JPS5866213A - 絶緑体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）　　技術分野の説明 本発明は絶縁支持物等の絶縁体に係シ、例えば真空しゃ
断器の絶縁容器および絶縁操作ロッドのような絶縁支持
物で、特（：汚損湿潤等のうける特殊環境下（二対して
適用できるよう（：絶縁物表面の沿面絶縁を改良した絶
縁体に関するものである。

（ｂ）　　従来技術の説明 近時、土地の高騰は電気設備（二対しても小形縮小化の
要求が強く、機器の絶縁も限界設計が行われるよう（二
なってきた。真空しゃ断器尋はその例の一つで、従来の
しゃ断器Ｃ：比較し大幅Ｃ；縮小化されてきてお夛、配
電盤内での多段積収納静も可能となり、その適用範囲が
広くなってきた。このため汚損湿潤などのうける特殊環
境下で使用される機会も多くなってきた。しかしこの場
合つぎのような問題がある〇 一般に真空しゃ断器の開閉部を構成する真空パルプの構
造は、第１図１＝示すよう口、絶縁容器１とこの中に収
納され九固定電極２、可動電極３とから大略構成されて
いるが、絶縁容器１は絶縁性と高真空の気密性を兼ねる
ため小形で気密の高信頼性が要求される。

このため、ガラスやセラミック等の材料でできた円筒形
状が一般的な形である。従って絶縁容器１の表面沿面絶
縁距離は、がいしのヒダ付形に比較し小さいため１・、
沿面の電圧ストレスが高くなシ汚損湿潤時の絶縁特性劣
化が問題になる。特にコンデンサ回路のしゃ断時には極
間電圧が２倍（二なるため、絶縁容器１の表面でフラッ
シュオーバーし易くな夛、シゃ断失敗することがある。

また、柱上真空開閉器のよう（二、ケース内（＝真空パ
ルプが内蔵されている場合の保守点検作業時には開極を
確認するため、検電器で電圧の有無をケースの外側で調
べているが、この場合も、絶縁容器１の表面が汚損湿潤
などで絶縁が低下していると、パルプが正常に開極され
ていても検電器が点灯し岨検電する問題もある。また、
開閉機構の絶縁操作ロンドのように有機絶縁物で製作さ
れているものは、汚損湿潤時の沿面放電（二よってトラ
ッキング（炭化導電路）が進展し、絶縁破壊にまで進行
する場合もある。

（Ｃ）　　発明の目的 本発明は上記の欠点を除去して、汚損、湿潤の多い特殊
環境下においても絶縁信頼性の高い絶縁体を提供するこ
とを目的とする。

（ｄ）　　発明の構成 以下本発明の１実施例を図面（＝従って説明する。第２
図は本発明を真空バルブＣ二適用したもので、固定電極
２、可動電極３を収納した絶縁容器１０表面Ｃ二、絶縁
ゴムバンド４ａｔ４ｂをゴムの伸縮性を利用して装着す
る。本構成の絶縁ゴムバンドは通常のゴムとは異）、シ
リコーンゴムの分子間１ニシリコーンオイルを充てんし
てシリコーンゴムに撥水性のオイルブリード性を付与し
たもので、とれを絶縁容器ｌの長さ方向に対して直角方
向に１段または複数個を多段に分割して装着する。

（ｅ）　　発明の作用 上記のような構成亀二すれは、強力な撥水性を示すシリ
コーンオイルがシリコーンゴム層の中（二常Ｃ二安定し
て貯１Ｒすれているので、絶縁ゴムバンド４１１ｍ４ｂ
の表面中、また絶縁容器１との境界面Ｃ＝は常時、シリ
コーンオイルが溶出している丸め、絶縁容器ｌの表面（
＝汚損、湿潤をうけてもシリコーンオイルの強力な撥水
性作用（二上って絶縁低下を防止することができる。

絶縁容器ｌの材質は、前記のごとくガラスやセラずツク
スがその大部分であるが、これらの材質は、汚損湿潤を
うけると濡れ性が良いため（＝、汚損物の導電性被膜が
広が）易く絶縁低下の原因となるが、本発明の絶縁ゴム
バンド４ａ−４ｂは円周Ｃ二沿って装着されているので
、この部分で絶縁低下を防止することができる。従って
汚損湿潤をうけた場合（二はこの部分での電圧分担が高
くなるので、その使用電圧、環境条件に応じて多段に分
割装着して電圧分担を緩和し絶縁低下を防止することが
できる。

（ｆ）　　他の実施例 第３図は真空バルブへ応用した本発明の他の実施例を示
したもので、絶縁容器１とこの両端を密閉する金属フラ
ンジ５との接続部に絶縁ゴムバンド４ａ＊４ｂを装着す
ることによシ、金属フランジ５の一部の沿面距離を、絶
縁沿面距離として有効（＝活用することができる。

