JPH0638325B2 - 漏電遮断器の零相変流器ユニツト - Google Patents
漏電遮断器の零相変流器ユニツトInfo
- Publication number
- JPH0638325B2 JPH0638325B2 JP9276587A JP9276587A JPH0638325B2 JP H0638325 B2 JPH0638325 B2 JP H0638325B2 JP 9276587 A JP9276587 A JP 9276587A JP 9276587 A JP9276587 A JP 9276587A JP H0638325 B2 JPH0638325 B2 JP H0638325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zero
- phase current
- current transformer
- case
- earth leakage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Breakers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は漏電遮断器に設置され零相変流器およびその
制御回路，一次導体からの制御線，テスト回路用巻線な
どを結線処理し一体化した零相変流器ユニットに関す
る。
制御回路，一次導体からの制御線，テスト回路用巻線な
どを結線処理し一体化した零相変流器ユニットに関す
る。
従来の漏電遮断器にこの種の零相変流器ユニットが漏電
引外し装置に採用されたものはなく、従来装置では一例
として第６図にその縦断面を示すように各部品毎に収納
し器内結線を行う方式のものが知られている。図におい
て漏電遮断器は合成樹脂成形により上，下に２分割可能
なケース１およびカバー２と、ケース，カバー１，２に
収納された電路構成部３およびその接点部を開閉操作す
る開閉機構４と、電路構成部３の器外負荷電路に地絡が
生じた場合これを検出して電路部を遮断動作させる漏電
引外し装置５と、電路構成部３が過電流になるとそれを
検出して電路構成部３を遮断動作させる過電流引外し装
置６とで構成されている。漏電引外し装置５は電路構成
部３の可動接触子11と過電流引外し装置６の励磁コイル
12とを接続する可撓導体による３相の一次導体21と、３
相の一次導体21が一括貫通する零相変流器22と、零相変
流器22の出力の増幅を主とする制御回路が搭載されたプ
リント配線基板ユニット23と、図示されていないテスト
回路用コイルおよびその接点，加電圧トリップコイルユ
ニットなどで構成され、これらはそれぞれがケース，カ
バー１，２内に組み込まれた後、半田付けにより所定の
結線処理がなされている。
引外し装置に採用されたものはなく、従来装置では一例
として第６図にその縦断面を示すように各部品毎に収納
し器内結線を行う方式のものが知られている。図におい
て漏電遮断器は合成樹脂成形により上，下に２分割可能
なケース１およびカバー２と、ケース，カバー１，２に
収納された電路構成部３およびその接点部を開閉操作す
る開閉機構４と、電路構成部３の器外負荷電路に地絡が
生じた場合これを検出して電路部を遮断動作させる漏電
引外し装置５と、電路構成部３が過電流になるとそれを
検出して電路構成部３を遮断動作させる過電流引外し装
置６とで構成されている。漏電引外し装置５は電路構成
部３の可動接触子11と過電流引外し装置６の励磁コイル
12とを接続する可撓導体による３相の一次導体21と、３
相の一次導体21が一括貫通する零相変流器22と、零相変
流器22の出力の増幅を主とする制御回路が搭載されたプ
リント配線基板ユニット23と、図示されていないテスト
回路用コイルおよびその接点，加電圧トリップコイルユ
ニットなどで構成され、これらはそれぞれがケース，カ
バー１，２内に組み込まれた後、半田付けにより所定の
結線処理がなされている。
このような従来装置では半田付けによる結線作業が手作
業によるために、他の構造部品の組み込み作業より多く
の時間を必要とし、組立ラインのライン速度を遅くする
か、または組み込み作業に合わせるために多くの半田付
け作業者を配置することが必要となる欠点があった。さ
らに半田付け作業後の接続線をケース１内に収納する際
に、接続線数が多いことから限られた空間内に常に同一
形状を保って収納されるとは限らず、ときに裏蓋７を内
部から押してはがれの原因となることがある品質上の欠
点もあった。
業によるために、他の構造部品の組み込み作業より多く
の時間を必要とし、組立ラインのライン速度を遅くする
か、または組み込み作業に合わせるために多くの半田付
け作業者を配置することが必要となる欠点があった。さ
らに半田付け作業後の接続線をケース１内に収納する際
に、接続線数が多いことから限られた空間内に常に同一
