JP4030597B2 - 一連のスラットを有する車輌ルーフ - Google Patents

一連のスラットを有する車輌ルーフ Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、固定ルーフ面のルーフ開口部の閉鎖または少なくとも部分的解放を選択的に行う一連のスラットを有する車輌ルーフであって、スラットが、閉鎖位置では、相互に接し、平坦なスラット接合体を形成し、各スラットの短辺が、摺動方向へ相互に離れた2つの案内箇所において、ルーフに固定されスラットの全摺動範囲において双方の案内箇所と係合されるガイドに沿って案内され、これにより、スラット調節時、接合体一端において各スラットを順次に旋回することによってルーフ開放時には平坦なスラット接合体を解体し、ルーフ閉鎖時には平坦なスラット接合体を再形成する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
この種の公知の車輌ルーフの場合ドイツ特許公開第4123229号、ルーフ開閉時、スラット接合体を接合体一端特に、後端において解体または形成するため、スラット接合体を接合体他端特に、前端から摺動させることができる。この場合、スラットは、その案内箇所において、縦方向ガイドに沿って可動な摺動部材に、スラットの摺動方向に直角に延びる旋回軸のまわりに回転自在に軸支されている。
【0003】
この場合、ルーフを閉じると、摺動部材は、縦方向へ可動に案内された結合ロッドおよび関連のロックバーカップリングを介して相互に形状結合され、一方、閉鎖状態のルーフを開くと、ロックバーカップリングは、開放方向へ見て前部のスラット対から始めて解離し、開放状態のルーフを閉じると、閉鎖方向へ見て前部のスラット対から始めて係合する。結合ロッドは、ルーフに固定のガイドの別個の案内路に沿って可動に軸支されている。
公知のスラットルーフは、すべてのルーフ位置において、スラットの高い安定性および確実な保持が達成され、比較的高い走行速度においても、ルーフ開口部の可成りの部分の解放を犠牲にすることなく、空気力学的に好適な挙動が達成されることを特徴とする。しかしながら、公知の車輌ルーフの場合、排気態様、即ち、前席および後席への空気流の案内および新鮮空気の分配が制限される。
【0004】
本発明の課題は、ドイツ特許公開第4123229号に記載のスラットルーフの好適な性質例えば、すべてのルーフ位置におけるスラットの特に高い安定性と確実な保持、比較的高い走行速度においても空気力学的に好適な挙動を流れ案内に関する高いフレキシビリティおよび供給された新鮮空気の分配に関する乗員の多様な要望に対するより良い適合性と組合わせることができる車輌ルーフを創成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題は、請求項1のプレアンブル前段の特徴を有する車輌ルーフにおいて、本発明にもとづき、ルーフの開閉時、前方からおよび/または後方から選択的にスラット接合体を摺動させ、これにより、接合体前端および/または後端において各スラットを旋回して平坦なスラット接合体を解体または再形成できるよう構成することによって、解決される。
本発明の別の好ましい実施例を従属請求項に開示した。
【0006】
基本的に、ルーフの駆動のために、前方からおよびまたは後方から選択的にスラット接合体に作用できる唯一つの駆動装置を設けることができる。しかしながら、この場合は、必要に応じて結合、解離できる変速段を設ける必要があり、比較的に経費がかかる。従って、接合体一端においてスラット接合体を解体、再形成するために第1駆動ユニットを設け、接合体他端においてスラット接合体を解体、再形成するために第2駆動ユニットを設けるのが好ましい。最も簡単な場合、上記駆動ユニットは手動クランク駆動系である。電子制御装置によって機能を合目的的に調整できる電動駆動ユニットが、より操作し易い。
【0007】
スラットの旋回運動を制御する連結装置を介して各スラットを相互に結合するのが好ましい。これにより、比較的簡単な手段によって、必要な変位運動を実現できる。各スラットに配した連結ガイドには、それぞれ、次のスラットの機構が係合するので、運動推移は、次のスラットまで開放されるスラットによって決定され、即ち、当該スラットに直接に結合または枢着された構造部材によって実現される。比較的簡単で安価な手段を使用した場合も、開閉操作は、管理された確実で必然的な態様で実施される。
【0008】
各スラットの双方の短辺に、それぞれ、支持部材を配し、隣接のスラットに結合された連結ピンを可動に案内する連結スリットを上記支持部材に構成すれば好ましい。この場合、隣接スラットは、閉鎖方向の共通の運動のため、各スラットの旋回運動に依存して結合、解離されるカップリングによって結合される。旋回運動に依存して作動される上記カップリングは、スラットまたはスラット支持部材の、特に、駆動部材および当接部材の形の当接面から構成できる。
【0009】
【作用】
本発明に係る車輌ルーフの場合、新鮮空気供給量を多様に変更できる。特に、ルーフ開口部の解放部分の大きさを調節できるのみならず、解放をルーフ開口部の前端で行うか後端で行うかまたはルーフ開口部の前部範囲および後部範囲においてルーフを同時に解放するかを自由に選択できる。
【0010】
【実施例】
好ましい実施例を示す添付の図面を参照して、以下に、本発明を詳細に説明する。
図1は、部分的に開放された状態のスラット形ルーフの略斜視図である。図2は、ルーフを完全に開放した状態の図1と同様の図面である。図3、図4は、図1、図2と類似の図面であるが、スラットは、ルーフの開放のため、ルーフ開口部の前部または中心部にまとめられている。図5、図6は、閉鎖状態の図1、図2のスラット形ルーフの走行方向へ見て左側の平面図である。図7、図8は、図5、図6の線VI−VIに沿うルーフの部分断面図である。図9、図10、図11、図12は、それぞれ、異なる開放状態の図1、図2のルーフの図5、図6の線VII−VIIに沿う部分縦断面図である。
