JPH0312029Y2 - - Google Patents
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- JPH0312029Y2 JPH0312029Y2 JP9683U JP9683U JPH0312029Y2 JP H0312029 Y2 JPH0312029 Y2 JP H0312029Y2 JP 9683 U JP9683 U JP 9683U JP 9683 U JP9683 U JP 9683U JP H0312029 Y2 JPH0312029 Y2 JP H0312029Y2
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- Japan
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- overvoltage protection
- voltage
- transmission line
- circuit
- series
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 43
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は過電圧保護回路に係り、特に伝送線路
に接続された通信機器の如き電子機器等を伝送線
路に誘導される雷サージ、電力線よりの電磁誘導
電圧等の縦電圧サージおよび伝送線路間に誘導さ
れる横電圧サージその他電子機器等に印加される
通常の電圧以上の電圧(以下これらを異常電圧と
称す)から保護する過電圧保護回路に関する。
に接続された通信機器の如き電子機器等を伝送線
路に誘導される雷サージ、電力線よりの電磁誘導
電圧等の縦電圧サージおよび伝送線路間に誘導さ
れる横電圧サージその他電子機器等に印加される
通常の電圧以上の電圧(以下これらを異常電圧と
称す)から保護する過電圧保護回路に関する。
従来例えばPCM搬送通信方式における中継器
の如く伝送線路に接続された通信機器やその伝送
線路を、例えば前記伝送線路に侵入するサージ等
の異常電圧から保護する過電圧保護回路として第
1図図示の如く構成された過電圧保護回路が知ら
れている。第1図において伝送線路の入力側端子
L1,L2間にはガス入放電管の如き過電圧保護素
子1,2が直列に接続され、且つその過電圧保護
素子1および2の直列接続中間点が大地3に接続
されている。伝送線路の各出力側端子T1,T2と
過電圧保護素子1,2の各入力端との間にはそれ
ぞれ抵抗4,5が接続されており、各抵抗4,5
と各出力側端子T1,T2との間の伝送線路間には
電圧非直線抵抗素子例えばバリスタ6が接続され
ている。
の如く伝送線路に接続された通信機器やその伝送
線路を、例えば前記伝送線路に侵入するサージ等
の異常電圧から保護する過電圧保護回路として第
1図図示の如く構成された過電圧保護回路が知ら
れている。第1図において伝送線路の入力側端子
L1,L2間にはガス入放電管の如き過電圧保護素
子1,2が直列に接続され、且つその過電圧保護
素子1および2の直列接続中間点が大地3に接続
されている。伝送線路の各出力側端子T1,T2と
過電圧保護素子1,2の各入力端との間にはそれ
ぞれ抵抗4,5が接続されており、各抵抗4,5
と各出力側端子T1,T2との間の伝送線路間には
電圧非直線抵抗素子例えばバリスタ6が接続され
ている。
第1図図示の過電圧保護回路において、入力側
端子L1,L2から異常電圧が伝送線路に侵入する
と、過電圧保護素子1,2が動作して異常電圧を
大地3に放出し、伝送線路の出力側端子T1,T2
に接続されている通信機器等を異常電圧から保護
する作用を行う。この場合に伝送線路の対地間の
不平衡により生ずる伝送線路の線間サージ電圧や
過電圧保護素子1,2の動作時に生ずる僅少の線
間電圧は伝送線路間に接続されているバリスタ6
により吸収されるので、通信機器等には低減され
た残留電圧しか印加されないこととなるのであ
る。
端子L1,L2から異常電圧が伝送線路に侵入する
と、過電圧保護素子1,2が動作して異常電圧を
大地3に放出し、伝送線路の出力側端子T1,T2
に接続されている通信機器等を異常電圧から保護
する作用を行う。この場合に伝送線路の対地間の
不平衡により生ずる伝送線路の線間サージ電圧や
過電圧保護素子1,2の動作時に生ずる僅少の線
間電圧は伝送線路間に接続されているバリスタ6
により吸収されるので、通信機器等には低減され
た残留電圧しか印加されないこととなるのであ
る。
