JPH07237738A - 仕分装置 - Google Patents

仕分装置

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Publication number
JPH07237738A
JPH07237738A JP3009594A JP3009594A JPH07237738A JP H07237738 A JPH07237738 A JP H07237738A JP 3009594 A JP3009594 A JP 3009594A JP 3009594 A JP3009594 A JP 3009594A JP H07237738 A JPH07237738 A JP H07237738A
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JP
Japan
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guide member
guide
wheel
cam plate
rotating body
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Pending
Application number
JP3009594A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hayakawa
政広 早川
Motoki Ina
基樹 伊奈
Tokio Niimi
時雄 新見
Mamoru Ariga
護 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切替ガイド部材と固定ガイド部材の進行方向
に沿う相対位置を正確に合わせ、駆動レバーのガイドホ
イールを円滑かつ確実に案内させる。 【構成】 支持体の進行方向(A)左右両側にそれぞれ
設けられたホイールガイド機構50,51において、切
替ガイド部材52は、エアシリンダ53によって進行方
向に沿う垂直面内で時計方向に揺動され、進行方向後端
部54がガイドホイールの移動経路から外れる位置と、
進行方向後端部54がガイドホイールの移動経路上で、
かつ、進行方向前端部55が固定ガイド部材56に連続
する位置との間で変位される。切替ガイド部材52が固
定ガイド部材56に連続する位置において、切替ガイド
部材52及び固定ガイド部材56はガイドホイールを案
内し、駆動レバー及び球面カムプレートを連動して揺動
させて筒状回転体を回転させる。筒状回転体の回転によ
り、トレイが傾斜されて物品が滑降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流過程において物品
を行き先毎あるいは種別毎に仕分ける際に用いて好適な
仕分装置に関し、詳しくは駆動レバーのガイドホイール
を円滑に案内させるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来仕分装置として、図12に示すよう
に、走行レール90に沿って図12中紙面に垂直な方向
に走行可能な支持体91に、所定の傾斜角を以て相対回
転可能に支持された筒状回転体92を、支持体91の走
行経路中における所定の仕分位置において、平面視にて
時計方向又は反時計方向に回転させることにより、筒状
回転体92に設けられたトレイ93を進行方向左右いず
れか一方の斜め前方に傾斜させ、トレイ93に載置され
た物品を滑降させて仕分けるものがある(特開平5─1
62846号公報参照)。
【0003】筒状回転体92の内面における支持体91
近傍には、図示しない連動ピンが固定されており、連動
ピンは、図示しない一対の球面カムプレートの各カム溝
(図示しない)に摺動可能に嵌挿される。各球面カムプ
レートは、支持体91に揺動可能に支持された一対の回
動軸(図示しない)とそれぞれ一体成形されており、進
行方向左右両側に設けられた駆動レバー94,95の基
端部(図12中上端部)を、それぞれ端部に固定され
る。各駆動レバー94,95の先端部(図12中下端
部)には、ガイドホイール96,97がそれぞれ回転自