【0011】
図13は、ルーフの完全な開放状態を示す図6の線VII−VIIに沿う断面図である。図14は、各スラット/機構・ユニットの部分斜視図である。図15は、各スラット/機構・ユニットの範囲のスラット形ルーフの拡大縦断面図である。図16は、各スラット/機構・ユニットの支持部材およびスライダの平面図である。図17は、図19の線XIII−XIIIXに沿う部分横断面図である。図18は、図20の線XIV−XIVに沿う部分横断面図である。図19は、図22の線XV−XVに沿う部分横断面図である。図20は、図22の線XVI−XVIに沿う部分横断面図である。
【0012】
図21は、案内レールの横断面図である。図22は、昇降自在のエアデフレクタを有するスラット形ルーフの前部範囲の部分平面図である。図23は、図22の線XIX−XIXに沿う断面図である。図24は、左側の昇降部材および関連の案内部材の略斜視図である。
以下に説明するスラットルーフと呼ばれる車輌ルーフ9は、図1〜4の基本図から明らかなように、一連のスライドスラット10a〜10cを有する。これらのスラットは、車輌12の固定ルーフ面11に構成されたルーフ開口部13の閉鎖または少なくとも部分的な開放を行う。ルーフ9の開閉のため、スラット10a〜10cを摺動させる。この場合、実施例では、二重矢印で示した摺動方向は、車輌縦軸線に平行である。しかしながら、基本的に、別の摺動方向例えば、車輌縦方向に直角な方向も可能である。
【0013】
閉鎖位置では、スラット10a〜10cは、摺動方向に直角に延びる長辺においてまたは上記長辺に設けた密封要素を介して相互に密封状態で当接する。この場合、スラットは、双方のスラット10c,10bについて図1に示したように、平坦なスラット接合体を形成する。スラット10a〜10cは、更に、摺動方向14に直角に延びる仮想の旋回軸線のまわりに旋回できる。上記軸線は、図示の実施例の場合、ほぼ固定ルーフ面11の高さにある。
以下に説明する変位機構は、各スラット10a〜10cの摺動運動および旋回運動を調整し、これにより、スラットの変位時、平坦なスラット接合体は、摺動方向14へ並進運動を行い、ルーフ9の開放時には、接合体の前端およびまたは後端の範囲において、スラットを接合体から順次に引離すことによって解体され、ルーフ閉鎖時には再形成される。この場合、閉鎖状態のルーフ9の開放操作時、まず、スラット10aを旋回して上記スラットの後縁をルーフ開口部13の後縁15から解放する。次いで、スラット接合体に、後方およびまたは前方への変位力を加えることができる。
【0014】
次いで、スラット10aは、上述の傾斜位置から出発して、平坦なスラット接合体内にある、即ち、まだ旋回されてない残余のスラット10b,10cとともに後方へ摺動させることができる。この場合、スラット10aは、さらに、その終点位置に連続的に旋回される。スラット10aが、図1、図2に示した後部終点位置に達すると、次のスラット10bが上昇される。このサイクルは、図2に示したようにすべてのスライドスラット10a〜10cが上昇され後方の開放位置に摺動されるまで反復される。
【0015】
ルーフ9を閉鎖する場合は、図2の開放位置から出発して、まず、スラット10cのみを前方へ駆動し、固定ルーフ面11に平行な位置に旋回してもどす。対応する運動推移が、次のスラット10b,10aについて順次に行われ、これにより、スラットは、平坦な接合体として前部終点位置に達し、ルーフ開口部13を閉鎖する。
しかしながら、最初にスラット10aを旋回した後、スラット接合体に後方から変位力を加え、これにより、スラット10aから始めてスラットを順次に上昇し、ルーフ開口部13の前縁17の方向へ摺動、統合させることもできる図3参照。
【0016】
別の実施例の場合、開放状態において、上昇され摺動、統合されたスラット10a〜10cの束がルーフ開口部13の縦方向中心部分にあるよう、スラット接合体に前方および後方から変位力を加える。
図示の実施例の場合、ルーフ開口部13の前端の範囲には、昇降自在なスラット状エアデフレクタ16が設けてあり、このエアデフレクタ16は、開放操作の開始時、車輌軸線に直角に延びる旋回軸線のまわりに旋回されて後方へ斜めに立上がる位置に達する。この場合、ルーフは、降雨時にスラットが閉鎖位置にあっても利用できる換気位置を取る。ルーフ9の閉鎖位置では、エアデフレクタ16の後縁は、前部終点位置にあるスライドスラット10cの前縁に密着する。この場合、エアデフレクタ16は、ルーフ開口部13の最前部を閉鎖する。
【0017】
しかしながら、場合によっては、スラット10a〜10cの平坦な接合体が、閉鎖位置において、ルーフ開口部13の前縁から後縁まで達し、従って、単に閉鎖機能のみを果たすよう、設計することもできる。この場合、場合によっては、スライドルーフに公知な態様でドイツ特許公開第2325594号、ドイツ特許公開第3426998号およびドイツ特許第3916906号、ルーフを閉じた場合は固定ルーフ面の下方に隠れ、ルーフを開くと作動位置に自動的に移行するエアデフレクタを設けることもできる。
【0018】
図1〜図4に、3つのスラット10a〜10cを有する車両ルーフを示した。しかしながら、スライドスラットの数は、基本的に、当該の与件に依存し、もちろん任意に選択できる。
スラット10a〜10cは、双方の短辺において、それぞれ、支持部材18a〜18cに支持されている。この場合、ルーフの両側の構成は、縦中心線に関して本質的に鏡像対称であり、従って、1つのルーフ側の説明は、別のルーフ側にも当てはまる。
【0019】