しかしながら第1図図示の過電圧保護回路にお
いて、過電圧保護素子1,2が動作すると、各線
路と大地間との電圧が急激に低下し、この電圧変
動が伝送線路の出力側端子T1,T2に接続されて
いる通信機器等例えば中継器の入力部に接続され
ている絶縁トランスの一次巻線と二次巻線間の静
電容量を介して中継器システムに加わり、これに
より絶縁トランスや中継器システムに不平衡分が
あると線間電圧が発生し、この線間電圧により中
継器システム等を破損に到らしめることがある。
さらに過電圧保護素子1,2が動作している間は
線間が短絡状態となり、そのため伝送線路に伝送
される信号例えばPCM搬送信号等に誤動作を生
じさせる欠点がある。
いて、過電圧保護素子1,2が動作すると、各線
路と大地間との電圧が急激に低下し、この電圧変
動が伝送線路の出力側端子T1,T2に接続されて
いる通信機器等例えば中継器の入力部に接続され
ている絶縁トランスの一次巻線と二次巻線間の静
電容量を介して中継器システムに加わり、これに
より絶縁トランスや中継器システムに不平衡分が
あると線間電圧が発生し、この線間電圧により中
継器システム等を破損に到らしめることがある。
さらに過電圧保護素子1,2が動作している間は
線間が短絡状態となり、そのため伝送線路に伝送
される信号例えばPCM搬送信号等に誤動作を生
じさせる欠点がある。
前記第1図図示の過電圧保護回路の他に例えば
第2図図示の如き過電圧保護回路も知られてい
る。第2図において伝送線路の入力側端子L1,
L2間には2個の誘導線輪7,8と、各誘導線輪
7,8の間に接続された3極ガス入放電管9とか
らなる直列回路が接続されており、且つ3極ガス
入放電管9のアース極が大地3に接続されてい
る。
第2図図示の如き過電圧保護回路も知られてい
る。第2図において伝送線路の入力側端子L1,
L2間には2個の誘導線輪7,8と、各誘導線輪
7,8の間に接続された3極ガス入放電管9とか
らなる直列回路が接続されており、且つ3極ガス
入放電管9のアース極が大地3に接続されてい
る。
第2図図示の過電圧保護回路は、入力側端子
L1,L2から異常電圧が伝送線路に侵入すると3
極ガス入放電管9が動作して異常電圧を各誘導線
輪7,8を介して大地3に放出し、伝送線路の出
力側端子T1,T2に接続されている通信機器を異
常電圧から保護する作用を行うことができる。
L1,L2から異常電圧が伝送線路に侵入すると3
極ガス入放電管9が動作して異常電圧を各誘導線
輪7,8を介して大地3に放出し、伝送線路の出
力側端子T1,T2に接続されている通信機器を異
常電圧から保護する作用を行うことができる。
しかしながら第2図図示の過電圧保護回路では
下記のような欠点がある。
下記のような欠点がある。
(1) 各誘導線輪の製造上のバラツキに基く不平衡
電圧が発生する。
電圧が発生する。
(2) 各誘導線輪の巻線抵抗による残留電圧が発生
する。
する。
(3) 横の異常電圧に対する過電圧保護作用が十分
であるとは言えない。
であるとは言えない。
(4) ガス入放電管の動作時の雑音により伝送線路
に接続された通信機器等を誤動作させることが
ある。
に接続された通信機器等を誤動作させることが
ある。
従つて前記従来の過電圧保護回路は何れも特に
低耐圧部品から構成されている電子機器等を誤動
作させることなく各種の異常電圧から確実に保護
するという要望を満たすことができなかつた。
低耐圧部品から構成されている電子機器等を誤動
作させることなく各種の異常電圧から確実に保護
するという要望を満たすことができなかつた。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、
伝送線路に接続されている電子機器等を誤動作さ
せることなく各種の過電圧から確実に保護し得る
過電圧保護回路を提供することを目的とする。
伝送線路に接続されている電子機器等を誤動作さ
せることなく各種の過電圧から確実に保護し得る
過電圧保護回路を提供することを目的とする。
本考案による過電圧保護回路は伝送線路間に複
数の過電圧保護素子を直列に接続してなる直列回
路と、前記伝送線路間に前記直列回路と並列に接
続された誘導線輪と、前記直列回路の過電圧保護
素子の直列接続中間点と前記誘導線輪の中間点と
を短絡する短絡部と大地との間に接続された過電
圧保護素子とを具備してなることを特徴とする。
数の過電圧保護素子を直列に接続してなる直列回
路と、前記伝送線路間に前記直列回路と並列に接
続された誘導線輪と、前記直列回路の過電圧保護
素子の直列接続中間点と前記誘導線輪の中間点と
を短絡する短絡部と大地との間に接続された過電
