状監視方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015386Y2 (ja) * 1981-08-19 1985-05-15 昭和電線電纜株式会社 ケ−ブル接地部

Patent Citations (1)

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JPS5828528B2 (ja) * 1980-12-10 1983-06-16 鹿島建設株式会社 地盤変状監視方法

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JPS58105731U (ja) 1983-07-19

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