JP2008291898A - 開閉機器操作装置用の緩衝装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストン及びシリンダなどの寸法精度を高くすることなく制動力のばらつきを低減することができる緩衝装置を得ること。
【解決手段】緩衝装置10は、内部に作動流体Fを満たすケーシング16と、ケーシング16内に収納され、内外に部屋を形成するシリンダ体20と、シリンダ体20を貫通するとともにシリンダ体20との間に流路を形成し、可動接触子と連動する摺動軸12と、摺動軸12に固定されてシリンダ体20内部に収納され、摺動軸12の径より大きい外径を有し、シリンダ体20の内周面と水密を保ちながら摺動して作動流体Fをシリンダ体20の内外間で移動させ、作動流体Fが流路を通過する際の流通抵抗により制動力を受けるピストン11とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば変電所や開閉所に設置される電力用開閉機器において、電力用開閉機器の電路を開閉操作する操作装置の緩衝装置に関する。
このような緩衝装置においては、従来、例えば、所定量だけ作動流体を封入するシリンダと、このシリンダ内に移動可能に設けられたピストンとを有するものが提案されている。このような構造の緩衝装置においては、ピストンは、シリンダ内周面との間に所定の間隙(流路)を形成している。そして、この流路を介して、シリンダ内の2部屋の間で作動流体を移動させ、このとき得られる流通抵抗を制動力として用いる。そして、ピストンには、制動力を必要としない方向に進む際に作動流体を流通させる貫通穴が開けられており、この貫通穴には逆止弁が設けられている。
そして、このような緩衝装置においては、開路動作が所定位置まで進行すると、ピストンは作動流体の液面に衝突する。衝突の後は、逆止弁が貫通穴を塞ぎ、ピストンは作動流体による反力を受けながら開路位置まで移動する。この反力がピストンの制動力としての働きをする(例えば、特許文献1参照)。
特公平01−22696号公報
上記のような構造の従来の緩衝装置においては、制動力発生の要因となる流路の流路断面積は、ピストンの外径とシリンダの内径との差によって決定される。そして、大きい制動力を得るためにはピストンの外径及びシリンダの内径を大きくする必要がある。その際、ピストンの外径寸法の精度が悪いと、流路断面積のばらつきが大きくなり、装置間の制動力がばらつく結果となる。そのため、従来、ピストンの外径寸法及びシリンダの内径寸法は高い精度を必要とした。また、ピストンがシリンダに対して偏心した場合においても、その偏心量により装置間の制動力がばらつく結果となるため、従来、ピストン、シリンダ、軸受及びピストンロッドなどの各部材の同軸度は高い精度を必要とした。このような高い精度を必要とする構造は、コストを増大させる要因となるので課題とされていた。また、従来、ピストンが作動流体の液面に衝突する際に機械的衝撃力が発生することがあった。さらには、従来、開閉動作開始時のピストンロッドへの抗力を防ぐ目的で逆止弁を設けているが、この逆止弁が貫通穴を閉塞する際に機械的衝撃力が発生することもあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、大きい制動力を得る目的でピストンの外径及びシリンダの内径を大きくした場合などにおいても、ピストン及びシリンダなどの寸法精度を高くすることなく、また、各部材の同軸度を高くすることなく、制動力のばらつきを低減することができ、さらにピストンへの抗力の発生を抑制でき、安定した動作特性とすることができる開閉機器操作装置用の緩衝装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の開閉機器操作装置用の緩衝装置は、開閉機器の固定接触子と接離する可動接触子を駆動する開閉機器操作装置用の緩衝装置であって、内部に作動流体を満たすケーシングと、ケーシング内に収納され、内外に部屋を形成するシリンダ体と、シリンダ体を貫通するとともにシリンダ体との間に流路を形成し、可動接触子と連動する摺動軸と、摺動軸に固定されてシリンダ体内部に収納され、摺動軸の径より大きい外径を有し、このシリンダ体の内周面と水密を保ちながら摺動して作動流体をシリンダ体の内外間で移動させ、この作動流体が流路を通過する際の流通抵抗により制動力を受けるピストンとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、摺動軸とシリンダ体との間の摺動軸の軸回りに流路を形成するので、大きい制動力を得る目的でピストンの外径及びシリンダの内径を大きくした場合であっても、ピストン及びシリンダなどの寸法精度を高くすることなく、制動力のばらつきを低減することができる。
