JPH0759259A - 三相四線式負荷回路 - Google Patents

三相四線式負荷回路

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JPH0759259A
JPH0759259A JP20381293A JP20381293A JPH0759259A JP H0759259 A JPH0759259 A JP H0759259A JP 20381293 A JP20381293 A JP 20381293A JP 20381293 A JP20381293 A JP 20381293A JP H0759259 A JPH0759259 A JP H0759259A
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JP
Japan
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load
inductive load
phase
circuit breaker
coil
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Pending
Application number
JP20381293A
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English (en)
Inventor
Masami Sukehara
正己 助原
Kunio Yokokura
邦夫 横倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0759259A publication Critical patent/JPH0759259A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遮断器の負荷側に接続された誘導性負荷のコイ
ルの絶縁破壊を防ぐ。 【構成】星形結線された降圧変圧器10の電源側のコイル
2A,2B及び中性点側のコイル3A,3Bのそれぞれ
に、避雷器4を並列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、誘導性の負荷が
接続された三相四線式負荷回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、低圧及び高圧の配電系統
では、三相交流回路と中性線回路を含めた三相四線式回
路がある。この三相四線式回路を開閉する場合には、4
極の開閉装置を用い、4回路とも同時に遮断する。
【0003】図4は、定圧の三相四線式の負荷回路の一
例を示す接続図である。図4において、負荷を開閉する
ために真空遮断器1が電源側に接続され、この真空遮断
器1の負荷側には、多段構成の誘導性負荷である降圧変
圧器10がケーブル11で接続されている。また、この降圧
変圧器10の中性点12は、中性線ケーブル13で真空遮断器
1に接続されている。
【0004】この負荷回路を、真空遮断器1で遮断する
ときには、この真空遮断器1の電流裁断現象により降圧
変圧器10の電源側の端子間または中性点側に高い開閉サ
ージ電圧が発生する。特に、降圧変圧器10が無負荷状態
の場合や、この降圧変圧器10の負荷に誘導電動機など
の遅れ力率の負荷が接続されたときには、真空遮断器1
の接点間に発生した再発弧によって、高い開閉サージ電
圧が発生する。
【0005】さらに、中性線回路が先に遮断され、中性
点が非接地の状態となった後に三相交流回路が遮断され
たときに前述した電流裁断現象が発生すると、更に高い
開閉サージ電圧が発生する。
【0006】また、三相交流回路のうち、2相まで遮断
した後に中性線回路が遮断される場合には、中性点側に
高い開閉サージ電圧が発生する。この開閉サージ電圧の
立ち上がりが急峻になると、図5に示すように、真空遮
断器の極間の絶縁回復特性を上回り、極間が絶縁破壊を
する、いわゆる再発弧現象が起きる。このとき、開閉サ
ージ電圧は急激に低下するため、高周波のサージ電圧が
誘導性負荷となる降圧変圧器10に印加される。
【0007】そのため、従来の三相四線式負荷回路にお
いては、このような開閉サージを抑制するために、例え
ばCR回路などのサージ保護装置19を主回路対大地間に
接続していた。また、電源側から侵入する雷サージに対
しては、図4に示すように避雷器4を降圧変圧器10の電
源側の各相のコイル2に並列に接続する方法が採用され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された三相四線式負荷回路においては、サージ保護
装置19によって開閉サージ電圧のピーク値が抑制されて
も、再発弧の発生によって高い周波数の開閉サージ電圧
が降圧変圧器10に印加されると、この降圧変圧器10のイ
ンダクタンスと静電容量によって、降圧変圧器10の内部
