JPH0723861Y2 - 遮断器用油緩衝装置 - Google Patents

遮断器用油緩衝装置

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JPH0723861Y2
JPH0723861Y2 JP1986011264U JP1126486U JPH0723861Y2 JP H0723861 Y2 JPH0723861 Y2 JP H0723861Y2 JP 1986011264 U JP1986011264 U JP 1986011264U JP 1126486 U JP1126486 U JP 1126486U JP H0723861 Y2 JPH0723861 Y2 JP H0723861Y2
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oil
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circuit breaker
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勝利 下山
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電力用遮断器の遮断および投入動作時にお
ける衝撃を吸収する遮断器用油緩衝装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、この種油緩衝装置においては、電力用遮断器の遮
断および投入動作時の衝撃吸収を行なう一方、動作途中
において所定の動作速度を確保する必要がある。
このため、従来では、第4図に示すように、衝撃吸収用
の油緩衝器を投入用と遮断用とに別々に設け、投入およ
び遮断の動作完了直前にそれぞれの緩衝器を作動させる
ようにしている。
すなわち、フレーム脚(1)に固定されたフレームボツ
クス(2)上に、遮断部をそれぞれ支持した3組の支持
碍管(3)が左右方向に等間隔に配列され、ボツクス
(2)の右側に配設された操作機構(4)の出力端に左
右方向の連結棒(5)が連結されるとともに、各支持碍
管(3)の内部に遮断部の可動接触子に連結された上下
動自在の絶縁操作棒(6)がそれぞれクランクケース
(7)における連結機構(8)を介して連結棒(5)に
連結され、操作機構(4)により連結棒(5)が左右動
することにより操作棒(6)が下方,上方へ移動し、遮
断,投入動作を行なう構成になつている。
そして、ボツクス(2)内には、投入用油緩衝器(9)
および遮断用油緩衝器(10)が並設され、その直上に、
両端部に緩衝器(9),(10)のそれぞれの作動軸端面
に衝接する衝接部を備えたシーソーレバー(11)が設け
られるとともに、該レバー(11)が前記連結棒(5)に
リンク機構(12)を介して連結され、連結棒(5)の左
右動による遮断,投入動作時、それぞれの動作完了直前
にレバー(11)の各衝接部が各緩衝器(9),(10)の
それぞれの作動軸に衝接し、緩衝効果を得るようになつ
ており、動作途中においては所定の動作速度を得てい
る。
なお、(13)は連結棒(5)を右方へ付勢する遮断ばね
である。
しかし、前記油緩衝装置では、投入用と遮断用とにそれ
ぞれ油緩衝器(9),(10)を設ける必要がある上、各
緩衝器(9),(10)を作動させるためにレバー(1
1),リンク機構(12)を特に要し、構造が非常に複雑
になる欠点を有している。
そこで、従来より、1個の油緩衝器により遮断動作時お
よび投入動作時の双方で緩衝効果を発揮するようにした
油緩衝装置が用いられ、たとえば第5図に示すように構
成されている。
すなわち、第5図において、(14)は遮断部碍管であ
り、上部端子(15)に一体の固定接触子(16)と下部端
子(17)に摺動接触子(18)を介して接続され固定接触
子(16)に接離する上下動自在の可動接触子(19)とが
内装されている。(20)は遮断部碍管(14)を支持する
支持碍管であり、可動接触子(19)に連結された絶縁操
