JPH07242122A - 一連のスラットを有する車輌ルーフ - Google Patents

一連のスラットを有する車輌ルーフ

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JPH07242122A
JPH07242122A JP6286791A JP28679194A JPH07242122A JP H07242122 A JPH07242122 A JP H07242122A JP 6286791 A JP6286791 A JP 6286791A JP 28679194 A JP28679194 A JP 28679194A JP H07242122 A JPH07242122 A JP H07242122A
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JP
Japan
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slat
roof
guide
slats
series
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Application number
JP6286791A
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English (en)
Inventor
Zarutsu Buorufuramu
ザルツ ヴォルフラム
Rainshiyu Burukuharuto
ラインシュ ブルクハルト
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Daikyo Webasto Co Ltd
Original Assignee
Daikyo Webasto Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/047Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels movable to overlapping or nested relationship

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位機構が簡単で、しかもコンパクトであ
り、かつ閉鎖状態でも上昇状態でもスラットを安定的に
支持可能な車輌ルーフを提供する。 【構成】 共通の案内路に沿って摺動自在な支承ユニッ
ト74が設けてあり、上記支承ユニット74には、それ
ぞれ、1つのスラット10a〜10eの後部案内箇所お
よびスラット接合体の次のスラットの前部案内箇所が支
持され、これにより、上記支承ユニット74は、スラッ
ト自体を介してまたはスラットを支持するスラットホル
ダ50を介して相互に形状結合される。上記支承ユニッ
ト74は、スラット接合体の調節運動に依存して制御さ
れる阻止装置を備えており、上記阻止装置は、支承ユニ
ット74がその摺動運動時にルーフ固定のガイドに関し
て所定位置に達した際、当該のスラットの後部案内箇所
をルーフ開放時には上昇運動のために解放し、ルーフ閉
鎖時には関連の支承ユニットと再びロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定ルーフ面のルーフ
開口部の閉鎖または少なくとも部分的な解放を行う一連
のスラットを有する車輌ルーフであって、スラットが、
閉鎖位置では、相互に接し、平坦なスラット接合体を形
成し、各スラットの短辺が、摺動方向へ相互に離れた2
つの案内箇所において、ルーフに固定されスラットの全
摺動範囲において双方の案内箇所と係合されるガイドに
沿って案内され、これにより、スラット調節時、接合体
一端において各スラットを順次に旋回することによって
ルーフ開放時には平坦なスラット接合体を解体し、ルー
フ閉鎖時には平坦なスラット接合体を再形成する形式の
ものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の公知の車輌ルーフの場合(ドイツ特許公開第4123
229号)、スラットは、それぞれ、1つのその案内箇
所において、縦ガイドに沿って変位自在のすべり部材に
支持ボルトのまわりに回転自在に軸支されている。スラ
ットの別の案内箇所において、スラットは、それぞれ、
案内路と共働し、上記案内路は、スラットの摺動運動に
依存して、平坦なスラット接合体のスラット毎の分解お
よび再形成に必要な旋回運動を各スラットに行わさせ
る。スラットの変位のため、共通の駆動装置が設けてあ
る。各スラットのすべり部材は、ロック結合部材を介し
て共通の駆動装置に結合され、あるいは、この駆動装置
から切離される。
【0003】本発明の課題は、変位機構が全体として簡
単で特に堅牢であり、比較的小さい構造高さで十分であ
り、しかも、閉鎖状態でも上昇状態でもスラットの特に
安定な支持が達成されるよう、この種の公知の車輌ルー
フを改良することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は、請
求項1のプレアンブル(前段)の特徴を有する車輌ルー
フにおいて、本発明にもとづき、共通の案内路に沿って
摺動自在な支承ユニットを設け、平坦なスラット接合体
の調節のため、上記支承ユニットには、それぞれ、1つ
のスラットの後部案内箇所およびスラット接合体の次の
スラットの前部案内箇所を支持し、これにより、上記支
承ユニットを、スラット自体を介してまたはスラットを
支持するスラットホルダを介して相互に形状結合し、上
記支承ユニットには、平坦なスラット接合体の調節運動