に電位振動が発生し、降圧変圧器10の内部の両端のコイ
ル2,3に高い電圧が印加され、コイルの導体間におい
て部分的に絶縁破壊するおそれがあった。
【0009】そこで、本発明は、上記課題に鑑み、多段
構成の誘導性負荷の両端に印加される高い開閉サージ電
圧を抑制し、誘導性負荷を絶縁破壊から保護することの
できる三相四線式負荷回路を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、遮断器の負荷側に誘導性の負荷が接続された三相四
線式負荷回路において、誘導性負荷の遮断器側のコイル
及び誘導性負荷の中性点側のコイルに、サージ保護手段
を並列に接続したことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、遮断器の
負荷側に誘導性の負荷が接続された三相四線式負荷回路
において、誘導性負荷の遮断器側と中性線との間に、サ
ージ保護手段を接続したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明においては、誘導性負荷
に印加された遮断器の開閉サージは、誘導性負荷の遮断
器側及び中性点側に並列に接続されたサージ保護手段に
よって抑制される。
【0013】また、請求項2に記載の発明においては、
誘導性負荷に印加された遮断器の開閉サージは、誘導性
負荷の遮断器側と中性線との間に接続されたサージ保護
手段によって抑制される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の三相四線式負荷回路の一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、請求項1に記載
の発明の三相四線式負荷回路の一実施例を示す接続図
で、従来の技術で示した図4に対応する図である。図1
において、開閉装置として真空遮断器1を用い、この真
空遮断器1から多段構成の誘導性負荷である降圧変圧器
10をケーブル11で接続し、降圧変圧器の中性点12は中性
線ケーブル13で真空遮断器1に接続されている。
【0015】この三相四線式負荷回路において、降圧変
圧器10の電源側と中性点側の両端のコイル2A,2B,
3A,3Bと並列に、サージ保護装置としての避雷器4
がそれぞれ接続されている。
【0016】このように構成された三相四線式負荷回路
において、コイル2A,2Bなどが多段構成の降圧変圧
器10が接続された真空遮断器1を遮断すると、開閉サー
ジ電圧が発生し、このサージ電圧の立ち上がりが急峻な
場合には、再発弧して高周波のサージが発生し、降圧変
圧器10の両端のコイル2A,2B,3A,3Bなどに過
大なサージ電圧が印加されるが、サージ保護装置として
の避雷器4が各コイル2A,2B,3A,3Bに接続さ
れているので、コイル2A,2B,3A,3Bにかかる
開閉サージ電圧の最大値を、サージ保護装置としての避
雷器4の保護レベル以下に抑制することができる。
【0017】したがって、このように構成された三相四
線式負荷回路においては、コイル2A,2B,3A,3
Bにかかる開閉サージ電圧の最大値を抑制することによ
り、これらのコイル2A,2B,3A,3Bの絶縁破壊
を防ぐことができるので、誘導性負荷としての降圧変圧
器10の絶縁信頼性の向上を図ることができ、三相四線式
負荷への給電の信頼性を上げることができる。
【0018】次に、図2は、請求項2に記載の発明の三
相四線式負荷回路の他の実施例を示す接続図である。図
2において、降圧変圧器10の三相交流入力側端子5と中
性点12との間には、コンデンサと抵抗の直列接続からな
るサージ保護装置8が接続されている。
【0019】このように構成された三相四線式負荷回路
においても、誘導性負荷となる降圧変圧器10のコイルに
かかる開閉サージ電圧の振動周波数(または電圧立ち上
がり)及び開閉サージ電圧の最大値を抑制することがで
き、この誘導性負荷となる降圧変圧器10の両端のコイル
にかかる電圧を抑制でき、このコイルの絶縁破壊を防ぐ
ことができる。
【0020】図3は、本発明の三相四線式負荷回路の異
なる他の実施例を示す接続図である。図3においては、
誘導性負荷となる降圧変圧器10を開閉する真空遮断器1
の負荷側交流端子6と中性線回路用端子7との間に、コ
ンデンサと抵抗の直列接続からなるサージ保護装置8が
接続されている。このように構成された三相四線式負荷
回路においても、誘導性負荷となる降圧変圧器10のコイ
ルにかかる開閉サージ電圧の振動周波数(または電圧立
ち上がり)及び開閉サージ電圧の最大値を抑制すること
ができる。
【0021】なお、上記実施例においては、誘導性負荷
となる降圧変圧器10は、一次側が星形結線の場合で説明
したが、デルタ結線のときには、降圧変圧器10の電源側
に高抵抗の星形結線を設けることで、同様に対応するこ
とができ、さらに、誘導性負荷は、降圧変圧器のときで
説明したが、変圧器に限らず、三相四線式に接続された