各支持部材18a,18bの縦溝19には、スライダ20が縦方向へ可動に配置されている。各スラット10の双方の短辺の支持部材18は、関連のスラット10の前縁21から前方へ突出し、突出部分において通水樋22を介して相互に結合される。概念”前”および”後”は、自動車(車両)12の通常の走行方向に関する。各スラット10は、関連の支持部材18,スライダ20および通水樋22とともに、全体としてスラット/機構ユニット23即ち、23a,23b,23cを形成する。
【0020】
上記ユニット23は、ルーフ開口部13の両側まで固定ルーフ面の下方に延び、上記両側およびまたはルーフ開口部13を少なくとも部分的に囲むルーフフレームに固定される案内レール24にそって変位できる。各スラット/機構ユニットにおいて、双方の支持部材18は、それぞれ、ヒンジボルト25を介して、スラット10および支持部材の後端の近傍において関連のスライドスラット10に枢着される。この場合、上記ヒンジボルト25は、スラット10の下面に設置された支持台26にはめ込まれ、当該の支持部材18の対応するヒンジボア27と係合する。
【0021】
支持部材18の主要部分28は、ヒンジボア27に前方へ続き、関連スラット10の下方にあり、連結スリット29を備えている。連結スリット29は、支持部材18の縦方向へ延び、ルーフ開口部13へ向いて側方へ開放している。連結スリット29は、ヒンジボア27の直前の位置から関連のスライドスラットの前縁21の近傍まで延びる。2つの案内ボルト30,31が、支持部材18の後端から側外方へ突出している。
支持部材18の同一側には、案内ボルト30,31の前に、案内ボルト30,31よりも外方へ突出する駆動部材32が設けてある。少なくとも1つの支持部材18a,18bの前端部分は、ホーク状に構成され、主要部分28に関して外側方へずれた案内ノーズ33と、主要部分28に関して側外方へずれた当接部材34とを有する。スライダ20を受容する縦溝19は、主要部分28と当接部材34との間に縦方向へ延びている。当接部材34は、摺動方向に垂直な横方向へ駆動部材32と配列されている。
【0022】
支持部材18の当接部材34から案内ボルト35が横外方へ突出している。案内ボルト35には、すべりシューホルダ36が、支持部材18に関して旋回自在に装着されている。すべりシューホルダ36は、当該案内レール24の上部縦ガイド38に摺動自在に支持されたすべりジョー37を担持する。
案内ノーズ33の外方へ向く側面には、ロック部材受け39が構成されている。別のロック部材受け40は、スライダ20の主要部分28に向く側に設けてある。ロック部材41は、支持部材18のロック部材スリット42に摺動方向に直角に可動に支持され、ロック部材受け39,40の深さに適合した量だけ主要部分28の1つの側から側方へ突出するよう設計されている。案内ノーズ33の後端には、上方へ立上がるノーズ43が設けてある。ノーズ43の横ボアには、案内ノーズ33からスライダ20の直立ノーズ45の方向へ側外方へ突出する連結ピン44が圧入されている。
【0023】
駆動部材32の背面には、連結ピン44が連結スリット29の後端に達した場合に次のスラット/機構ユニット23の連結ピン44の中心軸線と一致する点に関して同心に円弧状に湾曲した当接面46が構成されている。当接部材34の前端面47は、連結ピン44に関して同心に円弧状に湾曲されている。ロック部材41は、ロック部材受け39,40の補完の傾斜面51,52と共働する前方へ向く傾斜面48,49を備えている。
各スラットの両側には、前側部に、外方へ突出する支持ボルト54を担持する案内部材53が設置されている。支持ボルト54には、すべりシューホルダ55が、案内部材53に関して旋回自在に装着されている。すべりシューホルダ55には、当該案内レール24の下部縦ガイド57に可動に配置されたすべりジョー56がはめ込んである。
【0024】
即ち、上述の実施例の場合、各スラット/機構ユニット23は、それぞれ上部縦ガイド38および下部縦ガイド57内を走行する双方のすべりジョー37,56を介して双方の案内レール24に係合する。各スラット/機構ユニット23のスラット10は、すべりジョー56を介して案内レール24に結合され、ヒンジボルト25を介して両側の支持部材18に結合される。
支持部材18は、連結ピン44が、それぞれ、その前方の支持部材18の連結スリット29と係合すると同時に、スライダ20のノーズ45が先行の支持部材18の案内ボルト30,31の間にあるよう、相互に結合されている。更に、ルーフを閉じた場合、駆動部材32の当接面46が、後方へ続く支持部材18の当接部材34の端面47に当接すると同時に、連結ピン44が、先行の支持部材18の連結スリット29の後端に達するよう、構成することもできる。
【0025】
エアデフレクタ16は、エアデフレクタ前縁の近傍にあるヒンジ(継手)59を介して、ルーフに固定の支持部材に結合されており、従って、固定ルーフ面11に関して枢動軸線60のまわりに非作動位置と上昇位置(作動位置)との間で旋回させることができる(図22、23)。エアデフレクタ16の下面には、両側にそれぞれ、連結部材61が固定されている。エアデフレクタ16から前方へ突出する連結部材61の範囲には、相互に鈍角をなす2つの経路部分(共に図示せず)を含む連結路62が構成されている。この場合、連結路62の後部経路部分は、エアデフレクタ16の完全開放状態において、案内レール24の縦ガイドに平行に延び、一方、連結路62の前部経路部分は、前下方へ傾斜している。連結路62には、連結ボルト65が係合する。
【0026】
連結ボルト65は、限られた範囲について案内レール24の上部縦ガイド38に沿って可動に案内された駆動要素66に固定されている。駆動要素66は、結合解離自在なカップリング67特に図19、20参照を介して、駆動部材68に結合させることができる。駆動部材68は、案内レール24の別の縦ガイド69に沿って可動に案内され、駆動部材70を介して、案内レール24の下部のケーブルガイド72内を走行する駆動ケーブル71に定常的に結合される。