に依存して制御される阻止装置を設け、上記阻止装置
が、支承ユニットがその摺動運動時にルーフ固定のガイ
ドに関して所定位置に達した際、当該のスラットの後部
案内箇所をルーフ開放時には上昇運動のために解放し、
ルーフ閉鎖時には関連の支承ユニットと再びロックする
よう構成することによって、達成される。
【0005】本発明の別の実施例の場合、支承ユニット
は、スラット接合体の先行するスラットの後部案内箇所
を着脱自在に受容する受けを有し、前部案内箇所でスラ
ットを旋回自在に支持するピボット軸受と、受け内の当
該の後部案内箇所をロックするためまたはスラットの上
昇運動のために解放するためピボット軸受に対して移動
できる阻止部材とを備えている。
【0006】望ましくない変位運動を確実に排除するた
め、ルーフ閉鎖時も平坦なスラット接合体の摺動時も、
後部案内箇所が固定される相互阻止位置においてピボッ
ト軸受および阻止部材をロックするロック装置を支承ユ
ニットに設けるのが好ましい。上昇されたスラットを確
実に固定するため、本発明の別の実施例にもとづき、支
承ユニットには、それぞれ、支承ユニットに前部案内箇
所を支持したスラットが完全に上昇される位置に支承ユ
ニットが達した際に、ルーフ固定の部材に関してピボッ
ト軸受をロックするロック装置を装備する。
【0007】双方のロック装置は、ルーフ固定の部材に
関する当該支承ユニットの位置に依存してピボット軸受
を阻止部材またはルーフ固定の部材に関して固定する切
換カップリングから合目的的に形成できる。これによ
り、比較的少数の部材によって特に高い運転確実性を達
成できる。上昇運動のために解放される後部案内箇所を
案内するため、スラットに、それぞれ、昇降路を配すれ
ば合目的的である。この場合、最後部のスラットの昇降
路は、ルーフ開放時に平坦なスラット接合体の摺動前に
ルーフ開口部の上方に最後部のスラットの後縁を上昇す
るための旋回自在な昇降ガイドの部分であり、他方、残
余のスラットの昇降路は、ルーフに固定するよう構成さ
れている。
【0008】最前部のスラットの前部案内箇所は、駆動
ユニットと定常的にまたは着脱自在に結合されルーフ固
定のガイドに沿って可動なピボット軸受に軸支すれば有
利である。定常的駆動結合は、最後のスラットの旋回自
在の昇降ガイドを別個の駆動装置によって変位する事例
に適する。他方、唯一つの駆動装置を設けた場合は、最
前部のスラットに配されたピボット軸受が、常に駆動ユ
ニットに結合されルーフ固定のガイドに沿って可動であ
り、合目的的には、ルーフ固定のガイドに関するその位
置に依存して、最前部のスラットのピボット軸受または
エアデフレクタの操作装置に自動的に結合されるのカッ
プリング部材に結合できれば有利である。
【0009】
【実施例】添付の図面に示した好ましい実施例を参照し
て、以下に、本発明を詳細に説明する。スラットルーフ
と呼ばれる上述の車輌ルーフ9は、図1、図2の基本図
から明らかなように、一連のスライドスラット10a〜
10eを有する。上記スラットは、自動車12の固定ル
ーフ面11に構成されたルーフ開口部13の閉鎖または
少なくとも部分敵な解放を選択的に行うのに使用され
る。ルーフ9の開放、閉鎖を行う場合、スラット10a
〜10eを摺動させる。図示の実施例の場合、二重矢印
14で示した摺動方向は、車輌縦軸線に平行に延びる。
しかしながら、基本的に、別の摺動方向(例えば、車輌
縦軸線に直角な方向)も可能である。
【0010】閉鎖位置では、スラット10a〜10e
は、相互に密着当接する。この場合、図1に双方のスラ
ット10d〜10eについて示したように、スラット
は、平坦なスラット接合体を形成する。更に、スラット
10a〜10eは、それぞれ、摺動方向に直角に延びる
旋回軸のまわりに旋回できる。これらの旋回軸を図3
(a)、図3(b)に15a〜15eで示した。
【0011】操作装置(以下に詳細に説明する)は、各
スラット10a〜10eの摺動運動および旋回運動を調
整し、これにより、スライドスラットの変位時、平坦な
スラット接合体は、摺動方向14へ並進運動を行い、こ
の接合体は、ルーフ9の開放時には、開放方向へ見て前
端の範囲において、開放方向へ見てそれぞれ最前端のス
ラットの引出運動によってスラット毎に解体され、ルー
フ閉鎖時には再び形成される。
【0012】即ち、閉鎖状態のルーフ9の開放プロセス
において、まず、スラット10aのみが平坦なスラット
接合体から分離される。即ち、この場合、このスラット
は、スラット後縁がルーフ開口部13の後縁から解放さ
れるよう旋回される。これにより、スラット10aは、
この傾斜位置において、平坦なスラット接合体に残存す
る、即ち、旋回されてない残余のスラット10b〜10
eとともに、後方へ摺動させることができる。
【0013】この場合、スラット10aは、最終位置へ
連続的に旋回される。スラット10aが、図1、図2に
示した後部終点位置に達すると、次のスラット10bが
旋回される。このプロセスは、図2に示したように、す
べてのスラット10a〜10eが上昇されて後方の開放
位置に摺動されるまで、繰返される。ルーフ閉鎖時に
は、図2の開放位置から出発して、まず、スラット10
eのみが前進され、固定ルーフ面11に平行な位置に逆
旋回される。平坦な接合体内のスラットが前部終点位置
に達してルーフ開口部13を閉鎖するまで、次ぎのスラ
ット10d〜10aについて順次に対応する運動プロセ
スが実施される。
【0014】図示の実施例の場合、ルーフ開口部13の
前端の範囲には、開放操作の開始時に車輌縦軸線に直角
に延びる旋回軸33(図15)のまわりに旋回されて後
方へ斜めに立上がる位置に置かれる調節自在のスラット
状エアデフレクタ16が設けてある。この場合、ルーフ