在に支持されており、各ガイドホイール96,97は、
所定の仕分位置における進行方向左右側にそれぞれ設け
られたホイールガイド機構100,101に案内される
ことによって、駆動レバー94,95を基端部を中心と
して揺動させ、球面カムプレートを回動軸を介して連動
して揺動させる。
【0004】ホイールガイド機構100,101はそれ
ぞれ、所定の仕分位置に設けられた固定ガイド部材10
2と、固定ガイド部材102の進行方向後方側に、進行
方向と直交する方向(図12中左右方向)に沿って揺動
自在に設けられた切替ガイド部材103とから構成され
る。切替ガイド部材103は、進行方向と直交する方向
(図12中左右方向)に沿う垂直面内で、ロータリーソ
レノイド104によって揺動され、進行方向側方に転倒
状態で待避した位置(図12中実線で示す位置)から、
固定ガイド部材102に連続する位置(図12中想像線
で示す位置)まで変位される。切替ガイド部材103が
固定ガイド部材102に連続する位置にある状態におい
て、切替ガイド部材103及び固定ガイド部材102
は、ガイドホイール96,97を案内することによって
駆動レバー94,95を基端部を中心として進行方向後
方に揺動させ、球面カムプレートを回動軸を介して連動
して揺動させる。
【0005】このような仕分装置において、各ホイール
ガイド機構100,101の切替ガイド部材103が、
進行方向両側に転倒状態で待避した位置にある通常の状
態では、いずれのガイドホイール96,97もホイール
ガイド機構100,101に案内されることはなく、支
持体91の走行に伴って移動される。したがって、駆動
レバー94,95及び球面カムプレートが揺動されるこ
とはなく、筒状回転体92は回転せず、トレイ93を傾
斜させない。
【0006】次に、進行方向左側に滑降させる物品をト
レイ93に載置された支持体91が、所定の仕分位置に
接近した際、右側ホイールガイド機構101によって右
側ガイドホイール97が案内される。
【0007】すなわち右側ホイールガイド機構101に
おいて、切替ガイド部材103が、ロータリーソレノイ
ド104によって進行方向と直交する方向に沿う垂直面
内で揺動され、進行方向右側に転倒状態で待避した位置
から固定ガイド部材102に連続する位置に変位され
る。この状態では、右側ガイドホイール97が切替ガイ
ド部材103及び固定ガイド部材102に案内され、右
側駆動レバー95を基端部を中心として揺動させる。右
側駆動レバー95の揺動に伴って、右側球面カムプレー
トが回動軸を介して連動して揺動され、右側カム溝に沿
って連動ピンを摺動させる。これにより、筒状回転体9
2が平面視にて反時計方向に回転し、トレイ93を進行
方向左斜め前方に傾斜させて、載置された物品を所定の
仕分位置に滑降させる。
【0008】また、進行方向右側に滑降させる物品をト
レイ93に載置された支持体91が、所定の仕分位置に
接近した場合、左側ホイールガイド機構100によって
左側ガイドホイール96が案内され、物品は、上述と同
様の過程を経て所定の仕分位置に滑降される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来の
仕分装置では、ホイールガイド機構100,101にお
いて、切替ガイド部材103が進行方向と直交する方向
に沿う垂直面内で揺動されるため、切替ガイド部材10
3と固定ガイド部材102の進行方向に沿う相対位置を
正確に合わせることが困難であり、切替ガイド部材10
3と固定ガイド部材102の位置精度が低いため、切替
ガイド部材103に案内されたガイドホイール96,9
7が、固定ガイド部材102に衝突する等の問題を生じ
るおそれがあった。また、筒状回転体92を球面プレー
トに連動させる連動ピンが、筒状回転体92の内面に直
接固定されるため、メインテナンスが容易でないという
問題があった。
【0010】本発明は、切替ガイド部材と固定ガイド部
材の相対位置を正確に合わせることができ、これにより
駆動レバーのガイドホイールを円滑かつ確実に案内させ