好ましくはネジケーブルとして構成された駆動ケーブル71は、例えばルーフ開口部13の前に且つ固定ルーフ面11の下に配置された駆動ユニット73図1に模式的に示したまで延びる。駆動ユニット73は、それ自体は公知の態様で、電動機および変速装置を有し、変速装置の出力に結合されたピニオンは、駆動ケーブル71および別のルーフ側の対応する駆動ケーブルと係合する。しかしながら、駆動ユニット73として、選択的に、手動ユニット特に、手動クランクを設けることもできる。
【0027】
結合解離自在のカップリング67は、前面に傾斜面75,76を備え駆動要素66のスリット内を駆動要素66の運動方向に直角に摺動可能なロック部材74を有する。ロック部材74は、このロック部材を受容する駆動要素66の部分よりも広いので、駆動要素の1つの側から突出し、この場合、駆動部材68のロック部材受け77または案内レール24のロック部材受け78と共働する。最前部スラット/機構ユニット23の支持部材18cのロック部材スリット80には、駆動部材68の変位方向に直角に可動のロック部材81が設けてある。
【0028】
この場合、上記ロック部材81は、このロック部材81を受容する支持部材18cの部分よりも広く、従って、支持部材18cのいずれかの側から側方へ突出する。ロック部材81の後部には、案内レール24のロック部材受け84および駆動部材68のロック部材受け85の補完の傾斜面とそれぞれ共働する傾斜面82,83が設けてある。
後部駆動ユニット87は、図3、図4に示した態様で、例えば、ルーフ開口部13の後方に且つ固定ルーフ面11の下方に設置でき、同じく、電動機およびその後段の変速装置を有することができる。後部駆動ユニット87は、例えば、駆動ケーブルを介して、ルーフの左右の側の各昇降連結機構88図8、図10、図12、図13に定常的に結合される。昇降連結機構88は、案内レール24に沿って可動に案内され、前下方へ傾斜した経路部分90を含む連結路89を有する。
【0029】
経路部分90には、前後にそれぞれ、縦ガイド38,57に平行な比較的短い経路部分91,92が続いている。連結路89には、連結ピン93が係合する。連結ピン93は、最後部のスラット10aのための昇降部材94図24参照から横方向へ突出する。昇降部材94の直立ノーズ96には、最後部の支持部材18aの連結スリット29aに係合する連結ピン97が設けてある。
ルーフ開口部13の後縁15の近傍には、固定ルーフ面11よりも低い箇所に、ルーフに固定の案内部材98が設けてあり、この案内部材には、昇降部材94の旋回軸線100に同心に延びる上方へ閉じた案内路99が設けてある。案内路99内には、昇降部材94の横方向へ突出する突起101が貫入している。
【0030】
上述のスラットルーフの機能態様を説明する際、第1に、閉鎖されたルーフを開放し、この場合、スラット10を後方へ摺動、統合すると仮定する。
ルーフの閉鎖位置では、最前部のスラット/機構ユニット23の支持部材18cに設けたロック部材81は、案内レール24のロック部材受け84に係合する図20。連結ピン93は、昇降連結機構88の連結路89の前端にまたは前端近傍に達し、これにより、昇降部材94は、不測に上方へ旋回しないよう確保され、同時に、昇降部材94の不測の摺動が、案内路99および突起101の相互係合によって阻止される。
【0031】
連結ピン44a,44bは、それぞれ、その前にあるスラット/機構ユニット23の支持部材の連結スリット29b,29cの後端に位置する。支持部材18c,18bの駆動部材32は、それぞれ後方へ続くスラット/機構ユニットの支持部材18の当接部材34に当接する。これにより、すべりジョー37,56が案内レール24の縦ガイド38,57に係合することによって、すべてのスラット10a〜10cは、不測の摺動運動および不測の旋回運動を行わないよう確保される。
【0032】
ルーフを開放する場合、後部駆動ユニット87によって、この駆動ユニットに結合された昇降連結機構88を図8の位置から図10に対応する位置に前方へ摺動させる。この場合、昇降連結機構88の経路部分90によって昇降部材94の連結ピン93が上昇される。案内路99および突起101の共働によって摺動運動がなお阻止された昇降部材94は、旋回軸線100のまわりに図8、図10で見て逆時計方向へ旋回される。
連結スリット29aの後端にある連結ピン97が上昇する。これにより、支持部材18aが後方へ摺動され、同じく、最後部のスライドスラット10aがヒンジボルト25を介して後方へ摺動され、従って、スライドスラット10aが、ルーフ開口部13の後縁15から解放され、ルーフを更に開放する際、ルーフに固定の部材と衝突することなく後方へ摺動させることができる。
【0033】
更に、前部駆動ユニット73からルーフ開口部13の両側の駆動ケーブル71に力が後方へ伝達される。
この場合、この運動状態においてロック部材74を介して駆動要素66に結合された駆動部材68が、駆動部材70によって駆動される。これにより、始めに連結路62の前端にある駆動要素66の連結ボルト65が、連結路62に沿って後方へ摺動される。従って、始めに連結ボルト65によって閉鎖位置に保持されたエアデフレクタ16は、ヒンジ59の枢動軸線60のまわりの旋回によって上昇される。連結ボルト65が連結路62の後端に達すると、エアデフレクタ16は、完全に上昇された作動位置に達する図23に鎖線で示した位置。この場合、駆動要素66の当接面102が、案内レール24の不動のストッパ103にぶつかり、これにより、後方への駆動要素66の以降の変位運動が阻止される。
【0034】