以下に、本発明にかかる開閉機器操作装置用の緩衝装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1による開閉機器操作装置用の緩衝装置を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1による開閉機器操作装置用の緩衝装置の縦断面図である。図1において、開閉機器操作装置用の緩衝装置10は、図示しない開閉機器の固定接触子と接離する可動接触子を駆動する開閉機器の操作装置に用いられる。
緩衝装置10は、内部に作動流体Fを満たすケーシング(カバー)16と、このケーシング16内に収納されたシリンダ体20と、シリンダ体を貫通する摺動軸12と、摺動軸12に固定されてシリンダ体20の内部に収納されたピストン11とを有している。
ケーシング16は、有底円筒状を成し開閉機器側の開口をピストン軸受19で閉塞されて閉じた空間を形成している。ピストン軸受19は、例えばボルト等の締結手段によりケーシング16に固定されている。ケーシング16とピストン軸受19との間にはシールS1(Oリング)が設けられており、水密が保たれている。ケーシング16及びピストン軸受19を貫通するように摺動軸12が設けられている。摺動軸12の中間部に概略円板状のピストン11が固定されている。摺動軸12は、ピストン11を挟んで、開閉機器側の第1摺動軸12aと反対側の第2摺動軸12bとからなる。このように、第1摺動軸12aと第2摺動軸12bとピストン11とは一体に作製されている。
第1摺動軸12aの端部には、開閉機器操作装置の出力レバーが連結される連結部12cが設けられている。第1摺動軸12aがピストン軸受19を貫通する貫通穴には、シールS2が設けられている。これにより、第1摺動軸12aは、ピストン軸受19に対して水密に摺動可能とされている。同じように、第2摺動軸12bが貫通するケーシング16の底部に形成された貫通穴にもシールS3が設けられており、これにより、第2摺動軸12bは、ケーシング16に対して水密に摺動可能とされている。ケーシング16内には、所定量の作動流体Fが封入されている。
シリンダ体20は、有底円筒状のシリンダ14とその開口を閉塞するシリンダヘッド15とから構成されている。さらに、シリンダ14は、円筒状のシリンダ部とこのシリンダ部と一体に形成された底部とから構成されている。シリンダヘッド15は、シリンダ部の開口に内接して嵌め合わされて、シリンダ14に対して摺動可能に取り付けられている。シリンダ14とシリンダヘッド15との間の摺動面にはシールS4が設けられており、水密が保たれている。シリンダ14とシリンダヘッド15との間には、隙間C1が形成されており、両者はこの隙間C1の軸方向長さだけ相対的に移動することができる。このように構成されたシリンダ体20は、ケーシング16内に収納されて内外に部屋を形成する。つまり、シリンダ体20の内側に一つの部屋が形成され、シリンダ体20とケーシング16との間にもう一つの部屋が形成される。
シリンダヘッド15及びシリンダ14の底部には、摺動軸12の直径より所定量大きい穴径の第1大径穴H1及び第2大径穴H2が空けられている。摺動軸12はこの2つの第1大径穴H1及び第2大径穴H2を貫通して配設されている。そして、第1摺動軸12aの外周面と第1大径穴H1の内周面との間には、所定の幅の円筒状の隙間(軸回り流路)が形成されている。同じように、第2摺動軸12bの外周面と第2大径穴H2の内周面との間には、所定の幅の円筒状の隙間(軸回り流路)が形成されている。
シリンダヘッド15にはさらに、シリンダ体20の外の部屋と第1大径穴H1の内周面とを連通する横流路孔15aが、第1摺動軸12aに対して垂直方向に貫通している。またシリンダヘッド15のピストン軸受19に当接する端面とシリンダ体20の内の部屋とを連通する縦流路孔15bが、第1摺動軸12aに対して平行となる方向に貫通している。一方、同じように、シリンダ14の底部には、シリンダ体20の外の部屋と第2大径穴H2の内周面とを連通する横流路孔14aが、第2摺動軸12bに対して垂直方向に貫通している。また底部のケーシング16に当接する底面とシリンダ体20の内の部屋とを連通する縦流路孔14bが、第2摺動軸12bに対して平行となる方向に貫通している。