ることができる仕分装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、走
行レール(10)に沿って走行可能な支持体(20)
と、支持体に所定の傾斜角を以て相対回転可能に支持さ
れ、物品の載置面(41)を有する回転体(40)と、
支持体に揺動可能に支持された球面カムプレート(2
6,27)と、回転体に設けられた連動ピン(44)
と、球面カムプレートに設けられ、連動ピンを摺動可能
に嵌挿されるとともに、球面カムプレートの揺動に伴っ
て連動ピンを摺動させ、連動ピンを介して回転体を球面
カムプレートに連動して回転させるカム溝(30,3
1)と、先端部にガイドホイール(34,35)を回転
自在に設けられ、基端部を中心とする揺動に伴って球面
カムプレートを連動して揺動させる駆動レバー(32,
33)と、支持体の走行経路中の所定の位置に設けら
れ、駆動レバーのガイドホイールを案内することによっ
て、駆動レバーを揺動させるホイールガイド手段(5
0,51)とを備え、ガイドホイールがホイールガイド
手段に案内された際、駆動レバーを介してガイドホイー
ルに連動して揺動される球面カムプレートが、カム溝に
嵌挿された連動ピンを介して回転体を所定の方向に回転
させ、回転に伴う載置面の傾斜によって物品を滑降させ
て仕分ける装置において、前記ホイールガイド手段(5
0,51)が、所定の位置に設けられた固定ガイド部材
(56)と、固定ガイド部材の進行方向後方側に、進行
方向に沿って揺動自在に設けられた切替ガイド部材(5
2)とからなり、前記切替ガイド部材は、揺動手段(5
3)によって進行方向に沿う垂直面内で揺動され、駆動
レバーのガイドホイールを固定ガイド部材に案内しない
位置と案内する位置とに変位されることを特徴とする仕
分装置により達成される。
【0012】回転体を球面カムプレートに連動させる連
動ピンは、レバー部材を介して回転体に固定されること
が好ましい。
【0013】
【作用】本発明に係る仕分装置においては、支持体が走
行経路中の所定の位置に接近すると、ホイールガイド手
段において、切替ガイド部材が、揺動手段によって進行
方向に沿う垂直面内で揺動され、駆動レバーのガイドホ
イールが固定ガイド部材に案内しない位置から案内する
位置に変位される。この状態で、切替ガイド部材及び固
定ガイド部材は、ガイドホイールを案内することによっ
て、駆動レバーを基端部を中心として揺動させる。駆動
レバーの揺動に伴って、球面カムプレートが連動して揺
動され、カム溝に沿って連動ピンを摺動させる。カム溝
に沿う連動ピンの摺動によって、回転体が支持体に対し
て相対回転して載置面を傾斜させ、物品を滑降させて仕
分ける。
【0014】本発明に係る仕分装置においては、連動ピ
ンが、レバー部材を介して回転体に固定されており、連
動ピンのメインテナンスに際して、連動ピンで取り外す
等の方法を採ることによって、良好なメインテナンス性
が確保される。
【0015】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施例である仕分装置を
示す図である。これらの図において、走行レール10
(図2)に沿って図1中右方(矢印A方向)に走行可能
な支持体20には、筒状回転体40が所定の傾斜角を以
て相対回転可能に支持されており、筒状回転体40を物
品毎の所定の仕分位置で回転させることにより、筒状回
転体40に設けられたトレイ41を傾斜させ、トレイ4
1に載置された物品を滑降させて仕分ける。
【0016】すなわち、進行方向右側(図2中右側)に
滑降させる物品をトレイ41に載置された支持体20
が、所定の仕分位置に接近すると、進行方向左側に設け
られたホイールガイド機構50(図7)が作動される。
左側ホイールガイド機構50は、支持体20の進行方向
左側のガイドホイール34(図2)を案内させることに
よって、駆動レバー32及び球面カムプレート26を介
して筒状回転体40を平面視にて時計方向に回転させ、
トレイ41を進行方向右斜め後方に傾斜させて物品を滑
降させる。また、進行方向左側に滑降させる物品をトレ
イ41に載置された支持体20が、所定の仕分位置に接
近すると、進行方向右側に設けられたホイールガイド機