は、スラットが閉鎖位置にあれば降雨時にも利用できる
換気位置を取る。エアデフレクタ16は、閉鎖位置(図
6(a))では、上方のスラット10eに当接する。こ
の場合、エアデフレクタ16は、ルーフ開口部13の最
前部を閉鎖する。
【0015】しかしながら、場合によっては、スラット
10a〜10eの接合体が、閉鎖位置において、ルーフ
開口部13の前縁から後縁まで達し、これにより、閉鎖
機能のみを果たすよう、設計することもできる。この場
合、場合によっては、スライドルーフについて公知の態
様で(ドイツ特許公開第2325594号、ドイツ特許
公開第3426998号およびドイツ特許第39169
06号)、ルーフの閉鎖位置では固定ルーフ面の下方に
隠れ、ルーフの開放時には自動的に作動位置に移行する
エアデフレクタを設けることができる。
【0016】図1、図2に、5つのスラット10a〜1
0eを有する車輌ルーフを示した。しかしながら、もち
ろん、スライドスラットの数は、基本的に、当該の与件
に依存して任意に選択できる。車輌ルーフ9は、固定ル
ーフ面11の下方にありフレームの開口21を限定する
ルーフフレーム20を有する(図13)。ルーフフレー
ム20の両側には、摺動方向へ延びる案内レール22が
設けてある。この構造は、ルーフ9の両側について、縦
中心線に関して本質的に鏡像対称であるので、ルーフの
1つの側の図面および説明は、別の側にも同様に当ては
まる。
【0017】各案内レール22の前端には、支持ボルト
24を受容する支持台23(図15)が設けてある。昇
降レバー25の前端は、支持ボルト24を介して支持台
23に旋回自在に結合されている。ルーフ両側の支持台
23は、昇降レバー25のルーフに固定の旋回軸17を
定める。連結ピン26は、支持台23に対して後方へず
れた昇降レバー25の位置から外側方へ突出する。連結
ピン26は、連結路27(特に図15、図16参照)に
係合する。
【0018】上記連結路27は、エアデフレクタ連結機
構28のルーフ開口部13に向く側に構成され、前上方
へ斜めに延びる主部分29と、それぞれ摺動方向14に
平行に延びる前端部分30および後端部分31とを有す
る。昇降レバー25の後端は、旋回ボルト32を介して
エアデフレクタ16の後端の近傍の支承34に枢着され
ている。この場合、旋回ボルト32は、エアデフレクタ
16に平行な支承34のスリット35内に可動に案内さ
れる。このユニットは、エアデフレクタ16の上昇時に
エアデフレクタ16前縁がルーフ開口部13内に好まし
くなく貫入するのを阻止するため合目的的には固定ルー
フ面11の高さにまたはより高く位置する(仮想の)旋
回軸線33を形成する。
【0019】エアデフレクタ16の旋回に役立つエアデ
フレクタ連結機構28は、縦方向へある程度可動なよう
案内レール22に沿って案内される。エアデフレクタ連
結機構28は、調節できるよう、カップリング(例え
ば、図示の実施例の場合、ロックバーカップリング)を
介してカップリング部材36に結合されている。カップ
リング部材36は、案内レール22の案内路37に沿っ
て案内され、耐圧性駆動ケーブル38に結合される。駆
動ケーブル38(ネジケーブルとして構成するのが好ま
しい)は、案内レール22のケーブル案内チヤンネル3
9(図40)およびルーフフレーム20の前部範囲で上
記チャンネルに接続する案内パイプ40を介して駆動ユ
ニットまで延びている。
【0020】図示の実施例の場合、この駆動ユニット
は、電動機42および減速装置43を有する。減速装置
43の出力に結合されたピニオン49は、駆動ケーブル
38および別の側の対応する駆動ケーブルと係合する。
駆動ユニット41とエアデフレクタ16とを選択的に駆
動結合するロックバーカップリングは、エアデフレクタ
連結機構28の貫通口45に案内レール22に直角に可
動に支持され、カップリング部材36がその前部終点位
置に達した際にこの部材のロックバー受け46と係合す
るロックバー44を有する。この状態において、連結ピ
ン26は、連結路27の後端部分31にあり、これによ
り、エアデフレクタ16の不測の上昇が防止される。
【0021】カップリング部材36を駆動ケーブル38
によって後方へ駆動すると、エアデフレクタ連結機構2
8は、ルーフに固定のストッパに当接するまで、ロック
バー44によって後方へ駆動される。連結ピン26は、
連結路27の主部分29によって上方へ押される。これ
により、昇降レバー25が旋回軸17のまわりに旋回さ
れる。エアデフレクタ16は、上昇され、上昇位置にロ
ックされる。このロック状態は、エアデフレクタ連結機
構28を固定した状態において、カップリング部材36
をロックバー受け46(図18)の傾斜面47上を変位
させることによって、摺動方向14に直角に向きロック
バーを受け46から引出し且つ貫通孔45と面一をなす
案内レール22のロックバー受け48に押込む力をロッ
クバー44に加えることによって、達成される。
【0022】これにより、カップリング部材36とエア
デフレクタ連結機構28との駆動結合が断たれ、エアデ
フレクタ連結機構は、案内レール22に対して固定され
る。この場合、連結ピン26は、連結路27の水平な前
端部分30に達するので、エアデフレクタ16に作用す
る力(例えば、風の力)の摺動方向14の成分が、エア
デフレクタ連結機構28に伝達されることはない。
【0023】スライドスラット10a〜10eは、ルー
フ開口部13の両側でスラットホルダ50(図41〜4
3)に固定されている。スラットホルダ50には、前部
に、ピボット軸受セグメント51が設置してあり、後部
に、案内ボルト52が設置してある。ピボット軸受セグ
メント51および案内ボルト52は、各スライドスライ