更口本発明の他の実施例（一ついて第４図乃至第６図を
参照して説明する０本実施例も同じく、真空パルプに適
用した場合で、絶縁容器１の表面に、中空ゴム帯１４ｍ
、１４ｂを円周題ユ沿って巻き、締付バンド１５ｇ＝よ
って装着したものである。

本構成の中空ゴム帯１４ａ、１４ｂも前記実施例と同様
に通常のゴムとは異り、シリコーンゴム（二撥水性を有
するオイルブリード性を付与したもので、これを絶縁容
器ｌの長さ方向（二対して直角方向に１個または複数個
を多段Ｃ：分割して装着する。この場合の装着方法は、
中空ゴム帯１４ａ。

１４ｂを装着しようとする絶縁容器１０円周よシ若干長
く切断し、第５図の接続部拡大図（二示すように、接続
端部を斜めＣ二切断し、両端接続部１；すき間ができな
いよう≦二若干重ねておき、中空部の穴１６（：ｌ−１
第６図Ｃ；示す締付バンド１５（例えば、プラスチック
製のインシュロック）を遇して締付時る。上記のような
構成によると、中空ゴム帯１４ｍ、１４ｂは、強力な撥
水性を示すシリコーンオイルの貯蔵層となシ、このオイ
ルは表面張゛力が小さいため、中空ゴム帯１４ａｌ１４
ｂの表面とその周１！Ｉ（二常時溶出しているので、絶
縁容器ｌとの接触面は常時高抵抗（：維持される◎本実
施例の特徴は、絶縁体の形状、サイズ（−関係なく適用
できること。その取付作業性が容易で、上下の接続導体
等を取外すことなく、現場での取付更新が容易である。

中空ゴム帯１４ａ。

１４ｂを締付バンド１５で機械的（二締付られるので、
しゃ断器のような衝撃力の加わる絶縁体（二も適用でき
る。

本実施例の説明では、中空ゴム帯を三角形状として接触
面積、沿面距離を大きくしたが、三角形（二限るもので
はない。又中空ゴム帯でなく、板状のゴム帯の上から締
付ける方法も変形例として含まれる。

なお本発明は上記実施例（−のみ迄＝限定されず、例え
ば有機絶縁物（二施すと耐トラツキング防止としての効
果もある。また、避雷器等のように絶縁容器の中（二、
内部特性要素を有するものは、汚損湿潤で外表面の電界
ストレスが乱されると、放電特性を著るしく低下させる
ことがあるが、本発明の絶縁ゴムバンドを長さ方向鴫二
対して多Ｒ口分割装着することにより、長さ方向の電界
を均等化して放電特性低下を防止できる。

（２）発明の効果 以上に述べたようＣ：、本発明（＝よれば、がいしのヒ
ダ付のよう（：複線な形状として沿面距離を増大させる
必要はなく、形状な単純なストレート形状で良いため製
造容易となシ絶縁の縮小化に大幅Ｃ二貫献できる。また
使用される環境条件に応じ、軽汚損地域には絶縁ゴムバ
ンドを１〜２個、重汚損地域には複数個を多段（二分割
して用いることによシ沿面絶縁を容易（二強化すること
ができ、汚損湿潤の特殊環境下ζ二有機絶縁材料を適用
すると、トラッキング劣化の問題があったが、本考案４
；よるとこの問題も解決できるＯ 従って絶縁信頼性の高い絶縁支持物を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の真空パルプを示す断面図、第２図は本発
明の一実施例を真空パルプに適用した場合を示す断面図
、第３図は本発明の他の実施例を示す要部断面図、第４
図は更弓二本発明の他の実施例を示す真空パルプの正面
図、第５図は第４図の要部拡大図、詔６図は締付バンド
を示す斜視図である。 １・・・絶縁容器　　　　２・・・固定電極３・・・可
動電極　　　　　４ｍｓ＋ｂ・・・締付ゴムバンド５・
・・金属フランジ　　１４＆、１４ｂ・・・中空ゴム帯
１５・・・締付バンド （７３１７）　　代理人　弁理士　則　近　憲　佑　（
ほか１名）第１図 第２ｖＡ　　第３ｇＪ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　外周面に撥水性を有するオイルブリード性の
   絶縁バンドを装着した絶縁体。
2. （２）絶縁バンドが伸縮性を有するゴムである特許請求
   の範囲第１項記載の絶縁体。
3. （３）絶縁バンドが中空ゴム帯から成〉この中空ゴム帯
   の中空穴内ζ二締付バンドを通して外周面６＝装着した
   特許請求の範囲第１項記載の絶縁体。