作棒(21)が上下動自在に内装されている。(22)は操
作機構(23)に連結され該操作機構(23)の遮断,投入
の操作力により左右動する左右方向の連結棒であり、支
軸(24)に固定された第1レバー(25)が操作棒(21)
の下端に連結されるとともに、支軸(24)に固定された
第2レバー(26)が連結棒(22)に連結されており、連
結棒(22)の往復運動により操作棒(21)が上下動して
両接触子(16),(19)が接離し、投入,遮断が行なわ
れる。
(27)は油緩衝器であり、容器(28)内の油中に浸漬さ
れた横孔式円筒体(29)内をピストン(30)が左右に往
復移動する構成になつている。(31)は連結棒(22)と
油緩衝器(27)のピストン軸とを連結する長孔機構であ
り、連結棒(22)の端部のローラ(32)とピストン軸の
軸端に一体の枠体(33)とからなり、枠体(33)内の長
孔にローラ(32)が遊挿されている。(34)は遮断ば
ね、(35)はストツパである。
したがつて、第5図に示す投入状態から遮断操作を行な
うと、遮断ばね(34)のばね力により連結棒(22)が左
方へ移動し、操作棒(21)が下方へ移動して可動接触子
(19)が固定接触子(16)より開離する一方、連結棒
(22)のローラ(32)が枠体(33)の長孔を左方へ移動
し、遮断動作が完了する直前にローラ(32)が枠体(3
3)の左側内面に衝接し、その後、連結棒(22)とピス
トン(30)とが一体になつて動作し、遮断動作時の衝撃
が油緩衝器(27)において吸収される。また、この遮断
状態から操作機構(23)により投入操作を行なうと、連
結棒(22)の右方への移動に伴なつて操作棒(21)が上
動し、可動接触子(19)が固定接触子(16)に接触し、
他方、ローラ(32)が枠体(33)の長孔を右方へ移動
し、投入動作が完了する直前になるとローラ(32)が枠
体(33)の右側内面に衝接し、その後、連結棒(22)と
ピストン(30)とが一体になつて動作し、投入動作時の
衝撃が油緩衝器(27)において吸収される。
しかし、前記従来の油緩衝装置によると、遮断および投
入動作時の衝撃吸収を1個の油緩衝器(27)で行なえる
反面、動作途中の速度を確保するために特に長孔機構
(31)を設けねばならず、構造が複雑になる欠点があ
り、しかも、連結棒(22)と油緩衝器(27)との間に長
孔機構(31)による衝突部分があり、滑らかな緩衝効果
が得られない欠点がある。
なお、第4図に示した油緩衝装置においても、連結棒
(5)と油緩衝器(9),(10)との間に衝突部分があ
り、滑らかな緩衝効果が得られない欠点を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、この考案においては、簡単な構造で遮断および
投入動作時の双方で滑らかな緩衝効果を発揮し、しかも
動作の途中で高速動作を確保できる手段を提供すること
を技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の遮断器用油緩衝装置は、上部に空隙を設けて
作動油を収容した容器と、 該容器内の油中に全体が浸漬され,上下が前記容器と間
隔をおいて配置され,両端が閉塞された水平方向の円筒
体と、 該円筒体の中央部周壁に透設された複数個の油通路と、 往復運動により遮断および投入動作を行なう電力用遮断
器の往復運動部の先端に一体に設けられ,前記円筒体内
の軸心上を往復移動するほぼ糸駒状のピストンと、 該ピストンの右側および左側の外周部にそれぞれ左右方
向に透設された複数個の第1連通孔および第2連通孔
と、 前記第1連通孔の右側に右左に移動自在に設けられ,前
記第1連通孔を開閉する環状の第1逆止弁と、 前記第2連通孔の左側に左右に移動自在に設けられ,前
記第2連通孔を開閉する環状の第2逆止弁と、 前記円筒体の一端部および他端部にそれぞれ形成され,
前記ピストンが移動して入り込む投入用オリフイスおよ
び遮断用オリフイスと、 前記円筒体の中央内周部に形成された拡張部と、 該拡張部と前記両オリフイスとの間に形成された傾斜段
部と を備えたものである。