ドについて、前後の案内箇所をなす。
【0024】車輌12の前進方向へ見て最前部のスライ
ドスラット10eのピボット軸受セグメント51は、案
内レール22に沿って可動に案内され、この場合、ノー
ズ55によって案内レール22の案内路37と係合する
ピボット軸受54の半円形案内ミゾ53と常に係合す
る。ピボット軸受セグメント51および案内ミゾ53
は、スライドスラット10eの旋回軸線15eを決定す
る。この旋回軸線は、残余のスライドスライドの旋回軸
線15a〜15dと同様、スライドスラットの上昇時に
スラット前縁がルーフ開口部13内に貫入するのを避け
るため、固定ルーフ面11の高さにまたはより高い位置
に設置するのが合目的的である。
【0025】最前部のピボット軸受54は、駆動ユニッ
ト41と駆動結合させるため、カップリング部材36に
連結される。このため、基本的に、合目的的には案内レ
ール22に関するカップリング部材36の位置に依存し
て結合、解離される任意の切換カップリングを設けるこ
とができる。図示の実施例の場合、これは、ロックバー
カップリングである。このため、最前部のピボット軸受
54は、ロックバー58を可動に支持する横方向貫通口
57を有する。
【0026】スラット接合体の閉鎖位置では、ロックバ
ー58は、案内レール22のロックバー受け59に係合
支持、これにより、車輌ルーフ9に関してピボット軸受
54をロックする。既述の態様でエアデフレクタ連結機
構28から解離されたカップリング部材36を後方へさ
らに駆動すると、カップリング部材36の当接面60が
ピボット軸受54の当接面61にぶつかる。ロックバー
58には、ピボット軸受54から、後方へ向きロックバ
ー58を不動のロックバー受け59の当接面61に押圧
する力が加えられる。これにより、ロックバー58には
横方向力成分が伝達され、その作用によって、ロックバ
ー58はロックバー受け59から離れ、その代わりにカ
ップリング部材36のロックバー受け62に導入され
る。
【0027】これにより、ピボット軸受54は、解放さ
れて案内レール22に沿って摺動され、カップリング部
材36を介して駆動ユニット41に結合される。スライ
ドスラット10eの案内ボルト52は、次のスライドス
ラット10dのピボット軸受セグメント51を支持する
ピボット軸受64の後方へ斜めに立上がり上方へ開いた
ミゾ63と共働する。
【0028】図示の実施例の場合、ピボット軸受64
は、最前部のピボット軸受54と異なり、ミゾ63を形
成する突出部65を備えており、更に、同様に、半円形
案内ミゾ53および横方向貫通口57を有する。更に、
ピボット軸受64のミゾ66には、阻止スライダ67
が、ある程度、縦方向へ可動に支持されている。圧縮バ
ネ68は、阻止スライダ67の後端のストッパ69とピ
ボット軸受64のストッパ70との間に設けてあり、ピ
ボット軸受64に関して阻止スライダ67を後方へ負荷
する。
【0029】阻止スライダ67の前部には、垂直方向へ
延び上方へ開いたミゾ71が構成されている。阻止スラ
イダ67の縦方向中心範囲には、ピボット軸受64の横
方向貫通口57に可動に案内されるロックバー73のロ
ックバー受け72が設けてある。ピボット軸受64、阻
止スライダ67、バネ68およびロックバー73は、各
ロックバー73の構造は除いて各スライドスラット10
d〜10aについて同一に構成された支持ユニット74
を形成する。
【0030】例えば、図3〜5において、当該の支持ユ
ニットおよびそのコンポーネントを区別するため、支持
ユニットを74a〜74dで示し、各部材には、対応す
るアルファベットa〜dを付した。スラット10eの閉
鎖位置では、図3(a)に示したように、このスラット
の案内ボルト52はピボット軸受64dのミゾ63内に
ある。阻止スライダ67は、ミゾ71の後部フランク7
5によって、案内ボルト52がミゾ63から滑落ちるの
を阻止する。貫通口57およびロックバー受け72は、
相互に配列される(図39)。ロックバー受け72に係
合するロックバー73dは、阻止スライダ67およびピ
ボット軸受64dの相対変位を阻止する。
【0031】スライドスラット10c〜10aのピボッ
ト軸受セグメント51およびスライドスラット10d〜
10bの案内ボルト52とピボット軸受63c〜63a
との共働についても同様である。最後部のスライドスラ
ット10aの案内ボルト52は、支持ボルト79からな
りルーフに固定した旋回軸のまわりに後端を旋回自在に
支持した昇降ガイド78の昇降路77に係合する(図4
4、図45)。
【0032】昇降ガイド78の前端の近傍には、昇降連
結機構82の連結路81に係合する突起80が設けてあ
る。連結路81は、本質的に、前端部分83、後端部分
84、上記端部部分を結合し前方へ斜めに立上がる主部
分85を有する。昇降連結機構82は、案内レール22
に沿って可動に案内され、結合ロッド86を介してエア
デフレクタ連結機構28に常に結合される。結合ロッド
86は、案内レール22の案内路87に縦方向へ可動に
案内される。
【0033】ルーフを閉鎖し、エアデフレクタ16を非
作動位置に置いた場合、昇降連結機構82は前部終点位
置を取る。突起80は、連結路81の後端部分84にあ
り、これにより、不測の上昇が阻止される。昇降ガイド
78の前端は、下方へ旋回される。最後部のスライドス
ラット10aの案内ボルト52は、昇降路77の前端部
分88にあり、前端部分88は、昇降ガイド78のこの
位置では、本質的に水平に延びる。
【0034】既述の態様でエアデフレクタ16を上昇す
ると、昇降連結機構82は、結合ロッド86の作用によ
って、案内レール22に沿って後方へ駆動される。この
場合、突起80は、連結路81の主部分85に達し、連