駆動部材68が駆動ケーブル71によって駆動部材70を介して後方へ更に駆動されると、変位力が駆動部材68からロック部材74の傾斜面76に伝達され、これにより、ロック部材74が、駆動部材68のロック部材受け77から離れ、その代わりに案内レール24のロック部材受け78に係合する。これにより、駆動要素66が、案内レール24に関して更に変位運動しないようロックされる。
他方、後方への駆動部材68の運動によって、ロック部材81を案内レール24のロック部材受け84から引離し、その代わりに、駆動部材68のロック部材受け85に係合させる力成分が、ロック部材81の傾斜面82に加えられる。これにより、前部駆動ユニット73がスライドスラット10に結合され、この場合、駆動部材68は、ロック部材81を介して、最前部の支持部材18cと係合状態に保持される。従って、支持部材18cは、駆動ケーブル71によって駆動部材70および駆動部材68を介して後方へ駆動される。
【0035】
支持部材18cは、その駆動部材32を介して次の支持部材18bの当接部材34に変位力に伝達し、これにより、支持部材18bの駆動部材32が、最後部の支持部材18aの当接部材34を押圧する。更に、前部にある支持部材の前部案内ボルト30が、後方にある次のスラット/機構ユニット23のスライダ20のノーズ45の前面に当接することによって、摺動力がスラットからスラットへ伝達される。
ルーフが閉鎖されると、上記スライダ20は、スライダ20のロック部材受け40と係合したロック部材41を介して関連の支持部材に結合される。これにより、スライドスラット10a〜10cは、平坦なスラット接合体として一緒に後方へ摺動される。この場合、最後部のスライドスラット10aの連結スリット29aは、昇降連結機構88の連結ピン97に関して後方へ移動する。連結スリット29の形態と、ヒンジボルト25の位置と、案内レール24の縦ガイド38,57に対するすべりジョー37,56の定常的係合とは、相互に同調されており、従って、スラットが最後部の終点位置に摺動され、これにより、スラットが上昇されると、前方のスライドスラット10の支持部材18の駆動部材32が、上昇された後方のスラットの当接部材34から解放される特に図10参照。
【0036】
最後部の支持部材18aの後退運動は、連結ピン97が連結スリット29aの前端に当接することによって、制限される。前方にあるスラット/機構ユニット23bの支持部材 18bの前部案内ボルト30を最後部のスラット/機構ユニット23aのスライダ20に更に押圧すると、変位力がスラット/機構ユニット23aのロック部材41に加えられるので、このロック部材41が、昇降部材94のロック部材受け105に係合され、これにより、ロック部材41は、支持部材18aおよび関連のスライダ20の上記位置において上記位置においてのみ配列される。これにより、完全に上昇された最後部のスライドスラット10aが、昇降部材94に対してロックされる。
【0037】
これにより、駆動部材32bおよび当接部材34cを介する支持部材18a,18bの駆動結合が解離されるので、駆動ケーブル71を更に後退した際、スライドスラット10bを既に上昇されたスライドスラット10aの上方へ摺動させることができ、この場合、連結スリット29bは、連結ピン44cに対して後方へ移動される。中央のスライドスラット10bが、図12の上昇位置に置かれる。上昇運動の終了時、最前部のスラット/機構ユニット23cの前部案内ボルト30からスライダ20bに加えられる力の影響を受けて、スラット/機構ユニット23bのロック部材41は、最後部の支持部材18aの案内ノーズ33のロック部材受け39に移行する。
【0038】
これにより、中央のスライドスラット10bが、すでに上昇されている後部スライドスラット10aに関してロックされる。ルーフを更に開放する場合、前部スライドスラット10cについて、対応する運動推移が生ずるが、この場合は、但し、支持部材18cをロックする必要はない。なぜならば、上記支持部材18cは、ロック部材81を介して駆動部材68に結合されているからである。従って、最前部のスラット/機構ユニット23には、スライダ20は不要である。ルーフが完全に開放された場合、各機能部材は、図13に示した位置を取る。
【0039】
図10、図12、図13から明らかなように、スライドスラットは、上昇時、ヒンジボルト25のまわりに関連の支持部材18の方向へ旋回運動を行う。これにより、ルーフ開放時、摺動統合されたスラット10a〜10cについて特に高い充填密度を達成できる。
完全に開放された状態図13からルーフを閉鎖する場合、最前部のスラット/機構ユニット23cの支持部材18cは、前方へ移動中の駆動ケーブル71によって駆動される。なぜならば、相変わらず、駆動ケーブル71と関連の支持部材18cとが駆動部材70、駆動部材68およびロック部材受け85に係合するロック部材81を介して駆動結合されるからである。支持部材18cは、その連結スリット29cとともに、なおロックされたルーフ固定の連結ピン44bに対して前方へ移動でき、この場合、固定ルーフ面11と合致した位置に旋回される。
【0040】
なお、ロックされたルーフ固定の支持部材18bに対する支持部材18cのこの変位運動は、連結ピン44bが連結スリット29cの後端に当接し、これにより、支持部材18bが、支持部材18cと結合されて前方へ駆動されるまで行われる。前部支持部材18cの後部案内ボルト31が中央のスラット/機構ユニット23bのスライダ20のノーズ45の後面に当接することによって、スライダ20は、すでに、スライダ20のロック部材受け40が支持部材18bのロック部材41と配列される位置に関連の支持部材18bに関して変位されている。
【0041】