形状を保って収納されるとは限らず、ときに裏蓋７を内
部から押してはがれの原因となることがある品質上の欠
点もあった。
この発明の目的は前述した従来の欠点を除去し、本体組
立ライン上での半田付け結線作業をなくして他の構造物
組み込み時間と同一レベルのライン速度が確保でき、か
つ接続線の押し込みが原因となる品質低下のない漏電遮
断器の零相変流器ユニットを提供することにある。
立ライン上での半田付け結線作業をなくして他の構造物
組み込み時間と同一レベルのライン速度が確保でき、か
つ接続線の押し込みが原因となる品質低下のない漏電遮
断器の零相変流器ユニットを提供することにある。
この発明は前述の目的を達成するために、方形箱状にし
て２分割され零相変流器が収納された合成樹脂成形によ
るケース，カバーと、該ケース，カバーの一側接合面に
挾持され前記零相変流器を貫通する一次導体が接続され
た端子群と、前記ケース，カバーの他側開口部に設置さ
れ前記零相変流器の出力端およびテストコイル端，前記
一次導体からの制御線がそれぞれ接続されたジャック組
体と、該ジャック組体に接続プラグを介して接続される
制御回路を搭載したプリント基板とを備えた点である。
て２分割され零相変流器が収納された合成樹脂成形によ
るケース，カバーと、該ケース，カバーの一側接合面に
挾持され前記零相変流器を貫通する一次導体が接続され
た端子群と、前記ケース，カバーの他側開口部に設置さ
れ前記零相変流器の出力端およびテストコイル端，前記
一次導体からの制御線がそれぞれ接続されたジャック組
体と、該ジャック組体に接続プラグを介して接続される
制御回路を搭載したプリント基板とを備えた点である。
本発明による漏電遮断器の零相変流器ユニットには、零
相変流器が収納され、零相変流器を貫通する一次導体に
接続された端子群がケースとカバーとに挾持され、零相
変流器の出力端，テストコイル端，前記一次導体からの
制御線がそれぞれ接続されたジャック組体が組み込まれ
ているので、この零相変流器ユニットへの主回路導体や
加電圧放出器への接続は端子群へのねじ締めにより行わ
れ、テスト回路用のテストボタン等との接続はジャック
組体へのプラグの差し込みにより行われる。
相変流器が収納され、零相変流器を貫通する一次導体に
接続された端子群がケースとカバーとに挾持され、零相
変流器の出力端，テストコイル端，前記一次導体からの
制御線がそれぞれ接続されたジャック組体が組み込まれ
ているので、この零相変流器ユニットへの主回路導体や
加電圧放出器への接続は端子群へのねじ締めにより行わ
れ、テスト回路用のテストボタン等との接続はジャック
組体へのプラグの差し込みにより行われる。
第１図ないし第５図はこの発明による漏電遮断器の零相
変流器の一実施例を示す図で、第１図は漏電遮断器に設
置した状態を示す縦断面図、第２図ないし第４図は零相
変流器ユニットのケース，カバー内に収納部分の一次端
子側正面図，平面図およびジャック側正面図、第５図は
零相変流器ユニットの内部構造を示す平面図である。図
において前述した第６図の従来装置と同一部分には同一
符号を付すことにより対応させ相違点について説明す
る。この実施例において従来装置と相違する点は、漏電
遮断器の漏電引外し装置５の主要部を収納する空間に、
ねじ締結とコネクタの差し込みだけで取り付けを含めて
電路構成部３への接続およびトリップ，テストの両回路
への接続可能に零相変流器と関連部品とをユニット化
し、本体組立ライン上における半田付け作業を除いたこ
とである。零相変流器ユニット30は合成樹脂成形により
上下に２分割可能なケース31，カバー32に収納される部
分と、ケース31，カバー32外からコネクタを介して接続
される部分とから構成されている。ケース31，カバー32
内には第５図に示すように、貫通形の零相変流器33と、
零相変流器33を貫通する３相の一次導体34ａ，34ｂ，34
ｃと、一次導体34ａ，34ｂ，34ｃの両端に接続されケー
ス31，カバー32の一側接合面に挾持される端子群35ａ，
35ｂ，35ｃ；36ａ，36ｂ，36ｃと、ケース31，カバー32
の他側辺の開口部を覗くように設置されたジャック組立
37とがある。そしてケース31，カバー32内のジャック組
体37の当該ジャックとの間には、零相変流器33の出力端
33ａ，33ｂと、零相変流器33を貫通するテスト回路用コ
イル38と、一次導体34ａ，34ｃからの制御線39ａ，39ｃ
（制御電源兼用）と、加電圧トリップ回路への渡り線40
ａおよびテスト回路への渡り線40ｂとがそれぞれ接続さ
れている。一方ケース31，カバー32外からジャック組体
37にプラグ接続されるものには、零相変流器33の出力端
33ａ，33ｂや制御線39ａ，39ｂなどに接続されるプラグ
41を備え、増幅器を含め制御回路が搭載されたプリント