結路81によって図3(b)の位置から図4(b),図
5(b)の位置に上昇される。これにより、昇降ガイド
78は、昇降ガイドの前端にある案内ボルト52によっ
て駆動されて支持ボルト79のまわりに図3(b)〜図
5(b)で見て時計方向へ旋回される。
【0035】従って、最後部のスラット10aは後方へ
更に上昇され、その結果、図4(b)に示したように、
スラット10aの後縁は、ルーフ開口部13の後縁から
引離される。次いで、カップリング部材36を後方へさ
らに走行させると、このカップリング部材36は、最前
部のピボット軸受54および最前部のスライドスライド
10eを駆動する。スライドスラット10eの案内ボル
ト52をピボット軸受64dに係合させ、関連の阻止ス
ライダ67によってこの係合状態を保持すれば、後方へ
向く変位力が、スライドスラット10dとともに摺動さ
れる支持ユニット64dに伝達される。
【0036】以降のスライドスラットについても同様で
あり、これにより、平坦な接合体の形のすべてのスラッ
ト10e〜10aが後方へ変位される。この場合、昇降
路77の前端部分88から離れて昇降ガイド78の傾斜
した昇降路77内を後方へ走行する最後部のスラット1
0aの案内ボルト52も含めてスラットおよび支持ユニ
ットの全ユニットにわたって力結合が実現される。
【0037】案内ボルト52の上昇にもとづき、スラッ
ト10aは、支持ユニット74の案内ミゾ53およびピ
ボット軸受セグメント51によって決定される旋回軸線
15aのまわりに(図3(b)、図4(b)で見て)逆
時計方向へ旋回される。この旋回運動には、スラットの
後方への摺動運動が重畳する。これにより、スラット1
0aを完全に上昇して引戻せば、支持ユニット74a
は、案内レール22に関して、ピボット軸受64aの横
方向貫通口57がとくに案内レール22またはルーフフ
レーム20に構成できるルーフ固定のロックバー受け8
9と面一となる位置に達する。
【0038】スラット10bの案内ボルト52から支持
ユニット64aの阻止スライダ67のフランク75に加
えられる後方へ向くスラスト力にもとづき、阻止スライ
ダのロックバー受け72の傾斜面90を介して、横方向
へ向く力成分がロックバー73aに加えられる。これに
より、ロックバー73aは、阻止スライダ67のロック
バー受け72から離れ、その代わり、ルーフに固定のロ
ックバー受け89に係止される。
【0039】次いで、阻止スライダ67は、ピボット軸
受64aに関して後方への運動のために解放され、他
方、ピボット軸受64aは、案内レール22およびルー
フフレーム20に関してロックされる。ピボット軸受6
4aのミゾ63に対するスラット10bの案内ボルト2
2のロックが、解除される。スラット10bの連続摺動
中、スラットの案内ボルト22は、ピボット軸受ミゾ6
3から上方へ引出され、後方へ斜めに立上がるルーフに
固定の案内路91に達する。スラット10bは、平坦な
接合体から分離され、カップリング部材36を後方へ更
に移動すると、すでに上昇されたスラット10aに本質
的に平行な位置に上昇される。この場合、同じく、旋回
運動および摺動運動が相互に重畳される。スラット10
bが完全に上昇された位置に達すると、ピボット軸受6
4bの貫通口57が、ルーフに固定のロックバー受け9
2と合致する。
【0040】支持ユニット74aについて既に説明した
態様で、支持ユニット74bのロックバー73bは、関
連の阻止スライダ67を解放し、ルーフに固定のロック
バー受け92にロックバー73bが貫入することによっ
て、支持ユニット74bがルーフフレーム20および案
内レール22に対して固定される。スラット10cの案
内ボルト52は、ルーフに固定の昇降路93への移行の
ために解放され、スラット10cは、引戻し時に上昇さ
れる。
【0041】スラット10d,10eについて対応する
操作が反復される。フレームに固定の当該のロックバー
受け(89,92に対応)を94,95で示し、関連の
昇降路(91,93に対応)を96,97で示した。ス
ラット10eの案内ボルト52が昇降路97の端部に達
すると、ルーフが完全に開放される(図5(b))。支
持ユニット74a〜74dは、ルーフフレーム20に関
してロックバー73a〜73dによって固定される。ル
ーフフレーム20に関して最前部のピボット軸受54を
対応して固定する必要はない。なぜならば、このピボッ
ト軸受は、カップリング部材36を介して駆動ユニット
41に結合された状態に保持されるからである。昇降路
91,93,96,97は、ルーフ開口部13の両側に
延びるルーフ上部構造98に構成することができる。
【0042】ルーフ上部構造は、ルーフガイドレールな
どの部分であってよい。ルーフの上述の閉鎖プロセス
時、ルーフに固定のロックバー受け89への係止に必要
なロックバー73aは、すでに、ロックバー受け95,
94,92を通過している。対応して、ロックバー73
bは、ロックバー受け92への係止の前に、ロックバー
受け95,94を通過し、他方、ロックバー73cは、
ロックバー受け94に達する前にロックバー受け95を
通過する。
【0043】関連のロックバー受けに達する前に通過す
べきルーフに固定のロックバー受けにロックバー73
a,73b,73cが不測に係止されるのを阻止するた
め、特に図31〜37から明らかなように、ロックバー
受けに貫入するロックバー73a,73b,73cのノ
ーズ99a,99b.99cが、上記ロックバーの残余
の部分に関して異なる態様でずらしてある。対応して、
ロックバー受け89,92,94は、案内レール22に
関して異なる高さに位置する。従って、各ロックバー
は、ルーフ固定の特定のロックバー受けにのみ係合でき
る。