圧保護素子とを具備してなることを特徴とする。
本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第3図は本考案の一実施例の概略構成を示す回
路図であり、第4図は本考案の他の実施例の概略
構成を示す回路図である。
路図であり、第4図は本考案の他の実施例の概略
構成を示す回路図である。
第3図において、伝送線路の入力側端子L1,
L2間にはバリスタ、ツエナーダイオードの如き
電圧非直線素子またはガス入放電管の如き複数の
過電圧保護素子11,12を直列に接続してなる
直列回路が接続されており、さらにこの直列回路
と並列に略同一構成の2個の線輪14a,14b
からなる誘導線輪14が接続されている。また誘
導線輪14の中間点(線輪14a,14bの接続
点)15と前記直列回路の過電圧保護素子11,
12の直列接続中間点16とが短絡部17により
短絡され、この短絡部17と大地3との間にはバ
リスタまたはガス入放電管の如き過電圧保護素子
13が接続されている。伝送線路の出力側端子
T1,T2には例えば中継器の如き通信機器その他
の電子機器からなる被保護機器等の入力端子(図
示せず)が接続されるようになされている。この
場合例えば中継器のように入力端子と出力端子と
を有し、これらの各端子がそれぞれ伝送線路に接
続されるような被保護機器等に前記本考案による
過電圧保護回路を適用するときには、前記の如く
被保護機器等の入力端子には第3図図示の過電圧
保護回路の出力側端子T1,T2を接続するととも
にさらにこの被保護機器等の出力端子にも対称的
に他の第3図図示の過電圧保護回路の出力側端子
T1,T2を接続するようになされる。
L2間にはバリスタ、ツエナーダイオードの如き
電圧非直線素子またはガス入放電管の如き複数の
過電圧保護素子11,12を直列に接続してなる
直列回路が接続されており、さらにこの直列回路
と並列に略同一構成の2個の線輪14a,14b
からなる誘導線輪14が接続されている。また誘
導線輪14の中間点(線輪14a,14bの接続
点)15と前記直列回路の過電圧保護素子11,
12の直列接続中間点16とが短絡部17により
短絡され、この短絡部17と大地3との間にはバ
リスタまたはガス入放電管の如き過電圧保護素子
13が接続されている。伝送線路の出力側端子
T1,T2には例えば中継器の如き通信機器その他
の電子機器からなる被保護機器等の入力端子(図
示せず)が接続されるようになされている。この
場合例えば中継器のように入力端子と出力端子と
を有し、これらの各端子がそれぞれ伝送線路に接
続されるような被保護機器等に前記本考案による
過電圧保護回路を適用するときには、前記の如く
被保護機器等の入力端子には第3図図示の過電圧
保護回路の出力側端子T1,T2を接続するととも
にさらにこの被保護機器等の出力端子にも対称的
に他の第3図図示の過電圧保護回路の出力側端子
T1,T2を接続するようになされる。
第3図図示の本考案の一実施例の作用について
説明する。伝送線路の入力側端子L1,L2から縦
の異常電圧(対接地間異常電圧)が侵入すると異
常電圧は誘導線輪14の各線輪14a,14bを
通り、中間点15、短絡部17を経由して過電圧
保護素子13を動作させて大地3に放出される。
この場合に各線輪14a,14bのインピーダン
スが互いに打消されるので残留電圧の発生はほと
んどない。これにより伝送線路の出力側端子T1,
T2に接続された被保護機器等は異常電圧から保
護されることとなる。また場合によつては誘導線
輪14の各線輪14a,14bの残留インダクタ
ンスによる不平衡電圧が発生したり、誘導線輪1
4の巻線抵抗による残留電圧が発生したりするこ
とがある。このような電圧は各線輪14a,14
bにそれぞれ並列に接続された過電圧保護素子1
1,12の動作により伝送線路と大地間に放出さ
れるので、伝送線路間の電圧は所定の残留電圧以
下に保持されることとなり、従つて伝送線路の出
力側端子T1,T2に接続された被保護機器等は前
記の不平衡電圧や不所望の残留電圧から確実に保
護される。なお、誘導線輪14は例えばPCM搬
送信号電圧の如く伝送線路の線間電圧に対しては
高インピーダンスとして作用するので、過電圧保
護素子13が作動しても信号伝送には殆んど影響
を与えない。
説明する。伝送線路の入力側端子L1,L2から縦
の異常電圧(対接地間異常電圧)が侵入すると異
常電圧は誘導線輪14の各線輪14a,14bを
通り、中間点15、短絡部17を経由して過電圧
保護素子13を動作させて大地3に放出される。
