JPH03230726A - 通信ケーブルの誘導過電圧対策回路 - Google Patents

通信ケーブルの誘導過電圧対策回路

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JPH03230726A
JPH03230726A JP2023644A JP2364490A JPH03230726A JP H03230726 A JPH03230726 A JP H03230726A JP 2023644 A JP2023644 A JP 2023644A JP 2364490 A JP2364490 A JP 2364490A JP H03230726 A JPH03230726 A JP H03230726A
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JP
Japan
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induced
voltage
arrester
coil
impedance
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Application number
JP2023644A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamane
宏 山根
Yoshito Ishii
義人 石井
Mitsuo Hattori
光男 服部
Takeshi Ideguchi
井手口 健
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 こ産業上の利用分野〕 本発明は、送電線の地絡事故時等の異常時誘導危険電圧
から人体を守るために、かつ送電線や電気鉄道等の常時
運転時に通信線に誘起する常時誘導電圧を効果的に軽減
するための通信ケーブルの誘導過電圧対策回路に関する
ものである。
〔従来の技術] 従来、送電線の地絡事故時等の異常時誘導危険電圧を軽
減させるための方法の一例として、心線をアレスタを介
して接地する方法が実施されている。この方法を第6図
に示す。
同図において、■は2つの導体Ll、L2で構成される
通信線、4は通信線lに接続される通信端末機器、5は
通信線1を収容している交換機、6はアレスタである。
この方式において、アレスタの放電開始電圧以上の異常
時誘導危険電圧が通信線に印加した場合にはアレスタが
動作し、心線−大地間の誘導電圧をある一定値以下に軽
減することができる。
一方、送電線や電気鉄道等からの常時誘導妨害電圧を軽
減するため、従来、第7図に示す方法が用いられていた
同図において、1は2つの導体L1.L2で構成される
通信線、4は通信線1に接続される通信端末機器、5は
通信線1を収容している交換機、5aは交換機5のリレ
ー回路、7は従来の誘導電圧軽減用のコモンモードチョ
ークコイル、8は誘導妨害による誘導電流、9は通信線
1を伝送する信号電流である。
このコモンモードチョークコイル7は、誘導電流のよう
にコモンモード電流に対しては高インピーダンスとなる
ため誘導電圧を抑圧し、通信線を伝送する信号電流9の
ようにノーマルモード電流に対しては、インピーダンス
が増加することがないので、伝送信号に対しては影響が
ないような構造になっている。
[発明が解決しようとする課題] 第6図に見られる如き従来技術では、アレスタの放電開
始電圧は通信線への給電電圧やリンギング電圧より低く
できないため、送電線の常時運転時に誘起する常時誘導
電圧等のアレスタの放電開始電圧より低い誘導妨害電圧
に対しては対策できない欠点があった。
また第7図に見られる如き従来の常時誘導軽減対策方法
では、コモンモードチョークコイル7のインピーダンス
が2πfL(f:周波数、L:コイルのインダクタンス
)で示されるため、低周波はどインダクタンスが低くな
り、送電線や電気鉄道等からの常時誘導電圧軽減効果が
低下する欠点があった。
本発明は、上記欠点を改善するためになされたものであ
り、通信線を伝送している信号には影響を与えず、かつ
常時誘導電圧を効率的に軽減し、また異常時の誘導危険
電圧を抑圧することのできる通信ケーブルの誘導過電圧
対策回路を捉供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明にかかる通信ケーブルの誘
導過電圧対策回路は、通信を行うための1対の通信線間
にキャパシタンスを介して中点タップ付きコイルを接続
し、これらキャパシタンスと中点タップ付コイルの接続
回路と並列にアレスタを接続し、中点タンプ付コイルの
中点タップとアL・スタとを接地することにより構成し
た。
〔作用〕
本発明では、通信線に伝送している伝送信号に対しては
、キャパシタンスによって中点タップ付コイルへの直流
電流の流入を阻止するとともに、その中点タップ付コイ
ルが高インピーダンスとなることを利用して影響を与え
ないようにする一方、送電線の常時誘導電圧のようにア
レスタの放電開始電圧より低い妨害電圧に対しては、中
点タップ付コイルの中点を接地することにより、この電
圧を、通信線と、中点タップ付コイルのインピーダンス
で分圧し、通信端末機器側に心線−大地間電圧が生じな
いようにして、常時誘導電圧を効率よく軽減し、また送
電線の地絡事故時等の異常時誘導電圧のようにアレスタ
の放電開始電圧より高い電圧に対しては、アレスタが放
電し誘導危険電圧を軽減する。