【0044】ルーフの閉鎖運動は、開放運動に関して逆
の順序で進行する。完全に開放された状態(図5
(b))から出発して、駆動ユニット41に常に結合さ
れたカップリング部材36が、ロックバー58を介し
て、まず、前部ピボット軸受54を前方へ駆動する。ス
ライドスラット10eの案内ボルト52は、ルーフに固
定の昇降路97内を前下方へ走行する。スラット10
は、ピボット軸受セグメント51およびピボット軸受5
4の案内ミゾ53によって決定される旋回軸線15eの
まわりに時計方向(図5(b))へ旋回され、同時に、
前方へ摺動運動を行う。
【0045】この場合、案内ボルト52は、この時点に
おいてロックバー73dを介して案内レール22になお
結合されている支持ユニット64dの阻止スライダ67
の前端の上方へ突出するノーズ100の後ろに位置す
る。カップリング部材36を更に駆動すると、案内ボル
ト52が、阻止スライダ67をノーズ100に沿って前
方へ引張する。バネ68が圧縮され、前方へ向く摺動力
が、ピボット軸受64dに伝達され、次いで、貫通口5
7に可動に支持されたロックバー73dに伝達される。
【0046】従って、ロックバー73dは、その傾斜面
101(図33)に対して補完関係のロックバー受け9
5の傾斜面に押圧される。これにより、ロックバー73
dをロックバー受け72から引出し、貫通口57と同列
の位置に来ている阻止スライダ67のロックバー受け7
2と係合させる横方向力成分が、ロックバー73dに加
えられる。従って、ピボット軸受64dおよび関連の阻
止スライダ67は、スライドスラット10eの案内ボル
ト52がピボット軸受ミゾ63にロックされ、従って、
スラット10eがルーフ平面に逆旋回された位置(図3
8、図39)において相互に結合される。
【0047】最終的に、スラット10e〜10bから形
成された接合体が閉鎖位置を取り、スライドスラット1
0aの案内ボルト52が、旋回された昇降ガイド78の
連結スラット77の端部部分88の前端に達するまで、
残余のスラット10e〜10bについて、対応する運動
プロセスが順次に反復される。ピボット軸受54が、例
えば案内レール22の当接によって決定される前部終点
位置に達した後、カップリング部材36を更に前方へ駆
動すれば、カップリング部材36に構成されたロックバ
ー受け62の傾斜面102によってロックバー58に横
方向力が加えられ、この横方向力によって、ロックバー
58は、ロックバー受け62から引離され、ルーフに固
定のロックバー受け59に導入される。
【0048】これにより、スラット接合体と駆動ユニッ
ト41との間の結合が断たれる。即ち、スラット接合体
は、案内レール22に関して固定される。前方へさらに
走行するカップリング部材36は、当接面103によっ
て、エアデフレクタ連結機構28の当接面104に当接
する。これにより、エアデフレクタ連結機構28の開口
45に支持されたロックバー44が、ルーフに固定のロ
ックバー受け48の傾斜面105に押圧される。
【0049】ロックバー44は、ロックバー受け48か
ら離れ、その代わりに、カップリング部材36のロック
バー受け46に導入される。これにより行われるエアデ
フレクタ連結機構28の前進運動中、連結路27が連結
ピン26を押下げる。昇降レバー25が、時計方向へ旋
回される。エアデフレクタ16が、休止位置に下降され
る。同時に、昇降連結機構82が、結合ロッド86を介
して前方へ駆動される。昇降ガイド78の突起80が、
昇降連結機構82の連結路81によって押下げられる。
対応して、昇降ガイド78が、スラット10aの案内ボ
ルト52を下方へ引張する。スラット10aは、下降し
た閉鎖位置に置かれる。これにより、車輌ルーフ9が完
全に閉鎖される。
【0050】
【発明の効果】本発明の車輌ルーフは、変位機構が全体
として簡単で、特に堅牢であり、比較的小さい構造高さ
で十分であり、しかも、閉鎖状態でも上昇状態でもスラ
ットの特に安定的な支持が達成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分的に開放された状態のスラットルーフの略
斜視図である。
【図2】完全に開放されたルーフを示す図1に対応する
図面である。
【図3】閉鎖状態のルーフの縦断面図である。
【図4】(a)(b)は、それぞれ、エアデフレクタを
上昇した状態および最後部のスラットを上昇した状態の
ルーフの縦断面図である。
【図5】完全に開放した状態のルーフの断面図である。
【図6】閉鎖状態のルーフの部分平面図である。
【図7】エアデフレクタ連結機構、カップリング部材お
よび最前部のピボット軸受の各種作動位置を示す拡大側
面図であり、更に、エアデフレクタおよび最前部のスラ
イドスラットをも示す図である。
【図8】エアデフレクタ連結機構、カップリング部材お
よび最前部のピボット軸受の各種作動位置を示す拡大側
面図である。
【図9】エアデフレクタ連結機構、カップリング部材お
よび最前部のピボット軸受の各種作動位置を示す拡大側
面図である。
【図10】エアデフレクタ連結機構、カップリング部材
および最前部のピボット軸受の各種作動位置を示す拡大
側面図である。
【図11】図8の線XI−XIに沿う断面図である。
【図12】図8の線XII−XIIに沿う断面図であ
る。
【図13】図8の線XIV−XIVに沿う断面図であ
る。
【図14】図10の線XIII−XIIIに沿う断面図
である。
【図15】エアデフレクタの範囲の車輌ルーフの部分斜
視図である。
【図16】エアデフレクタ連結機構の斜視図である。
【図17】カップリング部材の斜視図である。
【図18】図17の線XIIIV−XIIIVに沿う断
面図である。
【図19】ピボット軸受の斜視図である。