さて、連結スリット29cの後端が連結ピン44bに当接して、前方へ向く摺動力が支持部材18bに加えられると、支持部材18bのロック部材41の傾斜面48には、ロック部材41を後部支持部材18aのロック部材受け39から引外してスライダ20bのロック部材受け40に係合させる力成分が作用する。これにより、スラット/機構ユニット23bが、前方への変位運動のために解放される。
さて、前部支持部材18cおよび中央支持部材18bが、支持部材18cの連結スリット29の端部に対する支持部材18bの連結ピン44の当接によってのみならず、支持部材18bにロックされたスライダ20に対する前部支持部材18cの後部案内ボルト31の当接によって、前方への同時の運動のために相互に結合される。支持部材18c,18bをこのように変位させると、スライドスラット10bが下降される。これにより、支持部材18bの当接部材34の端面47が、前方の支持部材18cの駆動部材32に当接する。これにより、支持部材18b、18cの間の摺動方向の相対運動が排除される。
【0042】
後部支持部材18aの連結ピン44が中央の支持部材18bの連結スリット29の後端に達するまで、スライドスラット10bを下降させることができる。この場合、スラット/機構ユニット23bについて述べた態様で、支持部材18bの後部案内ボルト31が最後部のスラット/機構ユニットのスライダ20のノーズ45に当接することによって、上記スライダは解ロック位置に置かれ、次いで、後部支持部材18aに力が伝達され、その結果、後部スライダ20のロック部材41が、昇降部材94のロック部材受け105から分離される。
【0043】
次いで、最後部のスライドスラット10cも、図10の開放位置から、昇降部材94の連結ピン97が連結スリット29aの後端に達する位置に置くことができる。この位置において、前部支持部材18cの当接面106は、案内レール24のストッパ103にぶっかり、前方へ向く力がさらに駆動部材68にくわえられ、その結果、ロック部材81の傾斜面83には、ロック部材81を駆動部材68のロック部材受け85から押出し、その代わりに、案内レール24のロック部材受け84に再び係合させる横方向力成分が加えられる。
【0044】
傾斜面75に作用する力によって、ロック部材74は、案内レール24のロック部材受け78から駆動部材68のロック部材受け77に戻され、これにより、駆動部材68と駆動要素66とが、再び、駆動結合される。
駆動部材68を前方へ更に摺動すると、連結ボルト65が連結路62を通過され、これにより、エアデフレクタ16がその閉鎖位置に旋回される。
駆動ユニット87によって、昇降部材94に関して昇降連結機構88を後方へ移動する。この場合、連結路89と連結ピン93との共働によって、昇降部材94は、図8の位置にもどり旋回される。この際、連結ピン97が下降されるので、最後部のスラット10が、その閉鎖位置に置かれ、水平な経路部分91に対する連結ピン93の係合によってロックされる。
【0045】
しかしながら、上述のルーフ構造にもとづき、ルーフ開放時、スライドスラット10をルーフ開口部13の前縁17の方向へ前方へ摺動、統合することもできる。この場合、上述のように、始めにスラット10aを旋回して、このスラットの後縁をルーフ開口部の後縁15から引離し、次いで、結合解離自在のカップリング図示していない、例えば、ロック部材カップリングロック部材スリット80、ロック部材81、傾斜面82,83、ロック部材受け84,85に対応するカップリングを介して昇降部材94を後部駆動ユニット87または昇降連結機構88に結合し、上方へ旋回された昇降部材図10を前方へ摺動させればよい。
【0046】
この場合、突起101は、上方へ開いたスリット107を介して、ルーフに固定の案内部材98から引出される。スラット10b,10cは、始めに、スラット接合体内に止まり、一方、連結ピン97は、連結スリット29a内を前方へ移動される。これにより、最後部のスリット10aが、完全に上昇され、上昇されたスラット10aは、関連のロック部材41を介して昇降部材94にロックされる。
このプロセスおよび別のスラットを上昇し前方へ摺動させて束に統合するプロセスは、スラットを後方へ摺動、統合する場合と同様に推移する。エアデフレクタ16を同じく上昇する場合は、前部駆動ユニット73によって上述の態様でこの操作を行う。
【0047】
更に、駆動ユニット73,87によってルーフを後方および前方から同時に開放し、あらかじめエアデフレクタ16を上昇した後、スラットをルーフ開口部13の中央範囲に摺動、統合することができる。
もちろん、当該の開閉操作に必要な態様を調整できる合目的的な制御系(好ましくは、電子制御系)を介して駆動ユニット73,87を作動できる。
なお、前記実施例において、案内ボルト35、支持ボルト54は摺動方向へ相互に離れた2つの案内箇所であり、昇降連結機構88、昇降部材94は最後部のスラット10aの後縁を固定ルーフ面11の上方へ上昇する旋回装置であり、連結スリット29、連結ピン44,97はスラットの旋回運動を制御する連結装置であり、ヒンジボルト25は支持部材18と関連のスラットとの間の枢着部材であり、ロック部材41は完全に上昇された位置にスラットをロックする着脱自在の結合装置である。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、ルーフの開閉時、前方からおよび/または後方から選択的にスラット接合体を摺動させ、これにより、接合体前端および/または後端において各スラットを旋回することによって平坦なスラット接合体を解体または再形成できるので、新鮮空気供給量を多様に変更できる。特に、ルーフ開口部の開放部分の大きさを調節できるのみならず、開放をルーフ開口部の前端で行うか後端で行うかまたはルーフ開口部の前部範囲および後部範囲においてルーフを同時に開放するかを自由に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 部分的に開放された状態のスラット形ルーフの略斜視図である。