基板42と、制御線39ａとプリント基板42の制御回路に接
続されるプラグ41を備え、図示されていないトリップコ
イルに接続される加電圧トリップ用の接続線43と、制御
線39ｂとテスト回路用コイル38の一端とに接続されるプ
ラグ41とを備え、第１図の押しボタン８の下方に位置す
る接点に抵抗を介して接続されるテスト回路用の接続線
44とがある。
変流器の一実施例を示す図で、第１図は漏電遮断器に設
置した状態を示す縦断面図、第２図ないし第４図は零相
変流器ユニットのケース，カバー内に収納部分の一次端
子側正面図，平面図およびジャック側正面図、第５図は
零相変流器ユニットの内部構造を示す平面図である。図
において前述した第６図の従来装置と同一部分には同一
符号を付すことにより対応させ相違点について説明す
る。この実施例において従来装置と相違する点は、漏電
遮断器の漏電引外し装置５の主要部を収納する空間に、
ねじ締結とコネクタの差し込みだけで取り付けを含めて
電路構成部３への接続およびトリップ，テストの両回路
への接続可能に零相変流器と関連部品とをユニット化
し、本体組立ライン上における半田付け作業を除いたこ
とである。零相変流器ユニット30は合成樹脂成形により
上下に２分割可能なケース31，カバー32に収納される部
分と、ケース31，カバー32外からコネクタを介して接続
される部分とから構成されている。ケース31，カバー32
内には第５図に示すように、貫通形の零相変流器33と、
零相変流器33を貫通する３相の一次導体34ａ，34ｂ，34
ｃと、一次導体34ａ，34ｂ，34ｃの両端に接続されケー
ス31，カバー32の一側接合面に挾持される端子群35ａ，
35ｂ，35ｃ；36ａ，36ｂ，36ｃと、ケース31，カバー32
の他側辺の開口部を覗くように設置されたジャック組立
37とがある。そしてケース31，カバー32内のジャック組
体37の当該ジャックとの間には、零相変流器33の出力端
33ａ，33ｂと、零相変流器33を貫通するテスト回路用コ
イル38と、一次導体34ａ，34ｃからの制御線39ａ，39ｃ
（制御電源兼用）と、加電圧トリップ回路への渡り線40
ａおよびテスト回路への渡り線40ｂとがそれぞれ接続さ
れている。一方ケース31，カバー32外からジャック組体
37にプラグ接続されるものには、零相変流器33の出力端
33ａ，33ｂや制御線39ａ，39ｂなどに接続されるプラグ
41を備え、増幅器を含め制御回路が搭載されたプリント
基板42と、制御線39ａとプリント基板42の制御回路に接
続されるプラグ41を備え、図示されていないトリップコ
イルに接続される加電圧トリップ用の接続線43と、制御
線39ｂとテスト回路用コイル38の一端とに接続されるプ
ラグ41とを備え、第１図の押しボタン８の下方に位置す
る接点に抵抗を介して接続されるテスト回路用の接続線
44とがある。
零相変流器ユニット30の漏電遮断器のケース１内への取
り付けは、ケース１の裏側よりケース31を上側にして挿
入し、はじめに端子36ａ，36ｂ，36ｃを過電流引外し装
置６の励磁コイル端子12ａのそれぞれに固着された接続
板13にねじ14により締結し、次に端子35ａ，35ｂ，35ｃ
に一端が可動接触子11に固着された可撓導体15のそれぞ
れにねじ14により接続することで、電路構成部３に接続
されるとともに、ケース１内に固定される。零相変流器
ユニット30にはプラグ41を介してプリント基板42，加電
圧トリップ回路用の接続線43およびテスト回路用の接続
線44が接続される。
り付けは、ケース１の裏側よりケース31を上側にして挿
入し、はじめに端子36ａ，36ｂ，36ｃを過電流引外し装
置６の励磁コイル端子12ａのそれぞれに固着された接続
板13にねじ14により締結し、次に端子35ａ，35ｂ，35ｃ
に一端が可動接触子11に固着された可撓導体15のそれぞ
れにねじ14により接続することで、電路構成部３に接続
されるとともに、ケース１内に固定される。零相変流器
ユニット30にはプラグ41を介してプリント基板42，加電
圧トリップ回路用の接続線43およびテスト回路用の接続
線44が接続される。
以上の構成において本体組立ライン上の零相変流器ユニ
ット30の組み込みにあたって半田付け作業は排除される
とともに、接続線が裏蓋７を内側から押してはがすよう
な品質低下を起こすようなことはない。
ット30の組み込みにあたって半田付け作業は排除される
とともに、接続線が裏蓋７を内側から押してはがすよう
な品質低下を起こすようなことはない。
この発明によれば、零相変流器，一次導体，端子群，ジ
ャック組体からなる零相変流器ユニットを設けたことに
より、本体の組立ライン上での半田付け作業が除かれる
とともに、裏蓋はがれによる品質低下のおそれのない漏
電遮断器の零相変流器ユニットの提供ができる。
ャック組体からなる零相変流器ユニットを設けたことに