[実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は、本発明の第1の実施例を示す構成図である。
同図において、1は2つの導体LL、L2で構成される
通信線、2は直流電流流入防止用のキャパシタンス、3
は通信線1に伝送している伝送信号に対しては高インピ
ーダンスとなり誘導電流に対しては低インピーダンスと
なる中点タップ付コイル、4は通信線1に接続されてい
る通信端末機器、5は通信線1を収容している交換機、
10は通信端末機器4の誘導電流に対する心線−大地間
インピーダンス、6は異常時危険電圧を軽減するための
アレスタである。
中点タップ付コイル3は、通信線1の導体L1のA点と
導体L2のB点の間にそれぞれキャパシタンス2を介し
て接続し、これらキャパシタンス2、中点タップ付コイ
ル3の接続回路に並列にアレスタ6を接続し、アレスタ
6と中点タップ付コイル3を共通にして接地する。これ
らキャパシタンス2、中点タップ付コイル3とアレスタ
6とが、本実施例における通信ケーブルの異常時でも、
常時でも動作する誘導過電圧対策回路11を構成してい
る。
以上のように構成した実施例の動作及び作用について述
べる。
第1図において、通信線lと中点タップ付コイル3の間
のキャパシタンス2は交換llll5から給電される直
流電流が中点タップ付コイル3に流入するのを防く。こ
こで、通信線lを介して通信端末機器4と交換1115
間で通信伝送を行っている状態で、通信線lを構成する
2つの導体Ll、L2に、外部から常時誘導電圧、ある
いは異常時の誘導危険電圧が誘起した場合について説明
する。
まず常時誘導電圧に関しては、キャパシタンス2と中点
タンプ付コイル3によってフィルタを構成しており、こ
れらによってアレスタ6の放電開始電圧より低い電圧を
軽減する役割を果たす。キャパシタンス2と中点タンプ
付コイル3との継インピーダンスは数Ω〜数十Ω程度で
あり、通信端末機器4の誘導電流に対する心線−大地間
インピーダンス10は、通常600Ω程度である。
この場合、誘導電流に対するキャパシタンス2と中点タ
ップ付コイル3の心線−大地間インピーダンスが通信線
1のインピーダンス(通常600Ω程度)に比べ小さい
ため、常時誘導電圧のほとんどが通信線1で電圧降下を
起こし、通信端末機器4の心線−大地間電圧としては、
はとんど現れない。
なお、通信端末機器4と交換機5間で伝送されている伝
送信号に対する本実施例の誘導過電圧対策回路11の通
信線心線間のインピーダンスは、通信線1の2つの導体
Ll、L2のインピーダンス(通常600Ω程度)及び
通信端末機器4のインピーダンス(通常600Ω程度)
に比べ、高インピーダンス(数にΩ〜数10にΩ)であ
るため、通信に対する影響はほとんどない。
次に、異常時誘導電圧に関しては、アレスタ6によって
誘導電圧を軽減する役割を果たす。送電線地絡事故時等
により通信線に誘起する異常時の誘導過電圧は、300
0Vにも達するルートもあり、誘導電流は非常に大きく
なる。そこで、キャパシタンス2と中点タップ付コイル
3との電圧降下がアレスタ6の放電開始電圧以上になる
とアレスタ6が放電し、放電電流を大地に流し、通信端
末機器4にはアレスタ6の放電開始電圧以上の電圧が印
加することはない。
従って、この誘導過電圧対策回路を用いることにより、
送電線通常運転時に発生する常時誘導電圧に対しても、
また地絡事故時等に発生する異常時誘導過電圧に対して
も有効な対策を講じることができる。
第2図は、第1図に示した第1の実施例で、例えばキャ
パシタンス2の静電容量を20μF、中点タップ付コイ
ル3のインダクタンスを3H、コアの損失を4にΩ(1
00Hzにおけるインピーダンス実部)とした場合の、
誘導電流に対する心線大地間インピーダンスを測定した
結果を示す特性図である。
このインピーダンスは、数10七〜数100に七で数Ω
〜100Ω程度以下と低インピーダンスである。従って
、通信端末機器4の心線−大地間電圧は、通信線1のイ
ンピーダンス(通常600Ω程度)と第2図に示すイン
ピーダンス(数10七〜数100 kHzで数Ω〜10
0Ω程度)により分圧されて、数分の1〜数lO分の1
に軽減される。
第3図は、第2図に示した如き特性を持つ誘導過電圧対
策回路11において、通信端末機器4と交換機5間で伝
送されている通信に対するインピーダンスの測定結果を
示した特性図である。
第3図から分かるように、このインピーダンスは通信線
1に伝送されている周波数帯域(通常、数10&〜数1
0kHz以下)で非常に大きな値(数にΩ〜数10にΩ
)となるため、通信線lに伝送されている伝送信号に影
響を与えない。
第4図は、本実施例を用いて商用周波数50七を印加し
、誘導電圧の軽減効果を確認した結果を示す特性図であ
る。実線は、誘導過電圧対策回路を用いないで測定した
印加電圧を示しており約21■である。また破線は従来
のコモンモードチョークコイルだけを挿入して測定した
波形である。
二の場合には、コモンモードチョークコイルのインピー
ダンスが約300Ωであるため印加電圧が約1/3にな
っている。
さらに、1点鎖線は、本実施例である第1図の回路を用
いて測定した誘導電圧波形例を示している。この場合に
は第2図に示すように、心線−大地間インピーダンスが
約50Ωであるため、通信線の心線−大地間インピーダ
ンスが約600Ωとの分圧比となる電圧的2■が印加さ
れることになる。また異常時誘導危険電圧のように、さ
らに誘導電圧が高くなりアレスタの放電開始電圧以上に
なるとアレスタが放電することになる。
従って、常時誘導電圧のように低い誘導電圧に対してキ