【図2】 ルーフを完全に開放した状態の図1と同様の図面である。
【図3】 図1、図2と類似の図面であって、スラットがルーフの開放のためルーフ開口部の前部または中心部にまとめられている状態を示す図である。
【図4】 図1、図2と類似の図面であって、スラットがルーフの開放のためルーフ開口部の前部または中心部にまとめられている状態を示す図である。
【図5】 閉鎖状態の図1、図2のスラット形ルーフの走行方向へ見て左側の平面図である。
【図6】 閉鎖状態の図1、図2のスラット形ルーフの走行方向へ見て左側の平面図である。
【図7】 図5、図6の線VI−VIに沿うルーフの部分断面図である。
【図8】 図5、図6の線VI−VIに沿うルーフの部分断面図である。
【図9】 閉鎖状態である図1、図2のルーフの図5、図6の線VII−VIIに沿う部分縦断面図である。
【図10】 開放状態である図1、図2のルーフの図5、図6の線VII−VIIに沿う部分縦断面図である。
【図11】 完全開放状態である図1、図2のルーフの図5、図6の線VII−VIIに沿う部分縦断面図である。
【図12】 完全開放状態である図1、図2のルーフの図5、図6の線VII−VIIに沿う部分縦断面図である。
【図13】 ルーフの完全な開放状態を示す図6の線VII−VIIに沿う断面図である。
【図14】 各スラット/機構・ユニットの部分斜視図である。
【図15】 各スラット/機構・ユニットの範囲のスラット形ルーフの拡大縦断面図である。
【図16】 各スラット/機構・ユニットの支持部材およびスライダの平面図である。
【図17】 図19の線XIII−XIIIXに沿う部分横断面図である。
【図18】 図20の線XIV−XIVに沿う部分横断面図である。
【図19】 図22の線XV−XVに沿う部分横断面図である。
【図20】 図22の線XVI−XVIに沿う部分横断面図である。
【図21】 案内レールの横断面図である。
【図22】 昇降自在のエアデフレクタを有するスラット形ルーフの前部範囲の部分平面図である。
【図23】 図22の線XIX−XIXに沿う断面図である。
【図24】 左側の昇降部材および関連の案内部材の略斜視図である。
【符号の説明】
9 ルーフ
10;10a,10b,10c スライドスラット
11 固定ルーフ面
13 ルーフ開口部
16 エアデフレクタ
18 支持部材
20 スライダ
24 案内レール
25 ヒンジボルト
29 連結スリット
35 案内ボルト
41 ロック部材
44,97 連結ピン
54 支持ボルト
73 第1駆動ユニット
87 第2駆動ユニット
88 昇降連結機構
94 昇降部材

Claims (20)

  1. 固定ルーフ面(11)のルーフ開口部(13)の閉鎖または少なくとも部分的解放を選択的に行う一連のスライドスラット(10)を有し、スラットが、閉鎖位置では、相互に接し、平坦なスラット接合体を形成し、各スラットの短辺が、摺動方向へ相互に離れた2つの案内箇所において、ルーフに固定されスラットの全摺動範囲において双方の案内箇所と係合される案内レール(24)に沿って案内され、これにより、スラット調節時、スラット接合体の前方から後方へ駆動し各スラットを順次に旋回することによってルーフ前方開放時には平坦なスラット接合体を解体し、ルーフ前方閉鎖時には平坦なスラット接合体を再形成する形式の一連のスラットを有する車輌ルーフであって、
    ルーフ(9)の後方開放時、スラット接合体の後方から前方へ駆動し各スラット(10)を順次に旋回することによってルーフ(9)の前方側にスラットを集めながら後方側を開放し、平坦なスラット接合体の後部を解体または再形成可能にしていることを特徴とする一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  2. 前記スラット接合体の後方から前方へ駆動し各スラットを順次に旋回してルーフ(9)の後方側を開放するときに、スラット接合体の前方から後方へ駆動し各スラットを順次に旋回してルーフ(9)の前後中途部にスラットを集めてルーフ(9)の前方側も開放し、平坦なスラット接合体の前後両部を解体または再形成可能にしていることを特徴とする請求項1に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  3. 正常の走行方向へ見て最後部のスラット(10a)と作用結合し、ルーフを閉鎖位置から開放位置の方向へ変位する際のスラット接合体摺動前に、最後部のスラット(10a)の後縁を固定ルーフ面(11)の上方へ上昇する旋回装置を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  4. 接合体一端におけるスラット接合体の解体、再形成のため、第1駆動ユニット(73)が設けてあり、接合体の他端におけるスラット接合体の解体、再形成のため、第2駆動ユニット(87)が設けてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  5. 正常の走行方向へ見て接合体後端においてスラット接合体を解体、再形成する駆動ユニット(87)が、正常の走行方向へ見て最後部のスラット(10a)の旋回装置と結合されていることを特徴とする請求項3または4に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  6. 正常の走行方向へ見て接合体後端においてスラット接合体を解体、再形成するため、ルーフ固定の案内レール(24)に沿って旋回装置を摺動させ得ることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  7. 