構51(図7)が作動される。右側ホイールガイド機構
51は、支持体20の進行方向右側のガイドホイール3
5を案内させることによって、駆動レバー33及び球面
カムプレート27を介して筒状回転体40を平面視にて
反時計方向に回転させ、トレイ41を進行方向左斜め後
方に傾斜させて物品を滑降させる。
【0017】支持体20は、進行方向に沿って回動自在
な複数(本実施例では2個一組で二組計4個)の走行ロ
ーラ21,22を備えた台車23に支持されており、台
車23の走行ローラ21,22が走行レール10の走行
面11,12(図2)を転動することによって、走行レ
ール10に沿って走行可能である。すなわち図2に示す
ように、走行ローラ21はほぼ垂直な状態に配置されて
おり、走行レール10のほぼ水平な走行面11を転動さ
れる。走行ローラ22は、回動軸24が垂直な走行ロー
ラ21の回動軸25と直交するように、ほぼ水平に配置
されており、走行レール10のほぼ垂直な走行面12を
転動される。このような走行ローラ21,22の配置に
よって、筒状回転体40の回転等に起因する重量バラン
スの変動が生じた場合においても、支持体20の姿勢は
安定した状態に保たれ、支持体20の転倒等が防止され
る。
【0018】筒状回転体40は、図1に示すように、支
持体20にベアリング42を介して所定の傾斜角を以て
相対回転可能に支持されており、上部には物品の載置面
となるトレイ41が固定される。トレイ41は、筒状回
転体40の回転に伴ってスパイラル状に回転し、図中実
線で示す水平な状態から、進行方向左右いずれか一方の
斜め後方に傾斜された状態(進行方向右斜め後方に傾斜
された状態を、図中想像線で示す)まで変位される。筒
状回転体40には、レバー部材43を介して連動ピン4
4が固定される。すなわち連動ピン44は、図5及び図
6に示すレバー部材43の孔45に嵌合されており、レ
バー部材43は、周方向に沿って複数(本実施例では5
個)設けられた孔46に嵌挿されるボルト等(図示しな
い)によって、図1に示すように筒状回転体40の基端
部(図1中下端部)に固定される。これにより、連動ピ
ン44のメインテナンスに際して、レバー部材43ごと
取り外す等の方法を採ることによって、良好なメインテ
ナンス性を確保することができ、装置のランニングコス
トを低減させることができる。
【0019】球面カムプレート26,27は、図1及び
図3に示すように、支持体20に回動自在に支持された
一対の回動軸28,29にそれぞれ一体的に設けられて
おり、各球面カムプレート26,27には、図4に示す
ように、カム溝30,31がそれぞれ設けられる。各カ
ム溝30,31には、筒状回転体40(図1)の連動ピ
ン44が摺動可能に嵌挿される。いずれか一方の球面カ
ムプレート26,27が図1中時計方向に揺動されるこ
とによって、連動ピン44をいずれか一方のカム溝3
0,31に沿って摺動させ、連動ピン44を介して筒状
回転体40を平面視にて時計方向又は反時計方向に連動
して回転させる。すなわち進行方向左側の球面カムプレ
ート26が、図1中時計方向に想像線で示す状態まで揺
動された際、進行方向左側のカム溝30に沿って連動ピ
ン44が摺動され、筒状回転体40が平面視にて時計方
向に回転する。また進行方向右側の球面カムプレート2
7が、図1中時計方向に想像線示す状態まで揺動された
際、右側カム溝31に沿って連動ピン44が摺動され、
筒状回転体40が平面視にて反時計方向に回転する。
【0020】駆動レバー32,33は、図2に示すよう
に、支持体20の進行方向左右両側にそれぞれ設けられ
ており、左側駆動レバー32の基端部は、左側球面カム
プレート26と一体の進行方向左側の回動軸28の左端
部に固定され、かつ、右側駆動レバー33の基端部は、
右側球面カムプレート27と一体の進行方向右側の回動
軸29の右端部に固定される。各駆動レバー32,33
の先端部には、ガイドホイール34,35がそれぞれ回
転自在に支持される。進行方向左側のガイドホイール3
4は、左側ホイールガイド機構51(図7)に案内され
ることによって、左側駆動レバー32を基端部を中心と