この場合に各線輪14a,14bのインピーダン
スが互いに打消されるので残留電圧の発生はほと
んどない。これにより伝送線路の出力側端子T1,
T2に接続された被保護機器等は異常電圧から保
護されることとなる。また場合によつては誘導線
輪14の各線輪14a,14bの残留インダクタ
ンスによる不平衡電圧が発生したり、誘導線輪1
4の巻線抵抗による残留電圧が発生したりするこ
とがある。このような電圧は各線輪14a,14
bにそれぞれ並列に接続された過電圧保護素子1
1,12の動作により伝送線路と大地間に放出さ
れるので、伝送線路間の電圧は所定の残留電圧以
下に保持されることとなり、従つて伝送線路の出
力側端子T1,T2に接続された被保護機器等は前
記の不平衡電圧や不所望の残留電圧から確実に保
護される。なお、誘導線輪14は例えばPCM搬
送信号電圧の如く伝送線路の線間電圧に対しては
高インピーダンスとして作用するので、過電圧保
護素子13が作動しても信号伝送には殆んど影響
を与えない。
さらに伝送線路の入力側端子L1,L2に横の異
常電圧(線間異常電圧)が侵入すると、この異常
電圧は誘導線輪14の各線輪14a,14bを通
つて伝送線路に流れるが、この場合は誘導線輪1
4の鉄芯がすぐ磁気飽和してしまうので伝送線路
間の残留電圧が低減されることとなり、これによ
り伝送線路の出力側端子T1,T2に接続された被
保護機器等は横の異常電圧から保護されることと
なる。この場合誘導線輪14に過渡的に高い残留
電圧が発生することもあるが、その場合には誘導
線輪14と並列に接続された過電圧保護素子1
1,12が動作して前記の高い残留電圧を吸収す
るので、出力側端子T1,T2に接続された被保護
機器等は前記の高い残留電圧から確実に保護され
ることとなる。
常電圧(線間異常電圧)が侵入すると、この異常
電圧は誘導線輪14の各線輪14a,14bを通
つて伝送線路に流れるが、この場合は誘導線輪1
4の鉄芯がすぐ磁気飽和してしまうので伝送線路
間の残留電圧が低減されることとなり、これによ
り伝送線路の出力側端子T1,T2に接続された被
保護機器等は横の異常電圧から保護されることと
なる。この場合誘導線輪14に過渡的に高い残留
電圧が発生することもあるが、その場合には誘導
線輪14と並列に接続された過電圧保護素子1
1,12が動作して前記の高い残留電圧を吸収す
るので、出力側端子T1,T2に接続された被保護
機器等は前記の高い残留電圧から確実に保護され
ることとなる。
第4図は本考案の他の実施例による過電圧保護
回路の概略図で、説明の便宜上第3図図示のもの
と同一部分には同一符号を符して説明する。第4
図図示のものは第3図図示の誘導線輪14の各端
子と伝送線路の出力側端子T1,T2との間にそれ
ぞれインピーダンス18,19が直列に接続され
ており、且つ各インピーダンス18,19と出力
側端子T1,T2との間の伝送線路間にダイオード
バリスタまたはツエナーダイオード等の低電圧保
護素子20が接続されている点を除けばその他の
構成は第3図図示のものと同一であるからその説
明を省略する。
回路の概略図で、説明の便宜上第3図図示のもの
と同一部分には同一符号を符して説明する。第4
図図示のものは第3図図示の誘導線輪14の各端
子と伝送線路の出力側端子T1,T2との間にそれ
ぞれインピーダンス18,19が直列に接続され
ており、且つ各インピーダンス18,19と出力
側端子T1,T2との間の伝送線路間にダイオード
バリスタまたはツエナーダイオード等の低電圧保
護素子20が接続されている点を除けばその他の
構成は第3図図示のものと同一であるからその説
明を省略する。
第4図図示の本考案の他の実施例においてはイ
ンピーダンス18,19と低電圧保護素子20と
を設けることにより、第3図図示の実施例の過電
圧保護回路で僅少に低減された線間残留電圧をさ
らに吸収するように作用し、これにより第3図図
示の過電圧保護回路でも保護し難いような耐電圧
の極めて低い電子機器例えば半導体化された電子
部品等で構成されているような被保護機器等を異
常電圧から確実に保護し得るものである。
ンピーダンス18,19と低電圧保護素子20と
を設けることにより、第3図図示の実施例の過電
圧保護回路で僅少に低減された線間残留電圧をさ
らに吸収するように作用し、これにより第3図図
示の過電圧保護回路でも保護し難いような耐電圧
の極めて低い電子機器例えば半導体化された電子
部品等で構成されているような被保護機器等を異
常電圧から確実に保護し得るものである。
本考案は以上の如く構成されているので、伝送
線路に侵入する縦および横の全ての異常電圧に対