〔作用〕
したがつて、この考案の遮断器用油緩衝装置では、電力
用遮断器の投入および遮断時、往復運動部に一体のピス
トンが油中に浸漬された円筒体の投入用オリフイスおよ
び遮断用オリフイスをそれぞれ移動し、油の通路が絞ら
れることによりピストンに緩衝力が作用し、投入および
遮断動作時の衝撃が吸収され、また、高速で動作しなけ
ればならない投入,遮断の動作途中においては、ピスト
ンが円筒体の拡張部を移動するため、ピストンに過大な
抵抗力が作用することはない。
さらに、ピストンが糸駒状であり、ピストンの右側,左
側の外周部に第1連通孔,第2連通孔が左右方向に透設
され、第1連通孔の右側に環状の第1逆止弁、第2連通
孔の左側に環状の第2逆止弁がそれぞれ移動自在に設け
られているため、ピストンの移動初期において、ピスト
ンの中央部外周が傾斜段部により大きく開口される上、
停溜している作動油が、連通孔を閉塞している逆止弁を
開口状態にし、ピストンの移動が円滑になり、所望の動
作速度が得られる。
その上、両逆止弁は、左右に移動自在であればよく、調
整手段等を要さず、構造がきわめて簡単であり、安価に
構成することができる。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その実施例を示した第1図ないし
第3図とともに詳細に説明する。なお、従来例と同一記
号のものは同一物を示すものとする。
まず、第1の実施例を示した第1図および第2図につい
て説明する。
これらの図面において、(36)は上部に空隙を設けて作
動油が収容された容器、(37)は容器(36)内の油中に
全体が浸漬された円筒体であり、容器(36)の左右内壁
に形成された円形凹部に円筒体(37)の両端が嵌合し、
円筒体(37)が位置決め固定されるとともに、円筒体
(37)の両端開口が閉塞される。(38)および(39)は
円筒体(37)の左端部および右端部にそれぞれ形成され
た遮断用オリフイスおよび投入用オリフイスであり、そ
れぞれの内周面に円筒体(37)の中央に向かつて拡開す
るテーパが形成され、後述のピストンとの間に緩衝細隙
を形成するようになつている。
ここで、電力用遮断器では、投入動作時と遮断動作時と
でその動作速度が異なるため、両オリフイス(38),
(39)のテーパ形状を違えてそれぞれの動作時に所定の
緩衝効果を得るようにしている。
(40)は円筒体(37)の中央内周部に形成された拡張部
であり、ピストンとの間に大きな間隙を形成してピスト
ンに過大な抵抗力が作用しないようにしている。なお、
拡張部(40)と両オリフイス(38),(39)とのそれぞ
れの間には傾斜段部(41)が形成され、それぞれの内周
面が大きな段差を有することなく連続している。(42)
は円筒体(37)の中央部周壁に透設された複数個の油通
路である。
(43)は電力用遮断器の往復運動部となる連結棒(22)
の先端に一体に設けられ円筒体(37)内の軸心上を往復
移動するピストンであり、ほぼ糸駒状に形成され、ピス
トン(43)の右側および左側の外周部にそれぞれ左右方
向の複数個の第1および第2連通孔(44)および(45)
が透設されている。そして、前記連結棒(22)は容器
(36)の右側壁をシールリング(46)を介して摺動自在
に貫通され、円筒体(37)内に導入された連結棒(22)
の先端ねじ部(22)′に、環状の第1ストツパ金具(4
8)が挿通され、その第1ストツパ金具(48)に、第1
連通孔(44)の右側に位置し,第1連通孔(44)を開閉
する環状の第1逆止弁(47)が右左に移動自在に設けら
れ、第1ストツパ金具(48)の左側のねじ部(22)′
に、ピストン(43)および環状の第2ストツパ金具(5
0)がそれぞれ螺着され、ピストン(43)が連結棒(2
2)に一体化され、第2ストツパ金具(50)に、第2連
通孔(45)の左側に位置し,第2連通孔(45)を開閉す
る環状の第2逆止弁(49)が左右に移動自在に設けられ
ている。この場合、連結棒(22)の軸心と円筒体(37)
の軸心とが一致し、遮断器の投入,遮断動作時の連結棒