して進行方向後方に揺動させ、左側回動軸28を介して
左側球面カムプレート26を図1中時計方向に連動して
揺動させる。また右側ガイドホイール35は、右側ホイ
ールガイド機構50(図7)に案内されることによっ
て、右側駆動レバー33を基端部を中心として進行方向
後方に揺動させ、右側回動軸29を介して右側球面カム
プレート27を図1中時計方向に連動して揺動させる。
【0021】各ホイールガイド機構50,51において
は、図7〜図9に示すように、滑降させる物品をトレイ
41(図1)に載置された支持体20(図1)が接近し
た際、切替ガイド部材52がエアシリンダ53によって
進行方向に沿う垂直面内で図7中時計方向に揺動され、
進行方向後端部54がガイドホイール34,35(図
1)の移動経路上で、かつ、進行方向前端部55が固定
ガイド部材56に連続する位置に変位される。この状態
で、切替ガイド部材52及び固定ガイド部材56は、ガ
イドホイール34,35(図1)を進行方向に向かって
斜め上方に案内することによって、駆動レバー32,3
3(図1)を基端部を中心として進行方向後方に揺動さ
せ、球面カムプレート26,27(図1)を図1中時計
方向に連動して揺動させる。
【0022】切替ガイド部材52は、倉庫床面等に立設
されたフレーム13における所定の仕分位置に、回動軸
57を中心として進行方向に沿って揺動自在に設けられ
る。切替ガイド部材52は、エアシリンダ53によって
進行方向に沿う垂直面内で揺動され、進行方向後端部5
4がガイドホイール34,35の移動経路上で、かつ、
進行方向前端部55が固定ガイド部材56に連続する位
置(図7中実線で示す)と、進行方向後端部54がガイ
ドホイール34,35の移動経路上から外れる位置(図
7中想像線で示す)との間で変位される。
【0023】エアシリンダ53のシリンダ本体58は、
フレーム13に固定されたブラケット14にピン15を
介して相対回転可能に支持されており、シリンダロッド
59先端部は、ナックル部材60及び連結部材61を介
して切替ガイド部材52に連結される。すなわちシリン
ダロッド59先端部に固定されたナックル部材60に
は、連結部材61の下端部がピン62を介して相対回転
可能に連結されており、連結部材61の上端部は、切替
ガイド部材52における回動軸57よりも進行方向後側
(図7中右側)に固定される。エアシリンダ53がシリ
ンダロッド59をシリンダ本体58内に収納させ、切替
ガイド部材52を図7中時計方向に揺動させた図7に示
す状態において、シリンダロッド59、ナックル部材6
0及び連結部材61は、切替ガイド部材52との間でな
す角度が約90度の同一直線上となる。
【0024】エアシリンダ53は、図示しないコンプレ
ッサ等から供給される圧縮空気によって、シリンダロッ
ド59を図7中右斜め上方に突出させた通常時、ナック
ル部材60及び連結部材61を介して、切替ガイド部材
52を押し上げた状態に保持する。回動軸57の図7中
右側を押し上げられた切替ガイド部材52は、回動軸5
7を中心として図7中反時計方向に揺動された水平位
置、すなわちガイドホイール34,35を固定ガイド部
材56に案内しない図7中想像線で示す位置に保持され
る。またエアシリンダ53は、滑降させる物品を載置さ
れた支持体20(図1)が接近した際、排気によってシ
リンダロッド59をシリンダ本体58内に収納させ、ナ
ックル部材60及び連結部材61を介して切替ガイド部
材52を引き下げる。回動軸57の図7中右側を引き下
げられた切替ガイド部材52は、回動軸57を中心とし
て図7中時計方向に揺動され、ガイドホイール34,3
5(図1)を固定ガイド部材56に案内する図7中実線
で示す位置に変位される。
【0025】固定ガイド部材56は、フレーム13にお
ける切替ガイド部材52の進行方向前方側に設けられて
おり、切替ガイド部材52に連続した状態で、切替ガイ
ド部材52とともにガイドホイール34,35(図1)
を進行方向に向かって斜め上方に案内し、駆動レバー3
2,33(図1)を基端部を中心として進行方向後方に
揺動させる。
【0026】本実施例の作用を説明する。図2を参照す
ると、筒状回転体40のトレイ41に物品を載置された