より、本体の組立ライン上での半田付け作業が除かれる
とともに、裏蓋はがれによる品質低下のおそれのない漏
電遮断器の零相変流器ユニットの提供ができる。
第１図ないし第５図はこの発明による漏電遮断器の零相
変流器の一実施例を示す図で、第１図は漏電遮断器に設
置した状態を示す縦断面図、第２図ないし第４図は零相
変流器ユニットのケース，カバー内に収納部分の一次端
子側正面図，平面図およびジャック側正面図、第５図は
零相変流器ユニットの内部構造を示す平面図、第６図は
従来の漏電遮断器の零相変流器の設置状態を示す縦断面
図である。 30……零相変流器、31……ケース、32……カバー、33…
…零相変流器、33ａ，33ｂ……出力端、34ａ，34ｂ，34
ｃ……一次導体、35ａ，35ｂ，35ｃ；36ａ，36ｂ，36ｃ
……端子、37……ジャック組体、38……テスト回路用コ
イル、39ａ，39ｃ……制御線（制御電源）、41……プラ
グ、42……プリント配線基板、43，44……接続線。
変流器の一実施例を示す図で、第１図は漏電遮断器に設
置した状態を示す縦断面図、第２図ないし第４図は零相
変流器ユニットのケース，カバー内に収納部分の一次端
子側正面図，平面図およびジャック側正面図、第５図は
零相変流器ユニットの内部構造を示す平面図、第６図は
従来の漏電遮断器の零相変流器の設置状態を示す縦断面
図である。 30……零相変流器、31……ケース、32……カバー、33…
…零相変流器、33ａ，33ｂ……出力端、34ａ，34ｂ，34
ｃ……一次導体、35ａ，35ｂ，35ｃ；36ａ，36ｂ，36ｃ
……端子、37……ジャック組体、38……テスト回路用コ
イル、39ａ，39ｃ……制御線（制御電源）、41……プラ
グ、42……プリント配線基板、43，44……接続線。
Claims (1)
- 【請求項１】方形箱状にして２分割され零相変流器が収
納された合成樹脂成形によるケース，カバーと、該ケー
ス，カバーの一側接合面に挾持され前記零相変流器を貫
通する一次導体が接続された端子群と、前記ケース，カ
バーの他側開口部に設置され前記零相変流器の出力端お
よびテストコイル端，前記一次導体からの制御線がそれ
ぞれ接続されたジャック組体と、該ジャック組体に接続
プラグを介して接続される制御回路を搭載したプリント
基板とを備えてなることを特徴とする漏電遮断器の零相
変流器ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9276587A JPH0638325B2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 漏電遮断器の零相変流器ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9276587A JPH0638325B2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 漏電遮断器の零相変流器ユニツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63259937A JPS63259937A (ja) | 1988-10-27 |
| JPH0638325B2 true JPH0638325B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=14063521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9276587A Expired - Lifetime JPH0638325B2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 漏電遮断器の零相変流器ユニツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2785415B2 (ja) * | 1989-07-10 | 1998-08-13 | 富士電機株式会社 | 漏電遮断器 |
| JPH07123021B2 (ja) * | 1989-09-25 | 1995-12-25 | 富士電機株式会社 | 漏電遮断器の漏電検出部 |
| JP5866993B2 (ja) * | 2011-11-15 | 2016-02-24 | 富士電機機器制御株式会社 | 漏電遮断器 |
-
1987
- 1987-04-15 JP JP9276587A patent/JPH0638325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63259937A (ja) | 1988-10-27 |
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