ャパシタンス及び中点タンプ付コイルで軽減し、異常時
誘導電圧のように高い誘導電圧に対してはアレスタで軽
減する回路となる。
第5図は、本発明の第2の実施例を示す構成図である。
第5図に示した第2の実施例は、第1図に示した第1の
実施例において、誘導過電圧対策回路11と誘導妨害源
側の通信線lを構成する2つの導体Ll、L2との間に
、コモンモードチョークコイル7を挿入して誘導過電圧
対策回路11Aとしたものである。
従って、第5図において、上記以外は第1図と同様に構
成され、第1図と同一のものには同一の符号を付しであ
る。
このように構成した第2の実施例において、常時誘導に
よる誘導電圧は、通信線1のインピーダンスと誘導過電
圧対策回路の誘導電流に対する心線−大地間インピーダ
ンスにより分圧される。本実施例では、この第1図の実
施例に相当する誘導過電圧対策回路と誘導妨害源側の通
信線1を構成する2つの導体LL、L2との間にコモン
モードチョークコイル7を挿入しているため、誘導電流
に対する通信線1例のインピーダンスが増加し誘導電圧
を第1の実施例の場合よりさらに軽減することができる
〔発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明にかかる誘導過電
圧対策回路によれば、従来の常時誘導妨害電圧に対する
軽減対策方法では困難であった常時誘導電圧を効率よく
軽減でき、かつまた異常時の誘導電圧に対しても効率的
に誘導電圧を軽減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図、第2図は
第1の実施例の誘導電流に対する心線大地間インピーダ
ンスの測定例を示す特性図、第3図は第1図の実施例の
心線間に対するインピーダンスの測定例を示す特性図、
第4図は本発明における誘導電圧軽減特性の測定例を示
す特性図、第5図は本発明の第2の実施例を示す構成図
、第6図、第7図はそれぞれ異常時誘導電圧の対策回路
の従来例を示す回路図、である。 符号の説明 l・・・通信線、2・・・キャパシタンス、3・・・中
点タンプ付コイル、4・−・通信端末機器、5・・・交
換機、6・・・アレスタ、7・・・コモンモードチョー
クコイル、11、IIA・・・誘導過電圧対策回路。 第2 区 第 J 区 国1刃@7 (lHz) 窟 区 θ寺門(mS) 舊 6 gA 17 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)通信線を構成する2本の線路間にキャパシタンスを
    介して中点タップ付コイルを接続し、該キャパシタンス
    と中点タップ付コイルの接続回路に並列にアレスタを接
    続し、該アレスタの中点と前記中点タップ付コイルの中
    点とを接地して成ることを特徴とする通信ケーブルの誘
    導過電圧対策回路。 2)請求項1に記載の通信ケーブルの誘導過電圧対策回
    路において、通信線を構成する前記2本の線路の誘導妨
    害発生源側にコモンモードチョークコイルを縦続接続し
    たことを特徴とする通信ケーブルの誘導過電圧対策回路
JP2023644A 1990-02-03 1990-02-03 通信ケーブルの誘導過電圧対策回路 Pending JPH03230726A (ja)

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JP2023644A JPH03230726A (ja) 1990-02-03 1990-02-03 通信ケーブルの誘導過電圧対策回路

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JP2023644A JPH03230726A (ja) 1990-02-03 1990-02-03 通信ケーブルの誘導過電圧対策回路

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JP2023644A Pending JPH03230726A (ja) 1990-02-03 1990-02-03 通信ケーブルの誘導過電圧対策回路

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JP (1) JPH03230726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104113974A (zh) * 2014-07-28 2014-10-22 国家电网公司 一种防止高压输电线路附近民房产生感应电的装置
WO2022244144A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 日本電信電話株式会社 雷防護装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104113974A (zh) * 2014-07-28 2014-10-22 国家电网公司 一种防止高压输电线路附近民房产生感应电的装置
CN104113974B (zh) * 2014-07-28 2016-06-29 国家电网公司 一种防止高压输电线路附近民房产生感应电的装置
WO2022244144A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 日本電信電話株式会社 雷防護装置

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