(22)の往復運動によりピストン(43)が円筒体(37)
内の軸心上を往復移動する。
(51)は容器(36)の左側壁に上面に開口して形成され
容器(36)内に連通する注油孔であり、該注油孔(51)
は油量確認用ボルト(52)により開閉自在に閉塞され、
ボルト(52)の油浸漬位置により容器(36)内の油量が
確認される。
つぎに、前記実施例の動作について説明する。
図面に示す投入状態より遮断動作を開始すると、連結棒
(22)が遮断ばね(34)のばね力により左方へ移動し、
絶縁操作棒(21)が下動して可動接触子(19)が固定接
触子(16)より開離する一方、連結棒(22)に一体のピ
ストン(43)が円筒体(37)の軸心上を左方へ移動す
る。
このピストン(43)の移動初期においては、ピストン
(43)が投入用オリフイス(39)を移動することになる
が、ピストン(43)の中央部外周が傾斜段部(41)によ
り大きく開口される上、停溜している作動油中をピスト
ン(43)とともに両逆止弁(47),(49)が左方へ移動
することにより第1連通孔(44)が開口されるため、ピ
ストン(43)の移動に伴なつて作動油が第1連通孔(4
4)を通つて右方へ抜け、ピストン(43)が比較的円滑
に左方へ移動する。
そして、ピストン(43)が投入用オリフイス(39)を抜
けて拡張部(40)へ移動すると、該所ではピストン(4
3)との間隙が大きく形成されているため、ピストン(4
3)は差程抵抗力を受けることなく高速動作し、さら
に、遮断動作の完了直前になると、ピストン(43)が遮
断用オリフイス(38)に入り込み、このとき、第2逆止
弁(49)により第2連通孔(45)が閉塞されているた
め、ピストン(43)の移動に伴なつてオリフイス(38)
内の作動油はオリフイス(38)のテーパ内面とピストン
(43)の左側外周面との間の細隙を通過し、作動油の流
路が大幅に絞られることによりピストン(43)に大きな
抵抗力が作用し、連結棒(22)を介してピストン(43)
に伝えられた衝撃が緩衝され、しかも、オリフイス(3
8)とピストン(43)との細隙が左方へ行くほど徐々に
小さくなるため、より大きな緩衝力が得られ、動作完了
時にピストン(43)が第2図の1点鎖線の位置に停止す
る。
つぎに、第2図の1点鎖線の遮断状態より投入動作を開
始すると、連結棒(22)が右方へ移動し、操作棒(21)
が上動して可動接触子(19)が固定接触子(16)に接触
する一方、ピストン(43)が円筒体(37)の軸心上を右
方へ移動する。
このピストン(43)の移動初期には、ピストン(43)が
遮断用オリフイス(38)を移動することになるが、この
場合も前記と同様に、ピストン(43)の中央部外周が傾
斜段部(41)により大きく開口されるとともに、第2逆
止弁(49)の移動により第2連通孔(45)が開口される
ため、ピストン(43)は比較的円滑に右方へ移動し、さ
らに、ピストン(43)はオリフイス(38)を抜けると、
拡張部(40)を高速で移動し、投入動作の完了直前にな
ると、ピストン(43)が投入用オリフイス(39)内に入
り込み、このとき、第1逆止弁(47)により第1連通孔
(44)が閉塞されているため、ピストン(43)の移動に
伴なつてオリフイス(38)内の作動油がオリフイス(3
8)のテーパ内面とピストン(43)との間の細隙を通過
し、これによりピストン(43)に緩衝力が与えられ、投
入動作の完了時、ピストン(43)が実線の位置に停止す
る。
つぎに、第2の実施例を示した第3図について説明す
る。
同図において前記と異なる点は、容器(36)内の油中に
浸漬された円筒体(37)′である。すなわち、第1の実
施例では、テーパ内面を有する細隙形オリフイス(3
8),(39)が形成された円筒体(37)を用いたが、第
2の実施例では、左端部および右端部にそれぞれ横孔式
の遮断用オリフイス(38)′および投入用オリフイス
(39)′が形成されるとともに中央内周部に拡張部(4
0)が形成された円筒体(37)′を用いている。この両
オリフイス(38)′,(39)′は、それぞれの内周面が