概略円板状のピストン11は外周部にシールS5を有している。そして、このシールS5を介してシリンダ14に内接しており、シリンダ14の内周面に対して水密を保ちながら摺動可能とされている。そして、ピストン11は、シリンダ体20内部の部屋をさらに2つの部屋に分割している。一方、シリンダ体20は、ケーシング16の内部でピストン11のみによって支持され、他のいずれの部材からも支持されていない。そのため、シリンダ体20は、ピストン11が軸方向に移動するときピストン11に追従して動く。しかしながら、隙間C1の長さだけ移動するとケーシング16に当接するので、その後は、ピストン11のみが移動する。
操作装置の開閉動作に伴い摺動軸が軸方向に移動すると、ピストン11はシリンダ体20の内部を摺動する。そして、ピストン11は、作動流体Fをシリンダ体20の内と外との間で移動させる。このとき、第1摺動軸12aの外周面と第1大径穴H1の内周面との間の隙間、及び第2摺動軸12bの外周面と第2大径穴H2の内周面との間の隙間が、それぞれ作動流体Fの流路(軸回り流路)となる。そして、作動流体Fがこの軸回り流路を通過する際の流通抵抗が本実施の形態の制動力となり、ピストン11はこの制動力を受ける。第1摺動軸12aの外周面と第2摺動軸12bの外周面には、それぞれ段部12d及び段部12eが形成されている。上記制動力の大きさは、上記軸回り流路の流通断面積によって決まるが、段部12d及び段部12eは、径の大きさまたは軸方向の長さを変更することで軸回り流路の流通断面積を調整して制動力を適切なものとする。この軸回り流路を通過する作動流体Fは、は高圧状態にあり、通過完了後は徐々に低圧に変化し、シリンダ14及びシリンダヘッド15に設けられた横流路孔14a,15aを通ってシリンダ体20の内部からシリンダ体20の外部に移動して低圧状態に戻る。
次に動作について説明する。まず、閉路動作について説明する。開路状態を示す図2の状態から閉路動作が開始すると連結部12cが矢印U方向に引っ張られ、摺動軸12a,12b、ピストン11及びシールS5が一体となって移動を開始する。ピストン11は移動開始前、シリンダ14の底部と密着し、両部品間に隙間がない状態であるため、ピストン11の移動を妨げる抗力が発生しようとするが、シリンダ14は矢印D,U方向に移動できるようシリンダヘッド15との間に隙間C1を予め設けてあるため、ピストン11の移動開始直後、シリンダ14はピストン11に密着したまま図3に示すように一緒に移動する。この動作により、シリンダ14とケーシング16との間に隙間C2が生じる。そして、矢印F1に示すように、シリンダ14に設けられた縦流路孔14bから作動流体Fがピストン11とシリンダ14の密着部に流れ込むことで密着状態が解除され、抗力は発生せず、移動は滑らかに行われる。
次いで、図4に示すように、シリンダ体20の内部は、ピストン11によって、シリンダヘッド15側の部屋R1とシリンダ側の部屋R2の2つの部屋に分割され、部屋R1は徐々に小さくなり、部屋R2は徐々に大きくなる。そして、矢印F2に示されるように、部屋R1内の作動流体Fは、第1摺動軸12aと第1大径穴H1との間の流路を通ってシリンダヘッド15の低圧側に流れ、その後、シリンダヘッド15に設けられた横流路孔15aを通ってシリンダ体20とケーシング16との間に形成された低圧部へ排出される。制動力は、この動作の際の摺動軸12aと第1大径穴H1との間の流路を作動流体Fが通過する際の流通抵抗により得られる。また、この制動力に関しては、第1摺動軸12aの段部12dにより流路断面積を調整することができるため適切な制動力を得ることが可能となる。閉路動作は図5に示すようにピストン11がシリンダヘッド15に接触して停止することで完了し、この停止位置が閉路位置となる。
次に開路動作について説明する。閉路状態の図5において開路動作が開始すると連結部12cが矢印D方向に押され、摺動軸12a,12b、ピストン11及びシールS5が一体となって移動を開始する。ピストン11は移動開始前、シリンダヘッド15と密着し、両部品間に隙間がない状態であるため、ピストン11の移動を妨げる抗力が発生しようとするが、シリンダ14とケーシング16の間に隙間C2があるため、シリンダヘッド15はシリンダ14とともにD方向に移動できる。ピストン11の移動開始直後、シリンダヘッド15はピストン11に密着したままシリンダ14とともに図6に示すように一緒に移動する。この動作により、シリンダヘッド15とピストン軸受19との間に隙間C3が生じる。そして、矢印F3に示すように、シリンダヘッド15に設けられた縦流路孔15bから作動流体Fがピストン11とシリンダヘッド15の密着部に流れ込むことで密着状態が解除され、抗力は発生せず、移動は滑らかに行われる。