電磁石などにも同様に適用することができる。
【0022】さらに、上記図1で示した三相四線式負荷
回路においては、避雷器4は、降圧変圧器10の電源側の
コイル2A,2Bと中性点側のコイル3A,3Bとし
て、電源側2個、中性点側2個としたが、1個に減らし
てもよく、3個に増やしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
遮断器の負荷側に誘導性の負荷が接続された三相四線式
負荷回路において、誘導性負荷の遮断器側のコイル及び
誘導性負荷の中性点側のコイルに、サージ保護手段を並
列に接続することで、誘導性負荷に印加された遮断器の
開閉サージを、誘導性負荷の遮断器側及び中性点側に並
列に接続されたサージ保護手段によって抑制したので、
誘導性負荷のコイルに印加されるサージ電圧を抑え、コ
イル間の絶縁破壊を防ぐことができ、三相四線式誘導負
荷への給電の信頼性を揚げることのできる三相四線式負
荷回路を得ることができる。
【0024】また、請求項2に記載の発明によれば、遮
断器の負荷側に誘導性の負荷が接続された三相四線式負
荷回路において、誘導性負荷の遮断器側と中性線との間
に、サージ保護手段を接続することで、誘導性負荷に印
加された遮断器の開閉サージを、誘導性負荷の遮断器側
と中性線との間に接続されたサージ保護手段によって抑
制したので、誘導性負荷のコイルに印加されるサージ電
圧を抑え、コイル間の絶縁破壊を防ぐことができ、三相
四線式誘導負荷への給電の信頼性を揚げることのできる
三相四線式負荷回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の本発明の三相四線式負荷回路
の一実施例を示す接続図。
【図2】請求項2に記載の本発明の三相四線式負荷回路
の一実施例を示す接続図。
【図3】本発明の三相四線式負荷回路の他の実施例を示
す接続図。
【図4】従来の三相四線式負荷回路の一例を示す接続
図。
【図5】従来の三相四線式負荷回路の作用を示すオシロ
グラフ。
【符号の説明】
1…真空遮断器、2A,2B,3A,3B…コイル、4
…避雷器、5…三相交流入力側端子、6…負荷側交流端
子、7…中性線回路用端子、8…サージ保護装置、10…
降圧変圧器、11…ケーブル、12…中性点。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器の負荷側に誘導性の負荷が接続さ
    れた三相四線式負荷回路において、前記誘導性負荷の前
    記遮断器側のコイル及び前記誘導性負荷の中性点側のコ
    イルに、サージ保護手段を並列に接続したことを特徴と
    する三相四線式負荷回路。
  2. 【請求項2】 遮断器の負荷側に誘導性の負荷が接続さ
    れた三相四線式負荷回路において、前記誘導性負荷の前
    記遮断器側と中性線との間に、サージ保護手段を接続し
    たことを特徴とする三相四線式負荷回路。
JP20381293A 1993-08-18 1993-08-18 三相四線式負荷回路 Pending JPH0759259A (ja)

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JP20381293A JPH0759259A (ja) 1993-08-18 1993-08-18 三相四線式負荷回路

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JP20381293A JPH0759259A (ja) 1993-08-18 1993-08-18 三相四線式負荷回路

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JPH0759259A true JPH0759259A (ja) 1995-03-03

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ID=16480140

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JP20381293A Pending JPH0759259A (ja) 1993-08-18 1993-08-18 三相四線式負荷回路

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JP (1) JPH0759259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102577004A (zh) * 2009-08-27 2012-07-11 洋马株式会社 三相4线式电路中的浪涌保护电路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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