【図20】最前部のピボット軸受の側面図である。
【図21】図20の線XXI−XXIに沿う断面図であ
る。
【図22】残余のスラットのピボット軸受の斜視図であ
る。
【図23】図22のピボット軸受の平面図である。
【図24】図23の線XXIV−XXIVに沿うピボッ
ト軸受の斜視図である。
【図25】図22〜24のピボット軸受の側面図であ
る。
【図26】図25の線XXVI−XXVIに沿うピボッ
ト軸受の断面図である。
【図27】図25の線XXVII−XXVIIに沿うピ
ボット軸受の断面図である。
【図28】阻止スライダの斜視図である。
【図29】阻止スライダの側面図である。
【図30】図29のXXX−XXXに沿う阻止スライダ
の部分断面図である。
【図31】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図32】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図33】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図34】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図35】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図36】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図37】支承ユニットのロックバーの図面である。
【図38】支承ユニットの斜視図である。
【図39】図38の支承ユニットの側面図である。
【図40】図39の線XXXX−XXXXに沿う断面図
である。
【図41】スラットおよび関連のスラットホルダの側面
図である。
【図42】図41のスラットホルダの側面図である。
【図43】昇降路の側面図である。
【図44】旋回自在の昇降ガイドの側面図である。
【図45】旋回自在の昇降ガイドの側面図である。
【符号の説明】
10;10a〜10e スラット 16 エアデフレクタ 20 ルーフフレーム 22 案内レール 25 昇降レバー 28 エアデフレクタ連結機構 36 カップリング部材 41 駆動ユニット 44,58,73 ロックバー 50 スラットホルダ 51 ピボット軸受セグメント 52 案内ボルト 54 ピボット軸受 63 ミゾ 64 ピボット軸受 67 阻止スライダ 74 支承ユニット 77,91,93,96,97 昇降路 78 昇降ガイド 82 昇降連結機構 86 結合ロッド

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面のルーフ開口部の閉鎖また
    は少なくとも部分的な解放を行う一連のスラットを有す
    る車輌ルーフであって、スラットが、閉鎖位置では、相
    互に接し、平坦なスラット接合体を形成し、各スラット
    の短辺が、摺動方向へ相互に離れた2つの案内箇所にお
    いて、ルーフに固定されスラットの全摺動範囲において
    双方の案内箇所と係合されるガイドに沿って案内され、
    これにより、スラット調節時、接合体一端において各ス
    ラットを順次に旋回することによってルーフ開放時には
    平坦なスラット接合体を解体し、ルーフ閉鎖時には平坦
    なスラット接合体を再形成する形式のものにおいて、 共通の案内路に沿って摺動自在な支承ユニット(74)
    が設けてあり、平坦なスラット接合体の調節のため、上
    記支承ユニットには、それぞれ、1つのスラット(10
    e〜10b)の後部案内箇所(案内ボルト52)および
    スラット接合体の次のスラット(10d〜10a)の前
    部案内箇所(ピボット軸受セグメント51)が支持さ
    れ、これにより、上記支承ユニットは、スラット自体を
    介してまたはスラットを支持するスラットホルダ(5
    0)を介して相互に形状結合され、上記支承ユニット
    (74)が、平坦なスラット接合体の調節運動に依存し
    て制御される阻止装置(阻止スライダ67,ピボット軸
    受64)を備えており、上記阻止装置は、支承ユニット
    がその摺動運動時にルーフ固定のガイド(案内レール2
    2)に関して所定位置に達した際、当該のスラットの後
    部案内箇所をルーフ開放時には上昇運動のために解放
    し、ルーフ閉鎖時には関連の支承ユニットと再びロック
    することを特徴とする一連のスラットを有する車輌ルー
    フ。
  2. 【請求項2】 支承ユニット(74)が、スラット接合
    体の先行するスラット(10e〜10b)の後部案内箇
    所(案内ボルト52)を着脱自在に受容する受け(ミゾ
    63)を有し前部案内箇所(ピボット軸受セグメント5
    1)でスラット(10d〜10a)を旋回自在に支持す
    るピボット軸受と、受け内の当該の後部案内箇所をロッ
    クするためまたはスラットの上昇運動のために解放する
    ためピボット軸受に対して移動できる阻止部材(阻止ス
    ライダ67)とを備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  3. 【請求項3】 支承ユニット(74)が、ルーフ閉鎖時
    も平坦なスラット接合体の摺動時も、後部案内箇所(案
    内ボルト52)が固定される相互阻止位置においてピボ
    ット軸受(64)および阻止部材(阻止スライダ67)
    をロックするロック装置(ロックバー73)を備えてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の一連のスラットを