次いで、図7に示すように、シリンダ体20の内部は、ピストン11によってシリンダヘッド15側の部屋R1とシリンダ側の部屋R2の2つの部屋に分割され、部屋R2は徐々に小さくなり、部屋R1は徐々に大きくなる。そして、矢印F4に示されるように、部屋R2内の作動流体Fは、第2摺動軸12bと第2大径穴H2との間の流路を通ってシリンダ14の低圧側に流れ、その後、シリンダ14に設けられた横流路孔14aを通ってシリンダ体20とケーシング16との間に形成された低圧部へ排出される。制動力は、この動作の際の摺動軸12bと第2大径穴H2との間の流路を作動流体Fが通過する際の流通抵抗により得られる。また、この制動力に関しては、第2摺動軸12bの段部12eにより流路断面積を調整することができるため適切な制動力を得ることが可能となる。開路動作は図8に示すようにピストン11がシリンダ14に接触して停止することで完了し、この停止位置が開路位置となる。
この実施の形態の緩衝装置は、以上のように構成されているので、ピストン11に比べて径の小さい第1摺動軸12a、第2摺動軸12b(段部12d,12e含む)と、第1大径穴H1、第2大径穴H2との間に形成される隙間を、作動流体Fの流路(軸回り流路)にしている。つまり、従来、径の大きいピストン11の周囲に流路を形成していたのに対して、本実施の形態においては、径の小さい第1、第2摺動軸12a,12b回りに流路を形成している。そのため、径寸法のばらつきによる流路断面積の変動が小さくなり、径寸法の厳しい管理をすることなく緩衝装置間の制動力のばらつきを小さいものとすることができる。また、シリンダ体20は、ピストン11のみによって支持され、他の部材からは支持されていないので、自然に同軸となり、高度な寸法精度を必要とすることなく、ピストン11、シリンダ14及びシリンダヘッド15の同軸度が確保される。これにより、摺動軸12a,12bが大径穴H1,H2に対して偏心しないため、流路が偏らず、緩衝装置間の制動力のばらつきをさらに小さくすることができる。また、開閉路動作開始直後は、ピストン11とシリンダ14、或いはピストン11とシリンダヘッド15とが密着状態にあるが、シリンダ14及びシリンダヘッド15がピストン11とともに所定量移動できる構造として、さらにシリンダ14及びシリンダヘッド15に、縦流路孔14b及び縦流路孔15bを設けたことで、ピストン11に対する抗力の発生を抑制し、動作開始直後の滑らかな動作を可能にする。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2による開閉機器操作装置用の緩衝装置の縦断面図である。図9において、本実施の形態の緩衝装置10Aにおいては、シリンダヘッド15の内周面、つまり、シリンダヘッド15の第1大径穴H1に対向する面が、テーパ面15cとされている。テーパ面15cは、第1摺動軸12aの外周面と第1大径穴H1の内周面との間の隙間に形成される軸回り流路に対して、その流路断面積が徐々に大きく(小さく)なるように変化させる。また、本実施の形態の緩衝装置10Aにおいては、シリンダ14の底部の内周面、つまり、シリンダ14の第2大径穴H2に対向する面が、テーパ面14cとされている。テーパ面14cは、第2摺動軸12bの外周面と第2大径穴H2の内周面との間の隙間に形成される軸回り流路に対して、その流路断面積が徐々に大きく(小さく)なるように変化させる。その他の構成は実施の形態1と同様である。
閉路動作時、連結部12cがU方向に引っ張られ、摺動軸12a,12b、ピストン11及びシールS5が一体となってU方向に移動し、第1摺動軸12aの段部12dと第1大径穴H1で構成される軸回りの流路を作動流体Fが高圧状態で通過する。このとき、流路断面積はテーパ面15cにより徐々に大きくなるので作動流体Fは高圧状態から徐々に低圧状態に移行し、横流路孔15aを通って低圧部に排出される。一方、開路動作時、連結部12cがD方向に押され、摺動軸12a,12b、ピストン11及びシールS5が一体となってD方向に移動し、第2摺動軸12bの段部12eと第2大径穴H2で構成される軸回りの流路を作動流体Fが高圧状態で通過する。このとき、流路断面積はテーパ面14cにより徐々に大きくなるので作動流体Fは高圧状態から徐々に低圧状態に移行し、横流路孔14aを通って低圧部に排出される。その他の動作については実施の形態1と同じである。
この実施の形態の緩衝装置は、以上のように構成されているので、摺動軸12a,12bの段部12d,12eと、大径穴H1,H2とで構成される流路を作動流体Fが高圧状態で通過する際、流路断面積はテーパ面14c,15cにより徐々に大きくなるので、作動流体Fは高圧状態から急激に低圧状態に移行することがなく、高圧に圧縮された作動流体Fに溶け込んでいる空気が気泡となって現れることがないため、繰り返し動作した場合でも制動力は安定する。