支持体20は、台車23の走行ローラ21,22を走行
レール10の各走行面11,12において転動させるこ
とによって、走行レール10に沿って走行する。
【0027】このとき各ホイールガイド機構50,51
においては、図1及び図7を参照すると、エアシリンダ
53が圧縮空気によってシリンダロッド59を突出させ
た状態にあり、ナックル部材60及び連結部材61を介
して、切替ガイド部材52を押し上げた状態に保持す
る。回動軸57の図7中右側を押し上げられた切替ガイ
ド部材52は、回動軸57を中心として図7中反時計方
向に揺動された図7中想像線で示す水平位置、すなわち
進行方向後端部54がガイドホイール34,35の非仕
分時の移動経路上から外れ、ガイドホイール34,35
を固定ガイド部材56に案内しない位置に保持される。
この状態において、ガイドホイール34,35はそれぞ
れ、切替ガイド部材52及び固定ガイド部材56に案内
されることなく支持体20の走行に伴って移動され、駆
動レバー32,33を揺動させない。これにより、駆動
レバー32,33に回動軸28,29を介して連動され
る球面カムプレート26,27は揺動されず、球面カム
プレート26,27に連動ピン44を介して連動される
筒状回転体40も回転しない。したがってトレイ41は
傾斜されず、物品はトレイ41に載置された状態で搬送
される。
【0028】次に、進行方向右側に滑降させる物品をト
レイ41に載置された支持体20が、所定の仕分位置に
接近した場合、左側ホイールガイド機構51によって左
側ガイドホイール34が案内される。
【0029】すなわち左側ホイールガイド機構51にお
いては、エアシリンダ53が、排気によってシリンダロ
ッド59をシリンダ本体58内に収納させ、ナックル部
材60及び連結部材61を介して切替ガイド部材52を
引き下げる。回動軸57の図7中右側を引き下げられた
切替ガイド部材52は、回動軸57を中心として図7中
時計方向に揺動され、左側ガイドホイール34を固定ガ
イド部材56に案内させる図7中実線で示す位置、すな
わち進行方向後端部54がガイドホイール34の移動経
路上で、かつ、進行方向前端部55が固定ガイド部材5
6に連続する位置に変位される。この状態において、左
側ガイドホイール34は、切替ガイド部材52及び固定
ガイド部材56によって進行方向に向かって斜め上方に
案内され、左側駆動レバー32を基端部を中心として進
行方向後方に揺動させるとともに、左側回動軸28を介
して左側球面カムプレート26を図1中時計方向に連動
して揺動させる。左側球面カムプレート26の揺動によ
って、連動ピン44が左側球面カムプレート26の左側
カム溝30に沿って摺動され、筒状回転体40を平面視
にて時計方向に回転させる。これによりトレイ41は、
進行方向右斜め後方に傾斜され、トレイ41に載置され
た物品は、進行方向右側の所定の仕分位置に滑降され
る。物品が滑降された後、進行方向後方に揺動された状
態にある左側駆動レバー32は、左側ガイドホイール3
4が所定の位置に設けられた復帰レール(図示しない)
に案内されることによって、進行方向前方に元の位置ま
で揺動され、左側回動軸28を介して左側球面カムプレ
ート26を元の位置まで図1中反時計方向に連動して揺
動させる。これにより、筒状回転体40が平面視にて反
時計方向に元の位置まで回転し、トレイ41を水平な状
態に戻す。
【0030】また、進行方向左側に滑降させる物品をト
レイ41に載置された支持体20が、所定の仕分位置に
接近した場合、右側ホイールガイド機構50によって右
側ガイドホイール35が案内され、物品は、上述と同様
の過程を経て進行方向左側の所定の仕分位置に滑降され
る。
【0031】図10及び図11は、本発明の第2実施例
である仕分装置のホイールガイド機構70,71を示す
図である。これらの図において、ほぼ水平に配置された
エアシリンダ82のシリンダ本体72は、フレーム13
に固定されたブラケット14に固定されており、シリン
ダロッド73先端部は、リンク機構74を介して切替ガ
イド部材52に連結される。すなわちリンク機構74に