して確実に吸収するように作用し、且つ誘導線輪
の直流抵抗による残留電圧および残留インダクタ
ンスによる不所望の残留電圧等をも確実に低減さ
せることにより低耐圧の被保護機器を全ての異常
電圧から確実に保護することができる。さらに過
電圧保護回路の動作時に生じ易い伝送線路に接続
された例えばPCM搬送通信方式等の中継器等の
被保護機器の誤動作をも確実に防止できる過電圧
保護回路が得られる優れた効果が奏せられるもの
である。
線路に侵入する縦および横の全ての異常電圧に対
して確実に吸収するように作用し、且つ誘導線輪
の直流抵抗による残留電圧および残留インダクタ
ンスによる不所望の残留電圧等をも確実に低減さ
せることにより低耐圧の被保護機器を全ての異常
電圧から確実に保護することができる。さらに過
電圧保護回路の動作時に生じ易い伝送線路に接続
された例えばPCM搬送通信方式等の中継器等の
被保護機器の誤動作をも確実に防止できる過電圧
保護回路が得られる優れた効果が奏せられるもの
である。
第1図および第2図はそれぞれ従来の過電圧保
護回路の概略構成を示す回路図、第3図は本考案
の一実施例の概略構成を示す回路図、第4図は本
考案の他の実施例の概略構成を示す回路図であ
る。 1,2……過電圧保護素子、3……大地、4,
5……抵抗、6……バリスタ、7,8……誘導線
輪、9……3極ガス入放電管、11,12,13
……過電圧保護素子、14,14a,14b……
誘導線輪、15,16……中間点、17……短絡
部、18,19……インピーダンス、20……低
電圧保護素子、L1,L2……入力側端子、T1,T2
……出力側端子。
護回路の概略構成を示す回路図、第3図は本考案
の一実施例の概略構成を示す回路図、第4図は本
考案の他の実施例の概略構成を示す回路図であ
る。 1,2……過電圧保護素子、3……大地、4,
5……抵抗、6……バリスタ、7,8……誘導線
輪、9……3極ガス入放電管、11,12,13
……過電圧保護素子、14,14a,14b……
誘導線輪、15,16……中間点、17……短絡
部、18,19……インピーダンス、20……低
電圧保護素子、L1,L2……入力側端子、T1,T2
……出力側端子。
Claims (1)
- 伝送線路間に複数の過電圧保護素子を直列に接
続してなる直列回路と、前記伝送線路間に前記直
列回路と並列に接続された誘導線輪と、前記直列
回路の過電圧保護素子の直列接続中間点と前記誘
導線輪の中間点とを短絡する短絡部と大地との間
に接続された過電圧保護素子とを具備してなるこ
とを特徴とする過電圧保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9683U JPS59107541U (ja) | 1983-01-06 | 1983-01-06 | 過電圧保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9683U JPS59107541U (ja) | 1983-01-06 | 1983-01-06 | 過電圧保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59107541U JPS59107541U (ja) | 1984-07-19 |
JPH0312029Y2 true JPH0312029Y2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=30131843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9683U Granted JPS59107541U (ja) | 1983-01-06 | 1983-01-06 | 過電圧保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59107541U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2597729Y2 (ja) * | 1989-03-01 | 1999-07-12 | 岡谷電機産業 株式会社 | サージノイズ吸収器 |
-
1983
- 1983-01-06 JP JP9683U patent/JPS59107541U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59107541U (ja) | 1984-07-19 |
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