以上のように、本発明にかかる開閉機器操作装置用の緩衝装置は、例えば変電所や開閉所に設置される電力用開閉機器において、電力用開閉機器の電路を開閉操作する操作装置の緩衝装置に適用されて有用なものである。
実施の形態1の開閉機器操作装置用の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の開路状態の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の閉路動作開始直後の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の閉路動作途中の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の閉路状態の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の開路動作開始直後の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の開路動作途中の緩衝装置の縦断面図である。 開閉機器の開路動作完了後の緩衝装置の縦断面図である。 実施の形態2の開閉機器操作装置用の緩衝装置の縦断面図である。
符号の説明
10,10A 緩衝装置
11 ピストン
12 摺動軸
12a 第1摺動軸
12b 第2摺動軸
12c 連結部
12d,12e 段部
14 シリンダ
14a,15a 横流路孔
14b,15b 縦流路孔
14c,15c テーパ面
15 シリンダヘッド
16 ケーシング(カバー)
19 ピストン軸受
20 シリンダ体
S1〜S5 シール
F 作動流体
H1,H2 大径穴
C1〜C3 隙間

Claims (7)

  1. 開閉機器の固定接触子と接離する可動接触子を駆動する開閉機器操作装置用の緩衝装置であって、
    内部に作動流体を満たすケーシングと、
    前記ケーシング内に収納され、内外に部屋を形成するシリンダ体と、
    前記シリンダ体を貫通するとともに前記シリンダ体との間に流路を形成し、前記可動接触子と連動する摺動軸と、
    前記摺動軸に固定されて前記シリンダ体内部に収納され、前記摺動軸の径より大きい外径を有し、該シリンダ体の内周面と水密を保ちながら摺動して前記作動流体を前記シリンダ体の内外間で移動させ、該作動流体が流路を通過する際の流通抵抗により制動力を受けるピストンと
    を備えたことを特徴とする開閉機器操作装置用の緩衝装置。
  2. 前記シリンダ体は、前記ピストンに摺動可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の開閉機器操作装置用の緩衝装置。
  3. 前記摺動軸は、径の大きさまたは軸方向の長さを変更することで前記流路の流通断面積を調整可能とする段部を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉機器操作装置用の緩衝装置。
  4. 前記シリンダ体は、円筒状のシリンダ部を有するシリンダと、前記シリンダ部の開口を密閉するシリンダヘッドとから構成され、前記シリンダヘッドは前記シリンダ部の開口に嵌合することにより支持されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の開閉機器操作装置用の緩衝装置。
  5. 前記シリンダは、前記シリンダ部を前記ピストンの外周部に水密に且つ摺動可能に接触させて前記ピストンから支持されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の開閉機器操作装置用の緩衝装置。
  6. 前記シリンダもしくは上記シリンダヘッドは、前記ピストンと同方向に摺動可能とされ、この摺動可能とされた前記シリンダもしくは上記シリンダヘッドには、上記ピストンの動作開始時に密着状態にある上記ピストンとの間に前記作動流体を流入することで密着状態を解除する貫通穴が空けられている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の開閉機器操作装置用の緩衝装置。
  7. 前記流路は、流路断面積を徐々に変化させるテーパ状の内壁を有している
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の開閉機器操作装置用の緩衝装置。
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