おいて、上部及び下部リンク75,76は、ピン77を
介して相対回転可能に連結されており、上部リンク75
の上端部が切替ガイド部材52における回動軸57より
も進行方向前方側(図10中左側)に、ピン78を介し
て相対回転可能に連結されるとともに、下部リンク76
の下端部がフレーム13に固定された固定ピン79に相
対回転可能に連結される。下部リンク76の中央やや上
部には、シリンダロッド73先端部に固定されたナック
ル部材80が、ピン81を介して相対回転可能に連結さ
れる。
【0032】エアシリンダ82は、図示しないコンプレ
ッサ等から供給される圧縮空気によって、シリンダロッ
ド73を図10中右方に突出させた図10に示す通常
時、ナックル部材80を介して下部リンク76を固定ピ
ン79を中心として図10中時計方向に揺動させた図1
0中実線で示す状態に保持する。このとき上部リンク7
5は、下部リンク76と同一直線上となる位置に保持さ
れ、切替ガイド部材52を押し上げた状態に保持する。
回動軸57の図10中右側を押し上げられた切替ガイド
部材52は、回動軸57を中心として図10中反時計方
向に揺動された図10に示す位置、すなわち進行方向後
端部54がガイドホイール34,35(図1)の非仕分
時の移動経路上から外れ、ガイドホイール34,35
(図1)を固定ガイド部材56(図7)に案内しない位
置に保持される。
【0033】またエアシリンダ82は、滑降させる物品
をトレイ41(図1)に載置された支持体20(図1)
が接近した際、排気によってシリンダロッド73をシリ
ンダ本体72内に収納させ、ナックル部材80を介して
下部リンク76を固定ピン79を中心として図10中反
時計方向に揺動させる。このとき上部リンク75は、ピ
ン77を介して相対回転しつつ、下部リンク76ととも
にくの字を形成するような所定の角度をなす図10中想
像線で示す位置に変位され、切替ガイド部材52を引き
下げる。回動軸57の図10中右側を引き下げられた切
替ガイド部材52は、回動軸57を中心として図10中
時計方向に揺動され、ガイドホイール34,35を固定
ガイド部材56に案内する位置、すなわち進行方向後端
部54がガイドホイール34,35(図1)の移動経路
上で、かつ、進行方向前端部55が固定ガイド部材56
(図7)に連続する位置に変位される。
【0034】以上のように上記各実施例によれば、各ホ
イールガイド機構50,51,70,71の切替ガイド
部材52が、フレーム13に進行方向に沿って揺動自在
に支持されており、エアシリンダ53,82によって進
行方向に沿う垂直面内で揺動されるので、切替ガイド部
材52と固定ガイド部材56の進行方向に沿う相対位置
を正確かつ迅速に合わせることができ、これにより各ガ
イドホイール34,35を切替ガイド部材52から固定
ガイド部材56に円滑かつ確実に案内させることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホイール
ガイド手段の切替ガイド部材が、支持体の進行方向に沿
って揺動自在に設けられており、揺動手段によって進行
方向に沿う垂直面内で揺動され、駆動レバーのガイドホ
イールを固定ガイド部材に案内しない位置から案内する
位置まで変位されるので、切替ガイド部材と固定ガイド
部材の相対位置を正確かつ迅速に合わせることができ、
これにより駆動レバーのガイドホイールを円滑かつ確実
に案内させることができる。本発明によれば、球面カム
プレートのカム溝に嵌挿される連動ピンが、レバー部材
を介して回転体に固定されるので、連動ピンのメインテ
ナンス性が極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である仕分装置を示す側面
図である。
【図2】図1の仕分装置の進行方向後方からみた図であ
る。
【図3】図1の仕分装置の球面カムプレートを示す平面
図である。
【図4】図3の球面カムプレートの左側面図である。
【図5】図1の仕分装置の連動ピンを筒状回転体に固定
するレバー部材を示す図である。
【図6】図5のレバー部材の右側面図である。
【図7】図1の仕分装置のホイールガイド機構を示す図
である。
