JPS6131457Y2 - - Google Patents

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JPS6131457Y2
JPS6131457Y2 JP15223781U JP15223781U JPS6131457Y2 JP S6131457 Y2 JPS6131457 Y2 JP S6131457Y2 JP 15223781 U JP15223781 U JP 15223781U JP 15223781 U JP15223781 U JP 15223781U JP S6131457 Y2 JPS6131457 Y2 JP S6131457Y2
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JP
Japan
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insulator
insulation
insulating
surge
vacuum
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JP15223781U
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JPS5857029U (ja
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【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野の説明 本考案は、円空形状の絶縁支持物等でその内
部に絶縁容器を収納する構造の絶縁体で特に汚
損湿潤等のうける特殊環境下に対して適用でき
るように絶縁物表面の沿面絶縁を改良した絶縁
体に関するものである。
(b) 従来技術の説明 近時、土地の高騰は電気設備に関しても小形
縮小化の要求が強く、機器の絶縁も限界設計が
行なわれるようになつてきた。真空しや断器等
もその例の一つであり、従来のしや断器に比較
し大幅に縮小化されてきており、配電盤内での
多段積収納等も可能となり、その適用範囲が広
くなつてきた。このため汚損湿潤などのうける
特殊環境下で使用される機会も多くなつてき
た。
従来の真空しや断器の構成の1例を第1図に
示す。1は、真空しや断器のON,OFFの駆動
力を発生する操作機構部である。操作機構部1
より連結リンク2、連結リンク2より絶縁操作
ロツド3を介し、真空バルブ4の可動軸に接続
されている。真空バルブ1の固定軸側は、上部
支持導体5に固定されている。また真空バルブ
4の可動軸側は、下部導体6で支持されてい
る。これら上部支持導体5、下部導体6は、各
絶縁碍子7,8で支持されている。
一般に真空しや断器で遅れ力率の小電流をし
や断した時に、開閉サージを発生することが知
られている。このような場合、機器がこの開閉
サージにより絶縁破壊しないようにサージ保護
装置を取り付け、絶縁協調をはかつている。サ
ージ保護装置としては、従来CRサージサプレ
ツサ、VSリアクトル、避雷器等が使用されて
きたが、最近、金属酸化物を使用した非直線抵
抗で、非直線性に優ぐれ、サージ耐量の大きな
素子が開発され、この素子をサージ保護装置に
適用するケースが増加してきた。非直線素子を
使用したサージ保護装置は、従来のサージ保護
装置と比較し、小形化されており従来は、閉鎖
配電盤内にサージ保護装置を取り付けるスペー
スを確保しておく必要があつたのに対し、非直
線素子を使用したサージ保護装置は、真空しや
断器内に収納することが可能となり、閉鎖配電
盤の、縮小化、多段積化に寄与している。
第1図に示した、真空しや断器の場合、サー
ジ保護装置は、上,下に取り付けた絶縁碍子
7,8の内部を中空としてそこに収納する方法
が取られている。
1例として、上部絶縁碍子7に、サージ保護
装置を収納した場合の断面図を第2図に示す。
第2図において、絶縁容器10と非直線素子1
1、非直線素子11を連結する接触片12とか
ら大略なつている。絶縁容器10は絶縁と気密
性を兼ねるためセラミツクの円筒形状が一般の
形である。さらに、サージ保護装置は上部絶縁
碍子7の内部を中空とし、その中に収納されて
いる。
従つて、絶縁容器10および絶縁碍子7の内
面の表面沿面距離は、碍子のヒダ付形状と比較
して小さいため、沿面の電圧ストレスが高くな
り汚損湿潤時の絶縁特性が問題となる。
(c) 考案の目的 本考案は、上記事情に対し、汚損湿潤の多い
特殊環境下においても、絶縁信頼性の高い絶縁
体を提供することを目的とする。
(d) 考案の構成 以下本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。第3図は、絶縁碍子内に収納されるサージ
保護装置に適用したもので、絶縁容器10の表
面に、絶縁バンド22a,22bをゴムの伸縮
性を利用して装着し、かつ、絶縁碍子7の内面
にも接触させる。本構成の絶縁ゴムバンドは、
通常のゴムと異り、シリコーンゴムの分子間に
シリコーンオイルを充てんしてシリコーンゴム
に撥水性のオイルブリード性を付与したもの
で、これを絶縁容器10の長さ方向に対して、
直角方向に、1段または複数個を多段に分割し
て装着する。
(e) 考案の作用 上記のようにすれば、強力な撥水性を示すシ
リコーンオイルがシリコーンゴム層の中に常に
安定して貯蔵されているので、絶縁ゴムバンド
22a,22bの表面や絶縁容器10や絶縁碍
子7の境界面には常時シリコーンオイルが滲出
しているため、絶縁容器10の表面や絶縁碍子
7の内面に汚損湿潤をうけてもシリコーンオイ
ルの強力を撥水性作用によつて絶縁低下を防止
することができる。
(f) 考案の効果 以上のように本考案によれば次のような効果
がある。
(1) 本考案によれば、碍子のヒダ付のように複
雑な形状として沿面距離を増大させる必要は
なく、形状は単純で製造容易となり絶縁の縮
小化に大幅に貢献できる。
(2) 使用される環境条件に応じて、軽汚損地域
には絶縁ゴムバンドを1〜2個、重汚損地域
には複数個を多段に分割していることにより
沿面絶縁を容易に強化することができる。
(3) 本考案のゴムバンドは、沿面絶縁強化の他
に、しや断器の開閉に伴なう衝撃力の緩衝材
又偏芯防止材としての総合効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の真空しや断器の側面図、第2図
は非直線素子を使用したサージ保護装置を真空し
や断器の絶縁碍子内に収納した場合の断面図、第
3図は本考案の1実施例として、絶縁碍子収納形
のサージ保護装置に適用した例を示す断面図であ
る。 1……操作機構部、2……連結リンク、3……
絶縁操作ロツド、4……真空バルブ、5……上部
支持導体、6……下部導体、7,8……絶縁碍
子、10……絶縁容器、11……非直線素子、1
2……接触片、22a,22b……絶縁バンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円柱形絶縁物の外周面に、伸縮性を有する絶縁
    バンドを単数または、複数個を多段分割に装着
    し、かつ、円柱形絶縁物を収納する絶縁体内面に
    上記絶縁バンドが接触させ、この絶縁バンドに撥
    水性を有するオイルブリード性を付与したことを
    特徴とする絶縁体。
JP15223781U 1981-10-15 1981-10-15 絶縁体 Granted JPS5857029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15223781U JPS5857029U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 絶縁体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15223781U JPS5857029U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 絶縁体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5857029U JPS5857029U (ja) 1983-04-18
JPS6131457Y2 true JPS6131457Y2 (ja) 1986-09-12

Family

ID=29944895

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15223781U Granted JPS5857029U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 絶縁体

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JP (1) JPS5857029U (ja)

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JPS5857029U (ja) 1983-04-18

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