    有する車輌ルーフ。
  4. 【請求項4】 支承ユニット(74)が、それぞれ、支
    承ユニットに前部案内箇所(ピボット軸受セグメント5
    1)を支持したスラット(10)が完全に上昇される位
    置に支承ユニットが達した際に、ルーフ固定の部材(ル
    ーフフレーム20,案内レール22)に関してピボット
    軸受(64)をロックするロック装置(ロックバー7
    3)を備えていることを特徴とする請求項2または3に
    記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  5. 【請求項5】 双方のロック装置が、ルーフ固定の部材
    に関する当該支承ユニット(74)の位置に依存してピ
    ボット軸受(64)を阻止部材(阻止スライダ67)ま
    たはルーフ固定の部材に関して固定する切換カップリン
    グ(ロックバー73)から形成されていることを特徴と
    する請求項3または4に記載の一連のスラットを有する
    車輌ルーフ。
  6. 【請求項6】 切換カップリングが、ロックバーカップ
    リングとして構成されていることを特徴とする請求項5
    に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  7. 【請求項7】 上昇運動のために解放される後部案内箇
    所(案内ボルト52)を案内するため、スラット(10
    a〜10e)には、それぞれ、昇降路(77,91,9
    3,96,97)が配してあることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する
    車輌ルーフ。
  8. 【請求項8】 最後部のスラット(10a)の昇降路
    (77)が、ルーフ開放時に平坦なスラット接合体の摺
    動前にルーフ開口部(13)の上方に最後部のスラット
    の後縁を上昇するための旋回自在な昇降ガイド(78)
    の部分であることを特徴とする請求項7に記載の一連の
    スラットを有する車輌ルーフ。
  9. 【請求項9】 残余のスラット(10b〜10e)の昇
    降路(91,93,96,97)が、ルーフに固定する
    よう構成されていることを特徴とする請求項7または8
    に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  10. 【請求項10】 最前部のスラット(10e)の前部案
    内箇所(ピボット軸受セグメント51)が、駆動ユニッ
    ト(41)と定常的にまたは着脱自在に結合されルーフ
    固定のガイド(案内レール22)に沿って可動なピボッ
    ト軸受(54)に軸支されていることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか1つに記載の一連のスラットを有す
    る車輌ルーフ。
  11. 【請求項11】 最前部のスラット(10e)に配され
    たピボット軸受(54)が、常に駆動ユニット(41)
    に結合されルーフ固定のガイド(案内レール22)に沿
    って可動のカップリング部材(36)に結合されること
    を特徴とする請求項10に記載の一連のスラットを有す
    る車輌ルーフ。
  12. 【請求項12】 カップリング部材(36)が、ルーフ
    固定のガイド(案内レール22)に関するその位置に依
    存して、最前部のスラット(10e)のピボット軸受
    (54)またはエアデフレクタ(16)の操作装置(エ
    アデフレクタ連結機構28,昇降レバー25)に自動的
    に結合されることを特徴とする請求項11に記載の一連
    のスラットを有する車輌ルーフ。
  13. 【請求項13】 第1位置では最前部のスラット(10
    e)のピボット軸受(54)をカップリング部材(3
    6)に結合し、第2位置ではピボット軸受(54)をル
    ーフ固定の部材に結合する切換カップリング(ロックバ
    ー58)と;第1位置ではエアデフレクタ操作装置(エ
    アデフレクタ連結機構28,昇降レバー25)をカップ
    リング部材(36)に結合し、第2位置ではエアデフレ
    クタ操作装置をルーフ固定の部材に結合する別の切換カ
    ップリング(ロックバー44)と;を特徴とする請求項
    12に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  14. 【請求項14】 双方の切換カップリングが、ロックバ
    ーカップリングとして構成されていることを特徴とする
    請求項13に記載の一連のスラットを有する車輌ルー
    フ。
  15. 【請求項15】 駆動ユニット(41)に結合でき、旋
    回自在の昇降ガイド(78)を調節する調節装置(昇降
    連結機構82)を特徴とする請求項8〜14のいずれか
    1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  16. 【請求項16】 エアデフレクタ操作装置(エアデフレ
    クタ連結機構28,昇降レバー25)および旋回自在な
    昇降ガイド(78)の調節装置(昇降連結機構82)
    が、常に、相互に結合(結合ロッド86)されているこ
    とを特徴とする請求項13または15に記載の一連のス
    ラットを有する車輌ルーフ。
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