【図8】図7のホイールガイド機構の右側面図である。
【図9】図7のホイールガイド機構の平面図である。
【図10】本発明の第2実施例である仕分装置のホイー
ルガイド機構を示す図である。
【図11】図10のホイールガイド機構の右側面図であ
る。
【図12】従来の仕分装置を進行方向後方からみた図で
ある。
【符号の説明】
10 走行レール 20 支持体 26,27 球面カムプレート 30,31 カム溝 32,33 駆動レバー 34,35 ガイドホイール 40 回転体(筒状回転体) 41 物品の載置面(トレイ) 43 レバー部材 44 連動ピン 50,51 ホイールガイド手段(ホイールガイド機
構) 52 切替ガイド部材 53 揺動手段(エアシリンダ) 56 固定ガイド部材
フロントページの続き (72)発明者 有賀 護 東京都江東区東砂8丁目19番20号 トーヨ ーカネツ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レール(10)に沿って走行可能な
    支持体(20)と、 支持体に所定の傾斜角を以て相対回転可能に支持され、
    物品の載置面(41)を有する回転体(40)と、 支持体に揺動可能に支持された球面カムプレート(2
    6,27)と、 回転体に設けられた連動ピン(44)と、 球面カムプレートに設けられ、連動ピンを摺動可能に嵌
    挿されるとともに、球面カムプレートの揺動に伴って連
    動ピンを摺動させ、連動ピンを介して回転体を球面カム
    プレートに連動して回転させるカム溝(30,31)
    と、 先端部にガイドホイール(34,35)を回転自在に設
    けられ、基端部を中心とする揺動に伴って球面カムプレ
    ートを連動して揺動させる駆動レバー(32,33)
    と、 支持体の走行経路中の所定の位置に設けられ、駆動レバ
    ーのガイドホイールを案内することによって、駆動レバ
    ーを揺動させるホイールガイド手段(50,51)とを
    備え、 ガイドホイールがホイールガイド手段に案内された際、
    駆動レバーを介してガイドホイールに連動して揺動され
    る球面カムプレートが、カム溝に嵌挿された連動ピンを
    介して回転体を所定の方向に回転させ、回転に伴う載置
    面の傾斜によって物品を滑降させて仕分ける装置におい
    て、 前記ホイールガイド手段(50,51)が、所定の位置
    に設けられた固定ガイド部材(56)と、固定ガイド部
    材の進行方向後方側に、進行方向に沿って揺動自在に設
    けられた切替ガイド部材(52)とからなり、 前記切替ガイド部材は、揺動手段(53)によって進行
    方向に沿う垂直面内で揺動され、駆動レバーのガイドホ
    イールを固定ガイド部材に案内しない位置と案内する位
    置とに変位されることを特徴とする仕分装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体(40)を球面カムプレート
    (26,27)に連動させる連動ピン(44)が、レバ
    ー部材(43)を介して回転体に固定されることを特徴
    とする請求項1記載の仕分装置。
JP3009594A 1994-02-28 1994-02-28 仕分装置 Pending JPH07237738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028579A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Yokozaki Co Ltd 選別コンベア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028579A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Yokozaki Co Ltd 選別コンベア

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Effective date: 19990310