旋回装置が、昇降連結機構(88)と、上記連結機構と共働する昇降部材(94)とを有し、上記機構および部材が、何れも、ルーフに固定の案内レール(24)に沿って可動に案内され、ルーフに固定の案内レール(24)の縦方向へ限られた距離だけ相対変位でき、昇降部材(94)が、正常の走行方向へ見て最後部のスラット(10a)に結合されており、昇降部材(94)および昇降連結機構(88)の相対変位によって、昇降部材(94)およびこれに結合されたスラット(10a)が、ルーフに固定の案内レール(24)に関して旋回されることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  8. 昇降部材(94)の旋回運動中に、ルーフに固定の案内レール(24)に関する昇降部材の摺動運動を阻止し、最後部のスラット(10a)の後縁が固定ルーフ面(11)の上方に上昇された状態となる昇降連結機構(88)および昇降部材(94)の相対位置においてのみ昇降部材(94)を摺動運動のため解放するルーフに固定の案内部材(98)を有することを特徴とする請求項7に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  9. 各スラット(10)が、スラットの旋回運動を制御する連結装置を介して相互に結合されていることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  10. 各スラット(10)の双方の短辺には、それぞれ、支持部材(18)が配してあり、上記支持部材には、隣接のスラットに結合された、あるいは、最後部のスラットの連結スリットの場合には旋回装置に結合された連結ピン(44,97)を可動に案内された連結スリット(29)が構成されていることを特徴とする請求項3〜9のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  11. ルーフ開放時に平坦なスラット接合体を解体するため、スラットを第1駆動ユニット(73)およびまたは第2駆動ユニット(87)から順次に分離でき、ルーフ閉鎖時に平坦なスラット接合体を再形成するため、スラットを第1駆動ユニット(73)およびまたは第2駆動ユニット(87)に順次に結合できることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  12. スラット(10)が、関連の支持部材(18)に枢着されており、各スラットの双方の短辺の双方の案内箇所のうち、1つの箇所が支持部材に固定され、別の案内箇所がスラット自体に固定されることを特徴とする請求項10または11に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  13. 支持部材(18)が、摺動方向へ見て1つのスラット長辺において関連のスラット(10)から突出し、支持部材と関連のスラットとの間の枢着部材が、別のスラット長辺の近傍にあることを特徴とする請求項12に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  14. 双方の案内箇所が、それぞれ、枢着部材とは逆の側において支持部材(18)およびスラット(10)に設けてあることを特徴とする請求項12または13に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  15. 各スラット(10)に配された支持部材(18)が、当該スラットの枢着部材から遠い側の長辺に隣接スラットの間に形成された縁間隙を下方から被う通水樋(22)によって相互に結合されていることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  16. 各スラット(10)には、完全に上昇された位置にスラットをロックする少なくとも1つの着脱自在の結合装置が配してあり、最後のスラットの結合装置が、旋回装置と共働し、別のスラットの結合装置が、それぞれ、次のスラットと共働することを特徴とする請求項3〜15のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  17. 着脱自在の結合装置が、それぞれ、スラット摺動方向に直角に可動なよう支持部材(18)に支持されたロック部材(41)を有し、当該スラットが完全な上昇位置に達した際に、上記ロック部材が、先行の各スラットの開放運動の影響を受けて支持部材に支持されたスライダ(20)によって、旋回装置または次のスラットの支持部材(18)と係合されることを特徴とする請求項16に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  18. 当該スラットの支持部材(18)に支持されたスライダ(20)が、先行スラットの閉鎖運動の影響を受けて、旋回装置または次のスラットの支持部材からロック部材(41)を解離することによって、スラット(10)を解ロックすることを特徴とする請求項17に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  19. ルーフ開口部(13)の前端の範囲には、非作動位置では、閉鎖位置にある平坦なスラット接合体に密封状態で接続する昇降自在なスラット状エアデフレクタ(16)が設けてあることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1つに記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
  20. 非作動位置と上昇した作動位置との間の変位のため、同じく、エアデフレクタ(16)を駆動ユニット(73)と結合させ得ることを特徴とする請求項4または19に記載の一連のスラットを有する車輌ルーフ。
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