同一径に形成されるとともに、それぞれの周壁に排油孔
(53),(54)が透設されているが、各オリフイス(3
8)′,(39)′ではそれぞれの排油孔(53),(54)
の個数,内径,位置等を違えて遮断時と投入時との動作
速度の違いに対応させている。
そして、この実施例の場合、遮断または投入の動作完了
直前にピストン(43)が遮断用オリフイス(38)′また
は投入用オリフイス(39)′に入り込むと、オリフイス
(38)′または(39)′内の作動油はピストン(43)の
移動に伴なつて小径の排油孔(53)または(54)を通つ
て流出し、作動油の流路が大幅に絞られることによりピ
ストン(43)に緩衝力が作用し、所定の緩衝効果が得ら
れることになる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の遮断器用油緩衝装置による
と、1個の装置により遮断動作時と投入動作時との双方
で緩衝効果を発揮することができるのみならず、遮断器
の往復運動部とピストンとの間に衝突部分が全くないた
め滑らかな緩衝効果を得ることができ、しかも、高速動
作が必要とされる動作途中では円筒体の拡張部により抵
抗力を大幅に減少することができる。
さらに、ピストンが糸駒状であり、ピストンの右側,左
側の外周部に第1連通孔,第2連通孔が左右方向に透設
され、第1連通孔の右側に環状の第1逆止弁、第2連通
孔の左側に環状の第2逆止弁がそれぞれ移動自在に設け
られているため、ピストンの移動初期において、ピスト
ンの中央部外周が傾斜段部により大きく開口される上、
停溜している作動油が、連通孔を閉塞している逆止弁を
開口状態にし、ピストンの移動が円滑になり、所望の動
作速度を得ることができる。
その上、両逆止弁は、左右に移動自在であればよく、調
整手段等を要さず、構造がきわめて簡単であり、安価に
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の遮断器用油緩衝装置の
実施例を示し、第1図および第2図は第1の実施例を示
し、第1図は全体の切断正面図、第2図は要部の切断正
面図、第3図は第2の実施例の要部の切断正面図、第4
図および第5図はそれぞれ従来の遮断器用油緩衝装置の
概略正面図および切断正面図である。 (22)…連結棒、(36)…容器、(37),(37)′…円
筒体、(38),(38)′…遮断用オリフイス、(39),
(39)′…投入用オリフイス、(40)…拡張部、(43)
…ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に空隙を設けて作動油を収容した容器
    と、 該容器内の油中に全体が浸漬され,上下が前記容器と間
    隔をおいて配置され,両端が閉塞された水平方向の円筒
    体と、 該円筒体の中央部周壁に透設された複数個の油通路と、 往復運動により遮断および投入動作を行なう電力用遮断
    器の往復運動部の先端に一体に設けられ,前記円筒体内
    の軸心上を往復移動するほぼ糸駒状のピストンと、 該ピストンの右側および左側の外周部にそれぞれ左右方
    向に透設された複数個の第1連通孔および第2連通孔
    と、 前記第1連通孔の右側に右左に移動自在に設けられ,前
    記第1連通孔を開閉する環状の第1逆止弁と、 前記第2連通孔の左側に左右に移動自在に設けられ,前
    記第2連通孔を開閉する環状の第2逆止弁と、 前記円筒体の一端部および他端部にそれぞれ形成され,
    前記ピストンが移動して入り込む投入用オリフイスおよ
    び遮断用オリフイスと、 前記円筒体の中央内周部に形成された拡張部と、 該拡張部と前記両オリフイスとの間に形成された傾斜段
    部と を備えた遮断器用油緩衝装置。
JP1986011264U 1986-01-28 1986-01-28 遮断器用油緩衝装置 Expired - Lifetime JPH0723861Y2 (ja)

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